JP3517620B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
いは静電記録方式を採用した画像形成装置に関するもの
である。
画像形成装置が提案または実施されてきている。たとえ
ば、感光ドラム上に形成されたトナー像を転写ドラムま
たは転写ベルトに担持搬送される転写材に順次重ねて転
写する方式のものがある。以下、この方式を用いた画像
形成装置について説明する。
成プロセスを簡単に説明すると、まず、感光ドラムが回
転し、その表面を帯電器によって一様に帯電する。つぎ
に原稿の1色目、たとえばマゼンタの画像信号によって
変調したレーザー光を感光ドラムに照射し、感光ドラム
上にマゼンタの静電潜像を形成する。その静電潜像をマ
ゼンタ現像器によって現像して、感光ドラム上に1色目
のマゼンタトナー像を形成する。
材は、レジストローラ等によって転写ドラムへ搬送され
る。この転写材の搬送と同時に、吸着ローラを転写ドラ
ムの表面に押し付け、裏面側から吸着帯電器により吸着
帯電して、転写材を転写ドラム上に静電的に吸着する。
この転写ドラムは、感光ドラムと同期して回転してお
り、転写帯電器により感光ドラム上に形成されたマゼン
タトナー像が、転写ドラムに担持された転写材に転写さ
れる。転写ドラムはそのまま回転を続けて、つぎの2色
目のシアントナー像の転写に備える。
ナー像を形成し、そのシアントナー像を転写ドラムに担
持された転写材にマゼンタトナー像の上から重ね合わせ
て転写する。同様な工程を3色目、4色目のイエローお
よびブラックについて繰り返し、転写材上にマゼンタ、
シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像を重ね合
わせたフルカラー画像を得る。
ドラムから分離され、定着器へ搬送される。定着器は、
トナー像と転写材とを定着ローラと加圧ローラにより加
熱および加圧して、各色のトナー像の混色および転写材
への定着を行い、フルカラーのプリント画像が形成さ
れ、転写材は画像形成装置の機外に排出される。
たような方式を用いた画像形成装置においては、転写材
へのトナー像転写を繰り返すために、既に転写材に転写
されているトナー像が次色のトナー像の転写工程時に、
感光ドラム上へオフセットしてしまう、再転写と呼ばれ
る現象が起こることがあった。
ず転写材上にはマゼンタのべた画像を転写し、つづいて
その上にシアンのべた画像を多重転写し、それ以降の転
写工程、たとえばイエロー、ブラックの転写工程時に
は、感光ドラム上の対応する位置には転写すべきトナー
は存在しないという状態になる。この状態で、転写材表
面のトナー像が感光ドラム表面に近接あるいは接触する
と、転写材上のトナー像、この場合は主にシアントナー
像であるが、そのシアントナー像からトナーの一部が感
光ドラム上に再転写されてしまうという現象が生じる。
こうなると、シアントナーが再転写した部分で、シアン
トナー像の濃度が低下し、シアントナー像の下の層のマ
ゼンタトナー像のマゼンタ色が現れ、画質の著しい劣化
を招いてしまう。
ーの帯電量が変化したり、転写材の単位面積あたりに保
持可能な電荷量が、転写材の種類や温湿度の変化にとも
ない変化したりすると顕著であった。特に近年、高画質
化のためにトナーの粒径が小さくなることにより、トナ
ー粒子1個当たりの帯電量が小さくなるものの、トナー
像の総電荷量が大きくなる傾向にあり、それにともな
い、ベタ画像を転写するのに要する転写電流もしくは転
写電圧は大きくなってきている。この転写電流、転写電
圧の上昇も、上記の再転写現象に悪影響を及ぼす。
た多重転写を実現し、点状の転写抜け等のない高品質な
画像を得ることを可能とした画像形成装置を提供するこ
とである。
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の第
1の態様によると、トナー像を担持する像担持体と;ト
ナーの正規の帯電極性とは逆極性の電荷を付与すること
で前記像担持体上のトナー像を転写材に静電的に転写す
る転写手段と;転写材にトナー像を転写する前に、トナ
ー像が転写される転写材の面をトナーの正規の帯電極性
とは逆極性に予め帯電する帯電手段と;該帯電手段に印
加する電圧を制御する制御手段と;を有する画像形成装
置において、前記制御手段は、前記転写手段により転写
材へ付与される単位面積あたりの電荷量が、転写材の保
持可能な単位面積あたりの最大電荷量を超えた分の電荷
量を補うように、前記帯電手段に印加する電圧を制御す
ることを特徴とする画像形成装置が提供される。
担持する像担持体と、トナーの正規の帯電極性とは逆極
性の電荷を付与することで前記像担持体上のトナー像を
転写材に静電的に転写する転写手段と;転写材にトナー
像を転写する前に、トナー像が転写される転写材の面を
トナーの正規の帯電極性とは逆極性に予め帯電する帯電
手段と;該帯電手段から転写材に付与される電荷量を制
御する制御手段と;を有する画像形成装置において、前
記制御手段は、前記転写手段により転写材へ付与される
単位面積あたりの電荷量が、転写材の保持可能な単位面
積あたりの最大電荷量を超えた分の電荷量を補うよう
に、前記帯電手段によって付与される電荷量を制御する
ことを特徴とする画像形成装置が提供される。
形成装置は、前記転写材を担持する転写材担持体を有
し、前記転写手段は、定電流制御された転写電流が印加
され、前記像担持体上のトナー像を前記転写材担持体に
担持された転写材に静電的に転写するよう構成され、前
記制御手段は、転写材への転写時に前記転写電流が印加
された時に検知された転写電圧と、転写材が担持されて
いない時に前記転写電流が印加された時に検知された電
圧と、の差の値をもとに、前記超えた分の電荷量を求め
る。又、上記各本発明の他の実施態様によると、画像形
成装置は、前記転写材を担持する転写材担持体を有し、
前記転写手段は、定電圧制御された転写電圧が印加さ
れ、前記像担持体上のトナー像を前記転写材担持体に担
持された転写材に静電的に転写するよう構成され、前記
制御手段は、転写材への転写時に前記転写電圧が印加さ
れた時に検知された転写電流と、転写材が担持されてい
ない時に前記転写電圧が印加された時に検知された電流
と、の差の値に応じて、前記超えた分の電荷量を求め
る。一実施態様では、前記像担持体から前記転写材担持
体に担持された転写材に複数色のトナー像が静電的に順
次転写される。
帯電手段は、トナー像が転写される転写材の面をトナー
の正規の帯電極性とは逆極性に帯電する第1の帯電部材
と、前記第1の帯電部材と対向して設けられ、トナー像
が転写される転写材の面とは反対側をトナーの正規の帯
電極性と同極性に帯電する第2の帯電部材とを備える。
又、一実施態様では、転写材を帯電するとき、前記第2
の帯電部材はトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧が
印加され、前記第1の帯電部材は転写材に接触し、かつ
電気的に接地される。
転写手段は前記転写材担持体の転写材を担持する側とは
反対側に設けられ、前記像担持体から前記転写材担持体
に担持された転写材にトナー像を転写するとき、前記転
写手段にはトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧が
印加される。前記像担持体から前記転写材担持体に担持
された転写材にトナー像を転写する前に、前記帯電手段
は転写材を前記転写材担持体に静電的に吸着する。
に則して更に詳しく説明する。
成図である。本画像形成装置はカラー複写機を示す。
体として感光ドラム1が配置され、その感光ドラム1の
周りには一次帯電器2、光源装置(図示せず)、この光
源装置からの光Lを走査するポリゴンミラー(図示せ
ず)、および感光ドラム1の表面電位を検知する電位セ
ンサー(図示せず)が配置されている。
光が発せられ、その光をポリゴンミラーを回転させるこ
とによって走査し、その走査光の光束を反射ミラーによ
って偏向し、fθレンズを介して感光ドラム1の母線上
に集光して、感光ドラム1上に画像信号に応じた各色成
分の静電潜像が順次形成される。
なわちマゼンタ現像器3a、シアン現像器3b、イエロ
ー現像器3cおよびブラック現像器3dが設置され、そ
れぞれ、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック色の現
像剤が供給装置によって所定量充填されている。上記現
像器3は、感光ドラム1の外周面と対向する位置に着脱
され、感光ドラム1上に形成された静電潜像の現像を行
う。
体である転写ドラム8が設置されている。この転写ドラ
ム8には、装置本体の下部に設置された転写材カセット
60から転写材Pが、レジストローラ13等を介して搬
送される。転写ドラム8は、ポリエチレンテレフタレー
トやポリフッ化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリウ
レタン樹脂フィルムを、2つのリングを連結部材で連結
した枠体に合わせて接合して、ドラム状に形成したもの
である。
色の画像形成を例にとって簡単に説明すると、まず、感
光ドラム1が回転し、その表面を帯電器2によって一様
に帯電する。つぎに図示しない原稿の1色目、たとえば
マゼンタの画像信号によって変調したレーザ光を感光ド
ラム1に照射し、感光ドラム1上にマゼンタの静電潜像
を形成する。その潜像を予め現像位置に定置したマゼン
タ現像器3aによって現像して、感光ドラム1上に1色
目のマゼンタトナー像を形成する。
ジストローラ13等によって転写ドラム8に沿う方向に
押し出される。この転写材Pの押し出しと同時に、接触
式の吸着帯電手段12の吸着ローラ18を転写ドラム8
の表面に押し付け、裏面側から吸着帯電手段12の吸着
電源(定電流電源)が接続された吸着帯電器(ブラシ)
19により吸着帯電して、転写材Pを転写ドラム8上に
静電的に担持する。この転写ドラム8は、感光ドラム1
と同期して図中矢印方向に回転しており、接触式の転写
帯電手段4により感光ドラム1上に形成されたマゼンタ
トナー像が、転写材Pに転写される。転写ドラム8はそ
のまま回転を続けて、つぎの2色目のシアントナー像の
転写に備える。
リーニング部材5により感光ドラム1上の転写残りのト
ナーをクリーニングした後、同様に、帯電器2による帯
電、レーザー光の照射以下を行って、感光ドラム1上に
つぎの2色目のシアントナー像を形成し、そのシアント
ナー像を転写材P上にマゼンタトナー像の上から重ね合
わせて転写する。同様な画像形成工程を3色目、4色目
のイエローおよびブラックについても行って、転写材P
上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のト
ナー像を重ね合わせて転写したカラー画像を得る。
分離爪の作用によって転写ドラム8から剥離して、搬送
ベルト等によって定着器7に送る。
72と、それらの耐熱性クリーニング部材73、74
と、定着ローラ71、加圧ローラ72内に収納された加
熱ヒータ75、76と、ジメチルシリコーンオイルなど
の離型剤オイルを定着ローラ71に塗布する塗布ローラ
77と、その離型剤オイルを供給するオイル溜め78
と、定着温度制御用のサーミスタ79とから構成されて
いる。定着器7は、搬送された転写材Pを定着ローラ7
1と加圧ローラ72により加熱および加圧して、各色の
トナー像の混色および転写材Pへの固定を行い、フルカ
ラーのプリント画像に形成する。
器14および15によって除電して、静電吸着力を取り
除いた後、回転するファーブラシ16によって掻き落と
す。残留トナーの除去手段としては、他にブレードまた
は不織布が単独または併用して用いられる。
置では、転写材P上にトナー像を重ね合わせて転写を繰
り返す多重転写によりカラー画像を形成するために、既
に転写されているトナー像がつぎの転写行程時に、感光
ドラム1上へ再び転写されてしまう、再転写と呼ばれる
現象を起こすことがあり、表面のトナー層の再転写によ
り濃度が低した部分の下に位置するトナー層の色が現れ
て、画質の著しい劣化を招く。
よび検討を重ねたところ、以下に述べるようなメカニズ
ムで発生することが解明できた。
写材(紙)は、保管時の温湿度によってその状態を著し
く変化させる。本発明者の検討により、包装開封直後の
紙と、開封後低湿環境(たとえば23℃、5%RH)で
調湿され、水分が著しく減少した紙との電気的な特性に
大きな違いがあることが明らかとなった。すなわち紙
は、その含有する水分量が減少すると、表裏面に保持で
きる電荷量に限界があることが分かった。
荷密度と転写材表面の電位との相関図である。図2にお
いて、グラフCは転写材としてOHT(PETシート
製、厚さ100μm)を用いたときの結果で、OHTで
は、供給された電荷量に対して直線的に表面電位が上が
っており、理想的なコンデンサーとしての役割を果たし
ている。またグラフDは開封直後の紙を用いたときの結
果であり、これも、供給された電荷量に対して傾斜は低
いが、表面電位がCのときと同様、直線的に上がってお
り、理想的である。
紙(坪量128g/m2、厚さ120μm)を、低湿環
境での調湿を模擬するために一度定着器を通して用いた
ときの結果、グラフBは、キヤノン製CLC用両面厚口
用紙(坪量105g/m2、厚さ100μm)を同様に
一度定着器を通して用いたときの結果である。これを見
ると、グラフAの紙は450μC/m2近辺から、グラ
フBの紙は500μC/m2近辺から、それぞれ直線性
を失っており、開封直後の上記NPI上質紙(グラフ
D)あるいはOHT(グラフC)では見られない傾向で
ある。
が減少すると、ある値以上の電荷を紙の表面に供給した
ときに、紙中の繊維と繊維との微小な空隙で放電が起こ
って、紙の表裏面の電荷が相殺されるため、それ以上い
くら電荷を供給しても紙の表裏面に電荷を蓄積できず、
表面電位が上がらないのであると思われる。
な低湿環境で調湿された紙に画像形成すると、転写工程
を経るうちにある程度以上電荷を供給したときに、紙の
保持電荷量が限界に達して、紙中放電が始まり、紙がト
ナーに対する保持力を急激に失い、像が点状に転写抜け
してしまう画像不良が発生する。
H)で調湿された紙が保持できる最大電荷量は、約50
0μC/m2である。
あたりのトナーの最大乗り量を1色あたり1mg/cm
2、トナー単位重量あたりの電荷量を30μC/gとす
ると、転写工程が1回終了する度に、300μC/m2
のトナー電荷が紙上に付与される。これから、図2のグ
ラフA、Bで示した紙に対して何色分のトナーが転写可
能であるかというと、 300×χ≦500 ∴χ≦1.67 であり、最大でも約1.67色分しか転写できないこと
が分かる。
ン、マゼンタ、イエローの3色を使用したブラック
(黒)の再現が困難であること、トナー量を節約したい
こと等の理由からUCR(Under Color R
emoval)を採用している。UCRは、具体的に
は、シアン、マゼンタ、イエローの共通部分(黒成分)
をブラックで置き換え、シアン、マゼンタ、イエローか
らその分を差し引くというものである。UCRにより黒
再現性の向上はもちろん、トナー量を大幅に節約するこ
とができる。
前後のトナー量で画像形成が行われる。本実施例でもU
CRを採用しており、最大転写トナーの総量を2色分と
している。しかし、それでも上記の1.67色分を上回
っており、含有水分量の顕著に低い紙に転写を行うと、
前述の点状の転写不良が発生してしまう。つまり、4色
の転写を正常に行うには、最大保持電荷量が少なくとも
300×2=600μC/m2を超えている必要があ
り、含有水分量の顕著に低い紙に転写を行うと、点状の
転写不良が発生する。
有水分量が減少した転写材、たとえば低湿環境で調湿さ
れた紙、あるいは一度定着器を通った紙に転写する場
合、これらの転写材に転写前に予め転写と逆極性の帯電
を施し、転写材の最大保持電荷量を相対的に増加させて
おけば、上記の点状転写不良の発生を防止でき、良好な
画像を得ることができることが分かった。
たりの電荷量は、環境と転写材の種類によって決まるこ
とがわかる。図3に、転写材A、B(図2のグラフA、
Bの転写材)について、その含有水分量と保持可能な単
位面積あたりの電荷量(面電荷密度)との関係を示し
た。
と、以下のように説明することができる。
で付着した現像トナーの帯電量を測定すると、上記の低
湿環境下では−30μC/gであり、かつベタ画像の単
位面積あたりのトナー乗り量は単色で1.0mg/cm
2である。したがって、単位面積あたりのトナーの総電
荷量は−300μC/m2となる。実際は、単色画像で
なく、4色のトナーを多重転写し、フルカラー画像を形
成することが多いわけであるが、その場合は転写材上の
単位面積あたりのトナーの最大乗り量はさらに大きくな
る。この場合、転写材上のトナーの乗り量は、たとえば
定着条件などに決定される場合が多い。
きる単位面積あたりのトナーの乗り量を、単色の最大乗
り量の2.0倍までの乗り量として、この乗り量でフル
カラー画像を形成するようにしている。したがって、単
位面積あたりの最大トナー乗り量は2.0mg/cm2
とする構成をとっているので、最大で−600μC/m
2の総電荷量を有するトナーが転写材上に画像を形成す
ることになる。
上に保持できる単位面積あたりの最大電荷量よりも転写
材上のトナーの最大乗り量に相当する電荷量の方が上回
ってしまい、転写材は電荷を有する全てのトナーを保持
不可能になり、転写材上のトナーは、転写ニップにおい
て転写材から感光ドラム上に転写する再転写を引き起こ
すことになる。
以下のようである。感光ドラム上に付着した現像トナー
の単位面積あたりのトナーの最大電荷量をQt=Qt
(k)(C/m2)、トナーの乗り量をM(kg/
m2)、転写材表面の保持できる単位面積あたりの電荷
量をQp=Qp(s,k)(C/m2)とすると、 Qp(s,k)/Qt(k)≧M (ただし、k:環境因子で、温度、湿度、絶対水分量な
ど。 s:転写材の種類)を満たすようなトナー乗り量
Mを超えた量で、転写材上に転写されたトナー像は、転
写材に保持されなくなって再転写を発生する。したがっ
て、転写材の最大保持電荷密度によっては、単位面積あ
たりのトナーの最大乗り量を下げなければならない。す
なわち濃度低下を余儀なくされる。
て吸着工程で転写材に予め、転写工程で転写材裏面に供
給する電荷とは逆極性の電荷を供給しておき、見かけ上
の転写材表面上に保持できる単位面積あたりの最大電荷
量を増加させるようにした。
表面は、トナーの正規の帯電極性とは逆極性に吸着工程
で帯電される。この吸着工程では、吸着ブラシ19に
は、トナーの正規の帯電極性と同極性の電圧が吸着電源
より印加され、吸着ローラ18は転写材を転写ドラム8
に押し付けるとともに、電気的に接地される構成となっ
ている。
らず、転写材の表面をトナーの正規の帯電極性と逆極性
に帯電する構成であればよい。
トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧が印加され
る。
あたりの電荷密度をQa(s,k)(C/m2)(Qa
はQpと同符号)とすると、 {Qp(s,k)+Qa(s,k)}/Qt(k)≧M を満たすトナーの乗り量まで転写可能であり、実質上ト
ナーの乗り量を下げることなく、問題点を解決すること
ができる。
(s,k)(C/m2)であるから、 |Qa(s,k)≦|Qp(s,k)| を満たすQaまでしか供給できないことになる。したが
って、|Qa(s,k)|の最大値は、 |Qa(s,k)=|Qp(s,k)|(ただし、Qa
とQpは同極性) のときであり、 M≦2Qp/Qt となるので、従来のトナーの最大乗り量の2倍の乗り量
でも、再転写という問題は発生しないことになる。
明する。
る。環境については、相対湿度あるいは相対湿度および
温度を検知する温湿度センサー(図示せず)61をたと
えば給紙カセット60の近くに設置して、そのセンサー
による自動検知設定方式でもよいし、コピー使用者自ら
が入力してもよい。同様に、転写材の種類についても自
動検知設定方式を採用してもよいし、コピー者自らが入
力しても構わない。これらを併用してもよい。なお、温
湿度センサー61の設置位置は他の場所でもかまわな
い。
制御手段(CPU)により、それらに対するQtおよび
Qpが決められる。したがってQaも決定される。Qa
は、本実施例では、転写ドラム8の転写シートに転写材
を吸着させる吸着工程で供給されるので、吸着電流値
(吸着電源が定電圧電源の場合、吸着ブラシに印加され
る吸着電圧)が決められる。ただし、吸着力と吸着電流
値には相関があり、十分な吸着力を確保するための電流
値が決められる。
る。
Qp(s,k)=−1500×10 -6C/m2であるの
で、Qa(s,k)=−500×10-6C/m2、また
Qt(k)=−30×10-3C/kg、M=20kg/
m2であるので、 {Qp(s,k)+Qa(s,k)}/Qt(k)≧M の関係を十分満足している。
前に、転写時に転写材に付与される電荷の極性と逆極性
の電荷を転写材に付与する手段として、転写ドラム8の
転写シート上に転写材を吸着させる吸着帯電手段12を
採用した。この場合、転写時に転写材と転写シート間の
吸着のための電荷が失われ、転写材が転写シートから剥
がれることが懸念される。そこで、本実施例では、つぎ
のような措置を採って懸念事項を回避した。
り転写材に転写電荷を供給するときに、転写材先端が転
写ニップに侵入するより前には供給することはせず、転
写材が転写ニップ侵入後に転写電荷を供給し始め、転写
材先端の非画像領域内で所望の転写供給電荷密度に達す
るようにする。また転写材後端についても、転写材後端
の画像域が転写ニップを通過後、直ちに転写供給電荷密
度を下げる。
れた転写材と転写シート間の吸着電荷は、転写材の先端
部と後端部において画像形成中維持され、転写材が転写
シートから分離手段によって分離されるまで維持され
る。つまり、上記の転写シートからの転写材の剥がれの
懸念が回避される。
転写材の種類によって変えるとより効果的である。たと
えば転写材Aと転写材Bでは、最大保持電荷量密度が異
なるため、第1色目の転写工程前に吸着部で供給される
最大電荷密度も異なるからである。転写材Aの場合は、
転写材Bの場合と異なり、転写材の最大保持電荷量が小
さいため、逆極性により保持できる電荷量密度は小さ
い。この最大電荷量密度よりも多くの電荷量を転写材に
供給しようとすると、吸着工程で異常放電が起こり、画
像不良の原因となる。したがって、本実施例では、転写
材Aの場合は、転写材Bの吸着電流値−30μAよりも
小さい−27μAの吸着電流で吸着させるようにした。
を超える種類の転写材については、転写材搬送性の安定
化のために吸着を二度行う工程を持っている。
源が接続された吸着ブラシ19と接地された吸着ローラ
18の間に突入し、吸着帯電手段12が、転写ドラム8
の転写シートを介して転写時とは逆極性(逆方向)の電
流を流すことによって、転写材を転写時と逆極性に帯電
するとともに、転写材を転写シートに静電的に吸着させ
る。しかしながら、この一度の吸着工程では、4色の多
重転写を繰り返す過程で、転写材の種類によっては転写
材の腰の強さなどが原因で、転写シートからたとえば転
写材の先端や後端が浮き、転写ドラムの外側に配設され
た各部材に接触して画像不良を起こしたり、転写材が転
写シートから剥がれるなどの不都合を生じることがあ
る。
第2の吸着帯電手段として利用して、吸着帯電手段12
による転写材の転写シートへの吸着後、転写ドラム8を
転写工程なしに1周空回転して、転写部で転写帯電手段
4に吸着時と同極性の電流(転写時の転写電流とは逆極
性(逆方向)の電流)を印加し、転写材を転写シートへ
再度吸着して、吸着力を高めることを行った。
は、正・負の2極の電流を供給する性能を有する必要が
ある。したがって、電源のコストが上昇するので、コス
トアップをなくすために、吸着手段12により2度目の
吸着工程を行うことで、転写帯電手段4による吸着と同
極の帯電は行わなくてもよい。
いて図4を用いて説明する。コピー動作を開始し、転写
材Pが吸着部により転写ドラム8に吸着され、転写材P
の全体が転写ドラム8に吸着し終わった状態で、コピー
動作を停止する。転写材PのサイズはA4、A3のどち
らでも構わないが、スラスト方向(転写ドラム8の長手
方向)の長さは297mmとする。転写材Pの先端から
70mmまでを転写ドラム8に吸着させたままにして、
残りの部分を転写ドラム8から剥がし、転写材Pの剥が
した部分の末端部にフォースゲージ(SHIMPO製 Hand-H
eld DIGITALFORCE GAUGE)Fの先端をテープで止め
る。そして、この先端から70mmを残して転写ドラム
8に吸着させてある転写材PをゲージFで転写ドラム8
の接線方向Aに引っ張り、転写材Pが転写ドラム8から
剥がれたときの力を吸着力とする。このとき、転写ドラ
ムは回転できないようになっている。
場合には、吸着ブラシに流れた電流の多くが、転写材に
流れ込まず、転写材の搬送方向と直交する方向における
転写材の非通紙部(転写材両端の外側)に流れ込んでし
まう。したがって、このような場合には、転写材の長手
(スラスト幅)の長さによって、吸着ブラシに流す電流
量(吸着ブラシに印加する電圧)を可変にすることが好
ましい。
(スラスト長さ210mm)のときに必要な吸着電流量
I1と同種の転写材の長さがA4(297mm)のとき
に必要な吸着電流量I2から、同種の転写材のスラスト
方向の長さxmmに対する吸着電流量I(x)を以下の
式に従って決めている。
材の単位面積当たりに流れる電流量を一定に近づけるこ
とができ、より効果的である。
ストローラ13を転写材の帯電手段として使用して、レ
ジストローラ13により転写材に、転写工程で供給する
電荷とは逆極性の電荷を供給するようにした。
まない場合にも、転写材が1色目の転写行程に入る前
に、転写材を転写時とは逆極性に帯電することができ、
実施例1と同様な効果を得ることができる。実施例1と
同様、転写材の種類によって電流値を変化させることが
好ましい。
第1色目の転写工程前で、かつ転写材の表面あるいは裏
面に電荷を供給可能な部材であれば構わない。たとえば
転写材にカールを付与し、転写ドラムへの吸着補助を行
うカール付けローラや、カセット内の転写材を転写材搬
送パスへピックアップするピックアップローラなどで転
写材を帯電してもよく、同様の効果が得られる。
てもよい。転写シート上に転写材をグリッパーで担持す
る場合などは、転写材を転写シートに担持した状態で、
1色目の転写工程前に1回転させ、内側および外側除電
器14、15あるは分離帯電器を転写時の転写材への供
給電荷とは逆極性の電荷を転写材に供給するようにして
も、同様の効果が得られる。この場合、転写部で同様の
ことをしてもよい。
本実施例の特徴とするところは、転写材の状態をモニタ
ーし、それに応じて第1色目の転写工程前に転写材に供
給する電荷量を変化することである。
源を用いているので、画像形成中に定電流制御に対する
転写電圧をモニターした。この電圧をViとする(ただ
し、iは色順)。ここで、予め各環境における転写材が
ない場合の転写電流に対する転写電圧を測定し、記憶媒
体に記憶しておく。この電圧をV0iとする。図5に、
この転写電圧V0iを点線で示す。
憶媒体に記録されている転写電圧との差分ΔVi=Vi
−V0iをモニタする。ある転写電流に対してΔViは
通常一定であるが、転写材への供給電荷量が転写材の保
持できる電荷量を超えると、ある色を転写するときに、
このΔViが減少する。たとえば1色目から3色目まで
はΔViは一定であるが、最終色の4色目のときは、図
5(b)に示すように、ほとんど0になってしまうとい
う現象がある。
一定になるようにするために、このΔViの変化より吸
着部で供給する電荷量を設定する。これにより、転写材
への供給電荷量が転写材の保持できる電荷量になって、
この対策をとった後の転写電位は、図5(a)に示すよ
うに、1色目から4色目までΔViを一定とすることが
できる。
%)で転写材Aを通紙したとき、標準設定転写電流24
μAで転写したときの、1枚目の電位をモニタしたとこ
ろ、ΔV1からΔV3では540Vから570Vの範囲
であったが、ΔV4のみ180Vであった。ΔV4がΔ
V1から20%以上のずれを生じたので、以下の計算に
より対策をとる(本実施例では、ΔV1の値からのずれ
を20%としたが、この誤差範囲は他の値でもよい)。
Viに相当する電荷量を算出し、吸着部でこの値に相当
する電荷量の逆極性の電荷量を転写材に供給すればよ
い。
転写電流値I(A)を単位時間1(秒)に与える電荷量
ΔQは、ΔQ=I×1(C)であり、この電荷量に対す
る転写材の分圧の上昇電圧ΔVは、転写材の静電容量を
Cpとすると、 ΔQ=Cp×ΔV となる。1色目に流した転写電流値から単位時間当たり
転写材に供給する電荷量ΔQが求められ、かつ1色目の
ΔVから転写材の静電容量Cpが求められ、このCpを
用いて、仮に4色目のΔV4と1色目のΔV1の差がΔ
Vd4(=ΔV1−ΔV4)とすると、その電圧差に相
当する電荷量以上で転写材を逆極性に帯電する必要があ
るので、その逆帯電電荷量−ΔQaのΔQaは、 ΔQa=Cp×ΔVd4 より求められる。
V程度の場合は、 2.4×10-5=Cp×570 から、 Cp=4.2×10-8 となり、4色目のΔV4の1色目のΔV1からの減少量
は、570−180=390Vであるので、 ΔQa=4.2×10-8×390≒1.6×10-5 となる。
逆極性の−16μA以下の電流値、すなわち絶対値が1
6μA以上の電流値を流せばよいことになる。また、計
算されたΔQaの値の絶対値が小さいとき、吸着力が低
下することがあるので、ある設定値(本実施例では−1
5μA)の絶対値より小さくなる場合には、この設定値
よりはその値の絶対値を小さくしないという構成をとっ
ている。
ってしまう場合には、ΔV3をΔV1に等しくするため
の電荷量Cp×ΔVd3と、かつΔV4もΔV1に等し
くするための電荷Cp×ΔVd4の両方の和の電荷量分
を吸着工程で逆帯電させる必要がある。またΔV2です
でにΔV1より小さくなる場合には、Cp×ΔVd2、
Cp×ΔVd3、Cp×ΔVd4の総和の電荷量に相当
する逆帯電をする必要がある。
種類に関係なく、自動的に最低必要な吸着電流を求める
ことができる。ただし、上記手段は、あくまでも転写材
のインピーダンスを自動的に検知する一手段であり、他
の手段でも構わない。たとえば転写高圧出力を定電圧制
御にして、そのときの電流をモニタしても構わないし
(この場合は予め記憶媒体に記録しておく設定値も電流
値になる)、あるいは赤外線水分量計により転写材の水
分量を検知し、転写材の絶対水分量とインピーダンスの
関係により転写材のインピーダンスを自動検知してもよ
い。
1つの感光ドラムと1つの転写ドラムとにより画像形成
を行う画像形成装置を採りあげて、本発明を説明した
が、本発明は、4つの感光ドラムと1つの転写ベルトを
備えたタンデム式の画像形成装置にも、適用することが
できることはいうまでもない。また、トナーの正規の帯
電極性が負極性のものを用いた場合を示したが、正極性
のトナーを用いることもでき、その場合には、1色目の
転写工程前に正の電荷を転写材裏面(負の電荷を転写材
裏面)に供給しておけばよく、同様に本発明の効果を得
ることができる。
数色のトナー像を多重転写する画像形成装置について述
べたが、単色の画像形成の場合にも、転写材表面を転写
時とは逆極性(トナーの正規の帯電極性とは逆極性)に
帯電することが、転写不良の防止に有効であることはい
うまでもない。
面積あたりに乗せるトナーの電荷密度が大きくなる場合
には、前述した理由から、転写材を予め転写時とは逆極
性に帯電しておくことにより、見かけ上の転写材の保持
電荷量密度を上げることができ、転写材の保持できない
電荷分のトナーの転写不良を防止できる。
る手段は、上記実施例でも述べたように、ピックアップ
ローラ、カール付けローラ、レジストローラ等の転写手
段よりも前工程に組み込んでもいいし、逆帯電部材を別
個に配設しても構わない。
トナー像を担持する像担持体と;トナーの正規の帯電極
性とは逆極性の電荷を付与することで像担持体上のトナ
ー像を転写材に静電的に転写する転写手段と;転写材に
トナー像を転写する前に、トナー像が転写される転写材
の面をトナーの正規の帯電極性とは逆極性に予め帯電す
る帯電手段と;該帯電手段に印加する電圧を制御する制
御手段と;を有する画像形成装置は、制御手段は、
(i)転写手段により転写材へ付与される単位面積あた
りの電荷量が、転写材の保持可能な単位面積あたりの最
大電荷量を超えた分の電荷量を補うように、帯電手段に
印加する電圧を制御する構成とするか、(ii)制御手
段は、転写手段により転写材へ付与される単位面積あた
りの電荷量が、転写材の保持可能な単位面積あたりの最
大電荷量を超えた分の電荷量を補うように、帯電手段に
よって付与される電荷量を制御する構成としたので、転
写材の状態に拘わらず、再転写を効果的に防止すること
ができるため、転写時にトナー像の像担持体への再転写
を軽減し、安定した多重転写を実現して、点状の転写抜
け等のない良好なカラー画像を得ることができる。
成図である。
荷量とそのときの転写材表面の電位との関係を示すグラ
フである。
面電荷密度との関係を示すグラフである。
明図である。
な上昇を模式的に示す電位図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、 トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電荷を付与するこ
とで前記像担持体上のトナー像を転写材に静電的に転写
する転写手段と、 転写材にトナー像を転写する前に、トナー像が転写され
る転写材の面をトナーの正規の帯電極性とは逆極性に予
め帯電する帯電手段と、 該帯電手段に印加する電圧を制御する制御手段と、 を有する画像形成装置において、 前記制御手段は、前記転写手段により転写材へ付与され
る単位面積あたりの電荷量が、転写材の保持可能な単位
面積あたりの最大電荷量を超えた分の電荷量を補うよう
に、前記帯電手段に印加する電圧を制御することを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記転写材を担持する転写材担持体を有
し、 前記転写手段は、定電流制御された転写電流が印加さ
れ、前記像担持体上のトナー像を前記転写材担持体に担
持された転写材に静電的に転写するよう構成され、 前記制御手段は、転写材への転写時に前記転写電流が印
加された時に検知された転写電圧と、転写材が担持され
ていない時に前記転写電流が印加された時に検知された
電圧と、の差の値をもとに、前記超えた分の電荷量を求
める請求項1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記転写材を担持する転写材担持体を有
し、 前記転写手段は、定電圧制御された転写電圧が印加さ
れ、前記像担持体上のトナー像を前記転写材担持体に担
持された転写材に静電的に転写するよう構成され、 前記制御手段は、転写材への転写時に前記転写電圧が印
加された時に検知された転写電流と、転写材が担持され
ていない時に前記転写電圧が印加された時に検知された
電流と、の差の値に応じて、前記超えた分の電荷量を求
める請求項1の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記像担持体から前記転写材担持体に担
持された転写材に複数色のトナー像が静電的に順次転写
される請求項2または3の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記帯電手段は、トナー像が転写される
転写材の面をトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電
する第1の帯電部材と、前記第1の帯電部材と対向して
設けられ、トナー像が転写される転写材の面とは反対側
をトナーの正規の帯電極性と同極性に帯電する第2の帯
電部材とを備える請求項1〜4のいずれかの項に記載の
画像形成装置。 - 【請求項6】 転写材を帯電するとき、前記第2の帯電
部材はトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧が印加さ
れ、前記第1の帯電部材は転写材に接触し、かつ電気的
に接地される請求項5の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記転写手段は前記転写材担持体の転写
材を担持する側とは反対側に設けられ、前記像担持体か
ら前記転写材担持体に担持された転写材にトナー像を転
写するとき、前記転写手段にはトナーの正規の帯電極性
とは逆極性の電圧が印加される請求項2〜6のいずれか
の項に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記像担持体から前記転写材担持体に担
持された転写材にトナー像を転写する前に、前記帯電手
段は転写材を前記転写材担持体に静電的に吸着する請求
項2〜7のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 トナー像を担持する像担持体と、 トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電荷を付与するこ
とで前記像担持体上のトナー像を転写材に静電的に転写
する転写手段と、 転写材にトナー像を転写する前に、トナー像が転写され
る転写材の面をトナーの正規の帯電極性とは逆極性に予
め帯電する帯電手段と、 該帯電手段から転写材に付与される電荷量を制御する制
御手段と、 を有する画像形成装置において、 前記制御手段は、前記転写手段により転写材へ付与され
る単位面積あたりの電荷量が、転写材の保持可能な単位
面積あたりの最大電荷量を超えた分の電荷量を補うよう
に、前記帯電手段によって付与される電荷量を制御する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項10】 前記転写材を担持する転写材担持体を
有し、 前記転写手段は、定電流制御された転写電流が印加さ
れ、前記像担持体上のトナー像を前記転写材担持体に担
持された転写材に静電的に転写するよう構成され、 前記制御手段は、転写材への転写時に前記転写電流が印
加された時に検知された転写電圧と、転写材が担持され
ていない時に前記転写電流が印加された時に検知された
電圧と、の差の値をもとに、前記超えた分の電荷量を求
める請求項9の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記転写材を担持する転写材担持体を
有し、 前記転写手段は、定電圧制御された転写電圧が印加さ
れ、前記像担持体上のトナー像を前記転写材担持体に担
持された転写材に静電的に転写するよう構成され、 前記制御手段は、転写材への転写時に前記転写電圧が印
加された時に検知された転写電流と、転写材が担持され
ていない時に前記転写電圧が印加された時に検知された
電流と、の差の値に応じて、前記超えた分の電荷量を求
める請求項9の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記像担持体から前記転写材担持体に
担持された転写材に複数色のトナー像が静電的に順次転
写される請求項10または11の画像形成装置。 - 【請求項13】 前記帯電手段は、トナー像が転写され
る転写材の面をトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯
電する第1の帯電部材と、前記第1の帯電部材と対向し
て設けられ、トナー像が転写される転写材の面とは反対
側をトナーの正規の帯電極性と同極性に帯電する第2の
帯電部材とを備える請求項9〜12のいずれかの項に記
載の画像形成装置。 - 【請求項14】 転写材を帯電するとき、前記第2の帯
電部材はトナーの正規の帯電極性と同極性の電圧が印加
され、前記第1の帯電部材は転写材に接触し、かつ電気
的に接地される請求項13の画像形成装置。 - 【請求項15】 前記転写手段は前記転写材担持体の転
写材を担持する側とは反対側に設けられ、前記像担持体
から前記転写材担持体に担持された転写材にトナー像を
転写するとき、前記転写手段にはトナーの正規の帯電極
性とは逆極性の電圧が印加される請求項10〜14のい
ずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項16】 前記像担持体から前記転写材担持体に
担持された転写材にトナー像を転写する前に、前記帯電
手段は転写材を前記転写材担持体に静電的に吸着する請
求項10〜15のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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JP10-353996 | 1998-11-27 | ||
JP33647499A JP3517620B2 (ja) | 1998-11-27 | 1999-11-26 | 画像形成装置 |
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Family Applications (1)
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JP33647499A Expired - Fee Related JP3517620B2 (ja) | 1998-11-27 | 1999-11-26 | 画像形成装置 |
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