JPH08248829A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH08248829A
JPH08248829A JP7045824A JP4582495A JPH08248829A JP H08248829 A JPH08248829 A JP H08248829A JP 7045824 A JP7045824 A JP 7045824A JP 4582495 A JP4582495 A JP 4582495A JP H08248829 A JPH08248829 A JP H08248829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
transfer
sheet
output
sheet surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7045824A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawabata
隆 川端
Nobuo Momotake
信男 百武
Fumio Furusawa
文夫 古沢
Masaaki Tokunaga
雅彰 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7045824A priority Critical patent/JPH08248829A/ja
Publication of JPH08248829A publication Critical patent/JPH08248829A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両面画像形成機能を有する画像形成装置にお
いて、両面画像形成時の第2シート面の画像形成工程に
おける転写不良による画質不良問題を解消し、第2シー
ト面の画質を第1シート面の画質と同等レベルに維持し
て記録シート両面への画像形成を良好に行うことができ
るようにする。 【構成】 両面画像形成時の第2シート面の画像形成工
程における少なくとも転写前処理帯電器14の出力を像
密度検知情報(63)に基づいて設定変更する転写制御
手段6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写体に保持された記
録シートに像担持体上のトナー像を転写させる方式を採
用した複写機、プリンター等の画像形成装置に係り、特
に、記録シートの表裏両面への画像形成を良好に行う上
で有効な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置である複写機
としては、像担持体としての感光ドラムと転写体として
の転写ドラムとを同期して回転させ、転写ドラム上のシ
ート保持面に保持された記録シートに対して感光ドラム
上に帯電器、像露光器、現像器等のトナー像形成手段に
て形成されるトナー像を転写させた後にそのトナー像を
定着器にて定着させることにより画像形成を行うものが
知られている。しかも、このようなタイプの画像形成装
置においては、記録シートの片面(第1シート面)に画
像形成を行った後の記録シートを裏返した状態で転写ド
ラムに再び給紙して第1シート面がシート保持面に吸着
されるように保持させ、その他面(第2シート面)側に
も所望の画像形成を行う、いわゆる両面コピー機能を有
するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな両面コピー機能を有する画像形成装置においては、
その両面コピー機能のモードを選択して両面コピーを行
う場合、第2シート面(第2面目)のコピー工程におい
てトナー像の第2シート面への転写が良好になされず画
質不良が発生し、このため第2面目の画質を第1面目の
画質と同レベルに維持することが難しく、両面コピーを
良好に行うことができないという問題点があった。かか
る問題は特にカラー画像形成装置、さらには多重転写タ
イプのフルカラー画像形成装置において顕著に起こって
いた。
【0004】この第2面目のコピー工程において発生す
る画質不良は、主に記録シートの含水率が第1面目の定
着工程や環境状況(温度や湿度)等の影響を受けて変動
することによって発生するもので、具体的には次のよう
なものであった。
【0005】すなわち、通常の環境(常温、常湿)下で
は、記録シートの含水率が第1シート面のコピー時の定
着工程における定着加熱により下がり過ぎるため(例え
ば含水率が5〜6%から2〜3%程度に低下)、転写ド
ラムと感光ドラムが対向する転写部に配設された転写帯
電器による静電的な転写作用が不足し、記録シートへの
トナー転写が十分になされず転写画像の濃度が全体的に
低下するという画質不良が発生した。また、高湿環境下
では、記録シートの含水率が第1シート面のコピー終了
時点では上記のごとく定着加熱の影響により一瞬下がる
ものの、その後、第2シート面のコピーが開始されるま
での間に高湿雰囲気内に放置されてシート表面部分が
(用紙の地合い等が原因で)部分的に含水することによ
り含水率が部分的に増加してシート全体からみるとばら
つくため、その含水率のバラツキによる転写むらや高濃
度ベタ画像の転写不良(モトル不良)が起こるという画
質不良が発生した。更に、低湿環境下では、記録シート
の含水率が第1シート面コピー時の定着加熱により通常
環境下に比べて尚一層低下するため、転写帯電器による
転写作用が不足し、全体的に転写画像の濃度が低下する
という画質不良が発生した。そして、これら各環境下に
おける濃度低下、転写むら、モトル不良などが原因で発
生する画質不良は、形成すべき画像が高濃度であったり
或いは密に分布している場合などに比較的顕著に現れ、
しかも、その画像が高濃度になる程或いは密に分布する
程に悪化するという傾向があった。
【0006】なお、従来においては、転写帯電器とは別
に転写部の手前位置となる感光ドラム周囲に転写前処理
帯電器を設け、この転写前処理帯電器により感光ドラム
上の転写前のトナー像が記録シートへ転写しやすくなる
ような転写前処理を施すことも行われていたが、両面画
像形成を行う際に第2シート面の画像形成時に発生する
前述のごとき画質不良を解消する等の目的で、その第2
シート面の画像形成工程における転写条件について着目
した改良技術などは特になかった。
【0007】従って、本発明の目的は、両面画像形成時
の第2シート面の画像形成工程における転写不良による
画質不良問題を解消し、第2シート面の画質を第1シー
ト面の画質と同等レベルに維持して記録シート両面への
画像形成を良好に行うことができる画像形成装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、回動する像担持体と、その像担持体上に画像情報に
応じたトナー像を形成するトナー像形成手段と、記録シ
ートが保持されるシート保持面を有し、像担持体と同期
して回動するシート保持面に保持された記録シートに像
担持体上のトナー像を転写させる転写体と、転写体の像
担持体と対向する転写部付近に配設される転写帯電器並
びに転写部手前側の像担持体周囲に配設される転写前処
理帯電器と、転写工程終了後に転写体から剥離される記
録シートを定着手段に挿通させて未定着トナー像を定着
させる定着手段とを備えてなり、かつ、一方のシート面
である第1シート面への画像形成が終了した後の記録シ
ートを裏返した状態で転写体へ供給して第1シート面と
は反対面の第2シート面にも画像形成を行う両面画像形
成機能を有する画像形成装置において、上記両面画像形
成時の第2シート面の画像形成工程における少なくとも
転写前処理帯電器の出力を像密度検知情報に基づいて設
定変更する転写制御手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0009】このような技術的手段において、像担持体
としては、潜像を形成でき、しかもその潜像をトナー現
像したトナー像を担持できるものであれば感光体、誘電
体等のいずれのものであってもよく、また、その形態に
ついてもドラム状、ベルト状のいずれのものであっても
よい。
【0010】トナー像形成手段としては、上記像担持体
上に画像情報に応じたトナー像を形成できるものであれ
ば特に限定されるものではなく、例えば、公知の帯電
器、像露光装置(潜像形成装置)、現像器、転写前処理
帯電器、清掃手段、除電器等にて構成されるものを適用
することができる。画像情報としては、例えば、本発明
の画像形成装置を複写機として構成する場合には原稿台
に載置又は供給される原稿を原稿読み取り装置にて読み
取った画像情報を利用し、また、本発明の画像形成装置
をプリンターとして構成する場合には外部等から送信又
は入力される画像情報を利用する。
【0011】転写体としては、少なくとも記録シートを
保持するシート保持面を有し、また、シート吸着手段、
転写手段(転写帯電器など)、剥離手段、清掃手段等が
配設された構成のものであればよい。転写体の形態につ
いてはドラム状、ベルト状のいずれのものであってもよ
い。シート保持面は、記録シートを1枚だけ保持する一
丁掛けモードを実行できる構成のものの他、記録シート
2枚を保持することが可能な二丁掛けモードを実行でき
る構成のものであってもよい。シート保持面のシート保
持方法としては、例えば、静電吸着力を利用する方式や
静電吸着力とグリッパを併用する方式等が適用される。
【0012】定着手段としては、従来公知の加熱定着方
式等を採用した定着装置であればよく、また、その形態
については例えば記録シートをロール間やロール及び圧
接部材等の間を挿通させる構成のものが適用される。
【0013】両面画像形成機能は、片面側(第1シート
面)の画像形成終了後の記録シートをユザー自身が記録
シート給紙部にセットし直してからその他面側となる第
2シート面への画像形成を行うという手動式の両面画像
形成方法や、或いは、第1シート面の画像形成終了後の
記録シートを装置内に自動的に一旦待機させた後、再度
シート搬送路に給紙して第2シート面への画像形成を行
う自動式の両面画像形成方法を採用したものである。な
お、本発明の画像形成装置においてはこの両面画像形成
機能の両面画像形成モードを選択するモード切換手段が
設けられる。
【0014】転写制御手段は、両面画像形成時における
第2シート面の画像形成を行うに際し、第2シート面の
画像形成工程における少なくとも転写前処理帯電器の出
力を設定変更するものであって、その設定変更を像密度
検知情報に基づいて行うことができる構成のものであれ
ばよい。ここで、像密度検知情報とは、形成される画像
に関する像密度について転写工程前(例えばトナー像形
成時)に検知し得る情報である。また、この像密度は、
記録シート表面に形成される画像全体における像密度で
あり、また、カラー像形成時にはその各色成分の像密度
である。この制御手段による出力制御は、第2シート面
の画像形成時における前記した転写不良問題が解消可能
であれば転写前処理帯電器の出力についてのみ行えばよ
いが、必要であれば転写帯電器の出力についてのみ或い
は両帯電器の出力について行うようにしてもよい。
【0015】また、この転写制御手段は、例えば、転写
帯電器及び転写前処理帯電器の各電源部の出力電圧等を
制御する制御部(マイクロコンピュータなど)と、その
制御部の制御処理に使用される像密度情報を検知する像
密度検知部とでその主要部が構成される。
【0016】そして、この転写制御手段は、制御部によ
り、以下に説明するような各像密度条件に応じた少なく
とも転写前処理帯電器の出力制御が行われるように設定
される。しかも、以下に説明する各帯電器の出力制御は
すべて、第1シート面の画像形成工程における転写帯電
器及び転写前処理帯電器の各出力を基準にして設定変更
するように行われるものとする。
【0017】すなわち、最終的に形成される画像全体の
像密度が高くなるにつれて、転写前処理帯電器の出力を
増加させる制御を行う。特に、この像密度条件下の場合
には記録シートの含水率低下による転写帯電器の転写作
用不足を転写帯電器の出力増加のみで補うのではなく、
その不足分を転写前処理帯電器の出力効果で補助するよ
うな制御を行うこととする。この像密度条件下におい
て、転写前処理帯電器の出力値を増加させない場合には
像密度が高くなるにつれて転写帯電器の転写作用不足に
より全体的に転写されたトナー画像の濃度が低下してし
まう。
【0018】また、各色成分のトナー像を多重転写して
カラー画像を形成する場合、その各色成分の像密度が高
くなるにつれて、各色成分のトナー像転写時における転
写前処理帯電器の各出力を第1シート面の画像形成工程
時の各出力に対して相対的に増加させる制御を行う。こ
の像密度条件下において、転写前処理帯電器の出力値を
増加させない場合には各色成分の像密度が高くなるにつ
れて転写帯電器の転写作用不足により全体的に転写され
たトナー画像の濃度が低下したり或いは色バランスがく
ずれてしてしまう。
【0019】更に、トナー像形成時における像担持体の
回動軸方向の像分布密度情報に基づいて制御する場合に
は、第2シート面画像形成工程における転写帯電器又は
転写前処理帯電器の出力を設定変更する制御を行う。こ
の制御の場合、一般に、その像分布密度が第1シート面
画像形成時の密度よりも高い際にはいずれか一方の帯電
器の出力が相対的に大きくし、反対にその像分布密度が
第1シート面画像形成時の密度よりも低い際にはいずれ
か一方の帯電器の出力が相対的に小さくする。
【0020】転写制御手段は、第2シート面画像形成工
程における転写前処理帯電器の出力を、トナー像形成時
における像担持体の回動軸方向の像分布密度情報に基づ
いて設定変更するように構成してもよい。これは、転写
時における像担持体回動軸方向の像密度が密か或いは粗
により転写されるトナーに寄与する実行転写作用(電
流)が異なってしまい、結果として均等な転写がなされ
ず転写不良が発生するため、これを防ぐためのものであ
る。このように設定変更する場合、像分布密度情報が多
い(密の)ときには転写帯電器又は転写前処理帯電器の
出力が増加させ、反対に像分布密度情報が少ない(粗
の)ときには転写帯電器又は転写前処理帯電器の出力が
低下させる。
【0021】また、転写制御手段は、第2シート面画像
形成工程における転写帯電器や転写前処理帯電器の出力
を、上記像密度検知情報に加え環境検知情報に基づいて
設定変更するように構成してもよい。上記環境検知情報
とは、装置内における温度や湿度を所定の検知手段にて
測定した情報をいう。また、この転写制御手段により、
転写前処理帯電器の出力を不要時にはゼロ(OFF)に
するよう構成してもよい。
【0022】第2シート面画像形成工程における転写帯
電器や転写前処理帯電器の出力を像密度検知情報に加え
環境検知情報に基づいて設定変更するように転写制御手
段を構成する場合、その環境検知情報による出力制御
は、例えば、第1シート面画像形成工程の各出力を基準
にして以下のように行うよう設定することができる。こ
のように構成した場合には、記録シートの含水率が第1
シート面画像形成終了後に温度や湿度等の環境条件の影
響を受けて変動しても、第2シート面画像形成時に発生
しやすい転写不良をより的確に防止することが可能にな
る。
【0023】すなわち、常湿環境(常温常湿)及び低湿
環境(湿度が約30%RH以下)下ではいずれも、転写
帯電器の出力を増加させるとともに転写前処理帯電器の
出力を低下させる制御を行う。但し、低湿環境下での転
写帯電器出力の増加割合と転写前処理帯電器出力の低下
割合は、常湿環境下での当該増加又は低下割合よりも多
くする。しかも、低湿環境下では、転写帯電器の転写作
用不足がみられるため当該転写帯電器の出力を単純に増
加させてその不足分を補う制御対応も考えられるが、そ
の場合に転写帯電器の出力のみを多く上げると記録シー
トに転写したトナーが再度像担持体側へ転移する、いわ
ゆるトナー再転写現象が発生する。また、高湿環境(湿
度が約70%RH以上)下では、転写帯電器の出力を低
下させるとともに転写前処理帯電器の出力を増加させる
制御を行う。この高湿環境下の場合、転写前処理帯電器
の出力を増加させればさせる程有効であるが、電源容量
の制約がありその出力増加にも限界があるため、その出
力増加の限界による不足分を転写帯電器の出力効果によ
り補うような制御を行う。
【0024】本発明は、白黒画像、カラー画像のいずれ
の画像を形成する装置であってもよいが、特にカラー画
像形成装置の場合に有効である。また、カラー画像形成
装置の場合、その転写方式は各色成分トナー像を各色毎
に像担持体から転写して記録シート上で重ね合わせる多
重転写タイプのものであっても、或いは、各色成分トナ
ー像を像担持体上で重ね合わせた後に一括して記録シー
トに転写する一括転写タイプのものであってもよい。更
に、カラー画像形成装置の場合、その各色成分トナー像
の形成を1つの像担持体上で順次行うタイプの装置であ
っても、或いは、色数に応じた複数の像担持体でそれぞ
れ分担して行うタイプの装置であってもよい。
【0025】
【作用】このような技術的手段によれば、両面画像形成
を行う際に、転写制御手段により、その第2シート面の
画像形成工程における転写帯電器や転写前処理帯電器の
出力が像密度検知情報に基づいて適切な値に設定変更さ
れるため、記録シートの含水率が第1シート面画像形成
終了後に変動しても、トナー量の多少差による転写実効
作用の変動を抑えることにより、第2シート面の画像形
成時における転写が良好に行われるようになり、転写不
良による画質不良が発生しない。
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明について詳細に
説明する。
【0027】図1〜図3は本発明の第1実施例に係るカ
ラー複写機を示し、図1はその装置の全体構成を示す概
略図、図2はその装置の主要部を示す拡大図、図3は転
写制御手段の構成を示す説明図である。
【0028】図1〜3において、符号1は潜像担持体と
しての円筒状の感光ドラムであり、この感光ドラム1の
周囲にはトナー像形成手段2としての各ユニットが配設
されている。すなわち、感光ドラム1の周囲には、トナ
ー像形成手段2を構成する帯電器10、半導体レーザー
やポリゴン回転ミラーや各種光学系等にて構成される潜
像形成ユニット11、複数色のトナー例えばイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の各トナーがそれぞれ収容される4つの現像器1
2(Y,M,C,K)が回転自在に配設されて適宜切り
換え選択されるロータリ式現像ユニット13、マイナス
電荷を放電する転写前処理コロトロン14、クリーニン
グ装置15等がこの順に配設されている。この実施例に
おいては、公知の原稿台、露光読み取り光学系等で構成
される原稿読み取り部(図1の2点鎖線16)により原
稿の画像情報を読み取り、その読み取った画像情報を潜
像形成ユニット11に接続されている画像信号処理装置
17へ送るようになっている。なお、本発明では、上記
原稿読み取り部から得られる画像情報以外にも、外部か
ら送信されたり入力される画像情報を同じく画像信号処
理装置17へ送るように構成してもよい。
【0029】符号3は、周囲に記録シート(普通紙、O
HPシートなど)4が保持され、この記録シート4に感
光ドラム1上の各色成分のトナー像を順次多重転写する
転写ドラムである。この転写ドラム3は、図2に示すよ
うに、一対のリング体30が一本のタイバー31で連結
されるドラム枠32にプラスチックフィルム等からなる
ドラムフィルム33を張りわたして固定した構造からな
るもので、そのドラムフィルム33を予め帯電すること
により記録シート4を静電吸着するようにしたものであ
る。従って、この転写ドラム3は、ドラムフィルム33
を張りわたしたドラム表面をシート保持面35として使
用するようになっている。
【0030】そして、この転写ドラム3には、記録シー
ト4の保持時にドラムフィルム33を帯電する吸着コロ
トロン40と、プラス電荷を放電して感光ドラム1上の
トナー像を記録シート4側へ転写させる転写コロトロン
41と、ドラムフィルム33を感光ドラム1表面に当接
させたり或いは感光ドラム1表面から離間させる転写部
押圧シート板42と、最終色の転写工程が終了した記録
シート4を除電する除電コロトロン43と、最終色の転
写工程が終了したドラムフィルム33上の電荷を除去す
るクリーニング除電コロトロン44と、最終色の転写工
程が終了したドラムフィルム33に付着した紙粉等を清
掃するクリーニング回転ブラシ45を備えたクリーナ4
6と、シート保持面に保持された記録シート等を剥離す
る剥離爪47とが適宜配設されている。上記転写部押圧
シート板42、クリーナ46及び剥離爪47はいずれ
も、不図示のリトラクト機構などにより変位可能に支持
されている。また、符号48は記録シートの保持搬送状
況を検知するためのジャムセンサーである。
【0031】符号5は転写工程が終了した記録シート4
を挿通させ、記録シート4上に転写された未定着トナー
像を定着させる定着器であり、この実施例では内部にヒ
ータが内蔵された加熱ロール50とこの加熱ロール50
に圧接配設される加圧ロール51とで構成され、転写ド
ラム3からの記録シート4が案内プレートを介して上記
ロール50、51間に搬送されるようになっている。符
号52は定着器5内の記録シートを排出するための出口
ロールである。
【0032】符号20〜22は所定サイズや種類の記録
シート4をセット収容する複数の給紙カセット、23は
記録シート4を手でセットして自動給紙させる手差しト
レイ、24は搬送ロールや案内プレート等にて構成され
るシート搬送系、25は記録シートなどを装置外に排出
するための排出ロール、26は装置外に排出される記録
シートの排出トレイである。
【0033】この実施例では、装置操作パネル内に両面
コピーモードを切り換え設定できるモード選択スイッチ
が装備されている。この両面コピーモードは、手動式の
両面コピー方法を採用したもので、具体的には、第1シ
ート面へのコピー(トナー像の転写及び定着)がなされ
た後の記録シート4を一旦排出トレイ26上に排出させ
て回収し、次いでその排出された記録シート4を第1シ
ート面側が転写ドラム3に吸着保持されるように手差し
トレイ23や給紙カセットに一旦セットし直してから第
2シート面へのコピー動作を行うようになっている。
【0034】符号6は、上記両面コピーモード(詳しく
は第1シート面の画像形成モード)が選択された場合に
自動的に作動する転写制御手段であり、この転写制御手
段6は、図3に示すように、転写コロトロン41の電源
部60及び転写前処理コロトロン14の電源部61の各
出力を制御する制御部62と、その制御部62に接続さ
れると共に画像信号処理装置17から入力される画像信
号から所望の像密度情報を検出処理する像密度検知手段
63と、その制御部62に接続される環境検知手段とし
ての温度及び湿度検知センサー64とでその主要部が構
成されている。この制御部62には、不図示のモード選
択スイッチから両面コピースタート信号など、制御処理
に必要な種々の情報信号が入力されるようになってい
る。
【0035】この実施例では、制御部62が、下記表1
に示すように第2シートの画像形成時における転写コロ
トロン41及び転写前処理コロトロン14の各電源部6
0、61の出力を、像密度検知手段63及び検知センサ
ー64により検知される各条件に応じて変更するように
設定されている。なお、このときの各出力は第1シート
面の画像形成時における各コロトロンの出力値を「10
0」とした場合の百分率で表示している。つまり、各出
力表示が100%を越える場合は出力増加を、100%
未満の場合は出力低下をそれぞれ意味する。
【0036】
【表1】
【0037】表1中において、全体の像密度とは、本実
施例のようにフルカラー画像を形成する場合には記録シ
ートに形成される各色成分のトナー像全体ごとの像密度
に相当し、また単色画像を形成する場合には記録シート
に形成される像全体の像密度に相当するものである。こ
の像密度は、通常の文字画像等であれば1〜5%程度と
なり、写真等のベタ画像であれば10〜30%程度とな
るものである。また、表中における常湿環境は温度20
〜25°C、湿度50〜60%RH、高湿環境は温度2
5°C以上、湿度60〜85%RH、低湿環境は温度2
0°C以下、湿度50%RH以下をそれぞれ意味するも
のである。
【0038】次に、この実施例に係るカラー複写機の両
面コピーモード選択時の動作について説明する。
【0039】モード切換手段において両面コピーモード
が選択されると、まず、記録シート4の第1シート面へ
のコピーが行われる。
【0040】すなわち、原稿読み取り部16で読み取ら
れた第1シート面用の画像情報に基づき、トナー像形成
手段2の帯電器10、潜像形成ユニット11及び現像ユ
ニット12による帯電、潜像形成、現像等のトナー像形
成プロセスが複数回繰り返されて感光ドラム1上に各色
成分のトナー像がそれぞれ形成される。一方、所定サイ
ズの記録シート4が所定の給紙カセット21〜23から
転写ドラム3に供給され、そのシート保持面35の所定
位置に保持されると転写回数に応じて回転搬送される。
そして、感光ドラム1と転写ドラム3が対向する転写部
において、感光ドラム1上に順次形成される各色成分の
トナー像が転写ドラム3上の記録シート4(第1シート
面)に多重転写される。この転写工程では、転写前処理
コロトロン14及び転写コロトロン41による静電的転
写処理や、押圧部材42の押圧動作が行われる。また、
この実施例における転写は、図4に示すように、感光ド
ラム1上のマイナス電荷に帯電したトナーTが、必要に
応じて転写前処理コロトロン14によりマイナス電荷の
放電を受けて転写前処理された後、転写コロトロン41
によるプラス電荷の放電により記録シート4上に転移す
ることで行われる。転写工程が終了すると、記録シート
4は除電コロトロン47や剥離爪47の剥離動作により
転写ドラム3上から剥離され、しかる後、定着器5に搬
送されて定着工程を経て排出トレイ26上に排出され
る。また、記録シート剥離後の転写ドラムのシート保持
面35は、除電コロトロン44により除電された後、ク
リーナ46によってクリーニングされる。以上のプロス
セを経て第1シート面へのコピーが終了する。
【0041】続いて、第1シート面のコピー終了後の記
録シート4を例えば手差しトレー23等にセットするこ
とにより第2シート面へのコピーが行われるが、この
際、転写制御手段6による転写コロトロン41及び転写
前処理コロトロン14の出力制御がなされる。すなわ
ち、制御部62に対して、像密度検知手段63にて検出
された(各色成分ごとの)像密度に関する検知情報と画
像信号処理装置17から検知センサー62にて検知され
た機内の温度及び湿度の検知情報とが入力されるため、
その両検知情報に基づき制御部62により上記した設定
内容に従って各コロトロン41、14の電源部60、6
1の出力についての設定変更が行われる。
【0042】この転写制御手段6による各転写コロトロ
ン41、14の出力制御が終了すると、第2シート面へ
のコピー動作が開始される。但し、第2シート面へのコ
ピー動作は基本的に前記した第1シート面へのコピープ
ロセスと同様であるため、その詳細な説明については省
略する。すなわち、原稿読み取り部16で読み取られた
第2シート面用の画像情報に基づき、トナー像形成手段
2により感光ドラム1上に各色成分のトナー像がそれぞ
れ形成され、その一方で、第1シート面へのコピー終了
後の記録シート4が転写ドラム3に給紙され、その第1
シート面が対向するようにシート保持面35の所定位置
に保持されて回転搬送される。そして、感光ドラム1上
の各色成分のトナー像が転写ドラム3上の記録シート4
(第2シート面)に多重転写された後、その転写後の記
録シートが転写ドラム3から剥離されて定着器5へ搬送
され、定着工程を経た後に排出トレイ26上に排出され
る。このときの転写は、第1シート面の転写時の転写コ
ロトロン41及び転写前処理コロトロン14の出力値と
は異なり、転写制御手段6により上記のように設定変更
された各出力値に基づいて実行される。以上のプロセス
を経て第2シート面への(両面)コピーが終了する。
【0043】この第2シート面のコピー時においては、
像密度条件や環境条件の如何にかかわらず、転写が良好
に行われ、全体的な画像濃度の低下をはじめ転写ムラや
高濃度ベタ画像の転写不良も発生しなかった。その結
果、第2シート面にも第1シート面の画質とほぼ同等レ
ベルの画質からなる画像形成を行うことができた。ま
た、この実施例では特に転写コトロトンと転写前処理コ
ロトロンの出力制御を環境条件に基づいても行っている
ため、第1シート面画像形成終了後における記録シート
の含水率が環境条件によって大幅に変動しても、第2シ
ート面の画像形成時に発生しやすい転写不良がより確実
に防止される利点がある。
【0044】なお、前記の実施例では像密度情報として
記録シートに形成される像全体の像密度の検知情報を利
用した場合について説明したが、本発明ではこれに限定
されず、例えば、像密度検知手段63において感光ドラ
ム1に形成される潜像のうちドラムの回転軸方向におけ
る潜像の分布状態を像分布密度情報として検知するよう
に構成することもできる。この場合、像分布密度情報が
基準量(像密度で言えば20〜40%程度)を越えると
きには転写コロトロン41と転写前処理コロトロン14
のいずれか一方の出力を大きくし、反対に像分布密度情
報が基準量より小さいときには両コロトロン41、14
のいずれか一方の出力を小さくすればよい。この像分布
密度情報に基づく制御は、第2シート面の画像形成時に
行う他、カラー画像形成時の各色成分トナー像形成時に
行うようにしてもよい。このように像分布密度情報に基
づいて各転写器出力の設定変更を行った場合には、感光
ドラム回転軸方向での像分布のばらつきが原因で発生す
る転写不良を防ぐことができる。また上記転写不良は特
に高湿環境下に顕著に起こる傾向があるため、高湿環境
下の場合に上記したような制御を行うと、より有効であ
る。
【0045】また、前記実施例では転写前処理コロトロ
ン14の出力タイミングなどについて特に詳述しなかっ
たが、本発明では、転写制御手段6により転写前処理コ
ロトロン14の出力を不要時にはゼロとする制御を行う
ように構成してもよい。上記不要時とは非転写工程時は
勿論であるが、ここでは例えば、低湿環境時、転写工程
中における非転写時(例えばカラー画像形成時における
各色成分像形成時の間など)をいう。このように転写前
処理コロトロン14の出力についての制御を積極的に行
うことにより、転写前処理コロトロン14から上記のご
とき不要時に比較的多く発生するオゾンによりNOx
(窒素酸化物)が生成され、これが原因で感材(潜像担
持体)が変質(変化)して起こる画像不良、即ち画像に
雲がかかったような現象(デレッション)を低減するこ
とができる。
【0046】上記のような転写前処理コロトロン14の
出力制御を環境情報に基づいて行う場合には、前記実施
例における温度及び環境センサー64からの環境検知情
報を利用して行うことができる。より具体的には、例え
ば、センサー64から得られる温度及び湿度情報から絶
対湿度と相対湿度の各閾値を設定しておき、絶対湿度及
び相対湿度がいずれも各閾値よりも小さい場合(すなわ
ち低湿環境下)には、転写前処理コロトロン14を作動
させない(出力ゼロにする)ようにする。
【0047】また、図5に示すように、上記のような転
写前処理コロトロン14の出力制御をカラー画像形成時
における各色成分のトナー像形成時の間(t1〜t3)に
おいて行う場合には、装置の各動作タイミングの基準と
なる基準タイミング信号TROを利用して行うことがで
きる。これにより転写効率を下げることなく不要なオゾ
ン発生を抑制でき、その結果、オゾンが発生原因となる
前記画像不良を抑えることができる。但し、このような
転写前処理コロトロン14の出力制御を行う場合、その
制御(出力OFF動作)を各色成分のトナー像形成時に
おいてより正確に行うようにするためには以下のよう構
成することが望ましい。
【0048】すなわち、転写前処理コロトロン14の出
力OFF動作は、その動作タイミングとして単に基準タ
イミング信号TROと記録シートの長さ情報とにより算
出した制御時間を画一的に利用して行うと、記録シート
の転写ドラム3への保持位置が給紙タイミング等のずれ
によりばらついてOFF動作タイミングが各色成分ごと
にずれてしまう虞れがある。そのため、本発明では、転
写ドラム3に保持される記録シートごとに、第1色目の
トナー像形成及び転写時における記録シート終端通過の
検知情報から出力OFF動作の制御時間を算出し、その
制御時間を第2色目以降においても共通して利用するこ
とにより上記出力OFF動作を行うように構成する。具
体的には、記録シートの終端が通過するタイミングを検
知するレジセンサー49を給紙経路等の適宜箇所に設置
し(図2参照)、その検知情報を転写制御手段6の制御
部62に入力するようにする。そして、制御部62に、
基準タイミング信号TROにより起動して経過時間を計
測する時間計測手段と、レジセンサー49から検知信号
が入力された時点(即ち記録シート終端部の通過時点)
から所定時間経過後にコロトロン14の出力をOFF動
作させるOFFタイマー手段と、そのOFF動作により
時間計測手段をリセットする手段と、基準タイミング信
号TROの発信時点からOFF動作時までの経過時間を
記憶するメモリ手段とを装備させる。
【0049】上記のように構成した場合、転写前処理コ
ロトロンの出力制御は次のようにして行われる。まず、
図6に示すように、1色目の画像形成のための基準タイ
ミング信号TROが発せられると(図中)、1色目の
トナー像形成がなされる一方、所定のタイミングで記録
シート4が給紙されて転写ドラムに吸着保持されて転写
部まで搬送され、しかる後、転写コロトロン41や転写
前コロトロン14が出力されることにより1色目のトナ
ー像の記録シート4への転写が行われる。一方、上記基
準タイミング信号TROの発信により制御部62の時間
計測手段による経過時間の計測が開始され(図中)、
次いで、搬送される記録シート4の終端がレジセンサー
を通過することにより終端通過が検知されると(図中
)、OFFタイマーが起動して(図中)初期の設定
時間Sが経過した後に上記転写前コロトロンの出力をO
FFにする(図中)。このOFF動作と同時に、時間
計測手段がリセットされると共に基準タイミング信号T
ROの発信時点からOFF動作時までの経過時間Tが計
測され(図中)、この時間Tがメモリ手段に記憶され
る(図中)。そして、2色目以降の画像形成工程にお
いては、2色目の画像形成のための基準タイミング信号
TROが発せられると(図中)、OFFタイマーが作
動し(図中)、時間Tが経過した時点で常に2色目以
降における各転写前コロトロンの出力がOFFされる。
【0050】このように制御することにより、記録シー
トのレジストばらつきずれ量(±1.6mm)があり、
しかも、OFFタイマーの動作誤差(0.61mm)が
あったとしても、転写前コロトロンの出力OFFタイミ
ングの許容誤差範囲R(−3.0〜0mm)内に納まる
ように転写前コロトロンの出力を正確にOFFさせるこ
とが可能となる。
【0051】更に、前記の実施例では両面コピーモード
として手動式の両面コピー方法を採用した例を挙げて説
明したが、本発明では自動式の両面コピー方法を採用し
てもよく、この場合でも前記実施例のごとき効果が同様
に得られる。この場合、自動式の両面コピー方法として
は公知のものが適用可能であるが、例えば次のように構
成したものを適用することができる。すなわち、図1に
示すように、第1シート面のコピー終了後の記録シート
を一時的に装置内に収容待機させる両面コピートレイ2
5と、定着工程通過後の記録シートを裏返した状態で両
面コピートレイ25内に搬送収容するシート搬送路28
とを設けてなり、両面コピー時には、第1シート面のコ
ピー終了後の記録シートを排出トレイ26側ではなくシ
ート搬送路28側に搬送させ、その搬送路28を経由さ
せて両面コピートレイ25内に一旦収容し、第2シート
面のコピー時に通常のシート搬送路29に送り出して転
写ドラム3に向けて給紙するように構成したものが適用
可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写制御手段により、両面画像形成時の第2シート面の
画像形成工程における少なくとも転写前処理帯電器の出
力が像密度検知情報に基づいて適切な値に設定変更され
るため、第2シート面画像形成時の転写工程において従
来発生していた転写不良が防止され、転写不良による画
質不良が発生しない。
【0053】上記転写前処理帯電器の出力制御は、形成
される画像全体の像密度に基づいて行ったり或いはカラ
ー画像の場合には各色成分の像密度に基づいて行うこと
により、簡便にかつ確実に行うことができる。しかも、
転写帯電器と転写前処理帯電器の出力制御を像担持体の
回動軸方向の像分布密度情報に基づいて行うようにした
場合には、上記のごとき転写不良の発生防止効果がより
一層的確な得られる。
【0054】従って、本発明の装置においては、両面画
像形成時の第2シート面画像形成工程における従来の転
写不良問題が解消されるため、第2シート面においても
第1シート面の画質と同等レベルの画質を実現すること
ができ、記録シート両面への画像形成をより高画質で良
好に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るカラー複写機の全体
構成を示す概略図である。
【図2】 図1の転写ドラム周辺の構成を示す拡大図で
ある。
【図3】 転写制御手段の構成を示す説明図である。
【図4】 転写工程の様子を示す説明図である。
【図5】 転写前処理コロトロンの好ましい動作タイミ
ングの一例を示す説明図である。
【図6】 カラー画像形成時における転写前処理コロト
ロンのOFF動作制御法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】 1…潜像担持体、3…転写体、4…記録シート、5…定
着手段、6…転写制御手段、63…像密度検知手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 雅彰 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動する像担持体と、その像担持体上に
    画像情報に応じたトナー像を形成するトナー像形成手段
    と、記録シートが保持されるシート保持面を有し、像担
    持体と同期して回動するシート保持面に保持された記録
    シートに像担持体上のトナー像を転写させる転写体と、
    転写体の像担持体と対向する転写部付近に配設される転
    写帯電器並びに転写部手前側の像担持体周囲に配設され
    る転写前処理帯電器と、転写工程終了後に転写体から剥
    離される記録シートを定着手段に挿通させて未定着トナ
    ー像を定着させる定着手段とを備えてなり、かつ、一方
    のシート面である第1シート面への画像形成が終了した
    後の記録シートを裏返した状態で転写体へ供給して第1
    シート面とは反対面の第2シート面にも画像形成を行う
    両面画像形成機能を有する画像形成装置において、 両面画像形成時の第2シート面の画像形成工程における
    少なくとも転写前処理帯電器の出力を像密度検知情報に
    基づいて設定変更する転写制御手段を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、転写制御
    手段は、最終的に形成される画像全体の像密度が高くな
    るにつれて、転写前処理帯電器の出力を第1シート面の
    画像形成工程時の出力に対して相対的に増加させる制御
    を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、転写制御
    手段は、各色成分のトナー像を多重転写してカラー画像
    を形成する場合、その各色成分の像密度が高くなるにつ
    れて、各色成分のトナー像転写時における転写前処理帯
    電器の各出力を第1シート面の画像形成工程時の各出力
    に対して相対的に増加させる制御を行うことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、転写制御
    手段は、両面画像形成時の第2シート面の画像形成工程
    における少なくとも転写前処理帯電器の出力をトナー像
    形成時における像担持体の回動軸方向の像分布密度情報
    に基づいて設定変更する制御を行うことを特徴とする画
    像形成装置。
JP7045824A 1995-03-06 1995-03-06 画像形成装置 Pending JPH08248829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7045824A JPH08248829A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7045824A JPH08248829A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08248829A true JPH08248829A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12730003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7045824A Pending JPH08248829A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08248829A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7308212B2 (en) * 2005-04-08 2007-12-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Color image forming apparatus
US7486901B2 (en) * 2005-03-03 2009-02-03 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and image forming method
US8159689B2 (en) * 2007-04-09 2012-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, image forming method, image processing program, and storage medium storing image processing program
JP5007853B2 (ja) * 2009-04-02 2012-08-22 株式会社タンガロイ 切削用インサートおよび刃先交換式切削工具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7486901B2 (en) * 2005-03-03 2009-02-03 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus and image forming method
US7308212B2 (en) * 2005-04-08 2007-12-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Color image forming apparatus
US8159689B2 (en) * 2007-04-09 2012-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, image forming method, image processing program, and storage medium storing image processing program
JP5007853B2 (ja) * 2009-04-02 2012-08-22 株式会社タンガロイ 切削用インサートおよび刃先交換式切削工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002318494A (ja) 画像形成装置
JP3733277B2 (ja) 画像形成装置
JP2002156884A (ja) 画像形成装置
JPH08248829A (ja) 画像形成装置
JPH05333725A (ja) 画像形成装置
JPH0689065A (ja) 画像形成装置
JP3371586B2 (ja) 画像形成装置
JP3274268B2 (ja) 画像形成装置
JP3517620B2 (ja) 画像形成装置
JP2002244386A (ja) 画像形成装置
JP3576761B2 (ja) 画像形成装置
JPH08248700A (ja) 画像形成装置
JP2001134109A (ja) 画像形成装置
JP7369635B2 (ja) 画像形成装置
JPH1078689A (ja) 画像形成装置
JPH04178680A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP2000066531A (ja) 画像形成装置
JPH08160784A (ja) カラー画像形成装置
JP2004191771A (ja) 画像形成装置
JPH075734A (ja) 画像形成装置
JP2000221806A (ja) 画像形成装置
JPH1026890A (ja) 画像形成装置およびその中間転写体の除電方法
JP3587955B2 (ja) 静電画像形成方法
JPH08171323A (ja) 画像形成装置
JP2001305888A (ja) 転写装置及び画像形成装置