JP2001092267A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001092267A
JP2001092267A JP26640299A JP26640299A JP2001092267A JP 2001092267 A JP2001092267 A JP 2001092267A JP 26640299 A JP26640299 A JP 26640299A JP 26640299 A JP26640299 A JP 26640299A JP 2001092267 A JP2001092267 A JP 2001092267A
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JP26640299A
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Hiroshi Ito
博 伊東
Toshihiko Yamazaki
敏彦 山▲嵜▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次転写バイアスによるスパークノイズの発
生を防ぎ、誤動作や中間転写ベルト膜の絶縁破壊を防
ぎ、画像ムラの発生を防ぐ。 【解決手段】 潜像担持体で現像したトナー像を中間転
写媒体に1次転写して、該中間転写媒体に対して2次転
写ローラを接離制御すると共に2次転写バイアスを印加
しトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置におい
て、中間転写媒体に対して2次転写ローラを接離制御す
る2次転写ローラ接離機構3と、2次転写ローラに2次
転写バイアスを印加する2次転写電源2と、中間転写媒
体に対して2次転写ローラを当接させた後に2次転写バ
イアスを印加し、該2次転写バイアスの印加の解除後に
2次転写ローラを離間させるように2次転写ローラ接離
機構3と2次転写電源2を制御する制御手段1とを備
え、2次転写ローラの接離制御時のスパークノイズの発
生を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潜像担持体で現像
したトナー像を中間転写媒体に1次転写して、該中間転
写媒体に対して2次転写ローラを接離制御すると共に2
次転写バイアスを印加しトナー像を記録媒体に転写する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はカラー画像形成装置の構成概要を
示す図、図4は図3におけるIIーII拡大部分断面図であ
る。カラー画像形成装置では、図3に示すように潜像担
持体としての感光体10が駆動手段(図示せず)によっ
て図示矢印方向に回転駆動され、その周りに、回転方向
に沿って帯電手段としての帯電ローラ11、現像手段と
しての現像ローラ20、中間転写装置30、及びクリー
ニング手段12が配置されている。フルカラー画像を形
成することのできるカラー画像形成装置では、図示のよ
うに現像手段として、イエローの現像ローラ20Y、シ
アンの現像ローラ20C、マゼンタの現像ローラ20
M、ブラックの現像ローラ20Kからなる4色のトナー
による現像器を用いている(例えば特開平11−161
052号公報参照)。
【0003】感光体10は、例えば図4に示すように円
筒状の導電性基材10aと、その表面に形成された感光
層10bとを有し、帯電ローラ11は、感光体10の外
周面に当接して外周面を、例えば−600V程度に一様
に帯電させる。一様に帯電した感光体10の外周面に
は、露光ユニット(図示せず)によって所望の画像情報
に応じた選択的な露光Lがなされる。この露光部位は、
例えば−100V程度の電位に減衰して、この部位が静
電潜像を形成する。静電潜像は、現像ローラ20のトナ
ーが付与されて現像され、可視像としてのトナー像とな
る。
【0004】現像ローラ20には、現像バイアスが印加
されており、負極性に帯電したトナーが前記電位減衰部
分に付着することによって現像される。したがって、フ
ルカラー画像では、4色の現像ローラ20が選択的に感
光体10に当接して、それぞれのトナーを感光体10の
表面に付与して感光体10上の静電潜像を現像する。そ
して、感光体10上に現像されたトナー像は、中間転写
体としての中間転写ベルト36上に転写される。
【0005】中間転写装置30は、駆動ローラ31と4
本の従動ローラ32、33、34、35と、これら各ロ
ーラの回りに張架された無端状の中間転写ベルト36と
を有している。中間転写ベルト36は、例えば図4に示
すように導電層36aと、この導電層36aの上に形成
され、感光体10に圧接される抵抗層36bとを有する
複層ベルトで構成されている。また、導電層36aは、
合成樹脂からなる絶縁性基体36cの上に形成されてお
り、この導電層36aの上に後述するように電極ローラ
37を介して1次転写バイアスV1が印加される。
【0006】駆動ローラ31は、その端部に固定された
歯車が感光体10の駆動用歯車(図示せず)と噛み合う
ことにより、感光体10と略同一、つまり中間転写ベル
ト36が感光体10と略同一の周速で図示矢印方向に循
環駆動される。
【0007】従動ローラ35は、駆動ローラ31との間
で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体
10に圧接される位置に配設され、その圧接で1次転写
部T1を形成される。また、従動ローラ32の位置に
は、中間転写ベルト36を介して電極ローラ37が対向
配置され、中間転写ベルト36の導電層36aには、電
源装置51より電極ローラ37を介して1次転写バイア
スV1が印加される。
【0008】従動ローラ33は、2次転写部T2を形成
するバックアップローラであり、中間転写ベルト36を
介して2次転写部材としての2次転写ローラ38が対向
配置されている。2次転写ローラ38は、中間転写ベル
ト36に対して接離機構(図示せず)により接離可能に
なっており、電源装置52より2次転写バイアスV2が
印加される。2次転写バイアスV2は、1次転写バイア
スV1より絶対値が大きく同極性で、2次転写ローラ3
8のクリーニング時などの2次転写が行われないときの
少なくとも一時期においては、少なくとも1次転写バイ
アスV1より絶対値が小さなクリーニング電圧となり、
あるいはオフされ印加されない。
【0009】従動ローラ34は、ベルトクリーナ39の
ためのバックアップローラであり、ベルトクリーナ39
は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留し
た付着トナーを掻き落とすクリーナブレード39aと、
掻き落とされたトナーを受ける受け部39bとを備え、
中間転写ベルト36に対して接離機構(図示せず)によ
り接離可能になっている。
【0010】1次転写バイアスV1は、例えば+300
V〜+700Vの範囲で、2次転写バイアスV2は、例
えば+600V〜+2000Vの範囲で、温度センサ5
3、湿度センサ54により環境温度、湿度を検出し、低
温低湿の場合には比較的高電圧に、高温高湿の場合には
比較的低電圧に、クリーニング電圧は+100V程度に
それぞれ設定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラー画像形成
装置では、上記のように中間転写ベルト36に2次転写
ローラを当接させ同時に2次転写バイアスを出力してい
るが、その際にスパークノイズが発生するため、例えば
ノイズによる誤動作や中間転写媒体膜の絶縁破壊が発生
したり、また、スパークノイズのメモリが画像ムラとな
って発生したりするなどの問題が生じている。
【0012】多層中間転写媒体膜では、感光体上の画像
を1次転写しながら2次転写を行う場合、シーケンス上
2次転写バイアスを2次転写ローラ圧接以前に印加する
ようになっている。しかも、2次転写バイアスを印加す
る電源回路は、2次転写ローラ圧接動作中に定電流制御
を行うようになっている。そのため、2次転写ローラが
中間転写ベルトに接触していないと、上限電圧まで目一
杯、例えば上記定格の装置では4000Vまで上昇して
しまい、2次転写ローラが中間転写ベルトに接触する際
に、スパークノイズが発生する。
【0013】各部に印加される具体的なバイアス及び流
れる電流を説明すると以下のようになる。図5は1次転
写バイアス及び2次転写バイアス電源の等価回路を示す
図であり、Cは帯電ローラ、Cpは感光体膜、Cmは中
間転写ベルト膜、gはギャップ、Vaは帯電バイアス、
Vt1は1次転写バイアス電源、Vt2は2次転写バイ
アス電源、Icは帯電電流、It1は1次転写電流、I
t2は2次転写電流、T2は2次転写ローラを示す。
【0014】図5に示す回路における定格、条件は、例
えば以下のようなものである。帯電ローラCへの印加電
圧Va=−1.2kVのとき、感光体の表面電位Vo=
−570V、1次転写電源は、定電圧形式で、−400
μAの2次転写電流吸い込み可能、ベルトへの印加電圧
Vt1=+300V定電圧のとき、ベルト表面電位Vm
=+300V(5〜15μA)、2次転写電源は、定電
流形式で、500V以上の下限電圧設定可能、上限電圧
4kV、2次転写ローラ印加電流It2=60μAに設
定(下限800V)とする。
【0015】環境として35℃、湿度65%で転写する
のに最適な電流値が60μAであるとき、2次転写ロー
ラT2が圧接する前に2次転写バイアスVt2を印加す
ると、図5(B)における2次転写ローラT2での出力
電圧は、出力電圧上限の+4kVになる。そのため、2
次転写ローラT2が中間転写ベルトに近接すると、2次
転写ローラT2と中間転写ベルトとの間で放電が開始
し、充電と放電が繰り返され電磁波も発生する。
【0016】このとき、放電による過剰な2次転写電流
は、ベルト表面からアルミ蒸着層を通り、1次転写バイ
アス電源Vt1に吸い込まれる。しかし、吸い込みきれ
ない場合、中間転写ベルト膜Cmにチャージされること
により、ベルト電位は、通常+300Vのところが+α
される。その結果、感光体膜Cpの表面電位|−650
V|と中間転写ベルト膜Cmの表面電位|300V+α
|の電位差Vが1000Vを超えると、異常放電し、一
時的に感光体表面電位がプラスチャージされる。そのた
め、帯電ムラが濃度ムラとなって記録画像に現れる。
【0017】上記のようなスパークノイズは、単層中間
転写媒体の場合、ベルトの膜厚が厚いため発生しにく
く、発生したとしても、ノイズの影響が感光体の表面電
位に影響しずらいので問題にならない場合が多い。しか
し、多層中間転写媒体では、このスパークノイズが乗る
と、電磁波が発生して装置が誤作動したり、モータを制
御しているチップが壊れてモータが回らなくなるなどの
問題が多発する。
【0018】さらに、多層中間転写媒体では、膜厚を薄
くすることにより1次転写バイアスを低く設定できる利
点があるが、2次転写ローラが上限電圧まで上がった状
態で多層中間転写媒体の表面に接触すると、多層中間転
写媒体の膜が絶縁破壊を起こす場合がある。その結果、
アルミ層がむき出しになって、感光体とその部分が接触
することにより転写電流が集中し、感光体にピンホール
をできてしまうという問題も生じる。また、多層中間転
写媒体で通常使用することが多い抵抗範囲は、12乗〜
13乗のオーダのベルトである。一方、スパークノイズ
の影響を受けない抵抗値としては、16乗以上の転写媒
体を使用すればよいが、この抵抗値の多層中間転写媒体
を使用した場合には、2次転写バイアスの電荷が蓄積
し、次の画像で前画像を記憶してしまうという問題が生
じる。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、2次転写バイアスによるスパーク
ノイズの発生を防ぎ、誤動作や中間転写ベルト膜の絶縁
破壊を防ぎ、画像ムラの発生を防ぐものである。
【0020】そのために本発明は、潜像担持体で現像し
たトナー像を中間転写媒体に1次転写して、該中間転写
媒体に対して2次転写ローラを接離制御すると共に2次
転写バイアスを印加しトナー像を記録媒体に転写する画
像形成装置において、前記中間転写媒体に対して前記2
次転写ローラを接離制御する2次転写ローラ接離機構
と、前記2次転写ローラに2次転写バイアスを印加する
2次転写電源と、前記中間転写媒体に対して前記2次転
写ローラを当接させた後に前記2次転写バイアスを印加
し、該2次転写バイアスの印加の解除後に前記2次転写
ローラを離間させるように前記2次転写ローラ接離機構
と前記2次転写電源を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る画像形成装
置の実施の形態を説明するための図、図2は各電圧の印
加タイミングと2次転写ローラの接離タイミングを説明
するための図であり、1は制御装置、2は2次転写電源
装置、3は2次転写ローラ接離制御機構、4は他制御
系、5は温度センサ、6は湿度センサ、8はタイミング
調整部を示す。
【0022】図1において、制御装置1は、例えばホス
トコンピュータ等からの印字指令信号に基づき画像形成
装置全体の作動を制御するものであり、先に図3で説明
したようなイエローY、シアンC、マゼンタM、ブラッ
クの各現像ローラからなる4色のトナーによる現像器を
用いるカラー画像形成装置において、それぞれのバイア
ス電源の制御、静電潜像を形成する露光ユニットの制
御、現像ローラの接離制御等を行う。タイミング調整部
8は、2次転写時に2次転写ローラに印加する2次転写
バイアスを2次転写ローラが中間転写ベルトに圧接して
いる間だけになるように2次転写バイアスの印加と2次
転写ローラの接離のタイミングを調整するものである。
【0023】2次転写電源装置2は、例えば発泡ウレタ
ンローラを用いて中間転写ベルト内部のバックアップロ
ーラとニップを形成している2次転写ローラに対してロ
ーラシャフトより電極を接触させて2次転写バイアスを
印加する定電流形式の電源装置であり、下限電圧制御を
行う。そして、2次転写時に2次転写バイアスを印加
し、2次転写ローラのクリーニング時には電圧を印加し
ない場合もあるが、適宜必要に応じてクリーニング電圧
を印加する。2次転写ローラ接離制御機構3は、中間転
写ベルトに対して2次転写ローラの接離制御を行うもの
であり、2次転写時に中間転写ベルトに対して2次転写
ローラを圧接させる。
【0024】2次転写電源を定電流制御するメリット
は、その時の温湿度により転写するのに最適な(定)電
流を印加することができることであり、トナー層厚及び
紙の厚みの負荷に応じた電圧を自動可変に制御し、カラ
ー画像形成に有利である。しかし、定電流制御すると、
紙幅が狭い場合には、紙がない部分が中間転写媒体と直
接接触するため、無駄な電流が流れて電圧が降下してし
まうので、このような電圧降下を防ぎ、転写良好域を最
低限確保できる下限電圧を設定しておくのが下限電圧制
御である。
【0025】他制御・電源系4は、2次転写電源、2次
転写ローラの接離制御以外の他のバイアス電源の制御、
静電潜像を形成する露光ユニットの制御、現像ローラの
接離制御等を行う制御系である。平常の温度、湿度の環
境における1次転写バイアスV1、2次転写バイアスV
2に対して、低温低湿の場合には1次転写バイアスV
1、2次転写バイアスV2を比較的高電圧にし、逆に高
温高湿の場合には1次転写バイアスV1、2次転写バイ
アスV2を比較的高電圧にしてクリーニング電圧を決め
ると、クリーニング効率が良好になり、画質の安定化を
図れることが判っており、温度センサ5、湿度センサ6
は、そのために環境温度、湿度を検出するものである。
【0026】本発明に係る画像形成装置では、制御装置
1のタイミング調整部8に調整時間Δを設定し、2次転
写ローラに対して中間転写ベルトに圧接している間に限
り2次転写バイアスを印加するように、2次転写時の2
次転写ローラ接離制御機構3による接離タイミングと2
次転写電源装置による2次転写バイアスの印加タイミン
グを調整する。したがってその調整は、2次転写ローラ
接離制御機構3により中間転写ベルトに対して2次転写
ローラを圧接させるタイミングより調整時間Δだけ遅ら
せて2次転写電源装置2より2次転写ローラに対して2
次転写バイアスを印加し、また、中間転写ベルトに対す
る2次転写ローラの圧接を解除させる時は、そのタイミ
ングより調整時間Δだけ早く2次転写電源装置2より2
次転写ローラに対する2次転写バイアスの印加を解除さ
せるように行う。
【0027】次に、各電圧の印加タイミングと2次転写
ローラの接離タイミングを図2及び図3を参照しつつ説
明する。感光体10、現像ローラ20及び中間転写ベル
ト36が回転駆動されると、図2に示すt1時点で、帯
電ローラ11による帯電が開始され、その後露光Lがな
される。続いて、t2時点で1次転写バイアスV1が印
加され、t3時点で1枚目の記録媒体のためのまず、イ
エローの現像ローラ20Yが感光体10に当接すると共
に、その現像バイアスが印加される。イエローの現像が
終わると、t4時点で現像ローラ20Yの感光体10へ
の当接及び現像バイアスの印加が解除されると共に、次
のマゼンタを現像するために現像ローラ20Mが感光体
10に当接すると共に、その現像バイアスが印加され
る。以下シアン、ブラックの現像ローラ20C、20K
についても同様となる。t7時点で、1枚目の記録媒体
の記録のため、2次転写ローラ38が中間転写ベルト3
6に圧接され、略同時に、2枚目の記録媒体のための現
像ローラYが感光体10に当接するようになる。これに
対して、2次転写バイアスV2は、調整時間Δだけ遅れ
て印加される。そして、t8時点で、1枚目の記録媒体
のための現像ローラ20Kの感光体10への当接及び現
像バイアスの印加が解除され、t9時点で、1枚目の記
録媒体のための2次転写ローラ38の中間転写ベルト3
6に対する圧接が解除される。このとき、2次転写バイ
アスV2の印加の解除は、2次転写ローラ38の圧接解
除より調整時間Δだけ早いタイミングで行われる。この
ようにしてt3〜t9の期間において、感光体10上に
Y、M、C、Kの順でトナー像が形成され、これが順次
中間転写ベルト36に1次転写されてカラー画像となっ
た後、1枚目の記録媒体に2次転写されることとなる。
【0028】上記のように本発明に係る画像形成装置で
は、2次転写ローラが中間転写ベルトに圧接されてから
2次転写バイアスが印加され、2次転写バイアスの印加
を解除してから2次転写ローラの圧接を解除するので、
スパークノイズによる従来の問題が解消する。特に、中
間転写媒体としては、PET上に形成されたアルミ導電
層上にウレタン系塗料を10〜50μmの厚みで塗布さ
れたものに特に有効である。また、中間転写媒体の抵抗
は、各環境間で、表面抵抗log11〜14Ω/□、体
積抵抗率log11〜14Ωcmに調整されたものが望
ましい。単層中間転写媒体では、ベルトの膜厚が厚いた
め、スパークノイズが発生しにくく、スパークノイズが
発生したとしても、その影響が感光体の表面電位に影響
しにくく問題とならない場合が多い。しかし、多層中間
転写媒体では、スパークノイズが乗ると、装置が誤作動
したり、モータを制御しているチップが壊れ、モータが
回らなくなるという問題が多発するので、本発明は特に
有効である。
【0029】また、ベルト転写方式を採用する場合、ベ
ルト強度の問題などから少なくとも100μm以上の厚
みを必要としており、多層中間転写媒体よりも低めに抵
抗調整しているが、1次転写ローラ、ベルト裏面を通
り、転写に必要な表面電位にするため、1次転写ローラ
やベルト厚み分電圧降下する分を余分に印加しなければ
ならない。しかし、多層中間転写媒体では、ベルトの強
度を保つPETの部分と転写に必要なバイアスを調整す
る部分をパラレルに調整できるため、導電層上の中抵抗
塗料膜を例えば20μmと薄くでき、印加バイアスとベ
ルト表面電位がほぼ等しくできる。さらに、多層中間転
写媒体は、図3に示したようにバックアップローラ35
を用いてベルト内側から突き出して感光体10に接触さ
せるので、単層中間転写媒体のように裏面から1次転写
ローラなどにより印加する方式に比べて転写バイアスを
1/4以下にできるというメリットがある。
【0030】2次転写ローラの離間定位置は、2次転写
バイアス最大値において影響を受けないように沿面距離
を設定するが、本発明によれば、2次転写ローラが圧接
されてからバイアスを印加し、その印加を解除してから
2次転写ローラを離間するので、1次転写バイアスの影
響に対する沿面距離を確保すればよくなる。その結果、
2次転写ローラの離接のストロークを短くすることがで
き、高速印字に有利となる。
【0031】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、中間転写ベルトに対して2次転写ロ
ーラが圧接して、調整時間Δの経過後2次転写バイアス
を印加し、2次転写ローラの圧接を解除することにより
調整時間Δだけ先立って2次転写バイアスの印加を解除
したが、2次転写バイアスの印加、その解除の際の調整
時間Δは同じではなく、異なってもよいし、2次転写バ
イアスの印加の解除より調整時間Δだけ経過した後に2
次転写ローラの圧接の解除を行うようにしてもよい。さ
らに、2次転写ローラの圧接を検出してから2次転写バ
イアスを印加し、2次転写バイアスの印加を解除してか
ら2次転写ローラの圧接を解除するように検出、判定手
段を設け、制御シーケンスを設定してもよいことはいう
までもない。また、フルカラー画像形成装置について説
明したが、中間転写媒体を備えた画像形成装置であれば
これに限定するものではない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、潜像担持体で現像したトナー像を中間転写媒
体に1次転写して、該中間転写媒体に対して2次転写ロ
ーラを接離制御すると共に2次転写バイアスを印加しト
ナー像を記録媒体に転写する画像形成装置において、中
間転写媒体に対して2次転写ローラを接離制御する2次
転写ローラ接離機構と、2次転写ローラに2次転写バイ
アスを印加する2次転写電源と、中間転写媒体に対して
2次転写ローラを当接させた後に2次転写バイアスを印
加し、該2次転写バイアスの印加の解除後に2次転写ロ
ーラを離間させるように2次転写ローラ接離機構と2次
転写電源を制御する制御手段とを備えたので、2次転写
バイアスによるスパークノイズの発生を防ぐことがで
き、スパークノイズによる誤動作や中間転写ベルト膜の
絶縁破壊を防ぎ、画像ムラの発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の実施の形態を説
明するための図である。
【図2】 各電圧の印加タイミングと2次転写ローラの
接離タイミングを説明するための図である。
【図3】 カラー画像形成装置の構成概要を示す図であ
る。
【図4】 図3におけるIIーII拡大部分断面図である。
【図5】 1次転写バイアス及び2次転写バイアス電源
の等価回路を示す図である。
【符号の説明】
1…制御装置、2…2次転写電源装置、3…2次転写ロ
ーラ接離制御機構、4…他制御系、5…温度センサ、6
…湿度センサ、8…タイミング調整部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体で現像したトナー像を中間転
    写媒体に1次転写して、該中間転写媒体に対して2次転
    写ローラを接離制御すると共に2次転写バイアスを印加
    しトナー像を記録媒体に転写する画像形成装置におい
    て、前記中間転写媒体に対して前記2次転写ローラを接
    離制御する2次転写ローラ接離機構と、前記2次転写ロ
    ーラに2次転写バイアスを印加する2次転写電源と、前
    記中間転写媒体に対して前記2次転写ローラを当接させ
    た後に前記2次転写バイアスを印加し、該2次転写バイ
    アスの印加の解除後に前記2次転写ローラを離間させる
    ように前記2次転写ローラ接離機構と前記2次転写電源
    を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
JP26640299A 1999-09-21 1999-09-21 画像形成装置 Withdrawn JP2001092267A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7113714B2 (en) 2003-10-03 2006-09-26 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus and method having multiple print modes
JP2010191276A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Canon Inc 画像形成装置

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