JP2010190492A - 冷却庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却器による熱交換の効率を高める。
【解決手段】本発明の冷却庫は、前面開口でかつ同前面開口に断熱扉14を装着してなる冷却庫本体10の内部には、右側に被冷却物を収納する収納室15が設けられ、左側に設けられた設置室16には、収納室15と対面する方向の前後に冷却ファン22と冷却器21とが配されてケーシング23,24内に収められてなる冷却ユニット20が設置され、冷却ファン22の駆動に伴い、収納室15の空気が冷却ユニット20の前面の吸込口28から吸い込まれて冷却器21と熱交換することで冷気が生成され、同冷気が冷却ユニット20の背面の吹出口29から吹き出されたのち同冷却ユニット20の側面側に回り込んで収納室15に循環供給され、冷却ファン22と冷却器21の間には、吸込口28から吸い込まれた空気を冷却器21の前面下端に向けて斜め下方に流通案内するエアガイド32が設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、横型冷却庫等の冷却庫に関する。
この種の冷却庫として、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。前面開口の冷却庫本体の内部には、加熱調理済みの食品を入れたトレイを多段に収納できるようにした収納室と冷却ユニットが設置された設置室とが間口方向に並んで設けられている。冷却ユニットは、収納室に対面する方向の前側に配置された冷却ファンと、その冷却ファンの後側に配置された冷却器とを備えている。冷却ファンと冷却器はともにケーシングの内部に収められており、冷却ファンを駆動することにより、収納室の空気が設置室側に吸い込まれて冷却器を通過する間に冷気が生成され、その冷気が再び収納室に送り込まれる。これにより、食品が冷却されるようになっている。
特開2008−106978号公報
しかしながら、冷却ファンから冷却器に向かう空気の一部は、僅かではあるものの、冷却ファンと冷却器との間における下端部に滞留することが考えられる。また、冷却器の前面下端は、冷却ファンよりも下方に配置されているため、冷却ファンから冷却器に向かう空気は主に冷却器の下端部よりも上方部分を通過しやすくなる。このように、冷却器による熱交換の効率を高めるため、さらなる改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、冷却器による熱交換の効率を高めることを目的とする。
本発明の冷却庫は、前面開口でかつ同前面開口に扉を装着してなる冷却庫本体の内部には、間口方向の一側に被冷却物を収納する収納室が設けられるとともに、他側に設けられた設置室には、前記収納室と対面する方向の前後に隙間を有して冷却ファンと冷却器とが配されてケーシング内に収められてなる冷却ユニットが設置され、前記冷却ファンの駆動に伴い、前記収納室の空気が前記冷却ユニットの前面の吸込口から吸い込まれて前記冷却器と熱交換することで冷気が生成され、同冷気が前記冷却ユニットの背面の吹出口から吹き出されたのち同冷却ユニットの側面側に回り込んで前記収納室に循環供給されるようになっており、かつ前記冷却ファンと前記冷却器の間には、前記吸込口から吸い込まれた空気を前記冷却器の前面下端に向けて斜め下方に流通案内するエアガイドが設けられている構成としたところに特徴を有する。
上記構成によれば、冷却器の前面下端が冷却ファンよりも下方に配置されている場合においても、冷却ファンの吸込口から吸い込まれた空気の一部を、エアガイドで案内して斜め下方に流通させ、冷却器と冷却ファンの間における下端部に滞留させることなく、冷却器の下端部にも送り込むことができる。したがって、冷却ファンから吹き出された空気が冷却器の上下方向の全域にわたって満遍なく通過し、冷却器による熱交換の効率を高めることができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記冷却器には、同冷却器に付着した霜を溶かすヒータが設けられ、前記冷却器の下方には、前記ヒータの熱で溶けて落下した霜や除霜水を受けるドレンパンが設置されており、前記エアガイドは、前記ドレンパンの上面開口部に連続している。このようにすれば、冷却器に付着した霜がヒータの熱で溶かされ、溶けた霜がエアガイドの上面に落下した場合においても、この霜をエアガイドの上面からドレンパンの上面開口部に案内し、ドレンパンで受けることができる。
(2)前記ヒータは、前記エアガイドの上面に落ちた霜と接触可能な取り回しで配置された管状ヒータである。このような管状ヒータを設けると、エアガイドの上面に落ちた霜を溶かすことができるため、エアガイドの上面に霜が堆積することがない。
(3)前記エアガイドは、前記ドレンパンの側面部に沿って下方に延出されており、その延出端部には、前記ドレンパンの下面部を支持するレールが設けられている。すなわち、エアガイドにレールを設けたから、このレールによってドレンパンの下面部を支持することができる。
(4)前記レールは、前記エアガイドと一体に形成されている。このようにすれば、エアガイドとは別にレールを設けなくてよいから、部品点数の削減や構造の簡略化が図られる。
本発明によれば、冷却器による熱交換の効率を高め、冷却庫の冷却性能をより高めることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る急速冷却庫の正面図 急速冷却庫の断熱扉を開けた状態の斜視図 庫内構造を示す正面図 図1のA−A線断面図 冷却ユニットを手前側から見た側面図 冷却ユニットのファンケースを開けた状態の斜視図 図6においてドレンパンを取り外した状態の斜視図 図1のB−B線断面図 冷却庫本体の斜視図 庫内の底面と内周面との合わせ部に形成された段差を示す断面図 断熱扉によってドレンパンが押し込まれる様子を示した図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図11を参照しながら説明する。本実施形態の冷却庫はいわゆる横型冷却庫であって、図1に示すように、機械室11の右側に冷却庫本体(以下、単に本体10という)が設置されている。機械室11と本体10は横方向に並んで組み付けられており、機械室11および本体10の底面に配された複数の脚12によって支持されている。本体10は、図2に示すように、前面が開口された断熱箱体からなり、同本体10の前面開口部13には、断熱扉14が正面から見た右側縁を中心として揺動開閉可能に装着されている。なお、本体10および機械室11の上面には、一枚板状をなす天板が取り付けられており、この天板上で調理などができるようになっている。
本体10の内面は、図9に示すように、略方形の底面10Bと、底面10Bの左端から立ち上がる左側面10L、底面10Bの右端から立ち上がる右側面10R、底面10Bの奥端から立ち上がる奥面10C、底面10Bと対向配置された天井面10Aなどを備えて構成されている。ここで、底面10Bと内周面(左側面10L、右側面10R、および奥面10C)との合わせ部には、図10に示すように、段差10Dが設けられている。この段差10Dにコーキングガン42の先端部分を載せることによって、コーキングガン42を段差10Dに沿って誘導しやすくなっている。
本体10の内部すなわち庫内では、図3および図8に示すように、正面から見た右側の6割程度の領域が、食品の収納室15とされ、残りの左側の領域が、冷却ユニット20の設置室16となっている。収納室15には、ホテルパンなどのトレイ(図示せず)が複数段にわたり、前方から出し入れされて収納可能となっている。そのため、収納室15の左右の側面には、一対のトレイ受け25が対向して取り付けられている。
冷却ユニット20は、冷却器21と冷却ファン22とを組み付けてユニット化したものである。冷却器21と冷却ファン22は、収納室15と対面する方向の前後に配置されている。すなわち、冷却ファン22は、収納室15と対面する前側に配置されており、冷却器21は、冷却ファン22の後側に配置されている。
冷却器21は、庫内の高さよりも若干低い高さ寸法と、同庫内の奥行きの半分強の幅とを持った縦長のブロック状に形成されている。この冷却器21は、図6に示す収納室15側の正面板23Cと、その反対側の背面板23Bの両面に開口部を設けた冷却器カバー23内に収められている。両開口部のうち正面板23Cに設けた開口部は、収納室15の庫内空気を吸い込む吸込口28であり、背面板23Bに設けた開口部は、冷却器21で生成された冷気を吹き出す吹出口29である。
吸込口28は、ファンケース24の正面板24Cにおける冷却ファン22の配設位置と対応した位置に形成されている。一方、吹出口29は、冷却器カバー23の背面板23Bのほぼ全面に形成されている。また、ファンケース24の背面側における冷却ファン22の周囲には、図6に示すように、正面板24Cの裏面から立ち上がる立壁24Dが立設されている。この立壁24Dによって、吸込口28から吸い込まれた庫内空気が冷却器21に向けて流通案内される。
また、冷却器21の前面(正面板23Cに沿う面)には、管状に形成された管状ヒータ40が配設されている。管状ヒータ40は、冷却器21の前面において複数段にわたって配置されている。最下段の管状ヒータ40は、冷却器21の前面下端部付近に配置されている。この管状ヒータ40によって冷却器21に付着した霜を溶かし、冷却器21から落下した霜や除霜水が後記するドレンパン43に収容されるようになっている。
冷却ファン22は、ファンケース24内に装着されている。図8に示すように、ファンケース24は、その手前側の側面板24Aが、冷却器カバー23の手前側の側面板23Aと面一となった状態で重ねられ、そのとき奥側の側面板24Bの開口縁が、冷却器カバー23における奥側に張り出した部分の正面板23Cに当てられ、上下2箇所においてヒンジ26により揺動開閉可能に取り付けられている。ファンケース24の手前側の側面板24Aと、冷却器カバー23の手前側の側面板23Aとの互いに突き合わされる開口縁同士の間には、図5に示すように、上下2箇所において閉鎖状態に施錠する施錠装置27が設けられている。施錠装置27を解錠すると、ファンケース24はヒンジ26を中心として図8の反時計回り方向に90度揺動して開放できるようになっている。
冷却器カバー23の上面板23Dには、図6に示すように、前側(収納室15側)に張り出すフランジ30が設けられている。このフランジ30を庫内の天井面10Aにねじ止めすることによって冷却ユニット20が庫内の天井面10Aに固定されるようになっている。一方、冷却器カバー23の背面板23Bにおける下端部には、冷却ユニット20を庫内の左側面10Lに固定するためのブラケット31が取り付けられている。
ブラケット31は、図7に示すように、上側の水平部分からなる後側ガイド部31A、この後側ガイド部31Aの後端から庫内の左側面10Lに沿って垂下した取付部31B、下側の短寸の水平部分からなる左側レール31Cなどを備えて構成されている。冷却ユニット20は、取付部31Bを庫内の左側面10Lの下部にねじ止めすることによって同左側面10Lに固定されるようになっている。また、左側レール31Cは、後記するドレンパン43の下面部における側縁部を受ける部分となっている。
なお、冷却ユニット20の背面側には、図5に示すように、一対の冷媒管39が引き出されている。両冷媒管39は、機械室11内に装備された冷凍装置50に循環接続されている。これにより、冷凍回路が構成される。また、冷却ユニット20の奥側には、庫内温度センサ38が取り付けられており、この庫内温度センサ38によって得られた温度データに基づいて庫内の温度が一定の温度に保持されるように制御されている。一方、冷却ユニット20の手前側には、芯温センサ45が着脱可能に取り付けられている。
さて、冷却器カバー23の前面下端には、図7に示すように、エアガイド32が取り付けられている。前記したように、冷却ファン22と冷却器21は前後に対向して配置されており、冷却ファン22と冷却器21の間における下端部に冷却ファン22から吹き出された庫内空気の一部が滞留することを規制するため、冷却器カバー23にエアガイド32を設けることにより、冷却器21に庫内空気が直接送られるようにしている。
エアガイド32は、冷却器カバー23の前面下端に向けて斜め下方に傾斜する前側ガイド部32Aと、この前側ガイド部32Aの下端から垂下した取付部32Bと、下側の短寸の水平部分からなる右側レール32Cとから構成されている。前側ガイド部32Aと取付部32Bと右側レール32Cは、一枚の金属板から打ち抜き加工や折り曲げ加工などを施すことによって一体に形成されている。このため、前側ガイド部32Aと取付部32Bと右側レール32Cを別々に設けなくてよいから、部品点数の削減や構造の簡略化が図られる。
エアガイド32における前側ガイド部32Aと取付部32Bとの角部付近は、最下段の管状ヒータ40と接触ないし近接した配置とされている。このため、管状ヒータ40の熱を前側ガイド部32Aや取付部32Bに伝えることができる。したがって、冷却器21から落下した霜を、前側ガイド部32Aの上面で間接的に溶かしたり、あるいは、管状ヒータ40によって直接溶かすことができるため、前側ガイド部32Aの上面に霜が堆積することはない。
前側ガイド部32Aの上端は、図3に示すように、立壁24Dの下端部先端とほぼ対向しており、前側ガイド部32Aは、立壁24Dの下端部先端から冷却器21の前面下端に向けて斜め下方に形成されている。このようにすると、冷却ファン22から吹き出された庫内空気を、冷却器21の下端部にも流通させることができるため、冷却器21による熱交換を効率的に行うことができる。
冷却器カバー23の下面側には、図6または図7に示すように、冷却器21からの除霜水を受けるドレンパン43の収容部41が配置されている。収容部41は、エアガイド32の取付部32B、右側レール32C、ブラケット31の左側レール31C、この左側レール31Cと取付部31Bとを接続する垂直部31Dなどによって構成されている。
ドレンパン43は、収容部41の奥行一杯に収容可能なように、奥行方向に細長い上面開口の角箱形状に形成されている。ドレンパン43の手前側の面の上縁には、取っ手44が形成されている。ドレンパン43の下面部における左側縁部は、左側レール31Cによって支持されている一方、同下面部における右側縁部は、右側レール32Cによって支持されている。したがって、ドレンパン43は、収容部41内に出し入れ自在とされている。また、ドレンパン43の左右両側面はエアガイド32の取付部32Bとブラケット31の垂直部31Dとによって挟持されているため、ドレンパン43の奥行方向における移動が案内される。
なお、ドレンパン43を定位置にない状態で、断熱扉14を閉めてしまったときには、図11に示すように、断熱扉14の庫内面によってドレンパン43が収容部41の奥行方向に押し込まれ、断熱扉14を閉じることによってドレンパン43が図8に示す定位置に収まるようになっている。
ドレンパン43の右側面における上縁は、エアガイド32の取付部32Bと接触している。このため、前側ガイド部32Aの上面で溶けた除霜水は、取付部32Bを伝ってドレンパン43の内部に進入することになる。したがって、前側ガイド部32Aの上面で溶けた除霜水をドレンパン43の内部に回収することができる。
ところで、図5に示すように、ドレンパン43の取っ手44は水平面とされており、さらに取っ手44の上面は、後側ガイド部31Aの上面と面一に配置されている。したがって、吹出口29から背面側に吹き出された冷気は、図8の矢線(一点鎖線)に示すように、庫内の左側面10Lで手前側と奥側の二手に分岐し、手前側に流れた冷気C1は、後側ガイド部31Aの上面から取っ手44の上面を通って収納室15へスムーズに流れ、奥側に流れた冷気C2は、後側ガイド部31Aの上面から冷却ユニット20の奥側に形成された通気路を通って収納室15に流れることになる。
また、取っ手44と後側ガイド部31Aとの間には、わずかな隙間が設定されており、除霜運転時に溶けた霜が後側ガイド部31Aの上面から取っ手44の上面に流れ込むことはなく、庫内の底面10Bもしくはドレンパン43の内部に落ちるようになっている。また、取っ手44と断熱扉14との間にも、わずかな隙間が設定されており、除霜運転時に溶けた霜が取っ手44の上面を伝って庫外へ落ちることはなく、庫内の底面10Bに落ちるようになっている。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用について説明する。基本的な冷却運転は、冷凍装置50(圧縮機)と冷却ファン22とが駆動されることで行われ、図8に示すように、収納室15の空気C3がファンケース24の吸込口28から冷却ユニット20内に吸引されて冷却器21を通過する間に冷気が生成され、冷却器カバー23の背面側の開口である吹出口29から吹き出された冷気C1,C2は、庫内の左側面10Lに当たって手前側と奥側に分かれて冷却器21の手前側と奥側の側面に回り込んだ後、一部が右側面10R側まで流通しつつ収納室15に送り込まれる。
このように冷気C1,C2,C3が循環することによってトレイ(図示せず)に入れられた食品が急速冷却される。この間、庫内温度センサ38により庫内温度が検出され、その検出温度と、予め定められた庫内設定温度との比較に基づいて冷凍装置50がオンオフされ、庫内がほぼ設定温度に維持される。一方、収納された食品には、芯温センサ45が差し込まれて同食品の芯温(内部温度)が検出され、その検出温度が、予め定められた芯温の設定温度まで低下したら、所定の急速冷却が完了したとみなされて、冷却運転が停止されるようになっている。
ここで本実施形態では、冷却器21が冷却ファン22の後側に配置されており、かつ、冷却器21の前面下端が冷却ファン22よりも下方に設置されているため、冷却ファン22からの庫内空気が冷却器21の下端部よりも上方部分を通過しやすくなることが考えられる。このため、冷却器21の下端部にも庫内空気を送り込むことによって、熱交換の効率をさらに向上させる余地がある。
その点本実施形態では、冷却ファン22の周囲に設けられた立壁24Dの下端部から冷却器21の前面下端に向けて斜め下方に延びるエアガイド32を設けたから、冷却ファン22からの庫内空気が前記隙前に入り込んで滞留することがなく、エアガイド32に沿って庫内空気を流通させて冷却器21の下端部にも庫内空気を送り込むことができる。したがって、冷却ファン22から吹き出された庫内空気が冷却器21の上下方向の全域にわたって満遍なく通過し、冷却器21による熱交換の効率を高めることができる。
また、ドレンパン43の取っ手44の上面は、後側ガイド部31Aの上面と面一に配置されているため、庫内の左側面10Lで手前側に分岐した冷気C1を、後側ガイド部31Aの上面から取っ手44の上面を通って収納室15にスムーズに導くことができる。一方、冷却ユニット20の奥側には、庫内の奥面10Cとの間に通気路が形成されているため、庫内の左側面10Lで奥側に分岐した冷気C2を、前記通気路を通って収納室15に導くことができる。
また、除霜運転時に冷却器21に付着した霜が管状ヒータ40によって溶かされて、エアガイド32の前側ガイド部32Aの上面に落下した場合、冷却器21の前面下端付近に設置された最下段の管状ヒータ40によって霜を溶かすことができ、前側ガイド部32Aの上面に霜が堆積することがない。このとき、前側ガイド部32Aの上面で溶けた霜は、除霜水となって前側ガイド部32Aから取付部31Bを伝ってドレンパン43の上面開口部から内部に進入する。
また、ドレンパン43は、垂直部31Dと取付部32Bによって左右両側から挟持されることで奥行方向に案内可能となっているため、ドレンパン43内に収容された除霜水を廃棄する際には、取っ手44を手前側に引き出すことによってドレンパン43を容易に取り外すことができる。また、ドレンパン43の下面部の右側縁部を支持する右側レール32Cは、エアガイド32と一体に形成されているため、部品点数を削減することができ、構造を簡素化できる。
また、後側ガイド部31Aと取っ手44との間に隙間を設けたから、除霜運転時に冷却器からの霜が溶けて除霜水となった後に、この除霜水が後側ガイド部31Aの上面を伝って取っ手44の上面に伝わることがない。さらに、取っ手44と断熱扉14との間にも隙間を設けたから、除霜水が取っ手44の上面から庫外へ流れ落ちることもない。また、ドレンパン43が手前側に引き出された状態で断熱扉14を閉じたとしても、この断熱扉14によってドレンパン43を定位置に押し込むことができるため、ドレンパン43が引き出されたままとなることを規制できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)冷却ユニット20の配設位置は、上記実施形態とは逆に、庫内の正面から見た右側に設置されていてもよい。この場合、機械室11を本体10の右側に設置し、冷却器21と機械室11を両冷媒管39で接続すればよい。
(2)上記実施形態では冷却ユニット20の背面側に吹き出された冷気C1,C2が手前側と奥側の両側に回り込むものを例示したものの、いずれか一方側に回り込むものであってもよい。
(3)上記実施形態ではエアガイド32を冷却器21側に取り付けたものを例示しているものの、本発明によると、エアガイド32を冷却ファン22側に取り付けてもよい。
(4)上記実施形態ではエアガイド32の上端が冷却ファン22の立壁24Dの下端部先端と対向配置されているものの、本発明によると、エアガイド32の上端を立壁24Dの下端部先端よりも下方に配置してもよい。
(5)上記実施形態ではエアガイド32をドレンパン43とは別体に形成し、エアガイド32をドレンパン43の上面開口部に接触させているものの、本発明によると、エアガイド32をドレンパン43の上面開口部と一体に形成してもよい。
(6)上記実施形態ではエアガイド32の前側ガイド部32Aの上面に落ちた霜を溶かすのに管状ヒータ40を用いているものの、本発明によると、前側ガイド部32Aの下面に面状ヒータを設置するなどして霜を溶かしてもよい。
(7)上記実施形態ではドレンパン43の下面部の右側縁部を支持する右側レール32Cを設けているものの、本発明によると、ドレンパン43の上面開口部から右側に張り出すフランジ部を設け、このフランジ部を支持する右側レールを設けてもよい。
(8)上記実施形態では右側レール32Cをエアガイド32と一体に形成しているものの、本発明によると、右側レール32Cをエアガイド32と別体に形成してもよい。この場合、ブラケット31のみでドレンパン43を支持してもよい。
(9)上記実施形態では、ドレンパン43が左側レール31Cと右側レール32Cに沿って出し入れできるようになっているものの、このようなレールを備えていないものであってもよい。
(10)本発明は上記実施形態に例示した急速冷却庫に限らず、庫内の左右一側に被冷却物の収納室が設けられる一方、他側に同収納室と対向するように冷却ユニットが設けられ、冷却ユニットの背面から吹き出された冷気が同冷却ユニットの側面側に回り込んで収納室に循環供給される形式の冷却庫全般に広く適用することができる。
10…冷却庫本体 13…前面開口部 14…断熱扉 15…収納室 16…設置室 20…冷却ユニット 21…冷却器 23…冷却器カバー(ケーシング) 24…ファンケース(ケーシング) 28…吸込口 29…吹出口 32…エアガイド 32A…前側ガイド部 32C…右側レール 40…管状ヒータ 43…ドレンパン

Claims (5)

  1. 前面開口でかつ同前面開口に扉を装着してなる冷却庫本体の内部には、間口方向の一側に被冷却物を収納する収納室が設けられるとともに、他側に設けられた設置室には、前記収納室と対面する方向の前後に冷却ファンと冷却器とが配されてケーシング内に収められてなる冷却ユニットが設置され、
    前記冷却ファンの駆動に伴い、前記収納室の空気が前記冷却ユニットの前面の吸込口から吸い込まれて前記冷却器と熱交換することで冷気が生成され、同冷気が前記冷却ユニットの背面の吹出口から吹き出されたのち同冷却ユニットの側面側に回り込んで前記収納室に循環供給されるようになっており、
    かつ前記冷却ファンと前記冷却器の間には、前記吸込口から吸い込まれた空気を前記冷却器の前面下端に向けて斜め下方に流通案内するエアガイドが設けられていることを特徴とする冷却庫。
  2. 前記冷却器には、同冷却器に付着した霜を溶かすヒータが設けられ、前記冷却器の下方には、前記ヒータの熱で溶けて落下した霜や除霜水を受けるドレンパンが設置されており、
    前記エアガイドは、前記ドレンパンの上面開口部に連続していることを特徴とする請求項1に記載の冷却庫。
  3. 前記ヒータは、前記エアガイドの上面に落ちた霜と接触可能な取り回しで配置された管状ヒータであることを特徴とする請求項2に記載の冷却庫。
  4. 前記エアガイドは、前記ドレンパンの側面部に沿って下方に延出されており、その延出端部には、前記ドレンパンの下面部を支持するレールが設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷却庫。
  5. 前記レールは、前記エアガイドと一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の冷却庫。
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