JP2010182947A - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、高密度化を可能とする不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板11と、前記半導体基板上に設けられた積層構造体であって、前記半導体基板の主面に対して垂直な第1方向に積層された複数の要素積層体を有し、前記複数の要素積層体のそれぞれは、前記主面に対して平行に設けられた電極膜WLと、第1絶縁膜14と、前記電極膜と前記第1絶縁膜との間に設けられた電荷蓄積層23aと、前記電荷蓄積層と前記電極膜との間に設けられた第2絶縁膜24aと、を有する積層構造体MLと、前記積層構造体を前記第1方向に貫通する半導体ピラーSPと、前記半導体ピラーと前記電極膜との間に設けられた第3絶縁膜25と、前記半導体ピラーと前記電荷蓄積層との間に設けられた第4絶縁膜22と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関し、特に、基板上に複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層された不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
従来、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置は、シリコン基板の表面に素子を2次元的に集積させることにより作製されてきた。このようなフラッシュメモリの記憶容量を増加させるためには、個々の素子の寸法を小さくして微細化を図ることが必要だが、近年、その微細化もコスト的、技術的に困難になってきている。
この問題を解決するため、素子を3次元的に集積する方法が多数提案されている。中でも、特に、生産性が高い一括加工型3次元積層メモリが有望視されている(特許文献1参照)。この技術においては、シリコン基板上に電極膜と絶縁膜とを交互に積層させて積層体を形成した後、この積層体に貫通ホールを一括加工で形成する。そして、貫通ホールの側面上に電荷蓄積層を形成し、貫通ホールの内部にシリコンを埋め込むことにより、シリコンピラーを形成する。これにより、各電極膜とシリコンピラーとの交差部分にメモリセルが形成される。また、積層体の端部を階段状に加工し、積層体の周囲に、階段状の端部に乗り上げるように層間絶縁膜を設け、層間絶縁膜中に各電極膜の端部に接続されるようにコンタクトを埋設する。そして、層間絶縁膜の上方に複数本の金属配線を敷設し、コンタクトを介して各電極膜の端部に接続する。これにより、金属配線及びコンタクトを介して、各電極膜の電位を相互に独立して制御することができる。
この一括加工型3次元積層メモリにおいては、各電極膜及び各シリコンピラーの電位を制御することにより、シリコンピラーから電荷蓄積層に電荷を出し入れして情報を記録することができる。この技術によれば、シリコン基板上に複数の電極膜を積層することにより、1ビット当たりのチップ面積を低減し、コストを低減することができる。また、積層体を一括加工して3次元積層メモリを形成することができるため、積層数が増加しても、リソグラフィ工程の回数は増加せず、コストの増加を抑えることができる。
この一括加工型3次元積層メモリにおいては、貫通ホールの内側に、トンネル絶縁膜、電荷蓄積層及びブロック絶縁膜の3つの層が設けられるので、貫通ホールの径を微細化することに制約があり、さらなる高密度化のためには改良の余地がある。
特開2007−266143号公報
本発明は、高密度化を可能とする不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた積層構造体であって、前記半導体基板の主面に対して垂直な第1方向に積層された複数の要素積層体を有し、前記複数の要素積層体のそれぞれは、前記主面に対して平行に設けられた電極膜と、第1絶縁膜と、前記電極膜と前記第1絶縁膜との間に設けられた電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層と前記電極膜との間に設けられた第2絶縁膜と、を有する積層構造体と、前記積層構造体を前記第1方向に貫通する半導体ピラーと、前記半導体ピラーと前記電極膜との間に設けられた第3絶縁膜と、前記半導体ピラーと前記電荷蓄積層との間に設けられた第4絶縁膜と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、基板の主面の上に、電極膜、第1絶縁膜、第2絶縁膜及び電荷蓄積層を含む要素積層体を複数層積層して積層構造体を形成する工程であって、基板の主面の上で実施される、前記電極膜の積層工程と、前記第1絶縁膜の積層工程と、前記電極膜の積層工程と前記第1絶縁膜の積層工程との間に実施される前記電荷蓄積層の積層工程と、前記電極膜の積層工程と前記電荷蓄積の積層工程との間に実施される前記第2絶縁膜の積層工程と、を有する前記要素積層体の形成工程を複数回繰り返して前記積層構造体を形成する工程と、前記主面に対して垂直な第1方向において前記積層構造体を貫通する貫通ホールを形成する工程と、前記貫通ホールの内側の面に露出した前記電極膜を酸化して第3絶縁膜を形成する工程と、前記貫通ホールの内壁に第4絶縁膜を形成する工程と、前記貫通ホールの内側の残余の空間に半導体材料を埋め込んで半導体ピラーを形成する工程と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、高密度化を可能とする不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的平面図である。 比較例の不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。 別の比較例の不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る別の不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式的断面図である。 本発明の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。 本発明の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の要部の構成を例示する模式的断面図である。 本発明の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。 図10に続く図である。 図11に続く図である。 図12に続く図である。 図13に続く図である。 図14に続く図である。 図15に続く図である。 図16に続く図である。 図17に続く図である。 図18に続く図である。 図19に続く図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的斜視図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的平面図である。
なお、図1は、図2のA−A’線断面の一部を例示している。また、図2においては、図を見易くするために、導電部分のみを示し、絶縁部分は図示を省略している。
図1、図2及び図3に示すように、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置110は、3次元積層型のフラッシュメモリである。後述するように、不揮発性半導体記憶装置110においては、セルトランジスタが3次元マトリクス状に配列されている。また、各セルトランジスタには電荷蓄積層が設けられており、この電荷蓄積層に電荷を蓄積させることにより、各セルトランジスタがデータを記憶するメモリセルとして機能する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置110においては、例えば単結晶シリコンからなる半導体基板11が設けられる。半導体基板11においては、メモリセルが形成されるメモリアレイ領域と、メモリセルを駆動する回路領域とが設定されている。図1及び図2は、メモリアレイ領域の構成を例示しており、回路領域の図示は省略されている。
メモリアレイ領域においては、半導体基板11の主面11a上に、積層構造体MLが形成されている。積層構造体MLは、後述する要素積層体ML1を複数層有している。すなわち、積層構造体MLにおいては、要素積層体ML1が、主面11aに垂直な方向に複数層積層されている。
ここで、本願明細書において、説明の便宜上、XYZ直交座標系を導入する。この座標系においては、半導体基板11の主面11aに対して垂直な方向をZ軸方向(第1方向)とする。そして、主面11aに対して平行な平面内の1つの方向をX軸方向(第2方向)とする。そして、Z軸とX軸とに垂直な方向をY軸方向(第3方向)とする。
積層構造体MLにおける要素積層体ML1の積層方向は、Z軸方向である。
図1に表したように、要素積層体ML1のそれぞれは、主面11aに対して平行方向に設けられた電極膜WLと、第1絶縁膜14と、電極膜WLと第1絶縁膜14との間に設けられた電荷蓄積層23aと、電荷蓄積層23aと電極膜WLとの間に設けられた第2絶縁膜24aと、を有する。
電極膜WL、第1絶縁膜14、電荷蓄積層23a及び第2絶縁膜24aは、主面11a対して平行に設けられる。
なお、本具体例においては、電荷蓄積層23a及び第2絶縁膜24aが電極膜WLの上側(半導体基板11とは反対の側)に設けられているが、電荷蓄積層23a及び第2絶縁膜24aは、電極膜WLの下側(半導体基板11の側)に設けられても良い。
さらに、本具体例においては、電極膜WLどうしの間に1つずつの電荷蓄積層23a及び第2絶縁膜24aが設けられているが、後述するように、電極膜WLどうしの間に複数の電荷蓄積層及び第2絶縁膜を設けても良い。
なお、図2においては、電極膜WLが4枚描かれており、すなわち、積層構造体MLは、要素積層体ML1を4層有している場合が例示されているが、積層構造体MLにおいて、設けられる要素積層体ML1の積層数は任意である。
そして、不揮発性半導体記憶装置110は、半導体基板11と、上記の積層構造体MLと、Z軸方向において積層構造体MLを貫通する半導体ピラーSPと、半導体ピラーSPと電極膜WLとの間に設けられた第3絶縁膜25と、半導体ピラーSPと電荷蓄積層23aとの間に設けられた第4絶縁膜22と、を備える。半導体ピラーSPは、Z軸方向に延在する。
本具体例では、第4絶縁膜22は、第1絶縁膜14、第2絶縁膜24a及び第3絶縁膜25と、電極膜WLと、の間に延在して設けられている。
電極膜WLには、任意の導電材料を用いることができ、例えば、不純物が導入されて導電性が付与されたアモルファスシリコン又はポリシリコンを用いることができ、また、金属及び合金なども用いることができる。電極膜WLには、回路領域に形成されたドライバ回路(図示せず)によって所定の電位が印加され、不揮発性半導体記憶装置110のワード線として機能する。
一方、第1絶縁膜14、第2絶縁膜24a、第3絶縁膜25及び第4絶縁膜22には、例えばシリコン酸化物が用いられる。
第1絶縁膜14は、電極膜WL同士を絶縁する層間絶縁膜として機能する。半導体ピラーSPと各電極膜WLとが対向する部分の近傍領域においてメモリセルが形成され、第4絶縁膜22がトンネル絶縁膜として機能し、第2絶縁膜24aがブロック絶縁膜として機能する。
電荷蓄積層23aには、例えばシリコン窒化膜を用いることができ、半導体ピラーSPと電極膜WLとの間に印加される電界によって、電荷を蓄積または放出し、記憶層として機能する。電荷蓄積層23aは単層膜でも良く、また積層膜であっても良い。
図2に表したように、積層構造体MLの上方には、選択ゲート電極SGが設けられる。選択ゲート電極SGには、任意の導電材料を用いることができ、例えばポリシリコンを用いることができる。選択ゲート電極SGは、導電膜が一定の方向に沿って分断されて形成されたものであり、本具体例では選択ゲート電極SGは、Y軸方向に沿って分断されている。すなわち、選択ゲート電極SGは、X軸方向に延在する複数本の配線状の導電部材である。
一方、電極膜WLは、XY平面に平行な導電膜であり、例えば、消去ブロック単位で分断される。なお、電極膜WLも、選択ゲート電極SGと同様に、例えばX軸方向に延在するように分断されていても良い。
そして、積層構造体ML及び選択ゲート電極SGには、積層方向(Z軸方向)に延びる複数の貫通ホールTHが形成され、その内部の側面に第4絶縁膜22が設けられ、その内側の空間に半導体材料が埋め込まれて半導体ピラーSPとなる。
本具体例においては、不揮発性半導体記憶装置110は、第1半導体ピラーSP1と第2半導体ピラーSP2とを半導体基板11の側で電気的に接続する第1接続部CP1をさらに備える。すなわち、第1及び第2半導体ピラーSP1及びSP2は、第1接続部CP1によって接続され、U字形状の1つのNANDストリングとして機能する。
ただし、本発明は、これに限らず、それぞれの半導体ピラーSPが独立しており、半導体基板11の側で接続部CPによって接続されなくても良い。この場合には、積層構造体MLの上部及び下部に各半導体ピラーSPを選択するための選択ゲート電極がそれぞれ設けられる。以下では、2本の半導体ピラーSPが第1接続部CP1によって接続される場合として説明する。
なお、ここで、不揮発性半導体記憶装置110において半導体ピラーは複数設けられており、半導体ピラーの全体または任意の半導体ピラーを指す場合には、「半導体ピラーSP」と言い、特定の半導体ピラーどうしの関係を説明する際などにおいて、特定の半導体ピラーを指す場合に、「第n半導体ピラーSPn」(nは1以上の任意の整数)と言うことにする。他の構成要素も同様に、例えば、接続部の全体または任意の接続部を指す場合には、「接続部CP」と言い、特定の接続部を指す場合に「第n接続部CPn」(nは1以上の任意の整数)と言う。
図2に表したように、第1接続部CP1によって接続された第1及び第2半導体ピラーSP1及びSP2がペアとなって1つのU字形状のNANDストリングとなり、第2接続部CP2によって接続された第3及び第4半導体ピラーSP3及びSP4がペアとなって別のU字形状のNANDストリングとなる。
そして、図3に表したように、電極膜WLにおいては、0以上の整数であるmにおいて、上記のnが(4m+1)及び(4m+4)である半導体ピラーSP(4m+1)及びSP(4m+4)に対応する電極膜が共通に接続され電極膜WLAとなり、nが(4m+2)及び(4m+3)である半導体ピラーSP(4m+2)及び(4m+3)に対応する電極膜が共通に接続され電極膜WLBとなる。すなわち、電極膜WLは、X軸方向に対向して櫛歯状に互いに組み合わされた電極膜WLA及び電極膜WLBの形状を有している。すなわち、電極膜WLA及び電極膜WLBは、交叉指形電極(inter digital electrodeまたはmulti-finger electrode)の構造を有している。
そして、図3では図示しないが、X軸方向における両端において、電極膜WLA及び電極膜WLBは、例えば半導体基板11に設けられる周辺回路と電気的に接続される。すなわち、例えば、特許文献1に記載されている「階段構造」のように、Z軸方向に積層された各電極膜WL(電極膜WLA及び電極膜WLB)のX軸方向における長さが階段状に変化させられており、X軸方向の一方の端では電極膜WLAによって周辺回路との電気的接続が行われ、X軸方向の他方の端では、電極膜WLBによって周辺回路との電気的接続が行われる。
これにより、半導体基板11からの距離が同じ電極膜WLにおいて、ペアとなる第1半導体ピラーSP1及び第2半導体ピラーSP2とで異なる電位が設定できる。そして、半導体基板11からの距離が同じ電極膜WLにおいて、第3半導体ピラーSP3及び第4半導体ピラーSP4とで、異なる電位を設定できる。これにより、第1半導体ピラーSP1と第2半導体ピラーSP2とに対応する同層のメモリセルは互いに独立して動作でき、そして、第3半導体ピラーSP3と第4半導体ピラーSP4とに対応する同層のメモリセルは互いに独立して動作できる。
なお、電極膜WLAと電極膜WLBとの組み合を1つの消去ブロックとすることができ、消去ブロックごとに、電極膜WLA及び電極膜WLBと、別の電極膜WLA及び電極膜WLBと、が分断される。
なお、各消去ブロックに含まれる半導体ピラーのX軸方向及びY軸方向における数は任意である。
ここで、図1に例示したように、第3絶縁膜25は、半導体ピラーSPと電極膜WLとの間に設けられ、第4絶縁膜22は、半導体ピラーSPと電荷蓄積層23aとの間に設けられるが、第4絶縁膜22は、第3絶縁膜25と電極膜WLとの間に延在しても良い。さらに、第4絶縁膜22は、第1絶縁膜14と電極膜WLとの間に延在しても良い。さらに、第4絶縁膜22は、第2絶縁膜24aと電極膜WLとの間に延在しても良い。すなわち、第4絶縁膜22は、貫通ホールTHの内側に連続して設けられても良い。
また、半導体ピラーSPと電極膜WLとの間に設けられる絶縁膜を第3絶縁膜25とし、半導体ピラーSPと電荷蓄積層23aとの間に設けられる絶縁膜を第4絶縁膜22としているが、第3絶縁膜25と第4絶縁膜22とは、区別なく、一体として設けられても良い。
後述するように、貫通ホールTHの内側の面に露出した電極膜WLを酸化することによって第3絶縁膜25を形成し、その後、貫通ホールTHの内部の側壁に絶縁膜を形成することで第4絶縁膜22を形成することができる。
不揮発性半導体記憶装置110においては、貫通ホールTHの内側には第4絶縁膜22(トンネル絶縁膜)と半導体ピラーSPが設けられ、電荷蓄積層23a及び第2絶縁膜24a(ブロック絶縁膜)は、電極膜WLと積層され、貫通ホールTHの内側には設けられない。これにより、貫通ホールTHの径を小さくすることが可能であり、高密度化を可能とする不揮発性半導体記憶装置が提供できる。
なお、Y軸方向において隣接する2つの半導体ピラーSPの間には、分断絶縁層ILが設けられ、電極膜WL、第1絶縁膜14、電荷蓄積層23a及び第2絶縁膜24aを、分断している。
(比較例)
図4は、比較例の不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。
図5は、別の比較例の不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。同 すなわち、図4(a)、図4(b)及び図5は、第1、第2及び第3の比較例の不揮発性半導体記憶装置119a、119b及び119cの構造を例示している。
図4(a)に表したように、第1の比較例の不揮発性半導体記憶装置119aにおいては、貫通ホールTHの内側に、ブロック絶縁膜64、電荷蓄積層63及びトンネル絶縁膜62が設けられ、その内側に半導体ピラーSPが設けられている。このため、貫通ホールTHの径を小さくすることが困難である。そして、これらの膜の厚さや半導体ピラーSPの太さに制約がある。
また、図4(b)に表したように、第2の比較例の不揮発性半導体記憶装置119bにおいては、電荷蓄積層63が分断されて設けられている。すなわち、電荷蓄積層63は、半導体ピラーSPと電極膜WLとの間に局在するように設けられる。この場合も、貫通ホールTHの内側に、ブロック絶縁膜64、電荷蓄積層63及びトンネル絶縁膜62が設けられるので、貫通ホールTHの径を小さくすることが困難であり、また、これらの膜の厚さや半導体ピラーSPの太さに制約があり、また、製造工程における制約も多く製造が困難である。
図5に表したように、第3の比較例の不揮発性半導体記憶装置119cにおいては、電荷蓄積層63が電極膜WLどうしの間の第1絶縁膜14の半導体ピラーSPに対向する部分に設けられている。電荷蓄積層63と電極膜WLとの間の絶縁膜がブロック絶縁膜64となり、電荷蓄積層63と半導体ピラーSPとの間の絶縁膜がトンネル絶縁膜62となっている。不揮発性半導体記憶装置119cにおいては、ブロック絶縁膜64、電荷蓄積層63及びトンネル絶縁膜62が積層されるのではなく、電荷蓄積層63が、電極膜WLどうしの間に局在して設けられるので、不揮発性半導体記憶装置119a及び119bに比べて貫通ホールTHの径を小さくすることが可能である。しかしながら、不揮発性半導体記憶装置119cの構造は複雑であり、製造は困難である。
これに対し、既に説明したように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置110においては、貫通ホールTHの内側には第4絶縁膜22と半導体ピラーSPだけが設けられるので、貫通ホールTHの径を小さくすることが可能であり、高密度化が可能であり、また、構造も複雑でないため生産性は高い。
なお、第4絶縁膜22は、電荷蓄積層23aと電極膜WLとの間の他に、第1絶縁膜14、第2絶縁膜24a及び第3絶縁膜25と、電極膜WLと、の間に延在して連続的に設けられても良く、また、第4絶縁膜22は、例えば第3絶縁膜25によって分断され、不連続に設けられても良い。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る別の不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。
図6に表したように、本実施形態に係る別の不揮発性半導体記憶装置120においては、電極膜WLどうしの間に複数の電荷蓄積層及びブロック絶縁膜が設けられている。
すなわち、不揮発性半導体記憶装置120の積層構造体MLの要素積層体ML1のそれぞれにおいて、電荷蓄積層は、電極膜WLの上及び下の両方に設けられ、第2絶縁膜は、電極膜WLの上及び下に設けられた電荷蓄積層それぞれと電極膜WLの間のそれぞれに設けられている。
すなわち、複数の要素積層体ML1のそれぞれは、主面11aに対して平行方向に設けられた電極膜WLと、第1絶縁膜14と、電極膜WLと第1絶縁膜14との間に設けられた上側の電荷蓄積層23aと、電荷蓄積層23aと電極膜WLとの間に設けられた上側の第2絶縁膜24aと、電極膜WLの第1絶縁膜14とは反対の側に設けられた下側の電荷蓄積層23bと、電荷蓄積層23bと電極膜WLとの間に設けられた下側の第2絶縁膜24bと、を有する。
このように、要素積層体ML1は、例えば、半導体基板11の側から順に並んだ、電荷蓄積層23b、第2絶縁膜24b、電極膜WL、第2絶縁膜24a、電荷蓄積層23a及び第1絶縁膜14の積層体とすることができる。また、要素積層体ML1は、例えば、半導体基板11の側から順に並んだ、電極膜WL、第2絶縁膜24a、電荷蓄積層23a、第1絶縁膜14、電荷蓄積層23b及び第2絶縁膜24bの積層体としても良く、積層構造における要素積層体ML1の区切りは任意である。ただし、1つの電極膜WLの上下に配置される電荷蓄積層23a及び23bが1つのメモリセルとして動作するので、要素積層体ML1は、半導体基板11の側から順に並んだ、電荷蓄積層23b、第2絶縁膜24b、電極膜WL、第2絶縁膜24a、電荷蓄積層23a及び第1絶縁膜14の積層体と見なすことが便利である。ただし、この場合においても、第1絶縁膜14は、電極膜WLの下側に配置されるとみなしても良く、また上側に配置されるとみなしても良い。
不揮発性半導体記憶装置120においても、貫通ホールTHの内側に第4絶縁膜22及び半導体ピラーSPだけが設けられるので、貫通ホールTHの径を小さくすることが可能であり、高密度化が可能であり、生産性を向上させることができる。
さらに、不揮発性半導体記憶装置120においては、1つの電極膜WLの上側と下側に電荷蓄積層23a及び23bが設けられるので、1つのメモリセルにおいて2つの記憶部が形成される。これにより、1つのメモリセルにおいて2ビットの情報を記憶させることもできる。
なお、電荷蓄積層23bには、電荷蓄積層23aと同様に、例えばシリコン窒化膜を用いることができる。電荷蓄積層23bには、電荷蓄積層23aと同様の材料を用いることもでき、または、電荷蓄積層23bとは異なる材料や層構成を用いることができる。そして、電荷蓄積層23bは単層でも良く、また積層膜でも良い。
また、不揮発性半導体記憶装置120においては、1つの電極膜WLあたり、上側と下側にそれぞれ1つずつの電荷蓄積層23a及び23bが設けられているが、上側及び下側の少なくともいずれかにおいて、それぞれ複数の電荷蓄積層を設けても良い。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を例示する模式的断面図である。
すなわち、同図(a)及び(b)は、それぞれ不揮発性半導体記憶装置110及び120の動作を例示している。
図7(a)に表したように、不揮発性半導体記憶装置110においては、電極膜WLの上の電荷蓄積層23aに対して、第4絶縁膜22を介して電荷を書き込む。すなわち、経路Aの電界によって電荷蓄積層23aに電荷が書き込まれる。すなわち、経路Bに従って、半導体ピラーSPから第4絶縁膜22を介して電荷蓄積層23aに電荷が書き込まれる。
また、図7(b)に表したように、不揮発性半導体記憶装置120においては、電極膜WLの上側及び下側の電荷蓄積層23a及び23bに対して、第4絶縁膜22を介して電荷を書き込む。すなわち、経路A1及びA2の電界によって電荷蓄積層23a及び23bに電荷が書き込まれる。すなわち、経路B1及びB2に従って、半導体ピラーSPから第4絶縁膜22を介して電荷蓄積層23a及び23bに電荷が書き込まれる。
この時、経路Cのように、半導体ピラーSPと電極膜WLとの間で直接電荷が移動しないようにすることが望ましい。
このために、主面11aに対して平行な方向における半導体ピラーSPと電極膜WLとの間の距離t1は、半導体ピラーSPと電荷蓄積層23aとの間の距離t2よりも長いことが望ましい。
本具体例では、第3絶縁膜25と半導体ピラーSPとの間に第4絶縁膜22が延在して設けられているので、第2絶縁膜25の厚さt3の分だけ、半導体ピラーSPと電極膜WLとの間の絶縁膜の厚さ(距離t1)は、半導体ピラーSPと電荷蓄積層23aとの間の距離t2よりも厚くなる。従って、第3絶縁膜25と半導体ピラーSPとの間に第4絶縁膜22が延在する場合には、第3絶縁膜25の厚さt3は任意である。
すなわち、半導体ピラーSPと電極膜WLとの間に印加される電界(例えば経路Cの電界)は、半導体ピラーSPと電荷蓄積層23aとの間に印加される電界(例えば経路B、B1、B2の電界)よりも低いことが望ましい。トンネル絶縁膜、電荷蓄積層及びブロック絶縁膜に印加される電界よりも、第3絶縁膜25及び第4絶縁膜22に印加される電界の方が低い(小さい)ことが望ましい。これにより、安定した動作が実現できる。
(実施例)
以下、本実施形態に係る実施例として、不揮発性半導体記憶装置120の構造を有する不揮発性半導体記憶装置121について説明する。
図8は、本発明の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的断面図である。
図9は、本発明の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の要部の構成を例示する模式的断面図である。
図8に表したように、本実施例に係る不揮発性半導体記憶装置121においては、半導体基板11に素子分離11bが設けられ、その上にバックゲート部BGが設けられている。そしてバックゲート部BGの上に、既に説明した積層構造体MLが設けられている。
積層構造体MLには、既に説明した半導体ピラーSPがX軸方向及びY軸方向にマトリクス状に設けられている。そして、Y軸方向に隣接する2本の半導体ピラーSPがバックゲート部BGの部分で電気的に接続されている。
すなわち、図9に表したように、不揮発性半導体記憶装置121は、すでに説明した半導体基板11と、積層構造体MLと、第1半導体ピラーSP(半導体ピラーSP)と、第3絶縁膜43(第3絶縁膜25)と、第4絶縁膜44(第4絶縁膜22)と、を備え、さらに、Y軸方向において第1半導体ピラーSP1と隣接し、Z軸方向において積層構造体MLを貫通する第2半導体ピラーSP2(半導体ピラーSP)と、第2半導体ピラーSP2と電極膜WLとの間に設けられた第5絶縁膜45と、第2半導体ピラーSP2と電荷蓄積層23a及び23bとの間に設けられた第6絶縁膜46と、を備えている。
第2半導体ピラーSP2において設けられる第5絶縁膜45及び第6絶縁膜46は、すでに説明した第3絶縁膜25及び第4絶縁膜22と同様の構造を有することができる。
そして、不揮発性半導体記憶装置121は、第1半導体ピラーSP1と第2半導体ピラーSP2とを半導体基板11の側で電気的に接続する第1接続部CP1をさらに備える。 すなわち、第1及び第2半導体ピラーSP1及びSP2は、第1接続部CP1によって接続され、U字形状の1つのNANDストリングとして機能する。
なお、第1接続部CP1の材料には、第1及び第2半導体ピラーSP1及びSP2と実質的に同じ材料を用いることができる。
そして、図8に表したように、1つのNANDストリングの一方の端はビット線BLに接続され、他端はソース線SLに接続される。
すなわち、不揮発性半導体記憶装置121は、第1半導体ピラーSP1の半導体基板とは反対の側の第1端部と接続され、Y軸方向に延在するビット線BLと、第2半導体ピラーSP2の半導体基板11とは反対の側の第2端部と接続され、X軸方向に延在するソース線と、をさらに備える。
なお、ソース線SLとビット線BLとの間には、層間絶縁膜19が設けられている。
そして、第1及び第2半導体ピラーSP1において、NANDストリングとなる積層構造体MLの部分と、ビット線BL及びソース線SLと、の間に選択ゲート電極SGが設けられる。
すなわち、図9に表したように、不揮発性半導体記憶装置121は、積層構造体MLの半導体基板11とは反対の側において、X軸方向に延在し、第1半導体ピラーSP1及び第2半導体ピラーSP2によってそれぞれ貫通された第1選択ゲート電極SG1及び第2選択ゲート電極SG2と、第1半導体ピラーSP1と第1選択ゲート電極SG1との間に設けられた第1ゲート絶縁膜GI1と、第2半導体ピラーSP2と第2選択ゲート電極SG2との間に設けられた第2ゲート絶縁膜GI2と、をさらに備える。
そして、U字形状のNANDストリングとなる第1及び第2半導体ピラーSP1及びSP2の間において、電極膜WLは分断されている。
すなわち、不揮発性半導体記憶装置121は、第1半導体ピラーSP1と第2半導体ピラーSP2との間に設けられ、電極膜WLを第1半導体ピラーSP1に対向する側の第1領域WR1と、第2半導体ピラーSP2に対向する側の第2領域WR2と、に分断する第1分断絶縁層IL1をさらに備える。なお、第1分断絶縁層IL2は、電極膜WLの他に、第1絶縁膜14、第2絶縁膜24a及び24b、並びに、電荷蓄積層23a及び23bも分断する。
この構造により、選択ゲート電極SGによってNANDスリングが選択され不揮発性半導体記憶装置121は所定のNANDストリングに所望のデータを記憶させ、また読み出すことができる。
さらに、図8に表したように、不揮発性半導体記憶装置121においては、Y軸方向において隣接する2つのNANDストリングが1つのソース線SL及び1つのビット線BLに接続されている。
すなわち、不揮発性半導体記憶装置121は、Y軸方向において、第2半導体ピラーSP2の第1半導体ピラーSP1とは反対の側で第2半導体ピラーSP2と隣接し、Z軸方向において積層構造体MLを貫通する第3半導体ピラーSP3と、Y軸方向において、第3半導体ピラーSP3の第2半導体ピラーSP2とは反対の側で第3半導体ピラーSP3と隣接し、Z軸方向において積層構造体MLを貫通する第4半導体ピラーSP4と、をさらに備える。
そして、第3半導体ピラーSP3と電極膜WLとの間に設けられた第7絶縁膜47と、第3半導体ピラーSP3と電荷蓄積層23a及び23bとの間に設けられた第8絶縁膜48と、第4半導体ピラーSP4と電極膜WLとの間に設けられた第9絶縁膜49と、第4半導体ピラーSP4と電荷蓄積層23a及び23bとの間に設けられた第10絶縁膜50と、が設けられる。
第7及び第9絶縁膜47及び49は、すでに説明した第3絶縁膜25と同様の構造を有することができる。また、第8及び第10絶縁膜48及び50は、すでに説明した第4絶縁膜22と同様の構造を有することができる。
そして、第3半導体ピラーSP3と第4半導体ピラーSP4とを半導体基板11の側で電気的に接続する第2接続部CP2がさらに設けられる。すなわち、第3及び第4半導体ピラーSP3及びSP4は、第2接続部CP2によって接続され、U字形状の1つのNANDストリングとして機能する。なお、第2接続部CP2の材料にも、第3及び第4半導体ピラーSP3及びSP4と実質的に同じ材料を用いることができる。
そして、第3半導体ピラーSP3と第4半導体ピラーSP4との間に設けられ、電極膜WLを第3半導体ピラーSP3に対向する側の第3領域WR3と、第4半導体ピラーSP4に対向する側の第4領域WR4と、に分断する第2分断絶縁層IL2がさらに設けられる。
そして、積層構造体MLの半導体基板11とは反対の側において、X軸方向に延在し、第3半導体ピラーSP3及び第4半導体ピラーSP4によってそれぞれ貫通された第3選択ゲート電極SG3及び第4選択ゲート電極SG4と、第3半導体ピラーSP3と第3選択ゲート電極SG3との間に設けられた第3ゲート絶縁膜GIと、第4半導体ピラーSP4と第4選択ゲート電極SG4との間に設けられた第4ゲート絶縁膜GI4と、がさらに設けられている。
そして、ビット線BLは、第4半導体ピラーの半導体基板11とは反対の側の第4端部と接続され、ソース線SLは、第3半導体ピラーSP3の半導体基板11とは反対の側の第3端部と接続されている。
このように、不揮発性半導体記憶装置121においては、Y軸方向において隣接する2つのNANDストリングにおいてソース線SL及びビット線BLが共有されている。
なお、第2選択ゲート電極SG2及び第3選択ゲート電極SG3との間に第3分断絶縁層IL3が設けられ、第2選択ゲート電極SG2及び第3選択ゲート電極SG3が絶縁される。
さらに、第1及び第2半導体ピラーSP1及びSP2との間の位置において、第1及び第2選択ゲート電極SG1及びSG2を分断する第4分断絶縁層IL4が設けられる。第4分断絶縁層IL4は、例えば、第1分断絶縁層IL1の上方に設けられる。
また、第3及び第4半導体ピラーSP3及びSP4との間の位置において、第3及び第4選択ゲート電極SG3及びSG4を分断する第5分断絶縁層IL5が設けられる。第5分断絶縁層IL5は例えば、第2分断絶縁層IL2の上方に設けられる。
以下、不揮発性半導体記憶装置121の製造方法の一例について説明する。
図10〜20は、本発明の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。
なお、これらの図は、図2のA−A’線断面に相当する断面図である。
まず、図10(a)に表したように、半導体基板11に素子分離11bを形成し、その上にバックゲート部BGを形成する。そして、第1及び第2接続部CP1及びCP2となる部分を例えばシリコン窒化膜により形成する。
そして、図10(b)に表したように、その上に第1絶縁膜14、電荷蓄積層23b、第2絶縁膜24b、電極膜WL、第2絶縁膜24a及び電荷蓄積層23aを複数繰り返して形成し、積層構造体MLを形成する。そして、その上にさらに層間絶縁膜15を形成する。
そして、図11(a)に表したように、積層構造体ML及び層間絶縁膜15に貫通ホールTHを形成する。このとき、貫通ホールTHは、第1及び第2接続部CP1及びCP2に達するまで形成する。すなわち、貫通ホールTHは、半導体基板11の厚みの途中まで形成され、第1及び第2接続部CP1及びCP2に達する。
そして、図11(b)に表したように、貫通ホールTHの内壁にシリコン酸化膜71を成膜し、貫通ホールTHの底のシリコン酸化膜71を例えばドライエッチングによって除去する。
そして、図12(a)に表したように、貫通ホールTHの内部に犠牲膜72として、例えばシリコン窒化膜を埋め込み、CMP等で表面を平坦化する。
そして、図12(b)に表したように、第1接続部CP1に連結し、Y軸方向で隣接する2つの貫通ホールTH1及びTH2との間、及び、第2接続部CP2に連結し、Y軸方向で隣接する2つの貫通ホールTH3及びTH4との間、において、層間絶縁膜15及び積層構造体MLを分断するトレンチTR1及びTR2を形成する。トレンチTR1及びトレンチTR2は、積層構造体MLの一番下層(半導体基板11に一番近い側)の電荷蓄積層23bまでを分断するように形成され、一番下層の電荷蓄積層23bと、第1及び第2接続部CP1及びCP2と、の間の絶縁膜(例えば第1絶縁膜14や他の層間絶縁膜)は分断しないように形成される。トレンチTR1及びTR2によって、電極膜WLは分断され、第1領域WR1、第2領域WR2、第3領域WR3及び第4領域WR4が形成される。
そして、図13(a)に表したように、トレンチTR1及びTR2の内部に、例えばシリコン酸化膜を埋め込んで、それぞれ第1及び第2分断絶縁層IL1及びIL2を形成する。
そして、図13(b)に表したように、層間絶縁膜15の上に、層間絶縁膜16、選択ゲート電極SGとなる導電膜SGf、及び層間絶縁膜17を形成する。
そして、図14(a)に表したように、層間絶縁膜17、導電膜SGf及び層間絶縁膜16をZ軸方向に貫通し、貫通ホールTH(貫通ホールTH1、TH2、TH3及びTH4)の犠牲膜72に達する選択ゲート貫通ホールTHSGを形成する。
そして、図14(b)に表したように、犠牲膜72をエッチングして除去する。このとき、貫通ホールTHの側壁のシリコン酸化膜71も除去する。ただし、シリコン酸化膜71は除去せず、最後まで残しても良い。
そして、図15(a)に表したように、貫通ホールTHの内側において露出している電極膜WLを酸化する。これにより、電極膜WLの貫通ホールTHに対向する部分に第3絶縁膜25(すなわち、第3絶縁膜43、45、47、49)が形成される。そして、貫通ホールTHの内壁に、第4絶縁膜22(すなわち、第4絶縁膜44、46、48及び50)として、例えばシリコン酸化膜を成膜する。
なお、上記の電極膜WLの酸化の際に選択ゲート貫通ホールTHSGの内側において露出している選択ゲート電極SGも酸化される。また、上記の第4絶縁膜22の成膜の際に、選択ゲート貫通ホールTHSGの内壁にも成膜される。この選択ゲート電極SGが酸化された部分及び、選択ゲート貫通ホールTHSGの内壁に成膜された絶縁膜が、第1〜第4ゲート絶縁膜GI1〜GI4となる。
そして、図15(b)に表したように、貫通ホールTH1〜TH4の内部の空間に、例えばアモルファスシリコンを埋め込んで、第1〜第4半導体ピラーSP1〜SP4を形成する。そして、表面に堆積したアモルファスシリコンをエッチバックして除去する。
そして、図16(a)に表したように、第1及び第2半導体ピラーSP1及びSP2の間、第2及び第3半導体ピラーSP2及びSP3の間、第3及び第4半導体ピラーSP3及びSP4の間、のそれぞれに、トレンチTR4、TR3及びTR5を形成する。トレンチTR4、TR3及びTR5は、層間絶縁膜17、導電膜SGf及び層間絶縁膜16をY軸方向において分断するように形成される。
そして、図16(b)に表したように、トレンチTR3、TR4及びTR5の内部に例えばシリコン酸化膜を埋め込み、第3〜第5分断絶縁膜IL3〜IL5を形成し、その後、その上に層間絶縁膜18として、例えばシリコン酸化膜を成膜する。
この後、図示しないが、素子分離11b、電極膜WL、及び選択ゲート電極SGと連結されるコンタクトホールを形成する。
そして、図17(a)に表したように、層間絶縁膜18にソース線SLとなる配線層の溝73を形成する。溝73は、例えば第2及び第3半導体ピラーSP2及びSP3の上方に設けられる。すなわち、溝73は、第2及び第3選択ゲート電極SG2及びSG3に対応する半導体ピラーの上に形成される。
そして、図17(b)に表したように、溝73の内部に金属膜等の導電材料を埋め込み、ソース線SLを形成する。
そして、図18(a)に表したように、層間絶縁膜18の上に層間絶縁膜19を形成する。
そして、図18(b)に表したように、層間絶縁膜18及び19にビアホールVHを形成する。ビアホールVHは、例えば、第1及び第4半導体ピラーSP1及びSP4に対応した位置に形成される。
そして、図19(a)に表したように、ビアホールVHの内部に金属膜等の導電材料を埋め込み、第1及び第4半導体ピラーSP1及SP4とそれぞれ連結する第1及び第2ビアV1及びV2を形成する。
そして、図19(b)に表したように、層間絶縁膜19の上、並びに、第1及び第2ビアV1及びV2の上に層間絶縁膜20を形成する。
そして、図20(a)に表したように、層間絶縁膜20に、ビット線BLとなる配線層の溝74を形成する。溝74は、Y軸方向に延在する溝である。
そして、図20(b)に表したように、溝74に金属膜等の導電材料を埋め込み、ビット線BLを形成して、図8及び図9に例示した不揮発性半導体記憶装置121を形成することができる。
既に説明したように、不揮発性半導体記憶装置121は、高密度化を可能とする不揮発性半導体記憶装であり、隣接する電極膜WLどうしにおける干渉もない良好な性能を発揮する。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、不揮発性半導体記憶装置の製造方法に関するものである。図21は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
図21に表したように、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法においては、まず、基板(例えば半導体基板11)の主面11aの上に、電極膜WL、第2絶縁膜、電荷蓄積層及び第1絶縁膜14を含む要素積層体ML1を複数層積層して積層構造体MLを形成する(ステップS110)。
すなわち、この工程は、基板の主面の上で実施される、前記電極膜WLの積層工程と、前記第1絶縁膜14の積層工程と、前記電極膜WLの積層工程と前記第1絶縁膜14の積層工程との間に実施される前記電荷蓄積層の積層工程と、前記電極膜WLの積層工程と前記電荷蓄積の積層工程との間に実施される前記第2絶縁膜の積層工程と、を有する前記要素積層体ML1の形成工程を複数回繰り返して前記積層構造体MLを形成する工程である。
第2絶縁膜には上記の第2絶縁膜24a及び24bの少なくともいずれかを用いることができ、また、電荷蓄積層には上記の電荷蓄積層23a及び23bの少なくともいずれかを用いることができる。
電極膜WLの上下に電荷蓄積層を形成する場合には、要素積層体ML1の形成工程は、前記電極膜WLの積層工程の前記第1絶縁膜14の積層工程の側の順とは逆の順で実施される2層目の電荷蓄積層の積層工程と、前記2層目の電荷蓄積層の積層工程と前記電極膜WLの積層工程との間に実施される2層目の第2絶縁膜の積層工程と、をさらに有する。 ステップS110には、例えば、図10(b)に関して説明した方法を採用することができる。
そして、主面11aに対して垂直なZ軸方向において積層構造体MLを貫通する貫通ホールTHを形成する(ステップS120)。これには、例えば、図11(a)に関して説明した方法を採用することができる。
そして、貫通ホールTHの内側の面に露出した電極膜WLを酸化して第3絶縁膜を形成する(ステップS130)。これには、例えば、図15(a)に関して説明した方法を採用することができる。なお、第3絶縁膜は、上記の第3絶縁膜43(25)、45、47及び49に相当する。
そして、貫通ホールTHの内壁に第4絶縁膜22を形成する(ステップS140)。これには、例えば、図15(a)に関して説明した方法を採用することができる。なお、第4絶縁膜は、上記の第4絶縁膜44(22)、46、48及び50に相当する。
そして、貫通ホールTHの内側の残余の空間に半導体材料を埋め込んで半導体ピラーSPを形成する(ステップS150)。これには、例えば、図15(b)に関して説明した方法を採用することができる。
なお、既に説明したように、第4絶縁膜22は第3絶縁膜25の貫通ホールTH側にも設けられる。これにより、主面11aに対して平行な方向における半導体ピラーSPと電極膜WLとの間の距離t1を、半導体ピラーSPと電荷蓄積層23aとの間の距離t2よりも長くすることができ、不揮発性半導体記憶装置において安定した動作を可能とする。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、高密度化を可能とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法が提供できる。
なお、前記要素積層体ML1の積層工程は、電極膜WL、第2絶縁膜24a、電荷蓄積層23a、第1絶縁膜14、2層目の電荷蓄積層23b及び2層目の第2絶縁膜24bをこの順で順次積層する工程とすることができる。これにより、電極膜WLの上下に電荷蓄積を配置した構造を実現できる。
また、積層構造体MLの形成の前に、前記基板の上に、隣接する2本の前記半導体ピラー(例えば第1及び第2半導体ピラーSP1及びSP2)と接続される接続部(例えば第1接続部CP1)を形成するができる。これにより、U字形状のNANDストリングの連結部を形成することができる。
また、主面11aに平行な平面内のY軸方向において隣接する2本の半導体ピラー(例えば第1及び第2半導体ピラーSP1及びSP2)の間において、X軸方向及びZ軸方向を含む平面で積層構造体MLを分断するトレンチをさらに形成し、このトレンチの内部に絶縁材料を埋め込んで、分断絶縁層(例えば第1分断絶縁層IL1)を形成することができる。これにより、U字形状のNANDストリングを形成することができる。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれは良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、不揮発性半導体記憶装置を構成する半導体基板、電極膜、絶縁膜、絶縁層、要素積層体、積層構造体、電荷蓄積層、貫通ホール、半導体ピラー、ワード線、ビット線、ソース線等、各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
11 半導体基板
11a 主面
11b 素子分離
14 絶縁膜
15、16、17、18、19、20 層間絶縁膜
22 第4絶縁膜
23a、23b 電荷蓄積層
24a、24b 第2絶縁膜
25、43、45、47、49 第3絶縁膜
44、46、48、50 第4絶縁膜
62 トンネル絶縁膜
63 電荷蓄積層
64 ブロック絶縁膜
71 シリコン酸化膜
72 犠牲膜
73、74 溝
110、111、119a〜c、120、121 不揮発性半導体記憶装置
A、A1、A2、B、B1、B2、C 経路
BG バックゲート部
BL ビット線
CP 接続部
CP1、CP2 第1及び第2接続部
GI ゲート絶縁膜
GI1〜GI4 第1〜第4ゲート絶縁膜
IL 分断絶縁層
IL1〜IL5 第1〜第5分断絶縁層
ML 積層構造体
ML1 要素積層体
SG 選択ゲート電極
SG1〜SG4 第1〜第4選択ゲート電極
SGf 導電膜
SL ソース線
SP 半導体ピラー
SP1〜SP4 第1〜第4半導体ピラー
TH 貫通ホール
TH1〜TH4 第1〜第4貫通ホール
THSG 選択ゲート貫通ホール
TR1〜TR4 トレンチ
V1、V2 第1及び第2ビア
VH ビアホール
WL、WLA、WLB 電極膜
WR1〜WR4 第1〜第4領域

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられた積層構造体であって、前記半導体基板の主面に対して垂直な第1方向に積層された複数の要素積層体を有し、前記複数の要素積層体のそれぞれは、前記主面に対して平行に設けられた電極膜と、第1絶縁膜と、前記電極膜と前記第1絶縁膜との間に設けられた電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層と前記電極膜との間に設けられた第2絶縁膜と、を有する積層構造体と、
    前記積層構造体を前記第1方向に貫通する半導体ピラーと、
    前記半導体ピラーと前記電極膜との間に設けられた第3絶縁膜と、
    前記半導体ピラーと前記電荷蓄積層との間に設けられた第4絶縁膜と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記主面に対して平行な方向における前記半導体ピラーと前記電極膜との距離は、前記半導体ピラーと前記電荷蓄積層との距離よりも長いことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第1方向に対して垂直な第2方向において前記第1半導体ピラーと隣接し、前記積層構造体を前記第1方向に貫通する第2半導体ピラーと、
    前記第2半導体ピラーと前記電極膜との間に設けられた第5絶縁膜と、
    前記第2半導体ピラーと前記電荷蓄積層との間に設けられた第6絶縁膜と、
    前記第1半導体ピラーと前記第2半導体ピラーとを前記半導体基板の側で電気的に接続する第1接続部と、
    前記第1半導体ピラーの前記半導体基板とは反対の側の第1端部と接続され、前記第2方向に延在するビット線と、
    前記第2半導体ピラーの前記半導体基板とは反対の側の第2端部と接続され、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向に延在するソース線と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第2方向において、前記第2半導体ピラーの前記第1半導体ピラーとは反対の側で前記第2半導体ピラーと隣接し、前記積層構造体を前記第1方向に貫通する第3半導体ピラーと、
    前記第3半導体ピラーと前記電極膜との間に設けられた第7絶縁膜と、
    前記第3半導体ピラーと前記電荷蓄積層との間に設けられた第8絶縁膜と、
    前記第2方向において、前記第3半導体ピラーの前記第2半導体ピラーとは反対の側で前記第3半導体ピラーと隣接し、前記積層構造体を前記第1方向に貫通する第4半導体ピラーと、
    前記第4半導体ピラーと前記電極膜との間に設けられた第9絶縁膜と、
    前記第4半導体ピラーと前記電荷蓄積層との間に設けられた第10絶縁膜と、
    前記第3半導体ピラーと前記第4半導体ピラーとを前記半導体基板の側で電気的に接続する第2接続部と、
    をさらに備え、
    前記ビット線は、前記第4半導体ピラーの前記半導体基板とは反対の側の第4端部と接続され、
    前記ソース線は、前記第3半導体ピラーの前記半導体基板とは反対の側の第3端部と接続されることを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 基板の主面の上に、電極膜、第1絶縁膜、第2絶縁膜及び電荷蓄積層を含む要素積層体を複数層積層して積層構造体を形成する工程であって、基板の主面の上で実施される、前記電極膜の積層工程と、前記第1絶縁層の積層工程と、前記電極膜の積層工程と前記第1絶縁層の積層工程との間に実施される前記電荷蓄積層の積層工程と、前記電極膜の積層工程と前記電荷蓄積の積層工程との間に実施される前記第2絶縁層の積層工程と、を有する前記要素積層体の形成工程を複数回繰り返して前記積層構造体を形成する工程と、
    前記主面に対して垂直な第1方向において前記積層構造体を貫通する貫通ホールを形成する工程と、
    前記貫通ホールの内側の面に露出した前記電極膜を酸化して第3絶縁膜を形成する工程と、
    前記貫通ホールの内壁に第4絶縁膜を形成する工程と、
    前記貫通ホールの内側の残余の空間に半導体材料を埋め込んで半導体ピラーを形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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