JP2010158688A - せん断加工成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産コストの増大を抑えつつ、安定してせん断加工端部の伸びフランジ性を向上させることができる被加工材のせん断加工成型方法を提供する
【解決手段】
伸びフランジ加工される所定形状の被加工材をパンチ11及びダイ13を用いたせん断加工により成形する被加工材1のせん断加工成形方法において、せん断加工後の被加工材1のせん断加工端部33への伸びフランジ加工時に、割れの危険性がある前記せん断加工端部33の所定位置を伸びフランジ割れ危険部31として実験又は数値計算によって特定した後、板逆押さえ17とパンチ11とにより、又はしわ押さえ15とダイ13とにより前記伸びフランジ割れ危険部31となる部位に50〜400MPaで引張応力が加わるように前記被加工材1へビード43を付与し、そのまま該被加工材1をせん断加工することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は自動車、家電製品、建築構造物、船舶、橋梁、建設機械、各種プラント、ペンストック等の構造部材として用いられる鉄、アルミニウム、チタン、マグネシウム及びこれらの合金等の金属板からなる被加工材をせん断加工により所定形状に成形するせん断加工成形方法に関するものであり、特に、せん断加工後に伸びフランジ加工される被加工材のせん断加工端部の伸びフランジ性を向上させるのに好適なせん断加工成形方法に関するものである。
自動車、家電製品、建築構造物等の金属板1には、図1のようにパンチ2とダイ3とによるせん断加工が施されることが多い。このせん断加工は、被加工材1(金属板1)をダイ3上に載置させたうえで、パンチ2を図1に示す矢印方向に押し込むことにより、パンチ2とダイ3との間で被加工材1をせん断し、被加工材1を所定形状に成形するものである。
図2は、せん断加工後に被加工材1の端部に形成されるせん断加工端部8の形状を模式的に示す側面断面図である。図2に示すように、せん断加工端部8は、被加工材1がパンチ2により全体的に押し込まれて形成されるダレ4、パンチ2とダイ3のクリアランス内(以下、特に記載がなく“クリアランス”と表記した場合は、パンチ2とダイ3とのクリアランスを指すこととする。)に被加工材1が引き込まれ、局所的に引き伸ばされて形成されるせん断面5、パンチ2とダイ3とのクリアランス内に引き込まれた被加工材1が破断して形成される破断面6、及び被加工材1の裏面に生じるバリ7によって構成される。
このせん断加工端部8の表面性状は、せん断加工後に被加工材1のせん断加工端部8を伸びフランジ加工する際に、そのせん断加工端部8の伸びフランジ性に影響を与えることが知られている。また、せん断加工により形成されるせん断加工端部8の伸びフランジ性は、一般的に、ワイヤーソーや回転ソーによる機械加工による切断や、レーザーによる切断によって得られる切断面の伸びフランジ性と比べて劣ることが知られている。
このような問題を踏まえ、せん断加工時に被加工材1のせん断加工される所定部位へ引張力を付与しつつ、その所定部位をせん断加工する方法が提案されている。被加工材1の所定部位へ引張力が加わった状態でせん断加工する場合、被加工材1のせん断加工時においてその所定部位に対して亀裂が発生、進展しやすくなることがせん断加工シミュレーションについて記載された非特許文献1に示唆されており、結果として、引張力を付与しない場合よりも少ない変形量でせん断加工が完了するため、せん断加工端部8の加工硬化が減少して破断面6も平滑化し、伸びフランジ性を向上させることができる。
このような引張力を被加工材1の所定部位へ加えてせん断加工する他の従来技術として、特許文献1においては、パンチの先端に所定形状の突出部を設けることによって、せん断加工初期に引張力が被加工材の所定部位へ加わるようにしたせん断加工方法・装置が提案されている。また、特許文献2においては、所定形状の突出部を設けたパンチとダイとを用いたせん断加工時において、0.001〜0.20の引張歪(真歪)に相当する引張応力を被加工材の所定部位に付与した上でせん断加工を行うことを特徴とする鋼板せん断加工方法が提案されている。さらに、特許文献3においては、被加工材をクランパやロールによりクランプした後に、クランパやロールにより被加工材をその長手方向へ移動させ、被加工材へ引張力を与えた後に切断する方法が記載されている。
これら以外にも、特許文献4においては、伸びフランジ性向上を狙ったものではないが、パンチ底面に設けられた可動の押し圧ピンと、凹部が設けられた板逆押さえを用い、かつ、加工時に板逆押さえにより被加工材が押し上げられることによって被加工材に引張力を与え、編肉の少ない高精度な凸凹部を成形することのできる打ち抜き加工方法が記載されている。
特開平8−99131号公報 特開2006−224123号公報 特開2006−231425号公報 特開2000−280034
塑性と加工第46巻、第532号pp392―396、2005
以上の特許文献1〜4に開示される技術は、いくつかの課題が存在する。
特許文献1に記載の開示技術は、せん断加工される被加工材の所定部位においてのパンチに対面する面側では引張応力が加わるが、ダイに対面する面側では圧縮応力が加わるため、却って、被加工材が完全に分断しにくくなり、せん断加工端部の加工硬化減少効果が得られない場合があるという問題点がある。
特許文献2に記載の開示技術は、記載されている具体的な引張力の与え方がパンチに突起を設けることであり、特許文献1と同様の理由でせん断加工端部の加工硬化減少効果が得られない場合があるという問題点がある。
特許文献3に記載の開示技術は、被加工材に引張応力を付与するためにクランパやロールの駆動機構を設ける必要があるため、金型の機構が複雑になり、生産コストが増してしまうという問題点がある。
特許文献4に記載の開示技術は、その目的があくまで被加工材に対して高精度に凸部を成形することにあり、伸びフランジ性を向上させるための具体的な方法について開示するものではない。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、生産コストの増大を抑えつつ、安定してせん断加工によって形成されるせん断加工端部の伸びフランジ性を向上させることができるせん断加工方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の要旨とするところは、以下のとおりである。
(1)伸びフランジ加工される所定形状の被加工材をパンチ及びダイを用いたせん断加工により成形するせん断加工成形方法においてせん断加工後の前記被加工材のせん断加工端部への伸びフランジ加工時に割れの危険性がある前記せん断加工端部の所定位置を伸びフランジ割れ危険部位として実験又は数値計算によって特定した後、前記パンチに対向する板逆押さえと該パンチとにより、又は前記ダイに対向するしわ押さえと該ダイとにより、
せん断加工後に前記伸びフランジ割れ危険部となる部位に50〜400MPaで引張応力が加わるように前記被加工材へビードを付与し、そのまま該被加工材をせん断することを特徴とするせん断加工成形方法。
尚、本発明において、せん断加工とは、シャー角のついていない平坦なパンチとダイを用いて行う、孔を開ける以外の切断加工、即ち、せん断加工後に形成されるせん断加工端部での稜線が開いたものである切断加工と定義する。また、本発明において、ダイとは、土台としてのダイホルダーによって構成されていてもよい。
(2)前記ビードを、前記板逆押さえの上面に設けられた凹部へ前記パンチの底面に設けられた凸部を前進させて前記被加工材を押し込むことにより付与することを特徴とする(1)記載のせん断加工成形方法。
(3)前記ビードを、前記ダイの上面に設けられた凹部へ前記しわ押さえの底面に設けられた凸部を前進させて前記被加工材を押し込むことにより付与することを特徴とする(1)又は(2)記載のせん断加工成形方法。
(4)せん断加工後に前記伸びフランジ割れ危険部となる部位におけるせん断加工方向と直交する方向の前記被加工材の両端を固定しながら前記ビードを付与し、そのまま該被加工材をせん断加工することを特徴とする(1)〜(3)の何れか1項に記載のせん断加工成形方法。
(1)の発明によれば、ビード形成時に、せん断加工方向と直交する方向に引張力が発生するため、ビード形成が無い場合に比べて被加工材の変形が少ない状態でせん断が完了する。これにより得られた被加工材は、伸びフランジ割れ危険部の歪が少ないので伸びフランジ割れ危険部の変形能が増すことになり、その結果、伸びフランジ割れ危険部の伸びフランジ性が向上することになる。また、(1)の発明によれば、せん断加工後に伸びフランジ割れ危険部となる所定部位の両面側に引張応力が加わるため、安定して伸びフランジ性を向上させることが可能となる。また、(1)の発明によれば、金型の機構が簡素なものとなり、生産コストの増大を防止することができる。
(4)の発明によれば、被加工材の固定力が増してビード付与時における被加工材のずれ動きを防ぐことができ、ビード高さが小さくとも所望の引張応力を伸びフランジ割れ危険部となる所定部位に加えることができる。
せん断加工を模式的に示した正面断面図である。 せん断加工により形成されるせん断加工面の形状を模式的に示す側面断面図である。 (a)は、本発明で用いられるせん断加工成形装置の第1実施形態の構成を模式的に示す正面断面図であり、(b)はその平面図である。 本発明に係るせん断加工成形方法について説明するための被加工材の平面図である。 本発明に係るせん断加工成形方法について説明するための第1実施形態のせん断加工成形装置の正面断面図である。 (a)は、本発明で用いられるせん断加工成形装置の第2実施形態の構成を模式的に示す正面断面図であり、(b)はその平面図である。 本発明に係るせん断加工成形方法について説明するための第2実施形態のせん断加工成形装置の正面断面図である。 (a)は、ビードを二つ付与することができる他の実施形態のせん断加工成形装置の構成を模式的に示す正面断面図であり、(b)はその平面図である。 (a)はクランパを設けたせん断加工成形装置の構成を模式的に示す正面断面図であり、(b)はその平面図である。 実施例1〜3において、せん断加工により作成した、伸びフランジ加工試験を行う成形品としての試験片のブランク形状を示す平面図である。 実施例1〜3において、伸びフランジ加工試験後の試験片の形状を模式的に示す斜視図である。 (a)は、実施例1で本発明例1として使用したせん断加工成形装置を模式的に示す正面断面図であり、(b)はその平面図である。 (a)は、実施例2で本発明例2として使用したせん断加工成形装置を模式的に示す正面断面図であり、(b)はその平面図である。 (a)は、実施例3で本発明例3として使用したせん断加工成形装置を模式的に示す正面断面図であり、(b)はその平面図である。
以下に本発明を適用したせん断加工成形方法について、図面を参照にしながら詳細に説明する。
図3(a)は、本発明に係るせん断加工成形方法を実現するためのせん断加工成形装置10の第1実施形態の構成を模式的に示す正面断面図であり、(b)は、その平面図である。
せん断加工成形装置10は、材料となる被加工材1の下側に配置される下金型としてのダイ13及び板逆押さえ17と、被加工材1の上側に配置される上金型としてのパンチ11及びしわ押さえ15とを備えている。上金型は、図示しない土台としてのパンチホルダーに、下金型は図示しない土台としてのダイホルダーに固定されている。
パンチ11は、図示しない上下駆動手段の駆動により上下動可能に構成されている。ダイ13は、その上に被加工材1を載置させるものである。ダイ13は、図示しない土台としてのダイホルダーによって構成されていてもよい。パンチ11及びダイ13は、被加工材1のせん断加工後の形状に対応する形状に形成されている。なお、せん断加工により形成される被加工材1のせん断加工端部33は、図4(b)に示すように、そのせん断加工端部33を伸びフランジ加工するために、凹状の湾曲形状に形成されることになる。
しわ押さえ15は、図3に示すように、被加工材1を間に挟んでダイ13に対向して設けられており、図示しない上下動駆動手段の駆動により上下動可能に構成されている。しわ押さえ15は、パンチ11に対して独立して上下動可能となるように構成されている。ダイ13上に載置される被加工材1は、しわ押さえ15の下降により、ダイ13の上面としわ押さえ15の底面との間にクランプされて固定される。
板逆押さえ17は、被加工材1を間に挟んでパンチ11に対向して設けられており、図示しない付勢手段によってパンチ11側に付勢された状態で、上下動可能に設けられている。板逆押さえ17を付勢する付勢手段は、例えば、コイルバネやウレタン等の弾性体や、油圧クッションピン等によって構成される。
本実施形態において、パンチ11は、その底面に下側に突出する凸部12が設けられており、板逆押さえ17は、その上面に凹状をなす凹部18が設けられている。凸部12及び凹部18は、パンチ11の下側への前進により被加工材1を凸部12で押圧して凹部18内に押し込むことができるように、それぞれの位置関係、大きさが調整されて設けられ
ている。凸部12及び凹部18の形状は、本実施形態において略円錐台形状とされているが、これは特に限定するものではなく、円柱状、角柱状等で形成されていてもよい。
なお、板逆押さえ17は、後述するように、パンチ11の下側への前進により被加工材1を凸部12で押圧してビード43を形成する際に、せん断加工直前の段階で所定の大きさのビード43が形成されるように、パンチ11の押圧力によって降下しない程度の付勢力をもってパンチ11側に付勢されている。また、パンチ11は、ビード43の形成後において、板逆押さえ17のパンチ11側への付勢力よりも大きな押圧力が負荷されて、板逆押さえ17とともに一体的に降下するように構成されている。
次に、本発明に係る被加工材のせん断加工成形方法の工程について説明する。
本発明に係るせん断加工成形方法は、せん断加工後において、せん断加工により形成された被加工材1のせん断加工端部33を伸びフランジ加工することを前提として行なうものである。即ち、本発明は、せん断加工後におけるせん断加工端部33への伸びフランジ加工時に、伸びフランジ割れの危険性があるせん断加工端部33の所定位置を伸びフランジ割れ危険部31として予め特定しておき、せん断加工後に該伸びフランジ割れ危険部31となる部位に対して、所定範囲の引張応力が加わるように被加工材へビード43を付与し、そのまま該被加工材1をせん断することを特徴としている(前記(1)に係る発明)。これによって、ビード43形成時に、伸びフランジ割れ危険部31となる所定部位39においてせん断加工方向と直交する方向に引張力が発生するため、ビード43形成が無い場合に比べて被加工材1の変形が少ない状態でせん断が完了する。これにより得られた被加工材1は、伸びフランジ割れ危険部31の歪が少ないので伸びフランジ割れ危険部31の変形能が増すことになり、その結果、伸びフランジ割れ危険部31の伸びフランジ性が向上することになる。
また、本発明により得られた被加工材1は、せん断加工後に伸びフランジ割れ危険部31となる所定部位39よりも比較的離れた部位にビード43を形成することによって、その所定部位39のパンチ11に対面する面側と、ダイ13に対面する面側との何れにおいても引張応力が加わることになるため、伸びフランジ割れ危険部31での加工硬化減少効果を十分に得ることができ、安定して伸びフランジ性を向上させることが可能となっている。
また、本発明は、被加工材に引張応力を付与するためにクランパやロールの駆動機構を設ける必要がなく、金型の機構が簡素なものとなり、生産コストの増大を防止することが可能となっている。
以下、本発明に係るせん断加工成形方法を、上述したようなせん断加工成形装置10の動作とともに更に詳細に説明する。
まず、伸びフランジ割れ危険部の特定方法から説明する。図4は、伸びフランジ割れ危険部31の特定方法について説明するための図であり、図4(a)は、被加工材1のせん断加工前の形状の一例を示し、図4(b)は、せん断加工後の被加工材1の形状の一例を示している。せん断加工時において、被加工材1は、例えば、図4(a)において二点差線で示す仮想的な切断線41に沿ってパンチ11及びダイ13によりせん断されて、図4(b)示すような所定形状に成形される。せん断加工後の被加工材1は、せん断加工により形成されるその端部のせん断加工端部33に対して、周知の方法によって伸びフランジ加工が施され、図11に示すような伸びフランジ部37が形成される。
ここで、このせん断加工端部33には、伸びフランジ加工時において伸びフランジ割れ
が生じる危険性の高い部位が存在する。この伸びフランジ割れは、せん断加工後の被加工材1の形状に起因して発生するものであり、例えば、局所的に板幅が狭い部位や曲率の大きい部位から発生し易い。本発明においては、この伸びフランジ割れの生じる危険性の高い部位を、下記のような方法によって、伸びフランジ割れ危険部31として特定する。
伸びフランジ割れ危険部31の特定方法としては、実験又は数値計算によるものが挙げられる。この実験による伸びフランジ割れ危険部31の特定は、必要となる成形品の形状に応じたパンチ、ダイを有する金型を準備した後、この金型を用いて実際にせん断加工、伸びフランジ加工を行ってみて、伸びフランジ割れが生じた部位を伸びフランジ割れ危険部31として特定することによって行なわれる。この場合、例えば、伸びフランジ加工を10回程度の複数回に亘って行ってみて、半分以上の回数は同じ部位で割れが生じたなら、その部位を伸びフランジ割れ危険部31として特定する等して、複数回の試験時に所定回数の伸びフランジ割れが生じた部位を伸びフランジ危険部31として特定することになる。実験による伸びフランジ割れ危険部31の特定を行なった場合、伸びフランジ割れ危険部31の特定を確実に行なうことができ、歩留りを向上させて成形品の品質の向上を図ることができる。
数値計算による伸びフランジ割れ危険部31の特定は、例えば、ABAQUS、LS-DYNA等の市販のソフトウェアを用いて伸びフランジ加工の有限要素法によるシミュレーションを行い、せん断加工端部33の歪量が大きい部位を伸びフランジ割れ危険部31として特定することによって行われる。このせん断加工部33の歪量が大きい部位の特定は、例えば、歪量について予め閾値を設定しておき、この閾値を越えた歪量を有する部位を歪量が大きい部位として特定することによって行われる。閾値となる歪量は、現状では試行錯誤で決めるしかなく、基礎的な実験(例えば孔広げ試験)により伸びフランジ割れが生じた歪を閾値とする場合や、教科書に載っている破壊の条件式を用いればよい。破壊の条件式を用いる場合は、例えば、(1)式で表記されるJeongの延性破壊条件式を用いることが考えられ、この場合、実際に破断が生じた歪み量までの引張試験数値シミュレーションを行い、下記(1)より計算された延性破壊のパラメータDの最大値を閾値とすることができる。
Figure 2010158688
現状において、定量的に伸びフランジ割れを予測する数値計算手段は確立されていないが、今後そのような手段が提案されれば、そのような手段を用いることとしてもよい。数値計算により伸びフランジ割れ危険部31の特定を行なった場合、実験によるものと比較して確実性に劣るが、実験のための金型を準備する必要がないため、金型準備のコスト削減を図ることができる。
伸びフランジ割れ危険部31を特定した後は、下記にようにして被加工材1のせん断加工を行う。まず、図3に示すように、被加工材1をダイ13上に載置させた後、しわ押さえ15の下降により、ダイ13としわ押さえ15との間に被加工材1をクランプして固定する。この次に、図5(a)に示すように、被加工材1をダイ13としわ押さえ15との間に固定した状態のまま、パンチ11を下側へ前進させて、板逆押さえ17の凹部18内に被加工材1の一部が変形して押し込まれるように、パンチ11の凸部12によって被加工材1を押圧し、被加工材1にビード43を付与する。このビード43の付与時において
は、せん断加工後にさきほど特定した伸びフランジ割れ危険部31となる所定部位39に、50〜400MPaの範囲の引張応力が加わるようにする。この範囲の引張応力が所定部位39に加えられるようにビード43が形成されるまでの間、板逆押さえ17は、パンチ11の押圧力によって降下しない程度の付勢力をもってパンチ11側に付勢されている。
そして、この範囲の引張応力が所定部位39に加わるようにビード43を付与した状態のまま、パンチ11を更に下側へ前進させるように板逆押さえ17の付勢力よりも大きな押圧力をパンチ11に負荷して、パンチ11と板逆押さえ17とを一体的に降下させることによって、図5(b)に示すように、被加工材1をパンチ11とダイ13とによってせん断する。これによって、本発明に係るせん断加工成形方法の各工程が終了する。実際には、この後に、本発明により成形された所定形状の被加工材1のせん断加工端部33を伸びフランジ加工することになる。
ここで、せん断加工時に所定部位39に50〜400MPaの範囲の引張応力が加わるようにした理由は、本発明者らが行った実験に基づいている。本発明者ら行った実験によると、伸びフランジ割れ危険部31の伸びフランジ性の向上に効果のある引張応力には範囲が存在することが分かった。また、この引張応力の範囲は被加工材1の強度に応じて異なっていた。なぜこのような傾向となるかは不明であるが、だいたいの素材に対して、50〜400MPaの引張力の範囲内であれば、伸びフランジ性を向上させる効果が得られることが確認された。この伸びフランジ性を向上させる効果は、被加工材1の引張強度が980MPa以下の場合に特に安定して発揮させることができるので、被加工材1の引張強度は980MPa以下とすることが好ましい。
また、せん断加工時において、ビード43の付与により所定部位39に加わる引張応力は、ビード43の高さを変えることにより変化させている。具体的には、パンチ11及び板逆押さえ17に設けられている凸部12及び凹部18の高さを増加させてビード43の高さを増加させることにより、所定部位39に加わる引張応力を高くすることができ、凸部12及び凹部18の高さを低減させてビード43の高さを低減させることにより、所定部位39に加わる引張応力を小さくすることができる。このビード43の付与により所定部位39に加わる引張応力の見積もりは、例えば、数値計算によって行われる。数値計算により引張応力の見積もりを行う場合、図3に示すように、ダイ13としわ押さえ15との間に被加工材1をクランプして固定した条件の下で、該当する高さのビードを付与するシミュレーションを行うことによって見積もることができる。
また、ビード43のサイズと形状、位置であるが、ビード43の付与により被加工材1が破断しない範囲のものであればどのようなものでもよい。本発明の実現にあたっては、意匠性やプレス装置の能力を鑑みて、所定部位39に所望の引張応力を負荷できるビード43の形状やサイズ、位置を見出すことになる。この場合、上述のシミュレーションによりビード43の形状等を見出すこととしてもよい。
また、ビード43の付与方法であるが、上述の例においては、図5に示すように、板逆押さえ12の上面に設けられた凹部18へパンチ11の底面に設けられた凸部12を前進させて被加工材1を押し込むことによりビード43を付与する方法について説明した(前記(2)に係る発明)。このようにビード43が付与できれば、せん断加工成形装置10は図示の例に限定されないのは勿論である。
次に、他のビード43の付与方法について、第2実施形態のせん断加工成形装置10Aの動作、構成とともに説明する。なお、以下において上述した構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付すことによりその説明を省略する。
図6(a)は、第2実施形態のせん断加工成形装置10Aの構成を模式的に示す正面断面図であり、(b)はその平面図である。
第2実施形態のせん断加工成形装置10Aは、第1実施形態のせん断加工成形装置10と比較して、パンチ11に設けられていた凸部12がしわ押さえ15に凸部16として設けられ、板逆押さえ17に設けられていた凹部18がダイ13に凹部14として設けられている点において相違している。このしわ押さえ15の凸部16とダイ13の凹部14とは、パンチ11の凸部12と板逆押さえ17の凹部18とについて上記で説明した大きさ、形状、位置関係と同じ条件で設けられており、ビード43の付与のために設けられている。
第2実施形態のせん断加工成形装置10Aを用いて被加工材1にビード43を付与する場合、図7に示すように、ダイ13の上面に設けられた凹部14へしわ押さえ15の底面に設けられた凸部16を前進させて被加工材1を押し込むことにより、ビード43を付与することになる(前記(3)に係る発明)。このようにビード43を付与できれば、せん断加工成形装置10Aの構成を図示のものに限定しないのは勿論である。
なお、第2実施形態のせん断加工成形装置10Aを用いて被加工材1にビード43を付与する場合、ビード43の付与よりも前の段階において、上述したような伸びフランジ割れ危険部31の特定を行っておく。伸びフランジ割れ危険部31を特定した後のせん断加工は、下記のようにして行う。まず、図6に示すように、被加工材1をダイ13上、板逆押さえ17上に載置させた後、パンチ11の下降により、パンチ11と板逆押さえ17との間に被加工材1をクランプして固定する。この固定時には、しわ押さえ15の凸部16とダイ13の凹部14とにより被加工材1にビード43を付与する際に、被加工材1がずれ動かない程度に、板逆押さえ17のパンチ11側への付勢力とパンチ11の板逆押さえ17側への押圧力とを調整する。
次に、図7(a)に示すように、パンチ11と板逆押さえ17との間に被加工材1を固定した状態のまま、しわ押さえ15を下側へ前進させて、ダイ13の凹部14内に被加工材1の一部が変形して押し込まれるように、しわ押さえ15の凸部16によって被加工材1を押圧し、被加工材1にビード43を付与する。このビード43の付与時においては、せん断加工後に伸びフランジ割れ危険部31となる所定部位39に、50〜400MPaの範囲の引張応力が加わるようにする。
次に、この範囲の引張応力が所定部位39に加わるようにビード43を付与した状態のまま、パンチ11を更に下側へ前進させるように板逆押さえ17の付勢力よりも大きな押圧力をパンチ11に負荷して、図7(b)に示すように、被加工材1をパンチ11とダイ13とによってせん断する。
上記の第1実施形態、第2実施形態のせん断加工成形装置10、10Aによって実現される2つのせん断加工成形方法は、使用する金型の制約がある場合や、製品にビード43が形成されていてはいけないような場合等に使い分ける。このことを例示すると、二つにせん断される被加工材1のうちダイ13上に残る被加工材1が製品となる場合で、製品である残った被加工材1にビード43が形成されていてはいけない場合は、第1実施形態のせん断加工成形方法を用いることになる。
なお、図8に示すように、ビード43の付与を、板逆押さえ17の凹部18及びパンチ11の凸部12と、ダイ13の凹部14及びしわ押さえ15の凸部16との両方で行うようにしてもよい。この場合、まず、ビード43の付与を何れか一方の凹部、凸部で行い、
その一方の凹部、凸部間で被加工材1を固定した後、他方の凹部、凸部で別のビード43の付与を行ってもよいし、両方の凹部、凸部間で同時に被加工材1にビード43の付与を行ってもよい。何れの場合においても、50〜400MPaの範囲の引張応力が伸びフランジ割れ危険部31となる所定部位39に加えられるように、両方の凹部、凸部でビード43を形成することになり、更に、そのようなビード43が形成されるまでの間、板逆押さえ17は、パンチ11の押圧力によって降下しない程度の付勢力をもってパンチ11側に付勢されている。
図8に示すようにしてビード43を付与した場合、被加工材1の固定力が増すので、同じビード43の大きさでより大きな引張応力を得ることが可能である。延性が低い素材を使い、所望の引張応力を得るためのビードを付与する際に被加工材1に割れが生じるような場合や、製品の意匠上ビード高さを低くしたい場合に本方法は有効である。
また、図3や図6に示すように、所定部位39におけるせん断加工方向Aと直交する方向Bの一方のみを固定した状態でビード43を付与すると、その所定部位39に所望の引張応力を加えるまでの間に被加工材1がずれ動き、その所望の引張応力を得るためにビード高さを余分に高くする必要が生じる場合がある。このため、本発明においては、図9に示すように、せん断加工後に伸びフランジ割れ危険部31となる所定部位39におけるせん断加工方向Aと直交する方向B(図6の紙面左右方向)における被加工材1の両端を固定しながらビード43を付与し、そのまま被加工材1をせん断することが好ましい(前記(4)に係る発明)。これにより、被加工材1の固定力が増してビード付与時における被加工材1のずれ動きを防ぐことができ、ビード高さが小さくとも所望の引張応力を伸びフランジ割れ危険部31となる所定部位39に加えることができる。このため、図8に示すように、本発明(2)と(3)を組み合わせた場合と同様に、素材の延性が乏しい場合や製品の意匠上、ビード高さを低くしたい場合に有効である。
被加工材1の両端を固定する固定機構は、図9に示すように、油圧、ネジ式等のクランパ23のほか、後述の図14に示すような、ロケーションピン21によって実現される。クランパ23を用いる場合、被加工材1をその両面側から把持することによって、被加工材1を固定することになる。ロケーションピン21を用いる場合、図14に示すように、予め被加工材1、パンチ11、ダイ13等に形成されたピン孔22内にロケーションピン21を嵌め込むことによって、被加工材1を固定することになる。
固定機構を用いる場合においても、被加工材1のクランプによる固定のために、しわ押さえ15及び板逆押さえ17を用いることが望ましい。しかし、ビード付与を行うための凹部、凸部が底面、上面に設けられていないしわ押さえ15及び板逆押さえ17についてはこれを用いないこととして、金型の構成を簡略化することとしても構わない。
本発明の効果を実証するために以下に説明するような実施例1の試験を行った。実施例1では、まず、100mm×250mmの鋼板から、図7に示す形状の試験片35を比較例としてのせん断加工成形方法により作成して、得られた試験片35のせん断加工端部33図8に示すような形状に伸びフランジ加工することとした。
被加工材1は、板厚が1.6mm厚で、最大引張強度が590(MPa)である鋼板を使用した。比較例としてのせん断加工成形方法において用いたせん断加工成形装置は、図12に示すせん断加工成形装置10Bから、凸部12及び凹部18が設けられていないものを用いた。せん断加工時のクリアランスは、板厚の10%(0.16mm)とした。伸びフランジ加工後においては、十枚の試験片35の中で八枚の試験片35が、図10に示す範囲S1で囲む部位で伸びフランジ割れが生じていることが確認された。
次に、比較例としてのせん断加工成形方法の後に行った伸びフランジ加工の結果を受けて、伸びフランジ割れが生じ易い部位である範囲S1で囲む部位を伸びフランジ割れ危険部31として特定したうえで、図10に示す形状の試験片35を本発明例1としてのせん断加工成形方法により作成した。本発明例1としてのせん断加工成形方法では、図12に示すようなせん断加工成形装置10Bを用いた。本発明例1としてのせん断加工成形方法では、せん断加工後にこの伸びフランジ危険部31となる所定部位39に所定の引張応力が加わるようにパンチ11の凸部12、板逆押さえ17の凹部18によりビード43を付与し、そのままパンチ11及びダイ13により被加工材1をせん断することとした。せん断加工時にこの所定部位39に加わる引張応力を数値計算により見積もったところ、120MPaであった。
本発明例1としてのせん断加工成形方法の後に得られた試験片35に対して上述の伸びフランジ加工を行ったところ、割れが生じた試験片35は、十枚の試験片35の中で三枚であった。何れの伸びフランジ割れも、図10に示す範囲S1内の部位で生じた。本発明例1と比較例との比較により、本発明例1の場合に伸びフランジ割れの生じる試験片35が減少することが確認でき、本発明の適用により伸びフランジ性が向上することが確認された。
本発明の効果を実証するために以下に説明するような実施例2の試験を行った。実施例2の試験では、本発明例としてのせん断加工成形方法で用いるせん断加工成形装置のみ実施例1と異なっており、比較例としてのせん断加工成形方法や伸びフランジ危険部31の特定は、実施例1の試験と同様の条件で行った。
本発明例2としてのせん断加工成形方法では、図13に示すようなせん断加工成形装置10Cを用いた。本発明例2としてのせん断加工成形方法では、せん断加工後にこの伸びフランジ割れ危険部31となる所定部位39に所定の引張応力が加わるようにしわ押さえ15の凸部16、ダイ13の凹部14によりビード43を付与し、そのままパンチ11及びダイ13により被加工材1をせん断することとした。せん断加工時にこの所定部位39に加わる引張応力を数値計算により見積もったところ、100MPaであった。
本発明例2としてのせん断加工成形方法の後に得られた試験片35に対して上述の伸びフランジ加工を行ったところ割れが生じた試験片35は、十枚の試験片35の中で三枚であった。何れの伸びフランジ割れも、図10に示す範囲S1で囲む範囲内で生じた。本発明例2と比較例との比較により、本発明例2の場合に伸びフランジ割れの生じる試験片35が減少することが確認でき、本発明の適用により伸びフランジ性が向上することが確認された。
本発明の効果を実証するために以下に説明するような実施例3の試験を行った。実施例3の試験では、本発明例としてのせん断加工成形方法で用いるせん断加工成形装置と、せん断加工成形時における被加工材1の固定方法のみ実施例1と異なっており、比較例としてのせん断加工成形方法や伸びフランジ危険部31の特定は、実施例1と同様の条件で行った。
本発明例3としてのせん断加工成形方法では、図14に示すようなせん断加工成形装置10Dを用いた。パンチ11、ダイ13、しわ押さえ15、板逆押さえ17には、ピン孔22が設けられ、更に、被加工材1も、これらのピン孔22に応じたその四隅にピン孔22を設けることとして、ダイ13及び板逆押さえ17上に載置される被加工材1は、これ
らピン孔22に嵌め込まれるロケーションピン21によって固定することとした。
本発明例3としてのせん断加工成形方法では、せん断加工後に伸びフランジ危険部31となる所定部位39に所定の引張応力が加わるようにパンチ11の凸部12、板逆押さえ17の凹部18によりビード43を付与し、そのままパンチ11及びダイ13により被加工材1をせん断することとした。せん断加工時にこの所定部位39に加わる引張応力を数値計算により見積もったところ、200MPaであった。
本発明例3としてのせん断加工成形方法の後に得られた試験片35に対して上述の伸びフランジ加工を行ったところ、割れが生じた試験片35は、十枚の試験片35の中で零枚であった。本発明例3と比較例との比較や、本発明例3と本発明例1との比較により、固定機構を設けることによる伸びフランジ性の向上への効果が高いことが確認された。
1: 被加工材
2: パンチ
3: ダイ
4: だれ
5: 剪断面
6: 破断面
7: ばり
8: せん断加工面
10: せん断加工成形装置
11: パンチ
12: (ビード形成用の)凸部
13: ダイ
14: (ビード形成用の)凹部
15: しわ押さえ
16: (ビード形成用の)凸部
17: 板逆押さえ
18: (ビード形成用の)凹部
21: ロケーションピン
22: ピン孔
23: クランパ
31: 伸びフランジ割れ危険部
33: せん断加工端部
35: 試験片
37: 伸びフランジ部
41: 切断線
43: ビード

Claims (4)

  1. 伸びフランジ加工される所定形状の被加工材をパンチ及びダイを用いたせん断加工により成形するせん断加工成形方法において、せん断加工後の前記被加工材のせん断加工端部への伸びフランジ加工時に割れの危険性がある前記せん断加工端部の所定位置を伸びフランジ割れ危険部として実験又は数値計算によって特定した後、前記パンチに対向する板逆押さえと該パンチとにより、又は前記ダイに対向するしわ押さえと該ダイとにより、せん断加工後に前記伸びフランジ割れ危険部となる部位に50〜400MPaで引張応力が加わるように前記被加工材へビードを付与し、そのまま該被加工材をせん断することを特徴とするせん断加工成形方法。
  2. 前記ビードを、前記板逆押さえの上面に設けられた凹部へ前記パンチの底面に設けられた凸部を前進させて前記被加工材を押し込むことにより付与することを特徴とする請求項1記載のせん断加工成形方法。
  3. 前記ビードを、前記ダイの上面に設けられた凹部へ前記しわ押さえの底面に設けられた凸部を前進させて前記被加工材を押し込むことにより付与することを特徴とする請求項1又は2記載のせん断加工成形方法。
  4. せん断加工後に前記伸びフランジ割れ危険部となる部位におけるせん断加工方向と直交する方向の前記被加工材の両端を固定しながら前記ビードを付与し、そのまま該被加工材をせん断加工することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のせん断加工成形方法。
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