JP2010153508A - 試料のエッチング処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工形状を安定して保持できるエッチングの量産処理方法を提供する。
【解決手段】真空処理室と、ガス供給装置と、プラズマを生成するプラズマ生成手段と、プラズマの発光をモニタする発光分光器と、その発光スペクトルを蓄積する装置を備え、前記真空処理容器内に搬入したウエハにプラズマ処理を施し、ウエハの量産処理を一時中断する装置未稼働時間(アイドリングSS)が発生するエッチングの量産処理方法において、アイドリングSS前後のクリーニングS2、S2’において、リアクタ最表面の反応生成堆積状態と温度の情報を含む前記プラズマ中の発光強度SiF(1)、SiF(2)をモニタし、これらの発光スペクトルを基にデーターベースS4を参照して、アイドリングSS後のプラズマヒーティング工程S3の時間を調整してリアクタを加熱し、プラズマ加熱S3後に次の試料をエッチングS2する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子また正孔をキャリアとするMOS( Metal Oxide Semiconductor )トランジスタを含む半導体装置の製造方法に関わり、特に量産時エッチング処理を一時中断してアイドリングが発生した場合でも、アイドリング後に加工形状を安定させてエッチングを行うことのできる試料のエッチング処理方法に関する。
近年の半導体集積回路の高集積化及び高速化に伴い、ゲート電極の更なる微細化が要求されている。しかし、わずかなゲート電極の寸法変動がソース/ドレイン電流やスタンバイ時のリーク電流値を大きく変動させるため、ゲート電極の寸法(CD:Critical Dimension )精度や加工形状の安定化は、非常に重要な要件となる。
加工形状に影響を与えるエッチングリアクタ内のプラズマ中のラジカル状態の変化は、主に以下二つのような要因で起こることが多い。
一つ目の要因は、エッチングしてリアクタ最表面へ反応生成物が物理付着した場合やリアクタ内の最表面が化学変化した場合である。この場合、同じ条件でプラズマを生成しても、リアクタ最表面でラジカルの消費量やラジカルの再結合確率が変わることになり、当然ながらプラズマ中のラジカル密度は変化する。
2つ目の要因は、リアクタ材料の最表面温度が変化した場合である。この場合、プラズマ中で生成されるエッチング性ラジカルや堆積性ラジカルや反応性生物のリアクタ最表面での吸着係数や反応速度が異なるため、リアクタ部材の最表面を削る速度や堆積速度も変化する。その結果、リアクタ最表面に消費されるラジカルや反応生成物のバランスが変化して、やはりプラズマ中のラジカル密度が変化する。
つまり、加工形状を安定に保つには、(1)リアクタ最表面の物理化学状態を一定に保つこと、及び、(2)リアクタ材料の最表面温度を一定に保つことの2つの要件が重要である。しかしながら、エッチング装置を用いた半導体量産現場では、量産を続けると共にリアクタ最表面の物理化学状態が変化することもあれば、量産処理を一時中断しなければならないことがある。
従来、上記(1)の要件に対しては、リアクタ最表面の物理化学状態を維持するために、クリーニングによる反応生成物の除去や、カーボン系の堆積性ガスを用いたコーティングが行われてきた。特許文献1には、in−situ(その場)にて反応生成物をクリーニングした後に、カーボン系皮膜を堆積させて加工形状の安定化を図ることが示されている。
また、上記(2)の要件に対し特許文献2には、リアクタ最表面の温度を維持するために、プラズマ処理履歴に従って予め設定した処理条件でプラズマを生成しリアクタ最表面の温度を制御して加工形状の安定化を図ることが示されている。
特表2003−518328号公報 特開2005−244065号公報
特許文献1に示される装置では、処理室内に堆積する反応生成物の除去は可能だが、上記(2)の要件に対しては加工形状の安定化を図ることができない。また、特許文献2に示される装置では、上記(1)、(2)の要件に対応可能だが、量産前に予め温度計測器を装置に取り付けオフラインにて温度を測定する、もしくはシミュレーションを必要とする。温度計測器の設置は、設置に手間や時間がかかるだけでなく計測器をプラズマにさらすことで金属汚染や異物の原因を招く可能性があるため、容易には実施できない。さらに、オフラインの温度データーベースを参照したヒーティング技術や、シミュレーションによる温度予測ではリアクタ最表面の情報そのものをリアルタイムに監視していないため、アイドリング後の加工形状の再現精度にも限界がある。すなわち、(1)、(2)の要件に対して限界がある。
本発明は、これらの問題点に着目して、量産半導体装置の加工形状を安定して保持することのできるエッチングの量産処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、真空処理室を形成する真空処理容器と、前記真空処理容器内にガスを供給するガス供給装置と、該真空装置処理室内に電磁エネルギを供給し処理室内に供給した処理ガスを解離してプラズマを生成するプラズマ生成手段と生成したプラズマの発光をモニタする発光分光器とその発光スペクトルを蓄積する装置を備えたプラズマ処理装置を用いて前記真空処理容器内に搬入した試料の処理をするエッチングの量産処理方法において、リアクタ最表面の反応生成堆積状態と温度の情報を含む前記プラズマ中の発光をモニタし、これらの発光を基にリアクタを加熱するアイドリング後のヒーティング工程の時間を決定、またはクリーニング工程とヒーティング工程の繰り返しを終了することを決定、またはヒーティング兼クリーニング工程の終了を決定する。
[実施例1]図1のフローチャートを用いて、本発明の第1の実施形態にかかわる、アイドリング前後における真空処理室の壁面のクリーニング工程中の発光強度をもとに、アイドリング後のヒーティング工程の時間を決定する手法を説明する。
実施例1では、プラズマを用いたエッチングの量産処理を続けてリアクタ壁面が十分に加熱された状態を説明の出発点とする。この点から、量産処理を続けて、製品エッチングを実施する(S1)。次に、製品エッチング中にリアクタ壁面に付着した反応生成物を除去するため、ウエハ処理毎にプラズマを用いたクリーニング工程を実施する(S2)。量産処理では、この製品エッチング工程(S1)とリアクタ表面のプラズマクリーニング工程(S2)が繰返される。プラズマクリーニング工程(S2)ではダミーウエハの使用有無は問わないが(ウエハレスでも良い)、プラズマクリーニング工程(S2)にリアクタ内に導入するガスは、F系ガス(CF、SF、C、CHF、C、NF)を含むのが望ましい。理由は後述する。
リアクタ表面のプラズマクリーニング工程(S2)後、装置メンテナンス等の理由で量産処理を一時中断してアイドリング状態が作られる(SS)と、プラズマ中で高温となるイオンやラジカルのリアクタ壁面への熱の流入がなくなるため、アイドリングの時間が長くなるとともにリアクタ壁面の温度は下降していく。
次に、アイドリング(SS)を終了してから量産処理を再開する手順の説明に移る。製品をエッチングする前には、リアクタ壁面のプラズマクリーニング工程(S2’)を用いる。この工程の目的は、アイドリング中にリアクタ壁面の最表面が温度下降したことや、エッチング中とは異なる環境下に長時間置かれたことで物理化学変化したリアクタ壁面の最表面層を取り除くことである。クリーニング工程後(S2’)には、アイドリング中に低下したリアクタ壁面の最表面温度を再び上昇させるために、プラズマを発生させて加熱する(S3)。これをプラズマヒーティング工程と呼び、この直後に再び製品エッチング処理(S1’)を開始し、リアクタ壁面のプラズマクリーニング工程(S2)→製品エッチング処理(S1’)の量産処理を続ける。
ここで、図1のフローチャートにおいて、プラズマヒーティング工程(S3)のヒーティング時間が0の場合のΔCD、すなわち、(製品エッチングS1’時のCD)−(製品エッチングS1時のCD)に対するアイドリング時間依存性グラフを図2に示した。CDはエッチング後にCD−SEM( Critical Dimension-Scanning Electron Microscope )にて測定した。300mmウエハ面内167点の同一ラインを測定した結果の、平均値を示した。この製品では、アイドリング時間が増すほどアイドリング前よりも後のCDが大きくなることがわかる。
また、アイドリング後のクリーニング工程(S2’)中のSiFの発光強度(図1のSiF(2):440nm)からアイドリング前のクリーニング工程S2のSiFの発光強度(図1のSiF(1))を引いた値をΔSiF=SiF(2)−SiF(1)と定義し、これにある係数αを掛けたαΔSiFに対するアイドリング時間の依存性も図2の中に示した。また、本検討では、SiFの波長として440nmを使用した。このグラフから、アイドリングの時間を増す毎にαΔSiFの値が大きくなることがわかる。そして、ΔCDの値とαΔSiFは非常に良い一致を示す。
実施例1の実験では、αの値は負となった。SiFの発光源は、Fを含んだクリーニングガスとリアクタ壁面材料として用いられる石英部品(シャワープレート、石英内筒、サセプタ等)との反応生成物である。一般的に石英部品の温度が高温であるほど石英部品のエッチング速度も上昇するため、ΔSiFはリアクタ最表面の温度差と共に変化する。さらに、石英部品の表面にクリーニングできない石英以外の物質が覆う場合には、Fとの反応面積が減少するため、その量に応じてSiFの発光強度が小さくなる。つまり、SiFの発光強度は石英部品の最表面の露出面積も同時に含むため、ΔSiFはリアクタの温度差と石英部品の露出面積の差を関数とするリアクタ環境を定量的に示す指標として考えて良い。したがって、ΔSiFを制御することは、エッチング中のリアクタ内のラジカル状態(リアクタ環境)の違いを制御することになり、言い換えると製品エッチングのCDを制御することができる。この様な特徴から、アイドリング前後のCD差を最小にするためには、ΔSiFを指標とする方法が理想的といえる。
ここでプラズマクリーニング工程中(S2またはS2’)のSiF発光強度の好適なデータ抽出方法とクリーニング工程の終了方法について説明する。図3(a)は、ある製品ウエハをエッチングした直後のクリーニング工程中のSiF発光強度の時間変化の例を示した。代表例として、リアクタにSiが残留する場合のクリーニング波形301と、Siが残留しない場合のクリーニング波形302を示した。この例では、Si残留有の場合にクリーニング波形が約7秒間変化し、その後の発光強度は残留Siが無い場合の時間変化に一致する。すなわち、7秒以前はリアクタ内の残留Siの量に応じた発光強度の変化を含むため、SiFの発光強度が時間変化を示さない7秒〜30秒の間の発光強度303を前記SiF(1)ないしSiF(2)の値として適用するのが望ましい。以上は、リアクタにSi系以外の残留堆積物が残らない場合である。この場合、7秒の点304でクリーニング工程を終了しても良い。
図3(b)は、図3(a)とは異なり、C系の残留堆積物が残りやすい製品ウエハをエッチングした直後のクリーニング工程中のSiFとCの発光強度の時間変化の例を示した。この場合、Cの波形305が約15秒の点306まで変化し、その後の発光強度は時間変化が小さく、ほぼ一定値と考えることができる。このように、Si系以外の残留堆積物がある場合には、15秒の点306でクリーニング工程を終了しても良い。ただし、この場合でも、7秒〜15秒の間の発光強度303を発光強度SiF(1)または発光強度SiF(2)の値として適用できる。また、例えばクリーニングを30秒の時間固定とするならば、7秒〜30秒の間の発光強度303を発光強度SiF(1)または発光強度SiF(2)の値として適用できる。
図4は、ΔCDの許容値を求めることを目的としたアイドリング時間とヒーティング時間の関係を求めるためのフローチャートである。図4のフローチャートは、図1のフローチャートに比較して、アイドリング(SS)後のリアクタ壁面のプラズマクリーニング(S2’)とリアクタ壁面のプラズマヒーティング(S3)の順序が入れ替っている点で相違している。図5は、図4のフローチャートを用いてプラズマヒーティング工程の条件をAr流量100cc、圧力0.5Pa、マイクロ波パワー1000W、ウエハバイアス0Wとし、図2にて求めたαを用いてαΔSiFのヒーティング時間依存性を取得した実験結果のグラフである。CDSEMを用いたΔCDの実測値は実線(●、▲、■)プロットで、発光から算出したαΔSiFは点線(○、△、□)プロットにてそれぞれ示した。また、アイドリング(SS)時間を30分、2時間と8時間の場合に分けてデータを取得した。ヒーティング工程のガス条件としてArを選択した理由は、(1)リアクタ内の部品を腐食させることのない不活性ガスであるため、(2)エッチングに用いられる一般的なガス種毎に加熱効率を調べた結果、Arガスが良かったためである。
この結果から、アイドリング時間に依らずヒーティング時間が長いほど、ΔCDと予測されるΔCDともに小さくなることがわかった。さらに、アイドリング2時間ではヒーティング130秒前後、アイドリング8時間ではヒーティング180秒前後、アイドリング30分ではヒーティング30秒前後でΔCDが略0となることがわかった。一般的に、アイドリング時間が長いほど、αΔSiFの絶対値は大きくなる傾向にあり、同時にΔCDを略0とするのに必要なヒーティング時間も長くなる。また、この実験でもαΔSiFとΔCDは良い一致を示し、あらためてαΔSiFはCD制御の良い指標であることを確認できる。ここで着目すべきなのは、このようなグラフを用いると、ヒーティング時間が0のときのαΔSiFから必要なヒーティング時間を参照できることである。よって、αΔSiFとヒーティング時間のアイドリング時間依存を取得し、予めデーターベースとして蓄積すれば、ヒーティング時間が0のときのαΔSiFから必要なヒーティング時間を参照し、アイドリング前後のCD差を最小にすることができる。
図6のフローチャートを用いて、量産運用時の本発明の処理の流れを説明する。図6のフローチャートでは、図1のフローチャートにαΔSiFとヒーティング時間の関係を持つデーターベース(S4)部(例えば、図5)が加わっている。図7は、図6のフローチャートを用いて量産運用した場合のアイドリングが1分以上発生し、最長では装置故障によりアイドリングが3日間発生した場合を含むアイドリング発生回数とそのときのΔCDの関係を示すグラフである。この結果、本方法を用いれば、アイドリングが発生してもΔCD=±0.2nm以内で運用できることがわかった。すなわち、アイドリング(S2)の後、リアクタ壁面にプラズマクリーニングを実施し(S2’)、その後、ΔSiF=SiF(2)−SiF(1)が略0となる加熱時間リアクタ壁面をプラズマヒーティング(S3)し、その後、製品エッチング(S1’)に移行することにより、長時間のアイドリングが発生してもΔCD=±0.2nm以内とすることができる。
ここで、好適なデーターベースの構築方法を説明する。図7(b)は、データーベースの構築を容易にするパソコン上のユーザーインターフェイスの例である。画面上部にΔCDを取得するアイドリング時間の入力設定BOX7b01がある。所望のアイドリング時間を(1)、(2)、(3)、(4)・・・の項目に順番に入力する。項目数は場合に応じて増やして良い。最後にマウスで選択されたアイドリング時間については、取得するヒーティング時間の入力設定BOX7b02が可能となる。これらを設定後、製品ウエハとダミーウエハを処理装置にドックし、データ取得ボタン7b04をクリックすることで、エッチングが開始される。エッチング後の製品ウエハは、CD−SEMやOCD( Optical Critical Dimension )にて計測され、計測値がネットワークを介してエッチング装置に転送される。結果は、アイドリング時間毎のΔCDとヒーティング時間の関係グラフ7b05に示される。エッチング装置とCD計測装置がネットワークで接続されていない場合には、オフラインCD値入力BOX7b03に値を入力することができる。また、取得したデータは保存7b07し、読出し7b06ができる。これにより、対象とする製品毎の管理が可能となる。
実施例1では、アイドリング前後の発光強度の差ΔSiFが略0となるヒーティング時間を求めたが、ΔSiFの代わりに、アイドリング前後の発光強度の比(SiF(2)/SiF(1))が略1となるヒーティング時間を求めても良い。また、アイドリング前後の発光種としてSiFを用いたが、その他の発光種を用いても良い。例えば、図8は、クリーニング工程の導入ガスとしてF系ガスを導入、解離されたフッ素(F)801とリアクタ部材の石英(SiO)802との反応過程を示す模式図である。先ず、石英802とF801の反応過程で酸素(O)803が生成される。次にF801と石英802の反応生成物(SiF)804が再解離してF805とSiF806が生成される。最後にSiF806が再解離してSi807とFが生成される。つまり、これらの発光種を用いてもΔSiF同様にΔCDを制御することができる。クリーニング工程の導入ガスにCF、CHF、Cを含む場合には、発光種にC2を用いることもできる。
さらに、HCl、ClのようにCl系ガスをクリーニングに用いて、同様にSiCl、O、Cl、Si、Hの発光種を用いることもできる。
以上、実施例1では、アイドリング前後のΔCDを小さくするために、予めαΔSiF≒0となるヒーティング時間の関係を取得し、データーベース化してアイドリング後のCDの安定化を図ることができる。
さらに実施例1は、リアルタイムにリアクタ最表面の情報をモニタし、アイドリング後の加工形状を安定して保持することのできる試料のエッチング処理方法を提供することができる。
[実施例2]図9のフローチャートを用いて、本発明の実施例2にかかわる、アイドリング後のヒーティング工程の終点をデーターベース無しにクリーニング工程中の発光強度を基に決定する方法を説明する。実施例2では、実施例1の図6に示したデーターベース(S4)部が必要なくなり、代わりにΔSiF=0の判定制御部(S5)が加わっている。
アイドリング(SS)の直後にプラズマクリーニング(S2’)が入るところまでは、実施例1と同様で、このアイドリング後のプラズマクリーニングの発光SiF(2)を用いてΔSiF=SiF(2)−SiF(1)が略0に達するまで(S5)ヒーティング工程(S3)とプラズマクリーニング工程(S2’)を繰り返す。但し、ヒーティング工程(S3)を得て繰り返されるプラズマクリーニング工程は、リアクタ内部品の消耗を促進する影響があるため、これを考慮すると、1〜60秒のように短時間が望ましい。ただし、実施例1にて説明したように最低限リアクタ内のSi残留物が除去され、SiFの発光強度が変化を示さなくなる程度の実施時間が必要である。
図10のグラフを用いて、図9のフローチャートにより量産運用した場合のアイドリングが1分以上発生したときのアイドリング発生回数とそのときのΔCDの関係を説明する。運用条件は、プラズマヒーティング工程(S3)の時間を20秒、プラズマヒーティング工程後のプラズマクリーニング工程(S2’)5秒である。この結果、実施例2の方法を用いれば、アイドリングが発生してもΔCDを±0.3nm以内で運用できることがわかった。
実施例2は、実施例1の結果と比較してCD制御性が良くないが、これはプラズマヒーティング工程(S2’)の時間設定に依存するものである。プラズマヒーティング工程の時間は、短いほどCDの制御性が良くなる反面、プラズマクリーニング回数が増えることによって前述のようにリアクタ内部品の消耗とスループットの低下を招く。したがって、製品によってその都度ヒーティング工程の時間を適切に調整することが望ましい。ITRS( International Technology Roadmap For Semiconductors )2007年版によれば、例えば2012年のゲートエッチングに許容されるCDバラツキは3σ=0.84nmである。したがって、本実施例のΔCD=±0.3nmでも許容範囲内での運用ができている。ただし、長期的な連続処理に対するCD変動を考慮すると、アイドリング時のCD変動はさらに小さい方が良いことには違いない。
実施例2ではΔSiF≒0に達した場合にアイドリング後のプラズマヒーティング工程を終了した。今回エッチングした製品ではΔSiF≒0の点でΔCDが略0となった。しかし、プラズマの発光はリアクタ内で分布を持つため、リアクタ部材の昇温分布にも隔たりが出る。よって、発光採取の観測位置に依存してSiFの発光強度も異なるため、アイドリング前後のΔSiFが0のときにΔCDが0とならない場合が出てくる。このような場合は、例えば、αΔSiF+C(Cは、Constant )のように、定数を加えた補正値を用いてこの値が0となる場合にプラズマヒーティング工程の終了を決定することが適当となる。この補正は、実施例1でも必要な場合がある。
以上、実施例2では、アイドリング後のヒーティング工程の終了をデーターベース無しにクリーニング中の発光強度を基に決定することができる。
[実施例3]図11のフローチャートを用いて、本発明の第3の実施例に係わるCD制御方法を説明する。実施例3は、実施例2にて示した図9のプラズマクリーニング工程(S2)の後に、プラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(1)(S23)が入り、プラズマヒーティング工程(S3)がプラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(2)(S3’)に代わる。アイドリング(SS)前のプラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(1)(S23)はリアクタのヒーティングが目的ではなく、アイドリング後のプラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(2)(S3’)中の発光強度(SiF(2))と併せてΔSiFを算出するために用いる発光強度(SiF(1))を得るためである。したがって、プラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程は、製品エッチングの処理予約状況からアイドリングに入ることがわかった場合に必ずアイドリング前に実施する必要がある。さらに、プラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(1)(S23)は、プラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(2)(S3’)と同じもしくは似た条件で、かつ1〜60秒程度の短時間の放電が望ましい。また、アイドリング時間が短く、図3の残留Si無302時のように時間に対して発光強度が殆ど変化しない場合には、本実施例のプラズマクリーニング工程(S2’)は必要ない場合がある。
プラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(1)(S23)とプラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(2)(S3’)に用いるガスとしては、不活性ガスであるArをベースとしてCF等のF系ガス(SF、NF、CF、CHF、C、C)を含むことが望ましい。プラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(2)(S3’)において、SiFの発光強度(SiF(2))をリアルタイムにモニタし、ΔSiFが略0になると共に本工程を終了する。
終点判定の手法を示すグラフである図12を用いて、プラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(2)(S3’)の終点判定の例を説明する。アイドリングSSに入る前のプラズマヒーティング兼プラズマクリーニング(1)(S23)で取得した発光強度SiF(1)がターゲット1201となり、アイドリング後に位置するプラズマヒーティング兼プラズマクリーニング(2)(S3’)中のSiF(2)の発光強度変化1202がターゲット値に一致或いは達した場合に本工程の終点1203とし(S5)、この直後に製品エッチング(S1’)を開始する。
また実施例3でも実施例2と同様に、αΔSiF+C=0(CはConstant)のように、定数を加えた補正値を用いてヒーティング工程の終点を判定した方が良い場合がある。また、アイドリング前後の発光強度の比(SiF(2)/SiF(1)=1)を使う場合には、同様に定数を加えた補正値(SiF(2)/SiF(1)+C=1)を用いた方が良い場合がある。
実施例3は、アイドリング前後に試料のエッチング処理後にプラズマヒーティング兼プラズマクリーニング処理におけるリアクタ最表面の情報をリアルタイムにモニタして、アイドリング後の加工形状を安定して保持することのできる試料のエッチング処理方法を提供することができる。
さらに、本発明の試料のエッチング処理方法では、ΔCD=αΔSiF+Cのように線形性が成り立ったが、他関数を適用した方が良い場合もある。したがって、製品毎に実験値とよく合う関数を選び出すことが適当である。
さらに、本発明の実施例1〜3においては、アイドリング(SS)前後のクリーニング工程(S2、S2’)もしくはプラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(S23、S3’)で処理室内に導入するガスとして、少なくともCF、SiF、SF、C、CHFガスを含むガス、もしくは少なくともHCl、Cl、CHCl、SiCl、BClガスを含むガスを用いることができる。さらに、クリーニング(S2、S2’)もしくはプラズマヒーティング兼プラズマクリーニング工程(S23、S3’)でモニタする発光強度の発光種として、SiF、SiCl、Si、O、F、C、SiCl、Cl、Cl、Hの何れかを用いることができる。
本発明が適用されるエッチング装置の例として、図13に示すエッチング装置を用いることができる。エッチング装置は、処理容器内にウエハ1310を載置する電極と、ガス供給口と、シャワープレート1340と、ソレノイド1341と、高周波電源1350と、RFバイアス電源1361と整合機1362と、サーキュレータ1370と、発光分光器1380と、発光分光器1380から得られる発光スペクトルやデータを蓄積する装置(例えば、PC)1381を有している。処理ウエハ1310の下に内電極1321と外電極1322を装備する。ガス供給口は内側ガス供給口1332と外側ガス供給口1331からなる。ウエハを配置するウエハステージの温度および温度分布を制御するには複数冷媒の使用、裏面He圧力の制御、ヒータの利用等がある。例えば図13に示すエッチング装置は、ウエハ1310の下に内電極1321と外電極1322を装備する。
本発明の実施例1に係わる、アイドリング前後のクリーニング中の発光強度をもとに、アイドリング後のヒーティング工程の時間を決定するための前段階となる処理を説明するフローチャート。 図1におけるΔCD=(製品エッチングS1’時のCD)−(製品エッチングS1時のCD)に対するアイドリング時間依存性を説明するグラフ。 ある製品ウエハをエッチングした直後のクリーニング工程中のSiF発光強度の時間変化を説明するグラフ。 C系の残留堆積物が残りやすい製品ウエハをエッチングした直後のクリーニング工程中のSiFとCの発光強度の時間変化を説明するグラフ。 ΔCDとヒーティング時間の関係を求めるための処理を説明するフローチャート。 図3のフローチャートを用いてヒーティング工程の条件をAr流量100cc、圧力0.5Pa、マイクロ波パワー1000W、ウエハバイアス0Wとし、先ほど求めたαを用いてαΔSiFのヒーティング時間依存性を取得した実験結果を説明するグラフ。 量産運用時の本発明の実施例1の処理を説明するフローチャート。 図6のフローチャートを用いて量産運用した場合のアイドリングが1分以上発生し、最長では装置故障によりアイドリングが3日間発生した場合を含むアイドリング発生回数とそのときのΔCDの関係を示すグラフ。 データーベースの構築を容易にするパソコン上のユーザーインターフェイスを説明する図。 クリーニングガスとしてF系ガスを導入し、解離されたF801と石英(SiO)802の反応過程を説明する模式図。 本発明の実施例2に係わる、アイドリング後のヒーティング工程の終点をデーターベース無しにクリーニング中の発光強度を基に決定する処理を説明するフローチャート。 図8のフローチャートを用いて量産運用した場合のアイドリングが1分以上発生したときのアイドリング発生回数とそのときのΔCDの関係を示すグラフ。 本発明の実施例3に係わる処理を説明するフローチャート。 図11におけるプラズマヒーティング工程兼プラズマクリーニング工程(2)の終点判定の手法を説明するグラフ。 本発明が適用されるエッチング装置の構成を説明する図。
符号の説明
301:Siが残留する場合のクリーニング波形
302:Siが残留しない場合のクリーニング波形
303:SiFの発光強度が時間変化を示さない7秒〜30秒の間
304:7秒の点
305:Cの波形
306:15秒の点
7b01:アイドリング時間の入力設定BOX
7b02:ヒーティング時間の入力設定BOX
7b03:オフラインCD値入力BOX
7b04:データ取得ボタン
7b05:アイドリング時間毎のΔCDとヒーティング時間の関係グラフ
7b06:読出し
7b07:保存
801:F
802:石英
803:O
804:SiF4
805:反応生成物SiF4704が再解離したF
806:SiF
807:SiF706が再解離したSi
1201:ターゲット
1202:ヒーティング中のSiF(2)の発光強度変化
1203:本工程の終点
1321:内電極
1322:外電極
1310:ウエハ
1331:外側ガス供給口
1332:内側ガス供給口
1340:シャワープレート
1341:電磁石
1350:プラズマソースパワー
1361:RFバイアス電源
1362:RF整合機
1370:サーキュレータ
1380:発光分光器
1381:発光スペクトルやデータを蓄積する装置

Claims (8)

  1. 真空処理室を形成する真空処理容器と、該真空処理容器内に処理ガスを供給するガス供給装置と、該ガス供給装置で供給した処理ガスを解離してプラズマを生成するプラズマ生成手段と、該プラズマ生成手段で生成したプラズマの発光をモニタする発光分光器と、その発光スペクトルを蓄積する手段とを備えたエッチング装置を用い、前記真空処理容器内に搬入した試料にエッチング工程とクリーニング工程を繰り返してエッチング処理を行う試料のエッチング処理方法において、
    試料の量産処理時に、
    前記クリーニング工程時における発光強度(1)を取得する工程と、
    前記量産処理時アイドリングが発生した場合、該アイドリング後のクリーニング工程時における発光強度(2)を取得する工程と、
    前記取得した発光強度(1)と発光強度(2)との差もしくはその比を算出する工程と、
    該算出した結果と事前に取得したデーターベースを基に算出した加熱時間で真空処理室をプラズマ加熱する加熱工程とを備え、
    該プラズマ加熱後に次の試料をエッチングする
    ことを特徴とする試料のエッチング処理方法。
  2. 真空処理室を形成する真空処理容器と、該真空処理容器内に処理ガスを供給するガス供給装置と、該ガス供給装置で供給した処理ガスを解離してプラズマを生成するプラズマ生成手段と、該プラズマ生成手段で生成したプラズマの発光をモニタする発光分光器と、その発光スペクトルを蓄積する手段とを備えたエッチング装置を用い、前記真空処理容器内に搬入した試料にエッチング工程とクリーニング工程を繰り返してエッチング処理を行う試料のエッチング処理方法において、
    試料の量産処理時に、
    前記クリーニング工程時における発光強度(1)を取得する工程と、
    前記量産処理時アイドリングが発生した場合、該アイドリング後のクリーニング工程時における発光強度(2)を取得する工程と、
    前記取得した発光強度(1)と発光強度(2)との差が0、もしくは比が1か否かを判断する工程と、
    該判断工程でその差が0、もしくは比が1に達しない場合、事前に設定した加熱時間で真空処理室をプラズマ加熱する加熱工程とを備え、
    前記判断工程でその差が0、もしくは比が1に達するまで、前記加熱工程とアイドリング後のクリーニング工程を繰り返し、その差が0、もしくは比が1となった場合に、次の試料をエッチングする
    ことを特徴とする試料のエッチング処理方法。
  3. 真空処理室を形成する真空処理容器と、該真空処理容器内に処理ガスを供給するガス供給装置と、該ガス供給装置で供給した処理ガスを解離してプラズマを生成するプラズマ生成手段と、該プラズマ生成手段で生成したプラズマの発光をモニタする発光分光器と、その発光スペクトルを蓄積する手段とを備えたエッチング装置を用い、前記真空処理容器内に搬入した試料にエッチング工程とクリーニング工程を繰り返してエッチング処理を行う試料のエッチング処理方法において、
    試料の量産処理時、アイドリングの発生が予想される場合、
    前記クリーニング工程後に加熱兼クリーニング(1)を行い発光強度(1)を取得する工程と、
    前記アイドリングが発生した場合、該アイドリング後に加熱兼クリーニング(2)を行い発光強度(2)を取得する工程と、
    前記取得した発光強度(1)と発光強度(2)との差が0、もしくは比が1か否かを判断する工程と、
    該判断工程でその差が0、もしくは比が1に達しない場合、前記加熱兼クリーニング(2)を行い、再度発光強度(2)を取得し、
    前記判断工程でその差が0、もしくは比が1に達するまで、前記加熱兼クリーニング(2)を繰り返し、その差が0、もしくは比が1に達した場合に、次の試料をエッチングする
    ことを特徴とする試料のエッチング処理方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のエッチング処理方法において、
    前記アイドリング前後の前記クリーニング工程もしくは前記ヒーティング兼クリーニング工程の導入ガスに、少なくともCF、SiF、SF、C、CHFガスを含む、もしくは少なくともHCl、Cl、CHCl、SiCl、BClガスを含む
    ことを特徴とするエッチング処理方法。
  5. 該請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のエッチングの量産処理方法において、
    モニタする前記発光強度の発光種としてSiF、SiCl、Si、O、F、C、SiCl、Cl、Cl、Hの何れかを用いる
    ことを特徴とするエッチング処理方法。
  6. 請求項1のエッチングの量産処理方法において、
    前記発光強度の差に係数αをかけて定数C(Constant)を足した値が0となるように、もしくは発光強度の比に係数αをかけて定数Cを足した値が1となるように、該ヒーティング工程の時間を決定する
    ことを特徴とするエッチング処理方法。
  7. 請求項2または請求項3記載のエッチング処理方法において、
    前記発光強度の差に係数αをかけて定数C(Constant)を足した値が0に達する場合、もしくは発光強度の比に係数αをかけて定数Cを足した値が1に達する場合に、量産再着工前の前記ヒーティング工程とクリーニング工程を繰り返すことを止める、もしくは前記ヒーティング兼クリーニング工程の終了を決定する
    ことを特徴とするエッチング処理方法。
  8. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のエッチング処理方法において、
    前記発光強度差もしくは発光強度比として用いる算出元の発光強度(1)および発光強度(2)は、前記クリーニング工程中或いは加熱兼クリーニング工程中の発光強度が時間変化を示さなくなる点と同じか、この点よりも時間的に後の発光強度とする
    ことを特徴とするエッチング処理方法。
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