JP2010141350A - 積層型チップキャパシタ - Google Patents

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Abstract

【課題】より低減した等価直列インダクタンスを有する積層型チップキャパシタを開示す
る。
【解決手段】積層型チップキャパシタは、複数の誘電体層12〜14が積層された本体21と;誘電体層上に各々形成され、少なくとも一辺に貫通孔を有する複数の第1及び第2内部電極22、23と;リード部32b、33b、ビヤ接触部32a、33aを有する最下部電極層32、33と;貫通孔の内周面と接触せず貫通孔を通過して延長され、各々は上記第1及び第2内部電極中いずれか一方にのみ連結され、ビア接触部と接する複数の導電性ビア22a、23aと;本体の外側面に形成され最下部電極層のリード部を通して導電性ビアと連結された複数の外部端子電極26、27とを含み、第1及び第2内部電極にそれぞれ連結された各々の導電性ビアは第1極性及び第2極性の外部端子電極にそれぞれ連結される。
【選択図】図3a

Description

本発明は積層型チップキャパシタに関する。とりわけ、高周波回路に適するよう低減された等価直列インダクタンス(ESL)を具現可能な積層型チップキャパシタに関する。
一般に積層型チップキャパシタ(MLCC)は、セラミックグリーンシートと呼ばれる複数個の誘電体層と、この複数個の誘電体層間に挿入された内部電極とを具備する。こうした積層型チップキャパシタは大きさが小型でありながらも高い静電容量を具現(実現)可能で基板上に容易に実装されることが可能であり、多様な電子装置の容量性部品に幅広く使用されている。とりわけ、積層型チップキャパシタはLSIなどの電源回路において半導体チップと電源間に接続されたデカップリングキャパシタによく使用されている。
デカップリングキャパシタに使用される積層型チップキャパシタは、急激な電流変動の抑制と電源回路の安定化のために、より低い等価直列インダクタンス値を有さなければならない。こうした要求は電子装置の高周波、高電流化の傾向につれて一層高まってきている。
従来の、積層型チップキャパシタのESLを低減させる方策として、特許文献1には(+)内部電極と(−)内部電極のリード構造を隣接して指を組ませた形態の配列(interdigitated arragement)で配置させる方策が提案されている。こうした従来の実施形態の一例として、図1a及び1bには他の極性を有する第1内部電極及び第2内部電極の隣接したリードが交互に配列された積層型チップキャパシタが示してある。
図1aは従来の積層型チップキャパシタに用いられる多数の誘電体層と内部電極形状を示す分解斜視図で、図1bは従来の積層型チップキャパシタの概略斜視図である。図1aによると、いわゆるセラミックグリーンシートと呼ばれる複数の誘電体層(11a‐11h)各々に第1内部電極(12)または第2内部電極(13)が形成されている。第1内部電極(12)及び第2内部電極の対向する両辺には各々2個のリード(14、15)が形成されている。内部電極(12、13)が形成されている誘電体層(11a‐11h)は積層されキャパシタ本体(図1bの参照番号11参照)を形成する。このキャパシタ本体を加圧及び焼成処理し、さらに各リード(14、15)に連結された外部端子電極(16、17)を形成して積層型チップキャパシタ(10)を完成する。
ここで、第1内部電極(12)のリード(14)は第2内部電極(13)のリード(15)と隣接して指を組ませた配列で配置されるので、隣接した内部電極(12、13)において電流方向が矢印で示されたように互いに逆となる。したがって、高周波電流によって発生する磁束が部分的に相殺し、結局積層型チップキャパシタが有するESLが減少することになる。
しかし、上記従来の積層型チップキャパシタにおいてはESLを充分に減少させ難い。
即ち、リードが交互に配置されているので、互いに逆のインダクタンス成分が部分的でしかない。また、内部電極を外部端子電極と連結させるために各々の内部電極にはリードが形成されるので、上記リード自体がキャパシタのESLを大きく増加させる原因として作用する。
米国特許第5、880、925号
本発明は上記問題点を解決するためのもので、その目的は寄生インダクタンスであるESLを増加させる原因となるリード自体を除去し、その代わりにビア構造を通して同一極性の内部電極を連結させることによって、寄生インダクタンスをより低減することの可能な積層型チップキャパシタを提供することである。
上述した技術的課題を成し遂げるために、本発明による積層型チップキャパシタは、複数の誘電体層が積層され形成されたキャパシタ本体と;上記複数の誘電体層上に各々形成され、各々少なくとも一辺に少なくとも一つの貫通孔を有する複数の第1内部電極及び第2内部電極と;上記誘電体層の一側端に向かって延長されたリード部とビア接触部とを有する最下部電極層と;上記貫通孔の内周面と接触しないよう上記貫通孔を通過して垂直に延長され、各々は上記第1及び第2内部電極中いずれか一方にのみ連結され、上記ビア接触部と接する複数の導電性ビアと;上記キャパシタ本体の外側面に形成され上記最下部電極層のリード部を通して上記導電性ビアと連結された複数の外部端子電極とを含み、上記第1内部電極に連結された導電性ビアは第1極性の外部端子電極と連結され 上記第2内部電極に連結された導電性ビアは第2極性の外部端子電極と連結される。
本発明の具体的な実施形態において、上記第1内部電極及び第2内部電極各々は対向する両辺に同数の貫通孔を有し、上記第1内部電極の貫通孔は上記第2内部電極の貫通孔と隣接して交互に配置され得る。さらに、好ましくは、上記第1内部電極及び第2内部電極各々は対向する両辺に総数4個の貫通孔を有することが可能である。
本発明の他の実施形態においては、上記第1内部電極及び第2内部電極各々は3辺に同数の貫通孔を有し、上記第1内部電極の貫通孔は上記第2内部電極の貫通孔と隣接して交互に配置され得る。この場合、貫通孔を有する上記第1内部電極の上記3辺中1辺は、貫通孔を有する上記第2内部電極の上記3辺中1辺と相互対向するよう配置され得る。さらに、上記3辺が有する貫通孔総数は5個であり得る。例えば、上記3辺中2辺は各辺毎に2個ずつの貫通孔を有し残りの1辺は1個の貫通孔を有することが可能である。
本発明のさらに他の実施形態においては、上記第1内部電極及び第2内部電極各々は4辺に同数の貫通孔を有し、上記第1内部電極の貫通孔は上記第2内部電極の貫通孔と隣接して交互に配置され得る。この場合、上記4辺が有する貫通孔総数は6個であり得る。例えば、上記4辺中対向する2辺は各辺毎に2個ずつの貫通孔を有し残りの対向する2辺は各辺毎に1個の貫通孔を有することが可能である。
本発明によると、上記積層型チップキャパシタの外部端子電極は総数8個であり得る。
この場合、上記キャパシタ本体の相互対向する2個の側面上に各面毎に4個ずつの外部端子電極が形成され得る。
他の方案として、上記積層型チップキャパシタの外部端子電極は総数10個であり得る。この場合、上記キャパシタ本体の相互対向する2個の側面上に各面毎に4個ずつの外部端子電極が形成され、相互対向する残りの2個の側面上に各面毎に1個ずつの外部端子電極が形成され得る。
さらに他の方案として、上記積層型チップキャパシタの外部端子電極は総数12個であり得る。この場合、上記キャパシタ本体の相互対向する2個の側面上に各面毎に4個ずつの外部端子電極が形成され、相互対向する残りの2個の側面上に各面毎に2個ずつの外部端子電極が形成され得る。
本発明の一実施形態によると、上記積層型チップキャパシタは上記最下部電極層と同一な電極パターンを有する最上部電極層をさらに含むことが可能である。この場合、上記最上部電極層は上記導電性ビアと接触するビア接触部と、外部端子電極と連結されるリード部とを具備する。したがって、上記導電性ビアは最下部電極層及び最上部電極層のビア接触部と接してリード部を通して外部端子電極と連結され得る。
本発明によると、内部電極にリードを形成して内部電極と外部端子電極とを連結する代わりに、貫通孔と導電性ビアを使用して同一極性を有する内部電極を電気的に連結させ、最下部電極層のリード部を利用して上記導電性ビアを外部端子電極と連結する。こうして内部電極はリードを具備する必要が無くなりリード自体による寄生インダクタンスを完全に除去し得るようになる。さらに、垂直に延長された導電性ビアによっては寄生インダクタンスが殆ど発生しなく、上記ビアにより少量の寄生インダクタンスが発生しても、互いに他の極性を有する導電性ビアを隣接して交互に配置させることにより上記少量の寄生インダクタンスを相殺させることが可能である。
本発明によると、各内部電極はリードを有さない。代わりに同一極性の内部電極を連結する導電性ビアと、導電性ビアを外部端子電極に連結させる最下部電極層とが提供される。したがって、内部電極のリードによる寄生インダクタンスを除去することが可能になる。さらに、互いに他の極性の導電性ビアが互いに隣接し交互に配置されることによりビアを通して流れる磁束が相殺し、寄生インダクタンスをより減少させることが可能になる。結局、低減したESLを有する積層型チップキャパシタを具現することが可能になる。
従来の積層型チップキャパシタに用いられる多数の誘電体層と内部電極形状を示す分解斜視図である。 従来の積層型チップキャパシタの概略斜視図である。 本発明の一実施形態による積層型チップキャパシタの第1内部電極、第2内部電極及び最下部電極を示す平面図である。 本発明の一実施形態による積層型チップキャパシタに用いられる多数の誘電体層と内部電極形状を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態による積層型チップキャパシタの概略斜視図である。 本発明の他の実施形態による積層型チップキャパシタの第1内部電極、第2内部電極及び最下部電極を示す平面図である。 本発明の他の実施形態による積層型チップキャパシタの概略斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態による積層型チップキャパシタの第1内部電極、第2内部電極及び最下部電極を示す平面図である。 本発明のさらに他の実施形態による積層型チップキャパシタの概略斜視図である。
以下、添付の図を参照に本発明の実施形態を説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることが可能で、本発明の範囲が以下説明する実施形態に限定されるわけではない。本発明の実施形態は当業界において平均的な知識を有する者に対し本発明をより完全に説明するため提供されるものである。したがって、図における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることもあり、図において同一符合で示される要素は同一要素である。
図2は本発明の一実施形態による積層型チップキャパシタの第1内部電極、第2内部電極及び最下部電極を示す平面図である。図2によると、2個の誘電体層(12、13)上に各々第1内部電極(22)と第2内部電極(23)が形成されている。この内部電極(22、23)は誘電体層(12、13)上に導電性ペースト物質をスクリーンプリントして形成することが可能である。上記2個の誘電体層(12、13)は、積層型チップキャパシタの本体を構成する複数の誘電体層中隣接した2個の誘電体層と理解され得る。積層型チップキャパシタの本体の全構造が形成されるためには上記2個の誘電体層(12、13)が交互に数回繰り返し積層される。
図2に示すように、内部電極(22、23)はリード構造を有さない。代わりに、内部電極(22、23)の対向する2辺には各辺毎に2個ずつの貫通孔が形成される。第1内部電極(22)に形成された貫通孔は第2内部電極(23)に形成された貫通孔と隣接して交互に配列される。即ち、第2内部電極の貫通孔は第1内部電極の貫通孔から所定の距離だけ離隔して配置されることにより第1内部電極の貫通孔が第2内部電極の貫通孔と整列しないようにさせる。換言すれば、第1内部電極の貫通孔と第2内部電極の貫通孔とは重り合わないよう配置されている。この貫通孔内には誘電体層を貫通する導電性ビア層(22a、23a)が形成される。内部電極が形成された誘電体層(12、13)が交互に積層されキャパシタ本体を形成する際、この導電性ビア層(22a、23a)は全誘電体層(12、13)を通して垂直(誘電体層の厚さ方向)に延長された導電性ビアを成す。
上記導電性ビア層(22a、23a)は上記内部電極(12、13)に形成された貫通孔の内周面には接触しない点に留意しなければならない。
例えば、第1内部電極(22)の導電性ビア層(22a)は第1内部電極(12)とは接触せず、第2内部電極(23)の電極面と接触する。さらに、導電性ビア層(22a)と接触する第2内部電極(23)の電極面部分には誘電体層(13)を貫通する導電性ビア層(図示せず)が形成されており、結局全ての誘電体層(12、13)を貫通して垂直(誘電体層の厚さ方向)に延長された導電性ビアが存在するようになる。即ち、上記導電性ビア層(図示せず)は、上記導電性ビア層(22a)に重なる位置関係にあって、第2内部電極(23)の裏面の各誘電体層(13)に貫通して形成されていて、ある第1内部電極(22)が設けられた一誘電体層12を貫通する上側の一導電性ビア層(22a)−その下側の第2内部電極(23)−その第2内部電極(23)が設けられた一誘電体層13を貫通する上記導電性ビア層(図示せず)−更にその下側の他の第1内部電極(22)の貫通孔内にある下側の導電性ビア層(22a)−最終的に最下部電極層33に至る一連の連結がなされている。また、同様に、上記導電性ビア層(23a)と接触する第1内部電極(22)の裏面の各誘電体層(12)にも、これを貫通する導電性ビア層(図示せず)が設けられ、その下側に重なり合う関係位置にある別の導電性ビア層(23a)に連結されるようになっていて、最終的に最下部電極層32に至る一連の連結がなされる。したがって、第1内部電極(22)の貫通孔を通過する導電性ビア(22a)は第1内部電極(22)とは連結されないが全ての第2内部電極(23)とは連結される。同様に、第2内部電極(23)の貫通孔を通過する導電性ビア(23a)は全ての第1内部電極(22)にのみ連結される。
本発明によると、積層型チップキャパシタは第1内部電極(22)と第2内部電極(23)の他に、導電性ビアを外部端子電極に連結させるための最下部電極層(32、33)をさらに具備する。即ち、図2に示すように、誘電体層(14)上に導電性のビア接触部(32a、33a)とリード部(32b、33b)とを含む最下部電極層(32、33)が最下内部電極の下に配置される。この最下部電極層(32、33)のビア接触部(32a、33a)は各々第1内部電極(22)及び第2内部電極(23)と連結された導電性ビアと接触する。これと共にビア接触部(32a、33a)は各々リード部(32b、33b)を通して外部の端子電極(図3bの参照番号26及び27参照)と連結される。
図3aは上記誘電体層(12、13、14)、内部電極(22、23)及び最下部電極層(32、33)の形状を示す分解斜視図である。図3aに示すように、貫通孔が各々形成された複数の第1内部電極(22)と第2内部電極(23)とが交互に配列され積層される。各貫通孔内部にはその貫通孔の内周面と接触しない導電性ビア層(22a、23a)が形成される。各々の導電性ビア層(例えば、22a)は各々の誘電体(12)層を貫通して隣接した内部電極(23)の電極面と接触する。導電性ビア層(22a)と接触する内部電極(23)の電極面部分には誘電体層(13)を貫通する導電性ビア層(図示せず)がさらに形成される。したがって、全体的に全ての誘電体層(12、13)を貫通し垂直に延長された導電性ビアが形成される。
この導電性ビアは最下に位置する電極である最下部電極層(32、33)のビア接触部(32a、33a)と接触する。さらに、最下部電極層(32、33)のリード部(32b、33b)を通して導電性ビアは外部端子電極に連結される。第1内部電極(22)の貫通孔は第2内部電極(23)の貫通孔と隣接して交互に配置されるので、各々の導電性ビアは第1内部電極と第2内部電極中いずれか一方にのみ連結される。複数の第1内部電極(22)とこれに連結された導電性ビア及び外部端子電極は一つの極性(例えば、(+)極性)を示し、複数の第2内部電極(23)とこれに連結された導電性ビア及び外部端子電極は他の極性(例えば、(−)極性)を示す。
したがって、内部電極(22、23)には従来のリードが別に存在せず、導電性ビアを通して同一極性の内部電極同士が連結される。さらに、最下部電極層(32、33)のビア接触部(32a、33a)及びリード部(32b、33b)と導電性ビアを通して、上記同一極性の内部電極は同一極性の外部端子電極と連結される。こうして多数のキャパシタが並列で連結された積層型チップキャパシタを成すようになる。本実施形態によると、ESLを増加させる原因となる各内部電極のリードを除去することによって一層減少した寄生インダクタンスを得ることが可能になる。さらに、第1内部電極の貫通孔を第2内部電極の貫通孔と隣接し交互に配置して互いに他の極性を有する導電性ビアが隣接し交互に配置されることにより、寄生インダクタンスをより減少することが可能になる。
図3bは本発明の一実施形態による積層型チップキャパシタの概略斜視図である。図3bに示すキャパシタ(20)は、例えば図3aに示す電極構造(22、23、32、33)の形成された誘電体層(12、13、14)を積層後、この積層物を加圧及び焼成し外部電極端子を形成することにより製造され得る。図3bによると、図3aに示した内部電極(22、23)及び最下部電極層(32、33)が形成された誘電体層(12、13、14)が積層されキャパシタ本体(21)を形成する。さらに、キャパシタ本体(21)の外側面には、最下部電極層(32、33)のリード部(32b、33b)に連結された外部端子電極(26、27)が形成される。こうして、図3bに示すような低ESL特性を有する積層型チップキャパシタ(20)が完成する。
ここで、全ての第1内部電極(図3aの参照番号22参照)を連結させる導電性ビアは最下部電極層のビア接触部(32a)及びリード部(32b)を通して外部端子電極(26)に連結されることにより全て4個の外部電極(26)は一つの同一極性を有する。同様に、全ての第2内部電極(23)を連結させる導電性ビアは最下部電極層のビア接触部(33a)及びリード部(33b)を通して外部電極(27)に連結されることにより全て4個の外部電極(27)は他の同一極性を有する。結局、本実施形態によると、4個の(+)極性の外部端子電極と4個の(−)極性の外部端子を有する8端子積層型チップキャパシタ(20)が製造される。
先述した実施形態においては導電性ビアと連結されたビア接触部とリード部を最下部電極層にのみ形成した。しかし、他の方案として、最下部電極層と同一な電極パターンを有する最上部電極層がさらに提供されることも可能である。即ち、最上部に位置する内部電極の直上に最上部電極層(図示せず)が形成された誘電体層をさらに積層することが可能である。この際、最上部電極層は最下部電極層と同様に導電性ビアと接触するビア接触部とリード部を具備することが可能である。最上部電極層のリード部は外部端子電極(26、27)と連結される。こうして、最上部電極層と最下部電極層間には導電性ビアにより同一極性同士で連結された内部電極が位置し、導電性ビアは最上部電極層及び最下部電極層のリード部により外部電極と連結される。
図4aは本発明の他の実施形態による積層型チップキャパシタの第1内部電極、第2内部電極及び最下部電極を示す平面図である。図4aに示す実施形態においては、各々の内部電極(42、43)は相互対向する2辺の他に第3辺にも貫通孔が各々1個さらに形成される。したがって、本実施形態においては図2を参照して説明した実施形態より導電性ビアが2個多く提供され、このことから外部端子電極も2個多く提供される。
図4aによると、貫通孔を有する第1内部電極(42)及び第2内部電極(43)が誘電体層(12、13)上に各々形成されている。貫通孔は各内部電極の3辺に形成されている。各内部電極(42、43)の対向する2辺には各辺当たり2個の貫通孔が形成され第3辺には1個の貫通孔が形成されている。さらに、第1内部電極(42)の貫通孔は第2内部電極(43)の貫通孔に隣接して交互に配置される。第1内部電極(42)の貫通孔内部にはこの貫通孔の内周面と接触しない導電性ビア層(42a)が形成されている。この導電性ビア層(42a)は誘電体層(12)を貫通して隣接した第2内部電極(43)の電極面と接触する。導電性ビア層(42a)は垂直に延長され第1極性の導電性ビアを成し、この導電性ビアは第2内部電極(43)にのみ連結される。同様に、他の極性の導電性ビア層(43a)は垂直に延長された第2極性の導電性ビアを成し、この導電性ビアは第1内部電極(42)にのみ連結される。こうした導電性ビア(42a、43a)は、誘電体層(14)上に形成された最下部電極層(52、53)のビア接触部(52a、53a)に接触し、リード部(52b、53b)を通して外部端子電極(図4bの参照番号46及び47参照)に連結される。
図4bは図4aの各電極(42、43、52、53)が形成された誘電体層(12、13、14)を積層して製造した積層型チップキャパシタ(40)を示す概略斜視図である。図4bに示すように、キャパシタ本体(41)には10個の外部端子電極(46、47)が形成される。一極性を示す外部端子電極(46)は図4aの最下部電極層の一リード部(52b)と連結され、他の極性を示す外部端子電極(47)は図4aの最下部電極層の他のリード部(53b)と連結される。こうして、5個の(+)極性の外部端子電極と5個の(−)極性の外部端子電極とを具備する10端子積層型チップキャパシタ(40)が製造される。本実施形態によると、先述した実施形態と同様に各内部電極のリードを除去することによって一層減少した寄生インダクタンスを具現することが可能になる。さらに、互いに他の極性を有する導電性ビアが隣接し交互に配置されることにより寄生インダクタンスをより減少させることが可能になる。本実施形態の10端子積層型チップキャパシタにおいても、先述したように最下部電極層と同一な電極パターンを有する最上部電極層がさらに提供され得る。
図5aは本発明のさらに他の実施形態による積層型チップキャパシタの第1内部電極、第2内部電極及び最下部電極を示す平面図である。図5aによると、誘電体層(12、13)上の第1内部電極(62)及び第2内部電極(63)は各々4個の全ての辺に貫通孔及び導電性ビア(62a、63a)が形成されている。具体的には、各々の内部電極(62、63)の相互対向する2個の辺には各辺毎に2個ずつの貫通孔が形成され、残りの2辺には各辺毎に1個ずつの貫通孔が形成される。したがって、本実施形態においては図2を参照に説明した実施形態より導電性ビアが4個多く提供される。こうして外部端子電極も4個多く提供され、12端子の積層型チップキャパシタが具現される。
先述した実施形態と同様に、一極性の内部電極(62または63)の貫通孔内部には貫通孔の内周面と接触しない導電性ビア層(62aまたは63a)が形成されている。この導電性ビア層(62aまたは63a)は誘電体層(12または13)を貫通して隣接した同一極性の内部電極(63または62)の電極面と接触する。こうした導電性ビア層(62a、63a)は垂直に延長され導電性ビアを成す。各々の導電性ビアは同一極性の内部電極にのみ連結され、誘電体層(14)上に形成された最下部電極層(72、73)のビア接触部(72a、73a)に接触する。ビア接触部(72a、73a)に接触した各々の導電性ビアはリード部(72b、73b)を通して外部端子電極(図5bの参照番号66及び67参照)に連結される。
図5bは図5aの各電極が形成された誘電体層(12、13、14)を積層して製造した積層型チップキャパシタ(60)を示す概略斜視図である。図5bに示すように、キャパシタ本体(61)には12個の外部端子電極(66、67)が形成される。外部端子電極(66)は例えば(+)極性の外部端子を成し、他の外部端子電極(67)は(−)極性を示す。本実施形態においても、先述した実施形態のように各々の内部電極はリードを有さない。さらに、互いに他の極性の導電性ビアが隣接して交互に配置されることによりビアを通して流れる磁束が相殺する。
本発明は上述した実施形態及び添付の図に限定されるものではなく、添付の請求範囲により限定されるもので、請求範囲に記載された本発明の技術的思想を外れない範囲内において多様な形態の置換、変形及び変更が可能であることは当技術分野において通常の知識を有する者にとっては自明である。例えば、各々の内部電極に形成されている貫通孔の個数と位置は先述した実施形態と異なり得る。さらに、積層型チップキャパシタの外部端子電極の数は先述した実施形態の外部端子電極数より多くても少なくてもよい。
12、13、14 誘電体層
22 第1内部電極
23 第2内部電極
22a、23a 導電性ビア層
32、33 最下部電極層
32a、33a ビア接触部
32b、33b リード部

Claims (1)

  1. 複数の誘電体層が積層されて形成されたキャパシタ本体;
    上記複数の誘電体層上に各々形成され、各々少なくとも一辺に少なくとも一つの貫通孔を有する複数の第1内部電極及び第2内部電極;
    上記誘電体層の一側端に向かって延長されたリード部と、ビア接触部とを有する最下部電極層;
    上記貫通孔の内周面と接触しないよう上記貫通孔を通過して垂直に延長され、各々は上記第1及び第2内部電極中いずれか一方にのみ連結され、上記ビア接触部と接する複数の導電性ビア; 及び
    上記キャパシタ本体の外側面に形成され上記最下部電極層のリード部を通して上記導電性ビアと連結された複数の外部端子電極を含み、
    上記第1内部電極に連結された導電性ビアは第1極性の外部端子電極と連結され、上記第2内部電極に連結された導電性ビアは第2極性の外部端子電極と連結される積層型チップキャパシタ。
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