JP2010130188A - 電子メール転送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】PC101から送信された電子メールを複合機100を経由して複数のPC102,103に転送する電子メール転送装置において、PC101,102,103は、宛先が指定された添付ファイルを有する電子メールを作成するメール作成部122と、メール作成部122で作成した電子メールをPC101,102,103に送信する送信部120とを備え、複合機100は、PC101,102,103からの電子メールを受信する受信部121と、受信部121で受信した電子メールから宛先毎の電子メールを複製し、複製した電子メールに宛先同一の添付ファイルを添付する編集部103と、編集部103で編集した電子メールをPC101,102,103に送信する送信部110とを備えている。
【選択図】図2
Description
図1は電子メール転送装置の概略構成図、図2は同システムのブロック図である。
図3は設定ファイル作成時の画面表示を示す図であり、図4は設定ファイル作成の手順を示すフローチャートであり、図5は電子メールデータの内容を示す図であり、図6は複合機における電子メール転送の処理手順を示すフローチャートであり、図7は複合機からクライアントに転送された電子メールを示す図であり、図8は複合機から他のクライアントに転送された電子メールを示す図であり、図9は図7の変形例を示す図である。
まず、送信者は選択ボタン302を押下して、テキストボックス301に表示される添付ファイルを選択する(S4-1)。次いで、テキストボックス303に電子メールの宛先であるメールアドレスを入力する(S4-2)。そして、制御部108は、以上の操作を添付ファイルA,B,Cの順に繰り返し (S4-3)、すべての添付ファイルの入力が終了したら、作成ボタンを押下して設定ファイルを作成する(S4-4)。その後、キャンセルボタン305をクリックしてプログラムを終了する。
この電子メールデータ500は、電子メールの送受信に関する情報として電子メールヘッダ501を含んでいる。設定ファイル502には、開始コマンド506と終了コマンド509の間に各添付ファイルの設定情報507,508が存在する。つまり、添付ファイルA(503)の宛先としてadb@xxx.comとadc@xxx.comが定義され、添付ファイルB(504)の宛先としてadb@xxx.coが定義され、添付ファイルC(505)の宛先としてadc@xxx.comが定義されている。
まず、複合機100の受信部111は、電子メールを受信する(S6-1)。抽出部102は、受信した電子メールから電子メールデータ500を抽出し、電子メールに添付ファイルが含まれているか否かを判断し(S6-2)、添付ファイルが含まれていない場合(No)は、直ちに処理を終了する。つまり、通常の転送処理が実行されることになる。一方、添付ファイルが含まれている場合(Yes)には、設定ファイル502を1行ずつ解析し、設定ファイル502中に添付ファイル名と宛先が含まれているか否かを判断し(S6-3)、両方が含まれていない場合(No)、送信者(PC101)宛にエラー内容を含む電子メールを作成してメモリ部104に保存する(S6-6)。
この電子メール700の画面表示には、送信情報の表示701と、添付ファイルAの表示702と、添付ファイルBの表示703とが含まれている。
図8は、複合機100からPC103に送信される電子メールの表示内容を示している。
この電子メール800には、送信情報の表示801と、添付ファイルAの表示802と、添付ファイルCの表示803とが含まれている。
図9は図7の変形例を示している。
この電子メール900は、添付ファイルの送信情報901に加えて、添付ファイルA,Bの表示903,905添付ファイルA,B毎の詳細情報902,903を含んでいる。
なお、以上の実施形態では、複合機100とPC101,102,103のドメインは同一であるが、同一のドメインである必要がないことは言うまでもない。
本実施形態では、複合機100の印刷機能とデータ保存機能を利用して添付ファイルの処理を行っており、この点が第1の実施形態と異なっている。システムの構成は図1と図2と同一であるので、説明を省略する。また、電子メールの送受信方法も第1の実施形態と同一である。
この画面1000は、複合機100で実行させる処理を選択できるように選択ダイアログ1001を加えたもので、その他の部分は図3と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。
まず、選択ボタン302を押下して、図10のテキストボックス301に表示される添付ファイルを選択する(S11-1)。次いで、テキストボックス303に電子メールの宛先であるメールアドレスを入力し(S11-2)、複合機100で実行すべき処理を選択ダイアログ1001から入力する(S11-3)。以上の操作を添付ファイルA,B,Cの順に繰り返し (S11-4)、すべての添付ファイルの入力が終了したら、作成ボタンを押下して設定ファイルを作成し(S11-5)、その後、キャンセルボタン305をクリックしてプログラムを終了する。
この電子メールデータ1200は、図5に示した設定ファイル502の内に、複合機100で解析、実行可能なコマンドである「Print−Save」(以下、PSコマンドという)1201と、「Saver−Save」(以下、SSコマンドという)1202とを加えた構成になっている。PSコマンドは、複合機100に対して印刷可能な形式で保存しておくよう指示するコマンドである。SSコマンドは、複合機100に対してパスで指定した揚所に添付ファイルを保存しておくよう指示するコマンドである。その他の部分は図5と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。
まず、複合機100の受信部111は、電子メールを受信する(S13-1)。抽出部102は、受信した電子メールから電子メールデータ1200を抽出し、電子メールに添付ファイルが含まれているか否かを判断し(S13-2)、添付ファイルが含まれていない場合(No)は、直ちに処理を終了する。つまり、通常の転送処理が実行されることになる。一方、添付ファイルが含まれている場合(Yes)には、設定ファイル502を1行ずつ解析し、設定ファイル502の中にPSコマンドと添付ファイル名と宛先が含まれているか否かを判断し(S13-3)、これらが全て含まれている場合、添付ファイルが電子メールに実際に添付されているか否かを判断する(S13-4)。
この電子メール1400には、送信情報の表示1401と、添付ファイルAを複合機100の印刷部107で印刷させるための情報の表示1402と、添付ファイルBの保存先情報の表示1403とが含まれている。つまり、表示1402のURLにアクセスすると、複合機100で添付ファイルAを印刷することができ、保存先情報1403を参照して添付ファイルCの読み出しが可能である。つまり、添付ファイルを省いて転送することが可能になり、電子メールの情報のスリム化に役立つ。
この電子メール1500には、送信情報の表示1501と、添付ファイルAを複合機100の印刷部107で印刷させるための情報の表示1502と、添付ファイルCの表示1503とが含まれている。
本実施形態では、複合機100における電子メールの転送時刻設定機能とメール本文の省略機能を利用して添付ファイルの処理を行っている。この点が第1の実施形態と異なっている。電子メール転送装置の構成は図1と図2と同一であるが、電子メールの送信方法が異なっているので、図16のシステムで説明する。
この電子メール転送装置は図1にPC1601を追加したもので、その他の構成は図1と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。なお、追加のPC1601にはメールアドレス[ada’@xxx.com]が付与されている。
本実施形態では、3つの添付ファイルA,B,Cがある電子メールを、PC101から複合機100を経由してPC102とPC103に送る一方、添付ファイルDがある電子メールを、PC1601から複合機100を経由してPC102とPC103に送っている。なお、添付ファイルAの宛先はPC101とPC102であり、添付ファイルBの宛先はPC101であり、添付ファイルCの宛先はPC102であり、添付ファイルDの宛先はPC103である。
この操作パネル1700は、各種の設定内容を表示するLCD表示パネル1701と、操作部1702とからなる。LCD表示パネル1701には、宛先表示1703と、送信時刻1704と、送信日1705と、設定を有効にする旨の表示1706と、設定内容の保存ボタン1707とが表示される。
この画面1800は、「本文を転送メールに含める」ことを選択するチェックボックスを含む表示1801と、「即時転送する」を選択するチェックボックスを含む表示1802とを含んでいる。その他の部分は図10と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。
まず、図17に示す操作パネル1700の操作部1702を操作すると、制御部108はLCD表示パネル1701に送信時刻設定画面を表示させる(S18-1)。さらに、操作部1702を操作して、宛先表示1703を送信する宛先にし(S18-2)、送信時刻1704と送信日1705を設定し(S18-3)、設定を有効にする旨の表示1706を表示させる(S18-4)。最後に、保存ボタン1707を押下すると、編集部103が設定を保存する(S18-5)。
まず、図18の選択ボタン302を押下して、テキストボックス301に表示される添付ファイルを選択する(S20-1)。次いで、テキストボックス303に電子メールの宛先であるメールアドレスを入力し(S20-2)、複合機100で実行すべき処理を選択ダイアログ1001から入力する(S20-3)。そして、本文を転送メールに含める否かをチェックボックス1801で選択し(S20-4)、設定されている送信時刻に転送を行うか、即時転送を行うかをチェックボックス1802で選択する (S20-5)。以上の操作を各添付ファイルについて繰り返し (S20-6)、すべての添付ファイルの入力が終了したら、作成ボタン304をクリックして設定ファイルを作成し(S20-7)、最後に、キャンセルボタン305をクリックしてプログラムを終了する。
この電子メールデータ2100は、図5に示した設定ファイル502の内に、複合機100で解析、実行可能なコマンドである「Content−Time−Set」(以下、CTSコマンドという)2102と「Content−Sentence−Set=No」(以下、CSSコマンドという)2103とを加えた構成になっている。CTSコマンドは、複合機の送信時刻設定を有効にすることを指示するコマンドである。CSS(=No)コマンドは、作成される電子メールに本文を含めないことを指示するコマンドである。その他の部分は図5と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。
この電子メールデータ2200は、図21の電子メールデータ2100において、本文2101の代わりに本文2201を、CTSコマンド2102の代わりにCSS(=Yes)コマンド2203を、添付ファイルA(503)、B(504)、C(505)の代わりに添付ファイルD(2202)を加えた構成になっている。CSS(=Yes)コマンド)は、作成される電子メールに本文を含めることを指示するコマンドである。その他の部分は図5と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。
まず、複合機100の受信部111は電子メールを受信する(S23-1)。抽出部102は、受信した電子メールから電子メールデータ500を抽出し、電子メールに添付ファイルが含まれているか否かを判断し(S13-2)、含まれていない場合は処理を終了する。つまり、通常の転送処理が実行されることになる。一方、添付ファイルが含まれている場合(Yes)には、設定ファイル502を1行ずつ解析し、設定ファイル502中にCTSコマンドが含まれているか否かを判断し(S23-3)、CTSコマンドが含まれている場合(Yes)は、設定ファイル502にある宛先の送信時刻が複合機100で設定済みであるか否かを判断し (S23-4)、送信時刻が設定済みの場合は、宛先と送信時刻をメモリ部104に保存する(S23-5)。これは、CTSコマンドが含まれ、かつ、複合機100での送信時刻設定が済んでいる場合、その時刻に電子メールの転送を行うためである。
まず、現在の時刻を取得し(S24-1)、保存部106に送信時刻設定済みの電子メール(図23のステップ(S23-5)の保存データ)があるか否かを判断する(S24-2)。保存部106に送信時刻設定済みの電子メールがある場合、送信時刻に達したか否かを判断し(S24-4)、送信時刻に達した場合(Yes)は、保存部106に保存してある対象の電子メールを送信する(S24-4)。つまり、図23のステップ(S23-13)で作成した電子メールは、設定時刻に達した段階で送信されるのである。一方、ステップ(S23-2)で送信時刻設定の電子メールがないと判断された場合、または、ステップ(S23-3)で送信時刻に達していないと判断された場合(No)には、処理はステップ(S23-5)に進む。このステップ(S23-5)では、送信時刻設定が有効になっているか否かを判断し、送信時刻設定が有効の場合は、ステップ(S23-1)に戻り、送信時刻設定が無効の場合にはフローを終了する。つまり、送信時刻設定が有効である間は電子メールを設定時刻に送信するが、送信時刻設定が無効になると、通常の即時送信を行うことになる。
この電子メール2500は、電子メール2100の送信情報2501と、電子メール2100の添付ファイルA,B,Cのうち、PC102を宛先とするものの複製である添付ファイルA,B(2502,2503)とを含む。
この電子メール2600は、図25の電子メール2500の構成に加えて、PC1601の送信情報2601と、電子メール2200の本文2201のコピーである本文2602と、電子メール2200の添付ファイルD(2202)のコピーである添付ファイルD(2603)とを含む。
すなわち、いずれの電子メール2100,2200にもCTSコマンドが含まれているが、複合機100の送信時刻設定が無効であるので、複合機100は電子メールの即時転送を実行し、PC101からの電子メール2700と、PC1601からの電子メール2800とが別々にPC103に送信することになる。
また、クライアントは携帯電話や携帯情報端末などであってもよい。
101 PC(クライアント)
102 PC(クライアント)
103 PC(クライアント)
104 ネットワーク
110 送信部
111 受信部
102 抽出部
103 編集部
105 操作部
104 メモリ部
106 保存部
107 印刷部
108 制御部
120 送信部
121 受信部
122 メール作成部
123 制御部
Claims (6)
- 添付ファイル付きの電子メールを一のクライアントから受信する受信部と、この受信部で受信した電子メールから宛先毎の電子メール本文を複製し、複製した電子メール本文に宛先同一の前記添付ファイルを添付する編集部と、この編集部で編集した電子メールを他のクライアントに送信する送信部とを備えたことを特徴とする電子メール転送装置。
- 前記受信部、前記編集部、および前記送信部による転送機能以外の付加機能をさらに備え、
前記付加機能を利用すべき添付ファイルの指定された電子メールを前記一のクライアントから受信すると、その添付ファイルに対して前記付加機能による処理が実行可能となることを特徴とする請求項1に記載の電子メール転送装置。 - 前記付加機能は、印刷機能であり、
前記受信部が前記一のクライアントから印刷機能を利用すべき添付ファイルを受信すると、前記送信部が指定された添付ファイルの印刷が可能である旨の電子メールを前記他のクライアント宛に送信することを特徴とする請求項2に記載の電子メール転送装置。 - 前記付加機能は、前記添付ファイルの保存機能であり、
前記送信部は、
前記保存機能を利用すべき添付ファイルが前記一のクライアントから指定されると、指定された添付ファイルをメモリ部に保存した旨の電子メールを前記他のクライアント宛に送信することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子メール転送装置。 - 前記付加機能は、電子メールの転送時刻を設定できる機能であり、
前記送信部は、
前記転送時刻の前に受信した電子メールを、設定した前記転送時刻に纏めて前記他のクライアントに送信することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電子メール転送装置。 - 前記クライアントは、本文の省略された電子メールの送信を選択できる機能を有するものであり、
前記送信部は、
前記機能を前記一のクライアントが利用すると、本文の省略された添付ファイルだけの電子メールを前記他のクライアント宛に送信することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に電子メール転送装置。
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