JP3906785B2 - 画像通信方法、画像通信システム、画像通信装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像通信方法、画像通信システム、画像通信装置、及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP3906785B2
JP3906785B2 JP2002341171A JP2002341171A JP3906785B2 JP 3906785 B2 JP3906785 B2 JP 3906785B2 JP 2002341171 A JP2002341171 A JP 2002341171A JP 2002341171 A JP2002341171 A JP 2002341171A JP 3906785 B2 JP3906785 B2 JP 3906785B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
image
print data
image communication
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002341171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004178082A (ja
Inventor
政史 江口
好史 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2002341171A priority Critical patent/JP3906785B2/ja
Publication of JP2004178082A publication Critical patent/JP2004178082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3906785B2 publication Critical patent/JP3906785B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線を介して、画像を印刷するための印刷データを送受信する画像通信方法、画像通信システム、該画像通信システムを構成する画像通信装置、及びコンピュータを画像通信装置として用いるためのコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像通信システムは、一般に、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと言う)、ネットワークプリンタ装置又はインターネットファクシミリ装置等を用いてなる複数の画像通信装置を、夫々通信回線に接続して構成されている。
【0003】
送信側の画像通信装置(例えばパソコン)は、画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換し、通信回線を介して、受信側の画像通信装置(例えばネットワークプリンタ装置)へ送信する。この場合、画像表現データは、送信側の画像通信装置にインストールされたペイント・ソフト又はワープロ・ソフト等を用いて生成した図形又は文書のデータ等である。
ネットワークプリンタ装置は、通信回線を介して印刷データを受信し、受信した印刷データを用いて、画像を用紙に印刷して排出する(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、送信側の画像通信装置(例えばインターネットファクシミリ装置)は、装置にセットされた画像を読み取って生成したファクシミリ通信用のビットマップデータを、テキスト形式のビットマップデータに変換し、更に、変換したビットマップデータを本文に記載又は添付した電子メール(以下、画像メールと言う)を生成し、生成した画像メールを、通信回線を介して、受信側の画像通信装置(例えばインターネットファクシミリ装置)へ送信する。
【0005】
受信側のインターネットファクシミリ装置は、通信回線を介して画像メールを受信し、受信した画像メールに含まれるビットマップデータを用いて、画像を用紙に印刷して排出する(例えば、特許文献2参照)。
このようにしてインターネットファクシミリ装置が他のインターネットファクシミリ装置へ画像メールを送信する場合、インターネットのような大規模の通信回線網を利用できる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−62995号公報
【特許文献2】
特開平10−28217号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えばパソコンがネットワークプリンタ装置へ印刷データを送信する場合、LANのような小規模の通信回線網の範囲内に限られるため、ネットワークプリンタ装置を備える画像通信システムには、大規模の通信回線網(例えばインターネット)を介して印刷データを送受信することができないという問題があった。
また、画像メールは、電子メールの本文又は添付ファイルとして、一般にファイルサイズが大きいテキスト形式のビットマップデータを有するため、インターネットファクシミリ装置を備える画像通信システムには、画像メールのファイルサイズが大きく、通信回線網の配送路上にあるメールサーバの制限を受けるという問題があった。
【0008】
更に、印刷データとしてPDL(ページ記述言語:Page Description Language )のような画像描画用の言語を用いる場合は、印刷データのファイルサイズをビットマップデータのファイルサイズより小さくすることができ、また、ビットマップデータを用いる場合より高品質(例えば高解像度)の画像を用紙に形成することができる。しかしながら、従来のインターネットファクシミリ装置はPDLに対応しておらず、画像の品質を低下させることなく、送受信するファイルサイズを小さくしたり、ファイルサイズを大きくすることなく、画像の品質を向上したりすることができないという問題もあった。
【0009】
本発明は斯かる問題を解決するためになされたものであり、画像表現データを変換してなる印刷データを含む電子メールを送受信することにより、大規模の通信回線網を介して、高品質の画像を小さいファイルサイズでやり取りできる画像通信方法、画像通信システム、画像通信装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る画像通信方法は、第1画像通信装置を用いて、第2画像通信装置及び該第2画像通信装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付け、画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換し、変換した印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、及び前記宛先を含む電子メールを生成し、生成した電子メールを、通信回線を介して第2画像通信装置へ送信し、該第2画像通信装置では、前記他の装置と対応する電子メールアドレスを記憶してあるテーブルを用い、該電子メールアドレスに基づき、受信した電子メールの宛先が示す装置が前記他の装置であるか否かを判定し、該他の装置であると判定した場合、前記電子メールを該電子メールの宛先が示す他の装置へ送信し、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理することを特徴とする。
第2発明に係る画像通信方法は、前記第1画像通信装置を用いて、前記電子メールの生成の際、認証情報を更に含ませ、前記第2画像通信装置では、更に認証情報の入力を受け付け、受信した電子メールに含まれている認証情報及び受け付けた認証情報が一致する場合に、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理することを特徴とする。
【0011】
発明に係る画像通信システムは、通信回線に接続された第1画像通信装置及び第2画像通信装置を備え、前記第1画像通信装置は、第2画像通信装置及び該第2画像通信装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付ける手段と、画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換する手段と、変換した印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、及び前記宛先を含む電子メールを生成する生成手段と、生成した電子メールを、前記通信回線を介して前記第2画像通信装置へ送信する手段とを有し、該第2画像通信装置は、前記他の装置と対応する電子メールアドレスを記憶してあるテーブルと、前記第1画像通信装置から前記通信回線を介して電子メールを受信する手段と、前記電子メールアドレスに基づき、受信した電子メールの宛先が示す装置が前記他の装置であるか否かを判定する手段と、該他の装置であると判定した場合、前記電子メールを該電子メールの宛先が示す他の装置へ送信する手段と、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理する手段とを有することを特徴とする。
第4発明に係る画像通信システムは、前記第1画像通信装置は、前記生成手段において、前記電子メールに認証情報を更に含ませ、前記第2画像通信装置は、更に認証情報の入力を受け付ける受付手段と、受信した電子メールに含まれている認証情報及び前記受付手段により受け付けた認証情報が一致するか否かを判断する判断手段とを備え、前記第2画像通信装置は、前記判断手段により一致する判断をした場合に、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理するように構成してあることを特徴とする。
【0012】
発明に係る画像通信装置は、外部装置及び該外部装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付ける手段と、画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換する手段と、変換した印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、及び前記宛先を含む電子メールを生成する生成手段と、生成した電子メールを送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
発明に係る画像通信装置は、前記生成手段が、印刷データを処理した結果を通知することを命令する通知命令を更に含む電子メールを生成するよう構成されていることを特徴とする。
【0014】
発明に係る画像通信装置は、外部装置及び該外部装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付ける手段と、画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換する手段と、変換した印刷データ及び前記宛先を含む電子メールを生成する生成手段と、生成した電子メールを送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
8発明に係る画像通信装置は、同一のLAN内に接続されている他の装置と対応する電子メールアドレスを記憶してあるテーブルと、画像を印刷するための印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、並びに自機及び他の装置の宛先を含む電子メールを受信する手段と、前記電子メールアドレスに基づき、受信した電子メールの宛先が示す装置が前記他の装置であるか否かを判定する手段と、該他の装置であると判定した場合、前記電子メールを該電子メールの宛先が示す他の装置へ送信する手段と、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理する手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
9発明に係る画像通信装置は、前記電子メールに、印刷データを処理した結果を通知することを命令する通知命令が含まれているか否かを判定する手段と、含まれている場合に、前記印刷データを処理した結果の良否を判定する手段、及び判定した結果の良否を通知する手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
10発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、外部の装置及び該外部の装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付けさせるステップと、画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換させるステップと、変換された印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、及び前記宛先を含む電子メールを生成させるステップと、生成された電子メールを送信させるステップとを実行させることを特徴とする。
【0018】
11発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、画像を印刷するための印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、並びに自機及び自機と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を含む電子メールを受信させるステップと、受信させた電子メールの宛先が示す装置が前記他の装置であるか否かを判定させるステップと、該他の装置であると判定させた場合、前記電子メールを該電子メールの宛先が示す他の装置へ送信させるステップと、受信された電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理させるステップとを実行させることを特徴とする。
【0019】
本発明にあっては、画像通信システムを構成すべく、複数の画像通信装置を通信回線に接続し、電子メールを送信する側の画像通信装置を第1画像通信装置として用い、電子メールを受信する側の画像通信装置を第2画像通信装置として用いる。
電子メールは、画像を印刷するための印刷データと、該印刷データを処理するための処理情報とを含んでなり、例えば電子メールのヘッダ又は本文に処理情報が記載され、添付ファイルとして印刷データが添付されている。
【0020】
第1画像通信装置が電子メールによって印刷データを送信する場合、画像通信システムは、メールアドレスを用いて通信相手である第2画像通信装置を特定し、インターネットのような大規模の通信回線網を介して印刷データを送受信する。
なお、第1画像通信装置は、電子メールを生成する場合に、予め装置に記憶してあるメールアドレスを用いるよう構成してあっても良く、その都度ユーザが入力するメールアドレスを用いるよう構成してあっても良い。
【0021】
また、第1画像通信装置は、画像表現データを印刷データに変換する。この場合、画像表現データ又は該画像表現データをラスタライズしてなるビットマップデータ等よりファイルサイズが小さく、また、ファイルサイズが等しいときはより高品質の画像を再現できる印刷データ(例えばPDLを用いてなる印刷データ)に変換することによって、第1画像通信装置は、画像の品質を向上できるデータを、小さいファイルサイズで送信することができる。
また、第1画像通信装置は、処理情報として、印刷データの処理に関する第2画像通信装置の動作を制御する命令又は条件等を用いることによって、電子メールを介し、第2画像通信装置を遠隔操作することができる。
【0022】
更に、第2画像通信装置は、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理する。
印刷データの処理とは、印刷データを用いて画像を印刷したり、印刷データを変換してなるビットマップデータをファクシミリ送信(以下、FAX送信と言う)したり、印刷データを変換してなるJPEGファイル又はHTML等のような画像表現データを他の画像通信装置へ(例えば、WebコンテンツとしてWebサーバへ)転送したりすることである。
【0023】
以上のような場合、第2画像通信装置は、プリンタ機能を有することによって、処理情報に印刷命令が含まれているとき、印刷データを用いて高品質の画像を印刷することができる。また、第2画像通信装置は、ファクシミリ機能と、印刷データをファクシミリ通信に用いられる画像表現データに変換する機能とを有することによって、処理情報にFAX送信命令及び宛先等が含まれているとき、印刷データを画像表現データに変換して、他のファクシミリ装置へ送信することができる。
【0024】
このようなとき、第2画像通信装置は、該第2画像通信装置が有する解像度又はフォント等に合わせて画像を印刷したり印刷データを画像表現データに変換したりする。この場合、高品質の印刷データを第2画像通信装置で処理するため、低品質の画像表現データを受信側の画像通信装置で処理する従来の画像通信システムに比べて、本発明の画像通信システムは、再現される画像の品質を向上することができる。
【0025】
また、第1画像通信装置が、印刷データと、処理情報と、該処理情報に応じて前記印刷データを処理した結果を通知することを命令する通知命令とを含む電子メールを生成し、第2画像通信装置へ送信する。第2画像通信装置は、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理し、前記電子メールに通知命令が含まれている場合、前記印刷データを処理した結果を調査し、調査した結果を、例えば電子メールに記載して第1画像通信装置へ送信することによって通知する。
以上のような場合、画像通信システムのユーザは、第2画像通信装置にて印刷データの処理が成功したのか失敗したのか等の処理結果を、第2画像通信装置で確認することなく(この場合、第1画像通信装置で)知ることができる。
【0026】
また、第1画像通信装置が生成する電子メールに、印刷データのみが含まれ、該印刷データを処理するための処理情報が含まれていない場合、このような電子メールを受信した第2画像通信装置側で印刷データを適宜に処理することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
本実施の形態においては、第1画像通信装置(送信側の画像通信装置)としてパソコンを例示し、第2画像通信装置(受信側の画像処理装置)として、ネットワークプリンタ機能及びインターネットファクシミリ機能を有する複合機を例示するが、これらに限定されるものではない。
【0028】
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像通信システムの構成を示す説明図である。
図中Nはインターネット(通信回線)であり、インターネットNには、LAN11,12,…を介して、固有のメールアドレス及び電話番号を夫々有する複合機1,1,…と、固有のメールアドレスを夫々有するパソコン2,2,…とが接続されている。
【0029】
また、インターネットNには、SMTPサーバ31及びPOPサーバ32と、SMTP及びPOPの手順に従って画像メールを送受信する図示しないインターネットファクシミリ装置とが夫々接続されている。該インターネットファクシミリ装置は、固有のメールアドレスを有する。
また、電話回線Pには、複合機1,1,…と、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30の標準通信規格の手順に従ってファクシミリ通信用のビットマップデータ(以下、ファクシミリ画像データと言う)を送受信する図示しないファクシミリ装置が接続されている。該ファクシミリ装置は、固有の電話番号を有する。
【0030】
複合機1は、複合機1にセットされた原稿を読み取ってファクシミリ画像データを生成し、生成したファクシミリ画像データを、ITU−T勧告T.30の標準通信規格の手順に従い、電話回線Pを介して、他のファクシミリ装置へ送信する。また、前記手順に従い、電話回線Pを介して、他のファクシミリ装置からファクシミリ画像データを受信する。
【0031】
また、複合機1は、ファクシミリ画像データを、後述するMIMEのbase64のような公知の技術を用いてテキスト形式のビットマップデータ(以下、テキスト画像データと言う)に変換し、メールアドレス及び符号化方式等を含むメールヘッダと変換したテキスト画像データとを含む電子メール(以下、画像メールと言う)を、SMTPの手順に従い、SMTPサーバ31、LAN11(又はLAN12)及びインターネットNを介して、他のインターネットファクシミリ装置へ送信する。更に、POPの手順に従い、インターネットN、LAN11(又はLAN12)、及びPOPサーバ32を介して、他のインターネットファクシミリ装置から画像メールを受信する。
【0032】
パソコン2には、ワープロ・ソフト、ペイント・ソフト、又はブラウザ等のような画像の処理(生成又は表示等)を行なう公知のアプリケーションソフトと、ユーザが画像を複合機1,1,…に印刷させたりFAX送信させたりするドライバ・ソフトウェア(本発明の実施の形態1に係るコンピュータプログラム)とがインストールしてある。該ドライバ・ソフトウェアは、公知のプリンタドライバの代わりに、前記アプリケーションソフトによって起動され、実行される。以下、前記ドライバ・ソフトウェアをプリンタドライバと言う。
【0033】
SMTPサーバ31は、複合機1,1,…又はパソコン2,2,…等が送信した電子メールを受信し、受信した電子メールを、他のSMTPサーバ(不図示)又はPOPサーバ32へ送信する。POPサーバ32は、SMTPサーバ31又は他のSMTPサーバが送信した電子メールを受信して、図示しないメールボックスに格納し、複合機1,1,…又はインターネットファクシミリ装置等の装置がPOPの手順に従って電子メールを要求した場合、電子メールを要求した装置宛の電子メールを、該装置へ送信する。
なお、複合機1,1,…又はインターネットファクシミリ装置等の装置は、POPサーバ32を介することなくSMTPの手順に従って電子メールを受信する場合もある。
【0034】
図2は、パソコン2の構成を示すブロック図である。以下では、LAN11に接続されているパソコン2を例示する。
図中200は、パソコン2の主制御部であるCPUであり、CPU200は、CRT又は液晶ディスプレイ等を用いてなる表示部203、及び、キーボード及びマウス等を用いてなる操作部204等の装置各部に、バスを介して接続されている。CPU200は、ハードディスクを用いてなる補助記憶部206、又はROM201に記憶されたプログラムに従って装置各部を制御し、このとき発生するデータをRAM202に一時記憶して、各種処理を実行する。
【0035】
外部記憶部207は、例えばCD−ROMドライブであり、CPU200に制御されて、CD−ROMのような可搬性を有する記録媒体(例えば本実施の形態のプリンタドライバ、及び該プリンタドライバを実行する際に用いるデータ等が記録されている記録媒体21)から情報を読み込んで、補助記憶部206に記憶させる。
LANI/F205は、パソコン2とLAN11とを接続するインターフェイスであり、LAN11はインターネットNに接続してある。CPU200は、LANI/F205を介して、他の画像通信装置(例えば複合機1)を含む各種通信装置(例えばSMTPサーバ31)との間で所用のデータの送受信を行なう。
【0036】
図3(a),(b)は、パソコン2の表示部203に表示されるプリンタドライバのプロパティシートの一例を示す模式図である。
パソコン2にインストールされたプリンタドライバは、ユーザが画像の印刷又はFAX送信を所用のアプリケーションソフトに対して命令した場合(例えばアプリケーションソフトのメニューバーから印刷コマンドを入力した場合)に、該アプリケーションソフトによって起動される。このとき、CPU200は、印刷命令/FAX送信命令処理の実行を開始し、図3(a)のようなプロパティシート(以下、印刷用プロパティシートと言う)PS1を表示部203に表示させる。
【0037】
印刷用プロパティシートPS1は、ユーザがパソコン2から電子メールを用いて複合機1に対し印刷又はFAX送信の実行を命令するためのものである。
印刷用プロパティシートPS1は、1又は複数のメールアドレスを記入するためのテキストボックス21a、「印刷」又は「FAX送信」を選択するためのラジオボタン21b,21b、並びに、記入内容及び選択内容等を入力するためのOKボタン21c等を有する。
また、印刷用プロパティシートPS1においてメールアドレスと「FAX送信」とが入力された場合、CPU200は、図3(b)のようなプロパティシート(以下、FAX用プロパティシートと言う)PS2を表示部203に表示させる。
【0038】
なお、テキストボックス21aにメールアドレスを記入する場合、Toで送信するかCcで送信するかBccで送信するかを選択するよう構成しても良い。以下では、テキストボックス21aに記入されたメールアドレス全てをToで送信する場合を例示する。
【0039】
FAX用プロパティシートPS2は、ユーザがパソコン2から電子メールを用いて複合機1に対しFAX送信の実行を命令するためのものであり、パソコン2がFAX送信を行なうためのものではない。
FAX用プロパティシートPS2は、ファクシミリ画像データの送信先を示す情報(宛先)としてメールアドレス又は電話番号を記入するためのテキストボックス21d,21e、及び入力された宛先を表示する宛先一覧表示部21fを有する。また、FAX用プロパティシートPS2は、テキストボックス21d,21eに記入されたメールアドレス又は電話番号を入力して宛先一覧表示部21fに表示させ、テキストボックス21d,21eに他の宛先を記入できるようにする宛先追加ボタン21g,21gを有する。
【0040】
更に、FAX用プロパティシートPS2は、ファクシミリ送付状の内容を編集する送付状編集用プロパティシートを表示部203に表示させるための送付状編集ボタン21iと、FAX送信を開始させるための送信ボタン21hとを備える。
【0041】
ユーザは、画像の印刷を所望する場合、パソコン2を操作して、表示部203に図3(a)のような印刷用プロパティシートPS1を表示させ、操作部103を用いて、まず、テキストボックス21aに、印刷を行なわせたい複合機1のメールアドレスを記入し、ラジオボタン21b,21bの内、「印刷」を示すラジオボタン21bを選択し、印刷範囲(印刷すべきページ)、印刷部数、及び印刷品質(例えば解像度)等の印刷条件を設定して、最後に、OKボタン21cを操作する。印刷条件を設定せずにOKボタン21cを操作した場合は、予めプリンタドライバに設定されているデフォルトの印刷条件が入力される。
【0042】
ユーザは、画像のFAX送信を所望する場合、パソコン2を操作して表示部203に図3(a)のような印刷用プロパティシートPS1を表示させ、操作部103を用いて、まず、テキストボックス21aに、FAX送信を行なわせたい複合機1のメールアドレスを記入し、ラジオボタン21b,21bの内、「FAX送信」を示すラジオボタン21bを選択し、次に、OKボタン21cを操作する。
以上のようにして、ユーザは、パソコン2の表示部203に、FAX用プロパティシートPS2を表示させる。
【0043】
次いで、ユーザは、ファックス画像を送信したい通信相手(ファクシミリ装置、又はインターネットファクシミリ装置等)の宛先(メールアドレス又は電話番号)を、テキストボックス21d,21eに記入する。
ファクシミリ送付状を付加する場合、ユーザは送付状編集ボタン21iを操作して、図示しない送付状編集用プロパティシートにて送付状を作成する。同報通信を行ないたい場合、ユーザは、テキストボックス21d,21eに宛先を記入した後、宛先追加ボタンを操作して記入した宛先を宛先一覧に表示させ、他の宛先をテキストボックス21d,21eに記入することを繰り返す。
最後に、ユーザは送信ボタン21hを操作する。
【0044】
以上のような場合、複数の複合機1,1,…に印刷又はFAX送信を行なわせたいときは、テキストボックス21aに、複合機1,1,…のメールアドレスを夫々列記すれば良い。また、印刷用プロパティシートPS1に、1個のメールアドレスを記入するためのテキストボックスを複数設けても良く、テキストボックス21aに1個のメールアドレスを記入する都度、記入したメールアドレスを入力し、次いで、他のメールアドレスをテキストボックス21aに記入するよう構成しても良い。更に、複数の複合機1,1,…にFAX送信を行なわせたいときは、各複合機1に対してFAX用プロパティシートPS2を表示させる。
【0045】
なお、印刷用プロパティシートPS1において、予め複合機1,1,…のメールアドレスを登録しておき、例えばプルダウンメニューでメールアドレスを選択するよう構成しても良い。この場合、選択されたメールアドレスに応じて、自動的に「印刷」又は「FAX送信」が入力されるよう構成しても良い。また、FAX用プロパティシートPS2において、予め1又は複数の宛先と通信相手の氏名又は会社名等とを登録しておき、通信相手の氏名又は会社名等を入力/選択することによって、登録してある宛先を入力するよう構成しても良い。
【0046】
図4は、パソコン2の印刷命令/FAX送信命令処理にて生成される電子メールの一例を示す模式図である。以下では、メールアドレスがtest@sample であるパソコン2の印刷用プロパティシートPS1にて、LAN11又はLAN12に接続されている複合機1のメールアドレスprinter01@xxxxと「印刷」とが入力された場合に生成される電子メールを例示する。
本実施の形態の印刷命令/FAX送信命令処理にて生成される電子メールは、画像表現データを変換してなる印刷データを添付し、ヘッダ及び/又は本文に印刷データを処理するための処理情報を記載してある電子メール(以下、印刷メールと言う)である。
【0047】
一般的に電子メールはMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions )と呼ばれる方式を用いてエンコードされる。このMIMEにおいては、様々な種類のヘッダ行を用いて、その後に連なるメッセージ本体の内容を説明する。
CPU200は、印刷用プロパティシートPS1を起動したアプリケーションソフトが処理(表示又は生成等)している画像表現データを取得し、取得した画像表現データをPDL(例えばアドビシステム社のPostScript(登録商標))を用いてなる印刷データに変換する。更に、CPU200は、変換した印刷データを、電子メールでの送受信が可能なように、例えば公知のエンコーディングタイプの一つであるbase64を用いてテキスト形式の印刷データ(以下、テキスト印刷データ)に変換する。
【0048】
なお、印刷用プロパティシートPS1から「FAX送信」が入力された場合、CPU200は、印刷用プロパティシートPS1を起動したアプリケーションソフトが処理している画像表現データのみならず、送付状編集用プロパティシートにて編集した送付状のデータも画像表現データとして、印刷データに変換する。
【0049】
CPU200は、送信側のメールアドレスを示す「From」ヘッダ行、及び受信側のメールアドレスを示す「To」ヘッダ行に、パソコン2、及び複合機1のメールアドレス(テキストボックス21aに記載された全てのメールアドレス)を、夫々記載する。
また、CPU200は、「Content-Type」ヘッダ行及び「boundary」ヘッダ行に、「multipart/mixed 」及び「=_02・・・33_=」と記載する。これは、電子メールのメッセージ本体が、バンダリ「=_02・・・33_=」で区切られた複数のパートからなり、各パートが独自に「Content-Type」ヘッダ行を有することを示す。
【0050】
また、CPU200は、一般に電子メールの題名を示す「Subject 」ヘッダ行に、電子メールの題名である「Print Mail」を記載する。なお、印刷用プロパティシートPS1から「FAX送信」が入力された場合、CPU200は、「Subject 」ヘッダ行に、例えば「Fax Mail」と記載する。
【0051】
また、CPU200は、第1のパートにおいて、「Content-Type」ヘッダ行及び「Content-Transfer-Encoding 」ヘッダ行に、エンコーディングタイプ7bitを用いてエンコードされた特別な書式を有しないプレーンテキストを電子メールの本文として有することを示す「text/plain」「7bit」と記載する。
更に、CPU200は、第1のパートの本体として、添付ファイルがPDL(この場合、PostScript)であることを示す処理情報、及び、添付ファイル(即ち印刷データ)を用いて画像の印刷を行なうよう命令する処理情報「Print 」を記載する。
なお、添付ファイル(添付してある印刷データ)を用いてFAX送信を行なう場合、CPU200は、処理情報「Fax 」を記載する。
【0052】
また、CPU200は、第2のパートにおいて、「Content-Type」ヘッダ行、「Content-Transfer-Encoding 」ヘッダ行、及び「Content-Disposition 」ヘッダ行に、「application/postscript」、「base64」、「attachment」と記載する。これは、電子メールに、base64を用いてエンコードされたポストスクリプト形式のバイナリデータが添付されていることを示す。また、CPU200は、添付ファイルの詳細として「filename」ヘッダ行にファイル名(アプリケーションソフトにてファイルに付けられたファイル名、又はプリンタドライバが適宜付けたファイル名)を記載する。
更に、CPU200は、第2のパートの本体として、テキスト印刷データを記載する。
【0053】
同様にして、CPU200は、図示しない他のパートに、処理情報として印刷条件を記載する。印刷用プロパティシートPS1から「FAX送信」が入力された場合は、処理情報として、FAX用プロパティシートPS2のテキストボックス21d,21eにて記載された1又は複数の宛先が記載される。
なお、印刷条件は印刷データに含ませても良い。
【0054】
図5は、パソコン2の印刷命令/FAX送信命令処理の手順を示すフローチャートである。
CPU200は、アプリケーションソフトによって起動された場合、印刷用プロパティシートPS1を、表示部203に表示させ(S11)、このとき、印刷メールを送信すべき複合機1のメールアドレスを受け付ける(S12)。この後、ユーザによって、テキストボックス21aにメールアドレスが記入され、ラジオボタン21b,21bの一方が選択され、OKボタン21cが操作される。
CPU200は、OKボタン21cが操作されたか否かを判定し(S13)、操作されていない場合(S13でNO)、操作されるまで待機する。
【0055】
OKボタン21cが操作された場合(S13でYES)、CPU200は、表示していた印刷用プロパティシートPS1を消去する。次いで、CPU200は、「印刷」を示すラジオボタン21bが選択されているか「FAX送信」を示すラジオボタン21bが選択されているかを判定することによって、印刷命令処理を行なうかFAX送信命令処理を行なうかを判定する(S14)。このとき、「印刷」を示すラジオボタン21bが選択されている場合(S14で印刷)、CPU200は、印刷命令処理を行なうと判定し、「FAX送信」を示すラジオボタン21bが選択されている場合(S14でFAX送信)、CPU200は、FAX送信命令処理を行なうと判定する。
【0056】
印刷命令処理を行なう場合、CPU200は、アプリケーションソフトにて処理されている画像表現データ及び印刷用プロパティシートPS1から入力されたデータ等を用いて、印刷命令及び印刷条件等の処理情報を生成し(S15)、画像表現データを印刷データに変換し(S16)、変換した印刷データを更にテキスト印刷データに変換する(S17)。次いで、CPU200は、テキスト印刷データを添付し、一般的な電子メールが有する所定のデータ(送信日時及びメッセージID等)及び処理情報を、ヘッダ又は本文に記載してなる電子メール(即ち印刷メール)を生成する(S18)。
【0057】
最後に、CPU200は、LANI/F205を介し、LAN11に接続されている複合機1又はLAN12に接続されている複合機1へ、生成した印刷メールを送信し(S19)、印刷命令処理を終了する。
【0058】
FAX送信命令処理を行なう場合、CPU200は、FAX用プロパティシートPS2を、表示部203に表示させ(S21)、このとき、ファクシミリ画像データを送信すべきファクシミリ装置又はインターネットファクシミリ装置等の宛先(メールアドレス又は電話番号)を受け付ける(S22)。この後、ユーザによって、テキストボックス21dにメールアドレスが記入されたり、テキストボックス21eに電話番号が記入されたりして1又は複数の宛先が入力され、送信ボタン21hが操作される。
CPU200は、送信ボタン21hが操作されたか否かを判定し(S23)、操作されていない場合(S23でNO)、操作されるまで待機する。
【0059】
送信ボタン21hが操作された場合(S23でYES)、CPU200は、表示していたFAX用プロパティシートPS2を消去する。
次いで、CPU200は、S15にて、アプリケーションソフトにて処理されている画像表現データ、並びに印刷用プロパティシートPS1及びFAX用プロパティシートPS2から入力されたデータ等を用いて、FAX送信命令及び宛先等の処理情報を生成する。また、CPU200は、S16にて画像表現データを印刷データに変換し、S17にて変換した印刷データを更にテキスト印刷データに変換する。次いで、CPU200は、S18にて印刷メールを生成する。
【0060】
最後に、S19にて、CPU200は、LANI/F205を介し、LAN11に接続されている複合機1又はLAN12に接続されている複合機1へ、生成した印刷メールを送信し、FAX送信命令処理を終了する。
なお、本実施の形態においては、プリンタドライバが印刷メールを送信する(プリンタドライバがメール送信機能を有する)場合を例示したが、例えば予めパソコン2にインストールしてある公知のメーラを用いて印刷メールを送信するよう構成しても良い。
【0061】
図6は、複合機1の構成を示すブロック図である。以下では、LAN11に接続されている複合機1を例示する。
図中100は、複合機1の主制御部であるCPUであり、CPU100は、バスを介して、装置の動作状態又はユーザに対する入力指示等を表示する表示部103、及び表示部103を見ながらユーザが複合機1を操作するための各種ファンクションキーを備える操作部104等の装置各部に接続されている。
CPU100は、ROM101に格納された制御プログラム(本発明の実施の形態1に係るコンピュータプログラムを含む複合機制御プログラム)に従って装置各部を制御し、このとき発生するデータ又は入力されるデータをRAM102に一時記憶して、各種処理を実行する。
【0062】
CPU100は、NCU(ネットワーク・コントロール・ユニット)111を用いて回線制御を行ない、モデム110を用いて、電話回線Pを介したファクシミリ画像データの送受信を行なう。また、CPU100は、複合機1とLAN11とを接続するインターフェイスであるLANI/F112を介して、他の画像通信装置(例えばパソコン2)を含む各種通信装置(例えばPOPサーバ32)との間で所用のデータの送受信を行なう。
【0063】
読取部105は、例えば光源及びCCD等を用いてなる光学読取方式のスキャナ装置で構成され、画像メモリ106は、例えばDRAMを用いてなる。また、記録部107は、例えばドラム状の感光体及び転写チャージャ等を用いてなる電子写真方式のプリンタ装置で構成され、トナーを用いて用紙に画像を印刷し、印刷された用紙を排出する。
【0064】
電話回線Pを介してモデム110及びNCU111でファクシミリ画像データを受信した場合、CPU100は、受信したファクシミリ画像データをCODEC(符号化・復号器)109で復号して、画像メモリ106に記憶させる。更に、CPU100は、画像メモリ106からファクシミリ画像データを読み出し、読み出したファクシミリ画像データを、記録部107に適した解像度でラスタライズし、記録部107で印刷可能なビットマップデータに変換してから印刷する。
【0065】
CPU100は、操作部104を用いた宛先及び送信開始命令の入力を受け付け、入力された宛先がメールアドレスである場合、読取部105で原稿を読み取ってファクシミリ画像データを生成し、生成したファクシミリ画像データをCODEC109で符号化して画像メモリ106に記憶させる。次いで、CPU100は、画像メモリ106に記憶させたファクシミリ画像データを、電子メール変換部108でテキスト画像データに変換し、更に、変換したテキスト画像データに、入力されたメールアドレスを含むメールヘッダを付加して画像メールを生成する。最後に、CPU100は、LANI/F112を介し、前記メールアドレスを有するインターネットファクシミリ装置へ、生成した画像メールを送信する。
【0066】
また、入力された宛先が電話番号である場合、CPU100は、画像メモリ106に記憶させたファクシミリ画像データを、モデム110及びNCU111を用いて、入力された電話番号を有するファクシミリ装置へ送信する。
【0067】
図7は、複合機1の印刷/FAX送信処理の手順を示すフローチャートである。
CPU100は、LANI/F112を介して、印刷データを受信したか電子メールを受信したか否かを判定し(S31)、何も受信していない場合(S31で未受信)、印刷データか電子メールかを受信するまで待機する。
印刷データを受信した場合(S31で印刷データ)、CPU100は印刷処理を行ない(S32)、印刷処理の終了後、処理をS31へ戻す。
S32の印刷処理においては、CPU100は、受信した印刷データを画像メモリ106に記憶させ、記憶させた印刷データを用い、記録部107で画像を印刷する。このとき、CPU100は、記録部107に適した解像度で印刷データをラスタライズし、記録部107で印刷可能なビットマップデータに変換してから印刷を行なう。
【0068】
電子メールを受信した場合(S31で電子メール)、CPU100は、受信した電子メールを電子メール変換部108で分離し(S33)、分離したヘッダ、本文、及び添付ファイルをRAM102に記憶させる(S34)。この場合、S31で受信した電子メールが印刷メールであるとき、CPU100は、ヘッダ及び本文をRAM102に記憶させることによって処理情報を取得し、添付ファイルをRAM102に記憶させることによってテキスト印刷データを取得する。また、受信した電子メールが画像メールであるとき、CPU100は、ヘッダ、本文、及びテキスト画像データをRAM102に記憶させる。
【0069】
CPU100は、RAM102に記憶させたヘッダ及び本文を参照して、受信した電子メールが画像メールであるか印刷メールであるかを判定し(S35)、画像メールである場合(S35で画像メール)、ファクシミリ画像形成処理を行ない(S36)、ファクシミリ画像形成処理の終了後、処理をS31へ戻す。
S36のファクシミリ画像形成処理においては、CPU100は、RAM102に記憶させたテキスト画像データを読み出して電子メール変換部108でファクシミリ画像データに変換し、CODEC109で復号して画像メモリ106に記憶する。更に、CPU100は、画像メモリ106からファクシミリ画像データを読み出し、読み出したファクシミリ画像データを、記録部107に適した解像度でラスタライズし、記録部107で印刷可能なビットマップデータに変換してから印刷する。
【0070】
受信した電子メールが印刷メールである場合(S35で印刷メール)、CPU100は、RAM102に記憶させたヘッダ及び本文の処理情報を参照し、印刷するかFAX送信するかを判定する(S37)。この場合、処理情報に「Print 」が含まれているときは印刷すると判定し、「Fax 」が含まれているときはFAX送信すると判定する。
【0071】
印刷すると判定した場合(S37で印刷)、CPU100は、RAM102に記憶させたテキスト印刷データを電子メール変換部108で印刷データに変換し(S38)、印刷処理を行なって(S39)、印刷処理の終了後、処理をS31へ戻す。
S39の印刷処理においては、CPU100は、S38で変換した印刷データを用い、処理情報に応じて、記録部107で画像を印刷する。このとき、CPU100は、記録部107に適した解像度で印刷データをラスタライズし、記録部107で印刷可能なビットマップデータに変換してから印刷を行なう。
【0072】
FAX送信すると判定した場合(S37でFAX送信)、CPU100は、FAX送信処理(図8参照)を行なって(S41)、FAX送信処理の終了後、処理をS31へ戻す。
以上のような印刷/FAX送信処理において、CPU100は、RAM102又は画像メモリ106に記憶させたデータを、印刷処理又はFAX送信処理の終了後に消去する。
【0073】
図8は、複合機1のFAX送信処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。
CPU100は、RAM102に記憶させたテキスト画像データを読み出して電子メール変換部108で印刷データに変換し(S51)、次いで、変換した印刷データをラスタライズして一旦ビットマップデータに変換してからファクシミリ画像データに変換し(S52)、CODEC109で符号化して画像メモリ106に記憶させる。
【0074】
次いで、CPU100は、RAM102に記憶させた処理情報を参照して、宛先にメールアドレスがあるか否かを判定し(S53)、メールアドレスがない場合(S53でNO)、即ち全ての宛先が電話番号である場合、処理を後述するS56へ移す。
宛先にメールアドレスが1つでもある場合(S53でYES)、CPU100は、画像メモリ106に記憶させたファクシミリ画像データを読み出して、電子メール変換部108でテキスト画像データに変換し(S54)、変換したテキスト画像データと所定のヘッダとを用いて画像メールを生成する(S55)。この場合、画像メールには、宛先はまだ記載されておらず、後述するS59にて記載される。
【0075】
S53でNOの場合、又はS55の処理が終了した場合、CPU100は、処理情報内の1又は複数の宛先の内、1個の宛先を選択し(S56)、選択した宛先が電話番号であるか否かを判定する(S57)。
選択した宛先が電話番号である場合(S57でYES)、CPU100は、画像メモリ106に記憶させたファクシミリ画像データを、モデム110及びNCU111を用いて、S56で選択した電話番号を有するファクシミリ装置又は複合機1へ送信する(S58)。
【0076】
選択した宛先が電話番号ではない場合(S57でNO)、即ちメールアドレスである場合、CPU100は、処理情報内の全メールアドレスを取得して(S59)、S55で生成した画像メールの「to」ヘッダ行(又は「cc」ヘッダ行、若しくは「Bcc 」ヘッダ行)に、取得したメールアドレスを夫々記載する。
次いで、CPU100は、宛先を記載した画像メールを、LANI/F112を介し、S59で取得したメールアドレスを有する複合機1又はインターネットファクシミリ装置へ送信する(S60)。
【0077】
S58又はS60の処理が終了した後、CPU100は、処理情報内に、未送信の宛先があるか否かを判定し(S61)、まだファクシミリ画像データ又は画像メールを送信していない宛先がある場合は(S61でYES)、処理をS56へ移し、未送信の宛先がない場合は(S61でNO)、本サブルーチンを終了する。
【0078】
以上のような画像通信システムは、例えばLAN11に接続されているパソコン2が、印刷メールによって印刷データを送信(又は同報通信)する。この場合、メールアドレスを用いて、印刷データを送信すべき複合機1(又は複合機1,1,…)を特定することができるため、印刷データの送信先がLAN11に接続されている複合機1であってもLAN12に接続されている複合機1であっても、LAN11、又はインターネットNとLAN12とを介し、LAN11に接続されているパソコン2から印刷データを送信することができる。
【0079】
また、パソコン2は、例えばアプリケーションソフトで生成した画像表現データを、該画像表現データよりファイルサイズが小さく、また、高品質の画像を再現できるPDLを用いてなる印刷データに変換する。このため、画像通信システムは、画像の品質を向上できるデータを、小さいファイルサイズで送受信することができる。
【0080】
また、パソコン2は、印刷メールを用いて複合機1を制御し、印刷又はFAX送信を実行させることができる。
また、複合機1は、受信した印刷メールに添付されている印刷データを用いて、高品質の画像を印刷したり、前記印刷データをFAX送信したりすることができる。この場合、複合機1は、印刷メールに、処理情報として複数の宛先が記載されているとき、同報通信を行なうことができる。
【0081】
なお、本実施の形態においては、PDLによる印刷データを例示したが、これに限らず、例えばマイクロソフト社のGDI(Graphics Device Interface )のような描画処理用のプログラムモジュールを用いてなる印刷データ(例えばEMF形式)であっても良い。
また、パソコン2において、処理情報として所定の転送命令を有する印刷メールを送信し、複合機1において、受信した印刷メールに添付されている印刷データを、例えばJPEGファイル又はHTML形式に変換し、FTP又はHTTP等の通信プロトコルを利用して、WebコンテンツとしてWebサーバへ転送するよう構成しても良い。
【0082】
また、LAN11(LAN12)に、公知のプリンタ装置又はファクシミリ装置が接続されている場合、印刷メールを受信した複合機1は、LAN11(LAN12)を介してプリンタ装置又はファクシミリ装置と通信を行ない、印刷データを待機中のプリンタ装置へ送信して画像の印刷を行なわせるよう構成しても良い。また、印刷データを変換してなるビットマップデータと宛先情報とを待機中のファクシミリ装置へ送信してFAX送信を行なわせるよう構成しても良い。この場合、例えば複合機1にて印刷中又はファクシミリ通信中であるときであっても、印刷メールを受信してすぐに印刷又はファクシミリ通信を行なうことができる。
【0083】
また、本実施の形態における画像通信システムは、印刷かFAX送信かを択一で行なうよう構成してあるが、印刷とFAX送信とを同時に行なう(即ち、FAX送信した画像と同じ画像を印刷する)よう構成しても良い。
更に、本実施の形態におけるプリンタドライバは、公知のプリンタドライバの代わりに用いるよう構成しているが、プリンタドライバに例えば切換ボタンを設け、切換ボタンが操作された場合に公知のプリンタドライバを起動するよう構成しても良い。また、プリンタドライバが、公知のプリンタドライバの機能(印刷メールではなく、印刷データをプリンタ装置へ直接、送信する機能)も有するよう構成しても良い。
【0084】
実施の形態 2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る画像通信装置としてのパソコン2の表示部203に表示されるプリンタドライバのプロパティシートの一例を示す模式図である。
パソコン2にインストールされたプリンタドライバが起動された場合、CPU200は、図9のような印刷用プロパティシートPS3を表示部203に表示させる。
印刷用プロパティシートPS3は、印刷結果(印刷の終了又はエラーの発生等)の通知が必要か否かを選択するためのラジオボタン22a,22bと、印刷メールの送信に関する各種の設定を行なう設定変更ボタン22cとを有する。
【0085】
ユーザは、画像の印刷を所望する場合、パソコン2を操作して、表示部203に図9のような印刷用プロパティシートPS3を表示させ、操作部103を用いて、まず、テキストボックス21aに、印刷を行なわせたい複合機1のメールアドレスを記入し、ラジオボタン21b,21bの内、「印刷」を示すラジオボタン21bを選択し、印刷範囲及び印刷部数等の印刷条件を設定する。更に、印刷結果の通知が必要である場合、ユーザは、ラジオボタン22aを選択し、不要である場合はラジオボタン22bを選択する。また、ユーザは、必要に応じて設定変更ボタン22cを操作し、設定変更用のプロパティシート(図示せず)を表示させ、各種の設定(例えば、複合機1に着信するまでの間に印刷メールが経由するサーバの指定)を行なう。
【0086】
最後に、ユーザは、OKボタン21cを操作する。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
【0087】
図10は、パソコン2の印刷命令処理の手順を示すフローチャートである。
CPU200は、アプリケーションソフトによって起動された場合、図9のような印刷用プロパティシートPS3を、表示部203に表示させ(S71)、このとき、印刷メールを送信すべき複合機1のメールアドレス、及び印刷結果の通知の要不要等を受け付ける(S72)。この後、ユーザによって、テキストボックス21aにメールアドレスが記入され、「印刷」を示すラジオボタン21bが選択され、印刷結果の通知の要不要を示すラジオボタン22a,22bの一方が選択される。
【0088】
CPU200は、設定変更ボタン22cが操作されたか否かを判定し(S73)、操作されていない場合は(S73でNO)、処理をS75へ移す。
設定変更ボタン22cが操作された場合(S73でYES)、CPU200は設定の変更を行なう(S74)。この場合、CPU200は設定変更用のプロパティシートを表示部203に表示させ、各種の設定の変更/追加等を受け付け、受け付けた設定をRAM202に記憶させ、以後、RAM202に記憶させた設定に従って各部を制御する。
S74で設定の変更が完了した場合、又はS73で設定変更ボタンが操作されなかった場合、CPU200は、OKボタン21cが操作されたか否かを判定し(S75)、操作されていない場合(S75でNO)、処理をS73へ移す。
【0089】
OKボタン21cが操作された場合(S75でYES)、CPU200は、表示していた印刷用プロパティシートPS3を消去する。次いで、CPU200は、印刷結果の通知が「必要」であることを示すラジオボタン22aが選択されているか「不要」であることを示すラジオボタン22bが選択されているかを判定することによって、印刷結果の通知が必要であるか否かを判定する(S76)。
ラジオボタン22aが選択されている場合(S76でYES)、CPU200は、印刷命令及び印刷条件等の処理情報と、印刷データを印刷した印刷結果を通知するよう命令する通知命令とを生成する(S77)。この場合、印刷結果の通知命令には、パソコン2のメールアドレスも含まれており、例えば、MDNヘッダを用いて、「Disposition-Notification-To: test@sample」と記載してある。
【0090】
ラジオボタン22bが選択されている場合(S76でNO)、CPU200は、印刷命令及び印刷条件等の処理情報を生成する(S78)。この場合、CPU200は印刷結果の通知命令を生成しない。
【0091】
S77又はS78の終了後、CPU200は、アプリケーションソフトにて処理されている画像表現データを印刷データに変換し(S79)、変換した印刷データを更にテキスト印刷データに変換する(S80)。次いで、CPU200は、テキスト印刷データを添付し、一般的な電子メールが有する所定のデータ(送信日時及びメッセージID等)、処理情報及び通知命令(S76でNO、即ち通知が不要である場合は所定のデータ及び処理情報のみ)を、ヘッダ又は本文に記載してなる印刷メールを生成する(S81)。
最後に、CPU200は、LANI/F205を介し、LAN11に接続されている複合機1又はLAN12に接続されている複合機1へ、生成した印刷メールを送信し(S82)、印刷命令処理を終了する。
【0092】
図11は、複合機1の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
CPU100は、LANI/F112を介して、印刷メールを受信したか否かを判定し(S91)、受信していない場合(S91でNO)、印刷メールを受信するまで待機する。
印刷メールを受信した場合(S91でYES)、CPU100は、受信した印刷メールを電子メール変換部108で分離し(S92)、分離した処理情報及びテキスト印刷データをRAM102に記憶させる(S93)。
【0093】
CPU100は、RAM102に記憶させたテキスト印刷データを電子メール変換部108で印刷データに変換し(S94)、印刷処理を行なう(S95)。
S95の印刷処理においては、CPU100は、S94で変換した印刷データを用い、処理情報に応じて、記録部107で画像を印刷する。このとき、CPU100は、記録部107に適した解像度で印刷データをラスタライズし、記録部107で印刷可能なビットマップデータに変換してから印刷を行なう。
【0094】
CPU100は処理情報を参照し、処理情報に印刷結果の通知命令が含まれているか否かによって印刷結果の通知が必要か否かを判定し(S96)、通知が不要である場合(S96でNO)、印刷処理を終了して、S91へ処理を移す。
印刷結果の通知が必要である場合(S96でYES)、CPU100は、S95で実行した印刷の結果の良否を調査する(S97)。即ち、CPU100は装置各部(特に記録部107)を監視し、印刷が完了した(良)か、エラーによって中断/強制終了した(否)か等の印刷結果を得る。
次いで、CPU100は、印刷結果を通知する電子メールとして、印刷結果を記載した本文と処理情報が有するメールアドレスを含むヘッダとを用いてなる電子メールを生成し(S98)、送信する(S99)。その後、CPU100は、処理をS91へ移す。
【0095】
以上のような画像通信システムは、実施の形態1の効果と同様の効果を得ることができ、また、パソコン2を用いるユーザが、電子メールの送信に関する各種の設定変更を、印刷又はFAX送信実行時に、プリンタドライバから行なうことができるため、ユーザの利便性を向上することができる。
また、ユーザが印刷結果の通知を所望している場合に、複合機1が印刷結果を記載してあるメールをパソコン2へ送信するため、ユーザは、例えば複合機1の接地場所まで移動して印刷の結果を確認することなく、印刷結果を知ることができる。
【0096】
なお、本実施の形態においては、複合機1が、印刷メールの受信後に、受信した印刷メールを送信してきたパソコン2へ電子メールを送信することによって印刷結果を通知する場合を例示したが、通知手段は電子メールでなくても良い。また、複合機1が、FAX送信終了後にもFAX送信の結果を通知するよう構成してあっても良い。また、プリンタドライバに印刷結果の通知先のメールアドレスを記入するためのテキストボックスを設け、該メールアドレスを有する他のパソコン又は携帯電話等へ印刷結果を通知する電子メールを送信するよう構成しても良い。
【0097】
更に、本実施の形態においては、パソコン2にインストールされているプリンタドライバから印刷メールの送信に関する各種の設定を行なう場合を例示したが、同一のLANに接続されている複合機1の設定を変更できるよう構成しても良い。即ち、ユーザは、LAN11に接続されているパソコン2を用いて、LAN11に接続されている複合機1の各種の設定変更を、印刷又はFAX送信実行時にプリンタドライバから行なうことができる。
【0098】
実施の形態 3.
図12は、本発明の実施の形態3に係る画像通信システムの構成を示す説明図である。
LAN11(LAN12)には、固有のメールアドレス及び電話番号を夫々有する複合機1と、固有のメールアドレスを夫々有するパソコン2と、メールアドレスを有しない公知のプリンタ装置41,42とが接続されている。
【0099】
各複合機1は、RAM102に、プリンタ装置とメールアドレスとを対応付けるアドレステーブルを記憶している。
また、複合機1は親展印刷機能を有し、ユーザID及びパスワードを用いてなる認証情報を含む印刷条件と印刷データとを受信した場合、直ちに印刷することはせず、認証情報をRAM102に記憶しておき、操作部104から認証情報が入力され、入力された認証情報がRAM102に記憶してある認証情報と一致したときに、印刷を実行するよう構成されている。また、プリンタ装置41,42も親展印刷機能を有する。
【0100】
図13は、複合機1のRAM102に記憶されているアドレステーブルの一例を示す模式図である。
複合機1は、アドレステーブルに、複合機1(自機)のメールアドレスを記憶させている。また、複合機1は、アドレステーブルに、2個のメールアドレスと、プリンタ装置41,42とを対応させて記憶させるべく、メールアドレスと各プリンタ装置のIPアドレス又はポート番号等とを対応させて記憶させている。
【0101】
パソコン2から印刷メールが送信された場合、送信された印刷メールがプリンタ装置41,42に対応するメールアドレスを有している場合であっても、プリンタ装置41,42はメールアドレスを有しないため、複合機1が印刷メールを受信する。即ち、複合機1は、複合機1が接続されている同一のLANに接続されているプリンタ装置41,42に対応するメールアドレスをも自機のメールアドレスのように見せかけて印刷メールを受信するよう構成されている。
【0102】
図14(a),(b)は、パソコン2の表示部203に表示されるプリンタドライバのプロパティシートの一例を示す模式図である。
CPU200は、図14(a)のような印刷用プロパティシートPS4を表示部203に表示させる。
印刷用プロパティシートPS4は、親展印刷をするかしないかを選択するためのラジオボタン23a,23aと、親展印刷に必要な認証情報(ユーザID及びパスワード)を記入するためのテキストボックス23b,23bとを有する。
【0103】
また、印刷用プロパティシートPS4は、通信相手である複合機1又はプリンタ装置41,42のユーザに、画像の送付を報せる電子メールを送信すべく、該電子メールを編集するための電子メール編集ボタン23cを有し、電子メール編集ボタン23cが操作された場合、図14(b)のような電子メール編集用プロパティシートPS5が表示部203に表示される。
電子メール編集用プロパティシートPS5は、電子メールの送信先のメールアドレス、題名、及び本文等を記載するためのテキストボックス23d,23d,…と、作成した電子メールを送信するための送信ボタン23eとを備える。
【0104】
ユーザは、画像の印刷を所望する場合、パソコン2を操作して、表示部203に図14(a)のような印刷用プロパティシートPS4を表示させ、操作部103を用いて、まず、テキストボックス21aに、印刷を行なわせたい複合機1、プリンタ装置41、又はプリンタ装置42に対応するメールアドレスを記入する。また、ユーザは、ラジオボタン21b,21bの内、「印刷」を示すラジオボタン21bを選択し、印刷範囲及び印刷部数等の印刷条件を設定する。
また、親展印刷を行ないたくない場合は親展印刷を「しない」ことを示すラジオボタン23aを選択し、親展印刷を行ないたい場合は親展印刷を「する」ことを示すラジオボタンを選択し、ユーザIDとパスワードとをテキストボックス23b,23bに記入する。
【0105】
更に、画像の送付を報せる電子メールを送信する場合、ユーザは、電子メール編集ボタン23cを操作して、表示部203に図14(b)のような電子メール編集用プロパティシートPS5を表示させ、所用の電子メールを作成する。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
【0106】
図15は、パソコン2の印刷命令処理の手順を示すフローチャートである。
CPU200は、アプリケーションソフトによって起動された場合、図14(a)のような印刷用プロパティシートPS4を、表示部203に表示させ(S111)、このとき、印刷メールを送信すべき複合機1、プリンタ装置41、又はプリンタ装置42のメールアドレス、及び親展印刷の有無等を受け付ける(S112)。この後、ユーザによって、テキストボックス21aにメールアドレスが記入され、「印刷」を示すラジオボタン21bが選択され、親展印刷の有無を示すラジオボタン23a,23aの一方が選択される。
【0107】
CPU200は、電子メール編集ボタン23cが操作されたか否かを判定し(S113)、操作されていない場合(S113でNO)は処理をS117へ移す。
設定変更ボタン22cが操作された場合(S113でYES)、CPU200は図14(b)のような電子メール編集用プロパティシートPS5を表示部203に表示させ(S114)、電子メールの内容(メールアドレス及び本文等)を受け付ける(S115)。この後、ユーザによって、テキストボックス23d,23d,…にメールアドレス及び本文等が記入され、送信ボタン23eが操作される。
【0108】
CPU200は、送信ボタン23eが操作されたか否かを判定し(S116)、操作されていない場合は(S116でNO)、操作されるまで待機し、操作された場合は(S116でYES)、電子メール編集用プロパティシートPS5を消去して、処理をS117へ移す。
【0109】
S113で電子メール送信ボタン23eが操作されていない場合、又はS116で送信ボタンが操作された場合、CPU200は、OKボタン21cが操作されたか否かを判定し(S117)、操作されていない場合(S117でNO)、処理をS113へ移す。
OKボタン21cが操作された場合(S117でYES)、CPU200は、表示していた印刷用プロパティシートPS4を消去し、印刷用プロパティシートPS4から入力されたデータを用いて、印刷命令又は印刷条件等の処理情報を生成する(S118)。この場合、印刷用プロパティシートPS4で親展印刷を「する」ことを示すラジオボタン23aが選択されているとき、親展印刷命令と認証情報(ユーザID及びパスワード)が処理情報に含まれる。
【0110】
CPU200は、アプリケーションソフトにて処理されている画像表現データを印刷データに変換し(S119)、変換した印刷データを更にテキスト印刷データに変換する(S120)。次いで、CPU200は、テキスト印刷データを添付し、一般的な電子メールが有する所定のデータ(送信日時及びメッセージID等)及び処理情報を、ヘッダ又は本文に記載してなる印刷メールを生成する(S121)。
【0111】
更に、S116で送信ボタン23eが操作されている場合、CPU200は、電子メール編集用プロパティシートPS5から入力されたデータを用いて電子メールを生成し(S122)、最後に、LANI/F205を介して、S121で生成した印刷メール及びS122で生成した電子メールを送信し(S123)、印刷命令処理を終了する。送信ボタン23eが操作されていない場合、S112の処理は行なわず、S123にて印刷メールのみを送信する。
【0112】
図16は、複合機1の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
CPU100は、LANI/F112を介して、印刷データを受信したか否かを判定し(S131)、受信していない場合(S131でNO)、印刷データを受信するまで待機する。
印刷メールを受信した場合(S131でYES)、CPU100は、受信した印刷メールを電子メール変換部108で分離し(S132)、分離した処理情報及びテキスト印刷データをRAM102に記憶させ(S133)、RAM102に記憶させたテキスト印刷データを電子メール変換部108で印刷データに変換する(S134)。
【0113】
CPU100は、RAM102に記憶してあるアドレステーブルを参照し(S135)、受信した印刷メールの宛先であるメールアドレスに対応するプリンタ装置を取得する。次いで、CPU100は、取得したプリンタ装置が自機であるか否かを判定する(S136)。
【0114】
自機でない場合(S136でNO)、即ちプリンタ装置41又はプリンタ装置42である場合、CPU100は、S134で変換した印刷データと、S133でRAM102に記憶させた処理情報の内、印刷条件とを、メールアドレスに対応するプリンタ装置(プリンタ装置41又はプリンタ装置42)へ送信する(S137)。最後に、CPU100は、印刷処理を終了して、S132へ処理を戻す。処理情報に親展印刷命令が含まれている場合、CPU100は、S137において、印刷条件に認証情報(ユーザID及びパスワード)を含ませる。
以上のようにして、複合機1は、プリンタ装置41,42に通常の印刷又は親展印刷を行なわせることができる。
【0115】
受信した印刷メールが自機のメールアドレスを有する場合(S136でYES)、CPU100は、処理情報を参照し、親展印刷命令が含まれているか否かを判定することによって、親展印刷を行なうか否かを判定する(S140)。親展印刷を行なわない場合(S140でNO)、CPU100は印刷処理を行なう(S141)。この場合、CPU100は、変換した印刷データを用い、処理情報に応じて、記録部107で画像を印刷する。このとき、CPU100は、記録部107に適した解像度で印刷データをラスタライズし、記録部107で印刷可能なビットマップデータに変換してから印刷を行なう。
S141の終了後、CPU100は、印刷処理を終了してS131へ処理を移す。
【0116】
親展印刷を行なう場合(S140でYES)、CPU100は、表示部103に所定の表示を行なわせることによって、ユーザに対し、親展印刷の印刷データを記憶している旨を報知させ(S142)、認証情報の入力を受け付ける。
CPU100は、認証情報が入力されたか否か判定し(S143)、入力されていない場合(S143でNO)、入力されるまで待機する。
認証情報が入力された場合(S143でYES)、CPU100は、入力された認証情報がRAM102に記憶してある認証情報と一致するか否かを判定し(S144)、一致する場合は(S144でYES)処理をS141へ移して画像の印刷を行なう。
【0117】
認証情報が一致しない場合(S144でNO)、CPU100は、例えば図示しないブザーを鳴動させてエラーであることを報知し(S145)、処理をS143へ戻して、正しい認証情報が入力されるまでS143〜S144の処理を繰り返す。
【0118】
以上のような画像通信システムは、実施の形態1の効果と同様の効果を得ることができ、また、メールアドレスを有しない一般的なプリンタ装置41,42に対しても、遠隔地のパソコン2が印刷メールを送信でき、印刷を行なわせることができる。また、前記画像情報システムは、印刷メールだけではなく、画像の送付を報せる電子メールも印刷メールと同時的に送信することができ、更に、複合機1又はプリンタ装置41,42に親展印刷を行なわせることができる。
【0119】
なお、プリンタ装置41,42がメールアドレスを有する場合であっても、少なくとも印刷メールは必ず、同じLANに接続されている複合機1が受信するよう構成すれば、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では印刷処理を例示したが、FAX送信処理も、まず複合機1が印刷メールを受信し、印刷データをビットマップデータに変換してから、同じLANに接続されているファクシミリ装置へビットマップデータ及び宛先を送信するよう構成しても良い。また、ファクシミリ画像データの送信を報せる電子メールを送信するよう構成しても良い。
【0120】
以上のような本実施の形態1〜3におけるパソコン2の代わりに、画像の処理(生成又は表示等)を行なう公知のアプリケーションソフトがインストールされた携帯端末装置(例えば携帯電話)等で第1画像通信装置を構成しても良い。
また、複合機1の代わりに、受信した電子メールに含まれる印刷データを、プリンタ装置へ転送して画像を印刷させたり、ファクシミリ装置へ転送して他のファクシミリ装置へ送信させたりするサーバで第2画像通信装置を構成しても良い。
【0121】
更に、複合機1の代わりに、プリンタ機能のみ又はファクシミリ機能のみの装置で第2画像通信装置を構成しても良い。
また、第1画像通信装置が、印刷データのみが含まれ該印刷データを処理するための処理情報が含まれていない電子メールを生成するよう構成しても良い。この場合、第2画像通信装置が例えばプリンタ装置であるとき、受信した電子メールに含まれる印刷データをデフォルトの印刷条件で印刷処理する。
【0122】
【発明の効果】
本発明の画像通信方法及び画像通信システムによれば、画像表現データを変換してなる印刷データを、電子メールに記載又は添付して送受信することにより、メールアドレスを用いて通信相手を特定できる。このため、LANのような小規模の通信回線網を介して画像を授受していた従来のネットワークプリンタ装置を備える画像通信システムに比べて、インターネットのような大規模の通信回線網を介して画像を授受することができる。また、印刷データを処理(印刷又はFAX送信等)するための処理情報を、電子メールに記載又は添付して送受信することにより、例えばパソコンが、遠隔地のプリンタ装置又はファクシミリ装置に、画像を印刷させたりFAX送信させたりすることが簡単にできる。
【0123】
また、印刷データは、画像表現データ又はビットマップデータ等より小さいファイルサイズで、より高品質の画像を再現できる。このため、ファイルサイズが大きく解像度が低いビットマップデータを含む電子メールを送受信する従来のインターネットファクシミリ装置を備える画像通信システムに比べて、小さいファイルサイズで高品質の画像を再現することができる。
【0124】
本発明の画像通信装置によれば、画像表現データを変換してなる印刷データと該印刷データの処理情報とを含む電子メールを送信する第1画像通信装置、又は、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理する第2画像通信装置として用い、画像通信システムを構成することができる。
また、本発明の画像通信装置によれば、印刷データのみが含まれ、該印刷データを処理するための処理情報が含まれていない電子メールを生成して送信することができる。この場合、前記電子メールを受信した画像通信装置が、受信した電子メールに含まれている印刷データを適宜に処理することができる。
【0125】
本発明のコンピュータプログラムによれば、パソコン、サーバ、プリンタ装置、又はファクシミリ装置等のコンピュータにインストールされることによって、画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換する手段、及び、変換した印刷データと該印刷データを処理するための処理情報とを含む電子メールを生成する手段等を、装置のハードウェア要素を用いてソフトウェア的に実現することができる。
更に、このようなコンピュータプログラムを、メールクライアント機能を有するドライバ・ソフトウェア(プリントドライバ又はファックスドライバ等)として記録媒体又は通信回線を介し配布することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像通信システムの構成を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像通信装置としてのパソコンの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像通信装置としてのパソコンの表示部に表示されるプリンタドライバのプロパティシートの一例を示す模式図であり、(a)は印刷用プロパティシート、(b)はFAX用プロパティシートである。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像通信装置としてのパソコンの印刷命令/FAX送信命令処理にて生成される電子メールの一例を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る画像通信装置としてのパソコンの印刷命令/FAX送信命令処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態1に係る画像通信装置としての複合機の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る画像通信装置としての複合機の印刷/FAX送信処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態1に係る画像通信装置としての複合機のFAX送信処理手順のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態2に係る画像通信装置としてのパソコンの表示部に表示されるプリンタドライバのプロパティシートの一例を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る画像通信装置としてのパソコンの印刷命令処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態2に係る画像通信装置としての複合機の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態3に係る画像通信システムの構成を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態3に係る画像通信装置としての複合機のRAMに記憶されているアドレステーブルの一例を示す模式図である。
【図14】本発明の実施の形態3に係る画像通信装置としてのパソコンの表示部に表示されるプリンタドライバのプロパティシートの一例を示す模式図であり、(a)は印刷用プロパティシート、(b)は電子メール編集用プロパティシートである。
【図15】本発明の実施の形態3に係る画像通信装置としてのパソコンの印刷命令処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態3に係る画像通信装置としての複合機の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複合機
2 パソコン
11,12 LAN
N インターネット
PS1,PS3,PS4 印刷用プロパティシート
PS2 FAX用プロパティシート

Claims (11)

  1. 第1画像通信装置を用いて、
    第2画像通信装置及び該第2画像通信装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付け、
    画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換し、
    変換した印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、及び前記宛先を含む電子メールを生成し、
    生成した電子メールを、通信回線を介して第2画像通信装置へ送信し、
    該第2画像通信装置では、
    前記他の装置と対応する電子メールアドレスを記憶してあるテーブルを用い、
    該電子メールアドレスに基づき、受信した電子メールの宛先が示す装置が前記他の装置であるか否かを判定し、
    該他の装置であると判定した場合、前記電子メールを該電子メールの宛先が示す他の装置へ送信し、
    受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理することを特徴とする画像通信方法。
  2. 前記第1画像通信装置を用いて、
    前記電子メールの生成の際、認証情報を更に含ませ、
    前記第2画像通信装置では、更に
    認証情報の入力を受け付け、
    受信した電子メールに含まれている認証情報及び受け付けた認証情報が一致する場合に、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理することを特徴とする請求項1に記載の画像通信方法。
  3. 通信回線に接続された第1画像通信装置及び第2画像通信装置を備え、
    前記第1画像通信装置は、
    第2画像通信装置及び該第2画像通信装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付ける手段と、
    画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換する手段と、
    変換した印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、及び前記宛先を含む電子メールを生成する生成手段と、
    生成した電子メールを、前記通信回線を介して前記第2画像通信装置へ送信する手段とを有し、
    該第2画像通信装置は、
    前記他の装置と対応する電子メールアドレスを記憶してあるテーブルと、
    前記第1画像通信装置から前記通信回線を介して電子メールを受信する手段と、
    前記電子メールアドレスに基づき、受信した電子メールの宛先が示す装置が前記他の装置であるか否かを判定する手段と、
    該他の装置であると判定した場合、前記電子メールを該電子メールの宛先が示す他の装置へ送信する手段と、
    受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理する手段とを有することを特徴とする画像通信システム。
  4. 前記第1画像通信装置は、
    前記生成手段において、前記電子メールに認証情報を更に含ませ、
    前記第2画像通信装置は、更に
    認証情報の入力を受け付ける受付手段と、
    受信した電子メールに含まれている認証情報及び前記受付手段により受け付けた認証情報が一致するか否かを判断する判断手段とを備え、
    前記第2画像通信装置は、前記判断手段により一致する判断をした場合に、受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを 処理するように構成してあることを特徴とする請求項3に記載の画像通信システム。
  5. 外部装置及び該外部装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付ける手段と、
    画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換する手段と、
    変換した印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、及び前記宛先を含む電子メールを生成する生成手段と、
    生成した電子メールを送信する手段とを備えることを特徴とする画像通信装置。
  6. 前記生成手段が、印刷データを処理した結果を通知することを命令する通知命令を更に含む電子メールを生成するよう構成されていることを特徴とする請求項5に記載の画像通信装置。
  7. 外部装置及び該外部装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付ける手段と、
    画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換する手段と、
    変換した印刷データ及び前記宛先を含む電子メールを生成する生成手段と、
    生成した電子メールを送信する手段とを備えることを特徴とする画像通信装置。
  8. 同一のLAN内に接続されている他の装置と対応する電子メールアドレスを記憶してあるテーブルと、
    画像を印刷するための印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、並びに自機及び他の装置の宛先を含む電子メールを受信する手段と、
    前記電子メールアドレスに基づき、受信した電子メールの宛先が示す装置が前記他の装置であるか否かを判定する手段と、
    該他の装置であると判定した場合、前記電子メールを該電子メールの宛先が示す他の装置へ送信する手段と、
    受信した電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれている印刷データを処理する手段とを備えることを特徴とする画像通信装置。
  9. 前記電子メールに、印刷データを処理した結果を通知することを命令する通知命令が含まれているか否かを判定する手段と、
    含まれている場合に、前記印刷データを処理した結果の良否を判定する手段、及び判定した結果の良否を通知する手段とを備えることを特徴とする請求項8に記載の画像通信装置。
  10. コンピュータに、
    外部の装置及び該外部の装置と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を受け付けさせるステップと、
    画像を表現するための画像表現データを、画像を印刷するための印刷データに変換させるステップと、
    変換された印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、及び前記宛先を含む電子メールを生成させるステップと、
    生成された電子メールを送信させるステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. コンピュータに、
    画像を印刷するための印刷データ、該印刷データを処理するための処理情報、並びに自機及び自機と同一のLAN内に接続されている他の装置の宛先を含む電子メールを受信させるステップと、
    受信させた電子メールの宛先が示す装置が前記他の装置であるか否かを判定させるステップと、
    該他の装置であると判定させた場合、前記電子メールを該電子メールの宛先が示す他の装置へ送信させるステップと、
    受信された電子メールに含まれている処理情報に応じて、前記電子メールに含まれてい る印刷データを処理させるステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2002341171A 2002-11-25 2002-11-25 画像通信方法、画像通信システム、画像通信装置、及びコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP3906785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002341171A JP3906785B2 (ja) 2002-11-25 2002-11-25 画像通信方法、画像通信システム、画像通信装置、及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002341171A JP3906785B2 (ja) 2002-11-25 2002-11-25 画像通信方法、画像通信システム、画像通信装置、及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004178082A JP2004178082A (ja) 2004-06-24
JP3906785B2 true JP3906785B2 (ja) 2007-04-18

Family

ID=32703619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002341171A Expired - Fee Related JP3906785B2 (ja) 2002-11-25 2002-11-25 画像通信方法、画像通信システム、画像通信装置、及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3906785B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072568A (ja) 2004-08-31 2006-03-16 Ricoh Co Ltd 印刷処理装置、印刷処理方法、および印刷処理プログラム
JP2009205527A (ja) 2008-02-28 2009-09-10 Oki Data Corp 印刷装置
JP2010081476A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Nec Access Technica Ltd 印刷出力装置および印刷システム
JP5499598B2 (ja) 2009-09-28 2014-05-21 ブラザー工業株式会社 多機能機
JP2013033516A (ja) * 2012-11-06 2013-02-14 Canon Inc 印刷システム、印刷装置、制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004178082A (ja) 2004-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10026029B2 (en) Image processing apparatus, and control method, and computer-readable storage medium thereof
US8259345B2 (en) Image processing apparatus, control method of image processing apparatus, program, and storage medium
US20090164927A1 (en) Image processing apparatus and method thereof
JP2004129248A (ja) 画像形成装置およびスキャンデータ処理方法
JP4956126B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置における通知方法
US20060059415A1 (en) Data processing system, control method therefor, document input apparatus, control method therefor, document managing apparatus, control method therefor, programs for implementing the control methods, and storage media storing the control programs
US7826082B2 (en) Output processing device and output processing method for executing print and communication operations in accordance with reply data sent from an external device in response to created print instruction data distributed thereto
JP4333053B2 (ja) 画像形成装置、印刷方法、プログラム及び記録媒体
US8531694B2 (en) Appending restriction information to a job before transmission
US8482746B2 (en) Multifunction image processing apparatus and method of controlling the multifunction image processing apparatus
JP3906785B2 (ja) 画像通信方法、画像通信システム、画像通信装置、及びコンピュータプログラム
JP2005260503A (ja) ファクシミリ装置
JP2004140420A (ja) マルチファンクションシステム
JP4923845B2 (ja) 印刷処理システム及びプログラム
JP2006197158A (ja) 複合端末装置
JP3000904B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2007060425A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理装置の制御方法
JP2012238096A (ja) 画像読取装置
WO2024204864A1 (ja) ジョブ内容生成装置およびジョブ内容生成プログラム
JP2007193524A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、情報処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2001111848A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP5031656B2 (ja) 通信システムおよび出力方法、および、サーバ装置、および、送信方法、および、プログラム、および、記録媒体
JP2004260535A (ja) 通信端末システム及びプリンタドライバプログラム
JP3885723B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3906787B2 (ja) 情報処理装置のプログラム及び通信端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees