JP2007193524A - 画像形成装置及びその制御方法、情報処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法、情報処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像データの送信側が印刷条件を指定し、指定された印刷条件で受信側に印刷処理を行わせることを可能にする技術を提供する。
【解決手段】 本発明によれば、コンピュータネットワークに接続された画像形成装置であって、第1の外部装置から電子メールを受信する受信手段と、受信された前記電子メールに含まれる、画像形成の対象となる対象データと、画像形成条件に係る条件情報の第2の外部装置における格納場所を示す場所情報とを抽出する抽出手段と、前記場所情報に基づいて、前記第2の外部装置から前記条件情報を取得する取得手段と、前記対象データと、取得された前記条件情報に示された画像形成条件に基づいて、画像形成を行う画像形成手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【選択図】 図7

Description

本発明は画像形成技術に関し、特に、ネットワークを経由して送受信されるデータに基づく画像形成技術に関する。
従来より、インターネットを介したファクシミリ通信が可能なファクシミリ装置として、電子メール(以下、Eメールと略称)を用いたインターネットファクシミリ(以下、インターネットFAXと略称する)装置が存在する。ただし、ここでは、インターネットFAXは、TTC(社団法人 電信電話技術委員会)標準JT-T37(「蓄積交換型のインターネットファクシミリデータ伝送手順」に関しての標準)のインターネットFAXシンプルモードを指すものとする。
インターネットFAXは、インターネットやイントラネットを利用したファクシミリの送受信に係る規格であり、電話回線を利用したファクシミリに比べ通信費の削減を実現する。また、ファクシミリと同様の簡単な操作で紙文書を電子化して、電子メールに添付してパソコン等の外部装置へ送信する。
インターネットFAXのSimple Modeと呼ばれる規格では、インターネットFAX装置から、印刷用紙サイズがA4、印刷解像度が200DPI(Dot Per Inch)の画像データをプリンタに送信する。プリンタは、画像データを受信することで画像を印刷出力することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
更に、ファクシミリ専用装置以外の装置でも、例えば、インターネット経由によるEメールの受信機能を備えたプリンタであれば、Eメールのメール本文と添付画像ファイルを印刷出力することが可能である。
特開2003−338901号公報
しかしながら従来の構成においては、Eメールのメール本文や添付画像ファイルには、印刷用紙サイズの指定、モノクロ印刷かカラー印刷かの指定、印刷解像度の指定などの印刷条件を設定することができなかった。このため、上述したEメール受信機能を備えた従来のプリンタにおいては、プリンタ側に予め設定された印刷設定に基づいて、外部から受信したEメールのメール本文や添付画像ファイルの印刷処理が行われていた。即ち、Eメールに含まれるデータを印刷させる場合に、当該画像データの送信側が印刷条件を指定し、指定された印刷条件で受信側に印刷処理を行わせることができなかった。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、Eメールに含まれるデータを印刷させる場合に、当該画像データの送信側が印刷条件を指定し、指定された印刷条件で受信側に印刷処理を行わせることを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による画像形成装置は以下の構成を備える。即ち、
コンピュータネットワークに接続された画像形成装置であって、
第1の外部装置から電子メールを受信する受信手段と、
受信された前記電子メールに含まれる、画像形成の対象となる対象データと、画像形成条件に係る条件情報の第2の外部装置における格納場所を示す場所情報とを抽出する抽出手段と、
前記場所情報に基づいて、前記第2の外部装置から前記条件情報を取得する取得手段と、
前記対象データと、取得された前記条件情報に示された画像形成条件に基づいて、画像形成を行う画像形成手段と、
を備える。
また、本発明による画像形成装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
コンピュータネットワークに接続された画像形成装置の制御方法であって、
第1の外部装置から電子メールを受信する受信工程と、
受信された前記電子メールに含まれる、画像形成の対象となる対象データと、画像形成条件に係る条件情報の第2の外部装置における格納場所を示す場所情報とを抽出する抽出工程と、
前記場所情報に基づいて、前記第2の外部装置から前記条件情報を取得する取得工程と、
前記対象データと、取得された前記条件情報に示された画像形成条件に基づいて、画像形成を行う画像形成工程と、
を備える。
本発明によれば、Eメールに含まれるデータを印刷させる場合に、当該画像データの送信側が印刷条件を指定し、指定された印刷条件で受信側に印刷処理を行わせることを可能にする技術を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本実施形態においては、印刷を指定する装置が、メール本文及び添付画像ファイルを有する電子メールに、印刷条件を指定する印刷設定ファイルの格納先をURL情報として添付し、画像形成装置へ送信する。画像形成装置は、受信した電子メールに添付されたURL情報に基づいてメール本文及び添付画像ファイルの印刷条件の設定を行う。これにより、画像形成装置において電子メールのメール本文や添付画像ファイルを印刷する際に、メール本文と添付画像ファイルの印刷条件の設定、例えば印刷用紙サイズ、モノクロ印刷/カラー印刷、印刷解像度などの設定を自由に変更することが可能となる。以下、詳細な構成を説明する。
(システム構成例)
図1は、本実施形態に係るEメールの送受信が可能なネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
図1に例示した構成おいて、本ネットワークシステムは、スキャナ10、ルータ18、71、91、パーソナルコンピュータ19、20、30、40、72、73、92、モデム31、データ通信用公衆電話機41、携帯電話機50、プリンタ80を備えている。ただし、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略称する)19及び72はクライアント端末であり、PC20、73はメールサーバ、PC92はファイルサーバである。また、図1において、17、70、90はLAN(Local Area Network)、60はインターネット、61は公衆回線である。
本実施形態では、インターネット60経由によるEメールの受信機能を備えたプリンタ80において、Eメールのメール本文と添付画像ファイルを印刷する場合の制御について説明する。
本ネットワークシステムにおいて、スキャナ10、PC30、PC40、携帯電話機50は、画像ファイルを添付したEメールをインターネット60を介してプリンタ80に送信する機能を有する。また、携帯電話機50のほかに、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handyphone System)等の携帯端末を用いてもよい。さらに、これらの端末から、ISDN等の専用回線、若しくは、電話回線を介して、インターネットプロバイダにダイアルアップ接続し、インターネット60を介してプリンタ80にEメールの送信を行うことも可能である。ただし、ISDNはIntegrated Service Digital Networkの略称である。プリンタ80は、インターネット60を介してEメールを受信する機能を有するネットワークプリンタとして構成されており、Eメールのメール本文と添付画像ファイルの印刷が可能である。
本ネットワークシステムの各部について以下詳述する。LAN17は、ルータ18を介してインターネット60に専用線で接続されている。LAN17には、スキャナ10と、クライアント端末19と、スキャナ10やクライアント端末19にEメールサービスを提供するメールサーバ20とが接続されている。
LAN70は、ルータ71を介してインターネット60に専用線で接続されている。LAN70には、プリンタ80と、クライアント端末72と、プリンタ80やクライアント端末72にEメールサービスを提供するメールサーバ73とが接続されている。
LAN90は、ルータ91を介してインターネット60に専用線で接続されている。LAN90には、プリンタ80にて印刷を実行する際の、印刷設定情報にて構成されている印刷設定ファイルを提供するファイルサーバ92が接続されている。
本ネットワークシステムにおいては、TCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、SMTPと呼ばれる上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせを使用することにより、Eメールの送受信が行われる。ただし、TCP/IPはTransmission Control Protocol/Internet Protocolの略称であり、SMTPはSimple Mail Transfer Protocolの略称である。なお、これらの通信プロトコルは例示的なものであり、他の方式に基づいてデータの送受信を行ってもよいことは明らかである。
インターネット60は、Eメールの送受信媒体となる通信ネットワークとして機能する。ルータ18は、インターネット60とLAN17を相互に接続するための装置である。ルータ71は、インターネット60とLAN70を相互に接続するための装置である。公衆回線61は、PC30、PC40、携帯電話機50などから送信されたEメールをインターネット60に送出する回線である。ルータ91は、インターネット60とLAN90を相互に接続するための装置である。
スキャナ10は、原稿から画像を読み取ると共に、Eメールの送信が可能な画像読取装置であり、LAN17に接続されている。スキャナ10は、CPU11、スキャナ部12、操作部13(第1受付手段、第2受付手段)、ROM14、RAM15、イーサネット(Ethernet)(登録商標)インターフェイス(以下インターフェイスと略称)16(送出手段)を備えている。
CPU11は、スキャナ10の各部を制御する中央処理装置である。スキャナ部12は、該スキャナ部12にセットされた原稿の画像を光学的に読み取り画像データに変換する。操作部13は、スキャナ部12に対しての動作指示やEメールの送信宛先の入力、印刷設定ファイルが格納されているファイルサーバ92のURL情報の入力を行うためのキー等のユーザインタフェースを備えている。
ROM14は、CPU11の制御、スキャナ部12の制御、原稿から読み取った画像の画像ファィルをEメールに添付して送信する制御、URL情報をEメールに添付して送信する制御などを実行するための制御プログラムが格納されているメモリである。RAM15は、上記制御プログラムのワークエリアとして使用されるメモリである。インターフェイス16は、LAN17に接続するための通信インターフェイスである。スキャナ10から送信されたEメールは、インターフェイス16からLAN17を経由し、更にルータ18を経由してインターネット60上に送出される。
PC30は、モデム31を介して公衆回線61に接続されており、モデム31を介してEメールの送信が可能である。PC30から送信されたEメールは、モデム31及び公衆回線61を経由してインターネット60上に送出される。PC40は、データ通信用公衆電話機41を介して公衆回線61に接続されており、データ通信用公衆電話機41を介してEメールの送信が可能である。PC40から送信されたEメールは、データ通信用公衆電話機41及び公衆回線61を経由してインターネット60上に送出される。携帯電話機50は、公衆回線61に接続されており、Eメールの送信が可能である。携帯電話機50から送信されたEメールは、公衆回線61を経由してインターネット60上に送出される。
クライアント端末19は、LAN17に接続されており、ルータ18を介してインターネット60を経由したEメールの送受信が可能なPCとして構成されている。メールサーバ20は、スキャナ10やクライアント端末19にEメールサービスを提供する。クライアント端末72は、LAN70に接続されており、ルータ71を介してインターネット60を経由したEメールの送受信が可能なPCとして構成されている。メールサーバ73は、プリンタ80やクライアント端末72にEメールサービスを提供する。
プリンタ80(画像形成装置)は、所定の記録用紙(記録媒体)に画像を印刷すると共にEメールの受信が可能な印刷装置であり、LAN70に接続されている。プリンタ80は、CPU81、エンジン部82、操作部83、ROM84、RAM85、イーサネット(Ethernet(登録商標))インターフェイス(以下インターフェイスと略称)86(受信手段)を備えている。
CPU81は、プリンタ80の各部を制御する中央処理装置であり、ROM84に格納された制御プログラムに基づき図6及び図7のフローチャートに示す処理を実行する。エンジン部82は、印刷媒体である用紙に画像を印刷すると共に画像が印刷された用紙を出力する印刷出力動作を行う。操作部83は、プリンタ80の印刷出力に関する各種設定(用紙サイズや印刷部数などの設定)や動作指示(印刷動作の開始などの指示)などを入力するためのキーを備えた操作部である。
ROM84は、CPU81、エンジン部82等の制御を実行するための制御プログラムが格納されているメモリである。制御プログラムに基づき実行される制御には、例えば、外部から受信したEメールの指示に従い、ネットワークケーブル等を介して接続されたファイルサーバ92から印刷設定ファイルを取得、解析し印刷設定を行う制御が含まれる。或いは、例えば、Eメールのメール本文と添付画像ファイルを印刷する制御が含まれる。 RAM85は、上記制御プログラムのワークエリアとして使用されるメモリである。インターフェイス86は、LAN70に接続するためのインターフェイスである。
プリンタ80は、インターネット60及びルータ71を介して送信されてきたEメールをインターフェイス86を介して入力する。そして、ROM84に格納された制御プログラムに基づいて、エンジン部82によりEメールのメール本文と添付画像ファイルを印刷する印刷出力を行う。
(プリンタの構成例)
次に、プリンタ80の構成を詳述する。本実施形態では、プリンタ80を例えば電子写真方式により印刷を行うレーザビームプリンタ(LBP)として構成した場合を説明する。
図2は、プリンタ80のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、プリンタ80は、筐体の各部に以下の構成を備えている。
・操作部83。
・プリンタ制御ユニット1001。
・レーザドライバ1002。
・半導体レーザ1003。
・回転多面鏡1005。
・静電ドラム1006。
・現像ユニット1007。
・用紙カセット1008。
・給紙ローラ1009。
・搬送ローラ1010、1011。
・反射ミラー1012。
・排紙トレイ1013。
また、図2において、Pは記録媒体である用紙である。
プリンタ80は、インターフェイス86を介して受信したEメールを構成するメール本文や添付画像ファイル、或いは、例えばLAN70に接続されているPC(クライアント端末72)から入力されたPDLデータに従って、用紙に画像を形成する。プリンタ制御ユニット1001は、プリンタ全体の制御、PDLデータの解析、画像イメージの生成などを行うユニットであり、CPU81、ROM84、RAM85、インターフェイス86(以上、図1参照)を備えている。操作部83は、上述した各種設定や動作指示の入力の他に、プリンタ制御ユニット1001の設定を変更する場合にも用いられる。
レーザドライバ1002、半導体レーザ1003、回転多面鏡1005、静電ドラム1006、現像ユニット1007、用紙カセット1008、給紙ローラ1009、搬送ローラ1010、1011等が、図1に示したエンジン部82に相当する。プリンタ制御ユニット1001は、生成した画像イメージをビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力する。レーザドライバ1002は、半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、プリンタ制御ユニット1001から入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004のオン/オフの切り換えを行う。
半導体レーザ1003から発射されたレーザ光1004は、回転多面鏡1005により左右方向(図2の紙面と直交する方向)に振らされ、更に反射ミラー1012により反射され、静電ドラム1006上を走査露光する。これにより、静電ドラム1006上には印刷出力画像に対応した静電潜像が形成されることになる。この静電潜像は、静電ドラム1006の外周側に配設されている現像ユニット1007により現像された後、用紙Pに転写される。用紙Pにはカットシートが用いられる。
用紙Pはプリンタ80の筐体に装着された用紙カセット1008に収納されている。用紙カセット1008に収納されている用紙Pは、給紙ローラ1009により1枚ずつ給紙され、搬送ローラ1010、1011によりプリンタ内部に取り込まれて静電ドラム1006と対向する転写位置に供給される。該転写位置において画像が転写された用紙Pは、画像の定着が行われた後、排紙トレイ1013に排出される。尚、定着動作については省略する。
(Eメール例)
次に、例えば、スキャナ10、PC30、PC40、携帯電話機50から送信される、メール本文及び画像ファイルからなるEメールの構成例を図3を用いて説明する。図3は、メール本文に画像ファイルを添付したEメールの例を示す図である。
図3のように、Eメールは、基本的に、Eメールの先頭部分であるメールヘッダ100、Eメールの本文であるメール本文101、Eメールに添付された画像ファイルである添付画像ファイル102及び添付画像ファイル103から構成される。ただし、メールヘッダ100には各種情報が記述されている。
メールヘッダ100は、本例では、以下のフィールドから構成されている。
・送信日時情報を設定する“Date”フィールド。
・Eメールを識別するために送信日付、時刻、機器のメールアドレスより生成された固有のIDを設定する“Message”フィールド。
・送信者のメールアドレスを設定する“From”フィールド。
・受信者のメールアドレスを設定する“To”フィールド。
・メール表題を設定する“Subject”フィールド。
図3の場合、メールの送信日時は“Mon, 02 Dec 2002 12:00:00”、Eメールを識別するためのIDは“<20000707120000@pop.canon.co.jp>”である。また、送信者のメールアドレスは“transmit@canon.co.jp”、受信者のメールアドレスは“receive@canon.co.jp”、メール表題は“Email Print”である。
また、Eメールは、7ビットコードの読取可能な情報でなければならないため、添付画像ファイル102、103がバイナリデータであれは、そのまま送信することができない。そこで、メール本文101及び添付画像ファイル102、103は、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)形式にデータ変換して送信される。
図3の場合、メールヘッダ100の“MIME-Version”フィールドによりMIMEのバージョンを設定し、メール本文101及び添付画像ファイル102、103の“Content-Type”フィールドにより各データの属性を設定している。また、“Content-Transfer-Encoding”フィールドにより各データの符号化方式を設定している。
メール本文101は、本例では、“ISO-2022-JP”の言語体系のテキストデータにより構成されている。添付画像ファイル102は、本例では、“base64”と呼ばれる符号化方式で符号化されたJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の画像データにより構成されている。添付画像ファイル103は、本例では、“base64”と呼ばれる符号化方式で符号化されたTIFF(Tagged Image File Format)形式の画像データにより構成されている。
ただし、ここでのTIFF形式の画像データは、インターネットFAXで用いられている形式とする。インターネットFAXのSimple Modeでは、添付画像ファイルは、MH符号化方式で符号化された、印刷用紙サイズがA4サイズ、印刷解像度が200DPIの画像データを含んだTIFF形式のファイルを用いる。なお、MHはModified Huffmanの略称である。
尚、本実施形態では、Eメールに2つの添付画像ファイル102、103を添付しているが、Eメールに添付する添付画像ファイルの数や添付画像ファイルの圧縮形式は特に限定されるものではない。例えば、JPEG形式やTIFF形式などの画像ファイルの他にも、PDF(Portable Document Format)ファィルをEメールに添付し、プリンタ80に送信して印刷してもよいものとする。
(印刷例)
図4は、上記図3で示したEメールのメール本文と添付画像ファイルの印刷例を示す図である。図4においては、メール本文101が1ページ目に印刷され、2ページ目以降に添付画像ファイル102、添付画像ファイル103が1画像ずつ印刷されている。図4の401〜403は、図3の101〜103にそれぞれ対応する印刷画像を示したものである。
(URL情報が添付されたEメール例)
次に、画像ファイルとURL情報を添付して送信されるEメールの構成例を図5を用いて説明する。図5は、URL情報が添付されたEメールを例示的に示した図である。
図5において、Eメールは、Eメールの先頭部分であるメールヘッダ100と、Eメールの本文であるメール本文101、添付画像ファイル102、URL情報を所定のキーワードと一緒に記述したメール本文104から構成される。ただし、メールヘッダ100には各種情報が記述されており、添付画像ファイル102はEメールに添付された画像ファイルである。
Eメール本文104は、印刷設定ファイルの在り処を示していることが判断できるような所定のキーワードとURL情報の組として記述される。図5では”[PrintFormat]”をキーワードとし、その直後にURL情報”http://www.canon.co.jp/printformat/format17.frm”が記述されている。
URL情報先に格納されている印刷設定ファイル”format17.frm”は、プリンタ80の印刷設定を行うための情報にて構成されている。印刷設定を行うための情報には、例えば、印刷用紙サイズ、印刷方向(縦向きか横向きか等)、印刷部数、印刷レイアウト、片面印刷か両面印刷か、印刷用紙の排紙先、モノクロ印刷かカラー印刷か、印刷解像度、印刷階調等の指定が含まれる。
ファイルフォーマットは、ページ記述言語(PDL)により構成されている他、テキストファイル、HTMLファイル、XHTMLファイル、XMLファイルなど、プリンタ80が解析可能であり、印刷設定が可能な情報にて構成される。ただし、PDLはPage Description Languageの略称、HTMLはHyper Text Markup Languageの略称である。また、XHTMLはExtensible HTMLの略称、XMLはExtensible Markup Languageの略称である。
なお、印刷設定ファイルの格納先として、LAN17や70に接続されているファイルサーバ上のファイルを指定しても良いとする。また、印刷設定ファイルは1ファイルに限定せず、複数ファイルの指定も可能とし、複数ファイルで印刷設定を結合させることで印刷設定を決定しても良いとする。また、印刷設定ファイルを提供するファイルサーバとしては、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバの他にFTP(File Transfer Protocol)サーバでも良いとする。また、本実施形態では、印刷設定ファイルの場所を示す情報をURL情報として記述する場合の構成を例示しているが、これに限られない。例えば、ドメイン名やIPアドレス、ファイルシステムのパス等、ファイルの所在を特定することができれば、どのような形式で記述してもよい。
(動作概要)
次に、スキャナ10により原稿から読み取った画像の画像ファイルをメール本文に添付したEメールをプリンタ80に送信し、プリンタ80によりEメールを受信してメール本文と画像ファイルを用紙に印刷し出力するまでの動作を図1を用いて説明する。
まず、操作者(ユーザ)がスキャナ10のスキャナ部12に送信対象の原稿をセットし、操作部13の所定キーを使用して、Eメールの送信先(送信メールアドレス)の指定、Eメール本文やURL情報等の入力を行う。
次に、操作者が操作部13の実行キーを押下すると、スキャナ部12により原稿が読み取られる。CPU11とROM14内の制御プログラムにより、原稿から読み取られた画像がEメールの添付画像ファイルに変換される。
更に、CPU11とROM14内の制御プログラムにより、メール本文、URL情報、添付画像ファイルは、上記指定された送信メールアドレスを宛先としてEメールが生成される。生成されたEメールは、SMTPのプロトコルを使用してスキャナ10のインターフェイス16からLAN17に送出され、ルータ18からインターネット60を経由し、更にルータ71からLAN70を経由してプリンタ80に送信される。
プリンタ80は、SMTPのプロトコルを使用してインターフェイス86を介して、スキャナ10から送信されてきたEメールを受信する。プリンタ80のCPU81とROM84内の制御プログラムは、インターフェイス86を介してEメールを受信すると、Eメールのメール本文、URL情報、添付画像ファイルを検出する。そして、URL情報に基づいてインターフェイス86、ルータ71、インターネット60、ルータ91、LAN90、ファイルサーバ92と経由して印刷設定ファイルの取得を行う。更に、取得した印刷設定ファイルに記述された印刷設定に基づいてテキストデータと画像データを形成し、エンジン部82に出力して、エンジン部82において印刷処理を行う。尚、添付画像ファイルは、上述した符号化方式に従ってスキャナ10において符号化され、プリンタ80において復号化されることで印刷される。
一方、例えば、PC30、PC40、携帯電話機50の何れかからEメールをプリンタ80に送信する場合は、それぞれの機器が内蔵しているEメールの送受信が可能なソフトウェアを使用して行われる。ソフトウェアの詳細説明は省略するが、ソフトウェアは、操作者がEメールの送信先(送信メールアドレス)の入力とメール本文、URL情報の入力を行い、メール本文に画像ファイルを添付することで、Eメールの送信を可能とするものである。
(Eメール作成・送出処理)
次に、スキャナ10、PC30、40、携帯電話機50等がプリンタ80へ送出するEメールを作成し、送出する処理について、フローチャートを参照して説明する。図10は、Eメール作成・送出処理の流れを示したフローチャートである。以下、スキャナ10が図10の処理を実行するものとして説明するが、他の装置が処理を実行する場合も同様である。
まず、ステップS991において、Eメールの送出先のアドレスの指定を受け付ける。具体的には、操作者による操作部13の所定キーの使用により、送出先のアドレスの指定を受け付ける。
次に、ステップS992において、Eメールの本文の作成を行う。この処理も、操作者による操作部13の所定キーの使用に基づいて行う。
次に、ステップS993において、印刷設定ファイルを指定したURL情報の指定を受け付ける。この処理も、操作者による操作部13の所定キーの使用に基づいて行う。
次に、ステップS994において、操作者により操作部13の実行キーが押下されたことに応じて、スキャナ部12により原稿を読み取る。CPU11とROM14内の制御プログラムは、原稿から読み取られた画像をEメールの添付画像ファイルに変換する。
次に、ステップS995において、CPU11とROM14内の制御プログラムにより、メール本文、URL情報、添付画像ファイルに基づいて、指定された送出先のアドレスを宛先とするEメールを生成する。
次に、ステップS996において、ステップS995で生成された生成されたEメールを、SMTPのプロトコルを使用してスキャナ10のインターフェイス16からLAN17に送出する。このEメールは、ルータ18からインターネット60を経由し、更にルータ71からLAN70を経由してプリンタ80に送信される。
(全体処理)
次に、プリンタ80が、例えば、スキャナ10、PC30、PC40、携帯電話機50の何れかから受信したEメールのメール本文と画像ファイルを用紙に印刷する印刷処理を図6を用いて説明する。図6は、プリンタ80におけるPDLデータの印刷処理、及びEメールの印刷処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示す処理は、プリンタ80のCPU81がROM84に格納された制御プログラムに基づき実行する。
ここで、プリンタ80は、受信したEメールの印刷以外にも、LAN70に接続されているPC(クライアント端末)72から送信されるPDLデータの印刷も可能である。ただし、PDLデータの印刷は周知であり、PDLデータの印刷処理自体に特徴があるものではないので、本実施形態ではその処理の詳細説明は省略する。
まず、図6のステップS201において、プリンタ80は外部からのデータ入力を待機するデータ入力待ち状態にいる。インターフェイス86を介して外部からEメール或いはPDLデータを入力(受信)すると(ステップS201でNO)、データ入力待ち状態を終了しステップS202へ進む。データ入力がない場合(ステップS201でYES)はデータ入力があるまで待機する。
ステップS202では、CPU81は入力されたデータがEメールであるかPDLデータであるかの判断を行う。ステップS202において入力データがPDLデータである、即ち、Eメールではないと判断した場合(ステップS202でNO)はステップS203へ進み、Eメールであると判断した場合(ステップS202でYES)はステップS210へ進む。
ステップS203〜S205では、PDLデータの解析を行った後、印刷が完了した用紙をプリンタ外部へ排紙する排紙命令がPDLデータに存在するまで、PDLデータに基づいて画像イメージの描画処理を行う。即ち、ステップS203において、CPU81はPDLデータの解析を行う。次に、ステップS204において、PDLデータに記述された各命令に従ってRAM85上に画像イメージを生成する生成処理(描画処理)を行う。次に、ステップS205において、印刷が完了した用紙をプリンタ外部へ排紙する排紙命令がPDLデータに存在するか否かを判断する。存在する場合(ステップS205でYES)はステップS206へ進み、存在しない場合(ステップS205でNO)はステップS203へ戻って処理を継続する。
ステップS206において、CPU81は上記の描画処理によりRAM85上に生成した画像イメージをビデオ信号に変換する。次に、ビデオ信号をエンジン部82に転送することで、エンジン部82により用紙に印刷を行い(ステップS207)、印刷が完了した用紙をプリンタ外部へ排紙する(ステップS208)。その後、上記ステップS201に戻り、データ入力待ち状態となる。
一方、ステップS202において入力データがEメールであると判断した場合(ステップS202でYES)、ステップS210において、CPU81はエンジン部82によりEメールの印刷処理を行う。その後、上記ステップS201に戻り、データ入力待ち状態となる。
(Eメール印刷処理)
次に、図6のステップS210に示したEメールの印刷処理の詳細を図7を用いて説明する。図7は、Eメールの印刷処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
図7において、ステップS211の処理からステップS216の処理までを繰り返すことにより、外部から受信したEメールに含まれるMIME形式の全データの解析を行う。さらに、Eメールのメール本文中にURL情報が設定されているか否かの判別を行い、図5のメール本文104のように所定のキーワードにてURL情報が指定されている場合には印刷設定(印刷条件の設定)を行う。その後、ステップS217の処理からステップS224の処理を繰り返すことにより、Eメールのメール本文と添付画像ファイルの印刷を行う。
まず、CPU81は外部から受信したEメールに含まれるMIME形式の全データの解析が終了したか否かを判定する(ステップS211)。未解析のMIME形式のデータが存在すると判断した場合(ステップS211でNO)には、CPU81は未解析のMIME形式のデータの解析を行う(ステップS212)。
次に、このMIME解析したデータが、印刷目的としたEメール本文や添付画像ファイルであるか、もしくは、印刷設定目的とした印刷設定ファイルを指定したURL情報であるかを判定する(ステップS213)。ステップS213でMIME解析したデータが印刷対象であるメール本文や添付画像ファイルであると判断した場合(ステップS213でNO)には、ステップS211に戻り、CPU81はMIME形式のデータの解析を継続する。一方、ステップS213で上記MIME解析した結果、URL情報であると判断した場合(ステップS213でYES)には、ステップS214へ進む。
ステップS214において、CPU81はURL情報に基づいてファイルサーバ92等より印刷設定ファイルの取得を行う。次に、取得した印刷設定ファイルを解析して(ステップS215)、印刷設定コマンド等に基づく印刷設定をメール本文や添付画像ファイルの印刷に反映させるべくプリンタ80の印刷条件の設定を行う(ステップS216)。
尚、ここでの印刷条件には、例えば、印刷用紙サイズ、印刷方向、印刷部数、印刷レイアウト、片面印刷または両面印刷、印刷用紙の排紙先、モノクロ印刷またはカラー印刷、印刷解像度、印刷階調等が含まれる。ただし、印刷条件の設定項目はこれら以外のものが含まれてもよく、また、これらの一部でもよい。
ステップS212〜S216の処理を行い、ステップS211でMIME形式の全データの解析が終了したと判断した場合(ステップS211でYES)には、ステップS217以下でMIME形式の全データの解析が終了するまで印刷処理を実行する。
ステップS217では、CPU81は外部から受信したEメールに含まれるMIME形式の全データの解析が終了したか否かを判定する。ただし、ステップS217〜S224では、Eメールの解析を先頭から改めて行う。即ち、ステップS211から初めてステップS217へ進んだときに、解析のために参照する位置をEメールの先頭に移動する。未解析のMIME形式のデータが存在する、即ち、MIME解析が終了していないと判断した場合(ステップS217でNO)はステップS218へ進み、終了していると判断した場合(ステップS217でYES)はEメール印刷処理を終了する。
ステップS218では、CPU81はMIME形式のデータの解析を行う。次に、このMIME解析したデータが、印刷目的としたメール本文や添付画像ファイルであるか、または印刷設定目的としたURL情報の指定であるかを判定する(ステップS219)。ステップS219で上記MIME解析したデータがURL情報の指定であると判断した場合(ステップS219でYES)には、上記ステップS217に戻る。一方、ステップS219で上記MIME解析したデータが印刷目的としたメール本文や添付画像ファイルである、即ち、URL情報の指定ではないと判断した場合(ステップS219でNO)には、はステップS220へ進む。
ステップS220では、CPU81はMIME形式における符号化方式を判断し、この符号化方式に基づいて符号化されたメール本文の符号復元化(復号化)を行う。次に、復号化されたデータに基づいて、RAM85上に画像イメージの生成処理(描画処理)を行う(ステップS221)。
更に、CPU81は上記描画処理で生成した画像イメージをビデオ信号に変換し(ステップS222)、ビデオ信号をエンジン部82に転送することで、エンジン部82により用紙に印刷を行う(ステップS223)。そして、印刷が完了した用紙をプリンタ外部へ排紙する(ステップS224)。その後、ステップS217に戻り、引き続きMIME形式のデータの解析を継続する。
以上説明したように、本実施形態においては、印刷を指定する装置は、印刷対象のデータを含むEメールに、印刷する際の印刷条件の設定を行うための設定ファイルの格納先を示すURL情報を添付して、プリンタ80に送信する。プリンタ80は、受信したEメールに添付されたURL情報に基づいて設定ファイルの取得、及び解析を行い、印刷対象のデータと設定ファイルに記述された印刷条件の設定とに基づいて印刷処理を行う。これにより、印刷を指定する装置は、メール本文と添付画像ファイルの印刷条件の設定を自由に変更して印刷処理を行わせることが可能である。また、印刷対象のデータを送信する際は、送信するEメールに印刷設定ファイルを特定するためのURL情報を記述するといった簡単な方法で所望の印刷設定を使用して印刷させることができる。また、このように、印刷設定ファイルをURL情報で特定される格納先に保存しておくことにより、種々の装置によってEメールを送信する際に利用できるので、Eメール送信の場所を柔軟に変更できる。
なお、上記の構成では、印刷設定ファイルのURLが記述された本文をEメールに添付し、利用する構成について述べたが、印刷設定ファイルそのものをEメールに添付し、利用する構成としてもよい。この場合、プリンタ80は、EメールをMIME解析して印刷設定ファイルを取得し、この印刷設定ファイルに含まれる印刷設定に基づいて印刷条件の設定を行い、印刷を制御する。このような構成によれば、印刷設定ファイルを管理する情報処理装置を設けなくても、印刷条件を指定して、Eメールに基づく印刷処理を行うことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態を説明する。本実施形態に係るEメールの送受信が可能なネットワークシステムの構成例(図1参照)、プリンタ80の構成例(図2参照)は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
第1実施形態では、印刷条件を設定するためのファイル格納先をURL情報としてEメール本文にて指定する構成について説明した。これに対し、本実施形態では、Eメール本文や添付画像ファイルと合成して印刷するためのイメージファイルやPDLファイルの格納先をURL情報として指定する構成について説明する。
(Eメール例)
図8は、メール本文や添付画像ファイルに合成するためのイメージデータの格納先をURL情報として指定した場合のEメール例を示す図である。図8において、Eメールは、Eメールの先頭部分である各種情報が記述されたメールヘッダ100と、Eメールの本文であるメール本文101と、添付画像ファイル102、URL情報を所定のキーワードと一緒に記述したメール本文105から構成される。ただし、添付画像ファイル102はEメールに添付された画像ファイルである。
Eメール本文105は、印刷合成するファイルの在り処を示していることが判断できるような所定のキーワードとURL情報の組として記述される。図5では”[PrintComposition]”をキーワードとし、その直後にURL情報”http://www.canon.co.jp/imagedata/imagedata12.jpg”が記述されている。
URL情報先に格納されている印刷合成ファイル”imagedata12.jpg”は、Eメール本文101や添付画像ファイル102と合成するためのイメージデータやPDLデータにて構成されている。印刷合成ファイルのファイルフォーマットはプリンタ80がデータ処理可能なものである。例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の画像データや、TIFF(Tagged Image File Format)形式の画像データの他、PDLデータ、テキストデータ等を用いることができる。
印刷合成ファイルの格納先は、例えば、LAN17や70に接続されているファイルサーバとすることができる。なお、印刷合成ファイルは1ファイルに限定せず、複数ファイルの指定も可能とし、複数ファイルによる合成印刷も可能とするように構成することができる。また、印刷合成ファイルを提供するファイルサーバとしては、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバの他にFTP(File Transfer Protocol)サーバでも良い。
(印刷処理)
次に、プリンタ80が、例えば、スキャナ10、PC30、PC40、携帯電話機50の何れかから受信したEメールのメール本文と画像ファイルを用紙に印刷する印刷処理を図9を用いて説明する。図9は本実施形態に係る印刷処理の流れを示すフローチャートである。
図9におけるステップS211〜S213、ステップS217〜S224については前記第1実施形態での処理と同一であるため説明を省略する。また、本実施形態に係る構成が実行する全体処理も、第1実施形態と同様に図6に例示したフローチャートに基づいて行われる。このため、全体処理の説明も省略する。
第1実施形態と異なる点は、ステップS213でMIME解析した結果、URL情報であると判断した場合に行う処理である。URL情報であると判断した場合(ステップS213でYES)は、ステップS300へ進み、URL情報に基づいてファイルサーバ92等より印刷合成ファイルの取得する。
次に、ステップS301において、取得した印刷合成ファイルをステップS221においてEメール本文や添付画像ファイルと合成処理するための前準備に係る処理などを行う。具体的には、ステップS300にて取得した印刷合成ファイルをRAM85上に展開したり、JPEGやTIFF形式の画像データの復元化を行う他、PDLデータとの合成であればPDLコマンドを解析して画像データを生成する処理等を行う。画像の合成は、例えば、合成画像を形成する画像を並列に配置することにより行うことができる。なお、画像データの合成処理そのものは従来の技術を適用することができるため、合成処理の詳細な説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態においては、例えばスキャナ10、PC30、40、携帯電話機50等が、印刷対象データを印刷する際に画像合成を行う対象ファイルの格納先を示すURL情報を添付してプリンタ80へ送信する。プリンタ80は、受信したEメールに添付されたURL情報に基づいて対象ファイルを取得し、画像合成処理を行って、印刷処理を行う。これにより、プリンタ80において、Eメール本文や添付画像ファイルと任意の画像ファイルの合成を行うことが可能となる。
なお、上記の構成では、合成対象のファイルのURLが記述された本文をEメールに添付し、利用する構成について述べたが、更に、印刷設定ファイルのURLが記述されたファイルをEメールに添付し、利用するようにしてもよい。この場合、プリンタ80は、EメールをMIME解析して得た添付ファイルから印刷設定ファイルのURLを取得し、当該URLに基づいて印刷設定ファイルを取得する。そして、取得した印刷設定ファイルに含まれる印刷設定に基づいて印刷条件の設定を行い、印刷を制御する。このような構成によれば、画像ファイルの合成に加え、印刷条件を指定して、Eメールに基づく印刷処理を行うことができる。
また、第1実施形態と同様に、印刷設定ファイルそのものをEメールに添付し、利用するようにしてもよい。このような構成によれば、印刷設定ファイルを管理する情報処理装置を設けなくても、画像ファイルの合成に加え、印刷条件を指定して、Eメールに基づく印刷処理を行うことができる。
[その他の実施形態]
尚、上記実施形態では、スキャナ10、PC30、PC40、携帯電話機50の何れかから、URL情報を添付したEメールをプリンタ80に送信する場合を例に挙げたが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。例えば、これら以外の機器、例えば携帯情報端末(PDA)などの機器から、URL情報を添付したEメールをプリンタ80に送信し、このEメールに基づいて処理を行うように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、プリンタ80をレーザビームプリンタとした場合を例に挙げたが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。例えば、インクジェットプリンタ、昇華プリンタ、銀塩プリンタ等の、他の印刷方式によるプリンタを用いてもよい。
また、上記実施形態では、印刷装置をプリンタとした場合を例に挙げたが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではなく、例えば、複写機や複合機を用いて構成してもよい。
本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによっても、達成することができる。具体的には、このプログラムは、図6、図7及び図9のフローチャートに例示した処理に対応する手続きを記述するものとなる。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記録した記憶媒体から直接供給されるか、又は、ネットワークに接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。ただし、このネットワークには、例えば、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等が含まれる。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
また、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが記憶媒体に記憶されたプログラムを読出して実行することによっても、達成される。この場合、格納媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した各実施形態の機能を実現すると共に、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
プログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、ROM、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(登録商標)、光磁気ディスク等がある。或いは、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等がある。
上述した実施形態の機能は、コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することによるばかりでなく、コンピュータ上で稼動するOS等がプログラムコードの指示に基づいて実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現することができる。
更に、本発明は、前述した実施形態を実現するソフトウェアのプログラムがネットワーク上のデータベース又はホームページから通信プログラムによりダウンロードされ、このプログラムを読出して実行することによって達成することができる。
上記プログラムは、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、ダウンロードすることによっても供給することができる。この供給は、例えば、ホームページからコンピュータプログラム自体、又は自動インストール機能を含む圧縮ファイルをハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることにより行うことができる。
また、上記プログラムは、プログラムコードを暗号化した上で格納したCD−ROM等の記憶媒体をユーザに配布し、ユーザが暗号化されたプログラムコードを実行してコンピュータにインストールさせることによっても供給することができる。この場合、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、ユーザは、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムコードを実行してコンピュータにインストールする。
上述した実施形態の機能は、プログラムコードを複数のファイルに分割し、夫々のファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現することができる。即ち、本発明の機能処理をコンピュータで実現させるためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明を構成する。
また、上述した実施形態の機能は、コンピュータに挿入された機能拡張ボード又はコンピュータに接続された機能拡張ユニットを用いても実現することができる。例えば、記憶媒体から読出されたプログラムを、機能拡張ボード又は機能拡張ユニットに備えられたメモリに書込む。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボード又は機能拡張ユニットに備えられたCPU又はMPU等が実際の処理の一部又は全部を実行する。このような構成によっても本実施形態の機能を実現することができる。
Eメールの送受信が可能なネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。 プリンタのハードウェア構成例を示すブロック図である。 メール本文に画像ファイルを添付したEメールの例を示す図である。 Eメールのメール本文と添付画像ファイルの印刷例を示す図である。 URL情報が添付されたEメールを例示的に示した図である。 全体処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る印刷処理の流れを示すフローチャートである。 イメージデータの格納先をURL情報として指定した場合のEメール例を示す図である。 第2実施形態に係る印刷処理の流れを示すフローチャートである。 Eメール作成・送出処理の流れを示したフローチャートである。

Claims (11)

  1. コンピュータネットワークに接続された画像形成装置であって、
    第1の外部装置から電子メールを受信する受信手段と、
    受信された前記電子メールに含まれる、画像形成の対象となる対象データと、画像形成条件に係る条件情報の第2の外部装置における格納場所を示す場所情報とを抽出する抽出手段と、
    前記場所情報に基づいて、前記第2の外部装置から前記条件情報を取得する取得手段と、
    前記対象データと、取得された前記条件情報に示された画像形成条件に基づいて、画像形成を行う画像形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置と、コンピュータネットワークを介して接続された情報処理装置であって、
    前記対象データを生成する対象データ生成手段と、
    前記場所情報の指定を受け付ける第1受付手段と、
    前記画像形成装置のアドレス情報の指定を受け付ける第2受付手段と、
    前記対象データ生成手段において生成された前記対象データと、前記第1受付手段が指定を受け付けた前記場所情報とを含む電子メールを生成する電子メール生成手段と、
    前記電子メール生成手段において生成された前記電子メールを、前記アドレス情報に対応する前記画像形成装置へ送出する送出手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 文書を光学的に読み取り画像データを生成するスキャナ手段を更に備え、
    前記対象データ生成手段は、前記スキャナ手段において生成された画像データに基づいて前記対象データを生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. コンピュータネットワークに接続された画像形成装置であって、
    第1の外部装置から電子メールを受信する受信手段と、
    受信された前記電子メールに含まれる、画像形成の対象となる第1対象データと、第2対象データの第2の外部装置における格納場所を示す第1場所情報とを抽出する抽出手段と、
    前記第1場所情報に基づいて、前記第2の外部装置から前記第2対象データを取得する取得手段と、
    前記第1対象データと前記第2対象データとに基づいて画像形成用データを生成する画像形成用データ生成手段と、
    前記生成された画像形成用データに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記抽出手段は、更に、画像形成条件に係る条件情報の格納場所を示す第2場所情報を抽出し、
    前記取得手段は、更に、前記第2場所情報に基づいて、前記第2の外部装置又は第3の外部装置から前記条件情報を取得し、
    前記画像形成手段は、前記合成されたデータと、取得された前記条件情報に示された画像形成条件とに基づいて、画像形成を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. コンピュータネットワークに接続された画像形成装置の制御方法であって、
    第1の外部装置から電子メールを受信する受信工程と、
    受信された前記電子メールに含まれる、画像形成の対象となる対象データと、画像形成条件に係る条件情報の第2の外部装置における格納場所を示す場所情報とを抽出する抽出工程と、
    前記場所情報に基づいて、前記第2の外部装置から前記条件情報を取得する取得工程と、
    前記対象データと、取得された前記条件情報に示された画像形成条件に基づいて、画像形成を行う画像形成工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 請求項1に記載の画像形成装置とコンピュータネットワークを介して接続された情報処理装置の制御方法であって、
    前記対象データを生成する対象データ生成工程と、
    前記場所情報の指定を受け付ける第1受付工程と、
    前記画像形成装置のアドレス情報の指定を受け付ける第2受付工程と、
    前記対象データ生成工程において生成された前記対象データと、指定された前記場所情報とを含む電子メールを生成する電子メール生成工程と、
    前記電子メール生成工程において生成された前記電子メールを、前記アドレス情報に対応する前記画像形成装置へ送出する送出工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. コンピュータネットワークに接続された画像形成装置の制御方法であって、
    第1の外部装置から電子メールを受信する受信工程と、
    受信された前記電子メールに含まれる、画像形成の対象となる第1対象データと、第2対象データの第2の外部装置における格納場所を示す第1場所情報とを抽出する抽出工程と、
    前記第1場所情報に基づいて、前記第2の外部装置から前記第2対象データを取得する取得工程と、
    前記第1対象データと前記第2対象データとに基づいて画像形成用データを生成する画像形成用データ生成工程と、
    前記生成された画像形成用データに基づいて画像形成を行う画像形成工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  9. コンピュータを請求項1、4、5のいずれかに記載の画像形成装置として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを請求項2又は3のいずれかに記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  11. 請求項9又は10に記載のプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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