JP2010126579A - 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents
軟質ポリウレタンフォームの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 官能基数2〜8のポリオール及び重合体ポリオールを含むポリオール成分(A)と、特定のポリイソシアネート成分(B)、発泡剤(C)、触媒(D)並びに整泡剤(E)を必須原料として用いる軟質ポリウレタンフォームの製造方法であって、前記官能基数2〜8のポリオールが、水酸基価20〜40mgKOH/g、末端オキシエチレン単位5〜25重量%である官能基数3のポリエーテルポリオール及び官能基数4のポリエーテルポリオールを含有する。
【選択図】 なし
Description
ポリオール成分(A):
官能基数2〜8のポリオール(a)および重合体ポリオール(b)を含有し、前記ポリオール(a)が、官能基数3のポリエーテルポリオール(a1)および官能基数4のポリエーテルポリオール(a2)を含有し、該(a1)および(a2)のいずれもが20〜40mgKOH/gの水酸基価を有し、末端にオキシエチレンが付加されており、かつ末端オキシエチレン単位の含有量が5〜25重量%であり、前記重合体ポリオール(b)が、前記(a1)及び/又は前記(a2)と同じポリエーテルポリオール中でビニルモノマー(v)を重合させて得られる重合体ポリオールであり、ポリオール成分(A)に含まれる、使用された(a1)と(a2)の重量比率[(a1)/(a2)]が(60/40)〜(90/10)である。
ポリイソシアネート成分(B):
ポリイソシアネート成分の50重量%以上が、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートおよびそれらの変性物から選ばれる1種以上のポリイソシアネートであり、50重量%未満がトリレンジイソシアネートである。
ポリオール(a3)としては、例えば、水酸基価842mgKOH/gのポリオキシエチレンポリオール、および水酸基価1130mgKOH/gのトリエタノールアミン等が挙げられる。
<ポリオール(a1)としての原料>
ポリオール(a1−1):グリセリンにPOを85.4モル付加し、その後EOを21.9モル付加したもの、官能基数3、水酸基価28mgKOH/g、末端EO単位16%、
ポリオール(a1−2):グリセリンにPOを72.5モル付加し、その後EOを15.9モル付加したもの、官能基数3、水酸基価34mgKOH/g、末端EO単位14%、
<ポリオール(a2)としての原料>
ポリオール(a2−1):ペンタエリスリトールにPOを101.4モル付加し、その後EOを19.1モル付加したもの、官能基数4、水酸基価32.1mgKOH/g、末端EO単位12%、
<重合体ポリオール(b)としての原料>
重合体ポリオール(b−1):ポリオール(a1−2)中でアクリロニトリルを130℃で重合させた重合体ポリオール、水酸基価28mgKOH/g(重合体含量20重量%)。
重合体ポリオール(b−2):ポリオール(a1−2)/(a2−1)=80/20中でアクリロニトリルとスチレンを、アクリロニトリル/スチレン=70/30で共重合させた重合体ポリオール、水酸基価26.7mgKOH/g(重合体含量40重量%)。
<ポリオール(a3)としての原料>
ポリオ−ル(a3−1):官能基数6、水酸基価1246mgKOH/g、EO単位の含有量=55%のポリオキシエチレンポリオール。
ポリオ−ル(a3−2):官能基数3、水酸基価842mgKOH/gのポリオキシエチレンポリオール。
ポリオール(a3−3):官能基数3、水酸基価1130mgKOH/gのトリエタノールアミン。
<ポリオール(a4)としての原料>
ポリオール(a4−1):官能基数3、水酸基価24mgKOH/g、EO単位の含有量=70%のランダム付加のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール。
<その他の原料>
発泡剤(C):水
触媒(D−1):トリエチレンジアミンのエチレングリコール溶液〔東ソー(株)製「TEDA−L33」〕
触媒(D−2):ビス(ジメチルアミノエチル)エ−テルの70%ジプロピレングリコール溶液〔東ソ−(株)製「TOYOCAT ET」〕
整泡剤(E−1):ゴールドシュミット製「TEGOSTAB B8715LF」
整泡剤(E−2):モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ合同会社製「L−3640」
イソシアネート(B−1):TDI−80/粗製MDI=35/65(重量比)、NCO%=35.6
イソシアネート(B−2):TDI−80/粗製MDI=20/80(重量比)、NCO%=32.0
高圧発泡機(PEC社製)を用いて、表1及び表2に示すポリオール成分とポリイソシアネート成分を25℃に温調した後、衝突混合させ、65℃に温調した400×400×100mmの密閉モ−ルドに注入し、キュアー時間6分にて成形した。各フォ−ムの物性値の測定結果を表1及び表2に示す。ポリウレタンフォームの物性の測定は、JIS K 6401の方法に基づいて行った。なお、表1及び表2中の「部」は「重量部」を表す。
Claims (6)
- 下記ポリオール成分(A)、下記ポリイソシアネート成分(B)、発泡剤(C)、触媒(D)および整泡剤(E)を必須原料として用いることを特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
ポリオール成分(A):
官能基数2〜8のポリオール(a)および重合体ポリオール(b)を含有し、前記ポリオ
ール(a)が、官能基数3のポリエーテルポリオール(a1)および官能基数4のポリエーテルポリオール(a2)を含有し、該(a1)および(a2)のいずれもが20〜40mgKOH/gの水酸基価を有し、末端にオキシエチレンが付加されており、かつ末端オキシエチレン単位の含有量が5〜25重量%であり、前記重合体ポリオール(b)が、前記(a1)及び/又は前記(a2)と同じポリエーテルポリオール中でビニルモノマー(v)を重合させて得られる重合体ポリオールであり、ポリオール成分(A)に含まれる、使用された(a1)と(a2)の重量比率[(a1)/(a2)]が(60/40)〜(90/10)である。
ポリイソシアネート成分(B):
ポリイソシアネート成分の50重量%以上が、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートおよびそれらの変性物から選ばれる1種以上のポリイソシアネートであり、50重量%未満がトリレンジイソシアネートである。 - 前記ポリオール成分(a)が、さらに下記ポリオール(a3)およびポリオール(a4)を含有し、ポリオール(a)の合計重量に基づいて、ポリオール(a1)およびポリオール(a2)の合計重量が88〜98.5重量%、下記ポリオール(a3)が1〜8重量%、下記ポリオール(a4)が0.5〜4重量%である請求項1記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
ポリオール(a3):
平均官能基数が2〜8であり、水酸基価が300〜2000mgKOH/gであり、活性水素原子含有化合物に炭素数2および/または3のアルキレンオキサイドを付加して得られるポリオール。
ポリオール(a4):
平均官能基数が2〜6であり、水酸基価が20〜130mgKOH/gであり、オキシアルキレン基の炭素数が2および/または3であり、オキシエチレン単位の含有量が50〜80重量%であるポリエーテルポリオール。 - 重合体ポリオール(b)の重量に基づいて、ビニルモノマー(v)の重合体の含有量が、1〜40重量%である請求項1または2記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか記載の製造方法により得られる軟質ポリウレタンフォーム。
- 全密度が28〜50kg/m3であって、反発弾性が60〜75%である請求項4記載の軟質ポリウレタンフォーム。
- 請求項4または5記載の軟質ポリウレタンフォームから構成される車両用座席クッション材。
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