JP3523550B2 - 軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方法及びポリオ−ル組成物 - Google Patents
軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方法及びポリオ−ル組成物Info
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- JP3523550B2 JP3523550B2 JP36198099A JP36198099A JP3523550B2 JP 3523550 B2 JP3523550 B2 JP 3523550B2 JP 36198099 A JP36198099 A JP 36198099A JP 36198099 A JP36198099 A JP 36198099A JP 3523550 B2 JP3523550 B2 JP 3523550B2
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Description
ォ−ムの製造方法に関するものであり、さらに詳しく
は、車両用座席の背もたれクッション等の用途に適した
軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方法に関する。
の優れたクッション性を生かし、自動車などのクッショ
ン材に広く使用されてきた。特にジフェニルメタンジイ
ソシアネ−トおよびポリメチレンポリフェニレンポリイ
ソシアネ−トをイソシアネ−トの主成分として用いて軟
質ポリウレタンフォームを得る方法は、生産性の向上お
よび毒性の強いトリレンジイソシアネ−トの使用を少な
くするが故の作業環境の向上などから、近年非常に注目
されている。この軟質ポリウレタンフォ−ムからなるク
ッションの製造方法として、特定のポリオールと重合体
ポリオールを含有するポリオール成分と、ジフェニルメ
タンジイソシアネ−ト、ポリメチレンポリフェニレンポ
リイソシアネ−トおよび/またはそれらの変性物を主成
分とするポリイソシアネート成分とを用いる特開平7−
206961号公報記載の製造方法が知られている。
たれ用として、低密度で成形性がよく高硬度のクッショ
ン材が求められている。しかしながら、上記製造方法で
は、低密度化ができても成形性、硬度が十分ではないと
いう問題がある。
問題点を解決するべく鋭意検討の末、特定の構造を有す
る3種のポリオ−ルからなるポリオ−ル成分と特定のイ
ソシアネ−トを組み合わせることにより、低密度であり
クッション材としての硬さを満足した、成形性の良い軟
質ポリウレタンフォ−ムの製造方法を見いだし本発明を
完成した。
分、ポリオ−ル成分、発泡剤、触媒および整泡剤から軟
質ポリウレタンフォ−ムを製造する方法において、前記
ポリイソシアネ−ト成分が、50質量%以上のジフェニ
ルメタンジイソシアネ−ト、ポリメチレンポリフェニレ
ンポリイソシアネ−トおよび/またはそれらの変性物
と、0〜50質量%の他のポリイソシアネ−トからな
り;前記ポリオ−ル成分が、ポリオ−ル(a)中でビニ
ル系モノマ−(b)を重合させて得られる重合体ポリオ
−ル(A)または、(A)とポリオ−ル(B)とを含有
するポリオ−ル成分であり、ポリオ−ル(a)および/
または(B)中に下記ポリオ−ル(a1)、下記ポリオ
−ル(a2)および下記ポリオ−ル(a3)を含有し;
発泡剤が水であることを特徴とする前記方法;; ポリオ−ル(a1):平均官能基数2.5〜4であり、
水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、末端
オキシエチレン単位の含有量が10〜25質量%であ
り、内部オキシエチレン単位の含有量が0〜5質量%で
あり、オキシエチレン単位の合計量が10〜30質量%
であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ
−ル。 ポリオ−ル(a2):平均官能基数が2〜8であり、水
酸基価が300〜2000(mgKOH/g)であるア
ルキレン基の炭素数が2および/または3のポリアルキ
レンポリオ−ル。 ポリオ−ル(a3):平均官能基数が2〜6であり、水
酸基価が20〜130(mgKOH/g)であり、オキ
シエチレン単位の含有量が50〜80質量%であるポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ−ル。
ノマ−(b)を重合させて得られる重合体ポリオ−ル
(A)または、(A)とポリオ−ル(B)とを含有する
ポリオ−ル成分であり、ポリオ−ル(a)および/また
は(B)中に下記ポリオ−ル(a1)、下記ポリオ−ル
(a2)および下記ポリオ−ル(a3)を含有するポリ
ウレタンフォ−ム製造用ポリオ−ル組成物;; ポリオ−ル(a1):平均官能基数2.5〜4であり、
水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、末端
オキシエチレン単位の含有量が10〜25質量%であ
り、末端オキシエチレン単位の含有量が0〜5質量%で
あり、オキシエチレン単位の合計量が10〜30質量%
であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ
−ル。 ポリオ−ル(a2):平均官能基数が2〜8であり、水
酸基価が300〜2000(mgKOH/g)であるア
ルキレン基の炭素数が2および/または3のポリアルキ
レンポリオ−ル。 ポリオ−ル(a3):平均官能基数が2〜6であり、水
酸基価が20〜130(mgKOH/g)であり、オキ
シエチレン単位の含有量が50〜80質量%であるポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ−ル。 並びに、前記方法により得られる軟質ポリウレタンフォ
−ムからなる車両用座席の背もたれクッションである。
尚、本発明においては、ポリオ−ル(a)および(B)
の合計質量に基づいて、(a1)が88〜98.5質量
%、(a2)が1〜8質量%、(a3)が0.5〜4質
量%である。好ましくは、(a1)が89〜97.5質
量%、(a2)が2〜8質量%、(a3)が0.5〜3
質量%である。(a2)が1質量%以上ではフォ−ムの
硬さが不足することがなく、8質量%以下では伸び物性
が低下することがない。(a3)が0.5質量%以上で
は独立気泡が多くなることがなく、4質量%以下である
と硬化時間が長くなることがない。(a1)が88質量
%以上であるとフォ−ムの伸び物性が良好であり、9
8.5質量%以下であるとフォームの硬さが不足するこ
とがない。
(a1)としては、例えば、アルコ−ル類、フェノ−ル
類、アミン類のアルキレンオキシド付加物が挙げられ
る。上記アルコ−ル類としては、例えば、炭素数2〜1
8の2価アルコ−ル類[エチレングリコ−ル、ジエチレ
ングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジプロピレング
リコ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,6−ヘキサン
ジオ−ル、1,3−ブチレングリコ−ル、ジエチレング
リコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル等]、炭素数3〜1
8の3〜8価またはそれ以上のアルコ−ル類[グリセリ
ン、トリメチロ−ルプロパン、ペンタエリスリト−ル、
ジグリセリン、α−メチルグルコシド、ソルビト−ル、
キシリット、マンニット、グルコ−ス、フラクト−ス、
ショ糖等]およびこれらの2種以上の併用が挙げられ
る。上記フェノ−ル類としては、例えば、ハイドロキノ
ン、ビスフェノ−ル類(ビスフェノ−ルA、ビスフェノ
−ルF等)、フェノ−ル化合物のホルマリン低縮合物
(数平均分子量1000以下)(ノボラック樹脂、レゾ
−ルの中間体)およびこれらの2種以上の併用が挙げら
れる。
ア;アルカノ−ルアミン類[モノエタノ−ルアミン、ジ
エタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン、イソプロパ
ノ−ルアミン、アミノエチルエタノ−ルアミン等];炭
素数1〜20のアルキルアミン類[メチルアミン、エチ
ルアミン、n−ブチルアミン、オクチルアミン等];炭
素数2〜6のアルキレンジアミン類[エチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン等];アルキレン基の炭素
数が2〜6のポリアルキレンポリアミン類(重合度2〜
8)[ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン
等];炭素数6〜20の芳香族アミン類[アニリン、フ
ェニレンジアミン、ジアミノトルエン、キシリレンジア
ミン、メチレンジアニリン、ジフェニルエ−テルジアミ
ン等];炭素数4〜15の脂環式アミン類[イソホロン
ジアミン、シクロヘキシレンジアミン等];炭素数4〜
15の複素環式アミン類[アミノエチルピペラジン、特
公昭55−21044号公報記載のもの等]およびこれ
らの2種以上の併用などが挙げられる。これらのものの
アルキレンオキシド付加物であるポリオ−ル(a1)は
2種以上を併用しても良い。
ド(以下POと略称する。)およびエチレンオキシド
(以下EOと略称する。)である。POおよびEOの付
加方法としては、ブロック付加であってもランダム付加
であってもよいが、ブロック付加したものが好ましく、
内部と末端にEOを付加して、オキシエチレン単位の合
計質量が10〜30質量%、好ましくは12〜20質量
%、内部オキシエチレン単位の含有量が0〜5質量%、
好ましくは0.1〜4質量%、末端オキシエチレン単位
の含有量が10〜25質量%、好ましくは10〜20質
量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ
−ルである。ポリオ−ル(a1)の1分子当たりの平均
官能基数は2.5〜4、好ましくは3〜4であり、1分
子当たりの水酸基価は20〜40(mgKOH/g)、
好ましくは22〜38(mgKOH/g)である。
10質量%未満、あるいは末端オキシエチレン単位の含
有量が10質量%未満では発泡終了直前の硬化が不十分
でフォ−ムが崩壊しやすく、オキシエチレン単位の含有
量が30質量%を超えるか、あるいは末端オキシエチレ
ン単位の含有量が25質量%を超えると、独立気泡が多
くなりフォ−ムが収縮しやすくなる。内部オキシエチレ
ン単位の含有量が5質量%を超えると、フォ−ムの硬さ
(圧縮時の応力)が損なわれやすい。1分子当たりの平
均官能基数が2.5未満では圧縮永久歪みが悪くなり、
硬化時間も長くなるため実用性に乏しく、4を超えると
独立気泡が多くなり、フォ−ムの伸び物性が悪くなる。
水酸基価が20(mgKOH/g)未満では圧縮永久歪
みが悪くなり、硬化時間も長くなるため実用性に乏し
く、40(mgKOH/g)を超えると独立気泡が多く
なるため実用性に乏しい。
としては、例えば、アルコ−ル類、フェノ−ル類、アミ
ン類のアルキレン基の炭素数が2および/または3のア
ルキレンオキシド付加物が挙げられる。アルコ−ル類、
フェノ−ル類、アミン類としては、具体的には前記ポリ
オ−ル(a1)におけるものと同様のものが挙げられ
る。これらのものは2種類以上併用しても良い。アルキ
レンオキシドは、POおよび/またはEOである。PO
および/またはEOの付加方法としては、PO単独、E
O単独あるいはPO、EOのブロック付加であってもラ
ンダム付加であっても良いがPO単独付加またはEO単
独付加(ポリオキシプロピレンポリオールまたはポリオ
キシエチレンポリオールが得られる)が好ましい。ポリ
オ−ル(a2)の1分子当たりの平均官能基数は2〜
8、好ましくは2〜6であり、水酸基価は300〜20
00(mgKOH/g)、好ましくは400〜1900
(mgKOH/g)である。
満では圧縮永久歪みが悪くなり、硬化時間も長くなるた
め実用性に乏しく、8を超えるとフォ−ムの伸び物性が
低下する。水酸基価300(mgKOH/g)未満では
フォ−ムの硬さが不足し、2000(mgKOH/g)
を超えるとフォ−ム伸び物性が低下する。
としては、例えば、アルコ−ル類、フェノ−ル類、アミ
ン類のアルキレンオキシド付加物が挙げられる。アルコ
−ル類、フェノ−ル類、アミン類としては、具体的には
前記ポリオ−ル(a1)におけるものと同様のものが挙
げられる。これらのものは2種類以上併用しても良い。
アルキレンオキシドは、POおよびEOである。POお
よびEOの付加方法としては、PO、EOのブロック付
加であってもランダム付加であっても良いが、ランダム
付加が好ましい。ポリオ−ル(a3)の1分子当たりの
平均官能基数は2〜6、好ましくは2〜4であり、オキ
シエチレン単位の含有量が50〜80質量%、好ましく
は60〜80質量%であり、水酸基価は20〜130
(mgKOH/g)、好ましくは22〜120(mgK
OH/g)である。
満では、硬化時間が長くなるため実用性に乏しく、6を
超えるとフォ−ムの伸び物性が低下する。オキシエチレ
ン単位の含有量が50質量%未満、または80質量%を
超えると、フォ−ムの独立気泡が多くなりフォ−ムが収
縮する。水酸基価20(mgKOH/g)未満ではフォ
−ムの硬さが不足し、130(mgKOH/g)を超え
るとフォ−ムの独立気泡が多くなり、フォ−ムが収縮す
る。
は、ポリオ−ル(a)中でビニル系モノマ−(b)を通
常の方法で重合して製造することができる。例えば、上
記に示したポリオ−ル(a1)、(a2)及び(a3)
から選ばれる少なくとも1種のポリオール中で、ラジカ
ル開始剤の存在下、ビニル系モノマ−(b)を重合さ
せ、安定分散させたものが挙げられる。(A)として
は、(a1)中で(b)を重合させて得られるものが分
散安定性の点で好ましい。(b)としては、例えばアク
リロニトリル、スチレン、塩化ビニリデン、ヒドロキシ
アルキル(炭素数2〜5)(メタ)アクリレ−ト、アル
キル(炭素数1〜5)(メタ)アクリレ−トなどが挙げ
られる。好ましくは、アクリロニトリル、スチレンであ
る。本発明においては、重合体ポリオ−ル(A)を単独
で用いても、(A)以外のポリオ−ル(B)と混合して
用いても良い。ポリオ−ル(a)および/または(B)
中には(a1)、(a2)および(a3)を含有する。
(b)の重合体の含量は、1〜20質量%が好ましい。
1質量%以上であるとフォ−ムの硬さが損なわれること
がなく、20質量%以下であると圧縮永久歪みが良好で
ある。特に1.2〜15質量%が好ましい。
しては、生産性の向上や作業環境の向上などの理由か
ら、ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、ポリメチレン
ポリフェニレンポリイソシアネ−トおよびそれらの変性
物から選ばれる1種以上のポリイソシアネート(以下M
DIと略称する。)の含有量が50質量%以上、好まし
くは60〜90質量%である。上記変性物としては、例
えばウレタン変性物、カルボジイミド変性物、アロファ
ネート変性物、ウレア変性物、ビューレット変性物、イ
ソシアヌレート変性物、オキサゾリドン変性物などが挙
げられる。他のポリイソシアネ−トの含有量は50質量
%以下、好ましくは10〜40質量%である。他のポリ
イソシアネ−トとしては、通常ポリウレタンフォ−ムに
使用されるものはすべて使用できる。
ば、炭素数(NCO基中の炭素を除く;以下のイソシア
ネートも同様)6〜20の芳香族ポリイソシアネート
(1,3−および/または1,4−フェニレンジイソシ
アネート、2,4−および/または2,6−トリレンジ
イソシアネート、粗製TDIなど)、炭素数6〜10の
脂肪族ポリイソシアネート(1,6−ヘキサメチレンジ
イソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなど)、
炭素数6〜16の脂環式ポリイソシアネート(イソホロ
ンジイソシアネート、4,4−ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシア
ネート、ノルボルナンジイソシアネートなど)、炭素数
8〜12の芳香脂肪族ポリイソシアネート(キシリレン
ジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチル
キシリレンジイソシアネートなど)、これらの変性物
(例えば、ウレタン変性物、カルボジイミド変性物、ア
ロファネート変性物、ウレア変性物、ビューレット変性
物、イソシアヌレート変性物、オキサゾリドン変性物な
ど)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。好
ましくは、2,4−および/または2,6−トリレンジ
イソシアネ−トである。
しては、ジフェニルメタンジイソシアネ−トおよび/ま
たはポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネ−トを
25〜90質量%、ジフェニルメタンジイソシアネ−ト
および/もしくはポリメチレンポリフェニレンポリイソ
シアネ−トを変性したものを10〜75質量%含有し、
該MDI成分のイソシアネ−ト基含有量が18.8〜3
2.2質量%であるものが特に好ましい。また、ポリイ
ソシアネ−ト成分中には、2,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネ−トおよび/またはその変性物が5〜20
質量%存在することが好ましく、ポリイソシアネート成
分としてのイソシアネート基含有量は、22〜39質量
%が好ましい。
使用する。本発明における触媒としては、ウレタン化反
応を促進する通常の触媒はすべて使用でき、例として、
トリエチレンジアミン、ビス(N,N−ジメチルアミノ
−2−エチル)エーテル、N,N,N’,N’−テトラ
メチルヘキサメチレンジアミンなどの3級アミン類およ
びそのカルボン酸塩、酢酸カリウム、オクチル酸カリウ
ム、スタナスオクトエート等のカルボン酸金属塩、ジブ
チルチンジラウレート等の有機金属化合物が挙げられ
る。本発明における整泡剤としては、通常のポリウレタ
ンフォームの製造に用いられるものはすべて使用でき、
例として、ジメチルシロキサン系整泡剤[例えば、トー
レダウコーニングシリコーン(株)製の「SRX−25
3」等]、ポリエーテル変性ジメチルシロキサン系整泡
剤[例えば、日本ユニカー(株)製の「L−530
9」、「SZ−1311」、トーレダウコーニングシリ
コーン(株)製の「SF−2969」、「SRX−27
4C」等]等のシリコーン整泡剤が挙げられる。
ル成分100質量部に対して、好ましくは3〜7質量
部、さらに好ましくは4〜6質量部であり、触媒の使用
量は、ポリオール成分100質量部に対して、好ましく
は0.2〜2質量部、さらに好ましくは0.4〜1質量
部であり、整泡剤の使用量は、ポリオール成分100質
量部に対して、好ましくは0.5〜3質量部、さらに好
ましくは1〜2質量部である。
るような、他の補助成分を用い、その存在下で反応させ
てもよい。例えば、着色剤(染料、顔料)、難燃剤(リ
ン酸エステル類、ハロゲン化リン酸エステル類など)、
老化防止剤(トリアゾール系、ベンゾフェノン系な
ど)、抗酸化剤(ヒンダードフェノール系、ヒンダード
アミン系など)などの公知の補助成分の存在下で反応さ
せることができる。ポリオール成分100質量部に対す
るこれらの補助成分の使用量に関しては、着色剤は、好
ましくは1質量部以下である。難燃剤は、好ましくは5
質量部以下、さらに好ましくは2質量部以下である。老
化防止剤は、好ましくは1質量部以下、さらに好ましく
は0.5質量部以下である。抗酸化剤は、好ましくは1
質量部以下、さらに好ましくは0.01〜0.5質量部
である。
の製造に際してのイソシアネート指数[(NCO基/活
性水素原子含有基の当量比)×100]は、好ましくは
70〜125、さらに好ましくは75〜120、特に好
ましくは80〜115である。
の製造法の一例を示せば、下記の通りである。まず、ポ
リオール成分、発泡剤、触媒、整泡剤、および必要によ
り、他の補助成分を所定量混合する。次いでポリウレタ
ン発泡機または攪拌機を使用して、この混合物(以下、
X成分という。)とポリイソシアネート成分(以下、Y
成分という。)とを急速混合する。得られた混合液をモ
ールドに注入し、所定時間後脱型して軟質ウレタンフォ
ームを得る。
が、本発明はこれにより限定されるものではない。な
お、実施例および比較例中において、部および%は、特
にことわりのないかぎり、それぞれ質量部および質量%
を示す。
フォ−ム原料は次の通りである。(以下EO単位とは、
オキシエチレン単位を意味する。) (1)ポリオ−ルa1−1:平均官能基数3.0、水酸
基価28(mgKOH)/g、末端EO単位の含有量=
16%、内部EO単位の含有量=0%のポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンポリオール。 (2)ポリオ−ルa1−2:平均官能基数3.0、水酸
基価28(mgKOH)/g、末端EO単位の含有量=
14%、内部EO単位の含有量=2%のポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンポリオール。 (3)ポリオ−ルa1−3:平均官能基数3.0、水酸
基価34(mgKOH)/g、末端EO単位の含有量=
14%、内部EO単位の含有量=0%のポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンポリオール。 (4)ポリオ−ルa1−4:平均官能基数4.0、水酸
基価28(mgKOH)/g、末端EO単位の含有量=
14%、内部EO単位の含有量=2%のポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンポリオール。 (5)ポリオ−ルa1’−5:平均官能基数3.0、水
酸基価56(mgKOH)/g、末端EO単位の含有量
=14%、内部EO単位の含有量=2%のポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンポリオール。 (6)重合体ポリオ−ルA:ポリオ−ルa1−4中でス
チレンとアクリロニトリルをスチレンとアクリロニトリ
ルの質量比が30/70で共重合させた共重合体ポリオ
−ル(重合体含量30質量%)。 (7)重合体ポリオ−ルB:ポリオ−ルa1−3中でア
クリロニトリルを重合させた重合体ポリオ−ル(重合体
含量20質量%)。
6.0、水酸基価449(mgKOH)/gのポリオキ
シプロピレンポリオール。 (9)ポリオ−ルa2−2:平均官能基数3.0、水酸
基価842(mgKOH)/gのポリオキシエチレンポ
リオール。 (10)ポリオールa2−3:エチレングリコール(水
酸基価1810) (11)ポリオールa3−1:平均官能基数3.0、水
酸基価24(mgKOH)/g、EO単位の含有量=7
0%のランダム付加のポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンポリオール。 (12)ポリオールa3−2:平均官能基数3.0、水
酸基価112(mgKOH)/g、EO単位の含有量=
70%のランダム付加のポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンポリオール。
エチレングリコ−ル溶液〔三共エアプロ(株)製TED
A−L33〕 (14)触媒B:ビス(ジメチルアミノエチル)エ−テ
ルの70%ジプロピレングリコール溶液〔東ソ−(株)
製TOYOCAT ET〕 (15)触媒C:ビス(ジメチルアミノエチル)エ−テ
ル蟻酸塩の70%ジプロピレングリコール溶液〔東ソ−
(株)製TOYOCAT ETF〕 (15)触媒D:トリエチレンジアミン蟻酸塩・トリエ
チエンジアミンオクチル酸塩、トリエチルアミノピペラ
ジン・トリエチレンジアミン混合物のジプロピレングリ
コール溶液〔三共エアプロダクツ(株)製DABCO
8154〕 (16)製泡剤A:日本ユニカー(株)製「L−530
9」 (17)製泡剤B:日本ユニカー(株)製「SZ−13
11」
A/T−80=70/30(質量比)の混合物、イソシ
アネート基含有量=33% MDI−A:2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート含有量=10%、ポリメチレンポリフェニレンポリ
イソシアネート含有量=30%、イソシアネート基含有
量=26%のMDI T−80 :2,4−トリレンジイソシアネート/2,
6−トリレンジイソシアネート=80/20(質量比)
の混合物 (19)イソシアネ−トB−2:MDI−B/T−80
=72/28(質量比)の混合物、イソシアネート基含
有量32% MDI−B:ジフェニルメタンジイソシアネートと、プ
ロピレングリコールにプロピレンオキシド次いでエチレ
ンオキシドを質量比85:15でブロック付加させた活
性水素当量が1750のポリオキシアルキレングリコー
ルとを反応させたプレポリマーと、ポリメチレンポリフ
ェニレンポリイソシアネート(イソシアネート基含有量
=31%)とを、60/40(質量比)で混合した、イ
ソシアネート混合物で、2,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネートおよび/またはそのウレタン変性物の含
有量=10質量%、イソシアネート基含有量=26%の
MDI
表1に示すX成分とY成分を25℃に温調した後、衝突
混合させ、65℃に温調した400×400×70mm
の密閉モ−ルドに注入し、キュアー時間6分にて成形し
た。各フォ−ムの物性値の測定結果を表1に示す。ポリ
ウレタンフォームの物性の測定は、JIS K 640
1の方法に基づいて行った。
表2に示すX成分とY成分を25℃に温調した後、衝突
混合させ、65℃に温調した400×400×70mm
の密閉モ−ルドに注入し、キュアー時間6分にて成形し
た。各フォ−ムの物性値の測定結果を表2に示す。ポリ
ウレタンフォームの物性の測定は、JIS K 640
1の方法に基づいて行った。
比較した場合、本発明の方法により得られた実施例1〜
6のフォームは、比較例1〜6のフォームに比べ高硬度
であり、湿熱永久歪、圧縮永久歪が良好であることがわ
かる。
造方法によれば、従来の方法によるものに比べて高硬度
で、車両用座席の背もたれクッションとして、低密度で
座り心地が良好なフォームが得られるとともに、耐久性
(永久歪み)の良い軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方
法である。又、成形性も良好である。上記効果を奏する
ことから、本発明の方法により得られるポリウレタンフ
ォームは、クッション材として有用である。特に車両用
座席の背もたれクッションとして著しい有用性を発揮す
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリイソシアネ−ト成分、ポリオ−ル成
分、発泡剤、触媒および整泡剤から軟質ポリウレタンフ
ォ−ムを製造する方法において、前記ポリイソシアネ−
ト成分が、50質量%以上のジフェニルメタンジイソシ
アネ−ト、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネ
−トおよび/またはそれらの変性物と、0〜50質量%
の他のポリイソシアネ−トからなり;前記ポリオ−ル成
分が、ポリオ−ル(a)中でビニル系モノマ−(b)を
重合させて得られる重合体ポリオ−ル(A)または、
(A)とポリオ−ル(B)とを含有するポリオ−ル成分
であり、ポリオ−ル(a)および/または(B)中に下
記ポリオ−ル(a1)、下記ポリオ−ル(a2)および
下記ポリオ−ル(a3)を含有し;発泡剤が水であり;
ポリオ−ル(a)および(B)の合計質量に基づいて、
(a1)が88〜98.5質量%、(a2)が1〜8質
量%、(a3)が0.5〜4質量%であることを特徴と
する前記方法。 ポリオ−ル(a1):平均官能基数2.5〜4であり、
水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、末端
オキシエチレン単位の含有量が10〜25質量%であ
り、内部オキシエチレン単位の含有量が0〜5質量%で
あり、オキシエチレン単位の合計量が10〜30質量%
であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ
−ル。 ポリオ−ル(a2):平均官能基数が2〜8であり、水
酸基価が300〜2000(mgKOH/g)であるア
ルキレン基の炭素数が2および/または3のポリアルキ
レンポリオ−ル。 ポリオ−ル(a3):平均官能基数が2〜6であり、水
酸基価が20〜130(mgKOH/g)であり、オキ
シエチレン単位の含有量が50〜80質量%であるポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ−ル。 - 【請求項2】 前記重合体ポリオ−ル(A)が、ポリオ
−ル(a1)中でビニル系モノマ−(b)を重合させて
得られる重合体ポリオ−ルである請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 ポリオ−ル成分中の(b)の重合体の含
量が、1〜20質量%である請求項1または2記載の方
法。 - 【請求項4】 ポリオ−ル(a)中でビニル系モノマ−
(b)を重合させて得られる重合体ポリオ−ル(A)ま
たは、(A)とポリオ−ル(B)とを含有するポリオ−
ル成分であり、ポリオ−ル(a)および/または(B)
中に下記ポリオ−ル(a1)、下記ポリオ−ル(a2)
および下記ポリオ−ル(a3)を含有し、ポリオ−ル
(a)および(B)の合計質量に基づいて、(a1)が
88〜98.5質量%、(a2)が1〜8質量%、(a
3)が0.5〜4質量%であるポリウレタンフォ−ム製
造用ポリオ−ル組成物。 ポリオ−ル(a1):平均官能基数2.5〜4であり、
水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、末端
オキシエチレン単位の含有量が10〜25質量%であ
り、末端オキシエチレン単位の含有量が0〜5質量%で
あり、オキシエチレン単位の合計量が10〜30質量%
であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ
−ル。 ポリオ−ル(a2):平均官能基数が2〜8であり、水
酸基価が300〜2000(mgKOH/g)であるア
ルキレン基の炭素数が2および/または3のポリアルキ
レンポリオ−ル。 ポリオ−ル(a3):平均官能基数が2〜6であり、水
酸基価が20〜130(mgKOH/g)であり、オキ
シエチレン単位の含有量が50〜80質量%であるポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ−ル。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか記載の方法によ
り得られる軟質ポリウレタンフォ−ムからなる車両用座
席の背もたれクッション。
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JP36198099A JP3523550B2 (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方法及びポリオ−ル組成物 |
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