JP2010121044A - 表面保護シートおよびその利用 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明によって提供される表面保護シート30は、少なくとも被着体表面に貼り付けられる主粘着剤層32を有する基部31と、前記基部31の被着体貼付面とは反対の背面側に積層されたアシスト部36であって、前記基部31の背面に剥離可能に付着したアシスト粘着剤層38と、該アシスト粘着剤層38の基部付着面とは反対の背面側に積層されたアシスト基材層37とを少なくとも有するアシスト部36とから構成される。
【選択図】図3
Description
即ち、このような曲面構造の被着体に対し、従来の表面保護シートは正確に貼り付き難く(換言すれば曲面追従性に乏しく)、皺や気泡が入りやすい。そのため、かかる皺や気泡の発生を防止するために、わざわざ皺の入りにくいサイズに表面保護シートを小さく分割して曲面構造の被着体に貼り付けるような煩雑な貼り付け方法が行われたり、或いはまた、シートの端に予め切れ目を形成しておき、貼付後に当該切れ目を利用して貼付時に生じた気泡を消滅させる後処理、貼付後に表面保護シートを加熱して軟化させることによって皺や気泡を消滅させる後処理、等が行われていた。このような煩雑な処理を行うことは、自動車ウインドウガラスのような曲面構造被着体に対して正確に表面保護シートを貼り付けることができる一方で作業性の低下につながる。
即ち、ここで開示される表面保護シートの好ましい一態様は、少なくとも被着体表面に貼り付けられる主粘着剤層を有する基部と、その基部の被着体貼付面とは反対の背面側に積層されたアシスト部であって、その基部の背面に剥離可能に付着したアシスト粘着剤層と該アシスト粘着剤層の基部付着面とは反対の背面側に積層されたアシスト基材層とを少なくとも有するアシスト部と、から構成される表面保護シートである。
このため、本構成の表面保護シートによると、被着体の表面の所定位置に表面保護シートを容易に且つ皺や気泡を除いて正確に貼り付けることができる。特に、本構成の表面保護シートは、自動車等の車両のウインドウガラス(例えば自動車のフロントウインドウガラスやリアウインドウガラス、二輪車の風防板)のような曲面構造の被着体の表面に容易に且つ正確に貼り付けることができる。
かかる構成の表面保護シートでは、主粘着剤層の背面側に支持基材層が設けられているため、貼付後の基部における機械的強度を良好に保持し得、特にアシスト部が剥離された後の基部(主粘着剤層)の形状安定性を向上させることができる。従って、本構成の表面保護シートによると、被着体の表面の所定位置に表面保護シートを容易に且つ正確に貼り付けることができることに加え、さらに、目的とする被着体の表面保護を長期にわたって安定的に行うことができる。
ここで「ヘイズ値(%)」とは、対象とするフィルム又はシート(ここでは表面保護シート)に可視光を照射したときの全透過光に対する拡散透過光の割合をいう。くもり価ともいう。ヘイズ値Th(%)は式:Th=Td/Tt(ここでTdは散乱光透過率、Ttは全光透過率である。)で表すことができる。
かかる構成の表面保護シートは、少なくとも基部が透明性(さらに好ましくはヘイズ値が3%以下、特に好ましくは2%以下となるような透明性)を有する。従って、本構成の表面保護シートによると、透明性が要求される被着体、例えば車両のウインドウガラスや風防板のように、表面保護シートの基部を貼り付けた状態で車両を移動させる場合があり得るような用途に好適に使用することができる。
そのような使用方法として好ましい一態様は、被着体の表面を表面保護シートにより保護する方法である。かかる表面保護方法は、(1).ここで開示されるいずれかの表面保護シートであって上記被着体の表面形状に適合する形状に調整された該表面保護シートを用意すること、(2).上記被着体の表面に上記用意された表面保護シートの主粘着剤層の少なくとも一部を付着させること、および、(3).上記主粘着剤層の少なくとも一部が被着体表面に付着した状態で、該被着体の表面形状に追従させつつ上記アシスト部の外表面側から表面保護シートを被着体に押し付けながら該表面保護シートを被着体表面に貼り付けること、を包含する。
特に、本発明によって提供される表面保護シートを使用することにより、車両に装備される少なくとも一部に曲面構造を有する板状部材(例えば車両のウインドウガラスや風防板)のような被着体の表面に対して、皺や気泡の発生を防いで容易に且つ正確に当該表面保護シートを貼り付けることができるため、このような曲面構造の被着体の表面を好ましく保護することができる。
この態様の表面保護方法において、被着体が車両に装備される少なくとも一部に曲面構造を有する板状部材(例えば自動車のウインドウガラスや風防板)である場合、典型的には、上記第1の表面保護形態は、該車両を所定期間保管している場合に適用し、上記第2の表面保護形態は、前記所定期間の終了後に該車両を自走又は運搬する場合に適用を開始する。
また、図面に記載の実施形態は、本発明を明瞭に説明するために模式化されており、製品として実際に提供される本発明の表面保護シートのサイズ・縮尺を正確に表したものではない。
典型的な一実施形態(第1実施形態)を図1に模式的に示す。この実施形態の表面保護シート10は、後述する自己粘着性シート材により好適に構成される主粘着剤層12からなる基部11を備える。また、該基部11(主粘着剤層12)の被着体貼付面12Aとは反対面である背面側に、アシスト部16が積層されている。図示するように、本実施形態に係るアシスト部16は、主粘着剤層12に剥離可能に付着したアシスト粘着剤層18と該アシスト粘着剤層18の基部付着面とは反対面である背面側に積層されたアシスト基材層17とを有している。かかる基部11(主粘着剤層12)とアシスト部16(アシスト基材層17+アシスト粘着剤層18)とを含めて成る三層構造の表面保護シート10は、ここで開示される表面保護シートに包含されるシンプルな構造の典型例である。
また、本実施形態において、用途(適用対象)に応じて異なり得るが、被着体表面(例えば自動車のウインドウガラス等のガラス板)と主粘着剤層12との間の接着力が、主粘着剤層12とアシスト粘着剤層18との間の接着力よりも高いことが好ましい。これにより、主粘着剤層12の被着体からの剥離を抑制しつつアシスト部16のみを基部11から剥離することができる。なお、本発明を特に限定するものではないが、接着力の一つの目安となり得る剥離強度は、この種の粘着テープにおいて一般に行われる方法(例えば90度剥離試験や180度剥離試験)により容易に測定することができる。
また、アシスト基材層17は、被着体への貼り付け作業に適する程度の厚さが好ましく、基部11の厚さと同等であるか或いは基部11よりも肉厚に設定することが好ましい。即ち、表面保護シート10を被着体に貼り付ける作業時に例えばスキージー等の器具を用いて表面保護シート10を傷つけることなく被着体方向に押し付けることを保証し得る厚さと強度を有することが好ましい。かかる機械的強度の保持と作業性の観点からは、典型的にはアシスト基材層17の厚さは15〜200μm程度であり、30〜150μm程度が好ましく、40〜100μm程度がさらに好ましい。アシスト粘着剤層18は、粘着剤の種類や粘着強度(接着力)に応じて適宜設定すればよく特に制限はないが、0.5〜30μmが適当であり、2〜25μmが好ましく、2〜20μm(例えば5〜20μm)がさらに好ましい。
先ず、表面保護シート10,20,30の基部11,21,31を構成する主粘着剤層12,22,32は、従来の表面保護シートに使用されるものと同様の材料によって形成することができる。
例えば、図1に示す第1実施形態のように、支持基材層を有しない主粘着剤層12は、いわゆる自己粘着性シート材により構成することができる。即ち、この場合は主粘着剤層12自体が支持基材層を兼ねることができる。かかる自己粘着性シート材としては、従来公知のポリ塩化ビニル樹脂、エチレン−オレフィン共重合体樹脂、プロピレン−オレフィン共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂、等を主体に構成される。
支持基材層23,33を構成する樹脂成分の好適例として、ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂(EVA)、アクリル樹脂等が挙げられる。このような樹脂の一種類を単独で含む樹脂材料からなる支持基材層であってもよく、二種以上の樹脂がブレンドされた樹脂材料からなる支持基材層であってもよい。ポリオレフィン樹脂を主成分とする支持基材層(すなわち、支持基材層を構成する樹脂成分のうちの主成分がポリオレフィン樹脂である支持基材層、典型的には、樹脂成分が実質的にポリオレフィン樹脂からなる支持基材層)が好ましい。上記ポリオレフィン樹脂は、α−オレフィンのホモポリマー(ポリエチレン、ポリプロピレン等);α−オレフィンのコポリマー(エチレン−プロピレンコポリマー等);一種または二種以上のα−オレフィンと他のビニルモノマーとのコポリマー(エチレン−エチルアクリレートコポリマー等);これらのブレンド物;等であり得る。支持基材層は単層であってもよく、二層又は三層以上の多層構造であってもよい。
例えば種々のポリオレフィン樹脂、典型的にはポリプロピレン系樹脂やポリエチレン系樹脂から成る単層構造、若しくは二層又は三層以上の多層構造の支持基材層が好ましい。ポリプロピレン系樹脂としては、プロピレンを成分とする種々のポリマーが挙げられる。例えば、プロピレンのホモポリマー、プロピレン(例えば96〜99.9モル%)にエチレン、ブテン等のモノマー(例えば0.1〜4モル%)をランダム共重合したランダムコポリマー(ランダムポリプロピレン)、プロピレン90〜99.9モル%にエチレン、ブテン等のモノマー0.1〜10モル%)をブロック共重合したブロックコポリマー(ブロックポリプロピレン:典型的には副生成物であるエチレン及び/又はプロピレンをゴム成分として含有する)が好適例として挙げられる。また、ポリプロピレンに多量のゴム成分を共重合させて得られるリアクターブレンドタイプ若しくは該ゴム成分を機械的に分散させることにより得られるドライブレンドタイプの熱可塑性オレフィン樹脂(TPO)や熱可塑性エラストマー(TPE)、或いは官能基を有するモノマーを共重合させたポリプロピレン系樹脂が他の好適例として挙げられる。
アシスト基材層17,27,37を構成する材料としては、上述したような貼付作業時の機械的強度を保証し得るような比較的硬度のある材料が好ましく、上述した支持基材層と同種の材料或いはセパレータと同種の材料を用いて構成することができる。例えば、セパレータに関して例示したポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンとポリプロピレンのブレンドフィルム、ポリブテンフィルム、ポリブタジエンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、塩化ビニル共重合体フィルム、PETフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリウレタンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム等をアシスト基材層の材料として好適に用いることができる。
例えば、紫外線吸収剤等の光安定剤や酸化防止剤を1種又は2種以上配合することによって、主粘着剤層及び/又はアシスト粘着剤層、延いては表面保護シート自体の耐候性を向上させることができる。好適な紫外線吸収剤の具体例として、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等が挙げられる。また、好適な光安定剤の具体例として、ヒンダードアミン系光安定剤、ベンゾエート系光安定剤等が挙げられる。また、好適な酸化防止剤の具体例として、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、リン系加工熱安定剤、ラクトン系加工熱安定剤、イオウ系耐熱安定剤等が挙げられる。
例えば、紫外線吸収剤等の光安定剤や酸化防止剤を1種又は2種以上配合することによって、支持基材層、延いては表面保護シート自体の耐候性を向上させることができる。好適な紫外線吸収剤の具体例として、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等が挙げられる。また、好適な光安定剤の具体例として、ヒンダードアミン系光安定剤、ベンゾエート系光安定剤等が挙げられる。また、好適な酸化防止剤の具体例として、アルキルフェノール類、アルキレンビスフェノール類、チオプロピオン酸エステル類、有機亜燐酸エステル類、アミン類、ヒドロキノン類、ヒドロキシルアミン類、等が挙げられる。
また、支持基材層の表面に対して、必要に応じて適当な表面処理、例えば、酸処理、アルカリ処理、プライマー処理、静電防止処理(塗布形式や蒸着形式等)、コロナ処理、プラズマ処理、紫外線処理を行うことができる。このような表面処理を行うことによって、対向する主粘着剤層あるいはアシスト粘着剤層との接合強度(剥離強度)を調整することができる。特に支持基材層のアシスト粘着剤層と対向する表面に対して、シリコーン処理、長鎖アルキル処理、フッ素処理等を行うことによって、アシスト粘着剤層からの剥離性を向上させる(即ちアシスト粘着剤層との接着力を低下させる)ことができる。
また、セパレータやアシスト基材層の表面に対して、必要に応じて適当な表面処理、例えば、酸処理、アルカリ処理、プライマー処理、静電防止処理(塗布形式や蒸着形式等)、コロナ処理、プラズマ処理、紫外線処理を行うことができる。このような表面処理を行うことによって、対向する主粘着剤層(セパレータの対向面)あるいはアシスト粘着剤層(アシスト基材層の対向面)との接合強度(剥離強度)を調整することができる。特にセパレータの主粘着剤層と対向する表面に対して、シリコーン処理、長鎖アルキル処理、フッ素処理等を行うことによって、主粘着剤層からの剥離性を向上させる(即ち主粘着剤層との接着力を低下させる)ことができる。
このような透明性に優れる表面保護シートは、例えば自動車のウインドウガラスや風防板の表面保護に好ましい。即ち、自動車等の車両は、保管や流通過程において、表面保護シートを貼り付けた状態のまま動かすことがあり、ヘイズ値が10%以下であるような透明性の表面保護シートはかかる用途に適する。なお、被着体に貼り付けられた表面保護シートからアシスト部を剥がした後に車両を動かすような場合には、透明性が要求されるのは基部のみであるため、アシスト部には透明性が要求されない。このような場合には、アシスト部は着色されていてもよい。
以下、図5を参照しつつ本発明の表面保護シートの被着体への貼付方法、換言すれば本発明の表面保護シートを使用した表面保護方法の好適な一態様を説明する。なお、図5では、上記第3実施形態に係る表面保護シート30(図3)を代表として用いて説明するが、他の実施形態の表面保護シート10,20も同様に使用し得ることは言うまでもない。
また、表面保護シート30の端部(例えばウインドウガラス横方向の両端部)に端末止め用の保護テープを使用してもよい。
これにより、図5の(d)に示すように、アシスト部36が無くなり透明な基部31のみが被着体Sの表面に貼り付いたままの状態で該被着体Sの表面を保護することができる(第2の表面保護形態)。かかる第2の保護形態は、所定期間の終了後に自動車を運搬又は自走(例えば大型トラックのような自走する以外に運搬が困難な車両)する場合に適用を開始することができる。
[(メタ)アクリル系ポリマーの調製]
攪拌バネ、温度計、窒素ガス導入管、冷却器を備えた反応容器に、2−エチルヘキシルアクリレート100質量部、ヒドロキシエチルアクリレート4質量部、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(キシダ化学(株)製品)0.2質量部、および適量の酢酸エチルを供給し、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入して容器内を窒素置換した。その後、容器内の液温を60℃付近に保ちつつ10時間の重合反応を行い、本実施例に係るアクリル系ポリマー(固形分50質量%)を得た。このアクリル系ポリマー(以下「ポリマーA」という。)の重量平均分子量は5.4×105、ガラス転移温度Tgは−68℃であった。
上記ポリマーA溶液の固形分100質量部に対し、架橋剤として芳香族ポリイソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製品:コロネート(登録商標)L)4質量部、添加剤としてジオクチルスズジラウレート0.02質量部を加えて均一に混合攪拌し、アクリル系粘着剤溶液を調製した。
ポリプロピレン層がランダムポリプロピレン(融点Tm:126℃)により構成され、ポリエチレン層がリニア低密度ポリエチレン(L−LDPE、融点Tm:100〜110℃)により構成されているポリプロピレン層/ポリエチレン層/ポリプロピレン層から成る三層構造のフィルム(厚さ:12μm/46μm/12μm=全厚さ70μm)を支持基材層として用意した。この三層構造フィルムの一方の表面に対して市販の装置を用いてコロナ放電照射処理を行った後、当該コロナ処理面に上記アクリル系粘着剤溶液を塗布した。次いで、該塗布物を80℃で2分間加熱し、乾燥後の厚さが20μmの主粘着剤層を形成した。
こうして得られた三層構造フィルムと粘着剤層とから成るシート(基部を構成する)のヘイズ値を市販の装置(ヘイズ・透過率計:HAZEMETER HM−150、(株)村上色彩技術研究所製品)を使用し、JIS K7136に準拠して測定した。その結果、得られたシートのヘイズ値は2.0%であった。
ポリプロピレン層がランダムポリプロピレン(融点Tm:126℃)により構成され、ポリエチレン層がリニア低密度ポリエチレン(L−LDPE、融点Tm:100〜110℃)により構成されているポリプロピレン層/ポリエチレン層から成る二層構造のフィルム(厚さ:20μm/20μm=全厚さ40μm)をアシスト基材層として用意した。この二層構造フィルムの一方の表面に対して市販の装置を用いてコロナ放電照射処理を行った後、当該コロナ処理面に重量平均分子量が約55万であるポリイソブチレン系粘着剤を塗布し、乾燥後の厚さが2μmのアシスト粘着剤層を形成した。
こうして得られた二層構造フィルムと粘着剤層とから成るシート(アシスト部を構成する)のヘイズ値を上記装置を使用し、JIS K7136に準拠して測定した。その結果、得られたシートのヘイズ値は1.8%であった。
シリコーン処理を施したPETフィルム(厚さ:25μm)を本実施例に係るセパレータとして採用した。即ち、シリコーン処理を施したPETフィルムを上記作製した基部の主粘着剤層に貼り合わせた。また、基部の支持基材層と上記アシスト部のアシスト粘着剤層とを貼り合わせた。
上記一連の処理により、五層構造の本実施例に係る表面保護シート(図3参照)を作製した。
重合度Pが1030であるポリ塩化ビニル(PVC)樹脂100質量部に対してフタル酸ジメチルヘキシル(DOP)20質量部を含む軟質塩化ビニルフィルム(厚さ:70μm)をアシスト基材層として使用した。而して、該アシスト基材層の片面に、アクリル共重合ポリマー(ブチルアクリレート/アクリロニトリル/アクリル酸の配合比=85/15/2.5、重量平均分子量Mw=800,000)100質量部、メラミン系架橋剤(ブタノール変性メラミンホルムアルデヒド樹脂)3質量部からなる粘着剤を塗布した。次いで、該塗布物を130℃で90秒加熱し、乾燥後の厚さが10μmのアシスト粘着剤層を形成した。
その他の構成要素、作製プロセスは実施例1と同様にして、五層構造の本実施例に係る表面保護シートを作製した。
ポリプロピレン層がランダムポリプロピレン(融点Tm:126℃)により構成され、ポリエチレン層がリニア低密度ポリエチレン(L−LDPE、融点Tm:100〜110℃)により構成されているポリプロピレン層/ポリエチレン層/ポリプロピレン層から成る三層構造のフィルム(厚さ:9μm/36μm/9μm=全厚さ54μm)を支持基材層として用意した。この三層構造フィルムの一方の表面に対して市販の装置を用いてコロナ放電照射処理を行った後、当該コロナ処理面に上記アクリル系粘着剤溶液を塗布した。次いで、該塗布物を80℃で2分間加熱し、乾燥後の厚さが10μmの主粘着剤層を形成した。
その他の構成要素、作製プロセスは実施例1と同様にして、五層構造の本実施例に係る表面保護シートを作製した。
アシスト部(アシスト基材層及びアシスト粘着剤層)の構成が実施例2である以外は、実施例3と同様にして、五層構造の本実施例に係る表面保護シートを作製した。
アシスト部(アシスト基材層及びアシスト粘着剤層)を含まないこと以外は、実施例1と同様にして、三層構造(即ち実施例1の基部とセパレータのみから成る)の本比較例に係る表面保護シートを作製した。
アシスト部(アシスト基材層及びアシスト粘着剤層)を含まないこと以外は、実施例3と同様にして、三層構造(即ち実施例3の基部とセパレータのみから成る)の本比較例に係る表面保護シートを作製した。
次に、上記作製した計6種類の表面保護シートを用いて各種評価試験を行った。即ち、自動車のフロントウインドウガラスを被着体として採用し、該被着体に対応させるため、各表面保護シートを500mm×1200mmのサイズにカットした。
而して、被着体のフロントウインドウガラスを水道水にて洗浄し、濡れた状態のウインドウガラスに上記サイズの表面保護シートの端部を貼り合わせて位置決めした。次いで、スキージーを表面保護シートの外表面側に当て、該スキージーを滑らせながら当該表面保護シートをウインドウガラスの表面形状に追従させつつガラスに押し当てていき、空気と水を押し出すようにして表面保護シート全体をガラス表面に貼り合わせた。
表中において、作業性に関して、貼付作業中にシートにカールや端部の折れ曲がりが全く発生しなかったものを○で示し、多少カールや折れ曲がりが生じたものを△で示す。
また、気泡抜け性に関して、貼り付け後の表面保護シートとガラスの間を観察し、気泡が殆ど認められないものを○で示し、小さい気泡が若干存在するものを△で示し、視界の妨げになる程度の大きな気泡が残存するものを×で示す。
また、皺の入り具合に関して、貼り付け後の表面保護シートを観察し、視界の妨げになる程度の皺が認められないものを○で示し、そのような皺が認められるものを×で示す。
また、擦り傷性に関して、貼り付け後の表面保護シートを観察し、スキージーの操作による傷が認められないものを○で示し、そのような傷が認められるものを×で示す。
これらの結果から、本発明によって提供される表面保護シートを使用することにより、作業性の向上と外観(質感)の向上、ならびに表面保護性能の向上が図れることが確かめられた。特に本発明の表面保護シートは、本実施例で採用した自動車のウインドウガラスのような三次元曲面構造の被着体に対して、気泡や皺が入らずに正確に且つ容易に貼り付けることができる。このため、貼付作業が簡素化され、気泡や皺の除去に従来行われていたシートの加熱処理や切り込み処理といった余計な加工工程を削減することができる。また、アシスト部を残したまま表面保護を行うことにより、表面保護シートの本体たる基部にゴミ(埃、鳥のフン等)が付着したり油で汚染されたりするのを防止することができる。また、傷や太陽光(紫外線)による劣化を防止し、基部の長寿命化を実現することができる。
11,21,31 基部
12,22,32 主粘着剤層
23,33 支持基材層
34 セパレータ
16,26,36 アシスト部
17,27,37 アシスト基材層
18,28,38 アシスト粘着剤層
S 被着体
Claims (7)
- 被着体の表面を保護する表面保護シートであって、
少なくとも前記被着体表面に貼り付けられる主粘着剤層を有する基部と、
前記基部の被着体貼付面とは反対の背面側に積層されたアシスト部であって、前記基部の背面に剥離可能に付着したアシスト粘着剤層と、該アシスト粘着剤層の基部付着面とは反対の背面側に積層されたアシスト基材層とを少なくとも有するアシスト部と、
から構成される、表面保護シート。 - 前記基部は、前記主粘着剤層の被着体貼付面とは反対の背面側に積層された支持基材層を備える、請求項1に記載の表面保護シート。
- 前記主粘着剤層の被着体貼付面側に剥離可能に積層されたセパレータをさらに備える、請求項1又は2に記載の表面保護シート。
- 少なくとも前記基部のヘイズ値が10%以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の表面保護シート。
- 被着体の表面を表面保護シートにより保護する方法であって、
請求項1〜4のいずれかに記載の表面保護シートであって前記被着体の表面形状に適合する形状に調整された該表面保護シートを用意すること、
前記被着体の表面に前記用意された表面保護シートの主粘着剤層の少なくとも一部を付着させること、および、
前記主粘着剤層の少なくとも一部が被着体表面に付着した状態で、該被着体の表面形状に追従させつつ前記アシスト部の外表面側から表面保護シートを被着体に押し付けながら該表面保護シートを被着体表面に貼り付けること、
を包含する、表面保護方法。 - 前記表面保護シートを被着体表面に貼り付けた状態で該被着体の表面を保護する第1の表面保護形態と、
前記第1の表面保護形態により所定期間経過後、前記被着体表面に貼り付いた状態の前記表面保護シートから前記アシスト部を引き剥がし、前記基部の少なくとも主粘着剤層が被着体表面に貼り付いたままの状態で該被着体の表面を保護する第2の表面保護形態と、
を包含する、請求項5に記載の表面保護方法。 - 前記被着体は、車両に装備される少なくとも一部に曲面構造を有する板状部材であり、
前記第1の表面保護形態は、該車両を所定期間保管している場合に適用し、
前記第2の表面保護形態は、前記所定期間の終了後に該車両を自走又は運搬する場合に適用を開始する、請求項6に記載の表面保護方法。
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