JP2015017147A - 乗物窓板用保護テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車その他の乗物の窓板の保護に適した乗物窓板用保護テープを提供する。
【解決手段】乗物の窓板に貼り付けられて該窓板を保護するための保護テープ10が提供される。その保護テープ10は、基材12と、基材12の一方の表面に設けられた粘着剤層14とを含む。粘着剤層14の厚さTAは1μm以上である。基材12の厚さTBは20μm以上300μm以下である。粘着剤層14の厚さTAは、粘着剤層14の厚さTAと基材12の厚さTBとの合計厚さ(TA+TB)の3%以上である。保護テープ10の幅は400mm以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車その他の乗物(vehicle)の窓板に貼り付けられて該窓板を保護するための乗物窓板用保護テープに関する。
自動車の保管や流通等の過程において、その外装塗膜を損傷や塵埃の付着等から守るために、該塗膜に塗膜保護シートを貼り付けて保護する技術が知られている。かかる目的に使用される塗膜保護シートは、一般に、非多孔質のプラスチックフィルム(基材)とその片面に設けられた粘着剤層とを有し、該粘着剤層を介して自動車の塗膜表面に接着されることで保護目的を達成し得るように構成されている。
自動車の窓板(典型的には窓ガラス)は、塗膜と同様に自動車の外部に露出しており、保管や流通過程において損傷等が生じ得る。例えば、自動車の移送中に路上の小石が跳ねて窓板に当たること(飛び石)等により、該窓板の一部に傷やひびが生じることがあり得る。自動車の窓板に傷やひびが生じると、該窓板の全面取替えを要する等、作業的、コスト的に大きな負担が発生し得る。このため近年では、自動車の保管や流通等の過程において該自動車の窓板を保護するための保護材が求められつつある。自動車の窓ガラスの外表面に貼り付けて該窓ガラスを保護するための粘着シートに関する技術文献として特許文献1〜3が挙げられる。
特開2007−84795号公報 特開2007−246589号公報 特開2010−121044号公報
しかし、このような需要があるにもかかわらず、自動車の保管や流通等の過程で窓板を保護するための粘着シートの利用は未だ広まっていない。その一因として、一般に自動車のフロントウィンドウガラス(windshield)やリアウィンドウガラスは複雑な三次元形状を有するため、その表面に二次元形状の粘着シートを適切に貼り付けることが困難であり、あるいは適切に貼り付けるための作業に手間や時間を要することが考えられる。粘着シートが窓板に適切に貼り付けられていないと、貼付け後の自動車を保管または移送する間に上記粘着シートが風に煽られて剥がれ本来の保護目的を果たせなくなる、貼付け時に生じたシワから雨水が入り込むことにより窓板に跡がついて商品価値が低下する、等の不都合が生じ得る。
また、自動車以外の乗物、例えば新幹線等の鉄道車両や航空機等においても同様に、その保管や流通等の過程における窓板の損傷を防止することが望まれる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その主要な目的は、自動車その他の乗物の窓板の保護に適した乗物窓板用保護テープを提供することである。
この明細書によると、乗物の窓板に貼り付けられて該窓板を保護するための乗物窓板用保護テープが提供される。この保護テープは、基材と、該基材の一方の表面に設けられた粘着剤層とを含む。上記保護テープは、典型的にはその幅が400mm以下である。上記粘着剤層の厚さTAは、好ましくは1μm以上である。上記基材の厚さTBは、好ましくは20μm以上300μm以下である。上記粘着剤層の厚さTAは、該粘着剤層の厚さTAと上記基材の厚さTBとの合計厚さ(TA+TB;典型的には保護テープ全体の厚さに相当する。)の3%以上であることが好ましい。
かかる構成の保護テープは、その幅の広さが制限されているので、三次元形状の窓板表面に対してもシワの発生を抑えて貼り付けやすい。また、このように幅の広さが制限されているので保護テープの取扱性がよい。保護テープの取扱性がよいことは、作業性の向上に役立ち、この作業性の向上を通じてシワの発生抑制にも寄与し得る。したがって、上記保護テープによると、より短い作業時間で適切な貼り付け状態を実現することができる。また、上記保護テープは、保護テープ全体の厚さ(TA+TB)のうち粘着剤層の厚さTAが一定以上の割合を占めるように設計されていることにより、該保護テープが貼り付けられる表面にある段差(先に窓板に貼り付けられた保護テープにより形成された段差であり得る。)に対する追従性の良いものとなり得る。すなわち、上記粘着剤層が変形することで段差の少なくとも一部を吸収する(埋める)ことができるので、上記段差において上記表面と保護テープとの間に過度な隙間が生じにくい。したがって、上記隙間から保護テープの貼付け範囲内への水の浸入を抑制して高度な保護性能を発揮することができる。粘着剤層の厚さTAが1μm以上、基材の厚さTBが300μm以下である構成によると、上記粘着剤層の粘着力により保護テープ全体を段差に沿って変形した状態に維持しやすいので、上記水の浸入を抑制する効果がよりよく発揮され得る。
ここに開示される保護テープは、1枚の窓板に対して2本以上の保護テープが貼り付けられる態様で好ましく使用され得る。かかる使用態様によると、上記幅の保護テープを2本以上組み合わせて用いることにより、各種のサイズや外形を有する窓板の任意の範囲を保護することができる。上記2本以上の保護テープは、隣り合う保護テープが部分的に重なり合うように貼り付けられることが好ましい。このことによって、保護テープの合わせ目(継ぎ目)からの水の浸入を防ぐことができる。また、上記保護テープは、該保護テープ全体の厚さ(TA+TB)のうち粘着剤層の厚さTAが一定以上の割合を占めるように設計されているので、上記保護テープ同士を部分的に重ね合わせて貼り付けても過度な隙間が生じにくく、該隙間からの水の浸入を抑制することができる。
ここに開示される保護テープは、例えば、2本以上の保護テープ(X)を、隣り合う保護テープ(X)が幅方向の一部で重なり合うように該幅方向に位置をずらして貼り付けて用いるための保護テープとして好適である。かかる使用態様によると、保護テープ(X)の使用本数や重ね合わせの程度に応じて、各種のサイズおよび外形を有する窓板の任意の範囲を効率よくかつ適切に保護することができる。
上記保護テープ(X)は、例えば、該保護テープ(X)の幅方向が窓板表面の上下方向となる向きで、該窓板の下辺側から上辺側へと順に貼り付けて用いられることが好ましい。かかる使用態様によると、下に貼り付けられる保護テープ(X)の背面と窓板表面との段差によって上に貼り付けられる保護テープ(X)と窓板表面との間に隙間が生じても、該隙間は窓板表面の上側に向いては開口しないため、該隙間から重力により水が浸入する事態は生じにくい。また、複数本の保護テープ(X)を窓板表面の一方向に(ここでは、窓板の下辺側から上辺側に)位置をずらして順に貼り付けることにより、貼付け作業を手際よく行うことができる。
ここに開示される保護テープは、上記保護テープ(X)に加えて保護テープ(Y)を、該保護テープ(Y)の幅方向の一部が上記保護テープ(X)の長手方向の端部と重なり、かつ該保護テープ(Y)の長手方向が上記保護テープ(X)の長手方向と交差するように貼り付けて用いるための保護テープとして好適である。かかる使用態様によると、保護テープ(X)同士を重ねて貼り付けることにより窓板との間に生じ得る隙間からの水の浸入をさらに高度に防止することができる。
乗物窓板用保護テープの一構成例を示す模式的断面図である。 部分的に重ねて貼り付けられた保護テープを示す模式的断面図である。 部分的に重ねて貼り付けられた保護テープを示す模式的断面図である。 部分的に重ねて貼り付けられた保護テープを示す模式的断面図である。 乗物窓板用保護テープの一使用形態例を示す模式的平面図である。 乗物窓板用保護テープの他の使用形態例を示す模式的平面図である。 乗物窓板用保護テープの他の使用形態例の一変形例を説明するための模式的平面図である。 乗物窓板用保護テープの他の使用形態例の他の変形例を説明するための模式的平面図である。 乗物窓板用保護テープの他の使用形態例のさらに他の変形例を説明するための模式的平面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
なお、以下の図面において、同様の作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明し、重複する説明は省略または簡略化することがある。また、図面に記載の実施形態は、本発明を明瞭に説明するために必要に応じて模式化されており、実際に使用される保護テープのサイズや縮尺を必ずしも正確に表したものではない。
ここに開示される乗物窓板用保護テープは、各種の乗物の窓板に貼り付けて使用され得る。ここでいう乗物(vehicle)の概念には、自動車(乗用車、トラック、バス、オート三輪、トラクター、雪上車、ブルドーザー、水陸両用車等を包含する。)、鉄道車両(新幹線等の電車、ディーゼル車、リニアモーターカー、ケーブルカー、モノレール、トロリーバス等を包含する。)、航空機(飛行機、ヘリコプター、エアクッション艇等を包含する。)、船舶(大型船舶、小型船舶、水上スクーター等を包含する。)等が含まれ得る。
上記窓板(window plateまたはwindow panel)とは、このような乗物の窓を構成する部材(窓部材)であって、通常は光透過性であり、典型的には透明な部材である。窓板の材質は特に限定されない。例えば、ガラス等の無機材料を主体とする窓板であってもよく、プラスチック等の有機材料を主体とする窓板であってもよい。ここで、無機材料を主体とする窓板とは、該窓板の50重量%超が無機材料により構成されている窓板をいう。同様に、有機材料を主体とする窓板とは、該窓板の50重量%超が有機材料により構成されている窓板をいう。ここに開示される技術の好ましい適用対象として、ガラス製の窓板、すなわち窓ガラスが例示される。ここでいう窓ガラスの概念には、1枚のガラス板からなる窓ガラスや、2枚のガラス板の間に有機材料製の中間膜を挟み込んだ複合材料(合わせガラス)からなる窓ガラス等が包含され得る。他の好ましい適用対象として、ポリカーボネート、アクリル樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、フェノール樹脂等の有機材料(典型的にはプラスチック材料)を主体とする窓板が例示される。
ここに開示される乗物窓板用保護テープは、乗物の組立て完了後に該乗物の窓板に貼り付けられるものに限定されず、最終的に乗物の窓板として機能する部材に貼り付けられるものであればよい。すなわち、ここに開示される乗物窓板用保護テープは、完成品または製造途中の乗物に組み付けられた窓板に貼り付けるためのものであってもよく、乗物に組み付けられる前の窓板に貼り付けるためのものであってもよい。
本明細書において、窓板の外端とは、この窓板が乗物に取り付けられておりかつ保護テープが貼り付けられていない状態において、その表面が外部に露出する領域の面方向の端をいう。したがって、例えば外周にウィンドウモールを装着して自動車のボディに取り付けられる窓板では、そのウィンドウモールに挟み込まれた領域とウィンドウモールから露出する領域との境界線が該窓板の外端となる。また、窓板表面の上下方向とは、その窓板が取り付けられた乗物の通常の姿勢を基準として、該窓板の表面に沿う上下方向を指す。
本明細書において、窓板に保護テープを適切に貼り付けるとは、該窓板の保護性能を発揮するために適した貼付状態を実現することをいう。例えば、保護テープの貼付け時に生じ得るシワの数や程度(長さ等)を軽減することは、上記適切な貼付状態を実現するために有効である。
ここに開示される乗物窓板用保護テープは、各種の乗物に具備される種々の窓板(例えば、自動車のフロントウィンドウ用窓板)に貼り付けられて、その表面(典型的には外表面)の一部の領域または全領域を保護する態様で利用され得る。乗物の窓板のうち上記保護テープを貼り付ける範囲(領域)は特に制限されない。例えば、窓板の表面のほぼ全範囲に貼り付けられる態様、窓板表面のうち特に損傷を受けやすい範囲(例えば、トラック等の大型車両の窓板において地面に近い側の部分)に選択的に貼り付けられる態様、等で好ましく利用され得る。
ここに開示される乗物窓板用保護テープは、典型的には、幅400mm以下の長尺状に構成されている。シワの発生防止および取扱性向上の観点から、上記保護テープの幅としては、350mm以下が好ましく、300mm以下がより好ましい。より高いシワ発生防止効果を得る観点から、上記保護テープの幅を250mm以下としてもよく、さらに200mm以下としてもよい。保護テープの幅の下限は特に制限されず、例えば50mm以上とすることができる。窓板の所望の範囲を効率よく被覆する観点から、通常は、保護テープの幅として70mm以上が適当であり、100mm以上が好ましく、120mm以上がより好ましく、150mm以上がさらに好ましい。
ここに開示される保護テープは、長手方向の各部における幅が一定であってもよく、部分的に異なってもよい。例えば、図8や図9に示す保護テープ24のように、長手方向の一部に他の部分に比べて相対的に広幅の部分(拡幅部242,244)が設けられていてもよい。
好ましい一態様では、保護テープの長手方向の各部における幅が一定である。このように幅が一定の保護テープは、該保護テープの生産性や汎用性の観点から好ましい。また、このような一定幅の保護テープは、長手方向に捲回された保護テープロールの形態で製造、保管、搬送等を好適に行うことができるので、製造コストの低減や取扱性向上の観点からも有利である。このような保護テープロールは、例えば、該ロールから巻き出した保護テープを窓板の外形やその保護範囲に応じて適宜の長さに切断し、その切断した保護テープを1本または必要に応じて2本以上組み合わせて上記窓板に貼り付けて使用することができる。このことによって高い汎用性が実現され得る。
ここに開示される乗物窓板用保護テープの典型的な断面構造の一例を、図1に模式的に示す。この保護テープ10は、基材12と、該基材12の一方の表面に設けられた粘着剤層14とを含む。
粘着剤層14の厚さTAは特に限定されない。窓板表面に対する接着性等の観点から、通常は粘着剤層の厚さTAを1μm以上とすることが適当であり、2μm以上とすることが好ましく、3μm以上とすることがより好ましく、5μm以上とすることがさらに好ましい。粘着剤層の厚さTAが大きくなるにつれて、段差を吸収する能力が上昇する傾向にある。粘着剤層の厚さTAの上限は特に制限されないが、通常は50μm以下とすることが適当であり、30μm以下とすることが好ましい。また、保護テープの透明性や貼付け作業性等の観点から、粘着剤層の厚さTAを20μm以下とすることが好ましく、15μm以下とすることがより好ましく、10μm以下とすることがさらに好ましい。より高い透明性や水抜け性を得る観点から、粘着剤層の厚さTAを10μm未満としてもよく、8μm未満としてもよく、さらには5μm未満としてもよい。
なお、粘着剤層の厚さTAは、1/10000ダイヤルゲージを用いた5点の測定値を算術平均することにより求めることができる。より具体的には、保護テープの総厚(粘着剤層と基材との合計厚さ、すなわちTA+TB)を1/10000ダイヤルゲージで5点測定した測定値の算術平均値から、該保護テープを構成する基材の厚さTBを1/10000ダイヤルゲージで5点測定した測定値の算術平均値を差し引くことにより、粘着剤層の厚さTAを求めることができる。
基材12の厚さTBは特に限定されず、例えば20μm〜300μm程度とすることができる。保護テープ10を重ね合わせて貼る場合における段差の高さを小さくして該段差において発生し得る隙間を小さくする観点から、通常は、基材の厚さTBは200μm以下が適当であり、150μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましく、80μm以下がさらに好ましい。一方、飛び石等の物理的衝撃による窓板の損傷を防止する性能や保護テープの取扱性等の観点から、基材の厚さTBは25μm以上が適当であり、30μm以上が好ましく、40μm以上がより好ましい。
ここに開示される保護テープは、粘着剤層の厚さTAが保護テープ全体の厚さ(TA+TB)の3%以上を占めるように構成されていることが好ましい。すなわち、ここに開示される保護テープは、0.03≦TA/(TA+TB)を満たすことが好ましい。このことを、図2〜4に示す模式図を参照しつつ説明する。
図2〜4は、図1に示す保護テープ10を適宜の長さに切断して作製された2本の保護テープ10A,10Bが、幅方向の一部を重ね合わせるようにして窓板50に貼り付けられた状態を示している。より具体的には、保護テープ10Aは、その幅方向の一端側(図中では保護テープ10Aの右端側)が窓板50の表面に直接貼り付けられている。保護テープ10Bは、その幅方向の他端側(図中では保護テープ10Bの左端側)の一部が、保護テープ10Aの背面に重ねて貼り付けられている。保護テープ10Bの幅方向の残りの部分は、保護テープ10Aと同様に、窓板50の表面に直接貼り付けられている。保護テープ10Aの背面と窓板50の表面との間には、図1に示す保護テープ10の厚さ(TA+TB)に相当する高さの段差が存在する。
ここで、保護テープ10Aの全体の厚さ(TA+TB)のうち粘着剤層14の厚さTAが3%以上を占める場合には、例えば図2に示すように、粘着剤層14の変形によって上記段差を吸収し、この部分に生じ得る隙間Sを比較的小さく抑えることができる。これに対して、保護テープ10Aの全体の厚さ(TA+TB)のうち粘着剤層14の厚さTAが3%より小さすぎる構成では、例えば図3に示すように、粘着剤層14の変形により上記段差を吸収する能力が低いため、隙間Sが大きくなってしまう。また、例えば図4に示すように基材12の厚さTBが大きすぎると、段差が高すぎるため粘着剤層14の変形によっては該段差を充分に吸収することができず、隙間Sが大きくなってしまう。図2に示すように隙間Sを小さくすることにより、この隙間Sが外部に開口する部分(保護テープ10A,10Bの長手方向の両端)から保護テープ10A,10Bの貼付け範囲内に雨水等が浸入する事象を効果的に抑制することができる。
このように段差を吸収して隙間Sを小さくするためには、粘着剤層の厚さTAが保護テープ全体の厚さ(TA+TB)に占める割合が4%以上であることが好ましく、5%以上であることがより好ましく、7%以上であることがさらに好ましい。より高い段差吸収性を実現する観点から、上記割合を10%以上とすることができ、12%以上としてもよく、さらに15%以上としてもよい。上記割合の上限は特に制限されず、例えば50%以下とすることができる。窓板保護テープとしての性能バランスや貼付け作業性等の観点から、通常は、上記割合を40%以下とすることが適当であり、35%以下とすることが好ましく、30%以下(例えば25%以下)とすることがより好ましい。
(使用態様例1)
ここに開示される保護テープの好ましい使用態様の一例を、図5を参照しつつ説明する。
図5は、ここに開示される乗物窓板用保護テープ21,22,23,24が貼り付けられた窓板50を備える乗物70の要部を示す模式的平面図である。ここでは、乗物70が自動車(乗用車等)であり、窓板50が上記自動車のフロントウィンドウ用の窓板(典型的には窓ガラス)である場合を例として説明する。
窓板50は、外表面側が凸曲面となった三次元形状に成形されており、その外周に装着されたウィンドウモール60を介して自動車70のボディの開口部に取り付けられている。保護テープ21,22,23,24の貼付けは、窓板50にウィンドウモール60を装着する前に行ってもよく、窓板50にウィンドウモール60を装着した後であって窓板50を自動車70に取り付ける前に行ってもよく、窓板50を自動車70に取り付けた後に行ってもよい。
この窓板50には、4本の保護テープ(保護テープ(X))21,22,23,24が、それらの保護テープの幅方向が窓板50の表面の上下方向となる向きで並べて貼り付けられている。保護テープ21,22,23,24は、一定幅の長尺状に形成された1本の保護テープがロール状に捲回された保護テープロールから該保護テープを巻き出し、適宜の長さに切断して用意されたものである。したがって、これらの保護テープ21,22,23,24は互いに同じ構成を有する。具体的には、保護テープ21,22,23,24は、例えば、幅W0が150mm〜300mmであり、粘着剤層の厚さTAが2μm〜15μmであり、基材の厚さTBが25μm〜100μmであり、かつTA/(TA+TB)が7%〜30%である。
保護テープ21,22,23,24は、隣り合う保護テープの幅方向の一部が重なり合うように、該幅方向に位置をずらして窓板50に貼り付けられている。より詳しくは、まず窓板50の下辺付近に保護テープ21を貼り付け、次いで、その保護テープ21の幅方向上側に位置をずらして保護テープ22を、保護テープ21の上辺側(幅方向上側)の一部に保護テープ22の下辺側の一部を重ねるようにして貼り付ける。同様にして、保護テープ23および保護テープ24をこの順で貼りつける。このように保護テープ21,22,23,24を窓板50の下辺側から上辺側へと順に並べて貼り付けることにより、図5に示す貼付け状態を実現することができる。
隣り合う保護テープの重ね合わせ幅W1は、例えば3mm以上とすることができる。貼付け作業性や水浸入防止性の観点から、通常は上記重ね合わせ幅W1を5mm以上とすることが適当であり、7mm以上とすることが好ましい。また、上記重ね合わせ幅W1は、保護テープの粘着剤層の厚さTAおよび基材の厚さTBとの厚さとの関係で(TA+TB)/TA×0.5[mm]以上とすることが好ましく、(TA+TB)/TA×1[mm]以上とすることがより好ましい。このことによって、例えば、下に貼り付けられた保護テープにより生じる段差に起因してその背面に貼り付けられた保護テープが該背面から浮き上がる事象が効果的に抑制され得る。重ね合わせ幅W1の上限は特に制限されないが、通常は100mm以下とすることが適当であり、70mm以下とすることが好ましく、50mm以下とすることがより好ましい。なお、重ね合わせ幅W1は、各保護テープ間で同じでもよく異なってもよい。例えば、保護テープ21,22の重ね合わせ幅W1と、保護テープ22,23の重ね合わせ幅W1とが異なっていてもよい。
保護テープ21,22,23,24は、いずれも幅W0が400mm以下であるので、三次元形状の窓板50に貼り付けてもシワが発生しにくい。したがって、かかるシワに起因する水の浸入を抑制することができる。また、このように幅W0が比較的狭いことにより取扱性が良いので、貼付け作業を効率よくかつ適切に行うことができる。そして、保護テープ21,22,23,24はいずれも上記のTA,TBおよびTA/(TA+TB)を満たすので、隣り合う保護テープを重ね合わせて貼り付けた箇所において、下に貼り付けられた保護テープ21,22,23の背面と窓板50の表面との段差を効果的に吸収し、上に貼り付けられた保護テープ22,23,24と窓板50の表面との間に生じ得る隙間Sを小さくすることができる。したがって、上記隙間Sから保護テープの貼付け範囲内への水の浸入が起こりにくく、高度の保護性能を発揮することができる。
なお、図5では保護テープ21,22,23,24の長さを全部同じ長さとしているが、保護テープ21,22,23,24の長さは、窓板50の外形等に合わせて互いに異ならせてもよい。例えば、窓板50の外形がその下辺側から上辺側に向かって横方向の長さが次第に短くなる形状である場合には、保護テープ21,22,23,24の長さをこの順に短くしてもよい。
(使用態様例2)
ここに開示される保護テープの好ましい使用態様の他の一例を、図6を参照しつつ説明する。
図6示す例では、図5と同様の窓板50に、保護テープ21,22,23,24および保護テープ(保護テープ(Y))31,32が貼り付けられている。なお、図6では窓板50の外端より内側の部分のみを示している。
保護テープ21,22,23,24は、使用態様例1と同様、幅W0が150mm〜300mmであり、粘着剤層の厚さTAが2μm〜15μmであり、基材の厚さTBが25μm〜100μmであり、かつTA/(TA+TB)が7%〜30%である保護テープがロール状に捲回された保護テープロールから該保護テープを巻き出し、適宜の長さに切断して用意されたものである。ただし、これらの保護テープ21,22,23,24の長さは、図5に示す例に比べて、各保護テープ21,22,23,24の長手方向の端から窓板50の外端までの間に距離をおいて貼り付け得るように設定されている。保護テープ31,32もまた、上記保護テープロールを巻き出し、適宜の長さに切断して用意されたものである。したがって、保護テープ21,22,23,24と保護テープ31,32とは、長さ以外の点では同一の構成を有する。
保護テープ21,22,23,24は、図5に示す例と同様、隣り合う保護テープの幅方向の一部が重なり合うように位置をずらして、窓板50の下辺側から上辺側へと順に並べて貼り付けられている。保護テープ21,22,23,24をこのように貼り付けた後に、それらを長手方向に横切るようにして保護テープ31,32が貼り付けられている。保護テープ31は、幅方向の一部を保護テープ21,22,23,24の長手方向の端部に重ねて、それらの保護テープ21,22,23,24の背面からその長手方向の一端(図6における左側端)を跨いで窓板50の表面に至るように貼り付けられている。これにより、保護テープ22,23,24と窓板50の表面との間に生じ得る隙間Sが外部に開口する部分を保護テープ31で塞ぎ、該隙間Sからの水の浸入をより高度に防止することができる。
また、保護テープ31の上端は、窓板50の最も上辺側に貼り付けられている保護テープ24の上辺よりも、さらに窓板50の上辺側に位置している。したがって、保護テープ31の幅方向の一部は、保護テープ24の背面からその上辺を跨いで窓板50の表面に至るように貼り付けられている。このことによって、保護テープ24の背面と窓板50の表面との段差により生じ得る隙間S2が窓板50の表面の上側に向いて開口することを防止し、この隙間S2への水の浸入を抑えることができる。
保護テープ32は、例えば、保護テープ21,22,23,24の長手方向の中央を基準として、保護テープ31と概ね対称に貼り付けることができる。
保護テープ21,22,23,24と保護テープ31,32との重ね合わせ幅W2は、例えば3mm以上とすることができる。貼付け作業性や水浸入防止性の観点から、通常は上記重ね合わせ幅W2を5mm以上とすることが適当であり、7mm以上とすることが好ましく、10mm以上とすることがより好ましい。また、上記重ね合わせ幅W2は、(TA+TB)/TA×0.5[mm]以上とすることが好ましく、(TA+TB)/TA×1[mm]以上とすることがより好ましく、(TA+TB)/TA×1.5[mm]以上とすることがさらに好ましい。このことによって、例えば、保護テープ21,22,23,24により生じる段差に起因して保護テープ31,32が保護テープ21,22,23,24の背面から浮き上がる事象が効果的に抑制され得る。W2の上限は特に制限されないが、通常は100mm以下とすることが適当であり、70mm以下とすることが好ましく、50mm以下とすることがより好ましい。
保護テープ31,32が保護テープ21,22,23,24の長手方向の一端からはみ出して窓板50の表面に直接貼り付けられる部分の幅(はみ出し幅)W3は、例えば3mm以上とすることができる。貼付け作業性や水浸入防止性の観点から、通常は上記はみ出し幅W3を5mm以上とすることが適当であり、7mm以上とすることが好ましく、10mm以上とすることがより好ましい。また、保護テープ21,22,23,24により生じる段差に起因して保護テープ31,32が窓板50の表面から浮き上がる事象を抑制する観点から、上記重ね合わせ幅W3は、(TA+TB)/TA×0.5[mm]以上とすることが好ましく、(TA+TB)/TA×1.0[mm]以上とすることがより好ましく、(TA+TB)/TA×1.5[mm]以上とすることがさらに好ましい。W3の上限は特に制限されないが、通常は100mm以下とすることが適当であり、70mm以下とすることが好ましく、50mm以下とすることがより好ましい。
保護テープ31,32が保護テープ24の上辺からはみ出して窓板50の表面に直接貼り付けられる部分の幅(はみ出し幅)W4は、例えば3mm以上とすることができる。貼付け作業性や水浸入防止性の観点から、通常は上記はみ出し幅W4を5mm以上とすることが適当であり、7mm以上とすることが好ましい。また、保護テープ24により生じる段差に起因して保護テープ31,32が窓板50の表面から浮き上がる事象を抑制する観点から、上記重ね合わせ幅W4は、(TA+TB)/TA×0.5[mm]以上とすることが好ましく、(TA+TB)/TA×1[mm]以上とすることがより好ましい。W4の上限は特に制限されないが、通常は100mm以下とすることが適当であり、70mm以下とすることが好ましく、50mm以下とすることがより好ましい。
なお、W2,W3およびW4の各々は、保護テープ31と保護テープ32とで同じであってもよく、異なっていてもよい。
図6に示す例では、保護テープ31,32の下端の位置を、窓板50の最も下側に貼り付けられる保護テープ21の下辺とほぼ同じ位置としている。すなわち、保護テープ31,32の下端は保護テープ21の下辺から下方にはみ出してはいない。したがって、保護テープ21の背面に保護テープ31,32が貼り付けられることで保護テープ31,32と窓板50との間に生じ得る隙間S2は、典型的には、保護テープ31,32の下端から外部に開口することとなる。この下向きの開口を利用して、保護テープ31,32の貼付け範囲内に水が滞留することを防止し得る。すなわち、仮に保護テープ24の上辺と窓板50との段差により生じる隙間S2に外部から水が浸入し(図6中の矢印R1)、その水が保護テープ21,22,23,24の長手方向の一端に回り込んで該一端沿いに保護テープ31,32範囲内を下方へと移動しても(図6中の矢印R2)、その水を保護テープ31,32の下端から外部に排出することができる(図6中の矢印R3)。このことによって、保護テープ31,32の貼付け範囲内に溜まった水が蒸発してウォータースポット等を生じる事象を回避することができる。
同様の効果は、図7に示すように、保護テープ31の下端の位置を保護テープ21の下辺よりもやや上方とすることによっても実現され得る。通常は、保護テープ31の下端が保護テープ21の下辺とその隣に貼り付けられる保護テープ22の下辺との間に位置するように貼り付けることが好ましい。
本例において、窓板50の最も上側に貼り付けられる保護テープ24の長手方向の端部には、例えば図8に示すように、保護テープ24の上辺が幅方向外側に拡がる拡幅部242が設けられていてもよい。拡幅部242を設けることにより、仮に保護テープ24の上に保護テープ31が貼り付けられることで生じ得る隙間S2に水が浸入しても(図8の矢印R1)、該水が保護テープ24の長手方向の一端に回り込みにくくなる。ここで、図8に示す拡幅部242は、保護テープ24の長手方向の一端に近づくにつれてその上辺が上方に反り返るアーチ形状に形成されているが、拡幅部の形状はこれに限定されない。例えば、保護テープ24の長手方向の一端に近づくにつれてその上辺が斜め上に直線状に拡がる傾斜形状の拡幅部であってもよい。あるいは、図9に示すような段差形状の拡幅部244であってもよい。
なお、図6に示す例では保護テープ21,22,23,24をこの順で窓板50に貼り付けた後に保護テープ31,32を貼り付けているが、まず保護テープ31,32を窓板50に貼り付けた後に保護テープ21,22,23,24を貼り付けてもよい。このように貼り付ける場合、保護テープ24の上辺が保護テープ31,32の上端よりも窓板50の上辺側に位置するように保護テープ21,22,23,24を貼り付けることが好ましい。さらに、保護テープ21,22,23の両端(左右端)はそれぞれ保護テープ31,32上に位置し、最も上側に貼り付けられる保護テープ24の両端は保護テープ31,32の外側端からはみ出して窓板50に直接貼り付けられるように、保護テープ21,22,23に比べて保護テープ24の長さを大きくしてもよい。
以下、ここに開示される乗物窓板用保護テープの構成材料や製造方法の好適例を説明するが、本発明の範囲を限定する意図ではない。
ここに開示される乗物窓板用保護テープの基材としては、プラスチックフィルムを好ましく用いることができる。ここでプラスチックフィルムとは、典型的には非多孔質のプラスチック膜を指し、織布や不織布とは区別される概念である。上記プラスチックフィルムは、単層構造であってもよく、二層または三層以上の多層構造であってもよい。透明性等の観点から、単層構造のプラスチックフィルムを好ましく採用し得る。
基材としてのプラスチックフィルム(以下、フィルム基材ともいう。)を構成する樹脂材料は特に限定されず、例えば、ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂等であり得る。これらは1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。2種以上の樹脂を組み合わせて用いる場合、それらの樹脂は、ブレンドして用いてもよく、別々に(例えば、多層構造のプラスチックフィルムにおいて互いに異なる層を構成する材料として)用いてもよい。
上記基材としては、耐候性や透明性等の観点から、上記樹脂材料の主成分がポリオレフィン樹脂であるフィルム基材を好ましく用いることができる。ここで、樹脂材料の主成分がポリオレフィン樹脂であるとは、該樹脂材料の50重量%超がポリオレフィン樹脂であることをいう。上記樹脂材料のうちポリオレフィン樹脂の割合は、70重量%以上が好ましく、90重量%以上がより好ましく、95重量%以上がさらに好ましい。好ましい一態様では、上記樹脂材料が実質的にポリオレフィン樹脂からなる。
上記ポリオレフィン樹脂の好適例として、ポリエチレン樹脂(PE)およびポリプロピレン樹脂(PP)が挙げられる。樹脂材料としてPEおよびPPの一方または両方を含むフィルム基材が好ましい。好ましい一態様では、フィルム基材に含まれる樹脂材料の75重量%以上がPPである。フィルム基材に含まれる樹脂材料の実質的に100重量%がPPであってもよい。上記樹脂材料がPPに加えて他の樹脂を含む場合、該他の樹脂は、PP以外のポリオレフィン、例えばPEであり得る。
上記PPは、プロピレンを成分とする種々のポリマー(プロピレン系ポリマー)であり得る。ここでいうプロピレン系ポリマーの概念には、例えば以下のものが包含される。
プロピレンのホモポリマー(ホモポリプロピレン)。例えばアイソタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン、アタクチックポリプロピレン。
プロピレンと他のα−オレフィンとのランダムコポリマー(ランダムポリプロピレン)。典型的には、プロピレンとエチレンおよび炭素数4〜10のα−オレフィンから選択される1種または2種以上とのランダムコポリマー。好ましくは、プロピレンを主モノマー(主構成単量体、すなわち単量体全体の50重量%超を占める成分をいう。以下同じ。)とするランダムコポリマー。例えば、プロピレン96〜99.9モル%と他のα−オレフィン(好ましくはエチレンおよび/またはブテン)0.1〜4モル%とのランダムコポリマー。
プロピレンに他のα−オレフィンをブロック共重合したコポリマー(ブロックポリプロピレン)。典型的には、プロピレンにエチレンおよび炭素数4〜10のα−オレフィンから選択される1種または2種以上をブロック共重合したコポリマー。プロピレンを主モノマーとするブロックポリプロピレンが好ましく、典型的には副生成物としてプロピレンおよび上記他のα−オレフィンのうち少なくとも1種を成分とするゴム成分をさらに含む。例えば、プロピレン90〜99.9モル%に他のα−オレフィン(好ましくはエチレンおよび/またはブテン)0.1〜10モル%をブロック共重合したポリマーと、副生成物としてプロピレンおよび他のα−オレフィンのうち少なくとも1種を成分とするゴム成分をさらに含むブロックポリプロピレン。
上記のようなプロピレン系ポリマーに多量のゴム成分を共重合させて得られるリアクターブレンドタイプの熱可塑性オレフィン樹脂(TPO)や熱可塑性エラストマー(TPE)。もしくは、該ゴム成分を機械的に分散させて得られるドライブレンドタイプのTPOやTPE。
重合性官能基に加えて別の官能基を有するモノマー(官能基含有モノマー)とプロピレンとのコポリマー、かかる官能基含有モノマーをプロピレン系ポリマーに共重合させたコポリマー。
フィルム基材を構成する樹脂材料は、このようなPPの1種または2種以上を含み得る。2種以上のPPを含む場合、それらのPPは、ブレンドして用いられていてもよく、別々に用いられていてもよい。それらのPPの使用量比(ブレンド比)に特に制限はない。
上記PEは、エチレンを成分とする種々のポリマー(エチレン系ポリマー)であり得る。上記エチレン系ポリマーは、エチレンのホモポリマーであってもよく、主モノマーとしてのエチレンに他のα−オレフィンを共重合させたものであってもよい。上記他のα−オレフィンの好適例としては、プロピレン、1−ブテン(分岐1−ブテンであり得る。)、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等の、炭素原子数3〜10のα−オレフィンが挙げられる。また、重合性官能基に加えて別の官能基を有するモノマー(官能基含有モノマー)とエチレンとのコポリマーや、かかる官能基含有モノマーをエチレン系ポリマーに共重合させたもの等であってもよい。エチレンと官能基含有モノマーとのコポリマーとしては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレンと(メタ)アクリル酸(すなわち、アクリル酸および/またはメタクリル酸)との共重合体が金属イオンで架橋されたもの、等が挙げられる。また、上記PEの例には、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)および直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が含まれる。
フィルム基材を構成する樹脂材料は、このようなPEの1種または2種以上を含み得る。2種以上のPEを含む場合、それらのPEは、ブレンドして用いられていてもよく、別々に用いられていてもよい。それらのPEの使用量比(ブレンド比)に特に制限はない。
上記フィルム基材には、必要に応じて、ラジカル捕捉剤や紫外線吸収剤等の光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤(染料、顔料等)、充填材、スリップ剤、アンチブロッキング剤等の、一般的な粘着シートにおいて基材として用いられるプラスチックフィルム(典型的には、保護テープのフィルム基材)に使用され得る公知の添加剤を適宜配合することができる。光安定剤の例としては、ベンゾトリアゾール類、ヒンダードアミン類、ベンゾエート類等を有効成分とするものが挙げられる。酸化防止剤の例としては、アルキルフェノール類、アルキレンビスフェノール類、チオプロピレン酸エステル類、有機亜リン酸エステル類、アミン類、ヒドロキノン類、ヒドロキシルアミン類等を有効成分とするものが挙げられる。このような添加剤は、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。添加剤の配合量は、一般的な粘着シートにおいて基材として用いられるプラスチックフィルムの通常の配合量と同程度とすることができる。
このようなフィルム基材は、従来公知の一般的なフィルム成形方法(押出成形、インフレーション成形等)を適宜採用して製造することができる。フィルム基材のうち粘着剤層が設けられる側の面(粘着剤層側表面)には、該粘着剤層との接着性を向上させるための処理、例えばコロナ放電処理、酸処理、紫外線照射処理、プラズマ処理、下塗剤(プライマー)塗付等の表面処理が施されていてもよい。フィルム基材のうち粘着剤層が設けられる側の表面とは反対側の面(背面)には、必要に応じて、帯電防止処理、剥離処理、撥水処理等の表面処理が施されていてもよい。
また、フィルム基材には、このフィルム基材を用いた保護テープの用途(車種、窓板の種類等)に関する情報や、上記保護テープの位置合わせ用の目印等が表示されていてもよい。上記目印は、例えば、2本以上の保護テープを部分的に重ねて貼り付ける場合における該保護テープ相互の位置あわせ、保護テープと窓板との位置合わせ等に役立つ目印であり得る。このような情報や目印は、印刷等の公知の手法により設けることができる。
粘着剤層を構成する粘着剤の種類は特に限定されず、例えばアクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤(天然ゴム系、合成ゴム系、これらの混合系等)、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ポリエーテル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤、フッ素系粘着剤等の公知の各種粘着剤から選択される1種または2種以上の粘着剤を含んで構成された粘着剤層であり得る。ここでアクリル系粘着剤とは、アクリル系ポリマーをベースポリマー(ポリマー成分のなかの主成分、すなわち50重量%を超えて含まれる成分)とする粘着剤をいう。ゴム系その他の粘着剤についても同様の意味である。耐候性や透明性等の観点から好ましい粘着剤層として、アクリル系粘着剤の含有割合が50重量%以上、より好ましくは70重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上である粘着剤層が挙げられる。アクリル系粘着剤の含有割合が98重量%超であってもよく、実質的にアクリル系粘着剤からなる粘着剤層であってもよい。
このようなアクリル系粘着剤(層)は、アクリル系ポリマーをベースポリマーとする粘着剤組成物を用いて形成することができる。該アクリル系ポリマーは、典型的には、アルキル(メタ)アクリレートを主モノマー(単量体全体の50重量%超を占める成分)として含み、該主モノマーと共重合性を有する副モノマーをさらに含むモノマー混合物の共重合体である。該モノマー混合物は、これら主モノマーおよび副モノマーに加えて、他の共重合成分を任意に含み得る。
なお、本明細書中において「(メタ)アクリレート」とは、アクリレートおよびメタクリレートを包括的に指す意味である。同様に、「(メタ)アクリロイル」はアクリロイルおよびメタクリロイルを、「(メタ)アクリル」はアクリルおよびメタクリルを、それぞれ包括的に指す意味である。
アルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば下記式(1)で表される化合物を好適に用いることができる。
CH=C(R)COOR (1)
ここで、上記式(1)中のRは水素原子またはメチル基である。また、Rは炭素原子数1〜20の鎖状アルキル基(以下、このような炭素原子数の範囲を「C1−20」と表すことがある。)である。粘着剤の貯蔵弾性率等の観点から、RがC1−14の鎖状アルキル基であるアルキル(メタ)アクリレートが好ましく、RがC1−10の鎖状アルキル基であるアルキル(メタ)アクリレートがより好ましく、Rがブチル基または2−エチルヘキシル基であるアルキル(メタ)アクリレートが特に好ましい。
上記C1−20の鎖状アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートとしては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、s−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート、ペンタデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、ノナデシル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらアルキル(メタ)アクリレートは、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。特に好ましいアルキル(メタ)アクリレートとして、n−ブチルアクリレート(BA)および2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)が挙げられる。
ここに開示される乗物窓板用保護テープは、典型的には、乗物の保管や流通過程において該乗物の窓板を保護する機能を果たした後、該窓板から剥離される態様で用いられる。このため、上記保護テープは、窓板に対して良好な再剥離性を示すことが好ましい。この良好な再剥離性は、例えば、窓板から保護テープを剥離する際に該窓板の表面に粘着剤等を残留させにくい性能として把握され得る。
主モノマーであるアルキル(メタ)アクリレートと共重合性を有する副モノマーは、アクリル系ポリマーに架橋点を導入したり、アクリル系ポリマーの凝集力を高めたりするために役立ち得る。アクリル系ポリマーの凝集力を高めることは、粘着剤の再剥離性の向上に有利に寄与し得る。副モノマーとしては、例えば以下のような官能基含有モノマー成分を、単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
カルボキシル基含有モノマー:例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のエチレン性不飽和モノカルボン酸;マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸等のエチレン性不飽和ジカルボン酸およびその無水物(無水マレイン酸、無水イタコン酸等)。
水酸基含有モノマー:例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類;ビニルアルコール、アリルアルコール等の不飽和アルコール類。
アミド基含有モノマー:例えば(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メチロールプロパン(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド。
アミノ基含有モノマー:例えばアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート。
エポキシ基を有するモノマー:例えばグリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル。
シアノ基含有モノマー:例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル。
ケト基含有モノマー:例えばジアセトン(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリレート、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、アリルアセトアセテート、ビニルアセトアセテート。
窒素原子含有環を有するモノマー:例えばN−ビニル−2−ピロリドン、N−メチルビニルピロリドン、N−ビニルピリジン、N−ビニルピペリドン、N−ビニルピリミジン、N−ビニルピペラジン、N−ビニルピラジン、N−ビニルピロール、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルオキサゾール、N−ビニルモルホリン、N−ビニルカプロラクタム、N−(メタ)アクリロイルモルホリン。
アルコキシシリル基含有モノマー:例えば3−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン。
上記副モノマーの量は、所望の凝集力が実現されるように適宜選択すればよく、特に限定されない。通常は、凝集力と粘着性とをバランス良く両立させる観点から、副モノマーの量は、アルキル(メタ)アクリレート100重量部に対して合計20重量部以下とすることが適当であり、15重量部以下とすることが好ましく、10重量部以下とすることがさらに好ましい。
また、アクリル系ポリマーの凝集力を高める等の目的で、上述した副モノマー以外の他の共重合成分を用いることができる。かかる共重合成分としては、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル系モノマー;スチレン、置換スチレン(α−メチルスチレン等)、ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物;シクロアルキル(メタ)アクリレート(シクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロペンチルジ(メタ)アクリレート等)、イソボルニル(メタ)アクリレート等の非芳香族性環含有(メタ)アクリレート;アリール(メタ)アクリレート(例えばフェニル(メタ)アクリレート)、アリールオキシアルキル(メタ)アクリレート(例えばフェノキシエチル(メタ)アクリレート)、アリールアルキル(メタ)アクリレート(例えばベンジル(メタ)アクリレート)等の芳香族性環含有(メタ)アクリレート;エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジエン、イソブチレン等のオレフィン系モノマー;塩化ビニル、塩化ビニリデン等の塩素含有モノマー;2−(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネート等のイソシアネート基含有モノマー;メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシ基含有モノマー;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等のビニルエーテル系モノマー;等が挙げられる。かかる他の共重合成分の量は、目的および用途に応じて適宜選択すればよく特に限定されないが、例えばアルキル(メタ)アクリレート100重量部に対して10重量部以下程度とすることが好ましい。
アクリル系ポリマーを得る方法は特に限定されず、溶液重合法、エマルション重合法、塊状重合法、懸濁重合法等の、アクリル系ポリマーの合成手法として一般的に用いられる各種の重合方法を適用して該ポリマーを得ることができる。また、上記アクリル系ポリマーは、ランダム共重合体であってもよく、ブロック共重合体、グラフト共重合体等であってもよい。生産性等の観点から、通常はランダム共重合体が好ましい。
上記アクリル系粘着剤組成物は、ベースポリマーとしての上記アクリル系ポリマーに加えて、架橋剤をさらに含むことができる。架橋剤の種類は特に制限されず、粘着剤分野で通常使用される各種架橋剤のなかから、例えば上記副モノマーの架橋性官能基の種類に応じて適宜選択して使用することができる。具体例としては、イソシアネート系架橋剤、シラン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、アジリジン系架橋剤、金属キレート系架橋剤等が挙げられる。粘着性と凝集力とのバランスの良い粘着剤層を形成しやすいことから、イソシアネート系架橋剤を好ましく使用し得る。上記粘着剤組成物に含まれる架橋剤の量は特に限定されず、所望の凝集力が得られるように設定することができる。通常は、上記アクリル系ポリマー100重量部に対して1〜10重量部(好ましくは1.5〜6重量部、より好ましくは2〜5重量部)とすることが適当である。
上記粘着剤組成物は、任意成分として、帯電防止剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、レベリング剤、可塑剤、充填材、着色剤(顔料、染料等)、分散剤、安定剤、防腐剤、老化防止剤、架橋促進剤、pH調整剤(典型的には酸または塩基)等の、粘着剤分野において一般的に使用される各種添加剤を含有することができる。かかる添加剤の配合量は、一般的な粘着シートにおける配合量と概ね同程度とすることができる。
なお、上記粘着剤組成物には、乗物窓板用保護テープの透明性や耐候性、窓板表面の非汚染性(再剥離性)等を考慮して、粘着付与剤を配合しないことが好ましい。
粘着剤層を基材上に設ける方法としては、粘着剤組成物を基材に直接付与(典型的には塗付)して硬化処理する方法(直接法);剥離性を有する表面(剥離面)に粘着剤組成物を付与して硬化処理することにより該表面上に粘着剤層を形成し、この粘着剤層を基材に貼り合わせて該粘着剤層を基材に転写する方法(転写法)等;を用いることができる。上記硬化処理は、乾燥(加熱)、冷却、架橋、追加の共重合反応、エージング等から選択される一または二以上の処理であり得る。例えば、溶媒を含む粘着剤組成物を単に乾燥させるだけの処理(加熱処理等)や、加熱溶融状態にある粘着剤組成物を単に冷却する(固化させる)だけの処理も、ここでいう硬化処理に含まれ得る。上記硬化処理が二以上の処理(例えば乾燥および架橋)を含む場合、これらの処理は、同時に行ってもよく、多段階に亘って行ってもよい。
粘着剤組成物の塗付は、例えばグラビアロールコーター、リバースロールコーター、キスロールコーター、ディップロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーター等の慣用のコーターを用いて行うことができる。架橋反応の促進、製造効率の向上等の観点から、粘着剤組成物の乾燥は加熱下で行うことが好ましい。該組成物が塗付される支持体の種類にもよるが、例えば凡そ40〜150℃程度の乾燥温度を採用することができる。乾燥後、架橋反応がさらに進むように40〜60℃程度で保持するエージング処理を施してもよい。エージング時間は、所望の架橋度や架橋反応の進行速度に応じて適宜選択すればよく、例えば12時間〜120時間程度とすることができる。
ここに開示される乗物窓板用保護テープは、窓板への貼付け前には、粘着剤層の表面上に剥離ライナーが配置された形態であり得る。上記剥離ライナーとしては、各種の紙(表面に樹脂がラミネートされた紙であり得る)、プラスチックフィルム等を特に限定なく用いることができる。剥離ライナーの厚みは特に限定されず、例えば凡そ5μm〜500μm(好ましくは凡そ10μm〜200μm、例えば凡そ30μm〜200μm)であり得る。該剥離ライナーの剥離面(粘着剤層の表面に接して配置される面)には、必要に応じて従来公知の剥離剤(例えば一般的なシリコーン系、長鎖アルキル系、フッ素系等の剥離剤)による剥離処理が施されていてもよい。上記剥離面の背面は剥離処理されていてもいなくてもよく、剥離処理以外の表面処理が施されていてもよい。
あるいは、ここに開示される乗物窓板用保護テープは、基材の背面が剥離面となっており、該背面に粘着剤層の表面を当接させるようにして長尺方向に捲回された保護テープロールとして構成されていてもよい。このような構成の保護テープロールでは、上記基材が剥離ライナーとしても機能するので、基材と別体の剥離ライナーの使用を省略できる。かかる構成とすることは、コスト削減や廃棄物量低減等の観点から好ましい。
ここに開示される乗物窓板用保護テープは、典型的には平面形状(二次元形状)であって、あらかじめ三次元形状に成形する手間をかけることなく、窓板表面の形状に沿わせて適切にかつ効率よく貼り付けることができる。すなわち、上記保護テープを窓板表面の形状に近づけるためにあらかじめ三次元形状に成形(例えば加熱成形)する操作は必要とされない。このような平面形状の保護テープは、保存性や持ち運び性等の観点から好ましい。
ここに開示される乗物窓板用保護テープの貼付けは、貼付け作業時において被着体の表面と粘着剤層との間に水を介在させる手法で行うことができる。例えば、窓板の表面に水(貼付水)を付与し、その窓板に保護テープを圧着しつつ上記貼付水を保護テープの貼付け範囲外に押し出す手法を好ましく採用し得る。このような貼付水を用いることにより、貼付け過程において、被着体表面に対する粘着剤層のすべり性を向上させ得る。このことによって、保護テープの貼付け時に生じるシワを防止または軽減することができ、該保護テープを適切に貼り付けることが容易となり得る。上記貼付水として使用する水に特に制限はなく、例えば水道水、イオン交換水等の任意の水を用いることができる。このような水に適量の界面活性剤を含有させた貼付水を用いてもよい。
ここに開示される乗物窓板用保護テープは、ヘイズ値が10%以下であることが好ましい。かかる保護テープは透明性に優れるため、該保護テープが窓板に貼り付けられた状態の乗物(例えば自動車)を搬送時に運転して移動させる事態にも適切に対応可能な視界を確保することができる。より良好な視界を得る観点から、上記保護テープのヘイズ値(%)としては、7%以下が好ましく、5%以下がより好ましく、3%以下がさらに好ましい。なお、保護テープの色は特に制限されない。例えば、ヘイズ値10%以下を満たす有色透明な保護テープであってもよく、無色透明な保護テープであってもよい。
ここで「ヘイズ値(%)」とは、対象とするフィルム、シートまたはテープに可視光を照射したときの全透過光に対する拡散透過光の割合をいう。くもり価ともいう。ヘイズ値(%)は、以下の式で表すことができる。ここで、Thはヘイズ値(%)であり、Tdは散乱光透過率、Ttは全光透過率である。
Th(%)=Td/Tt×100
特に限定するものではないが、上記保護テープは、60℃と10℃との間における加熱変化率(HE(60-10))が2.0%以下であることが好ましい。保護テープの加熱変化率(HE(60-10))は、以下の方法により測定することができる。
[加熱変化率(HE(60-10))測定]
保護テープの流れ方向(MD)を縦方向として、縦200mm、横200mmの正方形状の測定サンプルを用意する。その測定サンプルを23℃、50%RHの環境下に1時間放置した後、縦方向に約150mmの間隔を空けて標線を入れる。
上記測定サンプルを60℃の乾燥オーブン内に1時間保持した後、60℃の環境下にて、上記標線間の長さをノギスにて小数第1位まで測定する。
次いで、上記サンプルを10℃の環境下に1時間保持した後、10℃の環境下にて、上記標線間の長さをノギスにて小数第1位まで測定する。
加熱変化率(HE(60-10))は、60℃の環境下で測定された上記標線間の長さをL60、10℃の環境下で測定された上記標線間の長さをL10として、以下の式により算出される。
加熱変化率(HE(60-10))(%)=|(L60−L10)/L60|×100
ここで、保護テープの流れ方向(MD)とは、該保護テープを構成する基材(典型的にはフィルム基材)のMDに対応する方向をいう。
乗物(例えば自動車)の窓板に貼り付けられた保護テープは、その乗物が屋外で長期間保管されること等により、幅広い温度変化に曝され得る。加熱変化率(HE(60-10))が小さい保護テープは、温度変化に伴う膨張収縮が少ないので、貼付け後の浮きやシワの発生を防止しやすい。このことは、経時や温度変化に耐えて良好な貼り付け状態を維持する観点から好ましい。
かかる観点から、保護テープの加熱変化率(HE(60-10))は、1.7%以下であることがより好ましく、1.5%以下(例えば1.3%以下)であることがさらに好ましい。加熱変化率(HE(60-10))の下限は特に制限されない。例えば、上記加熱変化率(HE(60-10))が0.5%超であることが好ましく、0.7%以上であることがより好ましい。
特に限定するものではないが、上記保護テープは、23℃における引張弾性率(以下、単に引張弾性率ということもある。)が1800N/mm以下であることが好ましい。なお、ここに開示される乗物窓板用保護テープを構成する粘着剤層の引張弾性率は、該保護テープを構成する基材の引張弾性率に比べて極めて小さい。このため、ここでいう引張弾性率としては、基材の断面積当たりの値に換算した値を用いるものとする。保護テープの引張弾性率は、以下の方法により測定することができる。
[引張弾性率測定]
保護テープのMDを長さ方向として、幅25mm、長さ50mmの長方形状の測定サンプルを用意する。JIS K7127に基づいて、上記測定サンプルを室温(23℃)にて精密万能試験機オートグラフAG−IS(株式会社島津製作所製)により引張速度300mm/minの条件で延伸し、最大傾きを測定する。測定は2回づつ行い、それらの平均値を引張弾性率の値とする。
保護テープの引張弾性率が低くなると、該保護テープを曲面に沿って変形させやすくなる(曲面追従性が向上する)傾向にある。このことによって、保護テープを窓板の表面形状に沿わせて適切に貼り付けることが容易となり得る。かかる観点から、保護テープの引張弾性率は、1500N/mm以下であることがより好ましく、1300N/mm以下であることがさらに好ましい。引張弾性率の下限は特に制限されないが、上述した好ましい加熱変化率(HE(60-10))との両立を容易とする観点から、通常は400N/mm以上が適当であり、500N/mm以上が好ましく、600N/mm以上がより好ましい。保護テープの引張弾性率が高くなると、貼付け後の浮きやシワの発生を防止しやすくなる傾向にある。
特に限定するものではないが、上記保護テープとしては、23℃における5%伸張時の引張モジュラス(以下、5%モジュラスと略記する。)が7〜30N/20mmの範囲にあるものが好ましい。このような保護テープは、曲面追従性と取扱性とのバランスが良く、窓板の表面形状に沿わせて適切に貼り付けやすいものとなり得る。かかる観点から、保護テープの5%モジュラスとしては、7〜25N/20mmの範囲が好ましく、8〜20N/20mmの範囲がより好ましい。保護テープの5%モジュラスは、以下の方法により測定することができる。
[5%モジュラス測定]
保護テープのMD方向を長さ方向として、幅20mm、長さ130mmの帯状の測定サンプルを用意する。この測定サンプルを精密万能試験機オートグラフAG−IS(株式会社島津製作所製)にセットし、引張速度300mm/min、チャック間距離50mmの条件で室温(23℃)にて引張試験を行い、応力−歪み曲線を求める。上記幅20mmの測定サンプルの5%伸張時における応力値を23℃における5%モジュラスとする。
ここに開示される乗物窓板用保護テープは、上述したような各種の乗物において、その各部の窓板を保護する用途に利用され得る。上記乗物が自動車である場合、上記保護テープを用いて保護する窓板の好適例としてフロントウィンドウ用窓板およびリアウィンドウ用窓板が挙げられる。他の例として、サイドウィンドウ、クォーターウィンドウ、ステーショナリーウィンドウ等に用いられる窓板が挙げられる。ここに開示される保護テープの特に好ましい適用対象として、自動車のフロントウィンドウ用窓板が挙げられる。フロントウィンドウ用窓板は、自動車の窓板のなかでも面積が大きいことから小石等が当たる確率が高く、しかも自動車を使用する者の視界に入りやすく商品価値への影響が大きいためである。また、一般に乗用車は、バスやトラックに比べてデザイン性が高いこと等から、窓板の湾曲が大きくなる傾向にある。したがって、ここに開示される乗物窓板用保護テープは、乗用車の窓板(例えば、フロントウィンドウ用窓板、リアウィンドウ用窓板)に対して特に好ましく適用され得る。また、ここに開示される乗物窓板用保護テープは、表面形状が三次元形状となるように形成されている窓板に貼り付けられるための保護テープとして特に好適である。
10,10A,10B 乗物窓用保護テープ
12 基材
14 粘着剤層
21,22,23,24 保護テープ(保護テープ(X))
31,32 保護テープ(保護テープ(Y))
50 窓板
60 ウィンドウモール
70 自動車(乗物)
242,244 拡幅部

Claims (4)

  1. 乗物の窓板に貼り付けられて該窓板を保護するための保護テープであって、
    基材と、該基材の一方の表面に設けられた粘着剤層とを含み、
    前記粘着剤層の厚さTAは1μm以上であり、
    前記基材の厚さTBは20μm以上300μm以下であり、
    前記粘着剤層の厚さTAは、該粘着剤層の厚さTAと前記基材の厚さTBとの合計厚さ(TA+TB)の3%以上であり、
    前記保護テープの幅が400mm以下である、乗物窓板用保護テープ。
  2. 前記保護テープとして、2本以上の保護テープ(X)を、隣り合う前記保護テープ(X)が幅方向の一部で重なり合うように該幅方向に位置をずらして貼り付けて用いられる、請求項1に記載の乗物窓板用保護テープ。
  3. 前記保護テープ(X)は、該保護テープ(X)の幅方向が前記窓板表面の上下方向となる向きで、前記窓板の下辺側から上辺側へと順に貼り付けて用いられる、請求項2に記載の乗物窓板用保護テープ。
  4. 前記保護テープとしてさらに保護テープ(Y)を使用し、該保護テープ(Y)は、その幅方向の一部が前記保護テープ(X)の長手方向の端部と重なり、かつ該保護テープ(Y)の長手方向が前記保護テープ(X)の長手方向と交差するように貼り付けて用いられる、請求項2または3に記載の乗物窓板用保護テープ。
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