JP2023023326A - 皮膚貼付用両面粘着シート - Google Patents

皮膚貼付用両面粘着シート Download PDF

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Abstract

【課題】貼付物に対する密着性に優れる皮膚貼付用の両面粘着シートを提供する。【解決手段】皮膚貼付用両面粘着シート1は、基材層2と、基材層2の両面に設けられた粘着剤層3,4とを備える。一方の粘着面3aの、温度23℃、相対湿度50%における表面自由エネルギーは20mJ/m2未満である。他方の粘着面4aは皮膚に貼付する側である。皮膚貼付用両面粘着シート1の少なくとも一方向における破断応力は0.8N/mm2以上であることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は皮膚に貼付して用いられる両面粘着シートに関する。
医療分野やスポーツ分野、美容分野などにおいて、皮膚貼付用の粘着シートが使用されることがある。皮膚貼付用粘着シートには皮膚に対する密着性や安全性に優れることが求められる。皮膚貼付用粘着シートとしては、例えば、引用文献1~3に開示のものが知られている。例えば引用文献3には脳波測定用に用いるゲルシートが開示されている。
特開2020-128453号公報 特開2020-128454号公報 特開2021-24907号公報
近年、例えば人体の健康状態を把握すること等、ヘルスケア目的などにおいて、各種測定機器等の電子機器デバイスが人体の皮膚に貼り合わせて使用されることがある。電子機器デバイス等の貼付物を皮膚に貼り付ける際、両面粘着シートを使用することが考えられる。このような貼付物を皮膚に貼り付けるのに使用される両面粘着シートには、貼付物に対する密着性に優れることが求められる。
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、その目的は、貼付物に対する密着性に優れる皮膚貼付用の両面粘着シートを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、基材層を備える両面粘着シートであり、貼布物側の粘着面の表面自由エネルギーが特定の範囲内である皮膚貼付用両面粘着シートによれば、貼付物に対する密着性に優れることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて完成されたものである。
すなわち、本発明は、基材層と、上記基材層の両面に設けられた粘着剤層とを備え、一方の粘着面の、温度23℃、相対湿度50%における表面自由エネルギーは20mJ/m2未満であり、他方の粘着面は皮膚に貼付する側である、皮膚貼付用両面粘着シートを提供する。
上記皮膚貼付用両面粘着シートは、少なくとも一方向における破断応力が0.8N/mm2以上であることが好ましい。
上記皮膚貼付用両面粘着シートは、少なくとも一方向におけるヤング率が50MPa以下であることが好ましい。
上記一方の粘着面の、温度23℃、剥離速度50mm/分の条件で測定される、シリコーン樹脂基板に対する180°剥離強度は2N/20mm以上であることが好ましい。
上記皮膚貼付用両面粘着シートは、JIS K7136-1に準拠して測定される全光線透過率において、波長400~700nmにおける透過率の平均値が40%以上であり、且つ波長2000~2500nmの領域における透過率の平均値が40%以上であることが好ましい。
上記他方の粘着面の表面自由エネルギーは20~50mJ/m2であることが好ましい。
上記皮膚貼付用両面粘着シートの総厚さは1000μm未満であることが好ましい。
上記一方の粘着面を提供する粘着剤層と上記他方の粘着面を提供する粘着剤層とは、互いに種類の異なるベースポリマーを含むことが好ましい。
上記他方の粘着面を提供する粘着剤層はベースポリマーとしてアクリル系ポリマーを含むアクリル系粘着剤層であることが好ましい。
上記皮膚貼付用両面粘着シートは、電子機器デバイスを人体の皮膚に貼付する用途に用いられることが好ましい。
上記電子機器デバイスはフレキシブルデバイスであることが好ましい。
また、本発明は、上記皮膚貼付用両面粘着シートを備える電子機器デバイスを提供する。
本発明の皮膚貼付用両面粘着シートは、貼付物に対する密着性に優れる。
本発明の一実施形態に係る皮膚貼付用両面粘着シートの断面模式図である。
[皮膚貼付用両面粘着シート]
本発明の皮膚貼付用両面粘着シートは、一方の粘着面を貼付物に、他方の粘着面を皮膚にそれぞれ貼付して用いられる両面粘着シートである。なお、本明細書において、貼付物に貼付する側の粘着面を「粘着面A」、皮膚に貼付する側の粘着面を「粘着面B」とそれぞれ称する場合がある。また、粘着面Aを提供する粘着剤層を「粘着剤層A」、粘着面Bを提供する粘着剤層を「粘着剤層B」とそれぞれ称する場合がある。
上記皮膚貼付用両面粘着シートにおける上記一方の粘着面(粘着面A)の、温度23℃、相対湿度50%における表面自由エネルギーは20mJ/m2未満であり、好ましくは18mJ/m2以下である。上記表面自由エネルギーが20mJ/m2未満であることにより、粘着面Aの貼付物(特に表面自由エネルギーが低い貼付物)に対する密着性に優れる。
上記他方の粘着面(粘着面B)の、温度23℃、相対湿度50%における表面自由エネルギーは20~50mJ/m2が好ましく、より好ましくは20.5~40mJ/m2である。上記表面自由エネルギーが上記範囲内であると、粘着面Bの皮膚に対する密着性により優れる。
上記粘着面の表面自由エネルギーγは、次式:γ=γd+γp+γh;により表される値である。ここで、上記式中のγd、γpおよびγhは、それぞれ、表面自由エネルギーの分散成分、極性成分、および水素結合成分を表す。粘着面の表面自由エネルギーγは、水、ジヨードメタン、および1-ブロモナフタレンをプローブ液として用い、各プローブ液の接触角から北崎-畑式(日本接着協会誌、Vol.8, No.3, 1972, pp.131-141)に従って求めることができる。接触角の測定は、市販の接触角計を用いて行うことができる。接触角計としては、協和界面科学株式会社製の製品名「DMo-701」を使用することができる。測定には液滴法を用い、着滴1000ms後の液滴形状から接触角を測定する。後述の実施例においても同様の方法が採用される。
粘着面Aの、温度23℃、剥離速度50mm/分の条件で測定される、シリコーン樹脂基板に対する180°剥離強度は、2N/20mm以上であることが好ましく、より好ましくは2.5N/20mm以上、さらに好ましくは4N/20mm以上である。上記剥離強度が2N/20mm以上であると、粘着面Aの貼付物に対する密着性に優れる。
上記皮膚貼付用両面粘着シートは、基材層と、上記基材層の両面に設けられた粘着剤層とを少なくとも備える。具体的には、基材層と、粘着面Aを提供する粘着剤層と、粘着面Bを提供する粘着剤層とを少なくとも備える。
粘着面Aを提供する側に設けられた粘着剤層および粘着面Bを提供する側に設けられた粘着剤層は、それぞれ、単層であってもよいし、複層であってもよい。上記皮膚貼付用両面粘着シートが備える複数の粘着剤層は、同一の粘着剤層であってもよく、組成、厚さ、物性などが異なる粘着剤層であってもよい。
粘着剤層Aおよび粘着剤層Bは、互いに、同一の粘着剤層であってもよいし、厚さや物性、成分組成などが異なる粘着剤層であってもよい。中でも、粘着剤層Aおよび粘着剤層Bは、互いに、成分組成が異なる粘着剤層であることが好ましい。成分組成が異なる具体例としては、例えば、ベースポリマーの種類、ベースポリマーを構成するモノマー成分の組成(種類や構成単位の割合など)、ベースポリマー以外の成分組成などが異なることが挙げられる。
図1は、本発明の両面粘着シートの一実施形態を示す断面模式図である。図1に示すように、皮膚貼付用両面粘着シート1は、基材層2と、基材層2の一方の面に設けられた粘着剤層(粘着剤層A)3と、基材層2の他方の面に設けられた粘着剤層(粘着剤層B)4とを備える。粘着剤層3は貼付物に貼付する粘着面A(3a)を有し、粘着剤層4は皮膚に貼付する粘着面B(4a)を有する。粘着剤層3,4は、互いに成分組成が異なる粘着剤層である。
(基材層)
上記基材層は、皮膚貼付用両面粘着シートにおいて支持体として機能する要素である。上記基材層を備えることにより上記皮膚用両面粘着シートは取り扱い性に優れ、例えば貼付物を皮膚から剥離する際は容易に剥離することができる。上記基材層は、単層であってもよいし、同種または異種の基材の積層体であってもよい。
上記基材層を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂(例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン)、ポリプロピレン系樹脂(例えば、ランダム共重合ポリプロピレン、ブロック共重合ポリプロピレン、ホモポリプロレン)、ポリブテン、ポリメチルペンテン、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマー、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン-(メタ)アクリル酸エステル(ランダム、交互)共重合体、エチレン-ブテン共重合体、エチレン-ヘキセン共重合体等のポリオレフィン樹脂;エーテル系ポリウレタン、エステル系ポリウレタン、カーボネート系ポリウレタン等のポリウレタン;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル;ポリカーボネート;ポリイミド;ポリエーテルエーテルケトン;ポリエーテルイミド;アラミド、全芳香族ポリアミド等のポリアミド;ポリフェニルスルフィド;フッ素樹脂;ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン;トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース樹脂;シリコーン樹脂;ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル系樹脂;ポリ酢酸ビニル;ポリサルフォン;ポリアリレートなどが挙げられる。上記樹脂は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。なお、本明細書において、上記基材層には、両面粘着シートの使用(貼付)時に剥離される剥離ライナー(セパレータ)は含まれない。
上記基材層としては、例えば、プラスチック基材(例えばプラスチックフィルム)、紙、布、不織布等の多孔質材料、ネット、発泡シートなどが挙げられる。上記基材層としては、具体的には、例えば、ポリスチレン系の熱可塑性エラストマーフィルムや、例えばナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン等のプラスチックフィルム;セルロースなどの合成あるいは天然の有機高分子類からなる織布や不織布、編布、紙;これらのうちの二以上の積層体(布帛や紙同士の積層体、フィルムと布帛との積層体、プラスチックフィルムの積層体等)などが挙げられる。
上記基材層としては、中でも、透明性に優れる観点から、不織布、プラスチック基材が好ましい。上記プラスチック基材としては、ポリウレタン系基材、ポリプロピレン系基材、ポリエチレン系基材、エチレン-酢酸ビニル系基材、シリコーン系基材がより好ましい。特に、柔軟性(皮膚追従性)、適度な透湿性、引張強度などの観点から、ポリウレタン系フィルムが好ましく、特にポリエステル系ポリウレタンフィルムやポリエーテル系ポリウレタンフィルムを用いることが好ましい。柔軟性に優れると、貼付物としてのフレキシブルデバイスを皮膚に貼付した状態において皮膚の動きに対する追従性に優れる。
上記基材層は、充填剤(無機充填剤、有機充填剤等)、着色剤(顔料や染料)、分散剤(界面活性剤等)、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、可塑剤等の各種添加剤が配合されていてもよい。各種添加剤の配合割合は、上記基材層の総質量100質量%に対して、30重量%未満(例えば20重量%未満、典型的には10重量%未満)程度である。
上記基材層は、補助的な層を含むものであってもよい。上記補助的な層の例としては、上記基材層の表面に設けられた着色層、下塗り層、帯電防止層などが挙げられる。
上記基材層表面は、粘着剤層との密着性、保持性等を高める目的で、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、サンドマット加工処理、オゾン暴露処理、火炎暴露処理、高圧電撃暴露処理、イオン化放射線処理等の物理的処理;クロム酸処理等の化学的処理;コーティング剤(下塗り剤)による易接着処理等の表面処理が施されていてもよい。密着性を高めるための表面処理は、基材層の表面全体に施されていることが好ましい。
上記基材層の厚さは、柔軟性により優れる観点から、500μm以下であることが好ましく、より好ましくは250μm以下、さらに好ましくは50μm以下である。また、上記基材層の厚さは、支持体としての機能に優れ、取り扱い性により優れる観点から、1μm以上が好ましく、より好ましくは5μm以上である。
織布や不織布などの布帛や紙などを基材層とする場合には、坪量が8~200g/m2程度のものを用いることが好ましい。
(粘着剤層)
上記皮膚貼付用両面粘着シートは、粘着剤層Aおよび粘着剤層Bを少なくとも備える。上記皮膚貼付用両面粘着シートは、粘着剤層Aおよび粘着剤層B以外のその他の粘着剤層を、上記基材層と粘着剤層Aまたは粘着剤層Bとの間に備えていてもよい。
上記皮膚貼付用両面粘着シートが備える各粘着剤層を構成する粘着剤としては、特に限定されないが、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤(天然ゴム系、合成ゴム系、これらの混合系等)、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ポリエーテル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤、フッ素系粘着剤などが挙げられる。上記粘着剤は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
<粘着剤層A>
粘着剤層Aを構成する粘着剤としては、低い表面自由エネルギーを有する粘着剤層を容易に設計可能である観点から、シリコーン系粘着剤が好ましい。すなわち、粘着剤層Aは、シリコーン系粘着剤から構成されたシリコーン系粘着剤層であることが好ましい。
上記シリコーン系粘着剤としては、特に限定されず、公知乃至慣用のシリコーン系粘着剤から適宜選択することができる。上記シリコーン系粘着剤としては、例えば、過酸化物架橋型シリコーン系粘着剤(過酸化物硬化型シリコーン系粘着剤)、付加型シリコーン系粘着剤、縮合型シリコーン系粘着剤などが挙げられる。中でも、付加反応型シリコーン系粘着剤が好ましい。上記シリコーン系粘着剤は1液型、2液型のいずれであってもよい。上記シリコーン系粘着剤は、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
上記付加型シリコーン系粘着剤は、一般的に、ケイ素原子にビニル基等のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンとヒドロシリル基を有するオルガノポリシロキサンとを、塩化白金酸等の白金化合物触媒を用いて付加反応(ヒドロシリル化反応)させることによりシリコーン系ポリマーを生成させる粘着剤である。過酸化物硬化型シリコーン系粘着剤は、一般的に、オルガノポリシロキサンを過酸化物により硬化(架橋)させてシリコーン系ポリマーを生成させる粘着剤である。また、縮合型シリコーン系粘着剤は、一般的に、末端にシラノール基またはアルコキシシリル基等の加水分解性シリル基を有するポリオルガノシロキサン間の脱水または脱アルコール反応によりシリコーン系ポリマーを生成させる粘着剤である。
上記シリコーン系粘着剤は、例えば、シリコーンゴムとシリコーンレジンとを含有するシリコーン系粘着剤組成物が挙げられる。上記シリコーン系粘着剤は、さらに必要に応じて架橋剤、触媒(硬化剤)、充填剤、可塑剤、老化防止剤、帯電防止剤、着色剤(顔料や染料等)などの添加剤を含有していてもよい。
上記シリコーンゴムとしては、シリコーン系のゴム成分であれば特に限定されないが、例えば、ジメチルシロキサン、メチルフェニルシロキサン等を主な構成単位とするオルガノポリシロキサンを使用できる。また、反応の型に応じて、ケイ素原子に結合したアルケニル基を有するシリコーン系ゴム(アルケニル基含有オルガノポリシロキサン;付加反応型の場合)、メチル基を少なくとも有するシリコーン系ゴム(過酸化物硬化型の場合)末端にシラノール基または加水分解性のアルコキシシリル基を有するシリコーン系ゴム(縮合型の場合)などが挙げられる。なお、シリコーンゴムにおけるオルガノポリシロキサンの重量平均分子量は、例えば15万以上であり、好ましくは28万~100万、より好ましくは50万~90万である。
上記シリコーンレジンとしては、シリコーン系粘着剤に使用されているシリコーン系のレジンであれば特に限定されないが、例えば、構成単位「R3Si1/2」からなるM単位、構成単位「SiO2」からなるQ単位、構成単位「RSiO3/2」からなるT単位、および構成単位「R2SiO」からなるD単位からなる群より選択される少なくとも1種の単位を有する(共)重合体からなるオルガノポリシロキサンを含むシリコーンレジンなどが挙げられる。なお、上記構成単位におけるRは、炭化水素基またはヒドロキシ基を示す。上記炭化水素基としては、例えば、脂肪族炭化水素基(メチル基、エチル基等のアルキル基など)、脂環式炭化水素基(シクロヘキシル基等のシクロアルキル基など)、芳香族炭化水素基(フェニル基、ナフチル基等のアリール基など)などが挙げられる。上記M単位と、Q単位、T単位、およびD単位から選択された少なくとも1種の単位との割合(比)としては、例えば、前者/後者(モル比)=0.3/1~1.5/1(好ましくは0.5/1~1.3/1)程度であることが望ましい。このようなシリコーンレジンにおけるオルガノポリシロキサンには、必要に応じて、ビニル基等の各種官能基が導入されていてもよい。なお、導入される官能基は、架橋反応を生じることが可能な官能基であってもよい。シリコーンレジンとしては、M単位とQ単位からなるMQレジンが好ましい。シリコーンレジンにおけるオルガノポリシロキサンの重量平均分子量は、例えば1000以上であり、好ましくは1000~20000、より好ましくは1500~10000である。
シリコーンゴムとシリコーンレジンとの配合割合としては、特に限定されないが、例えば、シリコーンゴムの総量100質量部に対して、シリコーンレジンが100~220質量部、特に120~180質量部であることが好ましい。
なお、シリコーンゴムとシリコーンレジンとは、これらを含有するシリコーン系粘着剤組成物において単に混合されている混合状態であってもよく、互いに反応して、縮合物(特に部分縮合物)、架橋反応物、付加反応生成物等となっていてもよい。
また、シリコーンゴムとシリコーンレジンとを含有するシリコーン系粘着剤組成物では、架橋構造体とするために、通常、架橋剤を含んでいる。このような架橋剤としては、特に限定されないが、シロキサン系架橋剤(シリコーン系架橋剤)、過酸化物系架橋剤が挙げられる。架橋剤は一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
上記シロキサン系架橋剤としては、例えば、分子中にケイ素原子に結合している水素原子を2個以上有するポリオルガノハイドロジェンシロキサンを好ましく用いることができる。このようなポリオルガノハイドロジェンシロキサンにおいて、水素原子が結合しているケイ素原子には、水素原子以外に各種有機基が結合していてもよい。上記有機基としては、メチル基、エチル基等のアルキル基やフェニル基等のアリール基の他、ハロゲン化アルキル基などが挙げられる。中でも、合成や取り扱いの観点から、アルキル基、特にメチル基が好ましい。また、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンの骨格構造は、直鎖状、分岐状、環状のいずれの骨格構造を有していてもよいが、直鎖状が好ましい。
上記過酸化物系架橋剤としては、例えば、ジアシルパーオキサイド、アルキルパーオキシエステル、パーオキシジカーボネート、モノパーオキシカーボネート、パーオキシケタール、ジアルキルパーオキサイド、ハイドロパーオキサイド、ケトンパーオキサイドなどが挙げられる。より具体的には、例えば、過酸化ベンゾイル、t-ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイド、t-ブチルクミルパーオキサイド、ジ-t-ブチルパーオキサイド、2,5-ジメチル-2,5-ジ-t-ブチルパーオキシヘキサン、2,4-ジクロロ-ベンゾイルパーオキサイド、ジ-t-ブチルパーオキシ-ジイソプロピルベンゼン、1,1-ビス(t-ブチルパーオキシ)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、2,5-ジメチル-2,5-ジ-t-ブチルパーオキシヘキシン-3などが挙げられる。
上記付加型シリコーン系粘着剤としては、例えば、商品名「KR-3700」、商品名「KR-3701」、商品名「X-40-3237-1」、商品名「X-40-3240」、商品名「X-40-3291-1」(以上、信越化学工業株式会社製)が市販されている。また、上記過酸化物硬化型シリコーン系粘着剤として、例えば、商品名「KR-100」、商品名「KR-101-10」、商品名「KR-130」(以上、信越化学工業株式会社製)などが市販されている。
上記シリコーン系粘着剤層は、例えば、粘着剤層Aを形成するための粘着剤組成物を上記基材層または剥離ライナー上に塗布(塗工)し、得られた粘着剤組成物層を乾燥硬化させることや、上記粘着剤組成物を上記基材層または剥離ライナー上に塗布(塗工)し、得られた粘着剤組成物層に活性エネルギー線を照射して硬化させて製造することができる。また、必要に応じて、さらに、加熱乾燥してもよい。
上記活性エネルギー線としては、例えば、α線、β線、γ線、中性子線、電子線などの電離性放射線や、紫外線などが挙げられ、特に、紫外線が好ましい。また、活性エネルギー線の照射エネルギー、照射時間、照射方法などは特に限定されない。
なお、上記粘着剤組成物の塗布(塗工)には、公知のコーティング法を利用してもよい。例えば、グラビヤロールコーター、リバースロールコーター、キスロールコーター、ディップロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーター、コンマコーター、ダイレクトコーターなどのコーターが用いられてもよい。
粘着剤層Aの厚さは、例えば5~500μmであり、好ましくは50~200μmである。上記厚さが5μm以上であると、貼付物に対する密着性により優れる。上記厚さが500μm以下(特に、200μm以下)であると、両面粘着シートの厚さを薄くすることができる。
<粘着剤層B>
粘着剤層Bを構成する粘着剤としては、皮膚に対する密着性や安全性の観点から、アクリル系粘着剤が好ましい。すなわち、上記粘着剤層は、アクリル系粘着剤から構成されたアクリル系粘着剤層であることが好ましい。
上記アクリル系粘着剤層は、ベースポリマーとしてアクリル系ポリマーを含有する。上記アクリル系ポリマーは、ポリマーを構成するモノマー成分として、アクリル系モノマー(分子中に(メタ)アクリロイル基を有するモノマー)を含むポリマーである。すなわち、上記アクリル系ポリマーは、アクリル系モノマーに由来する構成単位を含む。なお、アクリル系ポリマーは、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
なお、本明細書において、ベースポリマーとは、粘着剤層に用いられるポリマー成分の中の主成分、例えば50質量%を超えて含まれるポリマー成分をいうものとする。上記アクリル系粘着剤層中のアクリル系ポリマーの含有割合は、アクリル系粘着剤層の総量100質量%に対して、60質量%以上が好ましく、より好ましくは70質量%以上である。
上記アクリル系ポリマーは、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを必須のモノマー成分として構成(形成)された重合体であることが好ましい。すなわち、上記アクリル系ポリマーは、構成単位として、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含むことが好ましい。なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、「アクリル」および/または「メタクリル」(「アクリル」および「メタクリル」のうち、いずれか一方または両方)を表し、他も同様である。
必須のモノマー成分としての上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、直鎖または分岐鎖状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましく挙げられる。なお、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
直鎖状または分岐鎖状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n-ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸s-ブチル、(メタ)アクリル酸t-ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸イソペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2-エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル(ラウリル(メタ)アクリレート)、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル(ステアリル(メタ)アクリレート)、イソステアリル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸ノナデシル、(メタ)アクリル酸エイコシルなどの炭素数が1~20の直鎖または分岐鎖状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙げられる。
直鎖状または分岐鎖状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、中でも、炭素数が6以上(好ましくは6~18)の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましい。上記炭素数が6以上(特に6~18)であると、皮膚に対する刺激性が比較的少なく、長時間の使用によっても粘着力の低下が起こりにくい。
上記アクリル系ポリマーは、ポリマーを構成するモノマー成分として、上記直鎖状または分岐鎖状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとともに、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な他のモノマー(共重合性モノマー)を含んでいてもよい。すなわち、上記アクリル系ポリマーは、構成単位として、共重合性モノマーを含んでいてもよい。上記共重合性モノマーは、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
上記共重合性モノマーとしては、例えば、カルボキシ基含有モノマー、ヒドロキシ基含有モノマー、エポキシ基含有モノマー、ケト基含有モノマー、アルコキシ基含有モノマー、スルホン酸基含有モノマー、リン酸基含有モノマー、ビニルエステル系モノマー、ビニルエーテル系モノマー、イソシアネート基含有モノマー、芳香族ビニル化合物、脂環式モノマー、芳香族性環含有(メタ)アクリレート、塩素含有モノマー、窒素含有モノマーなどが挙げられる。
粘着剤層Bは、必要に応じて、さらに、粘着付与樹脂、フィラー、架橋剤、架橋促進剤、老化防止剤、酸化防止剤、可塑剤、軟化剤、界面活性剤、帯電防止剤、表面潤滑剤、レベリング剤、光安定剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤、箔状物、防錆剤、着色剤(顔料や染料)などの添加剤を、本発明の効果を損なわない範囲で含有していてもよい。上記添加剤は、それぞれ、一種のみを使用してもよいし、二種以上を使用してもよい。
粘着剤層Bは、いずれの形態であってもよく、例えば、エマルジョン型、溶剤型(溶液型)、活性エネルギー線硬化型、熱溶融型(ホットメルト型)などであってもよい。中でも、生産性に優れる粘着剤層が得やすい点より、溶剤型、活性エネルギー線硬化型の粘着剤組成物が好ましい。
上記活性エネルギー線としては、例えば、α線、β線、γ線、中性子線、電子線などの電離性放射線や、紫外線などが挙げられ、特に、紫外線が好ましい。すなわち、上記活性エネルギー線硬化型粘着剤層は紫外線硬化型粘着剤層が好ましい。
アクリル系粘着剤層の作製方法は、特に限定されないが、例えば、上記アクリル系ポリマーを含む粘着剤(粘着剤組成物)を上記基材層または剥離ライナー上に塗布(塗工)し、得られた粘着剤組成物層を乾燥硬化させることや、上記粘着剤組成物を基材または剥離ライナー上に塗布(塗工)し、得られた粘着剤組成物層に活性エネルギー線を照射して硬化させることが挙げられる。また、必要に応じて、さらに、加熱乾燥してもよい。
上記粘着剤組成物は、公知乃至慣用の方法で作製することができる。例えば、溶剤型の粘着剤組成物は、上記アクリル系ポリマーを含有する溶液に、必要に応じて、添加剤を混合することにより、作製することができる。例えば、活性エネルギー線硬化型の粘着剤組成物は、上記アクリル系ポリマーを構成する単量体成分の混合物またはその部分重合物に、必要に応じて、添加剤を混合することにより、作製することができる。
なお、上記粘着剤組成物の塗布(塗工)には、公知のコーティング法を利用してもよい。例えば、グラビヤロールコーター、リバースロールコーター、キスロールコーター、ディップロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーター、コンマコーター、ダイレクトコーターなどのコーターが用いられてもよい。
溶剤型の粘着剤組成物の加熱乾燥温度は、40~200℃が好ましく、より好ましくは50~180℃、さらに好ましくは70~170℃である。乾燥時間は、適宜、適切な時間が採用され得るが、例えば5秒~20分であり、好ましくは5秒~10分、より好ましくは10秒~5分である。
活性エネルギー線照射により粘着剤層Bを形成する場合は、上記単量体成分から上記アクリル系ポリマーを製造するとともに、粘着剤層を形成することができる。上記単量体成分は、活性エネルギー線照射にあたり、事前に一部を重合してシロップにしたものを用いることができる。紫外線照射には、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプなどを用いることができる。
粘着剤層Bの厚さは、例えば10~200μmであり、好ましくは20~60μmである。上記厚さが10μm以上(特に20μm以上)であると、皮膚に対する追従性および密着性により優れる。上記厚さが200μm以下(特に60μm以下)であると、両面粘着シートの厚さを薄くすることができる。
(皮膚貼付用両面粘着シート)
上記皮膚貼付用両面粘着シートの厚さ(総厚さ)は、1000μm未満が好ましく、より好ましくは500μm以下、さらに好ましくは400μm以下である。上記厚さが1000μm未満であると、柔軟性に優れ、皮膚の動きに対する追従性により優れる。また、両面粘着シートの厚さを薄くすることができる。上記厚さは、40μm以上が好ましく、より好ましくは80μm以上、さらに好ましくは100μm以上、特に好ましくは130μm以上である。上記厚さが40μm以上(特に80μm以上)であると、貼付物および皮膚に対する密着性により優れる。なお、上記皮膚貼付用両面粘着シートの厚さは、粘着面Aから粘着面Bまでの厚さ、すなわち粘着体の厚さをいい、剥離ライナーを含まない。なお、本明細書において、粘着面Aおよび粘着面Bを両方の粘着面とする、粘着剤層A、上記基材層、および粘着剤層Bを含む構造物を「粘着体」と称する場合がある。
上記皮膚貼付用両面粘着シート(上記粘着体)の少なくとも一方向における破断応力は、0.8N/mm2以上であることが好ましく、より好ましくは1.0N/mm2以上、さらに好ましくは2.0N/mm2以上、特に好ましくは5.0N/mm2以上である。上記破断応力が0.8N/mm2以上であると、粘着剤層が延びた際に破断しにくく、貼付物としてのフレキシブルデバイスを皮膚に貼付した状態において皮膚の動きに対する追従性に優れる。上記破断応力は、サンプル形状をダンベル3号型とし、チャック間距離50mm、引張速度50mm/分の条件で、23℃、50%RHの環境下において測定された値である。特に、上記基材層のMD方向およびTD方向のうちの少なくとも一方向の破断応力が上記範囲内であることが好ましく、両方の破断応力が上記範囲内であることがより好ましい。
上記皮膚貼付用両面粘着シート(上記粘着体)の少なくとも一方向におけるヤング率は、50MPa以下であることが好ましく、より好ましくは15MPa以下、さらに好ましくは5MPa以下である。上記ヤング率が50MPa以下であると、貼付物としてのフレキシブルデバイスを皮膚に貼付した状態において皮膚の動きに対する追従性に優れる。上記皮膚貼付用両面粘着シート(上記粘着体)の少なくとも一方向におけるヤング率は、例えば0.5MPa以上である。上記ヤング率は、サンプル形状をダンベル3号型とし、チャック間距離50mm、引張速度50mm/分の条件で、23℃、50%RHの環境下において測定された値である。特に、上記基材層のMD方向およびTD方向のうちの少なくとも一方向のヤング率が上記範囲内であることが好ましく、両方のヤング率が上記範囲内であることがより好ましい。
上記皮膚貼付用両面粘着シート(上記粘着体)の少なくとも一方向における破断伸度は、50%以上であることが好ましく、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは90%以上である。上記破断伸度が50%以上であると、粘着剤層が延びた際に破断しにくく、貼付物としてのフレキシブルデバイスを皮膚に貼付した状態において皮膚の動きに対する追従性に優れる。上記破断伸度は、サンプル形状をダンベル3号型とし、チャック間距離50mm、引張速度50mm/分の条件で、23℃、50%RHの環境下において測定された値である。特に、上記基材層のMD方向およびTD方向のうちの少なくとも一方向の破断伸度が上記範囲内であることが好ましく、両方の破断伸度が上記範囲内であることがより好ましい。
上記皮膚貼付用両面粘着シート(上記粘着体)は、JIS K7136-1に準拠して測定される全光線透過率において、波長400~700nmにおける透過率の平均値が40%以上であることが好ましく、より好ましくは50%以上、さらに好ましくは80%以上である。上記透過率の平均値が40%以上であると、可視光の透過率が高く両面粘着シートの透明性に優れ、皮膚に貼付した際の視認性に優れる。
上記皮膚貼付用両面粘着シート(上記粘着体)は、JIS K7136-1に準拠して測定される全光線透過率において、波長2000~2500nmにおける透過率の平均値が40%以上であることが好ましく、より好ましくは50%以上、さらに好ましくは80%以上である。上記透過率の平均値が40%以上であると、赤外線の透過率が高く、光センシング機能に優れる。
上記皮膚貼付用両面粘着シートは、使用時まで、粘着剤層の表面(粘着面)に剥離ライナーが貼り合わせられていてもよい。なお、上記皮膚貼付用両面粘着シートにおける両面の各粘着面は、2枚の剥離ライナーによりそれぞれ保護されていてもよいし、両面が剥離面となっている剥離ライナー1枚により、ロール状に巻回される形態(巻回体)で保護されていてもよい。剥離ライナーは粘着剤層の保護材として用いられ、被着体に貼付する際に剥がされる。なお、剥離ライナーは必ずしも設けられなくてもよい。
上記剥離ライナーとしては、慣用の剥離紙などを使用でき、特に限定されないが、例えば、剥離処理層を有する基材、フッ素ポリマーからなる低接着性基材や無極性ポリマーからなる低接着性基材などが挙げられる。上記剥離処理層を有する基材としては、例えば、シリコーン系、長鎖アルキル系、フッ素系、硫化モリブデン等の剥離処理剤により表面処理されたプラスチックフィルムや紙などが挙げられる。上記フッ素ポリマーからなる低接着性基材におけるフッ素系ポリマーとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体、クロロフルオロエチレン-フッ化ビニリデン共重合体などが挙げられる。また、上記無極性ポリマーとしては、例えば、オレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等)などが挙げられる。なお、剥離ライナーは公知乃至慣用の方法により形成することができる。また、剥離ライナーの厚さも特に限定されない。
上記皮膚貼付用両面粘着シートは、貼付物に対する密着性に優れ、貼付物を皮膚(肌)に貼り付ける用途に使用される。上記貼付物としては、特に限定されないが、電子機器デバイスが挙げられる。上記皮膚貼付用両面粘着シートの粘着面Aはシリカやシリコーン樹脂などのケイ素原子含有物質に対する密着性に特に優れる観点から、上記貼付物としては、中でも、電子機器デバイスであることが好ましい。上記皮膚用両面粘着シートを電子機器デバイスに貼付することにより、上記皮膚用両面粘着シートを備える電子機器デバイスとすることができる。
また、上記皮膚用両面粘着シートは、皮膚および貼付物に対する密着性に優れ、且つ柔軟性に優れる場合、皮膚の動きに対する追従性に優れ、皮膚から剥がれ落ちにくい。このため、上記貼付物は、リジッドデバイス、セミフレキシブルデバイス、フレキシブルデバイスのいずれであってもよいが、フレキシブルデバイスが好ましい。また、上記皮膚は、人体の皮膚であることが特に好ましい。さらに、上記皮膚貼付用両面粘着シートは、透明性に優れ得るので、光センシング機能に優れる。
以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1
(シリコーン系粘着剤層の作製)
付加型のシリコーン系粘着剤(商品名「KR-3700」、信越化学工業株式会社製)をトルエンで希釈し、片面がシリコーン系剥離処理剤で剥離処理されている厚さ50μmのポリエステルフィルム(商品名「ダイアホイルMRS」、三菱ケミカル株式会社製)の剥離処理面に塗布して、140℃で8分加熱して乾燥し、厚さ100μmの粘着剤層(シリコーン系粘着剤層)を形成し作製した。
(両面粘着シート)
基材層の一方の面に粘着剤層が形成され、当該粘着剤層表面に剥離ライナーが積層された皮膚貼付用テープ(商品名「ST-276」、日東電工株式会社製)の基材層表面に、上記シリコーン系粘着剤層を貼り合わせた。このようにして、基材層の両面に、粘着剤層およびシリコーン系粘着剤層それぞれが積層され、さらに両方の粘着剤層にそれぞれ剥離ライナーが積層された両面粘着シートを作製した。
実施例2
皮膚貼付用テープ(商品名「ST-276」、日東電工株式会社製)に代えて皮膚貼付用テープ(商品名「ST-279」、日東電工株式会社製)を用いたこと以外は実施例1と同様にして両面粘着シートを作製した。
実施例3
皮膚貼付用テープ(商品名「ST-276」、日東電工株式会社製)に代えて皮膚貼付用テープ(商品名「ST-245」、日東電工株式会社製)を用いたこと以外は実施例1と同様に両面粘着シートを作製した。
実施例4
皮膚貼付用テープ(商品名「ST-276」、日東電工株式会社製)に代えて皮膚貼付用テープ(商品名「ST-2410」、日東電工株式会社製)を用いたこと以外は実施例1と同様に両面粘着シートを作製した。
比較例1
(ゴム系粘着剤層)
ベースポリマーとしての水添スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体(商品名「2563NS」、綜研化学株式会社製)をトルエンに溶解して、固形分濃度を25質量%に調整し、粘着剤組成物を作製した。この粘着剤組成物を片面がシリコーン系剥離処理剤で剥離処理されている厚さ38μmのポリエステルフィルム(商品名「ダイアホイルMRF」、三菱ケミカル株式会社製)の剥離処理面に塗布して、120℃で3分間加熱して乾燥し、厚さ50μmの粘着剤層(ゴム系粘着剤層)を形成し作製した。
(両面粘着シート)
シリコーン系粘着剤層に代えて上記ゴム系粘着剤層を用いたこと以外は実施例1と同様にして両面粘着シートを作製した。
比較例2
実施例1で作製した両面粘着シートを用いた。但し、後述の評価において、皮膚貼付用テープにおける粘着剤層およびシリコーン系粘着剤層の貼付対象が実施例1とは反対となるように用いた。
比較例3
(アクリル系粘着剤層)
アクリル酸ブチル(BA)40質量部、アクリル酸シクロヘキシル(CHA)40質量部、および4-ヒドロキシブチルアクリレート(4-HBA)20質量部、光重合開始剤としての2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オン(商品名「Ominrad 651」、IGM Resins B.V.社製)0.05質量部、および1-ヒドロキシシクロヘキシル-フェニル-ケトン(商品名「Ominrad 184」、IGM Resins B.V.社製)0.05質量部を混合し、窒素雰囲気下で紫外線を照射して部分重合物(モノマーシロップ)を作製した。得られたモノマーシロップにジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)(商品名「KAYARAD DPHA」、日本化薬株式会社製)0.1質量部を添加し、均一に混合して粘着剤組成物を調製した。
片面がシリコーン系剥離処理剤で剥離処理されている厚さ38μmのポリエステルフィルム(商品名「ダイアホイルMRF」、三菱ケミカル株式会社製)の剥離処理面に、上記で調製した粘着剤組成物を塗布して塗布層を形成した。次いで、上記塗布層の表面に、片面がシリコーンで剥離処理されている厚み38μmのポリエステルフィルム(商品名「ダイアホイルMRE」、三菱ケミカル株式会社製)を、当該フィルムの剥離処理面が上記塗布層側になるようにして被せた。これにより上記塗布層を酸素から遮断した。このようにして得られた塗布層を有するシートにケミカルライトランプ(株式会社東芝製)を用いて照度5mW/cm2の紫外線を360秒間照射することにより、上記塗布層を硬化させて厚さ50μmの粘着剤層(アクリル系粘着剤層)を形成し作製した。なお、上記照度の値は、ピーク感度波長約350nmの工業用UVチェッカー(商品名「UVR-T1」、株式会社トプコン製、受光部型式UD-T36)による測定値である。
(両面粘着シート)
シリコーン系粘着剤層に代えて上記アクリル系粘着剤層を用いたこと以外は実施例1と同様にして両面粘着シートを作製した。
<評価>
実施例および比較例で得られた粘着剤層および両面粘着シートについて、以下の評価を行った。結果を表に示す。
(1)表面自由エネルギー
実施例および比較例で作製した両面粘着シートにおける両方の粘着面について、水、ジヨードメタン、および1-ブロモナフタレンそれぞれの接触角を、接触角計(製品名「DMo-701」、協和界面科学株式会社製)を用いて測定した。そして、得られた接触角の値を用いて北崎-畑式に従って表面自由エネルギーを算出した。
(2)ヤング率、破断伸度
実施例および比較例で得られた両面粘着シートからダンベル3号形(JIS K6251に準拠、幅5mm)に打ち抜き、全ての剥離ライナーを剥がして粘着シートを露出させ、23℃、50%RHの環境下において、全ての剥離ライナーを剥がして粘着シートを露出させ、引張試験機(製品名「Autograph AG-10G型引張試験機」、株式会社島津製作所製)を用いてチャック間距離50mm、引張速度50mm/分の条件で、上記試験片が破断するまで試験片を引き伸ばして伸張試験を行った。そして、得られた変位と応力の結果からヤング率を算出した。また、試験片の初期チャック間距離を0%とし、試験片の破断時において初期チャック間距離から伸びた差分を初期チャック間距離で除した値を破断伸度とした。なお、上記伸張試験は、基材層のMD方向およびTD方向それぞれについて行った。
(3)破断応力
実施例および比較例で得られた両面粘着シートからダンベル3号形(JIS K6251に準拠、幅5mm)に打ち抜き、全ての剥離ライナーを剥がして粘着シートを露出させ、長手方向にチャック間50mmにて引張試験機「オートグラフ AG-I」(株式会社島津製作所製)にセットし、引張速度50mm/分にて破断するまで伸長し、荷重(破断応力)を測定した。
(4)透過率
実施例および比較例で得られた両面粘着シートから全ての剥離ライナーを剥離し、両面粘着シートの厚さ方向の全光線透過率を紫外可視近赤外分光光度計(装置名「SolidSpec」、株式会社島津製作所社製)を用いて測定した。そして、波長400~700nmにおける平均透過率および波長2000~2500nmにおける平均透過率をそれぞれ算出した。
(5)貼付物側粘着面の密着性
23℃、50%RHの測定環境下において、実施例および比較例で得られた両面粘着シートの皮膚側の粘着面(表1参照)に厚さ25μmのPETフィルムを貼り付けて裏打ちし、幅20mm、長さ100mmのサイズにカットして測定サンプルを作製した。作製した測定サンプルにつき、23℃、50%RHの環境下にて、上記測定サンプルの貼付物側の粘着面(表1参照)をシリコーンゴムシート(商品名「QP1-70」、ダウ・東レ株式会社製)に2kgのローラを1往復させて圧着した。これを同環境下に30分間放置した後、3連引張試験機(製品名「AG-X plus」、株式会社島津製作所製)を使用して、JIS Z0237:2000に準じて、引張速度50mm/分、剥離角度180°の条件で、180°剥離強度を測定した。
(6)皮膚側粘着面の密着性
実施例および比較例で得られた両面粘着シートを幅50mm×長さ50mmの矩形状に裁断し、貼付物側の粘着面には、厚さ5μmのPETフィルムを貼り付けて裏打ちし、皮膚側の粘着面をボランティア5人の前腕部に貼着した。この状態で、室温で3時間経過した際の、両面粘着シート端部の浮き具合を以下の3段階で評価した。その結果、実施例1~4は全て3であった。
(浮きの具合)
3:浮きなし、2:端部に若干浮きあり、1:半分以上浮きあり
Figure 2023023326000002
表1に示すように、本発明の皮膚貼付用両面粘着シートは、貼付物に対する密着性および皮膚に対する密着性に優れることが確認された。また、皮膚に対する密着性および柔軟性にも優れ、皮膚の動きに対する追従性にも優れるものと推定される。一方、貼付物を貼り合わせる側の粘着面の表面自由エネルギーが大きい場合(比較例)、貼付物に対する密着性に劣っていた。
1 両面粘着シート
2 基材層
3,4 粘着剤層
3a 粘着面A
4a 粘着面B

Claims (12)

  1. 基材層と、前記基材層の両面に設けられた粘着剤層とを備え、
    一方の粘着面の、温度23℃、相対湿度50%における表面自由エネルギーは20mJ/m2未満であり、
    他方の粘着面は皮膚に貼付する側である、皮膚貼付用両面粘着シート。
  2. 少なくとも一方向における破断応力は0.8N/mm2以上である請求項1に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  3. 少なくとも一方向におけるヤング率は50MPa以下である請求項1または2に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  4. 前記一方の粘着面の、温度23℃、剥離速度50mm/分の条件で測定される、シリコーン樹脂基板に対する180°剥離強度は2N/20mm以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  5. JIS K7136-1に準拠して測定される全光線透過率において、波長400~700nmにおける透過率の平均値は40%以上であり、且つ波長2000~2500nmの領域における透過率の平均値は40%以上である、請求項1~4のいずれか1項に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  6. 前記他方の粘着面の表面自由エネルギーは20~50mJ/m2である請求項1~5のいずれか1項に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  7. 総厚さは1000μm未満である請求項1~6のいずれか1項に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  8. 前記一方の粘着面を提供する粘着剤層と前記他方の粘着面を提供する粘着剤層とは、互いに種類の異なるベースポリマーを含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  9. 前記他方の粘着面を提供する粘着剤層はベースポリマーとしてアクリル系ポリマーを含むアクリル系粘着剤層である請求項1~8のいずれか1項に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  10. 電子機器デバイスを人体の皮膚に貼付する用途に用いられる請求項1~9のいずれか1項に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  11. 前記電子機器デバイスはフレキシブルデバイスである請求項10に記載の皮膚貼付用両面粘着シート。
  12. 請求項1~12のいずれか1項に記載の皮膚貼付用両面粘着シートを備える電子機器デバイス。
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