JP2010117434A - ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】被着体から意図せずに離脱しにくい構成としながらも、その一部を容易にかつ被着体を汚すことなく被着体から離脱する。
【解決手段】ミシン目24を介して折り畳み可能に連接した2つの配送ラベル貼着部21a,21bを具備し、ミシン目24にて折り畳まれた場合に内側となる面に、粘着剤40と剥離剤50とが折り畳み状態にて互い違いとなるように交互に配列された貼着シート20と、貼着シート20がミシン目24にて折り畳まれた場合に、配送ラベル貼着部21a,21bの外側となる面に剥離可能に貼着された表面シート10とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品等の被着体に貼着可能なラベルに関し、特に、使用前の状態において剥離紙を不要とするラベルに関する。
従来より、配送物を配送する場合、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記載された配送ラベルが用いられている。このような配送ラベルは、上述したような配送情報が印字あるいは記入され、裏面に塗布された粘着剤によって配送物に貼着されて使用される。このような配送ラベルは、裏面に粘着剤が塗布されているため、配送物に貼着される前の状態においては、粘着剤が塗布された面に剥離紙が剥離可能に貼着されており、配送物に貼着される際に剥離紙が剥離され、表出した粘着剤によって配送物に貼着されることになる。そして、配送物が配送先に配送された後、配送物に貼着された配送ラベルの一部が配送ラベルから分離され、配送業者等にて持ち帰られることになる。
このように、配送物に貼着される前の状態において剥離紙が剥離可能に貼着されているため、配送物に貼着される際に剥離紙によるごみが生じてしまう。そこで、剥離紙を不要とした配送ラベルが、例えば特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された配送ラベルは、4つの区分からなり、1枚の用紙を折り重ねて形成されるものであって、4つの区分の裏面には、折り重ねた場合に粘着剤と剥離剤とが齟齬した状態で重なるように塗布されており、配送物に貼着される前の状態においては、この粘着剤と剥離剤とが齟齬した状態で重なるように折り重ねられ、配送物に貼着される際に見開かれ、裏面に塗布された粘着剤によって配送物に貼着されることになる。それにより、剥離紙を不要とすることができる。また、4つの区分のうち配送物が配送先に届けられた際に配送ラベルから分離する区分を剥離剤が塗布された部分とすることにより、配送物が配送先に配送された後、配送物に貼着された配送伝票の一部が配送ラベルから容易に分離することができる。
実用新案登録第3120174号公報参照
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたものにおいては、4つの区分からなる配送伝票において、4つの区分の裏面に、折り重ねた場合に粘着剤と剥離剤とが齟齬した状態で重なるように塗布されており、4つの区分のうち配送物が配送先に届けられた際に配送ラベルから離脱する区分を剥離剤が塗布された部分とされているため、配送物に貼着された状態では、粘着剤によって配送物に貼着されていない区分が存在し、配送途中においてその区分と配送物との間に手や物が入り込んで配送ラベルが意図せずに配送物から剥離してしまう虞れがある。
また、配送物が配送先に配送された後にその一部を配送ラベルから分離する際、分離した部分の配送物が表出するため、配送業者が軍手等をしている場合、軍手等の汚れが配送物に付着してしまう虞れがある。
また、4つの区分のうち粘着剤が塗布された区分は配送物から容易に剥離することができないため、その区分に個人情報等が印字あるいは記入されていると、配送物が収容された箱をごみとして廃棄する場合、配送ラベルに印字あるいは記入された個人情報が漏洩してしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、被着体から意図せずに離脱しにくい構成としながらも、その一部を容易にかつ被着体を汚すことなく被着体から離脱することができるラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
折り部を介して折り畳み可能に連接した第1の領域と第2の領域とを具備し、前記折り部にて折り畳まれた場合に内側となる面に、粘着剤と剥離剤とが折り畳み状態にて互い違いとなるように交互に配列された第1のシートと、
前記第1のシートが前記折り部にて折り畳まれた場合に、前記第1の領域及び第2の領域の外側となる面に剥離可能に貼着された第2のシートとを有する。
上記のように構成された本発明においては、第1のシートが折り部にて折り畳まれ、その内側となる面に折り畳み状態にて互い違いとなるように交互に配列された粘着剤と剥離剤とによって剥離可能に貼着された第1の領域と第2の領域が剥離され、折り畳み状態にて内側に配列された粘着剤によって被着体に貼着される。このように、被着体に貼着するための粘着剤が配列された面が内側となるように折り畳まれ、折り畳み状態にて粘着剤と互い違いとなるように剥離剤が配列されているので、剥離紙が不要となる。また、被着体に貼着された面には粘着剤と剥離剤とが交互に配列されているので、被着体に貼着された後に被着体から意図せずに離脱しにくくなる。さらに、被着体に貼着された後にその一部を被着体から離脱する場合は、粘着剤によって被着体に貼着された第1のシートからその第1のシートに剥離可能に貼着された第2のシートを剥離すればよく、それにより、その一部を容易にかつ被着体を汚すことなく被着体から離脱することができる。
以上説明したように本発明においては、折り部を介して折り畳み可能に連接した第1の領域と第2の領域とを具備し、折り部にて折り畳まれた場合に内側となる面に、粘着剤と剥離剤とが折り畳み状態にて互い違いとなるように交互に配列された第1のシートと、第1のシートが折り部にて折り畳まれた場合に、第1の領域及び第2の領域の外側となる面に剥離可能に貼着された第2のシートとを有する構成としたため、粘着剤と剥離剤とが交互に配列された面にて被着体に貼着されることとなり、それにより、被着体から意図せずに離脱しにくくなり、また、被着体に貼着された後にその一部を被着体から離脱する場合は、粘着剤によって被着体に貼着された第1のシートからその第1のシートに剥離可能に貼着された第2のシートを剥離すればよく、それにより、その一部を容易にかつ被着体を汚すことなく被着体から離脱することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のラベルの第1の実施の形態となる配送ラベルの一例を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は貼着シート20の裏面の構成を示す図、(d)はミシン目24にて折り畳んだ際の断面図である。
本形態は図1に示すように、第1のシートとなる貼着シート20と第2のシートとなる表面シート10とが、貼着シート20の表面に積層された剥離可能層30によって剥離可能に貼着されている。この剥離可能層30は、貼着シート20と表面シート10とを重ね合わせて加圧した場合にこれらを貼着するものであって、貼着シート20に予め積層されている。
表面シート10は、図1(a)に示すように、2つの配送ラベル11a,11bがスリット17を介して隣接して配置されており、配送ラベル11a,11bのそれぞれには、貼付票12a,12bと配達証13a,13bとがスリット18a,18bを介して隣接して配置されている。貼付票12a,12bのそれぞれには、配送ラベル11a,11bが貼着される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が印字あるいは記入される配送情報表示領域14a−1,14b−1が設けられている。また、配達証13a,13bのそれぞれには、配送ラベル11a,11bが貼着される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が印字あるいは記入される配送情報表示領域14a−2,14b−2が設けられているとともに、配送ラベル11a,11bが貼着される配送物が配送先に配送された際に受領印を押下するための押印領域16a,16bが設けられている。また、貼付票12a,12bと配達証13a,13bのそれぞれには、その角部に切り込み15a−1,15b−1,15a−2,15b−2が形成されており、この切り込み15a−1,15b−1,15a−2,15b−2が、貼付票12a,12bや配達証13a,13bを貼着シート20から剥離する際のきっかけ部となっている。
貼着シート20は、図1(c)に示すように、配送ラベル11aに対向する領域が第1の領域である配送ラベル貼着部21aとなり、配送ラベル11bに対向する領域が第2の領域である配送ラベル貼着部21bとなり、これら2つの配送ラベル貼着部21a,21bは、折り部であるミシン目24を介して連接している。また、貼着シート20の表面シート10とは反対側となる面には、粘着剤40と剥離剤50とが縞状に交互に配列して塗布されており、粘着剤40と剥離剤50が塗布された面が内側となるようにミシン目24にて折り畳んだ場合に、図1(d)に示すように粘着剤40と剥離剤50とが互い違いとなるようにこれら粘着剤40と剥離剤50とが配列されている。なお、粘着剤40と剥離剤50とは、粘着剤40の幅が剥離剤50の幅よりも若干狭くなっており、それにより、貼着シート20が上述したように折り畳まれた場合に粘着剤40どうしが接触し、貼着シート20を見開くことができなくなってしまうことが回避されている。
このように剥離可能層30によって剥離可能に貼着された表面シート10と貼着シート20とが貼着シート20に形成されたミシン目24にて貼着シート20が内側となるように折り畳まれ、貼着シート20の配送ラベル貼着部21aと配送ラベル貼着部21bとが、粘着剤40及び剥離剤50によって剥離可能に貼着される。この際、粘着剤40と剥離剤50とが互い違いとなるように配列されているので、上述したように表面シート10と貼着シート20とをミシン目24にて折り畳んだ場合、粘着剤40や剥離剤50の厚さによって表面シート10の表面に生じる凹凸が小さくなり、それにより、その後の表面シート10の貼付票12a,12bや配達証13a,13bの配送情報表示領域14a−1,14b−1,14a−2,14b−2への配送情報の印字あるいは記入に悪影響を及ぼしてしまうことがなくなる。また、図1(d)に示すように、配送ラベル11b及び配送ラベル貼着部21bの幅は、配送ラベル11a及び配送ラベル貼着部21aの幅よりも若干広くなっており、それにより、配送ラベル11b及び配送ラベル貼着部21bが配送ラベル11a及び配送ラベル貼着部21aよりも若干突出している。
以下に、上記のように構成された配送ラベルの製造方法について説明する。
図2は、図1に示した配送ラベルの製造装置の概略構成を示す図であり、図3は、図2に示した製造装置にて図1に示した配送ラベルを製造する際の製造工程を説明するための図である。
図1に示した配送ラベルは、2つの配送ラベル11a,11bが隣接する方向とは直交する方向に連続状となって製造される。
図1に示した表面シート10が連続状となってローラ81から引き出されて供給されると、まず、プリンタ91aにおいて表面シート10にプレ印刷加工が施され、それにより、表面シート10に配送情報表示領域14a−1,14a−2,14b−1,14b−2及び押印領域16a,16bが形成される(図3(a))。
次に、配送情報表示領域14a−1,14a−2,14b−1,14b−2及び押印領域16a,16bが形成された表面シート10は、スリッタ92aに対向する領域に搬送され、スリッタ92aにおいて、表面シート10の2つの配送ラベル11a,11bの境界部分にスリット17が形成される(図3(b))。
また、図1に示した貼着シート20が一方の面に剥離可能層30が積層されて連続状となってローラ82から引き出されて供給されると、まず、プリンタ91bにおいて貼着シート20に広告情報等、この配送ラベル11a,11bが貼着される配送物の配送先に通知する情報が印刷される。
スリッタ92aにてスリット17が形成された表面シート10と、プリンタ91bにて広告情報等の情報が印刷された貼着シート20とは、貼着シート20の剥離可能層30が積層された面を介して重ね合わされ、一対の圧着ローラ86a,86bが対向する領域に搬送されていき、圧着ローラ86a,86b間を挟まれながら搬送されることにより、表面シート10と貼着シート20とが、貼着シート20に積層された剥離可能層30によって剥離可能に貼着される。なお、表面シート10と貼着シート20とを剥離可能に貼着するための剥離可能層30としては、貼着シート20と表面シート10とを重ね合わせて貼着した後に剥離可能、再貼着不可のものであればよく、感圧接着剤や、その他に、例えば、0.5Mpa以上10Mpa以下の圧力でシートどうしを貼着可能な非感圧性の水性エマルジョン粘着剤を用いることが考えられる。水性エマルジョン粘着剤は、水を主成分とする液中にこの液と混じりあわない樹脂が微粒子となって分散した粘着剤であって、塗布時には水分があるが、塗布後、水分が蒸発し、粘着剤の微粒子が残留する。水性エマルジョン粘着剤を用いる場合は、貼着シート20が表面シート10に重ね合わされる前に、貼着シート20に水性エマルジョン粘着剤を塗布することになる。
圧着ローラ86a,86bによって互いに貼着された表面シート10及び貼着シート20はミシン形成部93aに対向する領域に搬送され、ミシン形成部93aにおいて、貼着シート20の2つの配送ラベル貼着部21a,21bの境界部分にミシン目24が形成される(図3(c))。この際、貼着シート20に形成されるミシン目24のうち、連続状となった配送ラベル11a,11bの境界部分においては、表面シート10及び貼着シート20を貫通する穴部25が形成される。
ミシン形成部93aにてミシン目24が形成された貼着シート20と表面シート10はスリッタ92bに対向する領域に搬送され、スリッタ92bにおいて、表面シート10の2つの配送ラベル11a,11bのそれぞれについて、貼付票12a,12bと配達証13a,13bとの境界部分にスリット18a,18bが形成される(図3(d))。またこの際、表面シート10の配送ラベル11a,11bのそれぞれについて、切り込み15a−1,15a−2,15b−1,15b−2bも形成される。
スリッタ92bにてスリット18a,18bが形成された表面シート10と貼着シート20は糊塗布部94に対向する領域に搬送され、糊塗布部94において、貼着シート20の裏面に粘着剤40と剥離剤50とが上述したように交互に配列して塗布される。この際、連続状となった配送ラベル11a,11bの境界部分には粘着剤40と剥離剤50とが塗布されない(図3(e))。
糊塗布部94にて粘着剤40と剥離剤50が塗布された貼着シート20と表面シート10とは折り加工部95に搬送され、折り加工部95において、貼着シート20が内側となるようにミシン目24を折り部として折り畳まれる。すると、貼着シート20に塗布された粘着剤40と剥離剤50が互い違いとなって配送ラベル貼着部21aと配送ラベル貼着部21bとが重ね合わされ、それにより、ミシン目24にて折り畳まれた配送ラベル貼着部21aと配送ラベル貼着部21bとが剥離可能に貼着されることになる(図3(f))。
折り加工部95にて折り畳まれた表面シート10及び貼着シート20はミシン目形成部93bに対向する領域に搬送され、ミシン形成部93bにおいて、表面シート10と貼着シート20のうち連続状となった配送ラベル11a,11bの境界部分にミシン目60が形成され(図3(g))、ローラ83に巻き取られていく。
以下に、上記のように製造された配送ラベルの使用方法について説明する。
図4は、図1に示した配送ラベルの使用方法を説明するための図である。
図1に示した配送ラベルは、上述したように連続状となって製造されるため、使用する場合はまず、連続状となった配送ラベルをミシン目60にて断裁して単片状とする。そして、貼着シート20に塗布された粘着剤40及び剥離剤50によって剥離可能に貼着された配送ラベル貼着部21aと配送ラベル貼着部21bとを剥離し、貼着シート20を見開く(図4(a))。貼着シート20には、粘着剤40が塗布されており、この粘着剤40によって配送ラベル貼着部21aと配送ラベル貼着部21bとが貼着されているが、貼着シート20には剥離剤50が塗布されており、これら粘着剤40と剥離剤50とが、上述したように、貼着シート20がミシン目24にて折り畳まれている場合に互い違いとなっていることから、互いに貼着された配送ラベル貼着部21aと配送ラベル貼着部21bとを剥離することができる。またこの際、上述したように配送ラベル11b及び配送ラベル貼着部21bが配送ラベル11a及び配送ラベル貼着部21aよりも若干突出しているため、この突出部分を摘み代として、配送ラベル貼着部21aと配送ラベル貼着部21bとを容易に剥離することができる。
このように、使用前の状態においては、貼着シート20の配送ラベル貼着部21aと配送ラベル貼着部21bとが剥離可能に貼着されているため、貼着シート20にこの配送ラベル11a,11bを配送物に貼着するために塗布された粘着剤40を覆っておく剥離紙が不要となる。
次に、貼着シート20に形成されたミシン目24を破断することにより、2つの配送ラベル11a,11bを切り離す(図4(b))。この際、表面シート10においては、配送ラベル11a,11bの境界部分にはスリット17が形成されているため、貼着シート20に形成されたミシン目24を破断するだけで2つの配送ラベル11a,11bを切り離すことができる。また、貼着シート20に形成されたミシン目24のうち、連続状となった配送ラベル11a,11bの境界部分においては、表面シート10及び貼着シート20を貫通する穴部25が形成されているため、この穴部25をきっかけとして、2つの配送ラベル11a,11bを切り離すことができる。
そして、貼着シート20に塗布された粘着剤40によって配送ラベル11aを配送物70に貼着する(図4(c))。貼着シート20に塗布された粘着剤40は、剥離剤50と交互になるように縞状に配列されているため、配送物70の配送途中において、配送ラベル11aと配送物70との間に手や物が入り込んで配送ラベル11aが意図せずに配送物70から剥離してしまうことが回避される。
配送ラベル11aが貼着された配送物70が配送先に配送され、配達証13aの押印領域16aに受領印が押下された後、配達証13aを切り込み15a−2から捲り上げていき貼着シート20から剥離する(図4(d))。表面シート10と貼着シート20とは剥離可能に貼着されており、また、表面シート10の配達証13aと貼付票12aとの境界部分にはスリット18aが形成されているため、配達証13aを貼着シート20から剥離することにより、配達証13aを貼付票12aから分離することができる。またこの際、配送物70の配達証13aが貼着されていた領域には、貼着シート20が残存するため、配達証13aを配送物70から離脱する際に、配送物70が汚れてしまうことを回避することができる。
その後、貼付票12aを、その角部に形成された切り込み15a−1から捲り上げていき貼着シート20の配送ラベル貼着部21aから剥離する(図4(e))。それにより、貼付票12aが配送物70から離脱し、貼付票12aの配送情報表示領域14a−1に印字あるいは記入された配送情報が漏洩してしまうことを回避することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明のラベルの第2の実施の形態となる配送ラベルの他の例を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は貼着シート120の裏面の構成を示す図、(d)はミシン目124にて折り畳んだ際の断面図である。
本形態は図5に示すように、第1のシートとなる貼着シート120と第2のシートとなる表面シート110とが、貼着シート120の表面に積層された剥離可能層130によって剥離可能に貼着されている。この剥離可能層130は、貼着シート120と表面シート110とを重ね合わせて加圧した場合にこれらを貼着するものであって、貼着シート120に予め積層されている。
表面シート110は、図5(a)に示すように、貼付票112と配達証113とがスリット117を介して隣接して配置されており、これら貼付票112及び配達証113にはそれぞれ、この配送伝票が貼着される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が記入あるいは印字される配送情報表示領域114a,114bが設けられているとともに、その角部には、切り込み115a,115bが形成されており、この切り込み115a,115bが、貼付票112及び配達証113を貼着シート120から剥離する際のきっかけ部となっている。配達証113にはさらに、配送物が配送先に配送された際に受領印を押下するための押印領域116が設けられている。
貼着シート120は、図5(c)に示すように、貼付票112に対向する領域が第1の領域である貼付票貼着部122となり、配達証113に対向する領域が第2の領域である配達証貼着部123となり、これら貼付票貼着部122と配達証貼着部123とは、折り部であるミシン目124を介して連接している。また、貼着シート120の表面シート110とは反対側となる面には、粘着剤140と剥離剤150とが縞状に交互に配列して塗布されており、粘着剤140と剥離剤150が塗布された面が内側となるようにミシン目124にて折り畳んだ場合に、図5(d)に示すように粘着剤140と剥離剤150とが互い違いとなるようにこれら粘着剤140と剥離剤150とが配列されている。なお、粘着剤140と剥離剤150とは、粘着剤140の幅が剥離剤150の幅よりも若干狭くなっており、それにより、貼着シート120が上述したように折り畳まれた場合に粘着剤140どうしが接触し、貼着シート120を見開くことができなくなってしまうことが回避されている。
このように剥離可能層130によって剥離可能に貼着された表面シート110と貼着シート120とが貼着シート120に形成されたミシン目124にて貼着シート120が内側となるように折り畳まれ、貼着シート120の貼付票貼着部122と配達証貼着部123とが、粘着剤140及び剥離剤150によって剥離可能に貼着される。この際、粘着剤140と剥離剤150とが互い違いとなるように配列されているので、上述したように表面シート110と貼着シート120とをミシン目124にて折り畳んだ場合、粘着剤140や剥離剤150の厚さによって表面シート110の表面に生じる凹凸が小さくなり、それにより、その後の表面シート110の貼付票112や配達証113の配送情報表示領域114a,114bへの配送情報の印字あるいは記入に悪影響を及ぼしてしまうことがなくなる。また、図5(d)に示すように、配達証113及び配達証貼着部123の幅は、貼付票112及び貼付票貼着部122の幅よりも若干広くなっており、それにより、配達証113及び配達証貼着部123が貼付票112及び貼付票貼着部122よりも若干突出している。
以下に、上述した配送ラベルの使用方法について説明する。
図6は、図5に示した配送ラベルの使用方法を説明するための図である。
図5に示した配送ラベルを使用する場合はまず、貼着シート120に塗布された粘着剤140及び剥離剤150によって剥離可能に貼着された貼付票貼着部112と配達証貼着部113とを剥離し、貼着シート120を見開く(図6(a))。貼着シート120には、粘着剤140が塗布されており、この粘着剤140によって貼付票貼着部112と配達証貼着部113とが貼着されているが、貼着シート120には剥離剤150が塗布されており、これら粘着剤140と剥離剤150とが、上述したように、貼着シート120がミシン目124にて折り畳まれている場合に互い違いとなっていることから、互いに貼着された貼付票貼着部112と配達証貼着部113とを剥離することができる。またこの際、上述したように配達証113及び配達証貼着部123が貼付票112及び貼付票貼着部122よりも若干突出しているため、この突出部分を摘み代として、貼付票貼着部112と配達証貼着部113とを容易に剥離することができる。
このように、使用前の状態においては、貼着シート120の貼付票貼着部112と配達証貼着部113とが剥離可能に貼着されているため、貼着シート120にこの配送ラベルを配送物に貼着するために塗布された粘着剤140を覆っておく剥離紙が不要となる。
次に、貼着シート120に塗布された粘着剤140によって配送ラベルを配送物170に貼着する(図6(b))。貼着シート120に塗布された粘着剤140は、剥離剤150と交互になるように縞状に配列されているため、配送物170の配送途中において、配送ラベルと配送物170との間に手や物が入り込んで配送ラベルが意図せずに配送物170から剥離してしまうことが回避される。
配送ラベルが貼着された配送物170が配送先に配送され、配達証113の押印領域116に受領印が押下された後、配達証113を切り込み115bから捲り上げていき貼着シート120から剥離する(図6(c))。表面シート110と貼着シート120とは剥離可能に貼着されており、また、表面シート110の配達証113と貼付票112との境界部分にはスリット117が形成されているため、配達証113を貼着シート120から剥離することにより、配達証113を貼付票112から分離することができる。またこの際、配送物170の配達証113が貼着されていた領域には、貼着シート120の配達証貼着部123が残存するため、配達証113aを配送物170から離脱する際に、配送物170が汚れてしまうことを回避することができる。
その後、貼付票112を、その角部に形成された切り込み115aから捲り上げていき貼着シート120の貼付票貼着部122から剥離する(図6(d))。それにより、貼付票112が配送物170から離脱し、貼付票112の配送情報表示領域114aに印字あるいは記入された配送情報が漏洩してしまうことを回避することができる。
なお、上述した2つの実施の形態においては、貼着シート20,120に折り部としてミシン目24,124が形成されているが、ミシン目24,124の代わりに、筋押し等の折り線を形成することも考えられる。
また、上述した2つの実施の形態においては、ラベルとして配送ラベルを例に挙げて説明したが、本発明は、被着体に貼着可能に構成され、かつ、被着体からその一部を容易に離脱可能とするものであれば様々なラベルに適用することができる。
本発明のラベルの第1の実施の形態となる配送ラベルの一例を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は貼着シートの裏面の構成を示す図、(d)はミシン目にて折り畳んだ際の断面図である。 図1に示した配送ラベルの製造装置の概略構成を示す図である。 図2に示した製造装置にて図1に示した配送ラベルを製造する際の製造工程を説明するための図である。 図1に示した配送ラベルの使用方法を説明するための図である。 本発明のラベルの第2の実施の形態となる配送ラベルの他の例を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は貼着シートの裏面の構成を示す図、(d)はミシン目にて折り畳んだ際の断面図である。 図5に示した配送ラベルの使用方法を説明するための図である。
符号の説明
10,110 表面シート
11a,11b 配送ラベル
12a,12b,112 貼付票
13a,13b,113 配達証
14a−1,14a−2,14b−1,14b−2,114a,114b 配送情報表示領域
15a−1,15a−2,15b−1,15b−2,115a,115b 切り込み
16a,16b,116 押印領域
17,18a,18b,117 スリット
20,120 貼着シート
21a,21b 配送ラベル貼着部
24,60,124 ミシン目
26 切り欠き部
30,130 剥離可能層
40,140 粘着剤
50,150 剥離剤
70,170 配送物
81〜85 ローラ
86a,86b 圧着ローラ
91a,91b プリンタ
92a,92b スリッタ
93a,93b ミシン形成部
94 糊塗布部
95 折り加工部
122 貼付票貼着部
123 配達証貼着部

Claims (1)

  1. 折り部を介して折り畳み可能に連接した第1の領域と第2の領域とを具備し、前記折り部にて折り畳まれた場合に内側となる面に、粘着剤と剥離剤とが折り畳み状態にて互い違いとなるように交互に配列された第1のシートと、
    前記第1のシートが前記折り部にて折り畳まれた場合に、前記第1の領域及び第2の領域の外側となる面に剥離可能に貼着された第2のシートとを有するラベル。
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