JP2010112431A - アキュムレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】外ガスタイプまたは内ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したとき熱膨張率の差によって発生する圧力差を低減させる構成を備え、これをもってベローズ内外の圧力差を低減させて、ベローズに塑性変形が発生するのを抑制する。
【解決手段】ベローズキャップにおけるステイ側の面にガスケットホルダによって円盤状ガスケットを浮遊可能な状態で保持する。定常作動時、円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動する。圧力配管のゼロダウン時、円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動してステイの端面部に当接することにより液室を閉塞する。ゼロダウン時であって液室に閉じ込められた液体が熱膨張したとき、円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイに当接したままで、ベローズキャップが液体圧およびガス圧が均衡する位置に向けて移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、蓄圧装置または脈圧減衰装置等として用いられるアキュムレータに関するものである。本発明のアキュムレータは例えば、自動車等車両における油圧配管等に用いられる。
従来から、圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングの内部にベローズを配置してハウジングの内部空間を高圧ガスを封入するガス室とポート穴に連通する液室とに仕切るようにしたアキュムレータが知られており、このアキュムレータにはそのタイプとして、図10に示すように一端(遊動端)51aにベローズキャップ52を取り付けたベローズ51の他端(固定端)51bをハウジング53上部のエンドカバー54に固定することによりベローズ51の内周側をガス室55、外周側を液室56とするタイプ(ベローズ51の内周側にガス室55が設定されるので「内ガスタイプ」と称される、特許文献1参照)と、図11に示すように一端(遊動端)51aにベローズキャップ52を取り付けたベローズ51の他端(固定端)51bをハウジング53下部のオイルポート57に固定することによりベローズ51の外周側をガス室55、内周側を液室56とするタイプ(ベローズ51の外周側にガス室55が設定されるので「外ガスタイプ」と称される、特許文献2または3参照)とがある。
ここで、機器の圧力配管に接続されたアキュムレータでは、機器の運転が停止すると液体(油)がポート穴58から徐々に排出され、上記図11の外ガスタイプのアキュムレータでは、これに伴って封入ガス圧によりベローズ51が徐々に収縮し、ベローズキャップ52下面に設けたシール59が相手材(ステイ)60に接触して所謂ゼロダウン状態となる。そしてこのゼロダウン状態では、シール59により液室56(ベローズ51およびシール59間の空間)内に一部の液体が閉じ込められ、この閉じ込められた液体の圧力とガス室55のガス圧力とが均衡するので、ベローズ51に過大な応力が作用して塑性変形が発生するのが抑制される構成とされている。
しかしながら、このような運転停止によるゼロダウンが低温で行なわれ、その状態で温度が上昇した場合、液室56に閉じ込められた液体および封入ガスはそれぞれ熱膨張し、圧力が上昇する。この場合、液体は封入ガスに比べて圧力の上昇度合いが大きいが、ベローズキャップ52における受圧面積が封入ガス側に比べて小さく設定されているので、液体圧がガス圧よりもかなり大きくならないとベローズキャップ52は移動しない。したがってベローズ51内外の液体圧とガス圧とに数MPa程度にも及ぶ大きな圧力差が発生することがあり、このように大きな圧力差が発生するとベローズ51に塑性変形が発生したり、シール59が損傷したりする虞がある。
特開2005−315429号公報 特開2001−336502号公報 特開2007−187229号公報
本発明は以上の点に鑑みて、外ガスタイプのアキュムレータまたは内ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したとき熱膨張率の差によって発生する圧力差を低減させる構成を備え、これをもってベローズ内外の圧力差を低減させて、ベローズに塑性変形が発生するのを抑制することができるアキュムレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるアキュムレータは、圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングと、前記アキュムレータハウジングにおける前記オイルポートより内側に配置されるとともに筒状部先端の端面部に液体出入口を設けたステイと、前記ステイの外周側に配置されるとともに前記オイルポートに固定端を連結したベローズと、前記ベローズの遊動端に連結されたベローズキャップと、前記ベローズキャップにおけるステイ側の面に設けられたガスケットホルダと、前記ガスケットホルダにより前記ベローズの伸縮方向に相対移動可能な状態で保持された円盤状ガスケットと、を有し、前記ベローズの外周側にガス室を設定するとともに前記ベローズの内周側に液室を設定し、定常作動時、前記円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動し、圧力配管のゼロダウン時、前記円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動してステイの端面部に当接することにより液室を閉塞し、ゼロダウン時であって液室に閉じ込められた液体が熱膨張したときには、前記円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイに当接したままで、前記ベローズキャップが液体圧およびガス圧が均衡する位置に向けて移動可能であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2によるアキュムレータは、圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングと、前記アキュムレータハウジングにおける前記オイルポートより内側に配置されるとともに筒状部先端の端面部に液体出入口を設けたステイと、前記アキュムレータハウジングにおける前記ホイルポートと反対側の部位に固定端を連結したベローズと、前記ベローズの遊動端に連結されたベローズキャップと、前記ベローズキャップにおけるステイ側の面に設けられたガスケットホルダと、前記ガスケットホルダにより前記ベローズの伸縮方向に相対移動可能な状態で保持された円盤状ガスケットと、を有し、前記ベローズの内周側にガス室を設定するとともに前記ベローズの外周側に液室を設定し、定常作動時、前記円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動し、圧力配管のゼロダウン時、前記円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動してステイの端面部に当接することにより液室を閉塞し、ゼロダウン時であって液室に閉じ込められた液体が熱膨張したときには、前記円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイに当接したままで、前記ベローズキャップが液体圧およびガス圧が均衡する位置に向けて移動可能であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3によるアキュムレータは、上記した請求項1または2記載のアキュムレータにおいて、ガスケットホルダおよび円盤状ガスケット間に前記円盤状ガスケットをベローズキャップに押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段が介装され、ゼロダウン時であって液室に閉じ込められた液体が熱膨張したときには、前記円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイに当接したままで、前記ベローズキャップが液体圧およびガス圧が均衡する位置まで前記バネ手段を圧縮しながら移動することを特徴とするものである。
更にまた、本発明の請求項4によるアキュムレータは、上記した請求項1、2または3記載のアキュムレータにおいて、円盤状ガスケットは、剛性プレートの表面に弾性体を被着したもので、前記弾性体によって、ステイの端面部に接離自在に当接して液室を閉塞するシール部と、ベローズキャップに接離自在に当接して当該ガスケットおよびベローズキャップ間に間隙を設定するスペーサ部とが形成されていることを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明の請求項1によるアキュムレータでは、ベローズの固定端がオイルポートに連結されるとともにベローズの遊動端にベローズキャップが連結され、ベローズの外周側にガス室が設定されるとともにベローズの内周側に液室が設定されているので、当該アキュムレータは「外ガスタイプ」のアキュムレータである。そして当該アキュムレータは圧力配管に接続されて、以下のように作動する。
定常作動時・・・
円盤状ガスケットがガスケットホルダに保持された状態でベローズキャップとともに移動することによりステイの端面部から離れているので、ステイの端面部に設けられた流体出入口が開いており、よってこの流体出入口を通してオイルポートと液室(ベローズ内周空間)とが連通している。したがってオイルポートから液室へそのときどきの圧力を備えた液体が随時導入されるので、ベローズキャップがガスケットとともに液体圧および封入ガス圧が均衡するように随時移動する。
ゼロダウン時・・・
機器の運転が停止する等して圧力配管の圧力がゼロダウン状態となると、液室内の液体がオイルポートから徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズが収縮するとともにベローズキャップがベローズ収縮方向へ移動する。ベローズキャップのステイ側には円盤状ガスケットが保持されているので、この円盤状ガスケットがステイの端面部に当接し、流体出入口が閉じられる。したがって液室(ベローズ内周空間)が閉塞されて、この液室に一部の液体が閉じ込められるので、液室の更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ内外で液体圧および封入ガス圧が均衡した状態となる。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
ゼロダウン状態すなわち円盤状ガスケットがステイの端面部に当接して液室(ベローズ内周空間)が閉塞された状態で、雰囲気温度の上昇等によって液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生するが、本発明では、この圧力差を受けてベローズキャップが液体圧および封入ガス圧が均衡する位置に向けて移動する。したがって液体圧および封入ガス圧が常に均衡した状態となるので、ベローズ内外の圧力差によりベローズに塑性変形が発生するのが抑制される。
尚、ステイの端面部に当接した状態で円盤状ガスケットの受圧面積は、ステイ側の面よりもベローズキャップ側の面のほうが大きく設定されている。このため熱膨張時、円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイの端面部に当接したままで移動しない。したがってステイの端面部に設けられた流体出入口は閉じたままとされる。円盤状ガスケットはガスケットホルダに浮遊可能な状態で保持されているので、このようなベローズキャップおよび円盤状ガスケットの相対変位が許容される。
ゼロダウン解消時・・・
ゼロダウン状態が解消されてオイルポートから液体が流入すると、この液体の圧力が円盤状ガスケットに作用して円盤状ガスケットをステイの端面部から離間させる。引きつづき液体は液室(ガスケット内周空間)に導入されるのでベローズキャップに直接作用し、この液体圧および封入ガス圧が均衡する位置までベローズキャップを移動させる。したがってアキュムレータが初期状態(定常作動時の状態)に復帰することになる。
つぎに、上記構成を有する本発明の請求項2によるアキュムレータでは、ベローズの固定端がアキュムレータハウジングにおけるホイルポートと反対側の部位に連結されるとともにベローズの遊動端にベローズキャップが連結され、ベローズの内周側にガス室が設定されるとともにベローズの外周側に液室が設定されているので、当該アキュムレータは「内ガスタイプ」のアキュムレータである。そして当該アキュムレータは圧力配管に接続されて、以下のように作動する。
定常作動時・・・
円盤状ガスケットがガスケットホルダに保持された状態でベローズキャップとともに移動することによりステイの端面部から離れているので、ステイの端面部に設けられた流体出入口が開いており、よってこの流体出入口を通してオイルポートと液室(ベローズ外周空間)とが連通している。したがってオイルポートから液室へそのときどきの圧力を備えた液体が随時導入されるので、ベローズキャップがガスケットとともに液体圧および封入ガス圧が均衡するように随時移動する。
ゼロダウン時・・・
機器の運転が停止する等して圧力配管の圧力がゼロダウン状態となると、液室内の液体がオイルポートから徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズが伸長するとともにベローズキャップがベローズ伸長方向へ移動する。ベローズキャップのステイ側には円盤状ガスケットが保持されているので、この円盤状ガスケットがステイの端面部に当接し、流体出入口が閉じられる。したがって液室(ベローズ外周空間)が閉塞されて、この液室に一部の液体が閉じ込められるので、液室の更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ内外で液体圧および封入ガス圧が均衡した状態となる。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
ゼロダウン状態すなわち円盤状ガスケットがステイの端面部に当接して液室(ベローズ外周空間)が閉塞された状態で、雰囲気温度の上昇等によって液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生するが、本発明では、この圧力差を受けてベローズキャップが液体圧および封入ガス圧が均衡する位置に向けて移動する。したがって液体圧および封入ガス圧が常に均衡した状態となるので、ベローズ内外の圧力差によりベローズに塑性変形が発生するのが抑制される。
尚、ステイの端面部に当接した状態で円盤状ガスケットの受圧面積は、ステイ側の面よりもベローズキャップ側の面のほうが大きく設定されている。このため熱膨張時、円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイの端面部に当接したままで移動しない。したがってステイの端面部に設けられた流体出入口は閉じたままとされる。円盤状ガスケットはガスケットホルダに浮遊可能な状態で保持されているので、このようなベローズキャップおよび円盤状ガスケットの相対変位が許容される。
ゼロダウン解消時・・・
ゼロダウン状態が解消されてオイルポートから液体が流入すると、この液体の圧力が円盤状ガスケットに作用して円盤状ガスケットをステイの端面部から離間させる。引きつづき液体は液室(ガスケット外周空間)に導入されるのでベローズキャップに直接作用し、この液体圧および封入ガス圧が均衡する位置までベローズキャップを移動させる。したがってアキュムレータが初期状態(定常作動時の状態)に復帰することになる。
尚、上記請求項1によるアキュムレータおよび請求項2によるアキュムレータに共通する事項として、ゼロダウン解消時、ガスケットホルダおよび円盤状ガスケットの間に、円盤状ガスケットをベローズキャップに押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段を設けておくと、円盤状ガスケットがベローズキャップの移動に速やかに追随する。したがってゼロダウン解消時の作動が円滑化される。
但し、このバネ手段は、上記熱膨張時におけるベローズキャップおよび円盤状ガスケットの相対変位を阻害するものであってはならないので、そのバネ力は比較的小さく設定するものとする。したがってこれにより、ゼロダウン時であって液室に閉じ込められた液体が熱膨張したとき、円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイに当接したままで、ベローズキャップが液体圧およびガス圧が均衡する位置までバネ手段を圧縮しながら移動する。
また円盤状ガスケットは、ガスケットホルダに浮遊可能に保持されるもので、なおかつステイの端面部に当接してシール作用をなすので、圧力が作用してもあまり変形しないものであることが好ましい。そこで、円盤状ガスケットはこれを剛性プレートの表面に弾性体を被着したものとし、芯材として剛性プレートを用いることによりガスケットが全体として変形しにくいものとする。剛性プレートの一方の面には弾性体によって、ステイの端面部に接離自在に当接して液室を閉塞するシール部を形成する。弾性体よりなるシール部は、密着性に優れるので、ゼロダウン時、液室を確実に閉塞する。剛性プレートの他方の面には弾性体によって、ベローズキャップに接離自在に当接して当該ガスケットおよびベローズキャップ間に間隙を設定するスペーサ部を形成する。このようにスペーサ部を形成して間隙を設定すると、熱膨張時、液体が円盤状ガスケットおよびベローズキャップ間に浸入しやすくなる。
以上説明したように本発明によれば、外ガスタイプのアキュムレータまたは内ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに発生する圧力差を、円盤状ガスケットは移動せずベローズキャップのみが移動することにより、低減させることが可能とされている。したがって、ベローズ内外の圧力差によってベローズに塑性変形が発生するのを抑制することができ、これによりベローズ延いてはアキュムレータの耐久性を向上させることができる。
ガスケットホルダおよび円盤状ガスケット間に円盤状ガスケットをベローズキャップに押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段を介装する場合には、ゼロダウン解消時に円盤状ガスケットがベローズキャップの移動に速やかに追随する。したがってゼロダウン解消時の作動を円滑化することができる。
円盤状ガスケットの芯材として剛性プレートを用いる場合には、ガスケットが変形しにくいものとなり、弾性体よりなるシール部を形成することでシール性を高めることができ、スペーサ部を形成することで熱膨張時、液体が円盤状ガスケットおよびベローズキャップ間に浸入しやすくなる。
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)本発明は、ベローズ外にガス封入した金属ベローズ型アキュムレータに関する。
(2)円筒状のシェル内が金属ベローズによって2室に区切られており、ベローズの外側にガスが密封され、ベローズの内側に液体が流出入する構造のアキュムレータにおいて、伸縮する円筒状ベローズの一端開口がシェルに溶接固定され、一方、ベローズの他端の開口はベローズキャップに溶接されて塞がれている。
(3)液体が流出してベローズが収縮すると、液体流出入口を有するオイルポートとベローズキャップが当接するが、ガス圧よりも液体圧が大幅に減少した場合に、ベローズの変形を防止するために、オイルポートの液体流出入口を封止する手段を設けている。
(4)前記オイルポートとベローズキャップ間を封止する状態(ゼロダウン状態)にて、ベローズ内側に閉ざされた液体は、例えばアキュムレータ全体の温度上昇によって熱膨張し、圧力上昇(ガス圧には及ばない)して、ベローズ外周側の山を膨張させて隣接する山同士が密着し、次に、内周側の谷が縮小する変形(異常変形)を生じさせる問題がある。
(5)そこで、本発明では、前記の金属ベローズ型アキュムレータにおいて、液体流出入口の封止手段は、ベローズキャップに固定されたホルダー内で、自由に浮遊可能な状態で係合される円盤状ガスケットとする。
(6)円盤状ガスケットは、オイルポート側の面に、液体流出入口を囲む環状シール部を有し、ベローズキャップ側の面には、環状シール部の内径面積よりも広い面積の凹部を有する。
(7)付随的な構成として、円盤状ガスケットとホルダー間には、ベローズキャップ側へ軽く付勢するバネを設ける。
(8)上記構成によると、オイルポートとベローズキャップ間を円盤状ガスケットが封止する状態にて、ベローズ内側に閉ざされた液体が熱膨張したとき、円盤状ガスケットがオイルポートの液体流出入口を封止したまま、ガス圧力とベローズ内側に閉ざされた液体圧力が均衡する位置まで、円盤状ガスケットからベローズキャップが離れる。したがってガス圧力とベローズ内側に閉ざされた液体圧力が常に均衡するため、ベローズ内側に閉ざされた液体の圧力上昇によるベローズの変形を防止できる。
(9)また、付随的に上記バネを設けた場合には、円盤状ガスケットがオイルポートの液体流出入口を封止した状態から液体が流入してベローズが伸長するときに、バネに付勢されて、円盤状ガスケットがベローズキャップに速やかに追随できる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例(請求項1に係る「外ガスタイプ」のアキュムレータ)・・・
図1は、本発明の第一実施例に係るアキュムレータ1の全体断面を示している。図2ないし図4は同アキュムレータ1の要部拡大断面を示している。図5は円盤状ガスケット21の単体図を示している。各図における作動の状態として、図2は定常作動時、図1および図3はゼロダウン時、図4はゼロダウン状態における熱膨張時の状態をそれぞれ示している。
当該実施例に係るアキュムレータ1は、ベローズ11として金属ベローズを用いる金属ベローズ型アキュムレータであって、以下のように構成されている。
図示しない圧力配管に接続されるオイルポート3を備えたアキュムレータハウジング2が設けられており、このハウジング2の内部にベローズ11およびベローズキャップ12が配置されてハウジング2の内部空間が高圧ガス(例えば窒素ガス)を封入するガス室13と、オイルポート3のポート穴4に連通する液室14とに仕切られている。ハウジング2としては、有底円筒状のシェル5と、このシェル5の開口部に固定(溶接)されたオイルポート3との組み合わせよりなるものが描かれているが、ハウジング2の部品割り構造は特に限定されるものではなく、例えばオイルポート3とシェル5は一体であっても良く、シェル5の底部はシェル5と別体のエンドカバーであっても良く、何れにしてもシェル5の底部またはこれに相当する部品には、ガス室13にガスを注入するためのガス注入口6が設けられ、ガス注入後、ガスプラグ7で閉じられている。符号8は六角ナット付ピンである。
図2に示すように、ベローズ11は、その固定端11aをハウジング2のポート側内面であるオイルポート3の内面に固定(溶接)するとともにその遊動端11bに円盤状のベローズキャップ12を固定(溶接)しており、よって当該アキュムレータ1はベローズ11の外周側にガス室13を設定するとともにベローズ11の内周側に液室14を配置する「外ガスタイプ」のアキュムレータとされている。ベローズキャップ12の外周部には、ハウジング2の内面に対してベローズ11およびベローズキャップ12が接触しないよう制振リング15が取り付けられているが、この制振リング15はシール作用を奏するものではない。符号16はプロテクションリングである。
オイルポート3の内面にステイ(内部台座)17が配置され、このステイ17の外周側に上記ベローズ11が配置されている。ステイ17は、筒状部17aの一端に径方向内方へ向けて段差部17bおよび端面部17cを一体成形したもので、筒状部17aの他端をもってオイルポート3の内面に固定(溶接)されている。端面部17cの中央には流体出入口17dが設けられている。
ベローズキャップ12におけるステイ17側の面に、ガスケットホルダ18が固定されている。ガスケットホルダ18は、筒状部18aの一端に径方向内方へ向けてフランジ部18bを一体成形したもので、筒状部18aの他端をもってベローズキャップ12におけるステイ17側の面に設けた凹部12aの周縁部に固定(嵌合)されている。
ガスケットホルダ18の内周側に、円盤状ガスケット21が浮遊可能な状態で保持されている。ここに浮遊可能な状態で保持されているとは、円盤状ガスケット21がガスケットホルダ18およびこれを固定したベローズキャップ12に対して軸方向(ベローズ11の伸縮方向)に変位可能な状態で保持されていることを云い、円盤状ガスケット21は、ガスケットホルダ18のフランジ部18bに係合して抜け止めされているので、このフランジ部18bとベローズキャップ12との間で軸方向に変位可能とされている。
また、この円盤状ガスケット21は図5に示すように、金属または硬質樹脂等よりなる円盤状の剛性プレート22の表面にゴム等よりなる弾性体23を被着したもので、この表面に被着した弾性体23によって、ガスケット21のステイ17側の面に、ステイ17の端面部17cに接離自在に当接して液室(ベローズ内周空間)14を閉塞するシール部24が形成され、ベローズキャップ12側の面に、ベローズキャップ12に接離自在に当接してガスケット21およびベローズキャップ12間に間隙cを設定するスペーサ部25が形成されている。後者のスペーサ部25によってガスケット21およびベローズキャップ12間に間隙cを設定するのは、ゼロダウン時、液体が熱膨張したときにこの液体がガスケット21およびベローズキャップ12間に浸入しやすくするためである(スペーサ部25が設けられていないと、ゼロダウン時、ガスケット21およびベローズキャップ12が密着した状態となり、密着した状態であると、液体が熱膨張したときに両者12,21の間に浸入しにくい。したがってガスケット21がステイ17の端面部17cに当接したままの状態でベローズキャップ12のみが移動すると云う作動が生じにくくなる)。またガスケット21の外周部には、液体がガスケット21およびガスケットホルダ18間を通過しやすいよう切欠部26が所要数設けられている。
シール部24は、所定の高さhおよび径方向幅wを有する環状の突起として形成されており、環状であるので、ステイ17の端面部17cに当接したときにシール作用を奏して液室(ベローズ内周空間)14を閉塞する。一方、スペーサ部25は、所定の高さhおよび径方向幅wを有する環状の突起として形成されているが、円周上一部に切欠部25aが所要数設けられており、よって環状のままではないので、ベローズキャップ12に当接してもシール作用を奏さない。したがって円盤状ガスケット21がそのシール部24でステイ17の端面部17cに当接した状態で、円盤状ガスケット21におけるベローズキャップ12側の面の受圧面積はステイ17側の面の受圧面積よりも大きく設定されている。
また、ガスケットホルダ18のフランジ部18bと円盤状ガスケット21との間には、円盤状ガスケット21をベローズキャップ12に押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段としてウェーブスプリング27が介装されている。符号28はスプリングプレート(座金)で、その外周部には、液体がスプリングプレート28およびガスケットホルダ18間を通過しやすいよう切欠部28aが所要数設けられている。
つぎに、上記構成のアキュムレータ1の作動を説明する。
定常作動時・・・
上記したように図2はアキュムレータ1の定常作動時の状態を示している。オイルポート3は図示しない機器の圧力配管に接続されている。この定常作動時において、円盤状ガスケット21はガスケットホルダ18に保持された状態でベローズキャップ12とともに移動することによりステイ17の端面部17cから離れているので、ステイ17の端面部17cに設けられた流体出入口17dは開いている。したがってこの流体出入口17dを通してオイルポート3のポート穴4と液室(ベローズ内周空間)14とが連通し、オイルポート3のポート穴4から液室14へそのときどきの圧力を備えた液体が随時導入されるので、ベローズキャップ12は円盤状ガスケット21とともに液体圧および封入ガス圧が均衡するよう随時移動することが可能とされている。
ゼロダウン時・・・
図2の状態から、機器の運転が停止する等して圧力配管の圧力がゼロダウン状態となると、液室14内の液体がオイルポート3のポート穴4から徐々に排出され、これに伴って図1および図3に示すように、封入ガス圧によりベローズ11が収縮するとともにベローズキャップ12がベローズ11の収縮方向へ移動する。ベローズキャップ12のステイ17側の面には円盤状ガスケット21が保持されているので、この円盤状ガスケット21がそのシール部24でステイ17の端面部17cに当接し、流体出入口17dが閉じられる。したがって液室(ベローズ内周空間)14が閉塞され、液室14に一部の液体が閉じ込められるので、液室14の更なる圧力低下が発生しなくなり、よってベローズ11内外で液体圧および封入ガス圧が均衡する。したがってベローズ11の破損が防止される。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
図1および図3に示したゼロダウン状態、すなわち円盤状ガスケット21がステイ17の端面部17cに当接して液室(ベローズ内周空間)14が閉塞された状態で、雰囲気温度の上昇等によって液室14に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張すると、液体のほうが封入ガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。すると図4に示すように、この圧力差を受けてベローズキャップ12が液体圧および封入ガス圧が均衡する位置までウェーブスプリング27を圧縮しながら移動する。したがって液体圧および封入ガス圧が常に均衡した状態となるので、ベローズ11内外の圧力差によりベローズ11に塑性変形(異常変形)が発生するのが抑制される。尚、この熱膨張時、円盤状ガスケット21はその両面における受圧面積の差によりステイ17の端面部17cに当接したままで移動しない。したがって流体出入口17dは閉じたままとされている。
ゼロダウン解消時・・・
ゼロダウン状態が解消されてオイルポート3のポート穴4から液体が流入すると、この液体の圧力が円盤状ガスケット21に作用して円盤状ガスケット21をステイ17の端面部17cから離間させる。引きつづき液体は液体出入口17dから液室(ガスケット内周空間)14に導入されるので、ベローズキャップ12に直接作用し、この液体圧および封入ガス圧が均衡する位置までベローズキャップ12を移動させる。したがって初期状態に復することになる。
尚、このとき、ガスケットホルダ18および円盤状ガスケット21間に、円盤状ガスケット21をベローズキャップ12に押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段としてウェーブスプリング27が設けられているために、円盤状ガスケット21はベローズキャップ12の移動に速やかに追随する。したがってゼロダウン解消時の作動が円滑化されている。
上記構成のアキュムレータ1によれば、「外ガスタイプ」のアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室14に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに熱膨張率の差で発生する圧力差を、円盤状ガスケット21は移動せずベローズキャップ12のみが移動することにより、低減させることが可能とされている。したがってベローズ11内外の圧力差によってベローズ11に塑性変形(異常変形)が発生するのを抑制することができ、これによりベローズ11延いてはアキュムレータ1の耐久性を向上させることができる。
また、ガスケットホルダ18および円盤状ガスケット21間に円盤状ガスケット21をベローズキャップ12に押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段としてウェーブスプリング27が設けられているために、円盤状ガスケット21がベローズキャップ12の移動に速やかに追随する。したがってゼロダウン解消時の作動を円滑化することができる。
また、円盤状ガスケット21の芯材として剛性プレート22が用いられているために、ガスケット21が全体として変形しにくいものとされている。ガスケット21には弾性体23よりなるシール部24が形成されているので、シール性を高めることができ、またスペーサ部25が形成されているので、熱膨張時、液体がガスケット21およびベローズキャップ12間に浸入しやすくされている。
第二実施例(請求項2に係る「内ガスタイプ」のアキュムレータ)・・・
図6は、本発明の第二実施例に係るアキュムレータ1の全体断面を示している。図7ないし図9は同アキュムレータ1の要部拡大断面を示している。各図における作動の状態として、図7は定常作動時、図6および図8はゼロダウン時、図9はゼロダウン状態における熱膨張時の状態をそれぞれ示している。
当該実施例に係るアキュムレータ1は、ベローズ11として金属ベローズを用いる金属ベローズ型アキュムレータであって、以下のように構成されている。
図示しない圧力配管に接続されるオイルポート3を備えたアキュムレータハウジング2が設けられており、このハウジング2の内部にベローズ11およびベローズキャップ12が配置されてハウジング2の内部空間が高圧ガス(例えば窒素ガス)を封入するガス室13と、オイルポート3のポート穴4に連通する液室14とに仕切られている。ハウジング2としては、円筒状のシェル5と、このシェル5の一端開口部に固定(溶接)されたオイルポート3と、シェル5の他端開口部に固定(溶接)されたエンドカバー9との組み合わせよりなるものが描かれているが、ハウジング2の部品割り構造は特に限定されるものではなく、例えばオイルポート3とシェル5は一体であっても良く、エンドカバー9とシェル5は一体であっても良く、何れにしてもエンドカバー9またはこれに相当する部品には、ガス室13にガスを注入するためのガス注入口6が設けられ、ガス注入後、ガスプラグ7で閉じられている。
ベローズ11は、その固定端をハウジング2のポート側と反対側の内面であるエンドカバー9の内面に固定(溶接)するとともにその遊動端に円盤状のベローズキャップ12を固定(溶接)しており、よって当該アキュムレータ1はベローズ11の内周側にガス室13を設定するとともにベローズ11の外周側に液室14を配置する「内ガスタイプ」のアキュムレータとされている。ベローズキャップ12の外周部には、ハウジング2の内面に対してベローズ11およびベローズキャップ12が接触しないよう制振リング15が取り付けられているが、この制振リング15はシール作用を奏するものではない。
オイルポート3の内面にステイ(内部台座)17が配置されている。図7に示すようにステイ17は、筒状部17aの一端に径方向内方へ向けて段差部17bおよび端面部17cを一体成形したもので、筒状部17aの他端をもってオイルポート3の内面に固定(溶接)されている。端面部17cの中央には流体出入口17dが設けられている。
ベローズキャップ12におけるステイ17側の面に、ガスケットホルダ18が固定されている。ガスケットホルダ18は、筒状部18aの一端に径方向内方へ向けてフランジ部18bを一体成形したもので、筒状部18aの他端をもってベローズキャップ12におけるステイ17側の面に設けた凹部12aの周縁部に固定(嵌合)されている。
ガスケットホルダ18の内周側に、円盤状ガスケット21が浮遊可能な状態で保持されている。ここに浮遊可能な状態で保持されているとは、円盤状ガスケット21がガスケットホルダ18およびこれを固定したベローズキャップ12に対して軸方向(ベローズ11の伸縮方向)に変位可能な状態で保持されていることを云い、円盤状ガスケット21は、ガスケットホルダ18のフランジ部18bに係合して抜け止めされているので、このフランジ部18bとベローズキャップ12との間で軸方向に変位可能とされている。
また、この円盤状ガスケット21は、上記第一実施例に係る図5に示したように、金属または硬質樹脂等よりなる円盤状の剛性プレート22の表面にゴム等よりなる弾性体23を被着したもので、この表面に被着した弾性体23によって、ガスケット21のステイ17側の面に、ステイ17の端面部17cに接離自在に当接して液室(ベローズ外周空間)14を閉塞するシール部24が形成され、ベローズキャップ12側の面に、ベローズキャップ12に接離自在に当接してガスケット21およびベローズキャップ12間に間隙cを設定するスペーサ部25が形成されている。後者のスペーサ部25によってガスケット21およびベローズキャップ12間に間隙cを設定するのは、ゼロダウン時、液体が熱膨張したときにこの液体がガスケット21およびベローズキャップ12間に浸入しやすくするためである(スペーサ部25が設けられていないと、ゼロダウン時、ガスケット21およびベローズキャップ12が密着した状態となり、密着した状態であると、液体が熱膨張したときに両者12,21の間に浸入しにくい。したがってガスケット21がステイ17の端面部17cに当接したままの状態でベローズキャップ12のみが移動すると云う作動が生じにくくなる)。またガスケット21の外周部には、液体がガスケット21およびガスケットホルダ18間を通過しやすいよう切欠部26が所要数設けられている。
シール部24は、所定の高さhおよび径方向幅wを有する環状の突起として形成されており、環状であるので、ステイ17の端面部17cに当接したときにシール作用を奏して液室(ベローズ外周空間)14を閉塞する。一方、スペーサ部25は、所定の高さhおよび径方向幅wを有する環状の突起として形成されているが、円周上一部に切欠部25aが所要数設けられており、よって環状のままではないので、ベローズキャップ12に当接してもシール作用を奏さない。したがって円盤状ガスケット21がそのシール部24でステイ17の端面部17cに当接した状態で、円盤状ガスケット21におけるベローズキャップ12側の面の受圧面積はステイ17側の面の受圧面積よりも大きく設定されている。
また、ガスケットホルダ18のフランジ部18bと円盤状ガスケット21との間には、円盤状ガスケット21をベローズキャップ12に押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段としてウェーブスプリング27が介装されている。符号28はスプリングプレート(座金)で、その外周部には、液体がスプリングプレート28およびガスケットホルダ18間を通過しやすいよう切欠部28aが所要数設けられている。
つぎに、上記構成のアキュムレータ1の作動を説明する。
定常作動時・・・
上記したように図7はアキュムレータ1の定常作動時の状態を示している。オイルポート3は図示しない機器の圧力配管に接続されている。この定常作動時において、円盤状ガスケット21はガスケットホルダ18に保持された状態でベローズキャップ12とともに移動することによりステイ17の端面部17cから離れているので、ステイ17の端面部17cに設けられた流体出入口17dは開いている。したがってこの流体出入口17dを通してオイルポート3のポート穴4と液室(ベローズ外周空間)14とが連通し、オイルポート3のポート穴4から液室14へそのときどきの圧力を備えた液体が随時導入されるので、ベローズキャップ12は円盤状ガスケット21とともに液体圧および封入ガス圧が均衡するよう随時移動することが可能とされている。
ゼロダウン時・・・
図7の状態から、機器の運転が停止する等して圧力配管の圧力がゼロダウン状態となると、液室14内の液体がオイルポート3のポート穴4から徐々に排出され、これに伴って図6および図8に示すように、封入ガス圧によりベローズ11が伸長するとともにベローズキャップ12がベローズ11の伸長方向へ移動する。ベローズキャップ12のステイ17側の面には円盤状ガスケット21が保持されているので、この円盤状ガスケット21がそのシール部24でステイ17の端面部17cに当接し、流体出入口17dが閉じられる。したがって液室(ベローズ外周空間)14が閉塞され、液室14に一部の液体が閉じ込められるので、液室14の更なる圧力低下が発生しなくなり、よってベローズ11内外で液体圧および封入ガス圧が均衡する。したがってベローズ11の破損が防止される。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
図6および図8に示したゼロダウン状態、すなわち円盤状ガスケット21がステイ17の端面部17cに当接して液室(ベローズ外周空間)14が閉塞された状態で、雰囲気温度の上昇等によって液室14に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張すると、液体のほうが封入ガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。すると図9に示すように、この圧力差を受けてベローズキャップ12が液体圧および封入ガス圧が均衡する位置までウェーブスプリング27を圧縮しながら移動する。したがって液体圧および封入ガス圧が常に均衡した状態となるので、ベローズ11内外の圧力差によりベローズ11に塑性変形(異常変形)が発生するのが抑制される。尚、この熱膨張時、円盤状ガスケット21はその両面における受圧面積の差によりステイ17の端面部17cに当接したままで移動しない。したがって流体出入口17dは閉じたままとされている。
ゼロダウン解消時・・・
ゼロダウン状態が解消されてオイルポート3のポート穴4から液体が流入すると、この液体の圧力が円盤状ガスケット21に作用して円盤状ガスケット21をステイ17の端面部17cから離間させる。引きつづき液体は液体出入口17dから液室(ガスケット外周空間)14に導入されるので、ベローズキャップ12に直接作用し、この液体圧および封入ガス圧が均衡する位置までベローズキャップ12を移動させる。したがって初期状態に復することになる。
尚、このとき、ガスケットホルダ18および円盤状ガスケット21間に、円盤状ガスケット21をベローズキャップ12に押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段としてウェーブスプリング27が設けられているために、円盤状ガスケット21はベローズキャップ12の移動に速やかに追随する。したがってゼロダウン解消時の作動が円滑化されている。
上記構成のアキュムレータ1によれば、「内ガスタイプ」のアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室14に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに熱膨張率の差で発生する圧力差を、円盤状ガスケット21は移動せずベローズキャップ12のみが移動することにより、低減させることが可能とされている。したがってベローズ11内外の圧力差によってベローズ11に塑性変形(異常変形)が発生するのを抑制することができ、これによりベローズ11延いてはアキュムレータ1の耐久性を向上させることができる。
また、ガスケットホルダ18および円盤状ガスケット21間に円盤状ガスケット21をベローズキャップ12に押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段としてウェーブスプリング27が設けられているために、円盤状ガスケット21がベローズキャップ12の移動に速やかに追随する。したがってゼロダウン解消時の作動を円滑化することができる。
また、円盤状ガスケット21の芯材として剛性プレート22が用いられているために、ガスケット21が全体として変形しにくいものとされている。ガスケット21には弾性体23よりなるシール部24が形成されているので、シール性を高めることができ、またスペーサ部25が形成されているので、熱膨張時、液体がガスケット21およびベローズキャップ12間に浸入しやすくされている。
本発明の第一実施例に係るアキュムレータの断面図 同アキュムレータの定常作動時の状態を示す要部拡大断面図 同アキュムレータのゼロダウン時の状態を示す要部拡大断面図 同アキュムレータのゼロダウン状態における熱膨張時の状態を示す要部拡大断面図 円盤状ガスケットの単品図であって、(A)はその平面図、(B)はその断面図 本発明の第二実施例に係るアキュムレータの断面図 同アキュムレータの定常作動時の状態を示す要部拡大断面図 同アキュムレータのゼロダウン時の状態を示す要部拡大断面図 同アキュムレータのゼロダウン状態における熱膨張時の状態を示す要部拡大断面図 従来例に係るアキュムレータの断面図 他の従来例に係るアキュムレータの断面図
符号の説明
1 アキュムレータ
2 ハウジング
3 オイルポート
4 ポート穴
5 シェル
6 ガス注入口
7 ガスプラグ
8 六角ナット付ピン
9 エンドカバー
11 ベローズ
11a 固定端
11b 遊動端
12 ベローズキャップ
12a 凹部
13 ガス室
14 液室
15 制振リング
16 プロテクションリング
17 ステイ
17a,18a 筒状部
17b 段差部
17c 端面部
17d 液体出入口
18 ガスケットホルダ
18b フランジ部
21 円盤状ガスケット
22 剛性プレート
23 弾性体
24 シール部
25 スペーサ部
25a,26,28a 切欠部
27 ウェーブスプリング(バネ手段)
28 スプリングプレート
c 間隙

Claims (4)

  1. 圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングと、前記アキュムレータハウジングにおける前記オイルポートより内側に配置されるとともに筒状部先端の端面部に液体出入口を設けたステイと、前記ステイの外周側に配置されるとともに前記オイルポートに固定端を連結したベローズと、前記ベローズの遊動端に連結されたベローズキャップと、前記ベローズキャップにおけるステイ側の面に設けられたガスケットホルダと、前記ガスケットホルダにより前記ベローズの伸縮方向に相対移動可能な状態で保持された円盤状ガスケットと、を有し、前記ベローズの外周側にガス室を設定するとともに前記ベローズの内周側に液室を設定し、
    定常作動時、前記円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動し、圧力配管のゼロダウン時、前記円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動してステイの端面部に当接することにより液室を閉塞し、ゼロダウン時であって液室に閉じ込められた液体が熱膨張したときには、前記円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイに当接したままで、前記ベローズキャップが液体圧およびガス圧が均衡する位置に向けて移動可能であることを特徴とするアキュムレータ。
  2. 圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングと、前記アキュムレータハウジングにおける前記オイルポートより内側に配置されるとともに筒状部先端の端面部に液体出入口を設けたステイと、前記アキュムレータハウジングにおける前記ホイルポートと反対側の部位に固定端を連結したベローズと、前記ベローズの遊動端に連結されたベローズキャップと、前記ベローズキャップにおけるステイ側の面に設けられたガスケットホルダと、前記ガスケットホルダにより前記ベローズの伸縮方向に相対移動可能な状態で保持された円盤状ガスケットと、を有し、前記ベローズの内周側にガス室を設定するとともに前記ベローズの外周側に液室を設定し、
    定常作動時、前記円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動し、圧力配管のゼロダウン時、前記円盤状ガスケットはベローズキャップとともに移動してステイの端面部に当接することにより液室を閉塞し、ゼロダウン時であって液室に閉じ込められた液体が熱膨張したときには、前記円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイに当接したままで、前記ベローズキャップが液体圧およびガス圧が均衡する位置に向けて移動可能であることを特徴とするアキュムレータ。
  3. 請求項1または2記載のアキュムレータにおいて、
    ガスケットホルダおよび円盤状ガスケット間に前記円盤状ガスケットをベローズキャップに押し付ける方向に弾性付勢するバネ手段が介装され、
    ゼロダウン時であって液室に閉じ込められた液体が熱膨張したときには、前記円盤状ガスケットはその両面における受圧面積の差によりステイに当接したままで、前記ベローズキャップが液体圧およびガス圧が均衡する位置まで前記バネ手段を圧縮しながら移動することを特徴とするアキュムレータ。
  4. 請求項1、2または3記載のアキュムレータにおいて、
    円盤状ガスケットは、剛性プレートの表面に弾性体を被着したもので、前記弾性体によって、ステイの端面部に接離自在に当接して液室を閉塞するシール部と、ベローズキャップに接離自在に当接して当該ガスケットおよびベローズキャップ間に間隙を設定するスペーサ部とが形成されていることを特徴とするアキュムレータ。
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