JP2010109694A - 分波器 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数の減衰域を有し、小型化が可能である分波器を提供する。
【解決手段】分波器1は、アンテナ端子10と、送信側信号端子17と、受信側信号端子18a、18bと、送信側フィルタ11と、受信側フィルタ12とを備えている。送信側フィルタ11と受信側フィルタ12との少なくとも一方のフィルタは、弾性波伝搬方向に沿って配列されている第1及び第2のIDT電極を有する縦結合共振子型フィルタにより構成されている。第1のIDT電極の一方側は、アンテナ端子10に接続されている。第2のIDT電極の一方側は、送信側信号端子17または受信側信号端子18a、18bに接続されている。縦結合共振子型フィルタは、第1のIDT電極の他方側とグラウンド電位との間に直列に接続されているインダクタL4をさらに有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分波器に関し、特に、アンテナ端子に接続されている送信側フィルタ及び受信側フィルタを備える分波器に関する。
近年、携帯通信端末に対しては小型化の要求が特に強いため、携帯通信端末に用いる分波器に対しても小型化が強く求められている。
従来、小型の分波器としては、弾性表面波共振子を用いた分波器が広く用いられている。例えば下記の特許文献1には、送信側フィルタとして、複数の弾性表面波共振子を有するラダー型フィルタを用い、受信側フィルタとして縦結合共振子型フィルタを用いた分波器が開示されている。
分波器に対しては、送信側フィルタの伝送特性(Tx特性)として、Rx帯、GPS帯、WLAN帯(ワイヤレスLAN帯)、2倍波帯、3倍波帯などの多くの周波数帯において減衰量が大きいことが要求される。これらの多くの周波数帯において減衰極を形成する方法としては、ラダー型フィルタを用いた分波器において、並列腕共振子と共にインダクタを並列腕に設けることにより減衰極を形成する方法が特許文献2に開示されている。
特開2003−249842号公報 特開2004−173245号公報
しかしながら、例えば、並列腕共振子とインダクタとが設けられている並列腕の数を多くすることにより多数の減衰極を形成した場合、分波器が大型化し、分波器を十分に小型化することが困難であった。
本発明の目的は、多数の減衰域を有し、小型化が可能である分波器を提供することにある。
本発明に係る分波器は、アンテナ端子と、送信側信号端子と、受信側信号端子と、送信側フィルタと、受信側フィルタとを備えている。送信側フィルタは、アンテナ端子と送信側信号端子との間に設けられている。受信側フィルタは、アンテナ端子と受信側信号端子との間に設けられている。送信側フィルタと受信側フィルタとの少なくとも一方のフィルタは、弾性波伝搬方向に沿って配列されている第1及び第2のIDT電極を有する縦結合共振子型フィルタにより構成されている。第1のIDT電極の一方側は、アンテナ端子に接続されている。第2のIDT電極の一方側は、送信側信号端子または受信側信号端子に接続されている。縦結合共振子型フィルタは、第1のIDT電極の他方側とグラウンド電位との間に直列に接続されているインダクタをさらに有する。
本発明のある特定の局面では、受信側フィルタが縦結合共振子型フィルタにより構成されており、送信側フィルタがラダー型フィルタにより構成されている。この構成によれば、大きな電力が印加される送信側フィルタが、耐電力性が高いラダー型フィルタにより構成されているため、分波器の耐電力性を高めることができる。
本発明の他の特定の局面では、インダクタが第1のグラウンド電極に接続されており、第2のIDT電極の他方側が、第1のグラウンド電極とは分離されている第2のグラウンド電極に接続されている。この構成によれば、インダクタによって生じる減衰域における挿入損失をより大きくすることができるため、フィルタ特性をより高めることができる。
本発明に係る分波器では、送信側フィルタ及び受信側フィルタの一方のフィルタにおいて、第1のIDT電極の他方側とグラウンド電位との間にインダクタが直列に接続されているため、送信側フィルタ及び受信側フィルタの他方のフィルタの通過帯域よりも高域側の領域に減衰域を発生させることができ、よって、送信側フィルタ及び受信側フィルタのうちの他方のフィルタのインダクタを除く部分によって形成する必要がある減衰域の数が少なくなり、従って、送信側フィルタまたは受信側フィルタの小型化が可能となるため、分波器の小型化が可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る分波器の回路図である。図1に示すように、本実施形態に係る分波器1は、送信側フィルタ11と、受信側フィルタ12とを備えている。受信側フィルタ12は、アンテナ端子10と、第1及び第2の受信側信号端子18a、18bとの間に設けられている。一方、送信側フィルタ11は、アンテナ端子10と、送信側信号端子17との間に設けられている。アンテナ端子10と、送信側フィルタ11及び受信側フィルタ12との接続点と、グラウンド電位との間には、インダクタL5が接続されている。
なお、本実施形態では、送信側フィルタ11と受信側フィルタ12とのそれぞれが弾性表面波を利用したフィルタである例について説明する。但し、本発明はこの構成に限定されず、例えば、送信側フィルタ11と受信側フィルタ12とのそれぞれは、弾性境界波を利用したフィルタであってもよい。
送信側フィルタ11は、ラダー型フィルタにより構成されている。具体的には、送信側フィルタ11は、アンテナ端子10と送信側信号端子17とを接続する直列腕9を備えている。
直列腕9には、互いに直列に接続された複数の直列腕共振器S1〜S3が設けられている。各直列腕共振器S1〜S3は、ひとつの直列腕共振子または互いに直列に接続された複数の直列腕共振子を備えている。すなわち、直列腕9には、互いに直列に接続されている複数の直列腕共振子が設けられている。
具体的には、本実施形態では、アンテナ端子10に直接接続されている第1の直列腕共振器S1は、互いに直列に接続されている2つの直列腕共振子S1a、S1bにより構成されている。
第1の直列腕共振器S1の後段に接続されている第2の直列腕共振器S2は、互いに直列に接続されている3つの直列腕共振子S2a〜S2cにより構成されている。第2の直列腕共振器S2を構成する3つの直列腕共振器S2a〜S2cのうちの直列腕共振子S2a、S2bには、キャパシタC1が並列に接続されている。
第2の直列腕共振器S2と送信側信号端子17との間に接続されている第3の直列腕共振器S3は、互いに直列に接続されている3つの直列腕共振子S3a〜S3cにより構成されている。第3の直列腕共振器S3を構成する3つの直列腕共振子S3a〜S3cのうちの直列腕共振子S3cには、キャパシタC2が並列に接続されている。直列腕共振器S3cには、さらにインダクタL3が並列に接続されている。
なお、本実施形態のキャパシタは、圧電基板上に形成されている一対のくし歯電極からなるキャパシタであってもよいし、圧電基板上に形成されている一対の容量電極からなるキャパシタであってもよいし、外付けのキャパシタであってもよい。
直列腕9とグラウンド電位との間には、少なくともひとつの並列腕が接続されている。具体的には、本実施形態では、直列腕9とグラウンド電位との間には、複数の並列腕13a〜13cが接続されている。
複数の並列腕13a〜13cのそれぞれには、並列腕共振器P1〜P3が設けられている。各並列腕共振器P1〜P3は、ひとつの並列腕共振子または、互いに直列に接続されている複数の並列腕共振子を備えている。
具体的には、第1の並列腕13aは、第1の直列腕共振器S1と第2の直列腕共振器S2との間の接続点と、グラウンド電位との間に接続されている。第1の並列腕13aには、互いに直列に接続されている第1の並列腕共振器P1とインダクタL1とが設けられている。第1の並列腕共振器P1は、互いに直列に接続されている2つの並列腕共振子P1a、P1bにより構成されている。
第2の並列腕13bは、第2の直列腕共振器S2と第3の直列腕共振器S3との間の接続点と、グラウンド電位との間に接続されている。第2の並列腕13bには、互いに直列に接続されている第2の並列腕共振器P2が設けられている。第2の並列腕共振器P2は、互いに直列に接続されている2つの並列腕共振子P2a、P2bにより構成されている。
第3の並列腕13cは、第3の直列腕共振器S3と送信側信号端子17との間の接続点と、グラウンド電位との間に接続されている。第3の並列腕13cには、互いに直列に接続されている第3の並列腕共振器P3が設けられている。第3の並列腕共振器P3は、互いに直列に接続されている2つの並列腕共振子P3a、P3bにより構成されている。
第2の並列腕13bと第3の並列腕13cとは互いに接続されており、インダクタL2を介してグラウンド電位に接続されている。なお、このインダクタL2と、インダクタL1及びL3のそれぞれは、配線パターンまたはコイルパターンにより得られるインダクタンス分により構成されていてもよいし、別個のインダクタチップにより構成されていてもよい。
なお、本実施形態の各共振子のIDT電極には、交叉幅重み付けなどの重み付けが施されていてもよく、また、他の部分よりも電極指のピッチが小さい狭ピッチ電極指部が設けられていてもよい。
次に、主として図2を参照しつつ、受信側フィルタ12の構成について説明する。なお、図1では、受信側フィルタ12は、略図的に示しており、グレーティング反射器24,25,34,35などの一部の構成部材の描画は省略している。また、図2においてもIDT電極やグレーティング反射器は簡略的に描画されており、描画されているIDT電極やグレーティング反射器の電極指の本数は実際の本数よりも少ない。
本実施形態では、受信側フィルタ12は、縦結合共振子型弾性表面波フィルタにより構成されている。具体的には、図2に示すように、受信側フィルタ12は、第1及び第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20,30を備えている。第1及び第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20,30のそれぞれは、3IDT型の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部である。
図1に示すように、第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20は、アンテナ端子10と第1の受信側信号端子18aとの間に設けられている。図2に示すように、第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20は、弾性表面波伝搬方向に沿ってこの順番で配列された第1〜第3のIDT電極21〜23を備えている。第1〜第3のIDT電極21〜23が設けられた領域の弾性表面波伝搬方向の両側には、第1及び第2のグレーティング反射器24,25が配置されている。
第1のIDT電極21は、互いに間挿し合う一対のくし歯電極21a、21bを有する。同様に、第2のIDT電極22も、互いに間挿し合う一対のくし歯電極22a、22bを有し、第3のIDT電極23も、互いに間挿し合う一対のくし歯電極23a、23bを有する。
第1のIDT電極21のくし歯電極21aと、第3のIDT電極23のくし歯電極23aとは、図1に示すように、1ポート型の弾性表面波共振子からなる共振子40を介してアンテナ端子10に共通に接続されている。この共振子40と、後述する共振子45とは、直列トラップを構成している。
第2のIDT電極22のくし歯電極22aは、グラウンド電極52に接続されている。一方、くし歯電極22bは、第1の受信側信号端子18aに接続されている。
図1に示すように、第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部30は、アンテナ端子10と第2の受信側信号端子18bとの間に設けられている。図2に示すように、第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部30も、上述の第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20と実質的に同様の構成を有している。具体的には、第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部30は、弾性表面波伝搬方向に沿ってこの順番で配列された第1〜第3のIDT電極31〜33と、第1〜第3のIDT電極31〜33が設けられた領域の弾性表面波伝搬方向の両側に設けられた第1及び第2のグレーティング反射器34,35とを備えている。第1のIDT電極31のくし歯電極31aと、第3のIDT電極33のくし歯電極33aとは、図1に示すように、1ポート型の弾性表面波共振子からなる共振子45を介してアンテナ端子10に共通に接続されている。第2のIDT電極32のくし歯電極32aは、グラウンド電極53に接続されている。一方、くし歯電極32bは、第2の受信側信号端子18bに接続されている。
なお、第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部30は、第1の受信側信号端子18aから取り出される信号の位相と、第2の受信側信号端子18bから取り出される信号の位相とが180度異なるように構成されている。具体的には、第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20の第1及び第3のIDT電極21,23の位相に対して、第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部30の第1及び第3のIDT電極31,33の位相が反転するように、第1〜第3のIDT電極31〜33が構成されている。
第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20の第2のIDT電極22と第1の受信側信号端子18aとの間の接続点と、第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部30の第2のIDT電極32と第2の受信側信号端子18bとの間の接続点とは、1ポート型の弾性表面波共振子からなる共振子50を介して互いに接続されている。この共振子50は並列トラップを構成している。
本実施形態の特徴は、第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20の第1及び第3のIDT電極21,23のくし歯電極21b、23bと、第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部30の第1及び第3のIDT電極31,33のくし歯電極31b、33bとがインダクタL4を介してグラウンド電極51に接続されていることにある。換言すれば、本実施形態の特徴は、第1及び第3のIDT電極21,23,31,33のアンテナ端子10に接続されている側とは反対側とグラウンド電位とに間に直列に接続されているインダクタL4が設けられていることにある。
本実施形態では、このインダクタL4を受信側フィルタ12に設けることにより、後述する実施例においても裏付けられるように、送信側フィルタ11の伝送特性として、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域に新たな減衰域を形成することができる。このため、送信側フィルタ11の回路自体で形成する必要がある減衰域の数が少なくなる。従って、送信側フィルタ11において、並列腕の本数を少なくすることが可能であるため、送信側フィルタ11を小型化することが可能となる。その結果、分波器1の小型化が可能となる。
なお、インダクタL4を受信側フィルタ12に設けることにより、送信側フィルタ11の伝送特性として、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域に新たな減衰域を形成することができる理由は、以下の通りである。
直列トラップを構成する共振子40,45と、共振子40,45に対して直列に接続されているIDT電極21,23,31,33とは、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域においては容量として機能する。このため、図1に示す分波器1は、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域においては、図3に示すモデル図にモデル化することができる。すなわち、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域においては、アンテナ端子10と第1の直列腕共振器S1との間の共振点と、グラウンド電位との間に、共振子40,45及びIDT電極21,23,31,33により構成される容量素子と、インダクタL4とが直列に接続された態様となる。このため、インダクタL4を設けることにより、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域においては、受信側フィルタ12を並列腕とみなすことができる。従って、インダクタL4を受信側フィルタ12に設けることにより、送信側フィルタ11の伝送特性として、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域に新たな減衰域を形成することができる。その結果、送信側フィルタ11における並列腕の数を減らすことができ、よって、送信側フィルタ11、ひいては分波器1を小型化することができる。
また、本実施形態では、上述のように、インダクタL4が接続されているグラウンド電極51と、第2のIDT電極22,32のくし歯電極22a、32aが接続されているグラウンド電極52,53とが分離されている。このため、インダクタL4によって生じる減衰域における挿入損失をより大きくすることができる。従って、送信側フィルタ11のフィルタ特性をより高めることができる。
また、本実施形態では、大きな電力が印加される送信側フィルタ11が、耐電力性が高いラダー型フィルタにより構成されている。従って、分波器1の耐電力性を高めることができる。
(第1の実施例)
図1及び図2に示す構造を有し、レイリー波が励振される分波器1を下記の要領で作製し、送信側信号端子17からアンテナ端子10側に信号を入力したときの送信側フィルタ11の挿入損失を測定した。
送信側フィルタ11の製造においては、まず、カット角が126.0°のLiNbO基板の上に、先行膜として厚さ190nmのSiO膜を形成した。次に、形成した先行膜に電極構造の形状に対応した形状の溝を形成した。その溝内に、NiCr膜(厚さ:10nm)/Pt膜(厚さ:60nm)/Ti膜(厚さ:10nm)/Al膜(厚さ:90nm)/Ti膜(厚さ10nm)を順次積層することにより、IDT電極及びグレーティング反射器を形成した。最後に、IDT電極及びグレーティング反射器を覆うように、厚さ400nmのSiO膜を成膜し、さらにその上に厚さ30nmのSiN膜を成膜することにより送信側フィルタ11を作製した。
なお、送信側フィルタ11の各共振子には、弾性表面波伝搬方向における中央で交叉幅が最大となり、両側において最小となり、その間において交叉幅が直線的に変化し、両端における最小交叉幅が中央における最大交叉幅の10%となるように交叉幅重み付けを施した。
送信側フィルタ11を構成する各共振子の設計パラメータを下記の表1に示す。
Figure 2010109694
受信側フィルタ12は、カット角が42.0°のLiTaO基板状に、厚さ200nmのAl膜からなる電極を形成することにより作製した。
受信側フィルタ12の共振子40,45,50の設計パラメータを下記の表2に示す。
Figure 2010109694
受信側フィルタ12の第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20の設計パラメータは、下記の通りである。なお、第1及び第3のIDT電極21,23の第2のIDT電極22と隣接する端部と、第2のIDT電極22の第1及び第3のIDT電極21,23と隣接する端部とのそれぞれに、他の部分よりも電極指の周期が小さい狭ピッチ部を形成した。
また、第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部30は、出力される信号の位相が第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20から出力される信号の位相と180°異なることを除いては、第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部20と同じ設計パラメータを有するものとした。
第1のグレーティング反射器24の電極指の本数:30本
第1のグレーティング反射器24におけるDuty:0.63
第1のグレーティング反射器24における電極指の周期:2.190μm
第1のIDT電極21の狭ピッチ電極指部以外の部分における電極指の本数:32本
第1のIDT電極21の狭ピッチ電極指部における電極指の本数:5本
第1のIDT電極21の狭ピッチ電極指部以外の部分におけるDuty:0.68
第1のIDT電極21の狭ピッチ電極指部におけるDuty:0.68
第1のIDT電極21の狭ピッチ電極指部以外の部分における電極指の周期:2.170μm
第1のIDT電極21の狭ピッチ電極指部における電極指の周期:2.024μm
第2のIDT電極22の第1のIDT電極21側の狭ピッチ電極指部における電極指の本数:5本
第2のIDT電極22の狭ピッチ電極指部以外の部分における電極指の本数:33本
第2のIDT電極22の第3のIDT電極23側の狭ピッチ電極指部における電極指の本数:5本
第2のIDT電極22の第1のIDT電極21側の狭ピッチ電極指部におけるDuty:0.68
第2のIDT電極22の狭ピッチ電極指部以外の部分におけるDuty:0.68
第2のIDT電極22の第3のIDT電極23側の狭ピッチ電極指部におけるDuty:0.68
第2のIDT電極22の第1のIDT電極21側の狭ピッチ電極指部における電極指の周期:1.9998
第2のIDT電極22の狭ピッチ電極指部以外の部分における電極指の周期:2.051
第2のIDT電極22の第3のIDT電極23側の狭ピッチ電極指部における電極指の周期:1.9998
第3のIDT電極23の狭ピッチ電極指部における電極指の本数:5本
第3のIDT電極23の狭ピッチ電極指部以外の部分における電極指の本数:32本
第3のIDT電極23の狭ピッチ電極指部におけるDuty:0.68
第3のIDT電極23の狭ピッチ電極指部以外の部分におけるDuty:0.68
第3のIDT電極23の狭ピッチ電極指部における電極指の周期:2.024μm
第3のIDT電極23の狭ピッチ電極指部以外の部分における電極指の周期:2.170μm
第2のグレーティング反射器25の電極指の本数:30本
第2のグレーティング反射器25におけるDuty:0.63
第2のグレーティング反射器25における電極指の周期:2.190μm
交叉幅:60μm
IDT電極21,23とグレーティング反射器24,25との間のギャップ:0.53λ
その他の、詳細な設計パラメータは、以下の通りである。
キャパシタC1:1.4pF
キャパシタC2:5.5pF
インダクタL1:0.6nH
インダクタL2:0.8nH
インダクタL3:1.15nH
インダクタL4:1.25nH
インダクタL5:4.5nH
(比較例)
比較例として、インダクタL4を設けないこと以外は、上記の第1の実施例と同じ構成を有する分波器(図4を参照)を作製し、送信側信号端子17からアンテナ端子10側に信号を入力したときの送信側フィルタ11の挿入損失を測定した。
上記第1の実施例及び比較例の結果を図5に示す。図5に示すように、受信側フィルタ12にインダクタL4を設けた第1の実施例においては、バンド3の3倍波帯に相当する5.13GHz〜5.355GHzの高周波帯域において、減衰域が観察された。具体的には、第1の実施例では、バンド3の3倍波帯域において、21dBの挿入損失が得られた。
それに対して、受信側フィルタ12にインダクタL4を設けなかった比較例においては、バンド3の3倍波帯域に減衰域は観察されなかった。比較例では、バンド3の3倍波帯域における挿入損失は、7dBであった。
以上の結果から、受信側フィルタ12にインダクタL4を設けることにより、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域に減衰域を形成できることがわかる。
なお、第1の実施例では、並列腕13aに設けられた並列腕共振器P1とインダクタL1とによってバンド3の2倍波帯における減衰域が形成された。例えば、この並列腕13aに設けられた並列腕共振器P1とインダクタL1とによってバンド3の3倍波帯における減衰域を形成することも考えられる。しかしながら、並列腕13aに設けられた並列腕共振器P1とインダクタL1とによってバンド3の3倍波帯における減衰域を形成しようとすると、インダクタL1のインダクタンスを非常に小さくする必要がある。このため、インダクタL1の形成が困難となる。
それに対して、第1の実施形態のようにインダクタL4を設けることによってバンド3の3倍波帯における減衰域を形成する場合は、IDT電極21,23,31,33の対数が比較的少ないため、インダクタL4のインダクタンスをそれほど小さくする必要はない。従って、分波器1の作製が容易となる。
以下、本発明を実施した好ましい形態のさらなる例について説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
上記の第1の実施形態では、インダクタL4と、第2のIDT電極22,32のくし歯電極22a、32aとがそれぞれ別個のグラウンド電極に接続されている例について説明した。但し、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図6に示すように、インダクタL4と、第2のIDT電極22,32のくし歯電極22a、32aとが全て同じグラウンド電極51に接続されていてもよい。
この場合であっても、上記第1の実施形態の場合と同様に、送信側フィルタ11の伝送特性として、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域に新たな減衰域を形成することができる。このため、送信側フィルタ11の回路自体で形成する必要がある減衰域の数が少なくなる。従って、送信側フィルタ11において、並列腕の本数を少なくすることが可能となるため、送信側フィルタ11を小型化することが可能となる。その結果、分波器1の小型化が可能となる。
なお、図6に示す本実施形態の分波器は、図7において、モデル図にモデル化することができる。なお、図7に示す特性インピーダンスR1,R2は、受信側信号端子18a、18bに接続されているICの入力インピーダンスである。具体的には、本実施形態では、特性インピーダンスR1,R2は、50Ωの抵抗である。
図7に示すように、本実施形態の場合、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域においては、共振子40,45と、IDT電極21,23,31,33とによってキャパシタC3が形成され、IDT電極22によってキャパシタC4が形成され、IDT電極32によってキャパシタC5が形成される。そして、インダクタL4とキャパシタC4,C5とにより並列共振回路60が形成される。この並列共振回路60によって高周波帯に減衰域が形成される。
本実施形態の場合、受信側信号端子18a、18bに特性インピーダンスR1,R2が接続されているため、上記の第1の実施形態においてインダクタL4により形成される直列共振回路のQ値よりも、並列共振回路60とキャパシタC3とにより構成される共振回路のQ値の方が小さくなる。
また、本実施形態では、インダクタL4に対して並列にキャパシタC4,C5が接続されているため、見かけ上のインダクタンスが大きくなる。従って、インダクタL4のインダクタンスを小さくすることができる。
なお、例えば、インダクタL4を設けることによりバンド3の3倍波帯に減衰域を形成する場合、この並列共振回路の共振周波数は、3倍波帯よりも高い周波数に設定される。
(第2の実施例)
インダクタL4と、第2のIDT電極22,32のくし歯電極22a、32aとを共通のグラウンド電極に接続し、インダクタL4のインダクタンスを0.5nHとしたこと以外は、上記の第1の実施例と同様の構成を有する分波器を第2の実施例として作製し、送信側信号端子からアンテナ端子10側に信号を入力したときの送信側フィルタ11の挿入損失を測定した。
第2の実施例の結果を、上記の比較例の結果と共に、図8に示す。図8に示すように、インダクタL4と第2のIDT電極22,32のくし歯電極22a、32aとを共通のグラウンド電極に接続した場合であっても、バンド3の3倍波帯に相当する5.13GHz〜5.355GHzの高周波帯域において、減衰域が観察された。具体的には、第1の実施例では、バンド3の3倍波帯域において、比較例における挿入損失(7dB)より6dB大きい13dBの挿入損失が得られた。
これら第1及び第2の実施例並びに比較例の結果から、インダクタL4が接続されているグラウンド電極と、第2のIDT電極22,32のくし歯電極22a、32aが接続されているグラウンド電極とが共通であるか否かにかかわらず、受信側フィルタ12にインダクタL4を設けることにより、送信側フィルタ11の通過帯域よりも高域側の領域に減衰域を形成できることがわかる。
但し、インダクタL4と第2のIDT電極22,32のくし歯電極22a、32aとを共通のグラウンド電極に接続した第2の実施例におけるバンド3の3倍波帯域の挿入損失(13dB)よりも、インダクタL4と第2のIDT電極22,32のくし歯電極22a、32aとを別個のグラウンド電極に接続した第1の実施例におけるバンド3の3倍波帯域の挿入損失(21dB)の方が大きかった。この結果から、インダクタL4と第2のIDT電極22,32のくし歯電極22a、32aとを別個のグラウンド電極に接続することによって、バンド3の3倍波帯に減衰域における挿入損失をより大きくできることがわかる。
なお、上記第1及び第2の実施形態では、受信側フィルタ12のみを縦結合共振子型フィルタにより構成する例について説明した。但し、本発明はこの構成に限定されず、例えば、送信側フィルタと受信側フィルタとの両方を縦結合共振子型フィルタにより構成してもよい。
上記実施形態では、縦結合共振子型弾性波フィルタが弾性表面波を利用するフィルタである例について説明した。但し、本発明において、縦結合共振子型弾性波フィルタは弾性境界波を利用するフィルタであってもよい。
第1の実施形態に係る分波器の回路図である。 第1の実施形態における受信側フィルタの回路図である。 送信側フィルタの通過帯域よりも高域側の領域における第1の実施形態に係る分波器のモデル図である。 比較例に係る分波器に回路図である。 第1の実施例及び比較例における送信側フィルタの挿入損失を表すグラフである。 第2の実施形態に係る分波器の回路図である。 第1の実施例及び比較例における送信側フィルタの挿入損失を表すグラフである。 第2の実施例及び比較例における送信側フィルタの挿入損失を表すグラフである。
符号の説明
1…分波器
9…直列腕
10…アンテナ端子
11…送信側フィルタ
12…受信側フィルタ
13a〜13c…並列腕
17…送信側信号端子
18a…第1の受信側信号端子
18b…第2の受信側信号端子
20…第1の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部
30…第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ部
21,31…第1のIDT電極
22,32…第2のIDT電極
23,33…第3のIDT電極
21a、21b、22a、22b、23a、23b、31a、31b、32a、32b、33a、33b…くし歯電極
24,25,34,35…グレーティング反射器
40,45…共振子(直列トラップ)
50…共振子(並列トラップ)
51,52,53…グラウンド電極
60…並列共振回路
L1〜L4…インダクタ
C1〜C5…キャパシタ
S1〜S3…直列腕共振器
P1〜P3…並列腕共振器
R1,R2…特性インピーダンス
S1a、S1b、S2a〜S2c、S3a〜S3c…直列腕共振子
P1a、P1b、P2a、P2b、P3a、P3b…並列腕共振子

Claims (3)

  1. アンテナ端子と、
    送信側信号端子と、
    受信側信号端子と、
    前記アンテナ端子と前記送信側信号端子との間に設けられている送信側フィルタと、
    前記アンテナ端子と前記受信側信号端子との間に設けられている受信側フィルタとを備え、
    前記送信側フィルタと前記受信側フィルタとの少なくとも一方のフィルタは、弾性波伝搬方向に沿って配列されている第1及び第2のIDT電極を有し、前記第1のIDT電極の一方側が前記アンテナ端子に接続されており、前記第2のIDT電極の一方側が前記送信側信号端子または前記受信側信号端子に接続されている縦結合共振子型フィルタにより構成されており、
    縦結合共振子型フィルタは、前記第1のIDT電極の他方側とグラウンド電位との間に直列に接続されているインダクタをさらに有する、分波器。
  2. 前記受信側フィルタが前記縦結合共振子型フィルタにより構成されており、前記送信側フィルタがラダー型フィルタにより構成されている、請求項1に記載の分波器。
  3. 前記インダクタが第1のグラウンド電極に接続されており、前記第2のIDT電極の他方側が、前記第1のグラウンド電極とは分離されている第2のグラウンド電極に接続されている、請求項1または2に記載の分波器。
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