JPWO2006040927A1 - 分波器 - Google Patents

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Abstract

第1,第2のバンドパスフィルタの通過帯域よりも低い周波数域における減衰量を改善することができ、しかも通過帯域における挿入損失の劣化が生じ難い分波器を提供する。通過帯域の周波数が相対的に低い第1のバンドパスフィルタF1と、通過帯域が相対的に高い第2のバンドパスフィルタF2とが接続されている分波器であって、共通端子3とアンテナ2との間に直列に第1の容量Csが接続されており、第1の容量Csとアンテナ2との間の接続点とアース電位との間に第2の容量Cpが接続されており、該接続点とアース電位との間に接続されており、かつ前記第2の容量Cpに並列に接続されているインダクタンスLpとを有し、上記第2の容量Cp及びインダクタンスLpによる並列共振回路の共振周波数が、第2のバンドパスフィルタF2の通過帯域よりも高くされている、分波器1。

Description

本発明は、例えば携帯電話機などの通信機器において用いられる分波器に関し、より詳細には、弾性表面波フィルタ(SAWフィルタ)を用いて第1,第2のバンドパスフィルタが構成されている分波器に関する。
従来より、携帯電話などの通信機器において、小型化及び低背化が強く求められている。そのため、携帯電話機では、1つのアンテナを用いて送受信が行われている。この場合、送信周波数と受信周波数が異なっているため、アンテナには分波器が接続されている。
下記の特許文献1には、このような用途に用いられる分波器の一例が開示されている。図11は、特許文献1に記載の分波器の回路構成を示す図である。
図11に示すように、分波器101は、アンテナに接続されるアンテナ端子102を有する。このアンテナ端子102に、第1のバンドパスフィルタF1と、第2のバンドパスフィルタF2とが接続されている。ここでは、第1のバンドパスフィルタF1は、送信側帯域フィルタとして用いられており、送信端子103に接続されている。第2のバンドパスフィルタF2は、受信側帯域フィルタとして用いられており、受信端子104に接続されている。バンドパスフィルタF1の中心周波数をf1、第2のバンドパスフィルタF2の中心周波数f2とすると、f2>f1とされている。
バンドパスフィルタF1は、図11では略図的に示されているが、直列腕共振子Sと並列腕共振子Pとを有するラダー型SAWフィルタにより構成されている。同様に、第2のバンドパスフィルタF2も、直列腕共振子Sと並列腕共振子Pとを有するラダー型SAWフィルタにより構成されている。ここでは、直列腕共振子S及び並列腕共振子Pは、SAW共振子により構成されている。
分波器101では、アンテナとの整合を図るために、アンテナ端子とバンドパスフィルタF2との間に整合回路105が接続されている。整合回路105は、アンテナ端子102とバンドパスフィルタF2との間に直列に挿入された容量Cと、アンテナ端子102と容量Cとの間の接続点とアース電位との間に接続されたインダクタンスLとを有する。
分波器101では、バンドパスフィルタF2のアンテナ端子102に最も近い共振子である直列腕共振子Sを結合側共振子とした場合、該結合側共振子のインピーダンスは、周波数f1において容量性の高インピーダンスとされている。また、該結合側共振子のインピーダンスは、バンドパスフィルタF2の通過帯域においても容量性であるが、結合側共振子の共振周波数が、周波数f2に近いため、共振インピーダンスに引きずられ、周波数f2では極めて低いインピーダンスとなる。そして、この容量性の各インピーダンスを、インダクタンスLのインダクタンス値を調整することによりインピーダンス整合が図られている。それによって中心周波数f1では、バンドパスフィルタF1からアンテナ端子102に電流が流れ易くなっており、中心周波数f2では、アンテナ端子102からバンドパスフィルタF2に電流が流れ易くされている。
特開平5−167388号公報
近年、移動体通信機器の国際規格である3GPPでは、受信側バンドパスフィルタで混信を避けるために、送信側で発生した様々な周波数のスプリアス信号を減衰させることが求められている。受信周波数をRx、送信周波数をTxとしたとき、例えば、Rx−Tx、2Tx−Rx及びRx+Txなどの周波数のスプリアス信号の減衰が求められており、特に、Rx−Txの周波数の信号を減衰させることが強く求められている。
ところで、例えば日本国のW−CDMA方式では、受信側通過帯域は2110〜2170MHzであり、送信側通過帯域は1920〜1980MHzである。従って、Rx−Txは190MHzと、送信側通過帯域の周波数よりも非常に低い周波数である。すなわち、Rx−Txは、通過帯域の周波数よりもオーダーが一桁小さいほど低い周波数である。
特許文献1に記載の分波器101を用いた場合、受信側バンドパスフィルタである第2のバンドパスフィルタF2において、Rx−Txのような低い周波数の信号を十分に減衰させることは困難であった。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、通過帯域が異なる第1,第2のバンドパスフィルタを有する分波器の各バンドパスフィルタの通過帯域よりもかなり低い周波数における減衰量を、相対的に通過帯域が高い第2のバンドパスフィルタ側において十分に大きくすることができ、しかも通過帯域内における挿入損失の劣化を招き難い、分波器を提供することにある。
本願の第1の発明によれば、通過帯域の周波数が相対的に低い第1のバンドパスフィルタと、通過帯域の周波数が相対的に高い第2のバンドパスフィルタとを備え、第1,第2のバンドパスフィルタの一端がアンテナ側の共通端子に接続されている分波器において、前記共通端子とアンテナとの間に直列に接続された第1の容量と、前記アンテナと前記第1の容量との間の接続点とアース電位との間に接続された第2の容量と、前記第2の容量に並列に接続された第1のインダクタンスとを有する整合回路をさらに備え、前記第2の容量と、前記第1のインダクタンスとの並列共振回路による共振周波数が前記第2のバンドパスフィルタの通過帯域よりも高くされていることを特徴とする、分波器が提供される。
本願の第2の発明によれば、通過帯域の周波数が相対的に低い第1のバンドパスフィルタと、通過帯域の周波数が相対的に高い第2のバンドパスフィルタとを備え、第1,第2のバンドパスフィルタの一端がアンテナ側の共通端子に接続されている分波器において、前記アンテナと前記共通端子との間の接続点とアース電位との間に接続されている容量と、前記容量に並列に接続されている第1のインダクタンスとを有する整合回路をさらに備え、前記容量と前記第1のインダクタンスとの並列共振回路による共振周波数が前記第2のバンドパスフィルタの通過帯域よりも高くされていることを特徴とする、分波器が提供される。
本発明(第1,第2の発明)のある特定の局面では、前記第2のバンドパスフィルタは、前記共通端子側において直列に接続されている結合側共振子を有する。
また、本発明の他の特定の局面では、前記第2のバンドパスフィルタが、複数のSAW共振子を梯子型回路構成を有するように接続してなるラダー型SAWフィルタである。
本発明の別の特定の局面では、第2のインダクタンスがさらに備えられており、前記ラダー型SAWフィルタにおいて梯子型回路を構成している複数のSAW共振子の内、直列腕に配置されている少なくとも1つの直列腕共振子に前記第2のインダクタンスが並列に接続されている。
本発明の分波器の他の特定の局面では、前記第2のバンドパスフィルタが縦結合共振子型SAWフィルタである。
本発明に係る分波器のさらに他の特定の局面では、第1,第2のバンドパスフィルタが実装されているパッケージ材をさらに備え、前記容量及び前記インダクタンスがそれぞれ、チップ型コンデンサ及びチップ型インダクタンス素子により構成されており、かつ前記パッケージ材外において接続されて前記整合回路が構成されている。
本発明に係る分波器のさらに別の特定の局面では、前記第1,第2のバンドパスフィルタが実装されているパッケージ材をさらに備え、前記容量及び前記インダクタンスのうち1つ以上が前記パッケージ材中に電極パターンを用いて構成されている。
本発明に係る分波器のさらに他の特定の局面では、前記第1及び/または第2のバンドパスフィルタが構成されているフィルタ基板をさらに備え、前記容量及び前記インダクタンスのうち1つ以上が前記フィルタ基板上に形成されている。
第1の発明に係る分波器では、整合回路は、上記第1の容量と、互いに並列に接続された第2の容量及びインダクタンスとを含み、第2の容量と該インダクタンスとの並列共振回路による共振周波数が、第2のバンドパスフィルタの通過帯域よりも高くされているため、第1,第2のバンドパスフィルタの通過帯域においては、上記並列共振回路によるインピーダンスは誘導性となり、前述した先行技術におけるインダクタンスLと等価のインダクタンスとなる。他方、190MHzのように、第1のバンドパスフィルタの通過帯域よりもはるかに低い周波数域では、第2の容量が接続されているため、上記インダクタンスのインダクタンス値を小さくすることができ、それによって大きな減衰量を得ることができる。これは、後述するように、上記並列共振回路による減衰量周波数特性では、第2の容量の静電容量が大きく、上記インダクタンスのインダクタンス値が小さいほど、大きな減衰量を得ることができることによる。
従って、第1の発明によれば、第1のバンドパスフィルタの通過帯域よりも低い周波数、特に該通過帯域よりも一桁以上低い周波数域における第2のバンドパスフィルタの減衰量を高めることができる。
よって、上記整合回路の回路定数を調整することにより、例えば190MHzのような第1のバンドパスフィルタの通過帯域よりも一桁以上小さいオーダーの周波数域における減衰量を十分な大きさとすることが可能となる。しかも、本発明によれば、通過帯域における挿入損失劣化も生じ難い。
第2の発明に係る分波器では、整合回路は、上記インダクタンスと上記容量とを含み、該容量とインダクタンスの並列共振回路による共振周波数が、第2のバンドパスフィルタの通過帯域よりも高くされているため、第1,第2のバンドパスフィルタの通過帯域においては、上記並列共振回路によるインピーダンスは誘導性となり、前述した先行技術におけるインダクタンスLと等価のインダクタンスとなる。他方、190MHzのように、第1のバンドパスフィルタの通過帯域よりもはるかに低い周波数域では、容量が接続されているため、上記インダクタンスのインダクタンス値を小さくすることができ、それによって大きな減衰量を得ることができる。これは、後述するように、上記並列共振回路による減衰量周波数特性では、容量の静電容量が大きく、上記インダクタンスのインダクタンス値が小さいほど、大きな減衰量を得ることができることによる。
従って、第2の発明によれば、第1のバンドパスフィルタの通過帯域よりも低い周波数、特に該通過帯域よりも一桁以上低い周波数域における第2のバンドパスフィルタの減衰量を高めることができる。
また、本発明において、第2のバンドパスフィルタが、共通端子側において直列に接続されている結合側共振子を有する場合には、前記第1のバンドパスフィルタの通過帯域における前記第2のバンドパスフィルタのインピーダンスを容量性の大きなインピーダンスとすることができる。従って、第1のバンドパスフィルタの挿入損失を小さくすることが可能となる。
第1,第2のバンドパスフィルタが、複数のSAW共振子を梯子型回路構成を有するように接続してなるラダー型SAWフィルタである場合には、上記通過帯域より低い側の周波数の減衰量を確保することが困難であるため、特に本発明を利用することにより、通過帯域よりもかなり低い周波数域における減衰量を確実に十分な大きさとすることができる。
本発明において、第2のインダクタンスがさらに備えられており、上記ラダー型SAWフィルタの複数のSAW共振子の内、直列腕に配置されている少なくとも1つのSAW共振子に該第2のインダクタンスが並列に接続されている場合には、インダクタンスが上記直列腕共振子に並列に接続されていない場合に比べて分波器のアイソレーションを高めることが可能となる。
第2のバンドパスフィルタが縦結合共振子型SAWフィルタである場合には、第2のバンドパスフィルタの通過帯域よりもオーダーの一桁低い周波数域における減衰量を広い帯域幅で十分な大きさとすることができる。
第1,第2のバンドパスフィルタが実装されているパッケージ材をさらに備え、上記容量及び上記インダクタンスがそれぞれチップ型コンデンサ及びチップ型インダクタにより構成されており、これらのチップ型部品がパッケージ材の外部において接続されて整合回路が構成されている場合には、通過帯域や用途に応じて、これらのチップ型電子部品のインダクタンス値や静電容量を容易に変更することができる。従って、整合回路の回路定数を容易に変更することができ、それによって通過帯域よりも低い周波数域における減衰量を確実に改善することができる。
上記容量及び上記インダクタンスのうち1つ以上がパッケージ材中に電極パターンを用いて構成されている場合には、上記整合回路を含む分波器の小型化を図ることができる。
第1及び/または第2のバンドパスフィルタが構成されているフィルタ基板上に、上記容量及び上記インダクタンスのうち1つ以上が形成されている場合には、分波器のより一層小型化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る分波器の回路図である。 図2は、図1に示した実施形態の分波器の送信側の減衰量−周波数特性と、比較のために用意した従来例の分波器の送信側の減衰量−周波数特性を示す図である。 図3は、図1に示した実施形態の分波器の受信側の減衰量−周波数特性と、比較のために用意した従来例の分波器の受信側の減衰量−周波数特性を示す図である。 図4は、図1に示した実施形態の分波器の通過帯域の減衰量−周波数特性と、比較のために用意した従来例の分波器の通過帯域の減衰量−周波数特性を示す図である。 図5は、第1の実施形態における第2の容量CpとインダクタンスLとの並列共振回路の減衰量周波数特性を示す図である。 図6は、本発明の分波器の変形例を示す回路図である。 図7は、本発明の分波器の他の変形例を示す回路図である。 図8は、図1に示した実施形態の比較のために用意した従来例の分波器の回路構成を示す図である。 図9(a)、(b)及び(c)は、本発明の分波器の具体的な構造の変形例を示す正面図、正面断面図及び平面図である。 図10は、本発明の分波器のさらに他の構造例を説明するための模式的平面図である。 図11は、従来の分波器の一例を示す回路図である。
符号の説明
1…分波器
2…アンテナ
3…共通端子
4…送信端子
5…受信端子
6,7…接続点
8…整合回路
20…分波器
21…SAW共振子
22…共振子型SAWフィルタ
31…分波器
32…パッケージ材
33…チップ型コンデンサ
34…チップ型コンデンサ
35…チップ型インダクタ
35A…インダクタ
41…分波器
42…パッケージ材
42a…パッケージ内層
51…フィルタ基板
52…導体コイル
53…導体コイル
54…櫛形電極
Cs…容量(第1の容量)
Cp…容量(第2の容量)
1…第1のバンドパスフィルタ
2…第2のバンドパスフィルタ
Lp…インダクタンス
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は本発明の一実施形態に係る分波器の回路構成を示す回路図である。
本実施形態の分波器1は、アンテナ2に接続される共通端子3を有する。共通端子3に、第1のバンドパスフィルタF1の一端が電気的に接続されている。また、共通端子3には、通過帯域が相対的に高い第2のバンドパスフィルタF2の一端も接続されている。
本実施形態の分波器1は、W−CDMA方式の携帯電話機の分波器として用いられる。第1のバンドパスフィルタF1は送信側のバンドパスフィルタであり、その通過帯域は1920〜1980MHzである。他方、第2のバンドパスフィルタF2は受信側のバンドパスフィルタであり、その通過帯域は2110〜2170MHzである。
第1のバンドパスフィルタF1の共通端子3に接続されている側とは反対側の端部が送信端子4に接続されている。第1のバンドパスフィルタF1は、複数の直列腕共振子S1a,S1b,S2a,S2b,S3と、並列腕共振子P1,P2とを有するラダー型SAWフィルタである。ここで、直列腕共振子S1a〜S3は、共通端子3から送信端子4に向って順に配置されている。また、並列腕共振子P1は、直列腕共振子S1bと直列腕共振子S2aとの間の接続点とアース電位との間に接続されており、該並列腕においては、並列腕共振子P1に直列にインダクタンスL1が接続されている。
また、並列腕共振子P2は、直列腕共振子S2bと直列腕共振子S3との間の接続点とアース電位との間に直列に接続されている。この並列腕においては、並列腕共振子P2に直列にインダクタンスL2が接続されている。
上記直列腕共振子S1a〜S3及び並列腕共振子P1,P2は、SAW共振子により構成されており、本実施形態では、下記の表1に示すように構成されている。
Figure 2006040927
他方、第2のバンドパスフィルタF2の共通端子3と接続されている側とは反対側の端部が受信端子5に接続されているが、第2のバンドパスフィルタF2では、共通端子3側から受信端子5に向って順に直列腕共振子S4a,S4b,S5及びS6が直列に接続されている。そして、直列腕共振子S4bと直列腕共振子S5との間の接続点6とアース電位との間に並列腕共振子P3が接続されている。直列腕共振子S5と直列腕共振子S6との間の接続点7とアース電位との間に並列腕共振子P4が接続されている。また、接続点6,7間に、直列腕共振子S5と並列にインダクタンスL3が接続されている。
第2のバンドパスフィルタF2を構成している直列腕共振子S4a〜S6及び並列腕共振子P3,P4は、それぞれ、SAW共振子により構成されている。すなわち、第2のバンドパスフィルタF2もラダー型SAWフィルタである。各共振子S4a〜S6及びP3,P4は、下記の表2に示すように設計されている。
Figure 2006040927
なお、第2のバンドパスフィルタF2において、共通端子3側の直列腕共振子である2個の直列腕共振子S4a,S4bの波長λが、他の直列腕共振子S5,S6の波長λよりも小さくされているのは、帯域幅を拡大するためである。
本明細書においては、第2のバンドパスフィルタF2を構成している複数の共振子のうち、共通端子3に最も近い側の共振子を、以下において結合側共振子と適宜略称することとする。本実施形態では、直列腕共振子S4aが結合側共振子となる。
また、アンテナ2と共通端子3との間には整合回路8が接続されている。整合回路8は、アンテナ2と共通端子3との間に直列に接続された第1の容量Csと、第1の容量Csとアンテナ2との間の接続点とアース電位との間に接続された第2の容量Cpと、アンテナ2と第1の容量Csとの間の接続点とアース電位との間に接続されておりかつ上記第2の容量Cpと並列に接続されているインダクタンスLpとを有する。すなわち、第2の容量CpとインダクタンスLpとは並列共振するように接続されている。本実施形態は、この並列共振の共振周波数が、第2のバンドパスフィルタF2の通過帯域よりも高くされていることを特徴とする。
整合回路8が上記のように構成されているため、第1のバンドパスフィルタF1の通過帯域よりもオーダーの一桁低い周波数域における減衰量を、特に190MHz付近における減衰量を大幅に大きくすることができる。このようにバンドパスフィルタF1の通過帯域よりも一桁低い周波数域における減衰量を拡大し得るのは以下の理由によると考えられる。
すなわち、第1,第2のバンドパスフィルタF1,F2の通過帯域において、上記第2の容量CpとインダクタンスLpとの並列共振回路のインピーダンスは誘導性を示すが、これは、前述した特許文献1に記載の先行技術におけるインダクタンスLと等価のインダクタンスとなる。他方、190MHzのように、第1のバンドパスフィルタF1の通過帯域よりも一桁以上低い周波数域では、第2の容量Cpの付加によりインダクタンスLpのインダクタンス値を小さくできる。それによって、190MHz付近における減衰量を大きくすることができる。しかも、通過帯域における挿入損失の低下も生じ難い。これを、図2〜図5を参照して具体的に説明する。
まず、上記分波器を作製するにあたり、55°回転YカットX伝搬のLiNbO3基板上に、10nmの厚みのTi下地電極層を形成した後、94nmの厚みのAl電極層を形成し、パターニングすることにより、第1,第2のバンドパスフィルタF1,F2を構成した。このようにしてフィルタ基板を得た。そして、このフィルタ基板を、セラミックスからなるパッケージ材に搭載し、該パッケージ材に設けられた電極パッドとフィルタ基板上の電極パッドとをボンディングワイヤーにより接合した。
なお、第1のバンドパスフィルタF1におけるインダクタンスL1,L2及び第2のバンドパスフィルタF2におけるインダクタンスL3については、上記パッケージ材内にコイルパターンを構成し、これらのインダクタンス値は以下の通りとした。
インダクタンスL1=3.3nH、インダクタンスL2=3.3nH及びインダクタンスL3=2.5nH。
他方、パッケージ材の外の実装基板に、整合回路8を構成するために、第1の容量Cs、第2の容量Cp及びインダクタンスLpを構成する第1,第2のチップ型コンデンサ及びチップ型インダクタを実装し、電気的に接続した。この場合、第1の容量Csの静電容量値を7.0pF、第2の容量Cpの静電容量は1.4pF、インダクタンスLpのインダクタンス値は2.2nHとした。
なお、比較のために、図8に示すように、直列容量Csと、インダクタンスLpとのみからなる整合回路111を有することを除いては、上記実施形態と同様にして構成された分波器112を従来例の分波器として用意した。なおこの従来例の分波器112における直列容量Csの容量値及びインダクタンスLpのインダクタンス値は第1の容量Csは10.0pF及びインダクタンスLpは5.0nHとした。
上記のようにして用意した実施例及び従来例の分波器の送信側の減衰量−周波数特性を図2に、受信側の減衰量−周波数特性を図3に、通過帯域内の減衰量−周波数特性を図4にそれぞれ示す。なお、図2〜図4において、実線が実施例の結果を、破線が従来例の結果を示す。また、図4においては、拡大された周波数特性は右側のスケールによって拡大した特性である。
図3から明らかなように、本実施例によれば、従来例に比べて、190MHz、すなわち第1のバンドパスフィルタF1の通過帯域よりもオーダーの一桁低い低域側の周波数帯域における減衰量が大幅に拡大されている。すなわち、Rx−Txの周波数に相当する190MHzにおける減衰量は、従来例の場合の53.8dBに比べて、本実施例では61.6dBと大きくされ、よって、190MHzにおける減衰量が7.8dB改善された。
しかも、図4から明らかなように、従来例に比べた通過帯域の挿入損失劣化量は、送信側において0.13dB、受信側において0.07dBと、いずれも非常に小さかった。すなわち、本実施形態では、送信側の通過帯域の挿入損失は1.29dBに留まり、受信側における挿入損失も2.01dBに留まった。
上記のように、本実施形態において、第1のバンドパスフィルタF1の通過帯域よりもはるかに低い周波数域において減衰量を改善し得るのは、上記第2の容量CpとインダクタンスLpとの並列共振回路による減衰量が該周波数域において大きいことによる。これを図5を参照して説明する。図5は、上記第2の容量Cpの静電容量とインダクタンスLpとの値を変化させた場合の上記並列共振回路の減衰量周波数特性を示す図である。図5では、以下の3通りの組み合わせによる並列共振回路の特性が示されている。
1)Cp=2.8pF及びLp=1.1nH
2)Cp=1.4pF及びLp=2.2nH
3)Cp=0.7pF及びLp=4.4nH
図5から明らかなように、第2の容量Cpの静電容量が大きく、かつインダクタンスLpのインダクタンス値が小さいほど、190MHzにおける減衰量が大きくなることがわかる。そして、本実施形態では、上記並列共振回路の共振周波数が第1,第2のバンドパスフィルタF1,F2の通過帯域よりも高くされているので、該通過帯域において上記並列共振回路のインピーダンスが誘導性を示し、先行技術のインダクタンスLと等価のインダクタンスとなる。従って、インダクタンスLpを小さくし、第2の容量Cpを大きくすることができ、それによって190MHzのような低い周波数域における減衰量を拡大することができるとともに、インピーダンス整合を良好に図ることができるため、挿入損失の劣化もほとんど招かない。
第1,第2のバンドパスフィルタF,Fの通過帯域において第1のインダクタンスLpと第2の容量Cpの並列回路はインダクタンスLpよりインダクタンス値を大きくされたインダクタンスLp1と同等である。従って、アンテナ2と共通端子3との間には、このインダクタンスLp1と第1の容量とで構成される整合回路が接続されていると見なすことができる。第1,第2のバンドパスフィルタF,Fとアンテナとがインピーダンス整合するように第1のインダクタンスLp1のインダクタンス値と第1の容量の容量値が定められているので、挿入損失の劣化をほとんど招かない。
通過帯域において、インダクタンスLp1と同等にできる第1のインダクタンスLpのインダクタンス値と第2の容量Cpの容量値は適宜に設定することができる。
なお、第1のインダクタンスLpと第2の容量Cpの並列共振回路による共振周波数の上限は通過帯域の挿入損失劣化量の許容範囲により適宜定められる。
よって、本発明によれば、3GPP規格で要求されるフィルタ特性を容易に満たすことができ、通信機器の通信品質の大幅な向上を図ることが可能な分波器を提供し得ることがわかる。
図1に示した実施形態の分波器1では、アンテナ2に直列に第1の容量Csが接続されていたが、本発明においては、第1の容量Csは接続されていなくともよい。このような変形例の回路構成を図6に示す。図6に示す分波器1Aでは、上記のように、アンテナ端子2に直列に接続される容量Csが接続されていないことを除いては、第1の実施形態の分波器1と同様に構成されている。この場合容量Cpの静電容量値を1.4PFに、インダクタンスLpのインダクタンス値は2.4nHとしている。この場合においても、上記インダクタンスLpと、該インダクタンスLpに並列接続された容量Cpとによる並列共振を利用して、第1の実施形態の場合と同様に、第1のバンドパスフィルタF1の通過帯域よりも低い周波数、特に一桁以上低い周波数である190MHz付近における減衰量を十分な大きさとすることができ、しかも挿入損失の劣化もほとんど招かない。
なお、上記実施形態では、第1のバンドパスフィルタF1及び第2のバンドパスフィルタF2は、いずれも複数のSAW共振子を接続してなるラダー型フィルタにより構成されていたが、本発明においては、第1,第2のバンドパスフィルタは、ラダー型SAWフィルタ以外のフィルタにより構成されてもよい。例えば、図7に回路図で示すように、第1のバンドパスフィルタF1が、第1の実施形態と同様にラダー型SAWフィルタで構成されている場合に、第2のバンドパスフィルタF2を、共振子型SAWフィルタにより構成してもよい。この分波器20では、共通端子3に、SAW共振子21及び共振子型SAWフィルタ22がこの順序で接続されており、共振子型SAWフィルタ22のSAW共振子21に接続されている側とは反対側の端部が受信端子5に接続されている。
このように、第2のバンドパスフィルタF2は、共振子型SAWフィルタを用いて構成されてもよい。なお、図7において、結合側共振子は、上記SAW共振子21となり、このSAW共振子21の共振周波数を第2のバンドパスフィルタF2の通過帯域内に設定することにより、バンドパスフィルタF2の通過帯域ではアンテナ2からバンドパスフィルタF2に電流を流れ易くし、バンドパスフィルタF1の通過帯域では該SAW共振子21の容量性の高インピーダンスを利用してバンドパスフィルタF1からアンテナ2に電流を流れ易くすることができる。
SAW共振子21の共振周波数は第2のバンドパスフィルタF2の中心周波数以上に設定するのが好ましく、それによって第2のバンドパスフィルタF2の帯域幅を広くすることができる。
図7に示す分波器20においても、整合回路8は第1の実施形態の整合回路8と同様に構成されており、従って第1の実施形態と同様に、第1のバンドパスフィルタF1よりもかなり低い周波数域における減衰量を大幅に改善することができ、しかも挿入損失の劣化もほとんど生じ難い。
なお、本発明における分波器を構成するに際し、第1,第2のバンドパスフィルタを構成するフィルタ基板、第1,第2のバンドパスフィルタが搭載されたり、もしくは収納されたりするパッケージ材及び整合回路を構成する各電子部品素子については、適宜の構造のものを用いることができる。
例えば、図9(a)に示す分波器31では、実装基板36上に実装されたパッケージ材32内に、第1,第2のバンドパスフィルタが構成されているフィルタ基板が収納されており、該パッケージ材32の外の実装基板36上に、整合回路8を構成するために、チップ型コンデンサ33、34及びチップ型インダクタ35が実装されている。チップ型コンデンサ33が第1の容量Csを構成しており、チップ型コンデンサ34が第2の容量Cpを構成しており、チップ型インダクタ35がインダクタンスLpを構成している。上記のように、第1の容量Cs、第2の容量Cp及びインダクタンスLpを構成する各チップ型電子部品は、パッケージ材の外の実装基板36上に実装されていてもよい。
また、図9(b),(c)に示すように、パッケージ材42内に、第1,第2のバンドパスフィルタが構成されているフィルタ基板が収納されており、さらに、整合回路を構成しているインダクタ35Aがパッケージ42の内部の内層42aに電極パターンを用いて構成されていてもよい。なお、この分波器としては、整合回路を構成しているチップ型コンデンサ33,34はパッケージ42の外部で実装基板36に実装されている。
図9(a),(b),(c)における実装基板36は、分波器モジュール基板、あるいは携帯電話機のRF基板などであってもよい。
図10に示す変形例では、フィルタ基板51上において、一点鎖線で示す領域Bにおいて第1,第2のバンドパスフィルタF1,F2が構成されている。そして、同じフィルタ基板51の上面において、上記第1の容量Csを構成するための櫛形電極52と、インダクタンスLpを構成する導体コイル53と、第2の容量Cpを構成する櫛形電極54とが形成されており、それによって整合回路8もフィルタ基板51上に形成されている。
すなわち、図1、図6及び図7に示す回路構成において、破線Aで囲まれている第1,第2のバンドパスフィルタ部分をフィルタ基板において構成し、整合回路8を構成する各電子部品素子は、フィルタ基板とは別の電子部品素子で構成されてもよく、あるいはフィルタ基板上において整合回路を構成する電子部品素子自体を形成してもよい。また、図10においては、フィルタ基板51上において、一点鎖線Bで囲まれた部分に第1,第2のバンドパスフィルタF1,F2が構成されていたが、本発明においては、第1,第2のバンドパスフィルタは、異なるフィルタ基板で構成されてもよい。そして、上記整合回路8を構成する各電子部品素子は、いずれのフィルタ基板に形成されてもよい。すなわち、第1及び/または第2のバンドパスフィルタが構成されているフィルタ基板上において、容量及びインダクタンスが形成され得る。
なお、上記実施形態では、フィルタ基板を構成する圧電基板として、55°回転Y板X伝搬のLiNbO3基板を用いたが、他の圧電単結晶基板を用いてもよい。また、電極についても、Ti下地電極層上にAl電極層を積層したものに限定されず、Al電極層に代えてCu電極層を用いてもよく、また下地電極層を形成せずともよい。

Claims (9)

  1. 通過帯域の周波数が相対的に低い第1のバンドパスフィルタと、
    通過帯域の周波数が相対的に高い第2のバンドパスフィルタとを備え、第1,第2のバンドパスフィルタの一端がアンテナ側の共通端子に接続されている分波器において、
    前記共通端子とアンテナとの間に直列に接続された第1の容量と、
    前記アンテナと前記第1の容量との間の接続点とアース電位との間に接続された第2の容量と、前記第2の容量に並列に接続された第1のインダクタンスとを有する整合回路をさらに備え、
    前記第2の容量と、前記第1のインダクタンスとの並列共振による共振周波数が前記第2のバンドパスフィルタの通過帯域よりも高くされていることを特徴とする、分波器。
  2. 通過帯域の周波数が相対的に低い第1のバンドパスフィルタと、
    通過帯域の周波数が相対的に高い第2のバンドパスフィルタとを備え、第1,第2のバンドパスフィルタの一端がアンテナ側の共通端子に接続されている分波器において、
    前記アンテナと前記共通端子との間の接続点とアース電位との間に接続されている容量と、前記容量に並列に接続されている第1のインダクタンスとを有する整合回路をさらに備え、前記容量と前記第1のインダクタンスとの並列共振による共振周波数が前記第2のバンドパスフィルタの通過帯域よりも高くされていることを特徴とする、分波器。
  3. 前記第2のバンドパスフィルタが、前記共通端子側において直列に接続されている結合側共振子を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の分波器。
  4. 前記第2のバンドパスフィルタが、複数のSAW共振子を梯子型回路構成を有するように接続してなるラダー型SAWフィルタである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の分波器。
  5. 第2のインダクタンスをさらに備え、前記ラダー型SAWフィルタを構成している前記複数のSAW共振子の内、梯子型回路の直列腕に配置されている少なくとも1つの直列腕SAW共振子に前記第2のインダクタンスが並列に接続されたことを特徴とする、請求項4に記載の分波器。
  6. 前記第2のバンドパスフィルタが縦結合共振子型SAWフィルタである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の分波器。
  7. 第1,第2のバンドパスフィルタが実装されているパッケージ材をさらに備え、前記容量及び前記第1のインダクタンスがそれぞれ、チップ型コンデンサ及びチップ型インダクタンス素子により構成されており、かつ前記パッケージ材外において接続されて前記整合回路が構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の分波器。
  8. 前記第1,第2のバンドパスフィルタが実装されているパッケージ材をさらに備え、前記容量及び前記第1のインダクタンスのうち1つ以上が前記パッケージ材中に電極パターンを用いて構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の分波器。
  9. 前記第1及び/または第2のバンドパスフィルタが構成されているフィルタ基板をさらに備え、前記容量及び前記第1のインダクタンスのうち1つ以上が前記フィルタ基板上に形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の分波器。
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