JP2010106193A - 接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法 - Google Patents

接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010106193A
JP2010106193A JP2008281611A JP2008281611A JP2010106193A JP 2010106193 A JP2010106193 A JP 2010106193A JP 2008281611 A JP2008281611 A JP 2008281611A JP 2008281611 A JP2008281611 A JP 2008281611A JP 2010106193 A JP2010106193 A JP 2010106193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
adhesive layer
metal
bonded
peeling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008281611A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Sato
千明 佐藤
Hajime Kishi
肇 岸
Masaaki Yamazaki
真明 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Institute of Technology NUC
Toray Industries Inc
Original Assignee
Tokyo Institute of Technology NUC
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Institute of Technology NUC, Toray Industries Inc filed Critical Tokyo Institute of Technology NUC
Priority to JP2008281611A priority Critical patent/JP2010106193A/ja
Publication of JP2010106193A publication Critical patent/JP2010106193A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】強度があり、かつ、容易に解体できる接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる接着シートは、非金属の第1の被接着部材と非金属の第2の被接着部材とを接着するものである。また、本発明にかかる接着シートは、硬化後のガラス転移温度が80度以上の解体性接着剤からなる接着剤層50、52と、一対の接着剤層50、52によって挟まれた金属部材51とを有するものである。
【選択図】図9

Description

本発明は、接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法に関する。
繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)は、舟艇、航空機および自動車車体などに用いられる。FRP同士や、FRPと金属部品とは、接着剤によって接着される。この接着剤としては、リサイクルや修理等を行うため、解体性接着剤が用いられる場合がある。解体性接着剤とは、必要時に、熱や超音波等の外的刺激を加えることにより、接着力を低減させ、解体性接着剤によって接着されたFRPや金属部品などを解体するものである。解体性接着剤については、特許文献1〜3に開示されている。
解体性接着剤には、ホットメルトタイプの解体性接着剤と、それ以外の解体性接着剤(以降、熱硬化タイプの解体性接着剤と称す)に大別される。ホットメルトタイプの解体性接着剤には、例えば熱可塑性樹脂が用いられ、熱により溶融して被接着部材に塗布、貼り合わされ、冷却固化して接着する。熱硬化タイプの解体性接着剤には、例えば熱硬化性樹脂が用いられ、被接着部材に塗布、貼り合わされ、熱により硬化させて接着する。
ここで、ホットメルトタイプの解体性接着剤は、熱硬化タイプの解体性接着剤に比べ、耐熱性及び強度が不十分であるという問題があった。また、車体などに用いられるFRPには熱可塑性のFRPと、熱硬化性のFRPとがあるが、強度の面から、熱硬化性のFRPを用いるほうが好ましい。この場合、ホットメルトタイプの解体性接着剤よりも、熱硬化タイプの解体性接着剤のほうが接着性がよい。
特開2007−145964号公報 特開2007−276709号公報 特開2007−278448号公報
しかしながら、熱硬化タイプの解体性接着剤により接合した箇所を解体する手法は従来ほとんど提案されていなかった。また、熱硬化タイプの解体性接着剤による、FRP同士の接合部、又はFRPと金属部品の接合部を効果的に加熱する手法もほとんど検討されていなかった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、強度があり、かつ、容易に解体できる接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる接着シートは、非金属の第1の被接着部材と非金属の第2の被接着部材とを接着する接着シートであって、硬化後のガラス転移温度が80度以上の解体性接着剤からなる接着剤層と、一対の前記接着剤層によって挟まれた金属部材とを有するものである。これにより、通常使用時には十分な強度を実現でき、かつ、必要時には容易に解体できる。
また、上述の接着シートであって、前記金属部材は、金網又は金属箔であってもよい。
さらに、前記金属箔は、複数の穴を有してもよい。これにより、穴を通って接着層が接合するため、接着強度がさらに向上する。
そして、上述の接着シートであって、前記一対の接着剤層の少なくともいずれか一方は、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂を用いて形成されてもよい。
また、前記一対の接着剤層の少なくともいずれか一方には、膨張黒鉛が含まれていてもよい。これにより、さらに容易に解体できる。
本発明にかかる構造物は、非金属の第1の被接着部材と、非金属の第2の被接着部材と、前記第1の被接着部材と前記第2の被接着部材とを接着し、ガラス転移温度が80度以上の解体性接着剤からなる接着層と、前記接着層の内部に配置された金属部材とを有するものである。これにより、通常使用時には十分な強度を実現でき、かつ、必要時には容易に解体できる。
上記の構造物であって、前記金属部材は、金網又は金属箔であってもよい。
さらに、前記金属箔は、複数の穴を有してもよい。これにより、穴を通って接着層が接合するため、接着強度がさらに向上する。
上記の構造物であって、前記第1の被接着部材及び前記第2の被接着部材のうち、少なくともいずれか一方が、熱硬化性の繊維強化プラスチックであってもよい。このように、熱可塑性の繊維強化プラスチックに比べて、強度が高い熱硬化性の繊維強化プラスチックを用いたとしても、接着強度を保つことができる。
そして、上記の構造物であって、前記接着層は、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂を用いて形成されてもよい。
また、前記接着層には、膨張黒鉛が含まれていてもよい。これにより、さらに容易に解体できる。
本発明にかかる構造物の剥離方法は、非金属の第1の被接着部材及び金属部材が接着層によって接着された構造物の剥離方法であって、電磁誘導によって前記金属部材を加熱する工程と、加熱された前記金属部材によって、ガラス転移温度が80度以上である前記接着層を軟化させ、前記第1の被接着部材と前記金属部材とを剥離する工程とを有する方法である。これにより、通常使用時には十分な強度を実現でき、かつ、必要時には容易に解体できる。
本発明にかかる他の構造物の剥離方法は、非金属の第1の被接着部材及び非金属の第2の被接着部材が接着層によって接着された構造物の剥離方法であって、前記接着層の内部に配置された金属部材を電磁誘導によって加熱する工程と、加熱された前記金属部材によって、ガラス転移温度が80度以上である前記接着層を軟化させ、前記第1の被接着部材と前記第2の被接着部材とを剥離する工程とを有する方法である。これにより、通常使用時には十分な強度を実現でき、かつ、必要時には容易に解体できる。
上記の構造物の剥離方法であって、金属部材は、金網又は金属箔であってもよい。
さらに、前記金属箔は、複数の穴を有してもよい。これにより、穴を通って接着層が接合するため、接着強度がさらに向上する。
そして、上記の構造物の剥離方法であって、前記第1の被接着部材及び前記第2の被接着部材のうち、少なくともいずれか一方が熱硬化性の繊維強化プラスチックであってもよい。このように、熱可塑性の繊維強化プラスチックに比べて、強度が高い熱硬化性の繊維強化プラスチックを用いたとしても、接着強度を保つことができる。
そして、上記の構造物の剥離方法であって、前記接着層がエポキシ樹脂又はアクリル樹脂を用いて形成されてもよい。
また、前記接着層には、膨張黒鉛が含まれていてもよい。これにより、さらに容易に解体できる。
本発明によれば、強度があり、かつ、容易に解体できる接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法を提供することができる。
実施の形態1.
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる構造物について説明する。図1は、構造物の構成を示す断面模式図である。
図1に示されるように、構造物は、第1の被接着部材としての被接着部材10、接着層11、金属部材としての金具12が順次設けられた構成を有する。すなわち、被接着部材10と金具12とが接着層11によって接着されている。被接着部材10としては、非金属の部材が用いられ、例えば、有機物、セラミックスを用いることができる。具体的には、被接着部材10としては、繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)を用いることができる。FRPには、熱硬化性と熱可塑性があるが、強度の面から、熱硬化性のFRPが好ましい。
また、FRPには、例えば、ガラス繊維を使用したGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)、ケプラ繊維を使用したKFRP(Kevlar Fiber Reinforced Plastics)、炭素繊維を使用したCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)がある。被接着部材10としては、GFRP、KFRPのみならず、若干導電性があるCFRPも用いることができる。
また、接着層11は、硬化後のガラス転移温度が80度以上である解体性接着剤を用いて形成される。すなわち、接着層11は、80度以上でも、十分な耐熱性及び強度を有する。例えば、構造物の構成を車両に適用する場合、使用環境等を考慮して100度までの耐熱性を確保することができる。
なお、硬化後のガラス転移温度が80度以上である解体性接着剤は、ホットメルトとしては使用されない。すなわち、耐熱性、耐久性が低く強度が弱いホットメルトタイプの解体性接着剤は、接着層11の形成には用いられない。換言すると、接着層11は、ホットメルトタイプ以外の解体性接着剤により形成される。このように、耐熱性、耐久性が高く強度が強い接着層11を用いることにより、通常使用時には、被接着部材10と金具12とを強固に接着することができる。接着層11は、例えば、熱硬化性の解体性接着剤により形成することができる。このため、接着層11は、熱硬化性のFRPとの接着性がよく、被接着部材10として熱硬化性のFRPを用いることができる。すなわち、構造物の構成を有する車両等の強度を向上させることができる。
接着層11は、エポキシ樹脂やアクリル樹脂を用いて形成することができる。例えば、解体性接着剤として、DGEBA(ビスフェノールAグリシルエーテル)にGPI(N−グリシジルフタルイミド)を添加したものを用いることができる。これにより、例えば、100度までの優れた強度・弾性特性、200度付近での低い強度・弾性率、及びガラス転移温度付近での急峻な物性値低下を実現できる。解体性接着剤としては、フィルム状、液状のいずれも用いることができるが、液状の接着剤を用いることによりコストを抑えることができる。
また、接着層11には、膨張剤が含有されていることが好ましい。膨張剤としては、発泡開始温度の高い膨張黒鉛を用いることができる。これにより、通常使用時には強度を保ちつつ、必要時には剥離解体を容易に行うことができる。また、接着層11には、靭性向上・剥離強度増加及び耐疲労特性向上のため、コアシェルゴムが添加されていてもよい。コアシェルゴムには、例えば、コアにポリブタジエンコポリマー、シェルにメタクリルコポリマーを用いることができる。また、接着層11を形成する際、解体性接着剤の塗布作業性を向上させるために、粘度調整剤を添加してもよい。本実施の形態にかかる構造物は、以上のように形成される。
本実施の形態にかかる構造物は、接着層11を硬化後のガラス転移温度が80度以上の解体性接着剤によって形成している。このため、80度以上においても、耐熱性や耐久性が向上し、十分な強度を実現することができる。また、接着層11と金具12とが接しているため、金具12が加熱することにより、接着層11も加熱しやすくなる。このように、接着層11を効率的に加熱することができるため、容易に剥離解体することができる。
また、DGEBA/GPI等により形成された接着層11は、例えば200度の高温で急速に軟化する。これに加えて、混入した膨張黒鉛の発泡力により、加熱のみで、ほとんど外力を必要とせず剥離解体する。すなわち、従来の接合部の剥離解体のように、加熱しつつ外力を加える必要がほとんどなく、簡便である。このように、本実施の形態にかかる構造物は、FRP部品や、金具等の金属部品の分離回収に適しており、材料リサイクルに益する。すなわち、本実施の形態にかかる構造物のように、異種材料が接着された構造物でも、リサイクルが容易に行える。これに限らず、接合部のその場解体が可能なため、製品の保守・補修にも適用が可能である。
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる構造物の剥離方法について説明する。図2は、構造物の剥離方法を示す断面模式図である。
構造物は、例えば未硬化の液状の解体性接着剤を被接着部材10に塗布し、被接着部材10上に金具12を配置し、解体性接着剤を硬化させることにより形成される。そして、図2(a)に示されるように、電磁誘導ヘッド20により渦電流を発生させ、金具12を電磁誘導加熱する。電磁誘導ヘッド20は、金具12の表面全体を加熱するように走査させる。もちろん、電磁誘導ヘッド20の大きさより接合部の大きさのほうが小さければ走査させなくてもよい。
図2(a)においては、電磁誘導ヘッド20を矢印方向に移動させる。なお、電磁誘導ヘッド20は、図2(a)に示されるように、被接着部材10側に配置するほうが好ましい。これにより、接着層11近傍の金具12を効率的に加熱することができる。もちろん、被接着部材10と金具12の接合部の接着層11が加熱されれば、どのように電磁誘導ヘッド20を配置してもよく、例えば、金具12側に配置してもよい。
金具12が電磁誘導加熱されることにより、接着層11も加熱されて軟化する。この際、図2(b)に示されるように、接着層11に混入されていた膨張黒鉛が膨張する。また、接着層11に接する金具12によって接着層11を加熱することができるため、例えば10秒程度の短時間での解体が可能となる。これにより、外部から力をほとんど加えなくても、接着層11を加熱させているうちに金具12が剥離する。また、冷えても、金具12が剥離した状態のままなので、安全かつ容易に剥離解体作業が行うことができる。
また、電磁誘導の周波数は、安全のため、低周波数とすることが好ましい。このため、接着層11や被接着部材10が導電性を有する場合でも、若干加熱される程度であり、接着層11の加熱にはほとんど寄与しない。したがって、本実施の形態にかかる構造物の剥離方法のように、金具12を電磁誘導加熱することにより、容易に剥離することができる。
本実施の形態の構造物の剥離方法によれば、金具12により接着層11を効率的に加熱することができ、剥離解体が容易となる。また、構造物全体を加熱しなくても、解体したい箇所のみ加熱することができる。このため、簡便であり、かつ、省電力化を実現できる。
また、電磁誘導の十分なパワーが得られれば、小さな金具12のみならず、大きな金属部品の解体も可能である。また、本実施の形態では、解体時に電磁誘導加熱を行ったが、接合時に、弱い電磁誘導加熱により、接着剤の粘度調整、熱活性化、及び加熱硬化を行ってもよい。また、接着層11が熱可塑性接着剤により形成された構造物にも、適用することが可能である。
実施例1.
次に、図3を参照して、具体的な実施例について説明する。図3(a)は、本実施例に用いた構造物の構成を示す上面模式図である。図3(b)は、本実施例に用いた構造物の構成を示す断面模式図である。図3に示されるように、接着層11によって、被接着部材10の片面に金具12を接合した。ここでは、被接着部材10として、厚さ2.3mmのCFRPを用いた。具体的には、炭素繊維として東レ社製のT700、マトリクス樹脂としてエポキシ樹脂を用いた炭素繊維物積層面内擬似等方材料を用いた。また、金具12として、直径30mmの円形プレート状の炭素鋼を用いた。
接着層11を形成する接着剤には、主剤、硬化剤、膨張黒鉛、可塑剤、及び粘度調整剤を混合した。主剤には、mass%で混合比がDGEBA(エピコート828):DGEBA(エピコート1001):GPI=30:45:25のものを用いた。硬化剤としては、DICY(ジシアンジアミド)を4.43phr、DCMU(ジクロロフェニルジメチル尿素)を3phr用いた。膨張黒鉛としては、エア・ウォーター社製の80LTE−Uを全樹脂に対して5mass%用いた。可塑剤としては、コアシェルゴムを5phr用いた。粘度調整剤としては、PVF(ポリビニルフォルマール)を2phr用いた。なお、本明細書中において、phrとは、主剤を100とした場合の重さを表す。また、上記の接着剤において、CFRPを被着体とした引張せん断強度は、21.2MPaであった。
そして、上記の構造物を出力100W未満の電磁誘導加熱装置によって、金具12を電磁誘導加熱した。ここでは、被接着部材10側に電磁誘導加熱装置を配置して電磁誘導加熱を行った。この場合、11秒という短時間で被接着部材10と金具12とを剥離解体できた。
実施の形態2.
実施の形態1では、非金属の被接着部材10と金具12とが接着された構造物について説明した。本実施の形態では、第1の被接着部材30と第2の被接着部材33とが接着された構造物について説明する。図4は、本実施の形態にかかる構造物の構成を示す断面模式図である。なお、実施の形態1と共通する説明は、適宜、省略又は簡略化する。
図4に示されるように、構造物には、第1の被接着部材30、接着層31、第2の被接着部材33が順次設けられている。すなわち、第1の被接着部材30と第2の被接着部材33とが接着層31によって接着されている。第1の被接着部材30及び第2の被接着部材33には、実施の形態1の被接着部材10と同様のものを用いることができる。また、接着層31としては、実施の形態1の解体性接着剤と同様のものを用いて形成することができる。
接着層31の内部には、金属部材32が配置される。金属部材32は、接着層31の厚み方向の略中央部に配置される。すなわち、金属部材32と第1の被接着部材30の間、及び金属部材32と第2の被接着部材33の間には、接着層31が形成される。換言すると、金属部材32は、第1の被接着部材30及び第2の被接着部材33に直接接触しない。金属部材32は、上面視において、第1の被接着部材30及び第2の被接着部材33が重なる領域の略全域に形成されることが好ましい。例えば、金属部材32は、上面視において、接着層11の略全域に形成されることが好ましい。これにより、接着層31が加熱されやすくなり、さらに剥離解体しやすくなる。また、金属部材32は、分離して設けられてもよいが、作業性や安定性の面から、分離しないで設けるほうが好ましい。なお、金属部材32と接着層31との接着力を向上させるために金属部材32に対して表面処理を施してもよい。
図5は、金属部材32の一例を示す平面模式図である。金属部材32としては、図5(a)に示された金網40や、図5(b)、(c)に示された金属箔41を用いることができる。接触抵抗等の面から、金網40より金属箔41を用いるほうが好ましい。また、金属箔41を用いることにより、電磁誘導のパワーが弱くても解体することができ、また、局所的に解体することもできる。
また、金属箔41としては、図5(b)に示された穴が有さない金属箔41を用いてもよいし、図5(c)に示された複数の穴42を有する金属箔41を用いてもよい。穴を有さない金属箔41の場合、熱効率が向上する。また、複数の穴42を有する金属箔41の場合、金属箔41の穴42を通って接着層11が接合するため、接着性が向上する。なお、金属箔41の穴の数、大きさ、形状、配置は適宜選択可能である。図5(c)においては、穴42を円状にし、複数の列に沿って穴42を設けている。また、偶数列において隣接する穴42の間に、奇数列の穴42が配置されている。
金属部材32としては、例えば、チタン、ステンレス鋼、アルミニウムを用いることができるが、電磁誘導加熱が可能であれば特に限定されない。FRPを接着する観点から、金属部材32としては、ステンレス鋼やチタンを用いることが好ましい。また、これらを用いることによって、被接着部材30、33に導電性があったとしても、電気腐食が生じにくくなる。本実施の形態にかかる構造物は、以上のように構成される。
本実施の形態によっても、接着層31に接する金属部材32を有するため、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。すなわち、接着層11によって接着される被接着部材両方が非金属である場合でも、強度があり、かつ、容易に剥離解体できるようになる。また、FRPは熱伝導性が悪く、加熱に時間がかかるという問題点があったが、本実施の形態のように金属部材32を設けることにより、急速に加熱することができる。
次に、図6を参照して、本実施の形態にかかる構造物の剥離方法について説明する。図6は、構造物の剥離方法を示す断面模式図である。
構造物は、例えば、第1の被接着部材30上に未硬化の液状の解体性接着剤を塗布し、解体性接着剤上に金属部材32を配置する。そして、金属部材32上に再び液状の解体性接着剤を塗布し、第2の被接着部材33を配置して解体性接着剤を硬化させることにより形成される。そして、図6(a)に示されるように、電磁誘導ヘッド20により渦電流を発生させ、金属部材32を電磁誘導加熱する。図6(a)においては、矢印方向に電磁誘導ヘッド20を移動させる。
金属部材32が電磁誘導加熱されることにより、接着層31が加熱されて軟化する。すなわち、接着層31の厚み方向の中央部から被接着部材30、33側に向けて接着層31が加熱されて軟化する。この際、図6(b)に示されたように、接着層31に混入されていた膨張黒鉛が膨張する。これにより、金属部材32より上側、及び金属部材32より下側でそれぞれ剥離解体する。本実施の形態にかかる剥離方法によっても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
実施例2.
次に、図7を参照して、具体的な実施例について説明する。図7(a)は、本実施例に用いた構造物の構成を示す上面模式図である。図7(b)は、本実施例に用いた構造物の構成を示す断面模式図である。図7に示されるように、接着層31によって、第1の被接着部材30と第2の被接着部材33を接合した。ここでは、被接着部材30、33は、実施例1と同様のものを100mm×100mm×2.3mmの大きさにして用いた。また、接着層31の内部に配置された金属部材32としては図5(b)に示された金属箔41を用いた。金属箔41としては、100mm×100mm×0.3mmのステンレス鋼を用いた。
接着層11を形成する接着剤には、主剤、硬化剤、膨張黒鉛、及び可塑剤を混合した。主剤には、mass%で混合比がDGEBA(エピコート828):DGEBA(エピコート1001):GPI=30:45:25のものを用いた。硬化剤としては、DICY(ジシアンジアミド)を4.43phr、DCMU(ジクロロフェニルジメチル尿素)を3phr用いた。膨張黒鉛としては、エア・ウォーター社製の80LTE−Uを全樹脂に対して10mass%用いた。可塑剤としては、コアシェルゴムを5phr用いた。
そして、上記の構造物を2つ重ねた状態で、電磁誘導加熱した。ここでは、松下電器社製の電磁誘導調理器(KZ−PH1)を出力1400Wで金属部材32を電磁誘導加熱した。すなわち、1つの構造物あたり、出力700Wで金属部材32を電磁誘導加熱した。この場合、1分50秒という短時間で被接着部材30、33を剥離解体できた。
実施例3.
本実施例では、金属部材32として、図5(c)に示されるような複数の穴42を有する金属箔41を用いた。金属箔41として、100mm×100mm×0.5mmのステンレス鋼を用いた。図8は、本実施例で用いた金属箔41の構成を示す平面模式図である。図8に示されるように、金属箔41には、直径3mmの穴を5mmの間隔で形成した。なお、それ以外の構成については、実施例2と同様なので説明を省略する。
そして、上記の構造物を2つ重ねた状態で、実施例2と同様に電磁誘導加熱した。この場合、1分27秒という短時間で被接着部材30、33を剥離解体できた。なお、実施例2、3においては、電磁誘導加熱の開始時点から、接着層31の端部に開口が生じた時点までを解体時間として測定した。加熱後冷却し構造物を確認したが、端部の接着剤は多少残っており、引き剥がしに若干の力を加える必要があったが、人手で分離できた。
また、実施例2、3においては、金属部材32として、ステンレス鋼からなる金属箔41を用いたが、十分な出力の電磁誘導加熱機を用いればステンレス鋼からなる金網40でもよい。なお、アルミニウムからなる金網40の場合、十分な出力と周波数の電磁誘導加熱機を用いればよい。
実施の形態3.
実施の形態2では、接着層31を有する構造物について説明した。本実施の形態では、実施の形態2の構造物を形成することができる接着シートについて説明する。すなわち、非金属の第1の被接着部材と非金属の第2の被接着部材とを接着する接着シートについて説明する。図9は、接着シートの構成を示す断面模式図である。
図9に示されるように、接着シートは、一対の接着剤層50、52と、当該一対の接着剤層50、52によって挟まれた金属部材51を有する。すなわち、接着シートは、金属部材51の両面それぞれに接着剤層50、52が接着された構成を有する。接着剤層50、52としては、未硬化の状態のフィルム状の解体性接着剤を用いることができる。具体的には、上記の実施の形態で用いた液状の解体性接着剤と同様の材料を用いることができる。金属部材51としては、実施の形態2と同様のものを用いることができる。なお、本実施の形態では、液状ではなくフィルム状の接着剤を用いるので金網より金属箔を用いるほうが接着性が向上するので好ましい。本実施の形態にかかる接着シートは、以上のように構成される。
本実施の形態にかかる接着シートによっても、実施の形態1、2と同様の効果を得ることができる。具体的には、接着シートを用いて、第1の被接着部材と第2の被接着部材とを接着して接着剤層50、52を硬化させる。これにより、通常使用時では、耐熱性・耐久性が高く、強度が強くなる。そして、実施の形態2と同様に電磁誘導加熱することにより、容易に剥離解体ができる。
上記の実施の形態で示したように、本発明は、硬化後のガラス転移温度が80度以上の解体性接着剤により形成された接着層や接着剤と、これに接する金属部材を有すれば適応可能である。また、上記の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。また、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
符号の説明
10 被接着部材、11 接着層、12 金具、20 電磁誘導ヘッド、
30 第1の被接着部材、31 接着層、32 金属部材、33 第2の被接着部材、
40 金網、41 金属箔、42 穴、50 接着剤層、51 金属部材、
52 接着剤層
実施の形態1にかかる構造物の構成を示す断面模式図である。 実施の形態1にかかる構造物の剥離方法を示す断面模式図である。 実施例1にかかる構造物の構成を示す断面模式図である。 実施の形態2にかかる構造物の構成を示す断面模式図である。 実施の形態2にかかる金属部材の一例を示す平面模式図である。 実施の形態2にかかる構造物の剥離方法を示す断面模式図である。 実施例2にかかる構造物の構成を示す断面模式図である。 実施の形態2にかかる金属部材の構成を示す平面模式図である。 実施の形態3にかかる接着シートの構成を示す断面模式図である。

Claims (18)

  1. 非金属の第1の被接着部材と非金属の第2の被接着部材とを接着する接着シートであって、
    硬化後のガラス転移温度が80度以上の解体性接着剤からなる接着剤層と、
    一対の前記接着剤層によって挟まれた金属部材とを有する接着シート。
  2. 前記金属部材は、金網又は金属箔である請求項1に記載の接着シート。
  3. 前記金属箔は、複数の穴を有する請求項2に記載の接着シート。
  4. 前記一対の接着剤層の少なくともいずれか一方は、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂を用いて形成される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の接着シート。
  5. 前記一対の接着剤層の少なくともいずれか一方には、膨張黒鉛が含まれている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の接着シート。
  6. 非金属の第1の被接着部材と、
    非金属の第2の被接着部材と、
    前記第1の被接着部材と前記第2の被接着部材とを接着し、ガラス転移温度が80度以上の解体性接着剤からなる接着層と、
    前記接着層の内部に配置された金属部材とを有する構造物。
  7. 前記金属部材は、金網又は金属箔である請求項6に記載の構造物。
  8. 前記金属箔は、複数の穴を有する請求項7に記載の構造物。
  9. 前記第1の被接着部材及び前記第2の被接着部材のうち、少なくともいずれか一方が、熱硬化性の繊維強化プラスチックである請求項6乃至8のいずれか1項に記載の構造物。
  10. 前記接着層は、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂を用いて形成される請求項6乃至9のいずれか1項に記載の構造物。
  11. 前記接着層には、膨張黒鉛が含まれている請求項6乃至10のいずれか1項に記載の構造物。
  12. 非金属の第1の被接着部材及び金属部材が接着層によって接着された構造物の剥離方法であって、
    電磁誘導によって前記金属部材を加熱する工程と、
    加熱された前記金属部材によって、ガラス転移温度が80度以上である前記接着層を軟化させ、前記第1の被接着部材と前記金属部材とを剥離する工程とを有する構造物の剥離方法。
  13. 非金属の第1の被接着部材及び非金属の第2の被接着部材が接着層によって接着された構造物の剥離方法であって、
    前記接着層の内部に配置された金属部材を電磁誘導によって加熱する工程と、
    加熱された前記金属部材によって、ガラス転移温度が80度以上である前記接着層を軟化させ、前記第1の被接着部材と前記第2の被接着部材とを剥離する工程とを有する構造物の剥離方法。
  14. 前記金属部材は、金網又は金属箔である請求項13に記載の構造物の剥離方法。
  15. 前記金属箔は、複数の穴を有する請求項14に記載の構造物の剥離方法。
  16. 前記第1の被接着部材及び前記第2の被接着部材のうち、少なくともいずれか一方が熱硬化性の繊維強化プラスチックである請求項12乃至15のいずれか1項に記載の構造物の剥離方法。
  17. 前記接着層がエポキシ樹脂又はアクリル樹脂を用いて形成される請求項12乃至16のいずれか1項に記載の構造物の剥離方法。
  18. 前記接着層には、膨張黒鉛が含まれている請求項8乃至17のいずれか1項に記載の構造物の剥離方法。
JP2008281611A 2008-10-31 2008-10-31 接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法 Pending JP2010106193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008281611A JP2010106193A (ja) 2008-10-31 2008-10-31 接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008281611A JP2010106193A (ja) 2008-10-31 2008-10-31 接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010106193A true JP2010106193A (ja) 2010-05-13

Family

ID=42295962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008281611A Pending JP2010106193A (ja) 2008-10-31 2008-10-31 接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010106193A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015013466A (ja) * 2013-06-06 2015-01-22 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company 薄膜除去のための加熱層
KR101510294B1 (ko) 2014-06-17 2015-04-14 일신전자 주식회사 개선된 차폐적층구조를 갖는 디지타이저패널 및 그 제조방법
JP2015196791A (ja) * 2014-04-02 2015-11-09 旭化成ケミカルズ株式会社 解体性接着剤組成物
KR20160022467A (ko) * 2014-08-19 2016-03-02 (주)엘지하우시스 복합재 및 이의 제조방법
CN108059928A (zh) * 2018-01-02 2018-05-22 厦门致力金刚石科技股份有限公司 一种片材胶及其胶合方法
CN108695446A (zh) * 2017-04-05 2018-10-23 昆山工研院新型平板显示技术中心有限公司 柔性显示面板的剥离方法
JP2019147874A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 国立大学法人大阪大学 解体性接着剤組成物、及び被着体の解体方法
JP2021057978A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材付被着体の製造方法
JP2021072156A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社豊田中央研究所 接合体の処理方法
WO2021225051A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 三菱瓦斯化学株式会社 繊維強化複合材加工用補助テープ及び切削加工方法
WO2021225052A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 三菱瓦斯化学株式会社 繊維強化複合材加工用補助材及び切削加工方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6270143U (ja) * 1985-10-16 1987-05-02
JPH05320610A (ja) * 1992-05-26 1993-12-03 Hitachi Chem Co Ltd 接着剤組成物、該接着剤組成物を用いたフィルム状接着剤の製造方法、並びに該接着剤を用いた電極の接続体、及び接着剤付金属箔
JPH07145357A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Nitto Denko Corp 加熱剥離シート及び剥離方法
JPH1060385A (ja) * 1996-08-12 1998-03-03 Shinko Kagaku Kogyo Kk 高周波加熱接着型接着性シート及びこれを用いる接着方法
JP2001262085A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Konishi Co Ltd 誘導加熱接着シート
JP2002201457A (ja) * 2001-01-05 2002-07-19 Sumitomo Chem Co Ltd 易剥離性硬化型接着剤
JP2002371253A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Konishi Co Ltd 誘導加熱接着テープ
JP2003321654A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Panac Co Ltd リペアー機能を有する再剥離性両面接着シート
JP2006225544A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Nagase Chemtex Corp エポキシ樹脂接着剤

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6270143U (ja) * 1985-10-16 1987-05-02
JPH05320610A (ja) * 1992-05-26 1993-12-03 Hitachi Chem Co Ltd 接着剤組成物、該接着剤組成物を用いたフィルム状接着剤の製造方法、並びに該接着剤を用いた電極の接続体、及び接着剤付金属箔
JPH07145357A (ja) * 1993-11-24 1995-06-06 Nitto Denko Corp 加熱剥離シート及び剥離方法
JPH1060385A (ja) * 1996-08-12 1998-03-03 Shinko Kagaku Kogyo Kk 高周波加熱接着型接着性シート及びこれを用いる接着方法
JP2001262085A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Konishi Co Ltd 誘導加熱接着シート
JP2002201457A (ja) * 2001-01-05 2002-07-19 Sumitomo Chem Co Ltd 易剥離性硬化型接着剤
JP2002371253A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Konishi Co Ltd 誘導加熱接着テープ
JP2003321654A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Panac Co Ltd リペアー機能を有する再剥離性両面接着シート
JP2006225544A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Nagase Chemtex Corp エポキシ樹脂接着剤

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10940958B2 (en) 2013-06-06 2021-03-09 The Boeing Company Heating layer for film removal
JP2015013466A (ja) * 2013-06-06 2015-01-22 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company 薄膜除去のための加熱層
JP2015196791A (ja) * 2014-04-02 2015-11-09 旭化成ケミカルズ株式会社 解体性接着剤組成物
KR101510294B1 (ko) 2014-06-17 2015-04-14 일신전자 주식회사 개선된 차폐적층구조를 갖는 디지타이저패널 및 그 제조방법
KR102029382B1 (ko) 2014-08-19 2019-10-08 (주)엘지하우시스 복합재 및 이의 제조방법
KR20160022467A (ko) * 2014-08-19 2016-03-02 (주)엘지하우시스 복합재 및 이의 제조방법
CN108695446A (zh) * 2017-04-05 2018-10-23 昆山工研院新型平板显示技术中心有限公司 柔性显示面板的剥离方法
CN108059928B (zh) * 2018-01-02 2019-12-03 厦门致力金刚石科技股份有限公司 一种片材胶及其胶合方法
CN108059928A (zh) * 2018-01-02 2018-05-22 厦门致力金刚石科技股份有限公司 一种片材胶及其胶合方法
JP2019147874A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 国立大学法人大阪大学 解体性接着剤組成物、及び被着体の解体方法
JP7181571B2 (ja) 2018-02-26 2022-12-01 国立大学法人大阪大学 解体性接着剤組成物、及び被着体の解体方法
JP2021057978A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材付被着体の製造方法
WO2021065201A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材付被着体の製造方法
JP7290094B2 (ja) 2019-09-30 2023-06-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材付被着体の製造方法及び配線部材付被着体
JP2021072156A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社豊田中央研究所 接合体の処理方法
JP7144752B2 (ja) 2019-10-29 2022-09-30 株式会社豊田中央研究所 接合体の処理方法
WO2021225051A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 三菱瓦斯化学株式会社 繊維強化複合材加工用補助テープ及び切削加工方法
WO2021225052A1 (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 三菱瓦斯化学株式会社 繊維強化複合材加工用補助材及び切削加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010106193A (ja) 接着シート、構造物、及び構造物の剥離方法
Lionetto et al. Hybrid ultrasonic spot welding of aluminum to carbon fiber reinforced epoxy composites
Pramanik et al. Joining of carbon fibre reinforced polymer (CFRP) composites and aluminium alloys–A review
EP2796272B1 (en) Method for connecting members
Yoo et al. Parametric study on static and fatigue strength recovery of scarf-patch-repaired composite laminates
US5789061A (en) Stiffener reinforced assembly and method of manufacturing same
JP6545931B2 (ja) 薄膜除去のための加熱層
EP3078480B1 (en) Method for connecting a surface-structured workpiece and a plastic workpiece
JP6932926B2 (ja) 筐体
EP2698224B1 (en) Method for the manufacture of a joint between a metal structure and a plastic composite structure
EP3122536B1 (en) Joining method
US9931809B2 (en) Composite material structure and method of manufacturing composite material structure
JP5932812B2 (ja) 高周波誘導加熱方法で融着されたサンドイッチ構造物及びその製造方法
CN107813920A (zh) 开放通道加强筋
JP6773175B2 (ja) 金属、樹脂部材及び炭素繊維強化樹脂部材の接合方法
US8875931B2 (en) Composite sandwich shell edge joint
US9056426B2 (en) Method for the thermal joining of two components, and a thermal joining strip
WO2016006265A1 (ja) 熱可塑性樹脂を含む材料の損傷部の補修方法
JP2010048043A (ja) 防水シートの固定構造、及び防水シートの固定方法
JP4995630B2 (ja) 接着方法および接着構造
JP2019093714A (ja) 熱可塑性要素の接合方法
Xiao¹ et al. Repair of thermoplastic resin composites by fusion bonding
WO2011064436A1 (es) Unión de elementos de estructuras aeronáuticas con otros elementos termoplásticos
JP6391668B2 (ja) 粉末官能化による、高性能な熱可塑性マトリクス複合材料とエラストマとの間の溶接された構造的接合部
JP2013052527A (ja) 樹脂部材、複合部材及び複合部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130702