JP2010104220A - モールドモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱伝導部材を容易にモールドモータ内に配置でき、ステータで発生した熱の放熱効果を十分に高めることができるモールドモータを提供する。
【解決手段】 負荷側エンドブラケット31と熱伝導部材33とを一体に形成する。熱伝導部材33は、シャフト17の軸線方向の一方側に位置するステータコア21の端面と接触してステータコア21の軸線方向の位置を決定するストッパ面33dと、ストッパ面33dの位置から反負荷側エンドブラケット15に向かって延びてステータコア21の外周面21bと接触する延長部33cとを備えている。ストッパ面33dがステータコア21の端面21aに接触し且つ延長部33cがステータコア21の外周面21bに接触した状態で、熱伝導部材33はモールド部35内に埋設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の巻線部を備えたステータで発生した熱を負荷側エンドブラケットに積極的に伝導する金属製の熱伝導部材を備えたモールドモータに関するものである。
特許第3845861号公報(特許文献1)には、ステータコアの外周部に、ステータコアと接触するアルミの筒体からなる熱伝導部材を配置し、熱伝導部材を負荷側エンドブラケットと接触させるモータが提案されている。このように熱伝導部材を配置すると、複数の巻線部で発生した熱がステータコアから熱伝導部材及び負荷側エンドブラケットに伝導して、外部に放出される。また、特許第3780164号公報(特許文献2)には、ステータの主要部を樹脂によりモールドし、樹脂内に金属棒からなる熱伝導部材をステータコアに接触させることなく埋設し、熱伝導部材を負荷側エンドブラケットと接触させたモールドモータが提案されている。樹脂内に金属棒からなる熱伝導部材を配置すると、複数の巻線部で発生した熱がステータコアから樹脂、熱伝導部材及び負荷側エンドブラケットに伝導して、外部に放出される。このように熱伝導部材を用いて放熱を行うと、反負荷側エンドブラケット側に熱が伝わるのを防止でき、反負荷側エンドブラケット側に配置された回転位置検出器や電子部品が熱により損傷を受けるのを防ぐことができる。
特許第3845861号公報 特許第3780164号公報
しかしながら、従来のモールドモータは、熱伝導部材を取り付ける構造が複雑であり、しかも製造が面倒であった。また、ステータの複数の巻線部で発生した熱を十分に放熱することができなかった。
本発明の目的は、簡単な構造で、熱伝導部材をモールド部内に容易に配置できるモールドモータを提供することにある。
本発明の他の目的は、上記目的に加えて、複数の巻線部で発生した熱の放熱効果を十分に高めることができるモールドモータを提供することにある。
本発明の他の目的は、上記目的に加えて、モールド部の絶縁樹脂にクラックが生じるのを防止できるモールドモータを提供することにある。
本発明の他の目的は、上記目的に加えて、外部からステータへの防水効果を高めることができるモールドモータを提供することにある。
本発明が改良の対象とするモールドモータは、シャフトを有するロータと、シャフトの径方向外側に配置されたステータコア、該ステータコアに設けられた複数の巻線部及び少なくとも複数の巻線部を覆う絶縁樹脂からなるモールド部を備えてなるステータと、ステータに対して固定された負荷側エンドブラケット及び反負荷側エンドブラケットと、ステータに熱伝達可能に接続されてステータから発生する熱を負荷側エンドブラケットに伝導する熱伝導部材を具備する。本発明においては、熱伝導部材が、負荷側エンドブラケットと一体に形成されている。より具体的な本発明のモールドモータは、シャフトを有するロータと、ステータと、一対のベアリングと、金属製の負荷側エンドブラケットと、反負荷側エンドブラケットと、金属製の熱伝導部材とを具備している。ステータは、シャフトの径方向外側に配置されたステータコア、該ステータコアに設けられた複数の巻線部及び少なくとも複数の巻線部を覆う絶縁樹脂からなるモールド部を備えている。一対のベアリングは、シャフトを回転自在に支持する。金属製の負荷側エンドブラケットは、一対のベアリングの一方のベアリングが固定され、シャフトの軸線方向の一方側に位置するステータの一方の端部と接触している。反負荷側エンドブラケットは、一対のベアリングの他方のベアリングが固定され、軸線方向の他方側に位置するステータの他方の端部と接触している。なお反負荷側エンドブラケットも、負荷側エンドブラケットと同様に、金属で形成されていてもよい。金属製の熱伝導部材は、負荷側エンドブラケットに熱伝達可能に接続されて、ステータから発生する熱を負荷側エンドブラケットに伝導する。本発明では、熱伝導部材は、負荷側エンドブラケットと一体に形成されている。そして、より具体的な構造では、熱伝導部材がステータコアと接触してステータコアの軸線方向の位置を決定するストッパ面を備えている。
本発明のように、負荷側エンドブラケットと熱伝導部材とを一体に形成すれば、ダイキャスト等により熱伝導部材を負荷側エンドブラケットと共に形成することができ、部品点数を少なくできる。また、熱伝導部材から負荷側エンドブラケットへの熱伝導性を高めて複数の巻線部で発生した熱の放熱効果を高めることができる。さらにストッパ面にステータコアが接触してステータコアの位置決めが図られるため、モールド部を形成する際に、熱伝達部材とステータコアの位置関係を正しい関係に保つことが容易であり、モールド作業が容易になる。
熱伝導部材は、ストッパ面よりも負荷側エンドブラケット寄りの基部と、ストッパ面の位置から反負荷側エンドブラケットに向かって延びてステータコアの外周面と接触する延長部を備えるように構成できる。また、熱伝導部材は、モールド部内に埋設することができる。このようにすれば、熱伝達部材とステータコアの位置関係をより正しい関係に保つことができる。さらに熱伝達部材がモールド部に埋設されているため、熱伝達部材の存在によって、モールド部の防水性能が低下しにくい。
負荷側エンドブラケットには、モールド部を形成する際にモールド用絶縁樹脂が注入される樹脂注入口を形成し、熱伝導部材には、ストッパ面よりも負荷側エンドブラケット寄りの位置に、シャフトの径方向に熱伝導部材を貫通する1以上の貫通孔を形成するのが好ましい。通常、モールドの際に樹脂を注入する樹脂注入口は金型に形成するが、このように負荷側エンドブラケットに樹脂注入口を形成すれば、モールド型の設計自由度が高くなる。また、このように構成すれば、樹脂注入口から注入されたモールド部を形成する絶縁樹脂が1以上の貫通孔を通過するため、樹脂回りが良好になって、熱伝導部材の外側及び内側に必要な樹脂を確実に充填することができる。
熱伝導部材は、基部の厚み寸法が、延長部の厚み寸法よりも厚く、ストッパ面は基部と延長部の境界面を含む仮想平面内に位置しているのが好ましい。この構造であれば、熱伝導部材の構造を最もシンプルなものとすることができる。
熱伝導部材の形状は任意である。例えば、熱伝導部材の形状を筒形状にしてもよい。このようにすれば、熱伝導部材の断面積が大きくなり、熱伝導効果を高めることができる。 また、熱伝導部材は、一端が負荷側エンドブラケットに固定されて、反負荷側ブラケットに向かって延び、ステータコアの外周面に沿って間隔をあけて配置された複数の板状熱伝導部材により構成することができる。複数の板状熱伝導部材を用いて熱伝導部材を構成すると、ステータコアをストッパ面に接触させる過程において、複数の板状熱伝導部材がシャフトの径方向外側に広がるので、熱伝導部材とステータコアとを組み合わせる際の作業が容易になる。また2枚の板状熱伝導部材の間に形成されたスリットを通してモールド部を形成する絶縁樹脂が流通するため、樹脂回りが良好になって、モールド部を確実に形成することができる。
熱伝導部材は、ストッパ面よりも負荷側エンドブラケット寄りの基部と、ストッパ面の位置から反負荷側エンドブラケットに向かって延びてステータコアと接触する筒状の内側延長部と、内側延長部の径方向外側に位置し内側延長部と同心的に配置された筒状の外側延長部とを備えるように構成できる。この場合、外側延長部の軸線方向の長さは、内側延長部の軸線方向の長さよりも長くし、内側延長部と外側延長部との間に、モールド部の絶縁樹脂が充填される環状の溝部を形成する。このように構成すれば、ステータから発生する熱は、内側延長部及び基部を通して負荷側エンドブラケットに伝導する。そして、内側延長部の径方向外側に位置するモールド部の絶縁樹脂は、外側延長部に囲まれることになる。そのため、内側延長部が熱膨張、熱収縮しても、内側延長部の径方向外側に位置するモールド部の絶縁樹脂にクラックが生じるのを防止できる。また、内側延長部と外側延長部とにより、ラビリンス構造が形成され、外部からステータへの水分の浸入を有効的に防止することができる。
ステータコアの端部には、径方向外側と負荷側エンドブラケット側とに開口する凹部を形成し、該凹部に内側延長部を嵌合することができる。このようにすれば、熱伝導部材とステータコアとをしっかりと固定でき、熱伝達部材とステータコアの位置関係をより正しい関係に保つことができる。
内側延長部と外側延長部との間の溝部内には、内側延長部と外側延長部と基部とに接触するOリングを配置することができる。このようなOリングを設けると、外部からステータへ水分が浸入するのを防ぐ防水効果をさらに高めることができる。
反負荷側エンドブラケットには、複数の螺子貫通孔を形成し、外側延長部には、複数の螺子孔を形成することができる。この場合、複数の螺子貫通孔をそれぞれ貫通し、複数の螺子孔にそれぞれ螺合する螺子により、反負荷側エンドブラケットと負荷側エンドブラケットとをステータを介して連結する。このようにすれば、複数の螺子孔は、負荷側エンドブラケットの外側延長部に形成されるため、螺子が反負荷側エンドブラケットに近い位置で締め付けられる。そのため、内側延長部の径方向への熱膨張、熱収縮が抑制され、絶縁樹脂にクラックを更に防止できる。
反負荷側エンドブラケットに、モールド部を形成する際にモールド用絶縁樹脂が注入される樹脂注入口が形成することができる。このようにすれば、樹脂注入口から注入された絶縁樹脂は、ステータコアの隣接する2つの磁極の間のスロットを通過して反負荷側エンドブラケット側に流れる。
負荷側エンドブラケット及び反負荷側エンドブラケットの一方に螺子孔を形成し、負荷側エンドブラケット及び反負荷側エンドブラケットの他方に螺子貫通孔を形成し、複数の螺子貫通孔をそれぞれ貫通し、複数の螺子孔にそれぞれ螺合する螺子により、反負荷側エンドブラケットと負荷側エンドブラケットとをステータを介して連結するのが好ましい。このようにすれば、ステータコアと反負荷側エンドブラケットとが、熱伝導部材、負荷側エンドブラケット及び螺子により電気的に接続されるので、ステータコアと反負荷側エンドブラケットとを接続する接地用導体を別個に設ける必要がない。
本実施の形態のモールドモータの半部を一部破断状態で示した図である。 図1に示すモールドモータに用いるブラケット構造体の斜視図である。 本発明の他の実施の形態のモールドモータに用いるブラケット構造体の斜視図である。 本発明のさらに他の実施の形態のモールドモータに用いるブラケット構造体の斜視図である。 本発明の別の実施の形態のモールドモータに用いるブラケット構造体の斜視図である。 本発明の別の形態のモールドモータの半部を一部破断状態で示した図である。 図6に示すモールドモータに用いるブラケット構造体の斜視図である。 図7の部分拡大図である。 本発明のさらに別の形態のモールドモータの断面図の部分拡大図である。 本発明のさらに他の形態のモールドモータの断面図の部分拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施の形態のモールドモータの半部を一部破断状態で示した図である。図1に示すように、本例のモールドモータは、ロータ1と、ステータ3と、一対のボールベアリング5,7と、回転位置検出器を構成する磁気式ロータリエンコーダ9と、カバー部材11と、ケース12と、負荷側エンドブラケット31及び熱伝達部材33を含むブラケット構造体13と、反負荷側エンドブラケット15とを有している。ロータ1は、シャフト17と、シャフト17の外周に固定されたロータ磁極19とを有している。ロータ磁極19は、シャフト17の外周部に固定された複数の永久磁石から構成されている。
ステータ3は、ステータコア21と複数の巻線部23とモールド部35とを有している。ステータコア21は、複数枚の磁性鋼板が積層されて形成されている。ステータコア21は、シャフト17の径方向外側に配置されており、筒形状のヨーク25とヨーク25からシャフト17側に突出してロータ磁極19と対向する複数の磁極27とを有している。複数の巻線部23は、電気絶縁材料から形成されたインシュレータ29を介して複数の磁極27にそれぞれ巻回された状態でステータコア21に設けられている。モールド部35は、ステータコア21の一部と複数の巻線部23を覆う熱硬化性樹脂の絶縁樹脂から構成されている。
回転位置検出器を構成する磁気式ロータリエンコーダ9は、反負荷側エンドブラケット15の外側に配置されており、シャフト17の他方の端部に固定された回転体9aと、カバー部材11に固定されたホール素子等からなる磁気検出器9bとを有している。回転体9aは、円板形状を有しており、複数の永久磁石部を備えている。磁気検出器9bは、複数の永久磁石部と対向するように配置されており、複数の永久磁石部の極性を検出している。これにより、シャフト17の回転位置が検出される。なお回転位置検出器としては、光学式ロータリエンコーダを用いることができるのは勿論である。
シャフト17の軸線方向の一方側には、金属製の負荷側エンドブラケット31と後述する熱伝導部材33とが一体になって構成されたブラケット構造体13が配置されている。そして、負荷側エンドブラケット31から軸線方向に突出するシャフト17の端部には負荷が接続される。またシャフト17の軸線方向の他方側には、金属製の反負荷側エンドブラケット15が配置されている。
負荷側エンドブラケット31は、図2の斜視図に示すように、アルミのダイキャストの加工品により形成されており、ステータ3の一方の端部(モールド部35の一方の端部)と接触している。負荷側エンドブラケット31の四隅には、モールドモータを被取付部材に取り付けるための取付用孔31aがそれぞれ形成されている。また、4つの取付用孔31aに隣接する部分には、螺子孔31bがそれぞれ形成されている。さらに、隣接する2つの取付用孔31aの間には、図1に示す樹脂注入口31cがそれぞれ形成されている。また負荷側エンドブラケット31の中央部には、シャフト17が貫通するシャフト貫通孔31dが形成されている。シャフト貫通孔31dの周囲には、反負荷側エンドブラケット15に向かって開口する環状凹部31eが形成されている。このため、負荷側エンドブラケット31には、環状凹部31eの底壁を構成する壁部31fが形成される。環状凹部31e内には、一対のボールベアリング5,7の一方のボールベアリング5が嵌合されている。ボールベアリング5の外輪5aと壁部31fとの間には、ボールベアリング5を反負荷側エンドブラケット15側に付勢する環状のバネ部材32が配置されている。この構成により、シャフト17の軸線方向の一方の方向に位置する部分は、ボールベアリング5によって負荷側エンドブラケット31に回転自在に支持されている。
図2に示すように、熱伝導部材33は円筒形状を有しており、負荷側エンドブラケット31と一体に形成されている。熱伝導部材33の外径寸法Dは、負荷側エンドブラケット31の対向する2つの側面31gの距離Lよりわずかに小さい寸法を有している。熱伝導部材33は、基部33bと、延長部33cとを備えている。基部33bは、円筒形を有しており、負荷側エンドブラケット31から反負荷側エンドブラケット15側に向かって立ち上がっている。延長部33cも円筒形を有しており、基部33bの端部から反負荷側エンドブラケット15側に延びている。基部33bの端面の延長部33cよりシャフト17寄りの部分は、シャフト17の軸線方向の一方側に位置するステータコア21の端面21aと接触するストッパ面33dを構成している。このため、基部33bは、ストッパ面33dよりも負荷側エンドブラケット31寄りに位置し、延長部33cは、ストッパ面33dの位置から反負荷側エンドブラケット15に向かって延びている。基部33bの厚み寸法は、延長部33cの厚み寸法よりも厚く、ストッパ面33dは基部33bと延長部33cの境界面を含む仮想平面内に位置している。ストッパ面33dがステータコア21の端面21aに接触し且つ延長部33cがステータコア21の外周面21bに接触した状態で、熱伝導部材33はモールド部35内に埋設されている。ストッパ面33dにステータコア21の端面21aが接触してステータコア21の軸線方向の位置が決定される。更に、熱伝導部材33は、ストッパ面33dを跨るように、シャフト17の径方向に熱伝導部材33を貫通する4つの貫通孔33aを備えている。4つの貫通孔33aは、周方向に90°の角度間隔をあけて配置されている。これら貫通孔33aがあると、モールド部35を形成する絶縁樹脂が貫通孔33aを通過するため、樹脂回りが良好になって、熱伝導部材33の外側及び内側に必要な樹脂層を確実に形成することができる。また、熱伝導部材33の外側を覆うモールド部35の部分35aにより、ステータコア21に水が入ることが阻止される。
反負荷側エンドブラケット15は、アルミのダイキャストの加工品により形成されており、ステータ3の他方の端部(モールド部35の他方の端部)と接触している。反負荷側エンドブラケット15は、径方向に延びるブラケット本体15aと、ブラケット本体15a一体に形成されて該ブラケット本体15aから軸線方向に突出する環状の内側リブ15bと、ブラケット本体15aと一体に形成されて内側リブ15bよりも径方向外側に位置する環状の外側リブ15cとを有している。ブラケット本体15aは、矩形のフランジ形状を有している。ブラケット本体15aにおける負荷側エンドブラケット31の螺子孔31bに対応する部分には、螺子貫通孔15dがそれぞれ形成されている。ブラケット本体15aの螺子貫通孔15dにそれぞれ挿入され、負荷側エンドブラケット31の螺子孔31bにそれぞれ螺合された金属製の4本の螺子40により、負荷側エンドブラケット31と反負荷側エンドブラケット15とがステータ3を介して連結されている。
反負荷側エンドブラケット15の内側リブ15bの内周面には、一対のボールベアリング5,7の他方のボールベアリング7が嵌合されている。このため、シャフト17の軸線方向の他方の方向に位置する部分は、他方のボールベアリング7によって反負荷側エンドブラケット15に回転自在に支持されている。
本例では、以下のようにして、モールド部35を形成する。まず、ストッパ面33dがステータコア21の端面21aに接触し且つ延長部33cの内周面33eがステータコア21の外周面21bに接触した状態で、ステータコア21と熱伝導部材33とを囲む金型を配置する。そして樹脂注入口31cからモールド用絶縁樹脂を金型内に注入する。このように樹脂を注入すると、注入された樹脂の一部は、基部33bに囲まれた部分から隣接する2つの磁極27の間のスロットを通過して反負荷側エンドブラケット15に隣接する部分に流れる。また、注入された樹脂の他の一部は、4つの貫通孔33aを通過して、熱伝導部材33の外周部33f上に流れる。その後、金型内で樹脂を硬化させてモールド部35を形成する。
本例のモールドモータでは、複数の巻線部23で発生した熱は、ステータコア21及び熱伝導部材33を介して負荷側エンドブラケット31に伝導されて外部に放出される。このため、反負荷側エンドブラケット15の外側に配置された磁気式ロータリエンコーダ9に熱を伝導させることなく、複数の巻線部23で発生した熱は外部に放出される。本例のモールドモータによれば、負荷側エンドブラケット31と熱伝導部材33とが一体に形成されているので、ダイキャスト等により熱伝導部材33を負荷側エンドブラケット31と共に容易に形成することができ、部品点数を少なくできる。また、このように負荷側エンドブラケット31と熱伝導部材33とが一体になっていれば、熱伝導部材33から負荷側エンドブラケット31への熱伝導性を高めて複数の巻線部23で発生した熱の放熱効果を高めることができる。
図3は、本発明の他の実施の形態のモールドモータに用いるブラケット構成体113の斜視図である。本例のブラケット構造体113は、熱伝導部材以外の部分(負荷側エンドブラケット)は、図1及び図2に示す実施の形態のモールドモータに用いるブラケット構造体と同じ構造を有している。そのため、図2に示す部材と同じ部材には、図2に付した符号に100を加えた符号を付して説明を省略する。本例のブラケット構造体113の熱伝導部材133は、一端が負荷側エンドブラケット131に固定されて、反負荷側ブラケット(15)に向かって延び、ステータコア(21)の外周面(21a)に沿って間隔をあけて配置された4つの板状熱伝導部材133Aにより構成されている。このため、隣り合う2つの板状熱伝導部材133Aの間には、スリット133bがそれぞれ形成される。4つのスリット133bは、周方向に等間隔(90°)で配置されている。スリット133bは、熱伝導部材133の厚み方向と、反負荷側エンドブラケット側とに開口している。本例のブラケット構造体113では、モールドの際に注入された樹脂の一部は、4つのスリット133bを通過して、熱伝導部材133の外周部133f上に流れる。本例のブラケット構造体113を用いると、ステータコア(21)をストッパ面133dに接触させる過程において、複数の板状熱伝導部材133Aがシャフト(17)の径方向外側に広がるので、熱伝導部材133とステータコア(21)とを組み合わせる際の作業が容易になる。また、図1及び図2に示すモールドモータに比べて熱伝導性は低下するものの、モールド部形成の際の樹脂回りが良好になって、モールド部を確実に形成することができる。
図4は、本発明のさらに他の実施の形態のモールドモータに用いるブラケット構造体213の斜視図である。本例のブラケット構造体213は、熱伝導部材以外の部分(負荷側エンドブラケット)は、図1及び図2に示す実施の形態のモールドモータに用いるブラケット構造体と同じ構造を有している。そのため、図2に示す部材と同じ部材には、図2に付した符号に200を加えた符号を付して説明を省略する。本例のブラケット構造体213の熱伝導部材233には、樹脂貫通孔は形成されていない。熱伝導部材233は、円筒部233aと4つの厚肉部233bとを一体に有している。厚肉部233bは、円筒形の熱伝導部材233の周方向に等間隔(90°)で配置されており、その外周部233cは、負荷側エンドブラケット231の4つの側面231gと平行に延びている。このブラケット構造体213を用いたモールドモータでは、樹脂注入口からモールド用絶縁樹脂を金型内に注入すると、注入された樹脂は、隣接する2つの磁極(27)の間のスロットを通過して反負荷側エンドブラケット(15)側に流れる。
図5は、本発明のさらに別の実施の形態のモールドモータに用いるブラケット構造体313の斜視図である。本例のブラケット構造体313は、樹脂貫通孔を有しておらず、その他は、図1及び図2に示す実施の形態のモールドモータに用いるブラケット構造体と同じ構造を有している。このブラケット構造体313を用いたモールドモータでは、樹脂注入口からモールド用絶縁樹脂を金型内に注入すると、注入された樹脂は、隣接する2つの磁極(27)の間のスロットを通過して反負荷側エンドブラケット(15)側に流れる。
図6は、本発明の別の形態のモールドモータの半部を一部破断状態で示した図である。本例のモールドモータは、ステータコア421及びブラケット構造体413を除いて図1に示すモールドモータと同じ構造を有している。そのため、図1に示す部材と同じ部材には、図1に付した符号に400を加えた符号を付して説明を省略する。
ブラケット構造体413は、負荷側エンドブラケット431と熱伝達部材433とが一体に成形されて構成されている。負荷側エンドブラケット431は、図7に示すように、アルミのダイキャストの加工品により形成されており、四隅には、モールドモータを被取付部材に取り付けるための取付用孔431aがそれぞれ形成されている。また、図6に示すように、負荷側エンドブラケット431の中央部には、シャフト417が貫通するシャフト貫通孔431dが形成されている。シャフト貫通孔431dの周囲には、反負荷側エンドブラケット415に向かって開口する環状凹部431eが形成されている。負荷側エンドブラケット431には、環状凹部431eの底部を構成する壁部431fが形成される。環状凹部431e内には、一対のボールベアリング405,407の一方のボールベアリング405が嵌合されている。ボールベアリング405の外輪405aと壁部431fとの間には、ボールベアリング405を反負荷側エンドブラケット415側に付勢する環状のバネ部材432が配置されている。この構成により、シャフト417の一方の方向に位置する部分は、ボールベアリング405によって負荷側エンドブラケット431に回転自在に支持されている。
負荷側エンドブラケット431に一体に形成された熱伝導部材433は、基部433bと、内側延長部433cと、外側延長部433dとを備えている。基部433bは、円筒形を有しており、負荷側エンドブラケット431から反負荷側エンドブラケット415側に向かって立ち上がっている。内側延長部433c及び外側延長部433dは、基部433bの端部から反負荷側エンドブラケット415側に延びている。図6の部分拡大図である図8に示すように、基部433bの端面の内側延長部433cよりシャフト417寄りの部分は、シャフト417の軸線方向の一方側に位置するステータコア421の端面421aと接触するストッパ面433iを構成している。このため、基部433bは、ストッパ面433iよりも負荷側エンドブラケット431寄りに位置し、内側延長部433cは、ストッパ面433iの位置から反負荷側エンドブラケット415に向かって延びている。ストッパ面433iにステータコア421の端面421aが接触してステータコア421の軸線方向の位置が決定される。内側延長部433cは、円筒形状を有しており、ステータコア421の凹部421cに嵌合されている。凹部421cは、ステータコア421の端部に形成されており、シャフト417の径方向外側と負荷側エンドブラケット431側とに開口している。ストッパ面433iがステータコア421の端面421aに接触した状態で、内側延長部433cはモールド部435内に埋設されている。
外側延長部433dは、円筒形状を有しており、内側延長部433cの径方向外側に位置し内側延長部433cと同心的に配置されている。図7に示すように、この外側延長部433dは、円筒部433eと4つの厚肉部433fとを一体に有している。厚肉部433fは、円筒部433eの周方向に等間隔(90°)で配置されており、その外周部433gは、負荷側エンドブラケット431の4つの側面431gにそれぞれ連続して延びている。また、4つの厚肉部433fには、反負荷側エンドブラケット415側に開口する螺子孔433hがそれぞれ形成されている。図8に示すように、外側延長部433dの軸線方向の長さL1は、内側延長部433cの軸線方向の長さL2よりも長くなっている。本例では、長さL1は長さL2の約2倍になっている。内側延長部433cと外側延長部433dとの間には、モールド部435の絶縁樹脂が充填される環状の溝部434が形成されている。
図6に示すように、本例のモールドモータでは、反負荷側エンドブラケット415の4つの螺子貫通孔415dをそれぞれ貫通し、外側延長部433dに形成された4つの螺子孔433hにそれぞれ螺合する螺子440により、負荷側エンドブラケット431と反負荷側エンドブラケット415とがステータ403を介して連結されている。
本例では、以下のようにして、モールド部435を形成する。まず、内側延長部433cがステータコア421の凹部421cに嵌合された状態(図8)で、ステータコア421と熱伝導部材433とを囲む金型を配置する。そして金型の樹脂注入口からモールド用絶縁樹脂を金型内に注入する。このように樹脂を注入すると、注入された樹脂は、隣接する2つの磁極427の間のスロットを通過して基部433bに囲まれた部分に流れる。また、注入された樹脂の他の一部は、ステータコア421の外周面上を流れ、環状の溝部434内に充填される(図8)。その後、金型内で樹脂を硬化させてモールド部435を形成する。
本例のモールドモータでは、複数の巻線部423で発生した熱は、ステータコア421並びに熱伝導部材433の内側延長部433c及び基部433bを介して負荷側エンドブラケット431に伝導されて外部に放出される。本例のモールドモータによれば、内側延長部433cの径方向外側に位置するモールド部435の絶縁樹脂は、外側延長部433dに囲まれることになる。そのため、内側延長部433cが熱膨張、熱収縮しても、内側延長部433cの径方向外側に位置するモールド部435の絶縁樹脂にクラックが生じるのを防止できる。また、内側延長部433cと外側延長部433dとにより、ラビリンス構造が形成され、外部からステータ403への防水効果を高めることができる。
図9は、本発明のさらに別の形態のモールドモータの断面図の部分拡大図である。本例のモールドモータでは、内側延長部533cと外側延長部533dとの間の環状の溝部534内にOリング537が配置されている。Oリング537は、高耐熱性フッ素ゴムからなり、内側延長部533cと外側延長部533dと基部533bとに接触するように配置されている。Oリング537は、高耐熱性を有しているので、モールド部を形成する際にモールド用絶縁樹脂によって溶けない。
本例のモールドモータによれば、Oリング537により、外部からステータ503への防水効果をさらに高めることができる。
図10は、本発明のさらに他の形態のモールドモータの断面図の部分拡大図である。本例のモールドモータでは、ステータコア621に内側延長部633cを嵌合する凹部が形成されていない。本例では、基部633bのストッパ面633iがステータコア621の端面621aと接触し、内側延長部633cの内周面がステータコア621の外周面に接触している。
本例のモールドモータによれば、ステータコア621を単純な構造で構成できる。
本発明によれば、負荷側エンドブラケットと熱伝導部材とを一体に形成するので、ダイキャスト等により熱伝導部材を負荷側エンドブラケットと共に形成することができ、部品点数を少なくできる。また、熱伝導部材から負荷側エンドブラケットへの熱伝導性を高めて複数の巻線部で発生した熱の放熱効果を高めることができる。さらにストッパ面にステータコアが接触してステータコアの位置決めが図られるため、モールド部を形成する際に、熱伝達部材とステータコアの位置関係を正しい関係に保つことが容易であり、モールド作業が容易になる。
1 ロータ
3 ステータ
5,7 一対のボールベアリング
9 磁気式ロータリエンコーダ(回転位置検出器)
13,113,213,313 ブラケット構造体
15 反負荷側エンドブラケット
17 シャフト
19 ロータ磁極
21 ステータコア
21a 端面
21b 外周部
27 複数の磁極
31,131,231,331 負荷側エンドブラケット
31b 螺子孔
31c 樹脂注入口
33 熱伝導部材
33a 貫通孔
33d ストッパ面
35 モールド部

Claims (14)

  1. シャフトを有するロータと、
    前記シャフトの径方向外側に配置されたステータコア、該ステータコアに設けられた複数の巻線部及び少なくとも前記複数の巻線部を覆う絶縁樹脂からなるモールド部を備えてなるステータと、
    前記シャフトを回転自在に支持する一対のベアリングと、
    前記一対のベアリングの一方のベアリングが固定され、前記シャフトの軸線方向の一方側に位置する前記ステータの一方の端部と接触する金属製の負荷側エンドブラケットと、
    前記一対のベアリングの他方のベアリングが固定され、前記軸線方向の他方側に位置する前記ステータの他方の端部と接触する反負荷側エンドブラケットと、
    前記負荷側エンドブラケットに熱伝達可能に接続されて、前記ステータから発生する熱を前記負荷側エンドブラケットに伝導する金属製の熱伝導部材とを具備するモールドモータにおいて、
    前記熱伝導部材は、前記負荷側エンドブラケットと一体に形成され、
    前記熱伝導部材は、前記ステータコアと接触して前記ステータコアの前記軸線方向の位置を決定するストッパ面を備えていることを特徴とするモールドモータ。
  2. シャフトを有するロータと、
    前記シャフトの径方向外側に配置されたステータコア、該ステータコアに設けられた複数の巻線部及び少なくとも前記複数の巻線部を覆う絶縁樹脂からなるモールド部を備えてなるステータと、
    前記ステータに対して固定された負荷側エンドブラケット及び反負荷側エンドブラケットと、前記ステータに熱伝達可能に接続されて前記ステータから発生する熱を前記負荷側エンドブラケットに伝導する熱伝導部材を具備するモールドモータにおいて、
    前記熱伝導部材は、前記負荷側エンドブラケットと一体に形成されていることを特徴とするモールドモータ。
  3. 前記熱伝導部材は、前記ステータコアの一端と接触して前記ステータコアの軸線方向の位置を決定するストッパ面を備えていることを特徴とする請求項2に記載のモールドモータ。
  4. 前記熱伝導部材は、前記ストッパ面よりも前記負荷側エンドブラケット寄りの基部と、前記ストッパ面の位置から前記反負荷側エンドブラケットに向かって延びて前記ステータコアの外周面と接触する延長部を備えており、
    前記熱伝導部材は、前記モールド部内に埋設されていることを特徴とする請求項1または3に記載のモールドモータ。
  5. 前記負荷側エンドブラケットには、前記モールド部を形成する際にモールド用絶縁樹脂が注入される樹脂注入口が形成されており、
    前記熱伝導部材には、前記ストッパ面よりも前記負荷側エンドブラケット寄りの位置に、前記シャフトの径方向に前記熱伝導部材を貫通する1以上の貫通孔が形成されている請求項4に記載のモールドモータ。
  6. 前記熱伝導部材は、前記基部の厚み寸法が、前記延長部の厚み寸法よりも厚く、前記ストッパ面は前記基部と前記延長部の境界面を含む仮想平面内に位置している請求項4に記載のモールドモータ。
  7. 前記熱伝導部材は筒形状を有していることを特徴とする請求項1または3に記載のモールドモータ。
  8. 前記熱伝導部材は、一端が前記負荷側エンドブラケットに固定されて、前記反負荷側ブラケットに向かって延び、前記ステータコアの外周面に沿って間隔をあけて配置された複数の板状熱伝導部材により構成されている請求項1または3に記載のモールドモータ。
  9. 前記熱伝導部材は、前記ストッパ面よりも前記負荷側エンドブラケット寄りの基部と、前記ストッパ面の位置から前記反負荷側エンドブラケットに向かって延びて前記ステータコアと接触する筒状の内側延長部と、前記内側延長部の径方向外側に位置し前記内側延長部と同心的に配置された筒状の外側延長部とを備えており、
    前記外側延長部の前記軸線方向の長さは、前記内側延長部の前記軸線方向の長さよりも長く、
    前記内側延長部と前記外側延長部との間には、前記モールド部の前記絶縁樹脂が充填される環状の溝部が形成されていることを特徴とする請求項1または3に記載のモールドモータ。
  10. 前記ステータコアの端部には、前記径方向外側と前記負荷側エンドブラケット側とに開口する凹部が形成されており、
    前記凹部には、前記内側延長部が嵌合されている請求項9に記載のモールドモータ。
  11. 前記溝部内には、前記内側延長部と前記外側延長部と前記基部とに接触するOリングが配置されている請求項9に記載のモールドモータ。
  12. 前記反負荷側エンドブラケットには、複数の螺子貫通孔が形成されており、
    前記外側延長部には、複数の螺子孔が形成されており、
    前記複数の螺子貫通孔をそれぞれ貫通し、前記複数の螺子孔にそれぞれ螺合する螺子により、前記反負荷側エンドブラケットと前記負荷側エンドブラケットとが前記ステータを介して連結されている請求項9に記載のモールドモータ。
  13. 前記反負荷側エンドブラケットには、前記モールド部を形成する際にモールド用絶縁樹脂が注入される樹脂注入口が形成されていることを特徴とする請求項9に記載のモールドモータ。
  14. 前記負荷側エンドブラケット及び前記反負荷側エンドブラケットの一方には、螺子孔が形成され、
    前記負荷側エンドブラケット及び前記反負荷側エンドブラケットの他方には、螺子貫通孔が形成され、
    前記複数の螺子貫通孔をそれぞれ貫通し、前記複数の螺子孔にそれぞれ螺合する螺子により、前記反負荷側エンドブラケットと前記負荷側エンドブラケットとが前記ステータを介して連結されていることを特徴とする請求項1または3に記載のモールドモータ。
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