JPH04359652A - モータの冷却装置 - Google Patents
モータの冷却装置Info
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- JPH04359652A JPH04359652A JP3288791A JP3288791A JPH04359652A JP H04359652 A JPH04359652 A JP H04359652A JP 3288791 A JP3288791 A JP 3288791A JP 3288791 A JP3288791 A JP 3288791A JP H04359652 A JPH04359652 A JP H04359652A
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- housing
- motor
- gap
- thermal conductivity
- coil
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Links
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Landscapes
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの冷却装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、モータにおいては、その発熱に
より種々の不具合が生じることから、十分な冷却を行う
ことが要求される。上記不具合としては、ステータ等に
おけるコイルの絶縁材が熱劣化して絶縁不良を招くこと
が最も影響の大きいものであり、この他、マグネットの
磁束密度の低下、熱膨張による軸受部の機械的誤差の発
生、回転角検出用のエンコーダを内蔵したものでは、そ
の耐久性の低下等がある。
より種々の不具合が生じることから、十分な冷却を行う
ことが要求される。上記不具合としては、ステータ等に
おけるコイルの絶縁材が熱劣化して絶縁不良を招くこと
が最も影響の大きいものであり、この他、マグネットの
磁束密度の低下、熱膨張による軸受部の機械的誤差の発
生、回転角検出用のエンコーダを内蔵したものでは、そ
の耐久性の低下等がある。
【0003】この種モータを冷却する場合において、モ
ータにおけるステータのコイルで発生した熱(ジュール
熱)をモータハウジングに伝導する方法として、従来、
下記の方法がある。
ータにおけるステータのコイルで発生した熱(ジュール
熱)をモータハウジングに伝導する方法として、従来、
下記の方法がある。
【0004】■ ハウジングにステータのコイル鉄心
を取り付け、このコイル鉄心を介して直接に伝える。
を取り付け、このコイル鉄心を介して直接に伝える。
【0005】■ コイルとハウジングとの間にエポキ
シ樹脂等の高い熱伝導率の樹脂を充填し、この樹脂によ
り伝熱する。
シ樹脂等の高い熱伝導率の樹脂を充填し、この樹脂によ
り伝熱する。
【0006】■の方法は■の方法に比べ、伝熱経路に伝
熱性のよい樹脂を介在させるので、熱抵抗が減り、コイ
ルを効率よく冷却してその温度を下げることができる利
点がある。
熱性のよい樹脂を介在させるので、熱抵抗が減り、コイ
ルを効率よく冷却してその温度を下げることができる利
点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、反面、ハウ
ジングとステータコイルとの間に樹脂を介設するため、
ハウジングのないフレームレスモータ(ユーザーが所定
の目的のために特定のハウジングを製作して組み立てる
もの)のように、組み付けるハウジングが一定でない場
合には、樹脂の充填が難しくなり、実用的ではない。
ジングとステータコイルとの間に樹脂を介設するため、
ハウジングのないフレームレスモータ(ユーザーが所定
の目的のために特定のハウジングを製作して組み立てる
もの)のように、組み付けるハウジングが一定でない場
合には、樹脂の充填が難しくなり、実用的ではない。
【0008】また、予め、ステータコイルを上記樹脂で
モールドして、このモールド材をハウジングの内面形状
に合せて成形し、その後にステータやロータ等をハウジ
ングに組み込む方法もあるが、この方法では、コイルを
モールドしたモールド材(樹脂)とハウジング内面との
間に隙間が生じるのは避けられ得ず、この隙間にある空
気により熱抵抗が増大して、所期の冷却効果が得られな
くなる虞れがある。
モールドして、このモールド材をハウジングの内面形状
に合せて成形し、その後にステータやロータ等をハウジ
ングに組み込む方法もあるが、この方法では、コイルを
モールドしたモールド材(樹脂)とハウジング内面との
間に隙間が生じるのは避けられ得ず、この隙間にある空
気により熱抵抗が増大して、所期の冷却効果が得られな
くなる虞れがある。
【0009】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、上記のようにステータコイルをモ
ールドしてハウジングに組み込む構造において、モール
ド材とハウジング内周面との間の伝熱形態を改良するこ
とにより、ハウジングとステータコイルとの間への樹脂
の充填を要することなく、それと同程度の伝熱性能が得
られるようにすることにある。
であり、その目的は、上記のようにステータコイルをモ
ールドしてハウジングに組み込む構造において、モール
ド材とハウジング内周面との間の伝熱形態を改良するこ
とにより、ハウジングとステータコイルとの間への樹脂
の充填を要することなく、それと同程度の伝熱性能が得
られるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明では、ステータコイルのモールド材
とハウジング内周面との間に形成される間隙をヘリウム
ガス等の高い熱伝導率のガスで充填させるようにした。
に、請求項1の発明では、ステータコイルのモールド材
とハウジング内周面との間に形成される間隙をヘリウム
ガス等の高い熱伝導率のガスで充填させるようにした。
【0011】具体的には、この発明は、密閉状のハウジ
ング内にステータが嵌装され、該ステータのコイルは、
ハウジングの内面形状に沿って成形されかつ電気絶縁性
が高くて熱伝導率の高い材料からなるモールド材でモー
ルドされ、上記ハウジング内には高い熱伝導率のガスが
封入されていることを特徴とする。
ング内にステータが嵌装され、該ステータのコイルは、
ハウジングの内面形状に沿って成形されかつ電気絶縁性
が高くて熱伝導率の高い材料からなるモールド材でモー
ルドされ、上記ハウジング内には高い熱伝導率のガスが
封入されていることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成により、ハウジングが密閉構造とさ
れ、その内部に高い熱伝導率のガスが封入されているの
で、ステータコイルをモールドしたモールド材をハウジ
ングの内面形状に合せて成形し、その後にステータやロ
ータ等をハウジングに組み込む場合においても、コイル
のモールド材(樹脂)とハウジング内面との間に生じた
間隙には上記ガスが介在することとなる。このガスは空
気に比べ熱伝導率が高いので、モールド材からハウジン
グに至る熱の通過率が極めて高くなり、よってフレーム
レスモータであっても、ハウジングとステータコイルと
の間への樹脂の充填を要することなくそれと同程度の伝
熱性能が得られる。
れ、その内部に高い熱伝導率のガスが封入されているの
で、ステータコイルをモールドしたモールド材をハウジ
ングの内面形状に合せて成形し、その後にステータやロ
ータ等をハウジングに組み込む場合においても、コイル
のモールド材(樹脂)とハウジング内面との間に生じた
間隙には上記ガスが介在することとなる。このガスは空
気に比べ熱伝導率が高いので、モールド材からハウジン
グに至る熱の通過率が極めて高くなり、よってフレーム
レスモータであっても、ハウジングとステータコイルと
の間への樹脂の充填を要することなくそれと同程度の伝
熱性能が得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1は本発明の実施例に係るモータMを示
し、このモータMは例えばクリーンルームにおけるクリ
ーンロボットのアクチュエータとして使用される。同図
において、1は気密状に密閉された円筒状のハウジング
で、このハウジング1の一端には出力軸14が気密状に
挿通されている。
し、このモータMは例えばクリーンルームにおけるクリ
ーンロボットのアクチュエータとして使用される。同図
において、1は気密状に密閉された円筒状のハウジング
で、このハウジング1の一端には出力軸14が気密状に
挿通されている。
【0015】上記ハウジング1は第1ハウジング2と、
第3ハウジング7と、両ハウジング2,7間に位置する
第2ハウジング4との3つからなり、第1及び第3ハウ
ジング2,7は有底円筒状に、また第2ハウジング4は
円板状にそれぞれ形成されている。これらハウジング2
,4,7は外径が同じとされ、第1及び第3ハウジング
2,7の開口部を突き合わせ、その間に第2ハウジング
4を介在させて締結ボルト8,8,…により一体に組み
付けられている。9,9は各ハウジング2,4,7の接
合部に配置されたシール用のメタルガスケットである。
第3ハウジング7と、両ハウジング2,7間に位置する
第2ハウジング4との3つからなり、第1及び第3ハウ
ジング2,7は有底円筒状に、また第2ハウジング4は
円板状にそれぞれ形成されている。これらハウジング2
,4,7は外径が同じとされ、第1及び第3ハウジング
2,7の開口部を突き合わせ、その間に第2ハウジング
4を介在させて締結ボルト8,8,…により一体に組み
付けられている。9,9は各ハウジング2,4,7の接
合部に配置されたシール用のメタルガスケットである。
【0016】上記第1ハウジング2の底部中心及び第2
ハウジング4の中心にはそれぞれ軸受孔3,5が形成さ
れている。第1ハウジング2の軸受孔3には出力軸14
の一端近傍が、また第2ハウジング4の軸受孔5には出
力軸14の他端部がそれぞれ挿通状態で軸受10,12
を介して回転自在に支持され、図示しないが、上記出力
軸14の一端にロボットのアーム等が駆動連結される。 第1ハウジング2の軸受孔3内の軸受10は軸受孔3内
でハウジング1の内側に位置し、その軸受孔3のハウジ
ング1外側には磁気シール11が嵌挿されている。
ハウジング4の中心にはそれぞれ軸受孔3,5が形成さ
れている。第1ハウジング2の軸受孔3には出力軸14
の一端近傍が、また第2ハウジング4の軸受孔5には出
力軸14の他端部がそれぞれ挿通状態で軸受10,12
を介して回転自在に支持され、図示しないが、上記出力
軸14の一端にロボットのアーム等が駆動連結される。 第1ハウジング2の軸受孔3内の軸受10は軸受孔3内
でハウジング1の内側に位置し、その軸受孔3のハウジ
ング1外側には磁気シール11が嵌挿されている。
【0017】上記出力軸14にはロータ15が回転一体
に固定されている。一方、第1ハウジング2の内周部に
は、コイル16を巻き付けてなるステータ17が一体的
に取り付けられており、このステータ17は第1ハウジ
ング2に対し嵌装されて取り付けられる。そして、ステ
ータ17のコイル16に電力を供給することで、ロータ
15を回転させる。18は第3ハウジング7内で出力軸
14の他端に取り付けられるエンコーダで、出力軸14
の回転角度を検出するものである。
に固定されている。一方、第1ハウジング2の内周部に
は、コイル16を巻き付けてなるステータ17が一体的
に取り付けられており、このステータ17は第1ハウジ
ング2に対し嵌装されて取り付けられる。そして、ステ
ータ17のコイル16に電力を供給することで、ロータ
15を回転させる。18は第3ハウジング7内で出力軸
14の他端に取り付けられるエンコーダで、出力軸14
の回転角度を検出するものである。
【0018】上記第2ハウジング4には複数の連通路6
,6,…(1つのみ図示する)が軸受孔5の周りに形成
され、これら連通路6,6,…により第1ハウジング2
内と第3ハウジング7内とが連通している。第3ハウジ
ング7は第1及び第2ハウジング2,4に対し出力軸1
4と反対側に延長されている。この第3ハウジング7の
底壁にはチェックバルブからなるヘリウム封入用バルブ
13が取り付けられている。
,6,…(1つのみ図示する)が軸受孔5の周りに形成
され、これら連通路6,6,…により第1ハウジング2
内と第3ハウジング7内とが連通している。第3ハウジ
ング7は第1及び第2ハウジング2,4に対し出力軸1
4と反対側に延長されている。この第3ハウジング7の
底壁にはチェックバルブからなるヘリウム封入用バルブ
13が取り付けられている。
【0019】上記ステータ17のコイル16はモールド
材19でモールドされている。このモールド材19は、
電気絶縁性が高くて熱伝導率も高い材料、具体的にはエ
ポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネイト樹脂
等からなる。そして、モールド材19は、ハウジング1
における第1及び第2ハウジング2,4の内面形状に沿
って成形されており、ステータ17のハウジング1内へ
の嵌装状態で、モールド材19と第1及び第2ハウジン
グ2,4の内面との間には所定の間隙20が形成されて
いる。この間隙20の寸法Dはステータコイル16のハ
ウジング1への嵌装作業が問題にならない程度に小さく
することが必要であるが、モールド材19の厚さdの1
0%以下が望ましく、例えばモールド材19の厚さdが
10mmのときには間隙20の寸法Dが1mm以下であ
り、d=5mmではD=0.5mm以下である。
材19でモールドされている。このモールド材19は、
電気絶縁性が高くて熱伝導率も高い材料、具体的にはエ
ポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネイト樹脂
等からなる。そして、モールド材19は、ハウジング1
における第1及び第2ハウジング2,4の内面形状に沿
って成形されており、ステータ17のハウジング1内へ
の嵌装状態で、モールド材19と第1及び第2ハウジン
グ2,4の内面との間には所定の間隙20が形成されて
いる。この間隙20の寸法Dはステータコイル16のハ
ウジング1への嵌装作業が問題にならない程度に小さく
することが必要であるが、モールド材19の厚さdの1
0%以下が望ましく、例えばモールド材19の厚さdが
10mmのときには間隙20の寸法Dが1mm以下であ
り、d=5mmではD=0.5mm以下である。
【0020】さらに、上記ハウジング1の内部には高い
熱伝導率(=157mW/(m ・k))のヘリウムガ
スが封入されている。このヘリウムガスは、ハウジング
1を組み立て、その内部を真空状態にした後、上記ヘリ
ウムガス封入バルブ13から注入される。尚、ハウジン
グ1内に封入するガスは水素ガス(熱伝導率=180m
W/(m ・k))でもよいが、取扱性等の面でヘリウ
ムガスの方が好ましい。
熱伝導率(=157mW/(m ・k))のヘリウムガ
スが封入されている。このヘリウムガスは、ハウジング
1を組み立て、その内部を真空状態にした後、上記ヘリ
ウムガス封入バルブ13から注入される。尚、ハウジン
グ1内に封入するガスは水素ガス(熱伝導率=180m
W/(m ・k))でもよいが、取扱性等の面でヘリウ
ムガスの方が好ましい。
【0021】上記実施例においては、モータMにおける
ステータ17のコイル16は、第1及び第2ハウジング
2,4の内面形状に合せて成形されたモールド材19で
モールドされ、この後にステータ17やロータ15等が
ハウジング1に組み込まれる。上記モールド材19は第
1及び第2ハウジング2,4の内面に沿った形状に成形
されているので、ハウジング1への嵌装に伴い、モール
ド材19と第1及び第2ハウジング2,4の内面との間
に間隙20が生じる。しかる後に、第1〜第3ハウジン
グ2,4,7が一体に組み立てられ、その内部が真空状
態にされた後、バルブ13からヘリウムガスが注入され
る。
ステータ17のコイル16は、第1及び第2ハウジング
2,4の内面形状に合せて成形されたモールド材19で
モールドされ、この後にステータ17やロータ15等が
ハウジング1に組み込まれる。上記モールド材19は第
1及び第2ハウジング2,4の内面に沿った形状に成形
されているので、ハウジング1への嵌装に伴い、モール
ド材19と第1及び第2ハウジング2,4の内面との間
に間隙20が生じる。しかる後に、第1〜第3ハウジン
グ2,4,7が一体に組み立てられ、その内部が真空状
態にされた後、バルブ13からヘリウムガスが注入され
る。
【0022】この場合、ハウジング1が密閉構造とされ
、その内部に高い熱伝導率のヘリウムガスが封入されて
いるので、上記コイル16のモールド材19と第1及び
第2ハウジング2,4の内面との間に生じた間隙20に
は上記ヘリウムガスが介在することとなる。このヘリウ
ムガスは熱伝導率が高いので、モールド材19からハウ
ジング1に至る熱の通過率(単位面積当りの熱通過量:
単位はW/m 2 )が極めて高くなり、フレームレス
モータであっても、ハウジング1とステータコイル16
との間への樹脂の充填を要することなくそれと同程度の
伝熱性能が得られる。
、その内部に高い熱伝導率のヘリウムガスが封入されて
いるので、上記コイル16のモールド材19と第1及び
第2ハウジング2,4の内面との間に生じた間隙20に
は上記ヘリウムガスが介在することとなる。このヘリウ
ムガスは熱伝導率が高いので、モールド材19からハウ
ジング1に至る熱の通過率(単位面積当りの熱通過量:
単位はW/m 2 )が極めて高くなり、フレームレス
モータであっても、ハウジング1とステータコイル16
との間への樹脂の充填を要することなくそれと同程度の
伝熱性能が得られる。
【0023】具体的に、上記モールド材19を熱伝導率
=300mW/(m ・k)のエポキシ樹脂とし、■こ
のモールド材19(エポキシ樹脂)とハウジング1内面
との間にモールド材19の厚さdの10%の寸法の間隙
20が形成され、この間隙20にヘリウムガスがある場
合(本発明例)、及び■同じ間隙20に空気(熱伝導率
=26mW/(m ・k))がある場合(従来例)の各
熱通過率を、■モールド材19をハウジング1内面に密
着させてモールド材19とハウジング1内面との間の間
隙20を全てエポキシ樹脂で充填した場合(上述の如く
フレームレスモータには適用できない)の熱通過率を「
1」として対比すると、下記の表1のようになる。
=300mW/(m ・k)のエポキシ樹脂とし、■こ
のモールド材19(エポキシ樹脂)とハウジング1内面
との間にモールド材19の厚さdの10%の寸法の間隙
20が形成され、この間隙20にヘリウムガスがある場
合(本発明例)、及び■同じ間隙20に空気(熱伝導率
=26mW/(m ・k))がある場合(従来例)の各
熱通過率を、■モールド材19をハウジング1内面に密
着させてモールド材19とハウジング1内面との間の間
隙20を全てエポキシ樹脂で充填した場合(上述の如く
フレームレスモータには適用できない)の熱通過率を「
1」として対比すると、下記の表1のようになる。
【0024】
【表1】
【0025】この表1から明らかなように、モールド材
19とハウジング1内面との間の間隙20をヘリウムガ
スで満たすことで、熱伝導性能が大幅に向上し、間隙2
0をモールド材19のみで充填する■の場合と同程度(
その92%)の熱通過率が得られることが判る。
19とハウジング1内面との間の間隙20をヘリウムガ
スで満たすことで、熱伝導性能が大幅に向上し、間隙2
0をモールド材19のみで充填する■の場合と同程度(
その92%)の熱通過率が得られることが判る。
【0026】また、上記実施例では、ハウジング1が密
閉構造であるので、ハウジング1から外部に抜け出るア
ウトガスを少なくすることができる。しかも、第1ハウ
ジング2の軸受孔3において外側に磁気シール11が配
設されているので、真空環境下であっても軸受10は真
空環境に晒されず、該軸受10として通常のベアリング
を使用でき、コストやメインテナンス等の面で有利であ
る。
閉構造であるので、ハウジング1から外部に抜け出るア
ウトガスを少なくすることができる。しかも、第1ハウ
ジング2の軸受孔3において外側に磁気シール11が配
設されているので、真空環境下であっても軸受10は真
空環境に晒されず、該軸受10として通常のベアリング
を使用でき、コストやメインテナンス等の面で有利であ
る。
【0027】尚、上記実施例は、クリーンロボットにお
けるアクチュエータとしてのモータMに適用した場合で
あるが、本発明はその他の用途のモータに対しても適用
でき、同様の作用効果が得られる。
けるアクチュエータとしてのモータMに適用した場合で
あるが、本発明はその他の用途のモータに対しても適用
でき、同様の作用効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、モータの密閉状ハウジング内にステータコイル
を、予めハウジング内面形状に合せて成形されたモール
ド材でモールドして嵌装するとともに、ハウジング内に
高い熱伝導率のガスを封入したので、ハウジング内面と
モールド材との間に形成される間隙を上記ガスで充填で
き、フレームレスモータであっても、ハウジングとステ
ータコイルとの間への樹脂の充填を要することなく、そ
れと同程度の伝熱性能が得られ、モータの冷却性能の向
上を図ることができる。
よれば、モータの密閉状ハウジング内にステータコイル
を、予めハウジング内面形状に合せて成形されたモール
ド材でモールドして嵌装するとともに、ハウジング内に
高い熱伝導率のガスを封入したので、ハウジング内面と
モールド材との間に形成される間隙を上記ガスで充填で
き、フレームレスモータであっても、ハウジングとステ
ータコイルとの間への樹脂の充填を要することなく、そ
れと同程度の伝熱性能が得られ、モータの冷却性能の向
上を図ることができる。
【図1】本発明の実施例を示すモータの断面図である。
M…モータ
1…ハウジング
2…第1ハウジング
4…第2ハウジング
7…第3ハウジング
15…ロータ
16…ステータ
17…コイル
19…モールド材
20…間隙
d…モールド材の厚さ
D…間隙の寸法
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉状のハウジング内にステータが嵌
装され、該ステータのコイルは、ハウジングの内面形状
に沿って成形されかつ電気絶縁性が高くて熱伝導率の高
い材料からなるモールド材でモールドされ、上記ハウジ
ング内には高い熱伝導率のガスが封入されていることを
特徴とするモータの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3288791A JPH04359652A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | モータの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3288791A JPH04359652A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | モータの冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04359652A true JPH04359652A (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=12371394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3288791A Pending JPH04359652A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | モータの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04359652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010104220A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-05-06 | Sanyo Denki Co Ltd | モールドモータ |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP3288791A patent/JPH04359652A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010104220A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-05-06 | Sanyo Denki Co Ltd | モールドモータ |
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