JP2008167609A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】界磁コイルで生じた熱を効率よく放熱する電動機を提供する。
【解決手段】回転子11と、回転子11を回転させる回転磁界を発生する界磁コイル4が巻き付けられた固定子10と、回転子11及び固定子10を内側に収容する筒状のケース2とを具備する電動機であって、モールド17が固定子10の外面と界磁コイル4とを一体的に被覆する一方、ケース2には、その内周面に凹部2dを設け、凹部2dの内面とモールド17の表面とで冷却水の流路となる冷媒流路20が形成されるようケース2に固定子10を固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主に界磁コイルで生じた熱を効率よく放熱する電動機に関する。
従来、電動機の発熱対策としては様々な方式が採用されており、その一つに水冷方式を採用した電動機がある(例えば、特許文献1参照)。例えば、電動機を収容する円筒状ケースの円筒部の内部に冷媒流路を設け、この内面に電動機を当接させて固定することで、電動機で生じた熱が冷媒流路を流れる冷却水により吸収される。
このような冷却構造を有する電動機を例示する。図4及び図5は、従来技術に係る電動機の断面図である。図4に示すように、円筒状のケース102の内側には固定子110が固定されており、ケース102の開口にはカバー103が取付けられている。固定子110には回転子111が内挿されている。固定子110は、ケース102に焼き嵌めされて固定されている一方、回転子111にはその軸心に沿って回転軸112が挿通されている。この回転軸112は、ケース102及びカバー103に設けられた軸受け116により回動自在に支持されており、その一端がケース102外部に突出している。また、回転子111の外周面には、永久磁石115が設けられている。
かかる構成の電動機101において、固定子110に巻き付けられた界磁コイル104に電流が流れると、回転子111が回動し、それに伴い回転軸112も回動する。このとき、主に界磁コイル104で熱が発生するため、この熱を吸収する冷却水の流路となる冷媒流路120がケース102の円筒部の内部に形成されている。したがって、界磁コイル104で生じた熱は、固定子110、及びケース102の円筒部を介して冷媒流路120に伝達して、吸収される。
また、図5に示すように、他の従来技術として、樹脂からなるモールド217がケース202と固定子210との間に設けられると共に、界磁コイル204を覆っている電動機201もある。この場合においても、界磁コイル204で生じた熱は、モールド217、ケース202の円筒部を介して冷媒流路220に伝達し、吸収される。なお、図5の各符号は、203はカバー、211は回転子、212は回転軸、215は永久磁石、216は軸受けである。
しかしながら、図4に示した電動機101の場合、固定子110とケース102との間には、寸法公差上、完全に密着させて気密性を確保することができないため空気層ができる。したがって、界磁コイル104で生じる熱の放熱性は、この空気層により著しく劣化することになる。一方、図5に示した電動機201の場合においても、ケース202とモールド217との間には空気層が生じることがある。これは、固定子210との間にモールド217を充填するためにある程度の隙間を確保する必要があるからである。更に、ケース202とモールド217との気密性を保持する機械的構造を有していないため、モールド217を設けた後の肉細りや電動機使用中の熱サイクルによって上述したような空気層が生じる。
いずれにしても、界磁コイルで生じた熱が冷媒流路120、220に達するに至る経路上に空気層があるため、十分な放熱性を確保できず、この結果、電動機101、201の出力を制限しなければならないという問題があった。
特開2005−354821号公報
本発明は、かかる事情に鑑み、界磁コイルで生じた熱を効率よく放熱する電動機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1の態様は、回転子と、該回転子を回転させる回転磁界を発生する界磁コイルが巻き付けられた固定子と、当該回転子及び当該固定子を内側に収容する筒状のケースとを具備する電動機であって、前記固定子の外面を被覆すると共に前記界磁コイルを被覆するモールドを具備し、前記ケースの内面と前記モールドの表面との間に冷却水の流路となる冷媒流路を形成して、前記ケースに前記固定子が固定されていることを特徴とする電動機にある。
かかる第1の態様では、冷却水の流路となる冷媒流路の一面は、固定子を被覆するモールドにより形成される。これにより、界磁コイルで生じた熱はモールドを介して直接冷媒流路に伝達されて効率的に放熱される。また、従来技術のようにかかる経路上に空気層が生じる虞もなく、放熱性が良好に維持される。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する電動機において、前記固定子は、前記ケースと同軸の円筒状の鉄心であり、前記固定子の内周には、軸心側に向かい突出する巻付け部が設けられ、前記界磁コイルは、前記巻付け部の側面に沿って巻付けられ、前記ケースの円筒部の内周面には、凹部が設けられ、前記モールドは、前記固定子の外周面と前記界磁コイルとを被覆し、前記凹部の内面と前記モールドの表面とが冷却水の流路となる冷媒流路を形成して、前記固定子が前記ケース内に固定されていることを特徴とする電動機にある。
かかる第2の態様では、ケースの円筒部の内側に設けられた凹部の内面と、モールドの表面とにより冷媒流路が形成され、界磁コイルで生じた熱は、モールドを介して冷媒流路に伝達し放熱される。
本発明の第3の態様は、第1の態様に記載する電動機において、前記固定子は、前記ケースと同軸の円筒状の鉄心であり、前記固定子の内周には、軸心側に向かい突出する巻付け部が設けられ、前記界磁コイルは、前記巻付け部の側面に沿って巻付けられ、前記ケースの軸方向の一端面の内側には、凹部が設けられ、前記モールドは、前記ケースの凹部を臨む前記固定子の端面と前記界磁コイルとを被覆し、前記凹部の内面と前記モールドの表面とが冷却水の流路となる冷媒流路を形成して、前記固定子が前記ケース内に固定されていることを特徴とする電動機にある。
かかる第3の態様では、ケースの軸方向の一端面の内側に設けられた凹部の内面と、モールドの表面とにより冷媒流路が形成され、界磁コイルで生じた熱はモールドを介して冷媒流路に伝達し放熱される。
本発明の第4の態様は、第2又は第3の態様に記載する電動機において、前記固定子は、その軸方向の一端面が、前記ケースの軸方向の一端面と第1シール部材を介して対向するよう前記ケースに固定されていることを特徴とする電動機にある。
かかる第4の態様では、ケースと固定子との間に第1シール部材が設けられるため、冷媒流路に流れる冷却水が回転子側に浸水することを防止することができる。
本発明の第5の態様は、第2乃至第4の何れか一つの態様に記載する電動機において、前記ケースには、その軸方向の一端側の開口を塞ぐカバーが取付けられ、前記モールドは、前記固定子の前記カバーを臨む側の端面と前記カバーとの間を充填し、前記モールドと前記カバーとの間に第2シール部材が設けられていることを特徴とする電動機にある。
かかる第5の態様では、固定子とカバーとの間にモールドが充填されると共に第2シール部材が設けられるため、冷媒流路に流れる冷却水が回転子側に浸水することを防止すると共に、カバー外部からの異物の侵入を防止することができる。
本発明の第6の態様は、第4の態様に記載する電動機において、前記第1シール部材は、ガスケットであることを特徴とする電動機にある。
かかる第6の態様では、ケースと固定子との間のシール部材としてガスケットを用いることができ、冷媒流路からの浸水をより確実に防止することができる。
本発明の第7の態様は、第5の態様に記載する電動機において、前記第2シール部材は、Oリングであることを特徴とする電動機にある。
かかる第7の態様では、モールドとカバーとの間の第2シール部材としてOリングを用いることができ、冷媒流路からの浸水やカバー外部からの異物の侵入をより確実に防止することができる。
本発明の第8の態様は、第1乃至第7の態様の何れか一項に記載する電動機において、前記モールドは、熱伝導率がよい樹脂からなることを特徴とする電動機にある。
かかる第8の態様では、モールドの熱伝達性を向上させて、界磁コイルで生じた熱をより効率的に放熱することができる
なお、本発明の他の態様として、上記第1乃至第8の態様に記載する電動機の回転子が車両の動力伝達系に接続された車両を挙げることができる。
本発明によれば、冷却水の流路となる冷媒流路の一面は、固定子を被覆するモールドにより形成される。これにより、界磁コイルで生じた熱がモールドを介して直接冷媒流路に伝達して効率的に放熱される。また、従来技術のようにかかる経路上に空気層が生じる虞もなく、放熱性が良好に維持される。
さらに、ケースの内周面とモールドの外表面との間で冷媒流路が形成されることから、ケース内部に冷媒流路を形成する必要がない。すなわち、ケースの製造工程上、容易にケースを成型することができる。そして、この結果、本発明に係る電動機の製造コストを低減することができ、コストの面でも有利である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
〈実施形態1〉
図1は、実施形態1に係る電動機の分解斜視図、図2はこの電動機の断面図である。本実施形態に係る電動機1は、例えば電気自動車の駆動源として用いられるブラシレスDCモータであり、図1乃至図2に示すように、ケース2と、カバー3と、固定子10と、回転子11とを備えて構成されている。
ケース2は、例えばアルミからなる円筒状の部材であり、その内側に固定子10と回転子11とを収容して固定する。詳言すると、ケース2の軸方向の一端面(図2中、左側)には、その中心部に挿通孔2aが穿設されていると共に、他端側(図2中、右側)に突出する円環状の取付部2bが設けられている。またケース2の他端は開口2cとなっている。また、ケース2の内周面には、凹部2dが周方向に沿って設けられており、更にケース2には、凹部2dに連通する取水口2eと排水口2fとが設けられている。
固定子10は、略円筒状の部材である。固定子10の軸方向の一端面と、ケース2の取付部2bとがメタルガスケット13を介して対向し、その状態で固定子10はボルト14により固定されている。また、固定子10の内周面には、中心方向に向かい突出すると共に固定子10の軸方向に伸びる巻付け部10aが複数設けられている。各巻付け部10aには、その側面に沿って界磁コイル4が巻き付けられている。
なお、メタルガスケット13の固定子10と当接する面は、ビード構造を有しており、ケース2と固定子10との間の密着性を向上させている。
また、固定子10には、樹脂からなるモールド17がその外周面に沿って被覆されている。詳言すると、モールド17は、ケース2の凹部2dとの間に冷却水の流路となる冷媒流路20が形成されるように固定子10の外周面とケース2の内周面との間に充填されている。
これにより、モールド17の外周面と凹部2dの内面とにより冷却水の流路となる冷媒流路20が形成されている。この冷媒流路20は、取水口2eと排水口2fとを介してラジエータ(図示せず)と接続されており、冷却水はラジエータで冷却される。
更に、モールド17は固定子10の軸方向の端面と巻付け部10aの側面とを被覆しており、巻付け部10aに巻き付けられた界磁コイル4をも覆っている。このとき、モールド17の固定子10の軸方向の厚さLは、モールド17とカバー3との間に隙間が生じないような厚みとなっている。具体的には、モールド17を固定子10に設けて硬化させる際に、モールド17の軸方向の厚さを、モールドの軸方向の厚さLよりも厚くしておく。そして、カバー3がケース2に取り付けられると、モールド17は軸方向に圧縮され、カバー3と隙間なく当接する。
なお、カバー3でモールド17を圧縮させた際の収縮量は、常温と電動機の稼動が保証される温度の下限との温度差で生じるモールド17の収縮量以上となるようにする。これにより、最低温度においても、モールド17とカバー3との間の気密性は確保される。一方、電動機1の温度上昇時においても、例えば厚さLが150mm程度であるならば温度差が250Kであってもモールド17は座屈することなく気密性は確保される。
なお、モールド17の材質としては、エポキシ樹脂を用いている。その他、熱伝導率の高い樹脂を用いることもでき、例えば、アルミや銀を混ぜた樹脂を用いることも可能である。また、モールドとしては樹脂に限定されず、絶縁性を有し、水に侵されず、熱膨張による破壊を生じず、且つ熱伝導率が高いという性質を具備するものであればよい。
回転子11は、円柱状の部材であり、円周面上に軸心に沿って複数の永久磁石15が配設されている。更に、当該軸心と同軸の回転軸12を備えている。回転子11は、固定子10に内挿される一方、回転軸12は軸受け16に回動自在に支持されている。そして、回転軸12の一端はケース2の挿通孔2aから外部へ突出しており、トランスミッション(図示せず)に接続されている。
カバー3はケース2の開口2cを塞ぐようにケース2に取付られている。このカバー3のケース2側に臨む面には、固定子10のカバー3を臨む側の面に対向して環状の凹部3aが設けられており、この凹部3aには、Oリング18が嵌合しており、モールド17とカバー3との間の隙間を埋めている。
かかる構成の電動機1によれば、冷媒流路20の一面は、モールド17の外周面により構成されている。この結果、界磁コイル4で生じた熱が冷媒流路20に伝達しやすくなっている。なぜならば、従来技術に係る電動機では、冷媒流路はケースの円筒部の内部に設けられていたため、熱は固定子、モールド、及びケースの円筒部を介して冷媒流路に達していたのに対して、本実施形態に係る電動機では、モールド17を介して直接冷媒流路20に達するからである。また、モールド17が冷媒流路20の一面となっているため、従来技術に係る電動機のように、ケース202とモールド217(共に図5参照)との間に空気層が生じる虞もないから、熱伝達性の劣化もない。
さらに、かかる構造の冷媒流路20を採用することにより、ケース2の製造工程上有利な効果を奏する。すなわち、従来技術においては、ケースの外周部の内部に空間を設けて冷媒流路を形成する必要があるのに対し、本実施形態に係るケース2では、その内周面に凹部2dを設ければよいので、製造工程を簡略化することができる。
なお、冷媒流路20に流れる冷却水が回転子11側へ浸水することが懸念される。しかしながら、上述したように、モールド17がカバー3により圧縮されて隙間なくカバー3に当接していること、ケース2と固定子10との間にはメタルガスケット13が設けられていること、モールド17とカバー3との間にはOリング18が設けられていることにより、かかる懸念は解消されている。
本実施形態では、浸水防止のためにケース2と固定子10との間にメタルガスケット13が設けられ、モールド17とカバー3との間にOリング18が設けられているが、これに限定されない。すなわち、ケース2と固定子10との間にOリングを設けてもよいし、モールド17とカバー3との間にメタルガスケットを設けてもよい。またケース2と固定子10との間、及びモールド17とカバー3との間共にそれぞれひとつずつ計二つのメタルガスケットを設けてもよいし、同様に計2つのOリングを設けてもよい。
〈実施形態2〉
実施形態1では、冷媒流路20はケース2の円筒部側に設けられたが、これに限定されない。例えば冷媒流路がケースの軸方向の端面の内側に設けられてもよい。界磁コイル4で生じた熱がモールドを介して冷媒流路に伝達する構造であればよいからである。
図3は、本実施形態に係る電動機の断面図である。なお、実施形態1と同一の部分については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る電動機1Aと、実施形態1に係る電動機1(図1、図2参照)との相違点は、ケースに設けられた凹部の位置と、それに伴う冷媒流路の位置である。図3に示すように、ケース2Aは、軸方向の一端面の内側に、固定子10の軸方向の端面に対向する凹部2Dが設けられている。そして、実施形態1と同様に、固定子10の凹部2Dを臨む端面にはモールド17Aが被覆されており、ケース2Aの凹部2Dとの間に冷却水の流路となる冷媒流路20Aが形成されるように固定子10の外周面とケース2Aの内周面との間に充填されている。これにより、凹部2Dの内面とモールド17Aの表面とによって冷媒流路20Aが形成されている。
かかる構成の電動機1Aによれば、界磁コイル4で生じた熱はモールド17Aを介して冷媒流路20Aに伝達される。このように、本実施形態においても、実施形態1と同様に、界磁コイル4で生じた熱がモールド17Aを介して直接冷媒流路20Aに伝達して良好に放熱されると共に、冷媒流路20Aとモールド17Aとの間に空気層が形成されることを回避して、放熱性が良好に維持される。
なお、実施形態1及び実施形態2では、いわゆるインナー回転子型の電動機について説明したが、これに限定されず、アウター回転子型の電動機についても適用することができる。更に、実施形態1及び実施形態2に係る電動機では、ケースに凹部を設け、当該凹部とモールドとにより囲まれた冷媒流路を形成したが、これに限定されない。すなわち、モールドに凹部を形成し、当該凹部とケースの内面との間に冷媒流路を形成してもよい。また、本発明は、電気自動車のみに用いられるものではなく、冷却構造を要する電動機全般に広く適用可能なものである。
実施形態1に係る電動機の分解斜視図である。 実施形態1に係る電動機の断面図である。 実施形態2に係る電動機の断面図である。 従来技術に係る電動機の断面図である。 従来技術に係る電動機の断面図である。
符号の説明
1、1A、101、201 電動機
2、2A、102、202 ケース
2a 挿通孔
2b 取付部
2c 開口
2d、2D 凹部
2e 取水口
2f 排水口
3、103、203 カバー
3a 凹部
4、104、204 界磁コイル
10、110、210 固定子
10a 巻付け部
11、111、211 回転子
12、112、212 回転軸
13 メタルガスケット
14 ボルト
15、115、215 永久磁石
16、116、216 軸受け
17、17A、217 モールド
18 Oリング
20、20A、120、220 冷媒流路

Claims (8)

  1. 回転子と、該回転子を回転させる回転磁界を発生する界磁コイルが巻き付けられた固定子と、当該回転子及び当該固定子を内側に収容する筒状のケースとを具備する電動機であって、
    前記固定子の外面を被覆すると共に前記界磁コイルを被覆するモールドを具備し、
    前記ケースの内面と前記モールドの表面との間に冷却水の流路となる冷媒流路を形成して、前記ケースに前記固定子が固定されていることを特徴とする電動機。
  2. 請求項1に記載する電動機において、
    前記固定子は、前記ケースと同軸の円筒状の鉄心であり、
    前記固定子の内周には、軸心側に向かい突出する巻付け部が設けられ、
    前記界磁コイルは、前記巻付け部の側面に沿って巻付けられ、
    前記ケースの円筒部の内周面には、凹部が設けられ、
    前記モールドは、前記固定子の外周面と前記界磁コイルとを被覆し、
    前記凹部の内面と前記モールドの表面とが冷却水の流路となる冷媒流路を形成して、前記固定子が前記ケース内に固定されていることを特徴とする電動機。
  3. 請求項1に記載する電動機において、
    前記固定子は、前記ケースと同軸の円筒状の鉄心であり、
    前記固定子の内周には、軸心側に向かい突出する巻付け部が設けられ、
    前記界磁コイルは、前記巻付け部の側面に沿って巻付けられ、
    前記ケースの軸方向の一端面の内側には、凹部が設けられ、
    前記モールドは、前記ケースの凹部を臨む前記固定子の端面と前記界磁コイルとを被覆し、
    前記凹部の内面と前記モールドの表面とが冷却水の流路となる冷媒流路を形成して、前記固定子が前記ケース内に固定されていることを特徴とする電動機。
  4. 請求項2又は請求項3に記載する電動機において、
    前記固定子は、その軸方向の一端面が、前記ケースの軸方向の一端面と第1シール部材を介して対向するよう前記ケースに固定されていることを特徴とする電動機。
  5. 請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載する電動機において、
    前記ケースには、その軸方向の一端側の開口を塞ぐカバーが取付けられ、
    前記モールドは、前記固定子の前記カバーを臨む側の端面と前記カバーとの間を充填し、
    前記モールドと前記カバーとの間に第2シール部材が設けられていることを特徴とする電動機。
  6. 請求項4に記載する電動機において、
    前記第1シール部材は、ガスケットであることを特徴とする電動機。
  7. 請求項5に記載する電動機において、
    前記第2シール部材は、Oリングであることを特徴とする電動機。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載する電動機において、
    前記モールドは、熱伝導率がよい樹脂からなることを特徴とする電動機。
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