JPH08111966A - 液冷式回転機の冷却装置 - Google Patents
液冷式回転機の冷却装置Info
- Publication number
- JPH08111966A JPH08111966A JP27054794A JP27054794A JPH08111966A JP H08111966 A JPH08111966 A JP H08111966A JP 27054794 A JP27054794 A JP 27054794A JP 27054794 A JP27054794 A JP 27054794A JP H08111966 A JPH08111966 A JP H08111966A
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- JP
- Japan
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- frame
- liquid
- cooling
- passage
- rotary machine
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- Pending
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成及び加工が簡単で、しかも冷却性能が良
好でメンテナンス性の良い液冷式回転機を得ることを目
的とする。。 【構成】 フレーム２０の外周部２０ａに、外方が開放
した凹欠２０ｂを加工し、このフレーム２０の周りに上
記凹欠２０ｂを塞ぐ如く円筒部材２１を固定すること
で、上記凹欠部２０ｂを密封して冷却液通路２５とした
ものである。
好でメンテナンス性の良い液冷式回転機を得ることを目
的とする。。 【構成】 フレーム２０の外周部２０ａに、外方が開放
した凹欠２０ｂを加工し、このフレーム２０の周りに上
記凹欠２０ｂを塞ぐ如く円筒部材２１を固定すること
で、上記凹欠部２０ｂを密封して冷却液通路２５とした
ものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、液冷式回転機の冷却
装置、特に回転機の機枠となるフレームの構造に関する
ものである。
装置、特に回転機の機枠となるフレームの構造に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】以下、従来技術及び本発明の実施例共に
液冷式モータを例にとって説明する。およそ高出力密度
のモータでは、その冷却方式として液冷式が採用されて
いる。ここで、液冷式を採用した従来のモータを、図４
に基づいて説明する。図４において、１はロータコア、
２はこのロータコア１を装着した回転軸で、この回転軸
２は軸受３ａ，３ｂを介してモータ機枠であるフレーム
４ａ，４ｂに回転自在に支承されている。そしてこのフ
レーム４ａ，４ｂの周りには冷却液通路５ａ，５ｂを構
成する螺旋状に成形されたパイプ６ａ，６ｂが一体に鋳
造されている。また、上記フレーム４ａ，４ｂの内周側
にはステータコア７が内接保持され、このステータコア
の側端を上記フレーム４ａ，４ｂで支持し、この両フレ
ームのつば部を貫通するボルト８にて固定している。
液冷式モータを例にとって説明する。およそ高出力密度
のモータでは、その冷却方式として液冷式が採用されて
いる。ここで、液冷式を採用した従来のモータを、図４
に基づいて説明する。図４において、１はロータコア、
２はこのロータコア１を装着した回転軸で、この回転軸
２は軸受３ａ，３ｂを介してモータ機枠であるフレーム
４ａ，４ｂに回転自在に支承されている。そしてこのフ
レーム４ａ，４ｂの周りには冷却液通路５ａ，５ｂを構
成する螺旋状に成形されたパイプ６ａ，６ｂが一体に鋳
造されている。また、上記フレーム４ａ，４ｂの内周側
にはステータコア７が内接保持され、このステータコア
の側端を上記フレーム４ａ，４ｂで支持し、この両フレ
ームのつば部を貫通するボルト８にて固定している。
【０００３】以上のような構成において、フレーム４
ａ，４ｂの周りに形成されたパイプでなる冷却液通路５
ａ，５ｂに冷却液が流通されることにより、ステータコ
ア７の冷却が行われる。
ａ，４ｂの周りに形成されたパイプでなる冷却液通路５
ａ，５ｂに冷却液が流通されることにより、ステータコ
ア７の冷却が行われる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが以上に示すよ
うな従来の液冷モータでは、次のような問題点があっ
た。 (1) 冷却液通路となるパイプを精度良く螺旋状に成形す
るのが困難で、作業性が悪いとともに比較的コストが高
くつくこと。 (2) この冷却パイプをフレームに一体鋳造する際、冷却
パイプの偏心が生じ、均一な冷却性能が得られず、又偏
心により、鋳造不良の発生のおそれがあり、生産性が低
いこと。 (3) ステータコアの発熱を冷却パイプを介して冷却して
いるため、熱伝達が悪く、冷却効果が十分でないこと。 (4) 前後の両フレームでステータコアを内接支持してい
るため、分解するのが困難であり、モータのメンテナン
スが困難であること。 などの欠点があった。
うな従来の液冷モータでは、次のような問題点があっ
た。 (1) 冷却液通路となるパイプを精度良く螺旋状に成形す
るのが困難で、作業性が悪いとともに比較的コストが高
くつくこと。 (2) この冷却パイプをフレームに一体鋳造する際、冷却
パイプの偏心が生じ、均一な冷却性能が得られず、又偏
心により、鋳造不良の発生のおそれがあり、生産性が低
いこと。 (3) ステータコアの発熱を冷却パイプを介して冷却して
いるため、熱伝達が悪く、冷却効果が十分でないこと。 (4) 前後の両フレームでステータコアを内接支持してい
るため、分解するのが困難であり、モータのメンテナン
スが困難であること。 などの欠点があった。
【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、冷却性能が良く、信頼性に優
れ、加工が簡易のため安価で生産性が高く、さらにメン
テナンスの容易な液冷式回転機を提供することを目的と
する。
ためになされたもので、冷却性能が良く、信頼性に優
れ、加工が簡易のため安価で生産性が高く、さらにメン
テナンスの容易な液冷式回転機を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液冷式回
転機の冷却装置は、フレームの外周部に冷却液通路を形
成し、この通路に冷却液を流通させて冷却をする液冷式
回転機において、上記フレームに、外方を開口した、冷
却液通路となる凹欠部を形成し、その周りを円筒部材で
密封することで、冷却液の通路としたものである。
転機の冷却装置は、フレームの外周部に冷却液通路を形
成し、この通路に冷却液を流通させて冷却をする液冷式
回転機において、上記フレームに、外方を開口した、冷
却液通路となる凹欠部を形成し、その周りを円筒部材で
密封することで、冷却液の通路としたものである。
【０００７】
【作用】この発明においては、フレームの外周部に設け
た外方開口の凹欠部とこれを塞ぐようにフレームの外周
に嵌着された円筒部材により形成された通路内に冷却液
を流すことで、フレームの内周に固定されたステータコ
アを冷却する。
た外方開口の凹欠部とこれを塞ぐようにフレームの外周
に嵌着された円筒部材により形成された通路内に冷却液
を流すことで、フレームの内周に固定されたステータコ
アを冷却する。
【０００８】
実施例１．以下この発明の実施例１を図に基づいて説明
する。なお図１において、１，２，３ａ，３ｂ，７は上
記従来装置と同一又は相当部品を示しているので説明を
省略する。２０は機枠となるフレームであり、このフレ
ーム２０は、ステータコア７の外周部分を包含して覆う
外周円筒状部２０ａに螺旋状の冷却液通路となる外方開
口の凹欠２０ｂが仕切壁２０ｃを介して鋳造により成形
されており、このフレーム２０の外周に沿って円筒部材
２１を固定することで、上記凹欠２０ｂを閉塞してい
る。これにより、フレーム２０と円筒部材２１とによ
り、液封された冷却液通路２５が形成されることにな
る。なおこの通路の表面には、有機含浸処理を施す。
する。なお図１において、１，２，３ａ，３ｂ，７は上
記従来装置と同一又は相当部品を示しているので説明を
省略する。２０は機枠となるフレームであり、このフレ
ーム２０は、ステータコア７の外周部分を包含して覆う
外周円筒状部２０ａに螺旋状の冷却液通路となる外方開
口の凹欠２０ｂが仕切壁２０ｃを介して鋳造により成形
されており、このフレーム２０の外周に沿って円筒部材
２１を固定することで、上記凹欠２０ｂを閉塞してい
る。これにより、フレーム２０と円筒部材２１とによ
り、液封された冷却液通路２５が形成されることにな
る。なおこの通路の表面には、有機含浸処理を施す。
【０００９】以上のように構成されたフレーム２０と円
筒部材２１との間には、嵌合部両端にリング状のゴムパ
ッキン３０が設けられ、水密性を確保している。またフ
レーム２０の内周面とステータコア７の外周面の間には
隙間３１を設けることで組立性を向上し、かつこの隙間
３１に熱伝導性の良い樹脂３２を封入することで冷却性
能を高めている。またステータコア７には、位置決めお
よび回転方向ズレ防止のためのピン３５ａ，３５ｂが両
サイドに圧入されていて、これらのピンは夫々フレーム
２０および該フレームと共にモータ機枠を構成するブラ
ケット４０の夫々に設けられた切欠き４１，４２に嵌合
されている。なお図１における組立てにおいては、フレ
ーム２０の外周円筒状部２０ａに設けた段部２０ｄに図
の左側から一様の厚さの円筒部材２１を軸方向に沿って
はめ込み、その後片側のブラケット４０を押し当てて係
止し、該ブラケット４０の外周部をフレーム２０にボル
ト８で固定する。なおこのときブラケット４０はステー
タコア７の片側を押さえる構成となっていて、ステータ
コアの軸方向ズレを防止している。以上のように構成す
ることで、組立及び分解が極めて容易に行なえる。
筒部材２１との間には、嵌合部両端にリング状のゴムパ
ッキン３０が設けられ、水密性を確保している。またフ
レーム２０の内周面とステータコア７の外周面の間には
隙間３１を設けることで組立性を向上し、かつこの隙間
３１に熱伝導性の良い樹脂３２を封入することで冷却性
能を高めている。またステータコア７には、位置決めお
よび回転方向ズレ防止のためのピン３５ａ，３５ｂが両
サイドに圧入されていて、これらのピンは夫々フレーム
２０および該フレームと共にモータ機枠を構成するブラ
ケット４０の夫々に設けられた切欠き４１，４２に嵌合
されている。なお図１における組立てにおいては、フレ
ーム２０の外周円筒状部２０ａに設けた段部２０ｄに図
の左側から一様の厚さの円筒部材２１を軸方向に沿って
はめ込み、その後片側のブラケット４０を押し当てて係
止し、該ブラケット４０の外周部をフレーム２０にボル
ト８で固定する。なおこのときブラケット４０はステー
タコア７の片側を押さえる構成となっていて、ステータ
コアの軸方向ズレを防止している。以上のように構成す
ることで、組立及び分解が極めて容易に行なえる。
【００１０】以上のように構成された液冷式モータで
は、液封された凹欠部でなる螺旋状の冷却液通路２５に
冷却液を流通させて冷却を行なうことで、モータの発熱
部周囲を全て包含することになり、効率の良い冷却がで
きる。
は、液封された凹欠部でなる螺旋状の冷却液通路２５に
冷却液を流通させて冷却を行なうことで、モータの発熱
部周囲を全て包含することになり、効率の良い冷却がで
きる。
【００１１】実施例２．なお上記の実施例１は、円筒部
材２１をフレーム２０に嵌合し、これらの両端部の液密
性を確保するためにリング状のゴムパッキン３０を使用
したが、円筒部材２１をゴム状の弾性体で構成すると、
図２に示すように、ゴムパッキン３０の廃止が可能とな
り、液密構成とともに、フレーム２０への固定も容易に
行なえ、また併せて螺旋状冷却液通路２５間の液密も確
実に行えるので、各通路間の冷却液の混合が完全になく
なり、冷却効果が一層向上することとなる。
材２１をフレーム２０に嵌合し、これらの両端部の液密
性を確保するためにリング状のゴムパッキン３０を使用
したが、円筒部材２１をゴム状の弾性体で構成すると、
図２に示すように、ゴムパッキン３０の廃止が可能とな
り、液密構成とともに、フレーム２０への固定も容易に
行なえ、また併せて螺旋状冷却液通路２５間の液密も確
実に行えるので、各通路間の冷却液の混合が完全になく
なり、冷却効果が一層向上することとなる。
【００１２】実施例３．なお、上記実施例１，２では、
フレーム２０の外周の冷却液通路２５を螺旋状に設けた
ものを示したが、図３に示すように、冷却液通路２５を
軸方向に設けてもよい。
フレーム２０の外周の冷却液通路２５を螺旋状に設けた
ものを示したが、図３に示すように、冷却液通路２５を
軸方向に設けてもよい。
【００１３】また、実施例１では、円筒部材２１をフレ
ーム２０に嵌合し、両端部の液密性を確保するためにリ
ング状のゴムパッキン３０を使用していたものを示した
が、これらを接着材で結合したり、溶接によって結合し
てもよく、その場合はゴムパッキンを省くことができ
る。また上記実施例１では、フレーム２０とステータコ
ア７との間に隙間３１を設けたが、この隙間３１を無く
し、フレーム２０にステータコア７を圧入嵌合してもよ
い。
ーム２０に嵌合し、両端部の液密性を確保するためにリ
ング状のゴムパッキン３０を使用していたものを示した
が、これらを接着材で結合したり、溶接によって結合し
てもよく、その場合はゴムパッキンを省くことができ
る。また上記実施例１では、フレーム２０とステータコ
ア７との間に隙間３１を設けたが、この隙間３１を無く
し、フレーム２０にステータコア７を圧入嵌合してもよ
い。
【００１４】なお本発明は液冷式モータのみならず、液
冷式の発電機にも適用することができる。
冷式の発電機にも適用することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、フレー
ムの外周部に、外方を開口した凹欠部を加工して、その
周りに円筒部材を固定することで、冷却液の流通路を形
成するようにしたので、回転機の発熱部を包含する冷却
液通路が簡単に構成できるとともに、冷却性能が良く高
品質で安価な液冷式回転機を得ることができる。また、
組立分解が容易でメンテナンス性の高い液冷式回転機が
得られる効果がある。
ムの外周部に、外方を開口した凹欠部を加工して、その
周りに円筒部材を固定することで、冷却液の流通路を形
成するようにしたので、回転機の発熱部を包含する冷却
液通路が簡単に構成できるとともに、冷却性能が良く高
品質で安価な液冷式回転機を得ることができる。また、
組立分解が容易でメンテナンス性の高い液冷式回転機が
得られる効果がある。
【図１】 この発明の実施例１による液冷式モータを示
す断面側面図である。
す断面側面図である。
【図２】 この発明の実施例２による液冷式モータを示
す断面側面図である。
す断面側面図である。
【図３】 この発明の実施例３による液冷式モータを示
す断面側面図である。
す断面側面図である。
【図４】 従来の液冷式モータを示す断面側面図であ
る。
る。
１ ロータコア、２ 回転軸、７ ステータコア、２０
フレーム、２０ａ円筒状部、２０ｂ 凹欠、２０ｃ
仕切壁、２０ｄ 段部、２１ 円筒部材、２５ 冷却液
通路、３０ パッキン、３１ 隙間、３２ 熱伝導性樹
脂、４０ブラケット。
フレーム、２０ａ円筒状部、２０ｂ 凹欠、２０ｃ
仕切壁、２０ｄ 段部、２１ 円筒部材、２５ 冷却液
通路、３０ パッキン、３１ 隙間、３２ 熱伝導性樹
脂、４０ブラケット。
Claims (5)
- 【請求項１】 回転機の機枠となるフレーム中に冷却液
の通路を形成し、この通路に冷却液を流通させて冷却を
行なうようにした液冷式回転機において、上記フレーム
の外周部に、外方が開口された凹欠部を形成し、この凹
欠部を閉塞するように該フレームの外周に沿って円筒部
材を固定することで、上記凹欠部を密封された冷却液通
路に形成したことを特徴とする液冷式回転機の冷却装
置。 - 【請求項２】 上記フレームの外周円筒状部に段部を形
成し、この段部に一様の厚さの円筒部材を片方からはめ
込み、該円筒部材の端面をブラケットで係止するように
した請求項１記載の液冷式回転機の冷却装置。 - 【請求項３】 上記フレーム外周部の冷却液通路は仕切
壁を介して螺旋状に形成されていることを特徴とする請
求項１または２記載の液冷式回転機の冷却装置。 - 【請求項４】 上記円筒部材を弾性体で構成したことを
特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の液冷式回
転機の冷却装置。 - 【請求項５】 上記フレームの内周面と、該フレームの
内周に固定されたステータコアの外周面との隙間に熱伝
導性の良い樹脂を封入したことを特徴とする請求項１乃
至４のいずれかに記載の液冷式回転機の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27054794A JPH08111966A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 液冷式回転機の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27054794A JPH08111966A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 液冷式回転機の冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08111966A true JPH08111966A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17487711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27054794A Pending JPH08111966A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 液冷式回転機の冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08111966A (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1994
- 1994-10-07 JP JP27054794A patent/JPH08111966A/ja active Pending
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