JP4621065B2 - 流体ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、流体ポンプに係り、特に、ステータ及び回路ユニットを冷却する構造を備えた流体ポンプの改良に関する。
従来から、例えば、車両に用いられる電動ウォータポンプには、ステータ若しくは回路ユニットを冷却する構造を備えたものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
例えば、特許文献1には、回路ユニットを冷却する構造が開示されている。この特許文献1に記載の電動ウォータポンプでは、ハウジングの内部でステータ収容部と流体通過部とを分割して仕切る高熱伝導性の隔壁に伝熱体が密着しており、更に、この伝熱体にトランジスタ基板が密着している。これにより、トランジスタ基板にて発生した熱は、伝熱体を介して隔壁へ伝わり、更に、流体通過部を流れる冷却水へ伝わって冷却水と共に放出されるとしている。
また、特許文献2には、ステータ及び回路ユニットを冷却する構造が開示されている。この特許文献2に記載のポンプでは、制御回路のうちの少なくとも一部とステータのうち少なくともコイルを樹脂モールドしてモールドステータを構成し、このモールドステータにより流体の通路の少なくとも一部を構成するようにしている。従って、吸入口から吸入された流体はモールドステータに接して流れるので、このモールドステータにおける制御回路およびコイルを流体により冷却できるとしている。
ところで、この種の電動ウォータポンプには、ロータとステータとが回転軸方向に対抗するように配置されたいわゆるアキシャルギャップタイプのモータを備えたものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−364576公報 特開平11−166500号公報 特開2000−145682公報
一般に、電動ウォータポンプにおいて、ステータコイルへの通電に伴いステータコイルが発熱すると、ステータコイルの内部抵抗が高くなるため、モータ効率(ポンプ効率)が低下することになる。また、ステータコイルが発熱すると、この熱が回路ユニットの回路素子に影響を及ぼし、回路素子の寿命が短くなるという問題が生じる。
従って、モータ効率の低下を防ぐと共に、回路素子の寿命を長く保つためには、電動ウォータポンプにステータ及び回路ユニットを効率良く冷却することが可能な冷却構造が必要となる。
特に、特許文献2に記載の如くステータコイルをモールド成形した場合には、モールド樹脂の熱伝導率が低いため、ステータコイルの冷却効率が低下することになる。従って、電動ウォータポンプにおいてステータコイルをモールド成形した場合に、モータ効率の低下を防ぐためには、ステータコイルを効率良く冷却することが可能な冷却構造が必要となる。
なお、ステータコイルを流体中に直接配置することも考えられるが、この場合には、ステータコイルの絶縁皮膜が加水分解を起こし、絶縁不良の発生が問題となる。
また、特許文献3に記載の如く、いわゆるアキシャルギャップタイプのモータを備えた電動ウォータポンプについても、モータ効率の低下を防ぐと共に、回路素子の寿命を長く保つためには、ステータ及び回路ユニットを効率良く冷却することが可能な冷却構造を備える必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、いわゆるアキシャルギャップタイプのモータを備えた流体ポンプにおいて、ステータ及び回路ユニットを効率良く冷却することにより、モータ効率(ポンプ効率)の低下を防ぐと共に、回路素子の寿命を長く保つことが可能な冷却構造を備えることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の流体ポンプは、回転軸上にインペラを備えると共に回転軸周りにマグネットを有して構成されたロータと、前記マグネットと回転軸方向に対向するように配置された複数のステータコイルを備えると共に少なくとも前記ステータコイルが樹脂部材で覆われたステータと、前記インペラが回転可能に収納されたポンプ室を有すると共に、前記ロータ及び前記ステータを収容するケーシングと、を備えた流体ポンプにおいて、前記ステータの前記ロータ側の端面には、径方向に沿って形成された第一水路が接し、前記ステータの前記ロータと軸方向反対側の端面には、径方向に沿って形成された第二水路が接し、前記第一水路及び前記第二水路は、前記ポンプ室と連通され、前記インペラは、回転時に前記ポンプ室内の流体を径方向外側へ搬送するように構成され、前記ポンプ室の外径と前記第一水路及び前記第二水路の外径とは、略同等に構成され、前記ポンプ室の径方向外側位置と前記第一水路及び前記第二水路の径方向外側位置とは、回転軸方向に延びる連通路によって連通されていることを特徴とする。
このように、請求項1に記載の流体ポンプでは、ステータのロータ側の端面に、径方向に沿って形成された第一水路が接し、ステータのロータと軸方向反対側の端面に、径方向に沿って形成された第二水路が接し、第一水路及び第二水路がポンプ室と連通されている。
従って、流体ポンプの作動に伴ってステータが発熱した場合でも、ポンプ室から第一水路及び第二水路へ搬送された流体がステータのロータ側の端面及びロータと軸方向反対側の端面に接するので、樹脂部材を介した流体とステータコイルとの熱交換によりステータコイルを冷却することができる。
また、請求項1に記載の流体ポンプでは、上述の如くステータの軸方向両側端面が流体と接するので、ステータコイルが樹脂部材で覆われることにより防水構造とされていても、軸方向両側からステータコイルが効率良く冷却される。これにより、モータ効率(ポンプ効率)の低下を防ぐことが可能となる。
また、請求項1に記載のように、インペラが、回転時にポンプ室内の流体を径方向外側へ搬送するように構成され、ポンプ室の外径と第一水路及び第二水路の外径とが、略同等に構成され、ポンプ室の径方向外側位置と第一水路及び第二水路の径方向外側位置とが、回転軸方向に延びる連通路によって連通されていると、インペラが回転したときには、このインペラの回転に伴いポンプ室の径方向外側位置は加圧状態となり、ポンプ室の径方向外側位置から連通路を通じて第一水路及び第二水路への流体の流れが形成される。
従って、請求項1に記載の流体ポンプによれば、上述の如くポンプ室の径方向外側位置と連通路及び第一、第二水路との圧力差により流体の流れが形成されるので、ステータのロータ側の端面及びロータと軸方向反対側の端面に流体が確実に搬送されて接するようになる。これにより、ステータコイルを確実に冷却することが可能となる。
また、請求項2に記載の流体ポンプでは、ケーシングが、ポンプ室を有するポンプハウジングと、ステータを保持するステータハウジングと、ステータハウジングのポンプハウジングと軸方向反対側に配置されるエンドハウジングと、を有して構成され、第二水路が、ステータハウジングとエンドハウジングとの間に形成され、連通路が、ステータよりも径方向外側に形成されている。
このように、ステータハウジングとエンドハウジングとの間に第二水路が形成されるようにすると、流体を流すための第二水路を孔状とし、この孔状の第二水路をステータハウジング内に形成する必要が無いので、ステータハウジングを樹脂成形により形成する場合には、ステータハウジングの成形を容易に行うことが可能となる。
また、ステータよりも径方向外側に連通路が形成されるようにすると、連通路の配置位置によってステータコイルやステータコアの配置が制約されないため、ステータ内に連通路を形成する場合に比して、ステータコイルやステータコアの配置を容易に行うことができる。これにより、ステータ及びステータハウジングの設計の自由度を高めることができる。
さらに、請求項3に記載のように、エンドハウジングが、第二水路に接し径方向に沿って延びる隔壁を備え、この隔壁の第二水路と軸方向反対側にステータコイルを通電するための回路ユニットが配置されるように構成すると、隔壁によって回路ユニットを防水できる一方で、回路ユニットからの熱を第二水路内の流体に隔壁を介して伝達させることができる。また、第二水路によってステータと回路ユニットとを分離することができるので、ステータから回路ユニットへの熱伝達経路を完全に遮断することができる。これにより、回路ユニットも効率良く冷却することができるので、回路ユニットに設けられた回路素子の寿命を長く保つことが可能となる。
また、請求項4に記載のように、ポンプハウジング及びエンドハウジングが、回転軸方向に接続され、ステータハウジングの外周部が、ポンプハウジング及びエンドハウジングの少なくとも一方の内周部に保持されるように構成されていると、流体ポンプの組立時には、ステータハウジングの外周部をポンプハウジング又はエンドハウジングの内周部で保持した状態で、ポンプハウジング及びエンドハウジングを回転軸方向に接続すれば良い。従って、流体ポンプの組立も容易に行うことができる。
特に、エンドハウジングは、隔壁によって回路ユニットをポンプ室から分離すると共にこの隔壁によって回路ユニットの冷却にも寄与し、且つ、ポンプハウジングとの固定機能をも備える多機能ハウジング設計とされており、構造の簡素化、ハウジング加工工数の低減に貢献している。また、エンドハウジングは、ポンプハウジングとでケーシングを構成することから外気に触れるため、例えばアルミニウム等で構成された場合には、回路ユニットからの熱を外気に効率良く放出可能な空冷機能も備え、回路ユニットの冷却効率の向上により一層貢献する。
また、請求項5に記載のように、隔壁に回路ユニットの回路素子が配置されるように構成されていると、回路素子からの熱を第二水路内の流体に隔壁を介して伝達することができるので、第二水路から離れた位置に回路素子を配置する場合に比して、回路素子に対する冷却効率を高めることができる。これにより、回路素子の寿命をより長く保つことが可能となる。
さらに、請求項6に記載のように、エンドハウジングが、回路ユニットを収容する収容部を有すると共に、この収容部とは別に回路ユニットの回路素子を収容するための回路素子収容部を備える構成とされていると、例えば回路素子収容部に収容される回路素子が回路ユニット内の他の発熱素子よりも耐熱性が低い場合であっても、回路素子収容部を設けたことにより発熱素子からの熱を遮断できるため、回路素子の温度上昇を抑えることができる。これにより、回路素子の寿命を長く保つことが可能となる。
また、回路素子収容部を設けたことにより上述の如く回路素子の温度上昇を抑えることができるため、回路素子を冷却するためのヒートシンク等の部材追加が不要となり、また、回路素子に耐熱性の良い高価なものを用いることも不要となる。これにより、コストを低減できる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
[第一実施形態]
はじめに、図1、図2を参照しながら、本発明の第一実施形態に係る流体ポンプとしてのウォータポンプ10の構成について説明する。
本発明の第一実施形態に係るウォータポンプ10は、例えば、自動車のエンジン冷却システムに好適に用いられるものである。ウォータポンプ10には、ロータ14とステータ16とが回転軸方向に対向するように配置されたアキシャルギャップタイプのモータ12が用いられている。
ロータ14は、ステータハウジング36に設けられたシャフト50に軸受部材15を介して回転自在に軸支されている。ロータ14の回転軸周りには、マグネット18とロータヨーク20とが設けられており、ロータ14の回転軸上には、インペラ22が一体に形成されている。本実施形態では、モータ高出力化のためにロータ14の大径化が図られており、これにより、ロータ14の外径がインペラ22の外径よりも大きくなっている。
インペラ22は、複数の羽根24を有して構成されており、ロータ14と共に回転することにより、ポンプ室42内の流体に径方向外側に遠心力を与えてこの流体をポンプ室42の径方向外側に搬送するように構成されている。
ステータ16は、ステータコア26及びステータコイル28を有して構成されている。ステータコア26には、回転軸周り複数の突極30が形成されており、この各突極30には、ステータコイル28が巻装されている。本実施形態のステータ16は、ステータコア26、複数のステータコイル28及び不図示のターミナルをモールド成形することによりステータハウジング36と一体化された構成となっている。また、ステータ16は、モールド成形されることにより、モールド樹脂で覆われたキャンド構造となっている。
ケーシング32は、ポンプハウジング34と、ステータハウジング36と、エンドハウジング38で構成されている。エンドハウジング38は、後述する第二水路58に接し径方向に沿って延びる隔壁38Aを備え、この隔壁38Aの第二水路58と軸方向反対側には、外部制御装置からの制御信号に基づいてステータコイル28を順次通電するスイッチング素子41等が実装された回路ユニット40が装着される。
ポンプハウジング34とエンドハウジング38との間には、ステータハウジング36が挟持固定されている。また、ステータハウジング36には、シャフト支持部37が形成されており、このシャフト支持部37には、シャフト50が固定されている。
ポンプハウジング34には、渦巻状のポンプ室42が構成されており、このポンプ室42の内側には、インペラ22が回転可能に収容されている。また、ポンプハウジング34の回転軸上には、ポンプ室42内に流体を吸入するための流体吸入口44が設けられており、ポンプハウジング34の接線方向には、ポンプ室42内の流体を吐出するための流体吐出口46が設けられている。
また、本実施形態のウォータポンプ10では、ステータ16とロータ14との間に、径方向に沿って延びる第一水路56が形成されており、ステータ16のロータ14と反対側には、ステータハウジング36とエンドハウジング38の間に同じく径方向に沿って延びる第二水路58が形成されている。この構成により、ステータ16のロータ側の端面16Aには、第一水路56が接し、ステータ16のロータ14と軸方向反対側の端面16Bには、第二水路58が接するようになっている。
この第一水路56及び第二水路58の外径は、ポンプ室42の外径と略同等とされており、この第一水路56及び第二水路58の各径方向外側位置は、ステータ16よりも径方向外側でポンプ室42の径方向外側位置から軸方向に沿って延びる環状の連通路60によってポンプ室42と連通されている。
そして、本実施形態では、モータ12の回転に伴ってインペラ22が回転すると、流体吸入口44からポンプ室42に流体が吸入され、この吸入された流体は、インペラ22による遠心力でポンプ室42の径方向外側に搬送される。また、インペラ22による遠心力でポンプ室42の径方向外側に搬送された流体は、ポンプ室42の渦巻状の壁面に沿って回転軸周りに搬送されて、流体吐出口46から外部へ接線方向に向けて吐出される。
ここで、インペラ22が回転したときには、このインペラ22の回転に伴いポンプ室42の径方向外側位置は加圧状態となり、ポンプ室42の径方向外側位置から連通路60を通じて第一水路56及び第二水路58への流体の流れが形成される。このように、本実施形態に係るウォータポンプ10では、上述の如くポンプ室42の径方向外側位置と連通路60及び第一水路56、第二水路58との圧力差により流体の流れが形成される。そして、本実施形態では、これらの複数の水路によりステータ16及び回路ユニット40の冷却を行うようにしている。
次に、本発明の第一実施形態に係るウォータポンプ10の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るウォータポンプ10では、ステータ16のロータ側の端面16Aに、径方向に沿って形成された第一水路56が接し、ステータ16のロータ14と軸方向反対側の端面16Bに、径方向に沿って形成された第二水路58が接し、第一水路56及び第二水路58が連通路60によってポンプ室42と連通されている。
従って、ウォータポンプ10の作動に伴ってステータ16が発熱した場合でも、ポンプ室42から第一水路56及び第二水路58へ搬送された流体がステータ16のロータ側の端面16A及びロータ14と軸方向反対側の端面16Bに接するので、モールド樹脂を介した流体とステータコイル28との熱交換によりステータコイル28を冷却することができる。
また、本実施形態に係るウォータポンプ10では、上述の如くステータ16の軸方向両側端面16A,16Bが流体と接するので、ステータコイル28がモールド樹脂で覆われることにより防水構造とされていても、軸方向両側からステータコイル28が効率良く冷却される。これにより、モータ効率(ポンプ効率)の低下を防ぐことが可能となる。
さらに、本実施形態に係るウォータポンプ10によれば、上述の如くポンプ室42の径方向外側位置と連通路60及び第一水路56、第二水路58との圧力差により流体の流れが形成されるので、ステータ16のロータ側の端面16A及びロータ14と軸方向反対側の端面16Bに流体が確実に搬送されて接するようになる。これにより、ステータコイル28を確実に冷却することが可能となる。
また、本実施形態のように、エンドハウジング38が、第二水路58に接し径方向に沿って延びる隔壁38Aを備え、この隔壁38Aの第二水路58と軸方向反対側にステータコイル28を通電するための回路ユニット40が配置されていると、隔壁38Aによって回路ユニット40を防水できる一方で、回路ユニット40からの熱を第二水路58内の流体に隔壁38Aを介して伝達させることができる。また、第二水路58によってステータ16と回路ユニット40とを分離することができるので、ステータ16から回路ユニットへ40の熱伝達経路を完全に遮断することができる。これにより、回路ユニット40も効率良く冷却することができるので、回路ユニット40に設けられたスイッチング素子41の寿命を長く保つことが可能となる。
特に、本実施形態のように、隔壁38Aに回路ユニット40のスイッチング素子41が配置されていると、スイッチング素子41からの熱を第二水路58内の流体に隔壁38Aを介して伝達することができるので、第二水路58から離れた位置にスイッチング素子41を配置する場合に比して、スイッチング素子41に対する冷却効率を高めることができる。これにより、スイッチング素子41の寿命をより長く保つことが可能となる。
また、本実施形態のように、ステータハウジング36とエンドハウジング38との間に第二水路58が形成されるようにすると、流体を流すための第二水路58を孔状とし、この孔状の第二水路58をステータハウジング36内に形成する必要が無いので、ステータハウジング36を樹脂成形により形成する場合には、ステータハウジング36の成形を容易に行うことが可能となる。
さらに、本実施形態のように、ステータ16よりも径方向外側に連通路60が形成されるようにすると、連通路60の配置位置によってステータコイル28やステータコア26の配置が制約されないため、ステータ16内に連通路60を形成する場合に比して、ステータコイル28やステータコア26の配置を容易に行うことができる。これにより、ステータ16及びステータハウジング36の設計の自由度を高めることができる。
また、本実施形態のように、ロータ14とステータ16とが、回転軸方向に対向するように配置されていると、所謂アキシャルギャップタイプの流体ポンプが構成されて、ウォータポンプ10の回転軸方向の長さをより短くすることができる。
また、本実施形態のように、インペラ22がロータ14に一体に形成されていると、別体に形成した場合に比して、コストを低く抑えることができ、また、組立性も向上させることができる。
なお、第一水路56は、ステータ16のロータ側の端面16Aに溝状に構成されていても良く、また、第二水路58は、ステータ16のロータ14と軸方向反対側の端面16Bに溝状に構成されていても良い。
[第二実施形態]
次に、図3を参照しながら、本発明の第二実施形態に係る流体ポンプとしてのウォータポンプ110の構成について説明する。
本発明の第二実施形態に係るウォータポンプ110には、上記第一実施形態と同様に、ロータ114とステータ116とが回転軸方向に対向するように配置されたアキシャルギャップタイプのモータ112が用いられている。
ロータ114は、ステータハウジング136に設けられたシャフト150に軸受部材115を介して回転自在に軸支されている。ロータ114の回転軸周りには、マグネット118とロータヨーク120とが設けられており、ロータ114の回転軸上には、インペラ122が一体に形成されている。そして、本実施形態においても、ロータ114の外径はインペラ122の外径よりも大きく構成されている。
ステータ116は、ステータコア126及びステータコイル128を有して構成されている。本実施形態のステータ116は、ステータコア126、複数のステータコイル128及びターミナル129をモールド成形することによりステータハウジング136と一体化された構成となっている。また、ステータ116は、モールド成形されることにより、モールド樹脂で覆われたキャンド構造となっている。
ケーシング132は、ポンプハウジング134と、ステータハウジング136と、エンドハウジング138で構成されている。エンドハウジング138は、後述する第二水路158に接し径方向に沿って延びる隔壁138Aを備え、この隔壁138Aの第二水路158と軸方向反対側には、収容部138Bが形成されている。この収容部138Bには、外部制御装置からの制御信号に基づいてステータコイル128を順次通電するスイッチング素子141等が実装された回路ユニット140が収容されている。また、ポンプハウジング134に形成された収容部138Bの開口は、蓋材139によって閉塞されている。
ポンプハウジング134とエンドハウジング138とは、固着具133によって軸方向に接続されている。本実施形態のポンプハウジング134には、ポンプ室142に隣接して流速度差緩和部材保持部147が形成されている。流速度差緩和部材保持部147は、ポンプハウジング134の内周部に沿って形成されており、流速度差緩和部材保持部147には、流速度差緩和部材152の外周部が嵌合されることにより保持されている。
また、このポンプハウジング134及びエンドハウジング138には、ステータ保持部149が形成されている。ステータ保持部149は、ポンプハウジング134及びエンドハウジング138の内周部に沿って形成されており、このステータ保持部149には、ステータハウジング136の外周部が嵌合されることにより保持されている。
なお、ステータハウジング136の外周部とステータ保持部149との間には、Oリング151が設けられている。また、ステータハウジング136には、シャフト支持部137が形成されており、このシャフト支持部137には、シャフト150が固定されている。
ポンプハウジング134には、渦巻状のポンプ室142が構成されており、このポンプ室142の内側には、インペラ122が回転可能に収容されている。また、ポンプハウジング134の回転軸上には、ポンプ室142内に流体を吸入するための流体吸入口144が設けられており、ポンプハウジング134の接線方向には、ポンプ室142内の流体を吐出するための流体吐出口146が設けられている。
そして、本実施形態では、モータ112の回転に伴ってインペラ122が回転すると、流体吸入口144からポンプ室142に流体が吸入され、この吸入された流体は、インペラ122による遠心力でポンプ室142の径方向外側に搬送される。また、インペラ122による遠心力でポンプ室142の径方向外側に搬送された流体は、ポンプ室142の渦巻状の壁面に沿って回転軸周りに搬送されて、流体吐出口146から外部へ接線方向に向けて吐出される。
また、本実施形態のウォータポンプ110では、ステータ116とロータ114との間に、径方向に沿って延びる第一水路156が形成されており、ステータ116のロータ114と反対側には、ステータハウジング136とエンドハウジング138の間に同じく径方向に沿って延びる第二水路158が形成されている。この構成により、ステータ116のロータ114側の端面116Aには、第一水路156が接し、ステータ116のロータ114と軸方向反対側の端面116Bには、第二水路158が接するようになっている。
この第一水路156及び第二水路158は、ステータ116よりも径方向外側で軸方向に沿って延びる環状の連通路160及び流速度差緩和部材152の中心孔154を介してポンプ室142と連通されている。そして、本実施形態では、これらの複数の水路によりステータ116及び回路ユニット140の冷却を行うようにしている。
ところで、本実施形態では、上述の如く、ロータ114の外径がインペラ122の外径よりも大きく構成されている。このため、ロータ114のインペラ側端面114Aにおけるインペラ122よりも径方向外側がポンプ室142における流体の回転軸周りの流れFに接し、両者の速度差に起因した乱流の発生が問題となる。
そこで、本実施形態では、ポンプ室142における流体の回転軸周りの流れFにロータ114のインペラ側端面114Aにおけるインペラ122よりも径方向外側が接する位置に、流体の回転軸周りの流れFの速度とロータ114の回転速度との差を緩和する流速度差緩和部材152が設けられている。
この流速度差緩和部材152は、より具体的には、インペラ122の外径よりも僅かに大きな中心孔154を有する環状の円盤体で構成されており、この中心孔154内には、インペラ122が位置している。また、流速度差緩和部材152は、円盤体で構成されることにより、流体の回転軸周りの流れFと、ロータ114のインペラ側端面114Aにおけるインペラ122よりも径方向外側とを仕切るように構成されている。
このとき、インペラ122に形成された連結部125の羽根側端面125Aと、流速度差緩和部材152のロータ114と反対側の端面152Aとは、略同一平面上に形成されている。また、流速度差緩和部材152のロータ114と反対側の端面152Aは、平滑面で構成されている。
次に、本発明の第二実施形態に係るウォータポンプ110の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るウォータポンプ110では、ステータ116のロータ側の端面116Aに、径方向に沿って形成された第一水路156が接し、ステータ116のロータ114と軸方向反対側の端面116Bに、径方向に沿って形成された第二水路158が接し、第一水路156及び第二水路158がポンプ室142と連通されている。
従って、ウォータポンプ110の作動に伴ってステータ116が発熱した場合でも、ポンプ室142から第一水路156及び第二水路158へ搬送された流体がステータ116のロータ側の端面116A及びロータ114と軸方向反対側の端面116Bに接するので、モールド樹脂を介した流体とステータコイル128との熱交換によりステータコイル128を冷却することができる。
また、本実施形態に係るウォータポンプ110では、上述の如くステータ116の軸方向両側端面116A,116Bが流体と接するので、ステータコイル128がモールド樹脂で覆われることにより防水構造とされていても、軸方向両側からステータコイル128が効率良く冷却される。これにより、モータ効率(ポンプ効率)の低下を防ぐことが可能となる。
また、本実施形態のように、エンドハウジング138が、第二水路158に接し径方向に沿って延びる隔壁138Aを備え、この隔壁138Aの第二水路158と軸方向反対側にステータコイル128を通電するための回路ユニット140が配置されていると、隔壁138Aによって回路ユニット140を防水できる一方で、回路ユニット140からの熱を第二水路158内の流体に隔壁138Aを介して伝達させることができる。また、第二水路158によってステータ116と回路ユニット140とを分離することができるので、ステータ116から回路ユニットへ140の熱伝達経路を完全に遮断することができる。これにより、回路ユニット140も効率良く冷却することができるので、回路ユニット140に設けられたスイッチング素子141の寿命を長く保つことが可能となる。
特に、本実施形態のように、隔壁138Aに回路ユニット140のスイッチング素子141が配置されていると、スイッチング素子141からの熱を第二水路158内の流体に隔壁138Aを介して伝達することができるので、第二水路158から離れた位置にスイッチング素子141を配置する場合に比して、スイッチング素子141に対する冷却効率を高めることができる。これにより、スイッチング素子141の寿命をより長く保つことが可能となる。
また、本実施形態のように、ステータハウジング136とエンドハウジング138との間に第二水路158が形成されるようにすると、流体を流すための第二水路158を孔状とし、この孔状の第二水路158をステータハウジング136内に形成する必要が無いので、ステータハウジング136をモールド成形により形成する場合には、ステータハウジング136の成形を容易に行うことが可能となる。
さらに、本実施形態のように、ステータ116よりも径方向外側に連通路160が形成されるようにすると、連通路160の配置位置によってステータコイル128やステータコア126の配置が制約されないため、ステータ116内に連通路160を形成する場合に比して、ステータコイル128やステータコア126の配置を容易に行うことができる。これにより、ステータ116及びステータハウジング136の設計の自由度を高めることができる。
また、本実施形態のように、ポンプハウジング134及びエンドハウジング138が、回転軸方向に接続され、ステータハウジング136の外周部が、ポンプハウジング134及びエンドハウジング138の内周部に保持されるように構成されていると、ウォータポンプ110の組立時には、ステータハウジング136の外周部をポンプハウジング134又はエンドハウジング138の内周部で保持した状態で、ポンプハウジング134及びエンドハウジング138を回転軸方向に接続すれば良い。従って、ウォータポンプ110の組立も容易に行うことができる。
特に、本実施形態のエンドハウジング138は、隔壁138Aによって回路ユニット140をポンプ室42から分離すると共にこの隔壁138Aによって回路ユニット140の冷却にも寄与し、且つ、ポンプハウジング134との固定機能をも備える多機能ハウジング設計とされており、構造の簡素化、ハウジング加工工数の低減に貢献している。また、エンドハウジング138は、ポンプハウジング134とでケーシング132を構成することから外気に触れるため、例えばアルミニウム等で構成された場合には、回路ユニット140からの熱を外気に効率良く放出可能な空冷機能も備え、回路ユニット140の冷却効率の向上により一層貢献する。
さらに、本実施形態では、ステータコイル128がモールド樹脂で覆われてステータ116全体がポンプハウジング134と別構造とされているので、ポンプハウジング134に渦電流対策を施す必要が無い。従って、ポンプハウジング134を従来の如く樹脂製隔壁部材と放熱用金属部材との複合化構造とする必要が無く、その構造を簡素化できるので、ポンプハウジング134の製造コストも低く抑えることができる。
また、本実施形態に係るウォータポンプ110によれば、ポンプ室142における流体の回転軸周りの流れFにロータ114のインペラ側端面114Aにおけるインペラ122よりも径方向外側が接する位置に、流体の回転軸周りの流れFの速度とロータ114の回転速度との差を緩和する流速度差緩和部材152が備えられている。従って、この流速度差緩和部材152により、両速度差に起因して生じる流体の乱れを抑制することができるので、これにより、ポンプ効率の低下を防止することが可能となる。
また、本実施形態では、流速度差緩和部材152がポンプ室142に対して固定されている。従って、流体の乱れを抑制するための流速度差緩和部材152が回転することが無いので、軸受部材等の新たな回転部材を追加する必要が無く、部品点数の増加を極力抑えることが可能となる。
なお、流速度差緩和部材152が、仮にポンプ室142に対して回転可能に構成された場合には、ポンプ室142における流体の回転軸周りの流れFのエネルギによって流速度差緩和部材152が回転してしまう。このため、ポンプ室142における流体の回転軸周りの流れFのエネルギが流速度差緩和部材152の回転によって消費されてしまいポンプ効率が低下する虞がある。
しかしながら、本実施形態では、上述の如く流速度差緩和部材152がポンプ室142に対して固定されている。従って、ポンプ室142における流体の回転軸周りの流れFのエネルギが流速度差緩和部材152の回転によって消費されることがないので、ポンプ効率が低下することも防止できる。
また、本実施形態では、流速度差緩和部材152が、流体の回転軸周りの流れFと、ロータ114のインペラ側端面114Aにおけるインペラ122よりも径方向外側とを仕切るように構成されている。従って、ポンプ室142における流体の回転軸周りの流れFにロータ114のインペラ側端面114Aにおけるインペラ122よりも径方向外側が接することがないので、両者が接することによって生じる流体の乱れを確実に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、インペラ122に形成された連結部125の羽根側端面125Aと、流速度差緩和部材152のロータ114と反対側の端面152Aとが、略同一平面上に形成されている。従って、連結部125の羽根側端面125Aと流速度差緩和部材152のロータ114と反対側の端面152Aとの間に段差が生じないので、インペラ122側(径方向内側)から流速度差緩和部材152へ搬送された流体が流速度差緩和部材152の内径部に衝突すること無く円滑に流速度差緩和部材152の径方向外側へ搬送される。これにより、流速度差緩和部材152を追加したことによる新たな乱流発生等の不具合を防止することができる。
また、本実施形態では、流速度差緩和部材152が回転軸周りに環状に構成され、この流速度差緩和部材152の内径は、インペラ122の外径よりも大きく構成されている。従って、本実施形態のように、インペラ122がロータ114に一体に形成された場合でも、流速度差緩和部材152をウォータポンプ110に組み付ける際には、流速度差緩和部材152の内側にインペラ122を挿通するようにして流速度差緩和部材152をロータ114の回転軸方向インペラ側に配置することが可能となる。これにより、流速度差緩和部材152を追加したことによりウォータポンプ110の組立性が損なわれることを防止することができる。
さらに、本実施形態のように、ロータ114とステータ116とが、回転軸方向に対向するように配置されていると、所謂アキシャルギャップタイプの流体ポンプが構成されて、ウォータポンプ110の回転軸方向の長さをより短くすることができる。
また、本実施形態のように、インペラ122がロータ114に一体に形成されていると、別体に形成した場合に比して、コストを低く抑えることができ、また、組立性も向上させることができる。
なお、本発明の第二実施形態において、回路ユニット140の回路素子143がスイッチング素子141よりも耐熱性が低い場合には、図4に示されるウォータポンプ210のように、エンドハウジング138の蓋材139に、収容部138Bとは別に回路素子収容部138C(別室)を設け、この回路素子収容部138Cに、回路素子143が収容される構成としても良い。
このように構成とされていると、例えば回路素子収容部138Cに収容される回路素子143が回路ユニット140内の他のスイッチング素子141(発熱素子)よりも耐熱性(累積温度寿命)が低い場合であっても、回路素子収容部138Cを設けたことによりスイッチング素子141からの熱を遮断できる。このため、回路素子143の温度上昇を抑えることができ、これにより、回路素子143の寿命を長く保つことが可能となる。
また、回路素子収容部138Cを設けたことにより上述の如く回路素子143の温度上昇を抑えることができるため、回路素子143を冷却するためのヒートシンク等の部材追加が不要となり、また、回路素子143に耐熱性の良い高価なものを用いることも不要となる。これにより、コストを低減できる。
本発明の第一実施形態に係るウォータポンプの構成を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係るウォータポンプの構成を分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るウォータポンプの構成を示す断面図である。 本発明の第三実施形態に係るウォータポンプの構成を示す断面図である。
符号の説明
10,110,210…ウォータポンプ(流体ポンプ)、12,112…モータ、14,114…ロータ、14A,114A…インペラ側端面、15,115…軸受部材、16,116…ステータ、16A,16B,116A,116B…端面、18,118…マグネット、20,120…ロータヨーク、22,122…インペラ、24…羽根、26,126…ステータコア、28,128…ステータコイル、129…ターミナル、30…突極、32,132…ケーシング、34,134…ポンプハウジング、36,136…ステータハウジング、37,137…シャフト支持部、38,138…エンドハウジング、38A,138A…隔壁、40,140…回路ユニット、41,141…スイッチング素子、42,142…ポンプ室、44,144…流体吸入口、46,146…流体吐出口、48…挟持固定部、50,150…シャフト、56,156…第一水路、58,158…第二水路、60,160…連通路、125…連結部、125A…ロータ側端面、133…固着具、135…接続部、138B…収容部、138C…回路素子収容部、139…蓋材、143…回路素子、149…ステータ保持部、151…Oリング、152…流速度差緩和部材、152A…端面、154…中心孔、F…流れ

Claims (6)

  1. 回転軸上にインペラを備えると共に回転軸周りにマグネットを有して構成されたロータと、
    前記マグネットと回転軸方向に対向するように配置された複数のステータコイルを備えると共に少なくとも前記ステータコイルが樹脂部材で覆われたステータと、
    前記インペラが回転可能に収納されたポンプ室を有すると共に、前記ロータ及び前記ステータを収容するケーシングと、を備えた流体ポンプにおいて、
    前記ステータの前記ロータ側の端面には、径方向に沿って形成された第一水路が接し、
    前記ステータの前記ロータと軸方向反対側の端面には、径方向に沿って形成された第二水路が接し、
    前記第一水路及び前記第二水路は、前記ポンプ室と連通され
    前記インペラは、回転時に前記ポンプ室内の流体を径方向外側へ搬送するように構成され、
    前記ポンプ室の外径と前記第一水路及び前記第二水路の外径とは、略同等に構成され、
    前記ポンプ室の径方向外側位置と前記第一水路及び前記第二水路の径方向外側位置とは、回転軸方向に延びる連通路によって連通されていることを特徴とする流体ポンプ。
  2. 前記ケーシングは、前記ポンプ室を有するポンプハウジングと、前記ステータを保持するステータハウジングと、前記ステータハウジングの前記ポンプハウジングと軸方向反対側に配置されるエンドハウジングと、を有して構成され、
    前記第二水路は、前記ステータハウジングと前記エンドハウジングとの間に形成され、
    前記連通路は、前記ステータよりも径方向外側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の流体ポンプ。
  3. 前記エンドハウジングは、前記第二水路に接し径方向に沿って延びる隔壁を備え、
    前記隔壁の前記第二水路と軸方向反対側には、前記ステータコイルを通電するための回路ユニットが配置されていることを特徴とする請求項2に記載の流体ポンプ。
  4. 前記ポンプハウジング及び前記エンドハウジングは、回転軸方向に接続され、
    前記ステータハウジングの外周部は、前記ポンプハウジング及び前記エンドハウジングの少なくとも一方の内周部に保持されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の流体ポンプ。
  5. 前記隔壁には、前記回路ユニットの回路素子が配置されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の流体ポンプ。
  6. 前記エンドハウジングは、前記回路ユニットを収容する収容部を有すると共に、前記収容部とは別に前記回路ユニットの回路素子を収容するための回路素子収容部を備えることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の流体ポンプ。
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