JP2016226210A - 電動発電機 - Google Patents

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Naoyuki Enjoji
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Abstract

【課題】本体と整流器とが一体化された電動発電機において、整流器の電子回路を冷却することができるとともに、小型化可能な電動発電機を提供することを目的とする。【解決手段】電動発電機(2)のハウジング(4)は、ステータ(6)及びロータ(8)を外囲する本体ハウジング(16)と、遠心ファン(14)及び電子回路(92)を外囲するカバー部材(18)とを備える。カバー部材は、軸線方向に平行な中心軸を有して遠心ファンを外囲する筒状部(76)と、本体ハウジングと反対側の筒状部の端面に設けられた内向フランジ(78)とを有する。内向フランジの外面には、スペーサ(104)を介してガイド板(20)が結合される。電子回路は、内向フランジの内面に取り付けられる。電子回路の熱を受け取った内向フランジは、内向フランジの外面とガイド板とによって形成された空気導入路(108)を流れる空気によって冷却される。【選択図】図2

Description

本発明は、電動機又は発電機として作動する電動発電機に関し、特に、電動発電機本体を駆動又は制御する電子回路と一体に構成された電動発電機であって、電子回路の冷却構造に特徴を有する電動発電機に関する。
電動機(モータ)又は発電機として作動する電動発電機において、電動発電機本体と、電動発電機本体を駆動及び制御する電子回路とを一体化し、装置全体として小型化した構造が知られている。このような構造においては、電子回路の冷却が必要である。
特許文献1に記載の電動発電機では、電子回路はハウジング内に固定された金属製の冷却フィンに固定具を介して取り付けられており、ロータとともに回転するファンによってハウジング内に冷却風が取り込まれ、その冷却風によって冷却フィンが冷却される。
特開2015−061451号公報
特許文献1に記載の電動発電機では、冷却フィンが軸線方向及び半径方向に平行な平板状の部材からなるため、冷却フィンの表面積を上げて冷却効果を高めるためには、冷却フィンの軸線方向長さを大きくする必要があった。そのため、電動発電機の小型化が妨げられるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、電子回路を冷却することができるとともに、小型化可能な電動発電機を提供することを目的とする。
本発明のある側面は、電動発電機(2,110)であって、ハウジング(4)と、前記ハウジング内に回転可能に支持され、回転軸(12)の軸線方向についての一方の端部側に取り付けられたロータ(8)と、前記ハウジング内に前記ロータに対向して配置されたステータ(6)と、前記ハウジング内において、前記回転軸の軸線方向についての他方の端部側に取り付けられたインペラ(14)と、前記ハウジング内に取り付けられて、当該電動発電機を駆動又は制御する電子回路(92)とを備え、前記ハウジングが、軸線方向に平行な中心軸を有して前記インペラを外囲する筒状部(76)と、軸線方向についての前記他方の端部側の前記筒状部の端面に設けられ、軸線方向に貫通した空気流入口(80)を画定する内向フランジ(78)と、前記内向フランジの外面に軸線方向にスペーサ(104)を介して結合されたガイド板とを有し、前記ハウジングは、前記空気流入口よりも軸線方向についての前記一方の端部側に空気流出口(30,86,114)を有し、前記電子回路は、前記内向フランジの内面に取り付けられたことを特徴とする。
この構成によれば、内向フランジが、電子回路から熱を受け取るとともに、空気流導入路を流れる空気により冷却される。空気流導入路が半径方向に広がっているため、電動発電機の軸線方向の寸法の増大を抑えることができ、小型の電動発電機を提供することができる。
本発明の他の側面は、上記構成において前記ハウジングは、前記ロータ及び前記ステータを外囲する本体ハウジング(16,112)をさらに有し、前記筒状部は、軸線方向についての前記一方の端部側の端面において前記本体ハウジングに当接又は近接していることを特徴とする。
この構成によれば、電動発電機本体から、電動発電機本体を駆動及び制御する電子回路を有する整流器側に空気が流れることを抑制でき、効率的に、整流器及び電動発電機本体を冷却することができる。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記空気流入口は、前記内向フランジの半径方向の中央に形成され、前記空気流出口の少なくとも一部は、軸線方向についての前記一方の端部側の前記筒状部の端部に沿って設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、効率的に冷却風を流すことができる。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記本体ハウジングには、前記内向フランジに対向する端面に通風口(28)が形成され、かつ前記空気流出口の少なくとも一部は、前記本体ハウジングに形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、インペラの回転によって生じた空気の流れを、電動発電機本体の内部に取り込み、コイル(46)で発生した熱を冷却することができる。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記インペラは、内翼(64)と、前記内翼に対して半径方向の外側にかつ軸線方向にずれて配置された外翼(66)とを有し、前記内翼と前記外翼との間に軸線方向に貫通する開口が形成された遠心ファンからなり、前記通風口は、前記内翼の外周縁よりも半径方向の外側、かつ前記外翼の外周縁よりも半径方向の内側に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、遠心ファンの回転によって生じた空気の流れを効率的に本体ハウジングに導入することができる。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記筒状部に外囲され、前記内向フランジに平行に配置された整流板(94)をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、空気の流れを規制して、効率的に電子回路を冷却することができる。
本発明の他の側面は、上記構成において、当該電動発電機は、アキシャルギャップ型であることを特徴とする。
この構成によれば、電動発電機の軸線方向の寸法を抑えることができ、整流器を一体にしても、軸線方向の寸法が小さな電動発電機を提供することができる。
本発明によれば、電子回路を冷却することができるとともに、小型化可能な電動発電機を提供することができる。
第1実施形態に係る電動発電機の平面図 図1のII−II線における断面図 第1実施形態に係る電動発電機のステータを示す平面図 第1実施形態に係る電動発電機のロータを示す平面図 第1実施形態に係る電動発電機のロータを示す底面図及び側面図 第1実施形態に係る電動発電機の遠心ファンを示す平面図 第1実施形態に係る電動発電機のガイド板を示す底面図 第1実施形態に係る電動発電機の一部の変形例を示す断面図 第2実施形態に係る電動発電機を示す断面図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1及び図2に示すように、アキシャルギャップ型の電動発電機2は、ハウジング4と、ハウジング4内に固定されたステータ6と、ハウジング4内に回転可能に支持されたロータ8と、ハウジング内に固定された電子回路10と、ハウジング内に配置されてロータ8の回転軸12に取り付けられた遠心ファン14とを備える。以下の説明において、ロータ8の回転軸12の方向を軸線方向といい、軸線方向に直交する方向を半径方向といい、ロータ8の回転方向を周方向という。
ハウジング4は、ステータ6及びロータ8を収容する本体ハウジング16と、本体ハウジング16に取り付けられて、電子回路10及び遠心ファン14を収容する空間を画定するカバー部材18と、カバー部材18にスペーサ104を介して固定されるガイド板20とを備える。
本体ハウジング16は、前ケース22と後ケース24とを備える。本体ハウジング16は、平面視で円形を呈する。前ケース22及び後ケース24は、めっき鋼板等の金属からなり、外縁部を全周カシメ又は部分カシメすることにより互いに結合される。
前ケース22及び後ケース24には、電動発電機2を対象物に取り付けるための取付用穴26が互いの軸線方向に整合する位置に形成されている。また、前ケース22及び後ケース24には、それぞれ、空気を本体ハウジング16内に導入するための通風口28が、半径方向の内側の部分に軸線方向に向かって形成され、空気を本体ハウジング16から流出させるための空気流出口30が、半径方向の外側の部分に軸線方向に向かって形成されている。通風口28及び空気流出口30は、それぞれ、周方向に沿って複数設けられている。
図1〜図3を参照して、ステータ6及び冷却板32を説明する。ステータ6は、冷却板32を介して本体ハウジング16に固定されている。冷却板32は、平面視において円環状を呈し、外周が前ケース22及び後ケース24の空気流出口30を覆う位置まで延びており、取付用穴26が、前ケース22及び後ケース24のものと軸線方向に整合する位置に形成されている。冷却板32は、前ケース22及び後ケース24に挟持されることにより、本体ハウジング16に固定される。冷却板32は、平面視で、中心に円形の開口を画成する中心開口縁34を有し、中心開口縁34において、ステータ6の外周縁を把持している。冷却板32は、アルミニウム等の金属やセラミックのように熱伝導率の高い素材からなる。
冷却板32には、軸線方向を向いた両端面に、中心開口縁34から外縁まで半径方向に延びる放射溝36が複数形成されている。各々の放射溝36の半径方向の外側部分は、軸線方向において本体ハウジング16の空気流出口30と整合している。冷却板32は、第1プレート38及び第2プレート40を互いに重ね合わせて形成される。第1プレート38及び第2プレート40の互いに相反する端面に放射溝36が形成されている。第1プレート38及び第2プレート40の半径方向の内側の内縁部によって、中心開口縁34が形成され、第1プレート38の内縁部においては、放射溝36が形成された側とは反対側の端面は、ステータ6の外周縁部の一方の端面及び外周縁部の外周面に当接するように段状に形成されており、第2プレート40の内縁部においては、放射溝36が形成された側とは反対側の端面が、ステータ6の外周縁部の他方の端面に当接する。
ステータ6は、中心に開口42を有する円板状の基板44と、基板44に取り付けられて周方向に沿って互いに略等間隔に配置された複数のコアレスのコイル46とを備える。開口42は、図1に示すように、ロータ8の回転軸12を挿通させるためのものである。基板44は、樹脂を素材とし、複数のコイル46とともにインサートモールドによって成形される。コイル46の端面は、基板44を構成する樹脂で薄く覆われていても、露出していてもよい。コイル46の軸は、回転軸12の軸線方向と平行である。ステータ6の外周側において、コイル46の外周側の巻線部分は、ステータ6の外周縁又はその近傍に位置する。なお、基板44には、複数のコイル46の各々のコイル軸に沿って貫通孔(図示せず)を形成して、放熱面積を増大させてもよい。冷却板32の中心開口縁34は、ステータ6の外周側に全周に渡って当接し、コイル46の巻線部分の端面に絶縁体を介して接触している。
図2、図4及び図5を参照してロータ8を説明する。ロータ8は、軸線方向においてステータ6を挟むように1対設けられており、1対のロータ8の各々は、ステータ6に対して、隙間を介して対向している。ロータ8は、回転軸12に固定されており、回転軸12は、本体ハウジング16に固定された軸受48によって回転可能に支持されている。1対のロータ8の各々は、ステータ6を対称面として、概ね互いに鏡像対称形をなす。図4及び図5は、軸線方向の前側のロータ8を示す。
ロータ8は、概ね円板状を呈する基板50と、基板50上に周方向に沿って互いに略等間隔で配置された永久磁石52とを備える。基板50には、中心に回転軸12を嵌合する開口54と、磁石52よりも半径方向の内側において軸線方向に貫通するロータ穴56とが形成されている。ロータ8と冷却板32とが互いに衝突しないように、ロータ8の基板50の外周縁は、冷却板32の中心開口縁34よりも半径方向の内側に位置する。
磁石52は、軸線方向においてコイル46に対向するように配置される。ステータ6に対向する側のロータ8の端面においては、磁石52の表面が基板50の表面よりもステータ6側に位置するように、磁石52が基板50に取り付けられて、互いに隣接する磁石52の側面と基板50の表面とによって、半径方向に延在する第1空気流発生溝58が形成されている。ステータ6に対向しない側のロータ8の端面においては、基板50にロータ穴56の近傍から外周縁まで半径方向に延在する第2空気流発生溝60が形成されている。
図2に示すように、本体ハウジング16内に、リゾルバ62を配置してもよい。
図2及び図6を参照して、遠心ファン14について説明する。遠心ファン14は、本体ハウジング16の外部であって、後ケース24とカバー部材18とによって囲繞される空間内に配置される。遠心ファン14は、回転軸12の後端側に取り付けられ、ロータ8とともに回転する。遠心ファン14は、内翼64と、内翼64に対して半径方向の外側に配置された外翼66とを有し、内翼64と前記外翼66とを連結する連結部材68には、軸線方向に貫通する開口70が形成されている。開口70は、後ケース24の通風口28に対して半径方向において一致するか又は内側にずれて配置される。後ケース24は、半径方向の中央において後方に膨出した形状を呈するが、内翼64及び外翼66の双方が、後ケース24の後面に近接して配置されるように、内翼64は、外翼66に対して軸線方向の後方にずれた位置に配置されている。内翼64及び外翼66は、所定方向に回転したときに、半径方向の外側に空気が流れるように羽根72,74が設けられている。羽根72,74は、遠心ファン14が所定の方向に回転したときに、半径方向の外側かつ軸線方向の前側に空気が流れるようにねじれを有する形状としてもよい。
図2を参照して、カバー部材18について説明する。カバー部材18は、半径方向において遠心ファン14を外囲する円筒形を呈する筒状部76と、筒状部76の後端から半径方向の内側に延出する内向フランジ78とを有する。内向フランジ78は、その半径方向の中心において、軸線方向に貫通する空気流入口80を画定している。カバー部材18は、後ケース24の後面から軸線方向の後方に突出したボス82と、ボス82に螺合したねじ84とに内向フランジ78が挟持されることにより、本体ハウジング16に固定される。筒状部76の前端は、後ケース24の後面に当接又は近接しており、筒状部76の前端と後ケース24の後面との間には、全周に渡って又は部分的に、軸線方向に間隙が存在し、空気流出口86を構成している。カバー部材18は、アルミ合金等の熱伝導性の高い素材からなる。
図2及び図7に示すように、内向フランジ78の内面、すなわち、軸線方向の前側の面には、基板88及び基板88に固定された半導体チップ90を有する第1電子回路92が取り付けられている。第1電子回路92と内向フランジ78との接触面積が大きくなるように、基板88の後面が内向フランジ78の内面に当接している。また、基板94及び基板94に固定された半導体チップ96を有する第2電子回路98が、第1電子回路92に対向するように、軸線方向において外翼66と第1電子回路92との間に、かつ内翼64よりも半径方向の外側に配置されている。第2電子回路98の基板94は、軸線方向に直交するように配置される。第2電子回路98は、後ケース24の後面から軸線方向の後方に突出したボス100と、ボス100に螺合したねじ102に挟持されており、その表面の大部分が、カバー部材18と後ケース24とによって画定される空間に露出している。なお、図8に示すように、半導体チップ90から内向フランジ78への熱伝達を向上させるため、第1電子回路92の半導体チップ90を内向フランジ78に直付けしてもよい。
図2及び図7に示すように、ガイド板20は、円板状を呈する部材であって、内向フランジ78の外面、すなわち軸線方向の後面にスペーサ104を介して対向している。ガイド板20は、その外周縁が内向フランジ78の外周縁に軸線方向において略整合する円板状の部材である。ガイド板20は、内向フランジ78の後面から軸線方向の後方に膨出したスペーサ104と、スペーサ104に螺合したねじ106とに挟持されることによって、カバー部材18に固定される。ガイド板20と内向フランジ78との間の空隙は、外部空間と空気流入口80とを連通させる空気導入路108を形成している。
次に、図2を参照して、電動発電機2の作用について説明する。電動発電機2は、電動機又は発電機として作動する。
ロータ8の回転に伴い、遠心ファン14が回転し、カバー部材18で覆われた空間において、半径方向外側に向かう空気の流れが生じ、内部の空気が空気流出口86から流出する。そのため、外部の空気が、空気導入路108及び空気流入口80を通過して、カバー部材18で覆われた空間に流入する。空気導入路108を流れる空気は、前面側で第1電子回路92から熱を受け取っている内向フランジ78の後面を冷却する。軸線方向において回転軸12に整合する位置に設けられた空気流入口80から流入した空気は、遠心ファン14の作用によって、半径方向の外側に流れる。空気は、第1電子回路92の前面側と第2電子回路98の後面側との間、及び第2電子回路98の前面側に沿って流れる際に、第1電子回路92及び第2電子回路98を冷却する。第2電子回路98の基板94は、この空気の流れをガイドする整流板としての機能を果たす。その後、空気は筒状部76の前端と後ケース24との間に設けられた空気流出口86から外部に流出する。このように、遠心ファン14によって生じる空気の流れ(図2の実線の矢印)と第1電子回路92が取り付けられて空気導入路108に面する内向フランジ78とによって、第1電子回路92及び第2電子回路98が冷却される。
カバー部材18に覆われた空間に流入した空気の一部は、遠心ファン14の開口70及び後ケース24の通風口28を通過し、本体ハウジング16内に流入する。本体ハウジング16内では、回転するロータ8の第1空気流発生溝58及び第2空気流発生溝60によって、半径方向外側に向かう空気の流れが生じている。外部から前ケース22側の通風口28を通過して本体ハウジング16内に流入した空気、及びカバー部材18に覆われた空間から後ケース24側の通風口28を通過して本体ハウジング16内に流入した空気は、一部が、本体ハウジング16とロータ8との間を半径方向の外側に流れ、一部が、ロータ穴56を通過した後、ステータ6とロータ8との間を半径方向の外側に流れる。その後、放射溝36と本体ハウジング16によって形成された流路を流れ、本体ハウジング16の空気流出口30から外部に放出される(図2の破線の矢印)。この空気の流れが、コイル46並びにコイル46から熱を受け取った冷却板32及び本体ハウジング16を冷却する。
なお、冷却板32は、熱伝導率が高く、コイル46を含むステータ6に当接しているため、コイル46で発生した熱は、冷却板32に伝わってコイル46が冷却される。冷却板32に伝わった熱は、直接又は本体ハウジング16を介して空気中に放出される。また、冷却板32は、放射溝36を有するため、表面積が大きくて放熱しやすい。
内向フランジ78及びガイド板20によって、冷却に供される部材の表面積が軸線方向に直交する方向に広がっているため、すなわち、軸線方向に直交する空気導入路108が形成されているため、電動発電機2の軸線方向の寸法が大きくなることが防止できる。
次に、図9を参照して、第2実施形態に係る電動発電機110について説明する。説明に当たって、第1実施形態の同様の構成については、その説明を省略し、同一の符号を付す。第2実施形態に係る電動発電機110は、本体ハウジング112における空気流出口114が、半径方向を向いている点で第1実施形態と異なる。
本体ハウジング112は、アルミ合金等の金属を素材とし、前ケース116と後ケース118とを備え、前ケース116と後ケース118とは、冷却板120を挟持するようにねじ(図示せず)等により互いに結合される。冷却板120の放射溝36と本体ハウジング112とによって半径方向の外側に向かう空気の流路が画定され、その半径方向の端部が空気流出口114となる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、電動発電機は、アキシャルギャップ型以外の形態とすることができる。また、ガイド板を熱伝達率の高い素材で作成し、ガイド板の後面に電子回路を取り付けて、空気導入路を流れる空気によって電子回路から熱を受け取ったガイド板を冷却してもよい。遠心ファンに代えて、他のインペラを用い、空気流入口及び空気流出口の位置を変更してもよい。ロータの第2空気流発生溝は、湾曲していてもよい。
2,110...電動発電機
4...ハウジング
6...ステータ
8...ロータ
12...回転軸
14...遠心ファン
16,112...本体ハウジング
18...カバー部材
20...ガイド板
28...通風口
30...空気流出口
76...筒状部
78...内向フランジ
80...空気流入口
86,114...空気流出口
92...第1電子回路
98...第2電子回路
104...スペーサ
108...空気導入路

Claims (7)

  1. 電動発電機であって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に回転可能に支持され、回転軸の軸線方向についての一方の端部側に取り付けられたロータと、
    前記ハウジング内に前記ロータに対向して配置されたステータと、
    前記ハウジング内において、前記回転軸の軸線方向についての他方の端部側に取り付けられたインペラと、
    前記ハウジング内に取り付けられて、当該電動発電機を駆動又は制御する電子回路とを備え、
    前記ハウジングが、軸線方向に平行な中心軸を有して前記インペラを外囲する筒状部と、軸線方向についての前記他方の端部側の前記筒状部の端面に設けられ、軸線方向に貫通した空気流入口を画定する内向フランジと、前記内向フランジの外面に軸線方向にスペーサを介して結合されたガイド板とを有し、
    前記ハウジングは、前記空気流入口よりも軸線方向についての前記一方の端部側に空気流出口を有し、
    前記電子回路は、前記内向フランジの内面に取り付けられたことを特徴とする電動発電機。
  2. 前記ハウジングは、前記ロータ及び前記ステータを外囲する本体ハウジングをさらに有し、前記筒状部は、軸線方向についての前記一方の端部側の端面において前記本体ハウジングに当接又は近接していることを特徴とする請求項1に記載の電動発電機。
  3. 前記空気流入口は、前記内向フランジの半径方向の中央に形成され、
    前記空気流出口の少なくとも一部は、軸線方向についての前記一方の端部側の前記筒状部の端部に沿って設けられたことを特徴とする請求項2に記載の電動発電機。
  4. 前記本体ハウジングには、前記内向フランジに対向する端面に通風口が形成され、かつ前記空気流出口の少なくとも一部は、前記本体ハウジングに形成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の電動発電機。
  5. 前記インペラは、内翼と、前記内翼に対して半径方向の外側にかつ軸線方向にずれて配置された外翼とを有し、前記内翼と前記外翼との間に軸線方向に貫通する開口が形成された遠心ファンからなり、
    前記通風口は、前記内翼の外周縁よりも半径方向の外側、かつ前記外翼の外周縁よりも半径方向の内側に設けられたことを特徴とする請求項4に記載の電動発電機。
  6. 前記筒状部に外囲され、前記内向フランジに平行に配置された整流板をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電動発電機。
  7. 当該電動発電機は、アキシャルギャップ型であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電動発電機。
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