JP2016220373A - アキシャルギャップ型電動発電機 - Google Patents

アキシャルギャップ型電動発電機 Download PDF

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Abstract

【課題】軸方向の寸法を大きくすることなく、コイルを冷却できるアキシャルギャップ型電動発電機を提供する。【解決手段】アキシャルギャップ型電動発電機(76)は、ロータ(92)の回転軸(10)の軸方向にロータ(92)とステータ(6)とが対向している。ステータ(6)はコイル(42)を含み、ロータ(92)は磁石(50)を含む。ロータ(92)及びステータ(6)を受容するケース(78)は、放熱部材(80)を含み、放熱部材(80)は、コイル(42)の少なくとも一方の端面に当接する。好ましくは、放熱部材(80)は、ステータ(6)の外周側におけるコイル(42)の巻線部分の端面に当接する。【選択図】図13

Description

本発明は、電動機又は発電機として作動するアキシャルギャップ型電動発電機に関し、特に、コイルの冷却構造に特徴を有するアキシャルギャップ型電動発電機に関する。
電動機(モータ)又は発電機として作動するアキシャルギャップ型電動発電機は、ステータとロータとが、ロータの回転軸方向に対向しているため、ステータとロータとが半径方向に対向しているモータに比べて薄くできるという利点を有する。そのため、アキシャルギャップ型電動発電機は、自動車のクランク軸に同軸に直付けする発電機等、薄くすることが要求される電動機又は発電機に適用される。
例えば、特許文献1に記載のアキシャルギャップ型電動発電機は、コイルを有するステータと、磁石を有し、ステータを挟むように互いに対向する1対のロータとを備える。1対のロータの互いに相反する側には、冷却ファンが取り付けられている。冷却ファンは、取付面から回転軸方向に突出する板状のブレードによって空気流を発生させ、コイルで発生した熱を放散させている。
特開2008−245356号公報
特許文献1に記載のアキシャルギャップ型電動発電機では、冷却ファンのブレードが回転軸方向に突出しているため、その分、アキシャルギャップ型電動発電機の回転軸方向の厚さが厚くなるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、コイルを冷却することができるとともに、薄型化されたアキシャルギャップ型電動発電機を提供することを目的とする。
本発明のある側面は、電動機又は発電機として作動するアキシャルギャップ型電動発電機(76)であって、ケース(78)と、前記ケースに受容されかつ回転可能に支持され、磁石(50)を含むロータ(92)と、前記ケースに受容されかつ固定され、前記ロータの回転軸(10)の軸方向において前記磁石に対向するコイル(42)を含むステータ(6)とを備え、前記ケースは、前記ステータに当接する放熱部材(80)を含み、前記コイルの一部は、前記ステータの前記放熱部材が当接する部分又はその近傍に配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、放熱部材がコイル又はステータのコイルが近傍に配置された部分に当接しているため、コイルの放熱量が大きくなり、冷却効果が増大する。また、放熱部材は、軸方向に突出するブレードを含む冷却用のファンを設ける場合に比べて、軸方向の寸法を増大させない。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記放熱部材は、前記コイルの巻線の半径方向外側部分が配置された前記ステータの外周側に当接することを特徴とする。
この構成によれば、コイルからの放熱部材への放熱量を増大させることができるとともに、放熱部材の存在によってロータの配置が制限されることを極小化できる。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記ステータは、前記コイルが取り付けられたディスク状の基板(40)を含み、前記放熱部材が、前記ステータの外周側の両端面に当接することを特徴とする。
この構成によれば、さらに、放熱部材とコイルとの接触面積を増大させ、コイルからの放熱量を増大させることができる。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記ケースは、前記放熱部材を挟持する前蓋82)及び後蓋(84)をさらに含み、前記前蓋及び前記後蓋と前記放熱部材との間に前記ケースの内部と外部とを連通させる第1通気口(86)が形成され、前記前蓋及び前記後蓋の前記コイルと軸方向に整合する位置に前記ケースの内部と外部とを連通させる第2通気口(94)が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、電動発電機の軸方向の寸法に影響を与えず、ケースの内部と外部とにおける通気を向上させることによって、コイルの放熱量を増大させることができる。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記ステータには、前記コイルのコイル軸に沿って貫通するステータ穴(44)が形成されていることを特徴する。
この構成によれば、コイルを含むステータの表面積を増大させて、コイルの放熱量を増大させることができる。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記ロータには、前記磁石よりも半径方向の内側に、軸方向に貫通するロータ穴(54)が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、電動発電機の内部での通気が向上し、コイルの放熱量を増大させることができる。
本発明の他の側面は、上記構成において、前記放熱部材は、金属からなり、絶縁体を介して前記コイルに当接していることを特徴とする。
この構成によれば、コイルから熱伝導率の高い金属からなる放熱部材への熱の伝達が増大し、コイルの冷却が促進される。
本発明によれば、コイルを冷却することができるとともに、薄型化されたアキシャルギャップ型電動発電機を提供することができる。
第1実施形態に係る電動発電機の断面図 第1実施形態に係る電動発電機のケースの蓋を示す平面図 第1実施形態に係る電動発電機のステータ及び冷却板を示す平面図 第1実施形態に係る電動発電機のステータを示す平面図 第1実施形態に係る電動発電機の空気流出口近傍の側面図 第1実施形態に係る電動発電機の空気流出口近傍の変形例を示す側面図 第1実施形態に係る電動発電機のロータを示す平面図 第1実施形態に係る電動発電機のロータを示す底面図及び側面図 第1実施形態に係る電動発電機のロータの変形例を示す底面図 第1実施形態に係る電動発電機のロータの他の変形例を示す底面図 第2実施形態に係る電動発電機の平面図 第2実施形態に係る電動発電機の断面図 第3実施形態に係る電動発電機の断面図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、電動発電機2は、ケース4と、ケース4に固定されたステータ6と、ケース4に回転可能に支持されたロータ8とを備える。以下の説明において、ロータ8の回転軸10の方向を軸方向といい、軸方向に直交する方向を半径方向といい、ロータ8の回転方向を周方向という。
ケース4は、前蓋12と後蓋14とを備える。ケース4は、平面視で、軸方向においてステータ6及びロータ8と重なる円形部分と、その外側に形成された概ね正方形外縁を形成するフランジ部分とを有する。図2に、前蓋12の平面図を示す。前蓋12には、電動発電機2を対象物に取り付けるための取付用穴16、及び前蓋12と後蓋14とを互いに締結するためのボルト用穴18が隅部に形成されており、また、空気を電動発電機2内に導入するための空気流入口20が、半径方向の回転軸10よりの部分に形成されている。後蓋14にも、取付用穴16、ボルト用穴18及び空気流入口20が、前蓋12のものと軸方向に整合する位置に形成されている。ケース4の素材は、金属であることが好ましい。
図1及び図3〜図6を参照して、ステータ6及び冷却板22を説明する。ステータ6は、冷却板22を介してケース4に固定されている。冷却板22は、平面視において外縁が前蓋12及び後蓋14の外縁に略整合し、取付用穴16及びボルト用穴18が、前蓋12及び後蓋14のものと軸方向に整合する位置に形成されている。冷却板22は、前蓋12、冷却板22及び後蓋14のボルト用穴18に挿通される図示しないボルトによって、ケース4に固定される。冷却板22は、平面視で、中心に円形の開口を画成する中心開口縁24を有し、中心開口縁24において、ステータ6の外周縁を把持している。冷却板22は、アルミニウム等の金属やセラミックのように熱伝導率の高い素材からなる。
冷却板22には、軸方向を向いた両端面に、中心開口縁24から外縁まで半径方向に延びる放射溝26が複数形成されている。図4に示すように、冷却板22は、第1プレート28及び第2プレート30を互いに重ね合わせて形成される。第1プレート28及び第2プレート30の互いに相反する端面に放射溝26が形成されている。第1プレート28及び第2プレート30の半径方向の内側の内縁部によって、中心開口縁24が形成され、第1プレート28の内縁部においては、放射溝26が形成された側とは反対側の端面は、ステータ6の外周縁部の一方の端面及び外周縁部の外周面に当接するように段状に形成されており、第2プレート30の内縁部においては、放射溝26が形成された側とは反対側の端面が、ステータ6の外周縁部の他方の端面に当接する。ケース4及び冷却板22の外縁においては、放射溝26を有する冷却板22を外縁部においては平板状を呈する前蓋12及び後蓋14が挟持することによって、放射溝26と前蓋12又は後蓋14の軸線方向を向いた端面とが空気流出口32を画成する。なお、図5に示すように、冷却板22の第1プレート28を、軸方向の端面の一方に放射溝26を有し、反対側の端面の内縁部でステータ6に当接する第1サブプレート34と、第1サブプレート34と第2プレート30とに挟まれて、内周縁でステータ6の外周面に当接する第2サブプレート36とによって構成してもよい。
図3及び6に示すように、ステータ6は、中心に開口38を有する円板状の基板40と、基板40に取り付けられて周方向に沿って互いに略等間隔に配置された複数のコアレスのコイル42とを備える。開口38は、図1に示すように、ロータ8の回転軸10を挿通させるためのものである。基板40は、樹脂を素材とし、複数のコイル42とともにインサートモールドによって成形される。コイル42の端面は、基板40を構成する樹脂で薄く覆われていても、露出していてもよい。コイル42の軸は、回転軸10の軸方向と平行である。基板40には、複数のコイル42の各々のコイル軸にそって貫通するステータ穴44が形成されている。ステータ6の外周側において、コイル42の外周側の巻線部分は、ステータ6の外周縁又はその近傍に位置する。
冷却板22の中心開口縁24は、ステータ6の外周側に全周に渡って当接し、その部分には、コイル42が配置され、コイルの巻線部分の端面が、基板40内に埋め込まれているか又は基板40から露出している。冷却板22がアルミニウム等の導電体からなる場合は、冷却板22とコイル42の巻線部分の端面との間に絶縁体が配置される。例えば、絶縁体は、基板40を構成する樹脂や、コイル42の巻線を覆うエナメルである。冷却板22は、ステータ6の外周側におけるコイル42の巻線部分の幅の約1/4〜1/2程度を覆っている。
図1、図7及び図8を参照してロータ8を説明する。ロータ8は、軸方向においてステータ6を挟むように1対設けられており、1対のロータ8の各々は、ステータ6に対して、隙間を開けて対向している。ロータ8は、回転軸10に固定されており、回転軸10は、ケース4に固定された軸受46によって回転可能に支持されている。1対のロータ8の各々は、ステータ6を対象面として、概ね互いに鏡像対称形をなす。
ロータ8は、概ね円板状を呈する基板48と、基板48上に周方向に沿って互いに略等間隔で配置された永久磁石50とを備える。基板48には、中心に回転軸10を嵌合する開口52と、磁石50よりも半径方向の内側において軸方向に貫通するロータ穴54とが形成されている。ロータ8と冷却板22とが互いに衝突しないように、ロータ8の基板48の外周縁は、冷却板22の中心開口縁24よりも半径方向の内側に位置する。
磁石50は、軸方向においてコイル42に対向するように配置される。ステータ6に対向する側のロータ8の端面においては、磁石50の表面が基板48の表面よりもステータ側に位置するように、磁石50が基板48に取り付けられて、互いに隣接する磁石50の側面と基板48の表面とによって、半径方向に延在する第1空気流発生溝56が形成されている。ステータ6に対向しない側のロータ8の端面においては、基板48にロータ穴54の近傍から外周縁まで半径方向に延在する第2空気流発生溝58が形成されている。第2空気流発生溝58に代えて、図9に示すように、空気流発生リブ60を設けてもよい。また、ロータ8の回転方向が一定の場合には、図10に示すように、第2空気流発生溝58を変形して、ロータ8の回転によって半径方向の外側に向かって空気が流れるように湾曲又は半径方向に対して傾斜させてもよい。
図1に示すように、ケース4内に、リゾルバ62を配置してもよい。
次に、電動発電機2の作用について説明する。電動発電機2は、電動機(モータ)又は発電機として作動する。
熱伝導率の高い冷却板22が、コイル42を含むステータ6に当接しているため、コイル42で発生した熱は、冷却板22に伝わってコイル42が冷却される。冷却板22に伝わった熱は、直接又はケース4を介して空気中に放出される。空気以外の流体を冷却媒体として冷却板22又はケース4に接触させてもよい。また、冷却板22は、放射溝26を有するため、表面積が大きくて放熱しやすい。
また、ロータ8が回転すると、第1空気流発生溝56及び第2空気流発生溝58によって、ケース4内に、半径方向外側に向かう空気の流れが生じる。図8に示すように、第1空気流発生溝56及び第2空気流発生溝58が半径方向に沿って形成されている場合、ロータの回転の向きが左右のいずれであっても、半径方向の外側に向かう空気の流れを起こすことができる。図1に示された破線の矢印は、空気の流れを示す。空気は、空気流入口20から流入し、空気流出口32から流出する。その間の経路は、主に、ロータ8のステータ6に対向していない側の面とケース4との間を流れた後、放射溝26とケース4によって形成された流路に流入する経路と、ロータ穴54を通過し、ロータ8のステータ6に対向している側の面とステータ6との間を流れた後、放射溝26とケース4によって形成された流路に流入する経路とに分かれる。この空気の対流によって、コイル42を直接冷却するとともに、コイル42の熱を受けた冷却板22及びケース4を冷却する。
また、ステータ6は、ステータ穴44を有することによって、表面積が大きくなり、コイル42の熱の放熱量が大きくなっている。
第1空気流発生溝56及び第2空気流発生溝58によって、空気流を生成するため、ロータ8の端面から突出するリブを設ける場合に比べて軸方向の寸法を小さくすることができる。また、第1空気流発生溝56は、磁石50の表面と基板48の表面との段差によって形成されているため、第1空気流発生溝56を作成するために基板48の軸方向の厚さを厚くする必要がない。
次に、図11及び図12を参照して、第2実施形態に係る電動発電機64について説明する。説明に当たって、第1実施形態の同様の構成については、その説明を省略し、同一の符号を付す。第2実施形態に係る電動発電機64は、主に、ケース66及び冷却板68の形状が第1実施形態と異なる。
ケース66及び冷却板68は、平面視で略円形を呈し、ケース66の前蓋70と後蓋72とは、互いに外縁部を全周カシメ又は部分カシメすることにより結合される。冷却板68は、前蓋70と後蓋72とに挟持されることによってケース66に固定される。冷却板68は、放射溝26を有する点、並びに、第1プレート68A及び第2プレート68Bにより形成されてステータ6の外周縁部と当接する点においては、第1実施形態と同様である。
空気流出口74は、前蓋70及び後蓋72のそれぞれの外縁部近傍に、軸方向に向けて設けられている。ロータ8の回転によって生じた空気流は、空気流入口20からケース66内に流入し、ロータ8とケース66との間を通過した後、又はロータ穴54及びロータ8とステータ6との間を通過した後、放射溝26とケース66とによって形成される流路に入り、空気流出口74から排出される。
次に、図13を参照して第3実施形態に係る電動発電機76について説明する。説明に当たって、第1実施形態の同様の構成については、その説明を省略し、同一の符号を付す。第3実施形態に係る電動発電機76は、主に、第1実施形態における冷却板22に相当する機能が、ケース78の一部をなす放熱部材80によってなされる点で第1実施形態と異なる。
ケース78は、平面視で、第1実施形態と同様にフランジ部分が正方形形状を呈するが、第2実施形態のように円形としてもよい。ケース78は、前蓋82、後蓋84、及びケース78の外周面を形成して前蓋82及び後蓋84に挟持される放熱部材80を備える。前蓋82及び後蓋84の放熱部材80を挟持する面の一部、例えば、外周を形成する4つの辺の中央部に設けられた凹部と放熱部材80とによって、第1通気口86が形成される。
放熱部材80は、断面視でL字状を呈する第1放熱部材88と、断面視で矩形を呈する第2放熱部材90とを備える。第1放熱部材88のL字状に屈折した面と、第2放熱部材90の1つの面が断面視でコ字形状を形成し、このコ字形状の面が、ステータ6の外周面及び軸方向を向いた両端面の外延部に当接している。ステータ6の放熱部材80が当接する部分には、コイル42の巻線部分の端面が、基板40内に埋め込まれているか又は基板40から露出している。放熱部材80がアルミニウム等の導電体からなる場合は、放熱部材80とコイル42の巻線部分の端面との間には絶縁体が配置される。例えば、絶縁体は、基板40を構成する樹脂や、コイル42の巻線を覆うエナメルである。放熱部材80は、ステータ6の外周側におけるコイル42の巻線部分の幅の約1/4〜1/2程度を覆っている。
前蓋82及び後蓋84には、第1実施形態と同様のボルト用穴18(図2参照)が形成されており、第1放熱部材88及び第2放熱部材90にも対応するボルト用穴(図示せず)が形成されている。第1放熱部材88及び第2放熱部材90は、前蓋82及び後蓋84のボルト用穴18並びに第1放熱部材88及び第2放熱部材90のボルト用穴に挿通される図示しないボルトによって、前蓋82及び後蓋84に固定され、ステータ6を挟持する。
1対のロータ92のステータ6に対向する端面には、第1実施形態と同様に第1空気流発生溝56が設けられている。1対のロータ92のステータ6に対向しない端面には、第1実施形態の第2空気流発生溝58に相当する構成は設けられていない。代わりに、第1実施形態の空気流入口20に相当する位置に、第1実施形態の空気流入口20よりも開口面積が大きい第2通気口94が設けられている。
放熱部材80は、アルミニウム等の金属やセラミックのような熱伝導率の高い素材からなるため、コイル42からの熱伝達が大きい。また、コ字状にステータ6に当接するため、放熱部材80とコイル42との互いの接触面積が大きく、コイル42の放熱量が増加する。ケース78の内部と外部との間では、第1通気口86及び第2通気口94によって、通気され、ケース78の内部では、ステータ穴44及びロータ穴54とによって通気されるため、コイル42の放熱が促進される。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、第3実施形態において、放熱部材に放射溝を設けてもよい。また、放射溝を冷却板や放熱部材ではなく、前蓋及び後蓋の冷却板又は放熱部材に当接する部分に設けてもよい。ロータは、ステータを挟んで1対設けるのではなく、ステータの一方の端面に近接して対向するように1つだけ設けてもよい。
2,64,76...電動発電機
4,66,78...ケース
6...ステータ
8,92...ロータ
10...回転軸
20...空気流入口
22,68...冷却板
24...中心開口縁
26...放射溝
28...第1プレート
30...第2プレート
32...空気流出口
40...ステータの基板
42...コイル
44...ステータ穴
48...ロータの基板
50...磁石
54...ロータ穴
56...第1空気流発生溝
58...第2空気流発生溝

Claims (7)

  1. 電動機又は発電機として作動するアキシャルギャップ型電動発電機であって、
    ケースと、
    前記ケースに受容されかつ回転可能に支持され、磁石を含むロータと、
    前記ケースに受容されかつ固定され、前記ロータの回転軸の軸方向において前記磁石に対向するコイルを含むステータとを備え、
    前記ケースは、前記ステータに当接する放熱部材を含み、前記コイルの一部は、前記ステータの前記放熱部材が当接する部分又はその近傍に配置されたことを特徴とするアキシャルギャップ型電動発電機。
  2. 前記放熱部材は、前記コイルの巻線の半径方向外側部分が配置された前記ステータの外周側に当接することを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型電動発電機。
  3. 前記ステータは、前記コイルが取り付けられたディスク状の基板を含み、
    前記放熱部材が、前記ステータの両端面の外周側に当接することを特徴とする請求項2に記載のアキシャルギャップ型電動発電機。
  4. 前記ケースは、前記放熱部材を挟持する前蓋及び後蓋をさらに含み、
    前記前蓋及び前記後蓋と前記放熱部材との間に前記ケースの内部と外部とを連通させる第1通気口が形成され、前記前蓋及び前記後蓋の前記コイルと軸方向に整合する位置に前記ケースの内部と外部とを連通させる第2通気口が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアキシャルギャップ型電動発電機。
  5. 前記ステータには、前記コイルのコイル軸に沿って貫通するステータ穴が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアキシャルギャップ型電動発電機。
  6. 前記ロータには、前記磁石よりも半径方向の内側に、軸方向に貫通するロータ穴が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアキシャルギャップ型電動発電機。
  7. 前記放熱部材は、金属からなり、絶縁体を介して前記コイルに当接していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のアキシャルギャップ型電動発電機。
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