JP2010073297A - ヘッド・ジンバル・アセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】サスペションの動きを大きく阻害することなく正確、効率的に高周波の信号を伝送する。
【解決手段】本発明の一実施形態において、ヘッド・スライダは、記録磁界を生成する磁極と高周波電磁界を生成して記録層に照射する素子とを有している。サスペンション上には、上記素子へ高周波信号を伝送する伝送線路部663が形成されている。この伝送線路部は、導体線643a、643bと、上部シールド650と下部シールド647とを有している。伝送線路部は、導体で形成されている上部シールドと下部シールドとを接続する、複数の導体柱651a、651b、652a、652bを有している。複数の柱で上下のシールドを接続することによって、高周波信号を正確かつ効率的に伝送することができると共に、サスペンションの動きへの影響を効果的に小さくすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明はヘッド・ジンバル・アセンブリに係り、特に、磁気記録のアシストのための電磁波を磁気記録層に照射する磁気ヘッドへの高周波信号の伝送構造に関する。
情報化社会における情報処理量の増加は急速である。特に、外部記憶装置には限られた面積・体積に多くの情報を記憶することが要求されている。その要求に対する技術的対策は、高記録密度化による大容量化である。高記録密度化を推進するためには、記録ビットの微小化を進める必要がある。このため、媒体の記録単位になる粒子の粒径を細かくしてきた。
しかし、この微小化を進めると記録ビットの熱的な安定性が損なわれ、熱揺らぎによる経時的磁化情報の消失が発生し、磁気情報の不揮発性を満足できなくなる。このため、熱的な安定性を確保するため、媒体の保磁力を高めることが必要である。しかし、保磁力が高くなると、記録が困難となることが一般に知られている。磁気記録を行うためには記録ヘッドからの記録磁界は媒体保磁力以上の磁界を出し、かつ急峻に変化させなければならない。記録ヘッドの構造改良・材料開発を行っているが、極微細な領域に高記録磁界を出力することは極めて難しくなっている。
そこで、媒体保磁力は熱を加えると等価的に低下する現象を利用して、記録する部分に熱を加える記録方式(熱アシスト記録)が提案されている。しかし、熱アシスト記録は、媒体を暖めて保磁力を低下させるのみで、急峻な記録磁化反転を記録するのは、記録ヘッドからの記録磁界である。急峻な磁化反転を記録するには、記録ヘッドを媒体へ近づける必要がある。しかし、媒体を加熱するための熱源が記録ヘッドの近くの浮上面近傍に設置されるので、熱による磁気ヘッドの膨張などのために浮上量を下げることができない。
この問題に対して、下記特許文献1に一つの解決策が開示されている。それによると、記録系を、記録情報に対応した磁界反転動作を行う第1の書き込み磁極と高周波磁界を発生する第2の書き込み磁極とから構成し、それらからの合成磁場によって第1の書き込み磁極からの磁界に比べ強い有効反転磁場を得る(第2の書き込み磁極が記録動作のアシストをする)技術が述べられている。このように、高周波の電磁波を記録媒体に照射すると媒体保磁力により小さい記録磁界であっても磁化反転記録ができる。高周波の電磁波エネルギーで媒体の磁気スピンを揺らし、等価的にスピンのエネルギー・レベルを高める。すると、磁気スピンを反転するために必要なエネルギー量が低下し、弱い記録磁界でも磁化反転が生じる。
特表2005−525663号公報 特開2007−272984号公報
しかし、スピンを揺らしエネルギー・レベルを高めるためには、マイクロ波に相当する数十GHzの電磁波が必要である。本明細書において、マイクロ波は3GHzから300GHzの電磁波である。好ましくは、10GHz〜50GHzのマイクロ波を使用する。従来のサスペンション上の信号伝送路は、高くでも2GHz弱の伝送系である。数十GHzの信号を伝送するためには、一般には導波管と呼ばれるデバイスを使用する。しかし、設計上の機械的制約が大きいサスペンションには導波管の設置は不可能である。また、従来のマイクロストリップ・ラインによる伝送では、両端及び接続点でのインピーダンス・マッチによる信号多重反射が生じ、反射の往復時間に相当する周波数の放射や、多重反射による波形歪が生じる。
さらに、サスペンション上の伝送線路構造の設計においては、その剛性の設計が重要である。例えば、特許文献2には、マイクロストリップ・ライン構造において、伝送線の下層にあって伝送線を支持する金属層に孔列を形成して剛性を調整する技術が開示されている。具体的には、サスペンションのヒンジ部に対向する位置において、さらに金属層の孔列が形成されている。これによって、ヒンジ部における配線路構造部の剛性を落とし、ヒンジ部におけるサスペンションの動作を阻害することを防止する。
しかし、上述のように、伝送線を支持する金属層に孔列を形成して剛性を調整する従来のマイクロストリップ・ラインによっては、孔列のピッチを短くすることにより、数十GHz信号の多重反射による波形ひずみを回避できるが、孔列のピッチを短くすることによって機械強度が低下するために、孔長をピッチで除した指標で表す孔率を高くできなくなる。したがって、伝送線を支持する金属層の面積が増加し、誘導電流による損失を低減できず、数十GHzの信号を正確、効率的に伝送することはできない。
従って、サスペンション上において数十GHzの高周波信号を効率的に伝送することができると共に、ヘッド・スライダを支持しヘッド・スライダの所望の浮上挙動を可能とするサスペションの動きを妨げることがない信号伝送線路構造が望まれる。
本発明の一態様にかかるヘッド・ジンバル・アセンブリは、サスペンションと、前記サスペンション上に固定されたヘッド・スライダと、前記ヘッド・スライダ上にあって、ディスクにおける磁気記録をアシストするために電磁波を前記ディスクに照射する記録アシスト素子と、前記サスペンション上にあり前記記録アシスト素子への信号を伝送する伝送線路とを有する。前記伝送線路は、前記信号を伝送する導体線と、前記導体線の上側に前記導体線に沿って配置された上部シールドと、前記導体線の下側に前記導体線に沿って配置された下部シールドと、前記導体線左右側のそれぞれにおいて前記導体線に沿って配列され、前記上部シールドと前記下部シールドとを接続する複数の柱とを有する。上下部シールドを複数の柱で接続することで、ヘッド・スライダの所望の浮上挙動を可能とするサスペションの動きを大きく阻害することなく、磁気記録をアシストする電磁波を磁気ディスクに照射するヘッド・スライダ上の素子へ、正確、効率的に高周波の信号を伝送することができる。
好ましくは、前記下部シールドは前記サスペンションを構成する基材とは別に形成されており、前記上部シールド、前記下部シールド及び前記複数の柱は、前記基材よりも電気伝導率が高い金属で形成されている。これにより、伝送特性を高めることができる。
前記複数の柱は同一の形状を有し、前記左側の柱列と前記右側の柱列とは、同一の配列ピッチを有していることが好ましい。これにより、伝送線路の設計を効率的かつ正確に行うことができる。前記左側柱列の各柱と前記右側柱列の各柱とは、前記導体線に沿った方向において同じ位置に配置されている。あるいは、前記左側柱列と前記右側柱列との間に前記導体線に沿った方向におけるオフセットが存在する。前記オフセットは、各柱の前記導体線に沿った方向における寸法よりも大きいことが好ましい。これにより、剛性をより小さくすることができる。
好ましくは、前記柱の前記導体線方向における寸法は、隣接する柱の間の中心間距離の1/10以下である。これにより、柱による伝送特性への悪影響を低減することができる。前記信号は差動信号であり、前記導体線は、前記上部シールドと前記下部シールドとの間の同一面上に形成されている二本の導体線であることが好ましい。これにより、高周波信号を正確に効率的に伝送することができる。前記二本の導体線の右側の導体線と前記右側柱列との間の間隙の距離と、前記二本の導体線の左側の導体線と前記左側柱列との間の間隙の距離とは、同一の距離であり、前記二本の導体線の間の間隙の距離は、前記同一の距離以下であることが好ましい。これにより、伝送線路の設計を効率的かつ正確に行うことができる。
前記上部シールドと前記下部シールドのそれぞれは、一枚の連続した閉じた金属層で形成されていることが好ましい。これにより、より好ましい伝送特性を得ることができる。前記左右の柱列における各柱間には、単一の孔が形成されていることが好ましい。これにより、信号伝送特性への影響をより小さく抑えることができる。好ましい例において、前記伝送線路は、再生信号を伝送する導体線及び記録信号を伝送する導体線を有し、前記下部シールドは、前記再生信号を伝送する導体線と前記記録信号を伝送する導体線と前記ジンバルとの間に延在している。これにより、再生信号及び記録信号の伝送における伝送損失を小さくすることができる。
本発明の伝送線路構造によれば、ヘッド・スライダの所望の浮上挙動を可能とするサスペションの動きを大きく阻害することなく、磁気記録をアシストする電磁波を磁気ディスクに照射するヘッド・スライダ上の素子へ、正確、効率的に高周波の信号を伝送することができる。
以下に、本発明を適用した実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。以下においては、磁気ディスク装置の一例であるHDDに本発明を適用した例について説明する。
本形態は、ヘッド・スライダへ高周波信号を伝送する伝送線路構造に特徴を有している。本形態のヘッド・スライダは、磁気記憶媒体の記録層の磁化方向を変化させる記録磁界を生成する磁極と、高周波電磁界を生成して記録層に照射する記録アシスト素子とを有している。高周波電磁界は、磁極が生成する記録磁界による磁化方向変化をアシストする。好ましいアシスト高周波電磁界は、マイクロ波である。本形態において、マイクロ波は3GHz〜300GHzの電磁波(信号波)である。好ましくは、10GHz〜50GHzのマイクロ波を使用する。
磁気記録層は高周波電磁界によるエネルギーによってポテンシャルが高まり、磁極からの記録磁界に対して磁化方向を変化しやすくなる。アシスト電磁界により、保磁力が大きい磁気記録層の磁化方向を、書き込み信号に従って変化する磁極からの記録磁界により変化させることができ、高記録密度の磁気ディスク装置を実現することができる。
ヘッド・スライダを支持するサスペンション上には、アシスト電磁界を生成する記録アシスト素子へ高周波信号を伝送する伝送線路が形成されている。この伝送線路は、高周波信号を伝送する導体線と、それを上下において挟む上部シールドと下部シールドとを有している。伝送線路は、さらに、導体で形成されている上部シールドと下部シールドとを接続する、複数の柱を有している。複数の柱は、導体線の左右両側において、信号伝送方向(導体線が延びる方向)に沿って配列されている。複数の柱は導体で形成されており、電気的かつ物理的に上部シールドと下部シールドとを接続する。
このように、上部シールドと下部シールドとの間に高周波信号を伝送する導体線を配置し、さらに、導体線の左右の側のそれぞれに配列された複数の柱で上下のシールドを接続することによって、導体線により高周波信号を正確かつ効率的に伝送することができると共に、導体線周囲の導体構造によるサスペンションのピッチ及びロール運動への影響を効果的に小さくすることができる。
以下においては、本発明を適用可能なHDDの全体構造について説明した後、ヘッド・スライダに高周波信号を伝送する伝送線路構造について説明する。図1は、本実施形態におけるHDDの基本構成を示す。図1は、本実施の形態に係るHDD1の全体構成を模式的に示す上面図である。
データを記憶するディスクである磁気ディスク11は不揮発性の記憶ディスクであって、磁性層が磁化されることによってデータを記録する。ベース12は、ガスケット(不図示)を介してベース12の上部開口を塞ぐカバー(不図示)と固定することによってエンクロージャを構成し、HDD1の各構成要素を収容する。ベース12の底面に固定されたスピンドル・モータ13は、そこに固定されている磁気ディスク11を所定の角速度で回転する。磁気ディスク11にアクセスするヘッド・スライダ15は、リード及び/もしくはライト素子を有するヘッド素子部とヘッド素子部が固定されたスライダとを有している。
アクチュエータ16は、ヘッド・スライダ15を支持し、移動する。アクチュエータ16は回動軸17に回動自在に保持されており、自身を回動する駆動機構としてのボイス・コイル・モータ(VCM)19を備えている。アクチュエータ16は、ヘッド・スライダ15が配置されたその先端部から、サスペンション161、アーム162及びコイル・サポート163の順で結合された各構成部材を備えている。アクチュエータ16が回動することによって、ヘッド・スライダ15が磁気ディスク11の記録面の半径方向に沿って移動する。磁気ディスク11に対向するスライダの空気軸受面(ABS)で発生する力とサスペンション161による押し付け力とがバランスすることによって、ヘッド・スライダ15は磁気ディスク11上を所定のギャップを置いて浮上する。
ヘッド・スライダ15の信号は、アクチュエータ16に形成されている伝送線路164が伝送する。伝送線路164は、一端がヘッド・スライダ15に電気的に接続され、他端はプリアンプIC182が実装されたFPC(Flexible Printed Circuit)18に電気的に接続される。FPC18はコネクタ181を介して、ベース12裏面に実装される制御回路基板(不図示)と回路的に接続されている。FPC18は、制御回路とプリアンプIC182との間の信号を伝送する。HDD1の動作制御及びその信号処理は、制御回路基板上の制御回路が行う。FPC18は、リード/ライト信号及び磁気記録アシストのための高周波信号の他、プリアンプIC182への電源及び制御信号を伝送する。
伝送線路164は、ヘッド・スライダ15とプリアンプIC182との間の信号を伝送する。本形態の伝送線路164は、サスペンション161と一体的に形成されており、そのサスペンション161から延出し、磁気ディスク11の反対側において、アーム162の回動方向を向く側面に沿って延びている。本形態のHDD1は、この伝送線路164の構造に特徴を有する。この点については後に詳述する。
図2は、ヘッド・スライダ15とサスペンション161のアセンブリであるヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)160の構成を模式的に示す平面図であり、磁気ディスク11の記録面に対向する面を示している。サスペンション161は、ジンバル611、ロード・ビーム612及びマウント・プレート613を備えている。ロード・ビーム612はヒンジ部621を有しており、ヘッド・スライダ15をディスク側に押圧するバネ機能を示す。ロード・ビーム612は、アクチュエータ16が回動する際に、ジンバル611を安定した姿勢で支持するための剛性機能を有する。ベース・プレート613は、ロード・ビーム612をアーム162に固定するための強度を有する。
ジンバル611は例えばステンレス鋼で形成することができ、所望の弾性を有する。ジンバル611の前部において、舌片状のジンバル・タングが形成されており、その上にヘッド・スライダ15が低弾性エポキシ樹脂などによって固着されている。ジンバル・タングは、ロード・ビーム612のディンプルを中心として、ヘッド・スライダ15を、ピッチ方向あるいはロール方向に回動させる。
伝送線路164の一部はジンバル611上に形成され、他の一部(テイル部と呼ぶ)はジンバル611端部から後側に延びている。テイル部はジンバル611の磁気ディスク11の回転軸と反対側の側部から延在している。ジンバル611から延びるテイル部は、ロード・ビーム612及びアーム162の側部(磁気ディスク11中心と反対側の側部)に沿って回動軸側(アクチュエータ後側)に向かって延びている。テイル部の先端はマルチコネクタ169であり、プリアンプIC18が実装されている基板に電気的かつ物理的に接続される。
ここで、図3を参照して、記録アシスト電磁波を記録層に照射する記録アシスト素子を有するヘッド素子部の構造について説明する。高周波電磁界によるアシスト記録は、記録磁化が磁気記録層の面内方向を向く面内記録方式の磁気ディスク装置及び記録磁化が磁気記録層に垂直な方向を向く垂直記録方式の磁気ディスク装置のいずれにも適用することができる。しかし、より高い記録密度を達成するためには、垂直記録方式が優れており、本発明は、特に、垂直磁気記録方式において有効である。垂直記録方式は記録面に対して垂直方向に磁化の容易軸を有する媒体を用いる。基板上に磁気記録層を形成する磁性薄膜が成膜されている。主磁極からの記録磁界は記録層の磁化方向を変化させる
図3は、好ましいヘッド素子部の構造を模式的に示す断面図を示す。ヘッド素子部はスライダ510上に形成される。再生素子はスライダ510上に設けた絶縁層511、下部シールド512、上部シールド513、磁気情報を検出する素子514から基本的に構成される。記録素子は、再生素子の上に形成されている。成膜順序が後の層が上であり、本例においてトレーリング側が上側である。
本構成の記録素子において、主磁極515は、記録アシスト素子である平行平板コンデンサ内に配置されている。電極516がリーディング側、電極517がトレーリング側の電極である。記録トラック幅は、浮上面に断面を有する主磁極515の幅で規定される。主磁極515の浮上面側での幅は50nm以下で、高密度の磁気情報を記録するに適す寸法となっている。図3のように、好ましい態様において、電磁波を生成する手段として平行平板型コンデンサからの高周波電磁界アシスト(マイクロ波アシスト)を利用する。平行平板には非磁性導電膜を使用し、例えば、厚さ50nmのAl膜を用いる。主磁極515の面上に、絶縁膜であるアルミナ膜を介して、平板電極517が形成される。このアルミナ膜の膜厚が平行平板間距離を決定し、例えば、その厚みは30nmである。
主磁極515の上部には平板導電膜517を介して軟磁性膜518が配置される。軟磁性膜518は、閉磁路を形成するための軟磁性膜519と磁気的に接続される。軟磁性膜519は、その後端で下部磁性層520と端部が接近し、磁気的に接続状態を構成する。下部磁性層520と主磁極515は磁気的に接続される。
これらから構成される閉磁路内に、コイル521bを配置する。さらに、軟磁性膜522と下部磁性層520との間にコイル521aを配している。これらコイルと磁性膜との電気的な絶縁を確保する目的から、絶縁層523a、523b、524及び525を配置する。コイル521bに電流が流れることにより、磁束は軟磁性膜519から下部磁性層520を通って主磁極515に導かれる。同時、コイル521aに電流が流れることにより、下部の磁束は軟磁性膜522から記録媒体を通り主磁極515に導かれる。
伝送線路164は、ヘッド・スライダ15上の記録素子及び再生素子への信号を伝送するほか、高周波の励磁回路素子である平板電極ペア516、517への信号を伝送する。平板電極ペア516、517によるアシスト電磁界生成のため、伝送線路164はアシスト電磁界と同様の高い周波数を有する信号を伝送する。本形態の伝送線路164は、このアシスト電磁界を生成する素子(平板電極ペア516、517)への高周波信号を伝送する線路構造に特徴を有している。以下において、本形態の伝送線路164の構造について詳細に説明する。
図4(a)は、伝送線路164の一部構成を模式的に示す平面図である。図4(b)は、図4(a)のb−b切断線における伝送線路164の断面図を模式的に示し、図4(c)は、図4(a)のc−c切断線における伝送線路164の断面図を模式的に示している。伝送線路164は、少なくとも、記録信号(ライト信号)を伝送する導体線対641a、641b、再生信号(リード信号)を伝送する導体線対642a、642b、そして、アシスト電磁界を生成するための高周波信号を伝送する導体線対643a、643bを有している。この伝送線路164の配線構造は、周知のフォトリソグラフィ・エッチング技術によって形成することができる。
図4(b)、(c)に示すように、記録信号及び再生信号の伝送線路部661、662のそれぞれの構造は、マイクロストリップ構造である。具体的には、ジンバル611の一部を構成しているステンレス金属層644、この基材としてのステンレス金属層644の上に形成されているポリイミド絶縁層645、導体線対641a、641bあるいは導体線対642a、642b、そして、それらを覆うポリイミド保護層646を有している。ポリイミド保護層646は露出しており、その上に他の層は形成されていない。
一方、アシスト電磁界を生成する記録アシスト素子(図3の構成において電極対516、517)への高周波信号を伝送する伝送線路部663の構造は、記録信号及び再生信号の伝送線路部661、662の構造と異なる。図4(a)、(b)に示すように、この高周波伝送線路部663の構造は、ステンレス金属層644、下部シールド647、下部ポリイミド絶縁層648、導体線643a、643b、上部ポリイミド絶縁層649、そして上部シールド650を有している。導体線643a、643bは、高周波差動信号を、アシスト電磁界を生成する電極対516、517に伝送する。
下部シールド647と上部シールド650とは金属で形成されている。さらに、図4(a)、(c)に示すように、高周波伝送線路部663は、上部シールド650と下部シールド647とを相互接続する複数の柱を有している。図4(a)においては4つの柱651a、651b、652a、652bが示されている。柱651a、651b、652a、652bは金属で形成されており、上部シールド650と下部シールド647とを電気的かつ物理的に接続し、これらを同電位にする。
導体線643a、643bは周囲の金属層から離間し、導体線643a、643bと周囲金属層(上下シールド及び柱)との間は絶縁材料(ポリイミド)で埋められている。具体的には、導体線643a、643bと下部シールド647との間には下部ポリイミド絶縁層648が存在し、それらを絶縁している。また、導体線643a、643bと上部シールド650との間には上部ポリイミド絶縁層649が存在し、それらを絶縁している。同様に、導体線643aと導体線643bとの間には上部ポリイミド絶縁層649が存在し、絶縁されている。また、導体線643a、643bと複数の柱651a、651b、652a、652bのそれぞれとの間には上部ポリイミド絶縁層649が存在し、互いに絶縁されている。
下部シールド647は、ステンレス金属層644の上に直接に形成されており、それらは接触しているために同電位となる。ステンレス金属層644はグランドとして機能するため、ステンレス金属層644と電気的かつ物理的に接触している下部シールド647もグランド電位となる。上部シールド650は、柱651a、651b、652a、652bによって、物理的かつ電気的に下部シールド647に接続しているため、上部シールド650もグランド電位に維持される。
上部シールド650と下部シールド647とは高周波差動信号を伝送する導体線対643a、643bのシールドとして機能するため、電気伝導率が高い金属で形成することが好ましい。そのため、好ましい材料は銅である。また、上部シールド650と下部シールド647とを接続する柱651a、651b、652a、652bも、同様に、銅で形成することが好ましい。なお、導体線643a、643bも、典型的には、銅で形成する。
このように、本構成の高周波伝送線路部663において、導体線643a、643bの上側と下側は、上部シールド650と下部シールド647で覆われている。これに対して、導体線643a、643bの左右両側には複数の柱が配列されている。図5(a)は、高周波伝送線路部663の一部を模式的に示す上面図であり、図5(b)は、高周波伝送線路部663の一部を模式的に示す側面図である。
図5(a)において、導体線643a、643bの左右両側において、導体線643a、643bに沿って複数の柱が配列されている。一方の側において、3本の柱651a〜651cが示され、もう一方の側において3本の柱652a〜652cが示されている。図5(a)は高周波伝送線路部663の一部構造を示し、高周波伝送線路部663全体では、より多くの柱が配列される。左右両側において、柱列651、652はそれぞれ一列である。
柱651a〜651c及び柱652a〜652cは、高周波信号が流れる方向に、互いに離間して配列されている。図5(b)に示すように、導体線643a、643bの延在方向に沿って配列された柱651a〜651cのそれぞれの間には一つの孔が形成されている。図5(b)においては、柱652aと柱652bの間の孔653aと、柱652bと柱652cの間の孔653bとが例示されている。孔653a、653bは、ポリイミドで埋められている。
このように、上部シールド650と下部シールド647とを複数の柱により相互接続することによって、高周波伝送線路部663のシールド構造の剛性を小さくし、ジンバル611の動きへの影響を小さくする。ジンバル611の動きにおいて、ピッチやロールなど、記録面に垂直な方向、つまり、磁気ディスク11の回転軸方向に沿った動きの自由度が重要である。高周波信号を伝送する導体線対643a、643bの周囲のシールド構造において、左右の側面に上部シールド650と下部シールド647とをつなぐ複数の離間した柱(柱列)を形成することで、高周波伝送線路部663の磁気ディスク11の回転軸方向に沿った方向の必要な可撓性を確保し、ジンバル611の動きを阻害することを防ぐことができる。
左右の側面シールドが連続した金属層で形成されておらず(側面が完全には閉じておらず)、そこに孔が形成されていることは、高周波信号の伝送特性に大きな影響を及ぼす、特に、伝送損失を生む原因となりうる。従って、その伝送損失を十分に小さくするように柱を設計し、高周波信号の伝送に実質的な影響がないようにすることが重要である。信号伝送への影響を小さくするためには、左右の柱列が対称であることが重要である。つまり、左右の柱列は、それぞれ同一形状の柱で構成されており、その配列ピッチ(隣接柱間の中心間距離)も同一であることが好ましい。さらに、配列ピッチは、各柱において、一定であることが好ましい。
さらに、発明者らが検討したところ、柱の幅D1と配列ピッチP1の関係が伝送損失に大きな影響を及ぼすことが分かった。図5(a)、(b)に示すように、柱の幅D1は、導体線643a、643bに沿った信号伝送方向における柱の寸法である。ピッチP1は、柱列における柱の配置間隔であり、隣接する柱の中心間の距離である。図5(a)の構成において、全ての柱は同一の形状を有している。
柱形状は四角柱であり、その上下方向に垂直な断面は正方形もしくは長方形である。左右の柱列651、652のそれぞれのピッチP1は同一であり、また、一定である。左右の互いに対応する柱は真向かいにあり、導体線643a、643bに沿った方向における各柱の中心位置は、左右両側において同一である。一般に、エッチング方法・メッキ方法により形成した場合、四角柱の角部には曲率半径rの丸みをもつ。当業者であれば、曲率を持つことは周知であり、曲率による影響は無視できるために、正方形または長方形と簡易的に呼ぶ。
発明者らは、柱列651、652の配列及び各柱の構造について様々な検討を行った。その結果、柱の幅D1の柱列のピッチP1に対する比率D1/P1が重要なファクタであることがわかった。比率D1/P1は0.1(10%)以下であることが好ましい。比率D1/P1が0.1以下であるとき、伝送線路の伝送特性が大きく低下することなく、好ましい範囲に維持される。比率D1/P1が0.1よりも大きいと、柱の幅D1が高周波信号の伝送特性に大きく影響する。これは、高周波信号の伝送において柱部分に誘導される電流によるジュール熱が主な原因と考えられる。
図6(a)、(b)は、発明者らが行った一つのシミュレーション結果を示している。図6(a)は、柱の幅D1の柱列のピッチP1に対する比率D1/P1と、特性インピーダンスとの関係を示している。図6(b)は、柱の幅D1の柱列のピッチP1に対する比率D1/P1と、伝送損失との関係を示している。柱列のピッチP1は0.5mm、導体線間の間隙の距離S1は0.01mm、導体線と柱列との間のそれぞれの間隙の距離S2は0.005mmにおける、シミュレーションによる測定結果である。
二つのグラフにおいて、柱の幅D1の柱列のピッチP1に対する比率D1/P1が0.1(10%)より大きいと、伝送特性である特性インピーダンスと伝送損失とが大きく変化している。具体的には、図6(a)において特性インピーダンスは低下し、図6(b)において伝送損失が増加する。このシミュレーション結果は、比率D1/P1についての上述の説明と合致する。
図5(a)、(b)の構成において、左右の各柱は、反対側の柱の真正面に位置している。つまり、左右の柱列651、652の柱は、導体線643a、643bに沿った方向において同じ位置に形成されている。これに対して、左右の柱を千鳥状に配置することができる。図7(a)、(b)は、このような構成例を模式的に示している。設計及び製造のシンプリシティの点からは、図5(a)に示した柱配列が好ましい。しかし、左右柱列のオフセットを変化させることで、高周波伝送線路部の剛性を調整することは、効率的で正確な高周波信号伝送と低剛性の両立の点から好ましい。
具体的には、図7(a)の構成において、左右の柱列751、752の柱は、導体線643a、643bの垂直な方向において見た場合に、完全にずれた位置にある。つまり、一方の側の柱と、それに対応する反対側の柱との間のオフセットは、柱の幅D1よりも大きい。このように、完全にずれた千鳥配置において柱の一部が重ならないようにすることによって、線路部の剛性をより低減することができる。図7(b)の構成において、左右の柱列751、752の柱は、導体線643a、643bの垂直な方向において見た場合にずれた位置にあるが、対向する柱の一部が重なっている。つまり、一方の側の柱と、それに対応する反対側の柱との間のオフセットは存在するが、そのオフセットの大きさは柱の幅D1よりも小さい。
図8(a)、(b)は、上記柱とは異なる形状を有する柱を有する高周波伝送線路部を模式的に示している。図8(a)は柱部分における断面図であり、図8(b)は柱を含む一部構成を模式的に示す斜視図である。図8(b)において、導体線と柱のみを示し、他の構成要素は省略している。この構成の側面図及び平面図は、図5(a)、(b)のそれぞれの図面と同様である。
本構成の柱656、657は、その内側面に、導体線643a、643bに向かう突出部561、571を有している。図において、突出部561、571は直方体で、導体線643a、643bに対向する面は、導体線643a、643bと平行である。導体線643a、643bの間の間隙の距離はS1で示され、突出部561、571と導体線643a、643bとの間のそれぞれの間隙の距離はS2で示されている。突出部561と導体線643aと間隙の距離と、突出部571と導体線643bとの間隙の距離とは、同一のS2である。
発明者らは、様々な構造について導体線と柱列との間の関係について検討を行った。その結果、導体線間の間隙S1と導体線と柱列との間の間隙S2との関係が重要ファクタであることがわかった。導体線と柱列との間の間隙S2が小さくなると、伝送線路の伝送特性が柱列による影響を受けやすくなる。柱列による伝送特性への悪影響を抑えるため、柱列との間の間隙S2は、導体線間の間隙S1以上であることが好ましい。
図9(a)、(b)は、発明者らが行った一つのシミュレーション結果を示している。シミュレーションに使用した伝送線路構造は、図8(a)、(b)に示す構造と略同様である。導体線と柱の間の間隙S2を変化させ、それ以外パラメータを一定とし、特性インピーダンスと伝送損失の測定を行った結果が、図9(a)、(b)のグラフである。図9(a)は特性インピーダンスとS2との間の関係を示し、図9(b)は伝送損失とS2との間の関係を示している。二つのグラフは、S2がS1よりも小さくなると、特性インピーダンスが減少し伝送損失が増加することを示している。
これは、S2がS1よりも小さいと、柱656、657と導体線643a、643bとの間の関係が高周波伝送線路部663の伝送特性(特性インピーダンスと伝送損失)に大きな影響を及ぼすことを示している。このシミュレーション結果は、間隙S1、S2についての上述の説明と合致する。
また、間隙S1、S2の関係は、図5に示した突出部を有していない柱を有する高周波伝送線路部についても、同様に考えることができる。発明者らの検討によれば、柱の突出は、伝送線路の特性インピーダンスや伝送損失に大きな影響を与えることはない。従って、柱の突出部の有無によらず、導体線と柱との間の間隙S2を導体線間の間隙S1以上にすることで、上部シールドと下部シールドとを接続する側面の柱による伝送特性への悪影響を低減することができる。
導体線対による信号伝送特性への影響を抑えるためには、導体線に沿って互いに離間して配列された柱の間には他の金属層が存在すことなく、単一孔が形成されていることが好ましい。しかし、設計によっては、柱間を導体の梁によって接続するようにしてもよい。図10(a)、(b)は、同一列において隣接する柱を接続する梁を有する高周波伝送線路部の一部構成を模式的に示している。図10(a)はその高周波伝送線路部の一部を示す側面図、図10(b)は梁を含む一部構成を模式的に示す斜視図である。図10(b)は導体線643a、643b、柱651a、651b、652a、652b、そして梁658、659a、659bのみを示し、他の構成要素は省略している。梁659bは、一部のみ示している。
梁658、659a、659bは、他のシールド金属層と同様に銅で形成することが好ましい。梁658、659aは、導体線643a、643bに沿って延在し、隣接する柱651aと柱651bの間、あるいは隣接する柱652aと柱652bの間をつないでいる。梁658、659a、659bは、上下のシールド647、650からは離間している。そのため、上記他の構成のように柱の間に単一孔653aが形成されている構成と異なり、柱の間には二つの孔が形成されている。図8(a)の例においては、離間した柱652aと柱652bとの間を梁659aが接続し、柱652a、652bの間に二つの孔681a、681bが形成されている。
上記各伝送線路構造によって、記録アシスト素子への高周波信号伝送部において、正確で効率的な信号伝送と低剛性とを実現することができる。好ましくは、ヘッド・スライダ15との接続端からマルチコネクタ169(図2を参照)までの全域において、高周波伝送線路が上記いずれかの構成を有することが好ましい。しかし、ヘッド・スライダ15との接続端からマルチコネクタ169までの一部の領域において上記いずれかの構成を有することによっても、効率的かつ正確な高周波信号伝送と剛性の低減という効果を奏することができる。
上記各構成において、上部シールド650と下部シールド647とは完全に閉じており、孔が形成されていない一枚の連続した板で構成されている。高周波信号伝送ためには、このような構造を有することが好ましい。しかし、さらに小さい剛性を要求される部分については、上部シールドあるいは下部シールドの剛性を小さくするために、孔を形成してもよい。あるいは、上部シールドを形成することなくマイクロストリップ構造とすることができる。
上記各構成は、ステンレス金属層とは別に形成した下部シールド層を有している。下部シールド層は、上部シールド層及び柱と同一の金属材料で形成されていることが好ましく、また、その電気伝導率が高いことが好ましいことから、ジンバル本体を形成する材料よりも高い電気伝導率を有する金属で、ジンバル本体とは別に形成することが好ましい。しかし、剛性を低減するために、ジンバル本体を形成する金属層、つまり、上記ステンレス金属層の上にポリイミド層を形成し、ステンレス金属層を下部シールド層として使用してもよい。
記録・再生信号の周波数が高くなってくると、記録信号および再生信号の伝送線路部の伝送損失も同時に低減する必要が生じる。その場合は、図11(a)、(b)に示すように、高周波伝送線路部663の下部シールド647を線路の幅方向へ延伸し、記録信号および再生信号の伝送線路部661、662の導体線対641a、641bおよび642a、642bの下部にポリイミド絶縁層645を介して配置する構造にすることができる。この場合、下部シールド647の電気伝導率をステンレス金属層644の電気伝導率より高い材料を使うことにより、伝送損失を低減することができる。下部シールド647には、銅を使用することが好ましい。
マイクロ波帯の高周波信号を伝送するためには、上記構成のように、左右に並んで配列された二本の導体線により差動信号を伝送することが好ましい。しかし、設計によっては、導体線対ではなく、一本の導体線で信号を伝送してもよい。この場合、周囲のシールド導体がリターン・パスを構成する。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。本発明は、アシスト電磁界を生成する他の素子を有するHGAに適用することができる。上下シールドを接続する柱は、製造及び設計の容易性の転から角柱であることが好ましいが、これと異なる形状を有する柱を使用してもよい。伝送線路構造における各寸法の関係は、設計により適切なものを採用し、上記構成のものに限定されるものではない。
本実施形態に係る磁気ディスク装置の構造を模式的に示す図である。 本実施形態に係るヘッド・ジンバル・アセンブリの構造を模式的に示す図である。 本実施形態に係るヘッド・スライダにおけるヘッド素子部を模式的に示す断面図である。 本実施形態に係る伝送線路の一部構成を模式的に示す図である。 本実施形態に係る高周波伝送線路部一部構成を模式的に示す図である。 図5に示す高周波伝送線路部についてのシミュレーション結果である。 本実施形態に係る高周波伝送線路部一部構成を模式的に示す図である。 本実施形態に係る高周波伝送線路部一部構成を模式的に示す図である。 図8に示す高周波伝送線路部についてのシミュレーション結果である。 本実施形態に係る高周波伝送線路部一部構成を模式的に示す図である。 本実施形態に係わる別の伝送線路の一部構成を模式的に示す図である。
符号の説明
11 磁気ディスク、12 ベース、13 スピンドル・モータ
15 ヘッド・スライダ、16 アクチュエータ、17 回動軸、18 FPC
161 サスペンション、162 アーム、163 コイル・サポート
164 伝送線路、169 マルチコネクタ、181 FPCコネクタ
182 プリアンプIC、510 スライダ、511 絶縁層、512 下部シールド
513 上部シールド、514 再生素子、515 主磁極、516、517 電極対
518、519 軟磁性膜、520 下部磁性層、521a、521b コイル
522 軟磁性膜、523a、523b 絶縁層、561、571 突出部
611 ジンバル、612 ロード・ビーム、613 マウント・プレート
621 ヒンジ部、641a、641b 導体線、642a、642b 導体線
643a、643b 導体線、644 ステンレス金属層、645 ポリイミド絶縁層
646 ポリイミド保護層、647 下部シールド、648 下部ポリイミド絶縁層
649 上部ポリイミド絶縁層、650 上部シールド、651a、651b 柱
652a〜652c 柱、653a、653b 孔、656、657 柱、658 梁
659a、659b 梁、661 再生信号伝送線路部、663 記録信号伝送線路部
663 高周波伝送線路部、681a、681b 孔、751、752 柱列

Claims (12)

  1. サスペンションと、
    前記サスペンション上に固定されたヘッド・スライダと、
    前記ヘッド・スライダ上にあって、ディスクにおける磁気記録をアシストするために電磁波を前記ディスクに照射する記録アシスト素子と、
    前記サスペンション上にあり、前記記録アシスト素子への信号を伝送する伝送線路と、を有し
    前記伝送線路は、
    前記信号を伝送する導体線と、
    前記導体線の上側に前記導体線に沿って配置された上部シールドと、
    前記導体線の下側に前記導体線に沿って配置された下部シールドと、
    前記導体線左右側のそれぞれにおいて前記導体線に沿って配列され、前記上部シールドと前記下部シールドとを接続する複数の柱と、
    を有するヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  2. 前記下部シールドは、前記サスペンションを構成する基材とは別に形成されており、
    前記上部シールド、前記下部シールド及び前記複数の柱は、前記基材よりも電気伝導率が高い金属で形成されている、
    請求項1に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  3. 前記複数の柱は同一の形状を有し、
    前記左側の柱列と前記右側の柱列とは、同一の配列ピッチを有している、
    請求項1に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  4. 前記左側柱列の各柱と前記右側柱列の各柱とは、前記導体線に沿った方向において同じ位置に配置されている、
    請求項3に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  5. 前記左側柱列と前記右側柱列との間に、前記導体線に沿った方向におけるオフセットが存在する、
    請求項3に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  6. 前記オフセットは、各柱の前記導体線に沿った方向における寸法よりも大きい、
    請求項5に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  7. 前記柱の前記導体線方向における寸法は、隣接する柱の間の中心間距離の1/10以下である、
    請求項1に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  8. 前記信号は差動信号であり、
    前記導体線は、前記上部シールドと前記下部シールドとの間の同一面上に形成されている二本の導体線である、
    請求項1に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  9. 前記二本の導体線の右側の導体線と前記右側柱列との間の間隙の距離と、前記二本の導体線の左側の導体線と前記左側柱列との間の間隙の距離とは、同一の距離S2であり、
    前記二本の導体線の間の間隙の距離S1は、前記距離S2以下である、
    請求項8に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  10. 前記上部シールドと前記下部シールドのそれぞれは、一枚の連続した閉じた金属層で形成されている、
    請求項1に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  11. 前記左右の柱列における各柱間には、単一の孔が形成されている、
    請求項1に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  12. 前記伝送線路は、再生信号を伝送する導体線及び記録信号を伝送する導体線を有し、
    前記下部シールドは、前記再生信号を伝送する導体線と前記記録信号を伝送する導体線と前記ジンバルとの間に延在している、
    請求項2に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
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