JP2010069504A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. 金属板をプレス成形したプレス体であって、
   前記プレス体は、
   質量％でAlを8.3％以上9.5％以下、Znを0.5％以上1.5％以下含有し、残部がMg及び不純物からなり、
   天板部と、この天板部の周縁から立設される側壁部と、
   前記天板部と前記側壁部とで構成される外周面のうち、二面を繋ぐ角部とを有しており、
   前記天板部と前記側壁部との厚さが等しく、
   前記角部の外側曲げ半径Rと、前記金属板の厚さtとは、R≦(2/3)×tを満たし、
   前記外側曲げ半径Rが0.2mm以上0.4mm以下であり、
   前記厚さtが0.4mm以上0.8mm以下であり、
   前記角部の硬度が90Hv以上であることを特徴とするプレス体。
2. 前記外側曲げ半径Rは、R≦(1/2)×tを満たし、
   前記厚さtが0.4mm以上0.6mm以下であり、
   前記角部の硬度が95Hv以上であり、
   モバイル電気機器の筐体に用いることを特徴とする請求項1に記載のプレス体。
3. 前記角部の硬度が、角部以外の箇所の硬度よりも高いことを特徴とする請求項1又は2に記載のプレス体。
4. 前記角部の内側曲げ半径rが実質的に0mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプレス体。
5. 金属板をプレス成形するプレス体の製造方法であって、
   金属からなる厚さtの素材板を準備する準備工程と、
   前記素材板に対して、外周面のうち二面を繋ぐ角部を少なくとも一つ有し、前記角部の少なくとも一つの内側曲げ半径rが、実質的に0mmであるプレス材を形成する第一のプレス工程と、
   前記プレス材に対して、前記角部の少なくとも一つの外側曲げ半径Rが、R≦(2/3)×tを満たすプレス体を形成する第二のプレス工程とを備え、
   前記第一のプレス工程は、肩部の曲げ半径R _p が実質的に0mmのパンチを用いてプレス加工を施し、
   前記第二のプレス工程は、直角の角部を有するダイと、前記プレス材の端面及び内側の角部を押圧する段差形状のパンチとを用いて、前記ダイの角部にプレス材の構成材料を押し集めてプレス加工を施すことを特徴とするプレス体の製造方法。