JP2010067850A - 回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】剥離の進行を抑制可能な回路装置を提供する。
【解決手段】本発明では、半導体素子24付近の導電パターン16の上面に、半田ダム22から成る剥離抑制手段を設けている。具体的には、回路基板12の上面を被覆する絶縁層26の上面に導電パターン26を設け、この導電パターン16はソルダーレジスト32により被覆されている。そして、ソルダーレジスト32に設けた開口部から露出する導電パターン16に半導体素子24が固着されている。そして、この半導体素子24の近傍に帯状に半田ダム22が形成されている。従って、半導体素子24の周辺部にて導電パターン16とソルダーレジスト32との剥離が発生しても、半田ダム22によりこの剥離の進行が抑制される。
【選択図】図2

Description

本発明は回路装置に関し、特に、回路基板の上面に配置された複数個の回路素子が樹脂封止された回路装置に関する。
図6を参照して、従来の回路装置として混成集積回路100の構成を説明する。図6(A)は混成集積回路装置100を示す断面図であり、図6(B)はこの断面図を部分的に拡大した図である。
図6(A)を参照して、アルミニウム等の金属から成る回路基板101の上面は全面的に絶縁層102により被覆され、この絶縁層102の上面には導電パターン103が形成されている。そして、この導電パターン103の所定箇所に回路素子が接続されることで混成集積回路が実現されている。ここでは、半導体素子105A、105Bおよびチップ素子105Cが回路素子として導電パターン103に接続されている。半導体素子105A、105Bは、裏面が導電パターン103に固着され、上面の電極が金属細線を経由して導電パターンと接続される。
更に、図6(B)を参照して、導電パターン103および絶縁層102の上面は、ソルダーレジスト112により被覆されている。そして、半導体素子105A等の回路素子が接続される部分、金属細線107が接続される部分では、ソルダーレジスト112を部分的に除去して開口部が設けられており、この開口部から導電パターン103の上面が露出している。ソルダーレジスト112は、半田滓等の導電性粉塵が回路基板101の上面に付着した場合に、導電パターン103どうしのショートを防止するために設けられている。
特開2003−318333号公報
しかしながら、上記した構成の混成集積回路装置100では、使用状況下にて作用するヒートサイクルにより、ソルダーレジスト112が導電パターン103から剥離してしまう問題が発生していた。
図6(B)を参照して、具体的には、導電パターン103Aの上面に実装された半導体素子105Bが使用状況下にて動作すると、この動作による発熱に伴い、半導体素子105B付近の異種材料の境界には熱ストレスが加わる。具体的には、この熱ストレスは、半導体素子105Bの周辺部に於いて、導電パターン103とレジスト112との界面に大きく作用する。その理由は、発熱体である半導体素子105Bの周辺部では温度変化が大きく、更に、樹脂から成るレジスト112と金属から成る導電パターン103とでは熱膨張係数が大きく異なるからである。
上記した熱ストレスが多数回作用すると、半導体素子105Bが実装された導電パターン103Aとレジスト112との間に剥離110(デラミネーション)が発生する。この剥離110が発生すると、剥離した部分を経由して水分が浸透し易くなり、装置全体の耐湿性が低下する。更には、剥離110が紙面上の矢印にて示した方向に進行すると、金属細線107が断線してしまう恐れもある。
更にまた、上記した剥離の問題は、レジスト112を形成せずに、導電パターン103を封止樹脂106にて被覆した場合でも発生する。この場合は、半導体素子105Bの周辺部に於いて、導電パターン103と封止樹脂106との間に剥離の問題が発生する。
本発明は上記した問題点を鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、上記した剥離の進行を抑制可能な回路装置を提供することにある。
本発明の回路装置は、回路基板と、前記回路基板の上面に形成された導電パターンと、前記導電パターンに接続された回路素子と、前記導電パターンを被覆する被覆樹脂と、前記回路素子を封止する封止樹脂と、を備え、前記回路素子に接近した前記導電パターンの上面に、前記導電パターンを構成する金属よりも前記封止樹脂との密着性が悪い金属材料を帯状に形成した剥離抑制手段を設けることを特徴とする。
本発明によれば、回路素子に接近した導電パターンの上面に、半田やメッキ膜から成る剥離抑制手段を帯状に設けている。この剥離抑制手段を構成する半田等の材料は、導電パターンを構成する銅を主材料とする金属よりも、封止樹脂との密着性が悪い材料から成るので、剥離抑制手段と封止樹脂との境界には微細な間隙が形成される。そして、この間隙により、剥離の進行が緩和されるので、剥離に起因した耐湿性の低下や金属細線の断線が抑制される。
図1を参照して、本発明の混成集積回路装置10の構成を説明する。図1(A)は混成集積回路装置10の斜視図であり、図1(B)は混成集積回路装置10を上方から見た平面図であり、図1(C)は図1(A)のX−X’線に於ける断面図である。
図1(A)および図1(B)を参照して、混成集積回路装置10では、回路基板14の上面に導電パターン16と回路素子から成る混成集積回路が構築され、この回路と接続されたリード20が外部に導出している。更に、回路基板14の上面に構築された混成集積回路および回路基板14は封止樹脂12により被覆されている。
回路基板14は、アルミニウムや銅等の金属から成る基板である。回路基板14の材料としてアルミニウムが採用されると、回路基板14の上面および下面は陽極酸化膜(アルマイト膜)により被覆される。回路基板14の具体的な大きさは、例えば縦×横×厚さ=61mm×42.5mm×1.5mm程度である。
絶縁層26は、回路基板14の上面全域を覆うように形成されている。絶縁層26は、AL等のフィラーが高充填されたエポキシ樹脂から成る。フィラーが充填されることにより、絶縁層26の熱抵抗が低減されている。従って、内蔵される回路素子から発生した熱は、絶縁層26を経由して良好に回路基板14に伝導される。
導電パターン16A等は厚みが50μm程度の銅等の金属膜から成り、所定の電気回路が実現されるように絶縁層26の表面に形成される。図1(B)を参照すると、導電パターン16A−16Dが形成されており、各導電パターンの上面に半導体素子24が固着されている。また、半導体素子24以外にも、チップ素子34が配置されている。また、リード20が導出する辺に、導電パターン16からなるパッドが形成される。
半導体素子24およびチップ素子34の回路素子は、導電パターン16の所定の箇所に固着されている。半導体素子24としては、トランジスタ、LSIチップ、ダイオード等が採用される。ここでは、半導体素子24と導電パターン16とは、金属細線18を介して接続される。チップ素子34としては、チップ抵抗やチップコンデンサ等が採用される。チップ素子34の両端の電極は、半田等の接合材を介して導電パターン16に固着されている。これらの回路素子を接合させる接合材としては、半田または導電性ペースト等が採用される。
リード20は、回路基板14の周辺部に設けられたパッドに固着され、入力信号や出力信号が通過する外部接続端子として機能している。図1(B)を参照すると、回路基板14の対向する上下の2つの辺に沿って多数個のリード20が設けられている。ここで、リード20は回路基板14の4辺から導出させることも可能であり、1つの辺から導出させることも可能である。
封止樹脂12は、熱硬化性樹脂を用いるトランスファーモールドまたは熱可塑性樹脂を用いるインジェクションモールドにより形成される。図1(C)では、封止樹脂12により、導電パターン16、半導体素子24A、チップ素子34、金属細線18、ソルダーレジスト32が被覆されている。また、封止樹脂12には、熱抵抗の低減等を目的としてフィラーが混入されている。
図1(C)を参照して、絶縁層26の上面に形成された導電パターン16の大部分は、ソルダーレジスト32(被覆樹脂)により被覆されている。ソルダーレジスト32は、エポキシ樹脂等の樹脂を主材料とし、例えば厚みが50μm程度である。ソルダーレジスト32は、製造工程の途中段階にて、半田滓等の粉塵が付着することによる導電パターン16どうしのショートを防止するために設けられている。また、電気的接続領域となる部分の導電パターン16の上面は、ソルダーレジスト32を部分的に除去して設けた開口部から露出している。例えば、リード20が固着される部分、金属細線18A、16Bが接続される部分、半導体素子24A、24Bが固着される部分の導電パターン16が、ソルダーレジスト32に設けた開口部から露出している。更に、上記した半田ダム22が設けられる導電パターン16の上面も、ソルダーレジスト32により被覆されずに露出している。また、導電パターン16が設けられていない領域では、ソルダーレジスト32は絶縁層26の上面を被覆している。
本実施の形態では、発熱体である半導体素子24に接近した導電パターンの上面に、帯状の半田ダム22(剥離抑制手段)を設けている。例えば、図1(B)に示す導電パターン16Cを参照すると、上面に2つの半導体素子24が実装され、この半導体素子24に接近して半田ダム22が設けられている。この半田ダム22は、導電パターンとソルダーレジスト32との剥離を抑制するために設けられており、この詳細は図2および図3を参照して詳述する。また、他の導電パターン16A、16Dに関しても、上記した剥離を防止するために、半導体素子24の周辺部に半田ダム22が設けられている。
図2を参照して、上記した半田ダム22の構成を詳述する。図2(A)は混成集積回路装置10の拡大された断面図であり、図2(B)はソルダーレジスト32に剥離が発生した状態を示す断面図である。
図2(A)を参照して、導電パターン16Aの上面の左端部付近には、半導体素子24Aが実装され、右端部付近には金属細線18Bが接続された接続部がある。そして、半導体素子24Aと金属細線18Bの接続部との間に、半田ダム22が形成されている。
半田ダム22は、導電パターン16Aの上面に溶着された帯状の半田からなり、その幅は例えば1.0mm程度であり、高さは0.1mm程度である。半田ダム22を構成する材料としては、鉛を含む鉛共晶半田でも良いし鉛フリー半田でも良い。半田ダム22の断面形状は、楕円または円の一部を呈している。また、半田ダム22は、ソルダーレジスト32を部分的に除去した開口部から露出しているので、半田ダム22の上面は封止樹脂12により被覆されている。ここで、半田ダム22の材料である半田(例えばSn−Pb)は、Cuを主材料とする導電パターン16Aと比較すると、樹脂材料との密着性が悪い。即ち、導電パターン16Aの表面は、エポキシ樹脂等の樹脂から成るソルダーレジスト32や封止樹脂12との密着性が非常に高く、両者の間には殆ど間隙は無い。一方、半田ダム22を構成する半田は、導電パターン16Aよりも、封止樹脂12との密着性が低いので、両者の密着強度は非常に低い。半田ダム22と封止樹脂12との境界には、微細な空隙28が形成されており、この空隙28により応力が緩和されることで剥離の進行が抑制されている。
また、上記した半田ダム22は、半導体素子24Aの実装に用いられる半田を塗布する工程にて、同時に形成することが可能である。具体的な製造方法は次の通りである。先ず、回路基板14を被覆する絶縁層26の上面に導電パターン16Aを形成し、導電パターン16Aおよび絶縁層26をソルダーレジスト32により全面的に被覆する。次に、ソルダーレジスト32の露光及び現像を行うことで、ソルダーレジスト32を部分的に除去して開口部を形成し、この開口部から、接続領域となる部分の導電パターン16および半田ダム22が形成される領域を露出させる。次に、半導体素子24Aが固着される領域および半田ダム22が形成される領域に、半田クリームを塗布して半導体素子24Aを載置する。そして、リフロー工程により半田クリームを溶融することで、半導体素子24Aの実装および半田ダム22の形成が行われる。従って、半田ダムを設けることによる工数の増加が抑制される。
図2(B)を参照して、半田ダム22が剥離の進行を抑制する原理を説明する。例えばMOSFETである半導体素子24Aが使用状況下にてオンオフ動作を繰り返すと、この動作に伴う温度変化による熱ストレスが発生する。この熱ストレスは、半導体素子24Aの近傍にて大きく作用し、特に、半導体素子24A近傍に位置する、導電パターン16Aとソルダーレジスト32との界面に、大きな熱ストレスが作用する。この理由は、樹脂を主材料とするソルダーレジスト32と、金属から成る導電パターン16Aとでは、熱膨張係数が大きく異なるからである。特に、ソルダーレジスト32にはフィラーが添加されておらず、またフィラーが添加されたとしてもその量は封止樹脂12や絶縁層26と比較すると少ないため、ソルダーレジスト32の熱膨張係数は非常に大きい。
そして、半導体素子24Aが動作を繰り返すことで、熱ストレスが多数回作用すると、半導体素子24Aの近傍に於いて、ソルダーレジスト32が導電パターン16Aから剥離する。ここでは、半導体素子24Aの右側に剥離30Aが進行し、左側に剥離30Bが進行する。
半導体素子24Aから左側に進行する剥離30Bは、導電パターン16の上面左端を経由して、側面の下端まで進行して停止している。即ち、ソルダーレジスト32と絶縁層26との境界には、剥離30Bは進行しない。この理由は、絶縁層26とソルダーレジスト32とは、両者共に樹脂が主材料であり密着強度が極めて強いからである。
一方、半導体素子24Aから右側に進行する剥離30Aは、ソルダーレジスト32と導電パターン16Aとの境界に沿って進行する。従って、対策を施さなければ、剥離30Aは、金属細線18Bが導電パターン16Bに接続する接続部まで進行して、金属細線18Bが断線する恐れがある。ここでは、金属細線18Bの接続部と半導体素子24Aとの間に設けた半田ダム22により剥離30Aの進行を阻止している。具体的には、剥離30Aが半田ダム22まで進行すると、半田ダム22と封止樹脂12との間の空隙28と剥離30Aとが一体化した状態となる。そして、空隙28により熱ストレスが緩和されることで、剥離30Aのそれ以上の進行が抑制され、結果的に金属細線18Bの断線が防止される。
ここで、上記した半田ダム22に替えて、メッキ膜が剥離抑制手段として採用されても良い。この場合は、封止樹脂12との密着強度が導電パターン16Aよりも弱い材料(例えばニッケル)がメッキ膜の材料として採用される。
更に、上記の説明では、半田ダム22は封止樹脂12により被覆されていたが、半田ダム22をソルダーレジスト32により被覆しても良い。この場合は、図2(B)に示す空隙28が、半田ダム22とソルダーレジスト32との界面に形成される。
更にまた、ソルダーレジスト32を省いた構成としても良い。この場合は、剥離30A、26Bが、導電パターン16Aと封止樹脂12との間に発生することとなる。
図3は図1(B)に示した平面図の部分的な拡大図であり、この図を参照して、半田ダム22の構成を更に説明する。ここでは、導電パターン16Cの下側の側辺に沿って2つの半導体素子24A、24Bが固着されており、上側の側辺に沿って複数のリード20が固着されている。そして、半導体素子24A、24Bと、リード20の固着部との間に、半田ダム22Aが導電パターン16Cの上面に帯状に形成されている。また、半田ダム22Aは、導電パターン16Cの左側の側辺端部から右側の側辺端部まで連続して帯状に形成されている。この様にすることで、半導体素子24A、24Bの発熱により、図2に示すような剥離が発生しても、この剥離の紙面上に於ける上方向への進行は半田ダム22Aにより阻止される。従って、この剥離はリード20の接続部までは進行しないので、リード20の接続信頼性の低下が抑制される。
また、半導体素子24A、24Bから紙面上にて左右方向および下方向に進行する剥離は、導電パターン16Cの端部までは進行しても、それより外側への進行は抑制されている。その理由は、図2(B)に示したように、導電パターン16Cの外側では、ソルダーレジスト32と絶縁層26との密着強度が強いためである。
以上のことにより、半導体素子24A、24Bが動作することにより剥離が発生すると、紙面上にて上方向に進行する剥離は半田ダム22Aにより抑制される。そして、紙面上にて左右方向および下方向に進行する剥離の進行は、導電パターン16Cの側辺端部にて抑制される。
図4は、図1(B)に示した平面図の他の部分の拡大図である。この図を参照して、紙面上に於いて、導電パターン16Aに実装された半導体素子24Cの左方、右方および下方を囲むように、帯状の半田ダム22Bが形成されている。そして、紙面上の上方は導電パターン16Aの側辺端部により囲まれている。ここでは、半導体素子24Cの近傍の導電パターン16Aの上面に金属細線18Dが接続されており、両者の間に半田ダム22Bが形成されている。従って、半導体素子24Cの発熱により、図2(A)に示すような剥離が発生しても、この剥離の進行は半田ダム22Bにより抑制される。従って、この剥離は金属細線18Dの接続部までは進行しないので、金属細線18Dの断線が抑制される。
一方、半導体素子24Dは、四角形状を呈する帯状の半田ダム22Cにより囲まれた状態となっている。この様にすることで、半導体素子24Dが動作することで導電パターン16Aとソルダーレジストとの剥離が発生しても、この剥離の進行は半田ダム22Cにより阻止される。
導電パターン16Dには、4つの半導体素子24E、24F、24G、24Hが固着されており、導電パターン16Dを二分するように、上側側辺から下側側辺まで連続して半田ダム22Dが形成されている。そして、半田ダム22により、半導体素子24E、24Fが実装された領域と、半導体素子24G、24Hが実装された領域とが区画されている。この様にすることで、半導体素子24E、24Fの発熱に起因した剥離の右側への進行が半田ダム22Dにより抑制される。更に、半導体素子24G、24Hの発熱に起因した剥離の左側への進行が半田ダム22Dにより抑制される。
次に、図5を参照して、半田ダムによる剥離抑制の効果を確認するために行った実験の結果を説明する。この実験では、半田ダムを設けた混成集積回路装置、半田ダムを設けない混成集積回路装置、半田ダムの替わりにエポキシ樹脂から成るダムを設けた混成集積回路装置を3種類用意し、これらの混成集積回路装置に対して、−25℃〜125℃の温度範囲のヒートサイクル試験を行った。図5(A)〜図5(I)では、剥離が発生した領域を、他の領域よりも白く表示されている。
図5(A)から図5(C)は、半田ダムを備えた本実施形態の混成集積回路装置を用いた実験結果を示し、図5(A)は実験を行う前の段階の混成集積回路装置を撮影した画像であり、図5(B)は500サイクルを経過した混成集積回路装置を示し、図5(C)は2000サイクルを経過した混成集積回路装置を示す。図5(A)に於いて、半田ダムは白色の実線にて示されている。
図5(B)および図5(C)を参照すると、半導体素子の周辺部にて白く表示される剥離が発生しているが、半田ダムにより剥離の進行が抑制されている。特に、図5(C)に於いて、白色の楕円にて囲まれる領域を参照すると、楕円の左側に配置された半導体素子から発生する剥離と、楕円の右側に配置された半導体素子から発生する剥離とが連続していない。
図5(D)から図5(F)は半田ダムが形成されない第1比較例の混成集積回路装置を用いた実験結果を示し、図5(D)は実験前の混成集積回路装置を示し、図5(E)は500サイクルを経過した混成集積回路装置を示し、図5(F)は2000サイクルを経過した混成集積回路装置を示す。
ここでは、図5(E)および図5(F)にて白色の楕円にて囲まれた領域を参照すると、楕円の左側から進行する剥離と、楕円の右側から進行する剥離が連続して一体と成っている。即ち、500サイクルの時点で、楕円の両側から進行した剥離が一体化されており、上記した半田ダムを設けた例と比較すると、剥離の進行が早いことが明らかである。
図5(G)から図5(I)は、半田ダムの替わりにエポキシから成る樹脂ダムが形成された第2比較例の混成集積回路装置を用いた実験結果を示し、図5(G)は実験前の混成集積回路装置を示し、図5(H)は500サイクルを経過した混成集積回路装置を示し、図5(I)は2000サイクルを経過した混成集積回路装置を示す。
ここでは、図5(I)の白色の楕円で囲まれた領域を参照すると、楕円の両側から進行した剥離が一体化している。従って、剥離が一体化していない本実施形態の実験結果と比較すると、ダムが剥離を防止する効果が小さいことが解る。エポキシ樹脂から成るダムが剥離を防止する効果が小さいのは、図2(B)に示したような空隙28が形成されないためである。
以上の実験により、ソルダーレジストと導電パターンとの剥離が予測される半導体素子の周辺部に半田ダムを設けることで、剥離の進行が抑制されることが確認された。
本発明の回路装置を示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は平面図であり、(C)は断面図である。 本発明の回路装置を示す図であり、(A)および(B)は断面図である。 本発明の回路装置を示す平面図である。 本発明の回路装置を示す平面図である。 本発明の回路装置の効果を検証するために行った実験結果を示し、図(A)−(C)は半田ダムが形成された本発明の回路装置に対して実験を行った結果を示す画像であり、(D)−(F)は半田ダムが形成されない比較例の回路装置に対して実験を行った結果を示す画像であり、(G)−(I)は半田ダムの代替として樹脂から成るダムが形成された回路装置に対して実験を行った結果を示す画像である。 従来の回路装置を示す図であり、(A)および(B)は断面図である。
符号の説明
10 混成集積回路装置
12 封止樹脂
14 回路基板
16、16A、16B、16C、16D 導電パターン
18、18A、18B、18C、18D、18E 金属細線
20 リード
22、22A、22B、22C、22D 半田ダム
24、24A、24B、24C、24D、24E、24F、24G、24H 半導体素子
26 絶縁層
28 空隙
30、30A、30B 剥離
32 ソルダーレジスト
34 チップ素子

Claims (8)

  1. 回路基板と、前記回路基板の上面に形成された導電パターンと、前記導電パターンに接続された回路素子と、前記導電パターンを被覆する被覆樹脂と、前記回路素子を封止する封止樹脂と、を備え、
    前記回路素子に接近した前記導電パターンの上面に、前記導電パターンを構成する金属よりも前記封止樹脂との密着性が悪い金属材料を帯状に形成した剥離抑制手段を設けることを特徴とする回路装置。
  2. 前記回路素子は、導電パターンに固着された複数の半導体素子であり、
    前記剥離抑制手段は、金属細線が前記導電パターンに接続される接続部と、前記半導体素子との間の領域の前記導電パターンの上面に帯状に形成されることを特徴とする請求項1記載の回路装置。
  3. 前記剥離抑制手段は、前記被覆樹脂を部分的に除去して設けた開口部から露出する前記導電パターンの上面に設けられることを特徴とする請求項2記載の回路装置。
  4. 前記剥離抑制手段の表面と前記封止樹脂との間には間隙が存在することを特徴とする請求項3記載の回路装置。
  5. 前記剥離抑制手段と前記導電パターンの側辺により、前記回路素子を囲い込むことを特徴とする請求項4記載の回路装置。
  6. 前記剥離抑制手段により、前記回路素子を囲い込むことを特徴とする請求項4記載の回路装置。
  7. 前記剥離抑制手段は、前記導電パターンの表面に形成された半田であることを特徴とする請求項4記載の回路装置。
  8. 前記剥離抑制手段は、前記導電パターンの表面に形成されたニッケルから成るメッキ膜であることを特徴とする請求項4記載の回路装置。
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