JP2010057721A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】炊飯完了の予約時刻を設定する予約時刻設定タイマ手段32と炊飯完了の予約時間を設定する予約時間設定タイマ手段33の設定内容を格納する記憶手段36と、商用電源から変換した直流を制御手段に供給する直流電源38と、商用電源の供給がない時に記憶手段のメモリ内容を保持するバックアップ手段39の電源残量が記憶手段のメモリ内容を保持できるレベルかを判定する残量判定手段40とを備え、残量判定手段がバックアップ手段の電源残量がメモリ内容を保持できないレベルと判定した場合に、制御手段31は予約時刻設定タイマ手段の動作を無効とし、予約時間設定タイマ手段の動作を有効とするようにした。
【選択図】図1
Description
本発明はかかる問題を解決するためになされたもので、バックアップ手段である電池が消耗した時には、炊き上がり時刻が現在時刻設定に左右されない予約機能の種類に切り替えることによって、使い勝手を犠牲にしないようにした炊飯器を得ることを目的とする。
図1は本発明の実施の形態1の炊飯器の電気的構成を示すブロック図、図2は同炊飯器の構成を示す断面図、図3は同炊飯器の操作パネルを示す平面図、図4は同炊飯器の動作を示すフローチャートである。
図2において、炊飯器本体1は内鍋2を備えている。その内鍋2は、外面が磁性体金属で構成された有底筒状の容器で、開口部周縁に形成されたフランジ部が保護枠3の上部に懸架されている。
その保護枠3は、内鍋2を収納するための開口部を有し、上部枠3aと、胴ヒータ4が貼付された側面放熱板5と、コイル台7とにより構成されている。
フェライト8は、誘導コイル6の側部誘導コイル6a及び底部誘導コイル6bを覆うように形成され、コイル台7に取り付けられたフェライト台9によって支持されている。
このフェライト8は、側部誘導コイル6a及び底部誘導コイル6bから発生する磁束が外部に漏れないように設けられたものである。
また、炊飯器本体1の上部手前側には操作パネル16が設けられている。その操作パネル16には、図3に示すように、予約時刻等の設定情報、お米の種類、炊き上がり状態等を表示する表示手段である液晶表示部34とキー入力35とが設けられている。
また、蓋センサ19はサーミスタからなり、内蓋17を貫通して蓋放熱板14から内鍋2側に突出するように取り付けられ、内鍋2の内部の雰囲気温度を検知するものである。
その制御手段31には、加熱手段である誘導コイル6、設定された予約時刻に炊飯を完了する予約時刻設定タイマ手段32、設定された予約時間後に炊飯を完了する予約時間設定タイマ手段33、表示手段である液晶表示部34、キー入力手段35及び各設定内容を記憶する記憶手段36が接続されている。
さらに、制御手段31に、商用電源から供給される交流電源37の交流を直流に変換する直流電源38,交流電源37からの交流の供給がない時に、記憶手段36のメモリ内容を保持するための電池で構成されたバックアップ手段39及びバックアップ手段39の電源残量が記憶手段36のメモリ内容を保持出来るレベルかどうかを判定する残量判定手段40が接続されている。
まず、制御手段31は、バックアップ手段39である電池の電圧が、記憶手段36であるメモリの内容を保持出来るレベルであるかどうかを残量判定手段40で判定する(ステップS1)。例えば、記憶手段36であるメモリの内容を保持出来る電圧レベルが2.3Vであったとする。これは、記憶手段36を構成するメモリの電源電圧が2.3V以上であればデータは保持出来るということであり、停電時にはこのバックアップ手段39である電池から電源供給される。
具体的には、予約キー35bを1回ONすると1つ目の予約時刻設定タイマとなり、予約キー35bをもう1度ONすると2つ目の予約時刻設定タイマとなり、更に予約キーをONすると、予約時間設定タイマが選択されるように構成されている。
ステップS2で、予約時刻設定タイマであると判定されると、ステップS3で予約時刻設定タイマの設定処理が行われる。この時、前記した1つ目と2つ目の予約時刻設定タイマについては、その設定処理に相違はなく、同一であるので説明は区別しない。
ステップS4では、液晶表示部34にステップS3で設定された予約時刻を表示して、予約炊飯が開始されるまで待機する。
例えば、予約時刻が朝の「7:30」に設定されていた場合、実際の炊飯に要する時間が45分間必要であれば、予約炊飯開始時刻は「7:30」の45分前である「6:45」と求められ、予約炊飯開始時刻は設定される。
この予約炊飯処理では、予約炊飯開始時刻の「6:45」から予熱工程を開始し、所定の予熱工程時間の間、内鍋2内の炊飯物である米と水を一定温度に保つ。その後、炊飯工程に移行し、強火で沸騰させた後、弱火で沸騰を維持して、内鍋2内の水分がなくなって内鍋2の底部の温度が急激に上昇して炊飯完了温度を検知すると炊飯工程を終了して、むらし工程に移行する。
むらし工程では、2度炊き工程を行うことによってご飯の糊化温度を維持し、予約時刻の「7:30」になるとむらし工程は終了となる。
この保温工程では、胴部や蓋部に設けられた胴ヒータ4、蓋ヒータ15を制御して、ご飯の温度を約73℃一定に保つ。
この保温工程は、操作パネル16に設けられた切・保温キー35eがONされるまで継続する。切・保温キー35eがONされると保温工程は終了し、取消モードへと移行する。
ステップS8では、操作パネル16に設けられた現在時刻や予約時刻、予約時間を設定するための時キー35cや分キー35dをONすることによって、何時間何分後に炊き上げるという予約炊飯の完了時間を設定する。
例えば、現在時刻が夜の「22:00」であったとすると、9時間30分後に炊き上げると設定すると、翌朝の「7:30」に予約炊飯が完了することになる。
入力された設定内容は、表示手段である液晶表示部34に表示される。希望の予約時間の設定が終わると、炊飯キー35aをONすることによって、予約時間設定が確定され、次ステップの予約待機モードとなる。
又、ステップS1で、電池電圧が所定電圧(ここでは2.3V)未満であると判定されると、ステップS2での予約機能の種類の選択を行わず、ステップS8の予約時間設定タイマの設定処理となる。
図5は本発明の実施の形態2の炊飯器の構成を示すブロック図、図6は同炊飯器の動作を示すフローチャートである。
この実施の形態2において、実施の形態1との違いは予約待機記憶手段41が追加されている点であり、それ以外の構成は実施の形態1と同じであるので、同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。
予約待機記憶手段41は不揮発性メモリで構成され、現在の状態が予約待機中であることを記憶し、制御手段31からの要求によって、その記憶内容を制御手段31へ伝える。
制御手段31は、予約待機中に停電等が発生し記憶手段36が初期化された場合、予約待機記憶手段41の記憶内容に基づいて、以降の処理を実行する。
図6において、ステップS11からステップS14、及びステップS21の動作は、実施の形態1の図4のステップS1からステップS4、及びステップS8と同様であるので、説明は省略する。
ステップS15では、予約待機中に停電等が発生し、記憶手段36が初期化されたかどうかを判定する。初期化がされていないと判定された場合、ステップS16で、現在時刻が、ステップS13で設定された予約時刻に対する予約炊飯開始時刻となったかどうかを判定する。
予約炊飯開始時刻は、ステップS13で設定された予約時刻から実際の炊飯に要する時間を差し引いて求められる。
例えば、予約時刻が朝の「7:30」に設定されていた場合、実際の炊飯に要する時間が45分間必要であれば、予約炊飯開始時刻は「7:30」の45分前である「6:45」と求められ、予約炊飯開始時刻は設定される。
その後、炊飯工程に移行し、強火で沸騰させた後、弱火で沸騰を維持して、内鍋2内の水分がなくなって内鍋2の底部の温度が急激に上昇して炊飯完了温度を検知すると炊飯工程を終了して、むらし工程に移行する。
むらし工程では、2度炊き工程を行うことによってご飯の糊化温度を維持し、予約時刻の「7:30」になるとむらし工程は終了となる。
この保温工程では、胴部や蓋部に設けられた胴ヒータ4,蓋ヒータ15を制御して、ご飯の温度を約73℃一定に保つ。
この保温工程は、操作パネル16に設けられた切・保温キー35eがONされるまで継続する。切・保温キー35eがONされると保温工程は終了し、取消モードへと移行する。
ステップS16で、現在時刻が予約炊飯開始時刻になっていないと判定された場合、ステップS14に戻って、予約待機状態を継続する。
初期化される前の状態が予約待機中であったと判定された場合、ステップS20で、所定の炊飯処理が行われる。所定の炊飯処理とは、予約炊飯設定によらず、通常の炊飯キー35aのONによる直接炊飯と同様の炊飯制御をいう。また、所定の炊飯処理のその他の構成として、既に予約待機状態が或る程度経過していると推測されることから、吸水を目的とした予熱工程を省略して炊飯を開始する等の炊飯処理としても良い。
ステップS19で、初期化される前の状態が予約待機中ではないと判定された場合、元々炊飯器を使用する予定がないことから、動作は終了させられる。
Claims (3)
- 炊飯物を収容する内鍋と、該内鍋を加熱する加熱手段と、炊飯完了の予約時刻を設定する予約時刻設定タイマ手段と、炊飯完了の予約時間を設定する予約時間設定タイマ手段と、前記予約時刻設定タイマ手段及び前記予約時間設定タイマ手段の各設定内容を格納する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された設定内容に基づいて予め格納されたプログラムに従って炊飯や保温を行うよう前記加熱手段を制御する制御手段と、
商用電源から供給される交流電源を直流に変換し、該直流を前記制御手段に供給する直流電源と、前記交流電源の供給がない時に前記記憶手段のメモリ内容を保持するためのバックアップ手段とを備えた炊飯器において、
前記バックアップ手段の電源残量が前記記憶手段のメモリ内容を保持できるレベルかどうかを判定する残量判定手段を備え、
前記残量判定手段が前記バックアップ手段の電源残量が前記記憶手段のメモリ内容を保持できるレベルと判定した場合には、前記制御手段は前記予約時刻設定タイマ手段及び前記予約時間設定タイマ手段の動作を有効とし、
前記残量判定手段が前記バックアップ手段の電源残量が前記記憶手段のメモリ内容を保持できないレベルと判定した場合には、前記制御手段は前記予約時刻設定タイマ手段の動作を無効とし、前記予約時間設定タイマ手段の動作を有効とすることを特徴とする炊飯器。 - 前記予約時刻設定タイマ手段又は前記予約時間設定タイマ手段により予約炊飯が設定されて予約待機中であることを記憶する予約待機記憶手段を備え、
予約待機中に前記記憶手段が初期化された時には、前記予約待機記憶手段の記憶内容に基づいて前記制御手段は所定の炊飯処理を行うことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。 - 前記予約待機記憶手段は不揮発性メモリで構成されていることを特徴とする請求項2記載の炊飯器。
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JP2012000362A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気炊飯器 |
JP2012040292A (ja) * | 2010-08-23 | 2012-03-01 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気炊飯器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6088520A (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-18 | 三洋電機株式会社 | 炊飯器 |
JPH02122627U (ja) * | 1989-03-16 | 1990-10-08 | ||
JP2003190009A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-08 | Zojirushi Corp | 炊飯器 |
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