JP2010048063A - 袖扉付き防火シャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
袖扉を備えた防火シャッターにおいて、シャッターカーテンの下端面と床面との間に隙間が形成されることがなく、また、袖扉の閉鎖障害を発生するおそれのないロック機構を設ける。
【解決手段】
シャッターカーテン1と、ガイド溝8を戸先側端部に備えた袖扉2とで、建物内部の開口部を閉鎖する。シャッターカーテン1の幅方向の一側の端部の下端部位には、係止ロッ15ドが上下動自在に設けてあり、係止ロッド15は、通常時には、シャッターカーテン1の下端面から下方に突出した突出姿勢にあると共に、係止ロッド15の下端に上方に向かう力が作用すると上動してシャッターカーテン1の下端面から突出しない退避姿勢となる。床面には、閉鎖姿勢にある袖扉2の戸先側のガイド溝8の下方に位置して、シャッターカーテン1の下端面が着床した時に、係止ロッド15が係止する受孔17が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、シャッターカーテンと、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイド溝を戸先側端部に備えた袖扉とで、建物内部の所定部位を閉鎖する防火シャッター装置に関するものである。
シャッターカーテンと、戸先側端部にガイド溝を備えた袖扉とで、防火区画部位を閉鎖する防火シャッターが知られている。このような袖扉連動防火シャッターは、袖扉の戸先側にガイド溝を形成することで、シャッターカーテンと袖扉間の固定柱を無くすことができるという利点がある。特許文献1には、類似の構成を備えた避難扉連動シャッターが開示されている。
しかしながら、閉鎖姿勢にあるシャッターカーテン及び袖扉に、排煙機等により過大な圧力がかかると、シャッターカーテンと袖扉とで区画形成した防火区画に隙間が生じたり、シャッターカーテンの幅方向の端部がガイド溝から外れてしまう等のおそれがある。
特許文献2には、袖扉の戸先側のガイド溝の下部にバネを組み込んだ係止ロッドを設け、通常時はバネにより係止ロッド下端が袖扉下端よりも突出しないようにし、シャッターカーテンが降下した時に、シャッターカーテンの自重を用いてシャッターカーテン下端部位で係止ロッドを押し下げて床面の受孔にロックさせる機構が開示されている。
しかしながら、このロック機構によると、図10に示すように、床面の受孔17´と係止ロッド15´が万が一ずれるとシャッターカーテン下端部位が係止ロッド15´の上端に載ってしまい、座板13´と床面FLとの間に防火・防煙上不利な隙間Sが形成されて、防火区画が形成されないおそれがある。また、万が一、ロック機構のバネに不具合があった場合には、係止ロッド15´は通常時からその自重で袖扉2´の下端より下方に突出して床面に接してしまって、袖扉の閉鎖障害等の不具合を招くおそれもある。
実開昭48−8055号 特開2006−200343号
本発明は、袖扉を備えた防火シャッター装置において、全閉状態においてシャッターカーテンの下端面と床面との間に隙間が形成されることがなく、また、袖扉の閉鎖障害を発生するおそれのないロック機構を設けることを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
シャッターカーテンと、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイド溝を戸先側端部に備えた袖扉とで、建物内部の開口部を閉鎖する防火シャッター装置において、
前記袖扉は、火災検知信号に基づいて前記開口部の側壁に沿った収納姿勢から前記開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ回動するように構成されており、
前記シャッターカーテンの幅方向の一側の端部の下端部位には、係止ロッドが上下動自在に設けてあり、
前記係止ロッドは、通常時には、シャッターカーテン下端面から下方に突出した突出姿勢にあると共に、当該係止ロッドの下端に上方に向かう力が作用するとシャッターカーテン下端面に対して相対的に上動してシャッターカーテン下端面から突出しない退避姿勢となるように構成されており、
床面には、閉鎖姿勢にある袖扉の戸先側のガイド溝の下方に位置して、前記シャッターカーテンの下端面が着床した時に、前記係止ロッドが係止する受孔が形成されている、防火シャッター装置、
である。
一つの態様では、前記受孔は、床面上の係止ロッドの降下位置をシャッターカーテンを横切る方向から挟むように対向状に設けた2つの受孔である。
本発明では、全閉状態において、係止ロッドが受孔に係止することでロック状態となるが、シャッターカーテンが降下した時に、万が一、床面の受孔と係止ロッドがずれても、係止ロッドはシャッターカーテンの下端面から上方に引っ込んで退避するので、座板と床面との間に隙間が形成されることがなく、防火区画が良好に形成される。
本発明は、シャッターカーテンに設けた係止ロッドを用いたロック機構に係り、袖扉の下端にはいかなるロック機構も設けていないので、ロック機構の不具合で袖扉の下端から係止ロッドが突出することによる袖扉の閉鎖障害が発生することがない。
本発明において、対向状の2つの受孔を設けたものでは、シャッターカーテンの下端面が着床して防火区画を形成した後にシャッターカーテンに圧力が作用した時点で係止ロッドがいずれかの受孔に係止してロックすることができるため、ロック機構の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。袖扉付き防火シャッター装置は、建物内の空間の所定の防火区画部位に設置されており、火災時に、シャッターカーテン1と袖扉2とで建物内空間を閉鎖して建物内を区画するように構成されている。袖扉2には、避難用の子扉3が袖扉2に対して開閉可能に装着されている。本明細書において、「開口部」には、シャッターカーテン1と袖扉2によって閉鎖される建物内空間が含まれる。
図1は、全閉状態にある袖扉付き防火シャッター装置を示す概略正面図であって、左右の側壁4、5と天井CLと床面FLとで形成される開口部の幅方向の一部がシャッターカーテン1によって、残りの部分が袖扉2によって、それぞれ閉鎖される。図示の例では、袖扉2が収納される側壁5は、袖扉付き防火シャッターによって閉鎖される開口部の幅方向に対して略90度で延出しているが、側壁5は開口部の幅方向に対して90度で延出するものに限定されるものではなく、90度よりも大きい角度、例えば、略180度で延出するものでもよい。この場合、袖扉2は、収納姿勢から約180度回動することで閉鎖姿勢となる。また、図示の例では、シャッターカーテン1の片側に位置して袖扉2を備えているが、シャッターカーテン1の両側に位置して2つの袖扉を備えたものでもよい。
図2(B)に示すように、開口部の幅方向の所定部位の上方の天井CL内に位置してシャッターケース6が設けてあり、シャッターケース6内には巻取シャフト7が開口幅方向に延出しており、巻取シャフト7の両端は、シャッターケース6の左右に設けたブラケット6aに回転可能に支持されている。シャッターカーテン1の上端は巻取シャフト7に連結されており、通常時には、シャッターカーテン1は巻取シャフト7に巻装された状態でシャッターケース6内に収納されている。
通常時には、開閉機(図示せず)の出力軸の回転をブレーキによって規制することで、開閉機の出力軸に連結されている巻取シャフト7の回転が規制されている。煙感知や熱感知による火災検知信号が自動閉鎖装置に送信されると、自動閉鎖装置が開閉機のブレーキを解除し、巻取シャフト7の回転規制が解除されて、シャッターカーテン1は調速手段によって調速されながら自重で降下して開口部を閉鎖する。
開口部全閉状態において、シャッターカーテン1の幅方向の一側の端部は、袖扉2の戸先側に形成されたガイド溝8内に受け入れられる。シャッターカーテン1の幅方向の他側の端部は、側壁4に形成されたガイド溝9内に受け入れられる。
袖扉2は、正面視長方形状で所定の厚みを有する部材であり、対向する面部20、21と、上端面22、下端面23、戸先側端面24(ガイド溝8が形成されている)、戸尻側端面25と、を備えている。図3に示すように、袖扉2は、側壁5に対して平行に延びる収納姿勢と、側壁5に対して垂直に延びる姿勢、すなわち、開口部の幅方向に延びる閉鎖姿勢、との間で回動可能となっている。
袖扉2は、通常時には、側壁5に対して平行する収納姿勢で、側壁5に沿って収納されている。好ましい態様では、側壁5には凹部状の収納部50が形成されており、通常時には、袖扉2は、側壁5に形成された収納部50内に、袖扉2の一方の面部20が側壁5と面一となるように収納されている。収納部50は、収納姿勢における袖扉2の戸尻側に位置する戸尻側縦枠50Aと同袖扉2の戸先側に位置する戸先側縦枠50Bとの間の空間として形成されている。
袖扉2の戸尻側には、袖扉2を収納姿勢から閉鎖姿勢への回動させる自動閉鎖装置としてのオートヒンジ(回動支点Pのみ示し、オートヒンジ自体は図示せず)が設けてあり、袖扉2が自由な状態では、オートヒンジの付勢力によって、袖扉2は、側壁5に平行な収納姿勢から、側壁5に対して垂直な姿勢、すなわち、開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ向かって自動的に回動する。袖扉2を収納姿勢から閉鎖姿勢への回動させる自動閉鎖装置としてはオートヒンジ以外の他の手段が採用され得ることは当業者に理解される。
通常時には、袖扉2は、凹部50内に設けた電磁レリーズ(図示せず)によって、凹部50内に収まった状態、すなわち、側壁5に平行な収納姿勢で回動規制されており、収納姿勢が保持されている。電磁レリーズは、火災検知信号を受けると解除されるようになっており、電磁レリーズの解除後は、オートヒンジの付勢力で袖扉2が自動的に閉鎖方向に回動する。このような電磁レリーズは、当業者によく知られている。また、袖扉2を収納姿勢で保持する手段は、電磁的な保持手段(典型的には、電磁レリーズが例示される)に限定されるものではなく、他の手段が採用され得ることは当業者に理解される。
火災時に火災検知信号を受信すると、袖扉2を収納姿勢に保持している電磁レリーズが解除され、オートヒンジのばね力により袖扉2が閉鎖方向へ回動する。袖扉2が回動して戸当り部10に当接した時に、袖扉2が閉鎖姿勢まで回動したとして図示しない検知手段が検知し、シャッター装置の自動閉鎖装置がこの検知信号を受けて、シャッターカーテン1が、自重降下を開始する。図2(A)に示す参照番号11は、開口部の上方に設けたラッチであり、袖扉2が全閉位置まで回動して戸当り部10に当接した時に、袖扉2の上面22に形成された図示しないラッチ受けにラッチ11が嵌ってロックするようになっている。
図4は、シャッターカーテン1の下端の座板部の構成を示す平面図及び正面図である。シャッターカーテン1を構成する複数枚のスラットの最下位のスラット12には上座板13Aと下座板13Bとからなる座板13が設けてある。座板13の長さ寸法は、スラット12の長さ寸法よりも短い寸法を備えており、スラット12の長さ方向両端は左右のガイド溝8、9内まで延出しているのに対して、座板の長さ方向両端はガイド溝8、9の外側に位置しており、ガイド溝8、9内には延出していない。最下位のスラット12の長さ方向(開口幅方向)の両端部には振れ止め部材14が設けてあり、振れ止め部材14は、座板13の長さ方向両端部の外側に位置するように下方に延出している。振れ止め部材14は、スラット12と略同じ厚さを備えており、振れ止め部材14を左右のガイド溝8、9内に位置させることで、全閉時におけるシャッターカーテン1の下方部位の前後方向(シャッターカーテン1を横切る方向)の振れを抑制することができる。
シャッターカーテン1の幅方向の一側(ガイド溝8側)の振れ止め部材14には、振れ止め部材14の下面に対して出没自在の係止ロッド15が設けてある。より具体的には、図8に示すように、振れ止め部材14は、対向する第1面部140、第2面部141、底部142と、を備えた中空部材であり、振れ止め部材14の中空部には、対向状の側片160、161と下片162とから断面視コ字形状を備えた係止ロッドの案内兼支持部材16が装着されている。案内兼支持部材16は、一方の側160片を第1面部140の内面に、他方の側片161を第2面部141の内面に、それぞれ固定してなる。案内兼支持部材16の下片162及び振れ止め部材14の底部142には、鉛直方向に位置合わせして係止ロッド15の挿通孔163、143がそれぞれ形成されている。係止ロッド15は、上下の挿通孔143、163を上下動可能に挿通されている。
係止ロッド15の外面には、挿通孔163、143よりも大きな外形寸法を備えた係止片150、151が上下方向に間隔を存して設けてある。上下の係止片150、151間の間隔は、案内兼支持部材16の下片162と振れ止め部材14の底部142との間隔に対応している。通常時には、係止ロッド15は自重によって振れ止め部材14の底部142の挿通孔143から下方に突出した突出姿勢にある。
係止ロッド15が突出姿勢にある時には、係止ロッド15の外面に形成した係止片150、151がそれぞれ案内兼支持部材16の下片162と振れ止め部材14の底部142の上面に係止することで、振れ止め部材14に対するそれ以上の下動が規制されており、一方、この状態において、係止ロッド15の自重に打ち勝つ力が作用することで係止ロッド15は振れ止め部材14に対して上動可能である。したがって、突出姿勢にある係止ロッド15に対して、係止ロッド15の下端に上方向に向かう力が作用すると、係止ロッド15は挿通孔143、163を介して上方に移動して、振れ止め部材14の下面から突出しない退避姿勢となる。すなわち、図8のように係止ロッド15が突出姿勢にある状態でシャッターカーテン1が降下して、係止ロッド15の下端が着床すると、係止ロッド15に上方向に向かう床反力が作用し、さらに、シャッターカーテン1が降下して座板13(下座板13B)が着床することで、係止ロッド15は、振れ止め部材14に対して相対的に上動して、振れ止め部材14の下面から突出しない退避姿勢となる(図6(B)、図7(A)参照)。
図6(C)に示すように、案内兼支持部材16の下片162と振れ止め部材14の底部142間にスプリング152を配置して、係止ロッド15を弾性的に支持してもよい。この場合、スプリング152の力に打ち勝つ力が作用することで、係止ロッド15は振れ止め部材14に対して上動可能である。
開口部の所定部位、具体的には、シャッターカーテン1の幅方向の一側の降下経路の直下、全閉姿勢にある袖扉2のガイド溝8の下方に位置する部位には、シャッターカーテン1が降下して全閉状態となった時に、ガイド溝8内に位置するシャッターカーテン1の幅方向の一側の端部の下端面から下方に突出する係止ロッド15を受け入れる受孔17が形成されている(図5、図6参照)。受孔17は、閉鎖姿勢にある袖扉2のガイド溝8の下方に位置する床面FLに、受孔17が形成された上面部180を備えた箱体18を埋設することで配置されている。
図7、図9に示す態様では、受孔は、シャッターカーテン1を横切る方向に対向して配置した2つの長孔状の受孔17A、17Bである。2つの受孔17A、17Bは、シャッターカーテン1の幅方向に長い長孔であり、係止ロッド15の降下位置を挟むようにして対向状に床面FLに形成されている(図7(A)参照)。受孔17A、17Bは、閉鎖姿勢にある袖扉2のガイド溝8の下方に位置する床面FLに、図9に示すように、受孔17A、17Bが形成された上面部180を備えた箱体18を埋設することで配置されている。
図6に示すように1つの受孔17を備えた袖付き防火シャッターにおいて、火災検知信号を受けると、袖扉2が閉鎖方向へ回動し、袖扉2が閉鎖姿勢まで回動したことを検知して、シャッターカーテン1が自重降下を開始する。シャッターカーテン1は、シャッターカーテン1の幅方向の一側の端部の下面からは係止ロッド15が突出した状態で下降して行き、開口部全閉時には、係止ロッド15は、受孔17内に突出してロック状態となる。もし、係止ロッド15の降下位置と受孔17の位置が一致しなかった場合には、係止ロッド15の下端は、床面に当接し、シャッターカーテン1の下降に伴って、挿通孔143、163を介して振れ止め部材14に対して相対的に上方に移動して行く。したがって、開口部全閉時には、シャッターカーテン1の下端の座板13(下座板13B)の下面が床面FLに隙間無く着床することができる(図6(B)参照)。
図6に示すように2つの受孔17A、17Bを備えた袖付き防火シャッターにおいて、火災検知信号を受けると、袖扉2が閉鎖方向へ回動し、袖扉2が閉鎖姿勢まで回動したことを検知して、シャッターカーテン1が自重降下を開始する。シャッターカーテン1は、シャッターカーテン1の幅方向の一側の端部の下面からは係止ロッド15が突出した状態で下降して行き、係止ロッド15は、2つの受孔17A、17B間の床面に当接し、シャッターカーテン1の下降に伴って、挿通孔143、163を介して振れ止め部材14に対して相対的に上方に移動して行く。したがって、開口部全閉時には、シャッターカーテン1の下端の座板13(下座板13B)の下面が床面FLに隙間無く着床することができる(図7(A)参照)。
図7(A)の状態においてシャッターカーテン1にいずれかの方向から圧力が作用すると、例えば、図示の矢印の方向から圧力が作用すると、シャッターカーテン1の下端が矢印の方向(左側)に移動し、係止ロッド15の下端が受孔17A上まで移動した時に、係止ロッド15が自重によって下方に突出して受孔17Aに係止してロック状態となる。矢印と反対方向から圧力が作用した場合には、同様に、シャッターカーテン1の下端が右側に移動し、係止ロッド15は受孔17Bに係止する。
このように、通常時には、シャッターカーテン1の下端面、具体的には、振れ止め部材14の下面から下方に突出した突出姿勢にあると共に、上方に向かう力が作用すると振れ止め部材14の下面に対して相対的に上動してシャッターカーテン1の下端面、具体的には、振れ止め部材14の下面、から突出しない退避姿勢となるように構成されている係止ロッドと、閉鎖姿勢にある袖扉2の戸先側のガイド溝8の下方の床面に設けた受孔17とからロック機構を構成することで、シャッターカーテン1の全閉時に、係止ロッド15が受孔17、17A、17Bに係止するしないにかかわらずに、座板13(下座板13B)の下面と床面FLとの間に隙間が形成されることがなく、良好に防火区画を形成することができる。
本発明は、袖扉を備えた防火シャッターに用いることができる。
袖扉を備えたシャッターの全閉状態の概略正面図である。 (A)は袖扉を備えたシャッターの袖扉部分、(B)はシャッター部分の縦断面図である。 袖扉の収納姿勢と閉鎖姿勢を示す平面図である。 シャッターカーテンの下方部位を示す平面図及び正面図である。係止ロッドは省略されている。 全閉状態において、袖扉の戸先側のガイド溝の下方部位を示す図である。 本発明に係る座板部の断面図であって、(A)は突出姿勢にある係止ロッドが受孔に係止した状態、(B)は退避姿勢にある係止ロッドの下端が床面に当接している状態、(C)は、スプリングを備えた係止ロッドが受孔に係止した状態を、示している。 (A)は、座板が着床した状態で、係止ロッドが床面に当接して退避姿勢にあり、その状態で矢印方向に圧力が作用した場合を示している。(B)は、左図の状態から圧力によって座板が移動し、係止ロッドが床面に形成した受孔内に突出して係止した状態を示している。 係止ロッドを備えた振れ止め部材を示す図である。 受孔が形成された箱体を示す図である。 従来の防火シャッターにおいて、座板と床面との間に隙間が形成された状態を示す図である。
符号の説明
1 シャッターカーテン
2 袖扉
8 ガイド溝
15 係止ロッド
17 受孔

Claims (2)

  1. シャッターカーテンと、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイド溝を戸先側端部に備えた袖扉とで、建物内部の開口部を閉鎖する防火シャッター装置において、
    前記袖扉は、火災検知信号に基づいて前記開口部の側壁に沿った収納姿勢から前記開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ回動するように構成されており、
    前記シャッターカーテンの幅方向の一側の端部の下端部位には、係止ロッドが上下動自在に設けてあり、
    前記係止ロッドは、通常時には、シャッターカーテン下端面から下方に突出した突出姿勢にあると共に、当該係止ロッドの下端に上方に向かう力が作用するとシャッターカーテン下端面に対して相対的に上動してシャッターカーテン下端面から突出しない退避姿勢となるように構成されており、
    床面には、閉鎖姿勢にある袖扉の戸先側のガイド溝の下方に位置して、前記シャッターカーテンの下端面が着床した時に、前記係止ロッドが係止する受孔が形成されている、
    袖扉付き防火シャッター装置。
  2. 前記受孔は、床面上の係止ロッドの降下位置をシャッターカーテンを横切る方向から挟むように対向状に設けた2つの受孔である、請求項1に記載の袖扉付き防火シャッター装置。
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