JP5623756B2 - 袖扉付き防火シャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッターカーテンと、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイド溝を戸先側端部に備えた袖扉とで、建物内部の所定部位を閉鎖する防火シャッター装置に関するものである。
シャッターカーテンと、戸先側端部にガイド溝を備えた袖扉とで、防火区画部位を閉鎖する防火シャッターが知られている。このような袖扉連動防火シャッターは、袖扉の戸先側にガイド溝を形成することで、シャッターカーテンと袖扉間の固定柱を無くすことができるという利点がある。特許文献1には、類似の構成を備えた袖扉連動シャッターが開示されている。
しかしながら、上記従来の袖扉連動防火シャッターは、袖扉が閉鎖した信号を受けてシャッターカーテンが降下開始する機構であるため、袖扉の閉鎖軌跡上に障害物がある場合等には、袖扉の閉鎖障害が発生するのみならず、シャッターカーテンが降下しない、という欠点がある。
これに対して、本出願人は、袖扉を上下二段扉とし、万が一、障害物等により下側扉が閉まらなかった場合に、上側扉のみを閉鎖させ、シャッターカーテンが上側扉の下端まで下降して防煙垂れ壁を形成することで、火災初期の煙を防いで避難安全性を高めた袖扉連動シャッターを開発中である。
ここで、上下二段扉は通常時には分離されており、互いに独立して閉鎖するようになっているが、障害物が取り除かれて下側扉が後から閉まった時、閉鎖状態まで回動した下側扉が戸当り部に当たってバウンドしたような場合には、火災検知信号を受けて防煙垂れ壁を形成した状態から降下開始したシャッターカーテンの幅方向の一端部が、下側扉の戸先側に形成したガイド溝の溝から外れて降下してしまい防火区画が形成できないおそれがある。
実開昭48−8055号
本発明は、袖扉を備えた防火シャッター装置において、袖扉の閉鎖軌跡上に障害物がある場合であっても、袖扉を上側扉と下側扉から構成することで火災時初期の防煙性能を確保できるようにすると共に、閉鎖時の下側扉のバウンドを防止してより確実なシャッター閉鎖を行うことを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
シャッターカーテンと、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイド溝を戸先側端部に備えた袖扉とで、建物内部の開口部を閉鎖する防火シャッター装置において、
前記袖扉は、戸先側端部に第1ガイド溝を備えた上側の第1扉体と、戸先側端部に第2ガイド溝を備えた下側の第2扉体と、から構成されており、
前記第1扉体は、前記開口部の側壁に沿った収納姿勢から前記開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ回動可能であると共に、第1付勢手段によって閉鎖方向に付勢されており、
前記第2扉体は、前記開口部の側壁に沿った収納姿勢から前記開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ回動可能であると共に、第2付勢手段によって閉鎖方向に付勢されており、
前記第1扉体及び第2扉体は、火災検知信号に基づいて、収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動するように構成されており、
前記第1扉体には、当該第1扉体の下端面から下方に突出可能なラッチが設けられ、前記第2扉体の上端面には、当該第1扉体の下端面から下方に突出した突出姿勢にあるラッチが係止するラッチ受けが設けてあり、
前記ラッチは、前記第1扉体が収納姿勢にある時および収納姿勢から閉鎖姿勢への回動時には上方に退避した退避姿勢にあり、前記第1扉体が閉鎖姿勢にある時にのみ突出姿勢となり、閉鎖姿勢となった前記第2扉体のラッチ受けに係止するように構成されている、袖扉付き防火シャッター装置、である。
1つの態様では、閉鎖姿勢にある第1扉体に対して後から第2扉体が閉鎖姿勢となる場合に、第2扉体が閉鎖姿勢となると同時に前記第1扉体のラッチが前記第2扉体のラッチ受けに係止する。
1つの態様では、前記ラッチは、前記第1扉体内部を高さ方向に延び、上側位置と下側位置との間で上下動可能な昇降ロッドの下端に支持されており、
前記昇降ロッドが上側位置にある時に前記ラッチは退避姿勢にあり、前記昇降ロッドが下側位置にある時に前記ラッチは突出姿勢にあり、
前記昇降ロッドは付勢手段によって上側位置を維持するように付勢されていると共に、前記昇降ロッドの上端には当該付勢手段に抗して当該昇降ロッドを下動させる作動体が回動可能に連結されており、
閉鎖姿勢にある前記第1扉体の上端面の上方に位置して、前記作動体が当接する当接部が設けてあり、
前記第1扉体が閉鎖姿勢になった時に前記作動体が前記当接部に当接案内されて回動して前記昇降ロッドを下動させることで、前記ラッチが突出姿勢となる。
1つの態様では、前記第2扉体に閉鎖障害が生じて前記第1扉体のみが閉鎖姿勢まで回動した時には、前記シャッターカーテンを前記第1扉体に対応する位置まで降下させるように構成されている。
袖扉の閉鎖軌跡上に障害物がある場合には、この障害物は床面上に置かれていることが殆どであり、また、障害物の高さが天井面まで達していることは極めて稀であると考えられる。したがって、本発明のように、袖扉を上側の第1扉体と第2扉体から構成することで、袖扉の閉鎖軌跡上に障害物がある場合であっても、2段扉の上側の第1扉体のみを閉鎖させ、シャッターカーテンを例えば天井から500mmの位置まで閉鎖することができる。下側の第2扉体が閉鎖しなくても、防火区画部位において、上部から一定高さH(500mm以上)の防煙垂れ壁を形成することで、煙の流出を一定時間防ぐことができ、初期避難等に有効である。
1つの態様では、前記第2扉体の閉鎖障害が解消されて閉鎖姿勢まで回動した時には、前記シャッターカーテンを床面まで再降下させて全閉状態とするように構成されている。
袖扉の閉鎖軌跡上の障害物が撤去されると、第2扉体が閉鎖し、シャッターカーテンが床面まで降下して全閉姿勢となることで最終的に防火区画を形成することができる。
本発明では、上側の第1扉体が閉鎖姿勢にある時にのみラッチを有効とし、下側の第2扉体が閉鎖姿勢となると同時に、第1扉体のラッチが第2扉体のラッチ受けに係止するようにしたので、下側の第2扉体が後から閉鎖姿勢となる場合において、第2扉体がバウンドしてしまうようなことがなく、より確実なシャッター閉鎖を行うことができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。袖扉付き防火シャッター装置は、建物内の空間の所定の防火区画部位に設置されており、火災時に、シャッターカーテン1と袖扉とで建物内空間を閉鎖して建物内を区画するように構成されている。袖扉は、上側の第1扉体2と下側の第2扉体3とから構成されており、下側の第2扉体3には、避難用の子扉4が第2扉体3に対して開閉可能に装着されている。本明細書において、「開口部」には、シャッターカーテン1と袖扉2によって閉鎖される建物内空間が含まれる。
図1は、全閉状態にある袖扉付き防火シャッター装置を示す概略正面図であって、左右の側壁5、6と天井面CLと床面FLとで形成される開口部の幅方向の一部がシャッターカーテン1によって、残りの部分が第1扉体2及び第2扉体3によって、それぞれ閉鎖される。図示の例では、袖扉2が収納される側壁6は、袖扉付き防火シャッターによって閉鎖される開口部の幅方向に対して略90度で延出しているが、側壁6は開口部の幅方向に対して90度で延出するものに限定されるものではなく、90度よりも大きい角度、例えば、略180度で延出するものでもよく、あるいは90度よりも小さい角度で延出するものでもよい。前者の場合、袖扉2は、収納姿勢から約180度回動することで閉鎖姿勢となる。また、図示の例では、シャッターカーテン1の片側に位置して袖扉2を備えているが、シャッターカーテン1の両側に位置して2つの袖扉を備えたものでもよい。
開口部全閉状態において、シャッターカーテン1の幅方向の一側の端部は、側壁5に形成されたガイド溝7内に受け入れられ、シャッターカーテン1の幅方向の他側の端部は、第1扉体2、第2扉体3の戸先側にそれぞれ形成されたガイド溝8A、8B内に受け入れられる。
図示の例では、第1扉体2の高さ寸法は、第2扉体3の高さ寸法よりも小さい寸法となっており、第1扉体2と第2扉体3は、同幅・同厚さではあるが、前者が横長方形状、後者が縦長方形状の形状を備えている。第1扉体2の高さ寸法は、一つの態様では、500mm以上の高さを備えている。第1扉体2、第2扉体3の寸法や形状は図示の例に限定されないことは言うまでもない。
図4、図5に示すように、第1扉体2は、対向する面部20、21と、上端面22、下端面23、を備えており、戸先側端面にはガイド溝8Aが形成されている。第1扉体2は、側壁6に対して平行に延びる収納姿勢と、側壁6に対して垂直に延びる姿勢、すなわち、開口部の幅方向に延びる閉鎖姿勢、との間で回動可能となっている。面部20、21において、面部20が、収納姿勢にある第1扉体2が収納姿勢から閉鎖姿勢へと回動する場合の回動方向側に位置し、面部21が、収納姿勢にある第1扉体2が収納姿勢から閉鎖姿勢へと回動する場合の回動方向とは反対側に位置している。
第2扉体3は、対向する面部30、31と、上端面32、下端面33、を備えており、戸先側端面にはガイド溝8Bが形成されている。第2扉体3は、側壁6に対して平行に延びる収納姿勢と、側壁6に対して垂直に延びる姿勢、すなわち、開口部の幅方向に延びる閉鎖姿勢、との間で回動可能となっている。面部30、31において、面部30が、収納姿勢にある第2扉体3が収納姿勢から閉鎖姿勢へと回動する場合の回動方向側に位置し、面部31が、収納姿勢にある第2扉体3が収納姿勢から閉鎖姿勢へと回動する場合の回動方向とは反対側に位置している。
第1扉体2、第2扉体3は、通常時には、側壁6に対して平行する収納姿勢で、側壁6に沿って収納されている。一つの態様では、側壁6には凹部状の収納部60が形成されており、通常時には、第1扉体2、第2扉体3は、側壁6に形成された収納部60内に、第1扉体2、第2扉体3のそれぞれの一方の面部20、30が側壁6と面一となるように収納されている。図3、図5に示すように、収納部60は、収納姿勢における第1扉体2、第2扉体3の戸尻側に位置する戸尻側縦枠60Aと、上枠60Bと、第1扉体2、第2扉体3の戸先側に位置する戸先側縦枠と、床面FLと、で囲まれた空間として形成されている。戸先側縦枠は、収納姿勢にある第1扉体2、第2扉体3の戸先側端面に接近対向する第1面60Cと、収納姿勢にある第1扉体2、第2扉体3の面部21、31に接近対向する第2面60Dと、から平面視L字状に形成されている。
第1扉体2の戸尻側には、第1扉体2を収納姿勢から閉鎖姿勢回動させる自動閉鎖装置としてのオートヒンジ9が設けてあり、第1扉体2が自由な状態では、オートヒンジ9の付勢力によって、第1扉体2は、側壁6に平行な収納姿勢から、側壁6に対して垂直な姿勢、すなわち、開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ向かって自動的に回動する。
同様に、第2扉体3の戸尻側には、第2扉体3を収納姿勢から閉鎖姿勢回動させる自動閉鎖装置としてのオートヒンジ12が設けてあり、第2扉体3が自由な状態では、オートヒンジ12の付勢力によって、第2扉体3は、側壁6に平行な収納姿勢から、側壁6に対して垂直な姿勢、すなわち、開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ向かって自動的に回動する。第1扉体2、第2扉体を収納姿勢から閉鎖姿勢回動させる自動閉鎖装置としてはオートヒンジ以外の他の手段が採用され得ることは当業者に理解される。
図4、図5において、参照番号10は、第1扉体2の戸尻側の下端と第2扉体3の戸尻側の上端との間で戸尻側縦枠60Aに片持ち状に設けた中間金具であり、中間金具10は第1扉体2のオートヒンジ9の下端側、第2扉体3の上端に設けたトップピボット11の上端側をそれぞれ回動自在に支持している。第2扉体3のオートヒンジ12は、一つの態様では、第2扉体3の戸尻側の下端側に設けてある。
通常時には、第1扉体2は、凹部60内、より具体的には、戸先側縦枠の第2面60Dに設けた電磁レリーズ61によって、凹部60内に収まった状態、すなわち、側壁6に平行な収納姿勢で回動規制されており、収納姿勢が保持されている。電磁レリーズ61は、火災検知信号を受けると解除されるようになっており、電磁レリーズ61の解除後は、オートヒンジ9の付勢力で第1扉体2が自動的に閉鎖方向に回動する。このような電磁レリーズは、当業者によく知られている。また、第1扉体2を収納姿勢で保持する手段は、電磁的な保持手段(典型的には、電磁レリーズが例示される)に限定されるものではなく、他の手段が採用され得ることは当業者に理解される。
図4に示すように、第1扉体2の面部20(収納姿勢において開口部に面している)の下端は、下端面23よりも下方に突出することで、延出片200が形成されている。一方、第2扉体3の面部30の上端には、上端面32より下方に位置する凹状の段部300が形成されており、第1扉体2の延出片200は、第2扉体3の上端面32を越えて段部300にまで延出している。したがって、収納姿勢において、第2扉体3の段部300の開口部側には第1扉体2の延出片200が位置することになる。第1扉体2を越えて第2扉体3が先に閉鎖方向へ回動することは、第1扉体2の下端の延出片200に第2扉体3の上端の段部300が当接することで規制される。
一つの態様では、第2扉体3には収納姿勢を保持する電磁レリーズは設けておらず、電磁レリーズ61によって収納姿勢が保持されている第1扉体2の下端の延出片200に対して第2扉体3の上端の凹部300が当接することで、第2扉体3の収納姿勢が保持されている。したがって、電磁レリーズ61の解除によって第1扉体2が自動的に閉鎖方向に回動することに伴って、第2扉体3の収納姿勢の保持が解除され、第2扉体3はオートヒンジ12によって自動的に閉鎖方向に回動することができる。尚、第2扉体3の収納姿勢を、火災検知信号を受けることで解除される電磁レリーズを用いて保持するようにしてもよい。
第1扉体2及び第2扉体3は、収納姿勢及び閉鎖姿勢において、一体の状態となって袖扉を形成しており、第1扉体2の下端の延出片200に第2扉体3の上端の段部300が接近ないし当接した状態である。さらに、一つの態様では、第1扉体2と第2扉体3とは、第1扉体2の下端の延出片200に第2扉体3の上端の段部300が接近ないし当接した状態で一体で回動して閉鎖姿勢となる。そのためには、第2扉体3のオートヒンジ12のばね力は、第1扉体2のオートヒンジ9のばね力よりも大きい力を備えており、第2扉体3を第1扉体2よりも大きい速度で回動させることが有利である。
図2、図6〜図8に示すように、開口部の幅方向の所定部位の上方には、天井面CLに近接して、第1扉体2が閉鎖姿勢まで回動した時に当接する戸当り部13が設けてある。戸当たり部13は、天井面CLよりも下側に位置し、閉鎖姿勢において第1扉体2の上端面22に接近対向する水平面130と、水平面130の第1扉体2の厚さ方向の一端に垂下状に形成され、閉鎖姿勢において第1扉体2の面部20の上端が当接する側方戸当たり131と、水平面130の第1扉体2の厚さ方向の他端に天井面CLにまで達するように形成された立ち上がり部132と、を備えている。戸当たり部13は、開口部の幅方向の上方(閉鎖姿勢にある第1扉体2の上方)に設けた上枠14の下端に固定されて支持されている。
開口部上方の上枠14には、さらに、ラッチ15が設けてあり、第1扉体2が全閉姿勢まで回動して戸当り部13に当接した時に、第1扉体2の上面22に形成されたラッチ受け220にラッチ15が嵌ってロックするようになっている。上枠14の下方に水平面130が位置している場合には、ラッチ15は水平面130に形成される開口を通して下方に突出することが当業者に理解される。
第1扉体2には、第1扉体2の下端面23から下方に突出可能なラッチ16が設けられ、第2扉体3の上端面32には、第1扉体2の下端面23から下方に突出した突出姿勢にあるラッチ16が係止するラッチ受け17が設けてある。
ラッチ16は、第1扉体2が収納姿勢にある時および収納姿勢から閉鎖姿勢への回動時には上方に退避した退避姿勢にあり、第1扉体2が閉鎖姿勢にある時にのみ突出姿勢となり、閉鎖姿勢となった第2扉体3のラッチ受け17に係止する。
第1扉体2の戸先側に寄った位置には、第1扉体2内部を高さ方向に延び、上側位置と下側位置との間で上下動可能な昇降ロッド18が設けてある。ラッチ16は、昇降ロッド18の下端に支持されており、昇降ロッド18が上側位置にある時にラッチ16は退避姿勢にあり、昇降ロッド18が下側位置にある時にラッチ16は突出姿勢にある。ラッチ16が退避姿勢にある時には、ラッチ受け17に係止することはない。
昇降ロッド18は、第1扉体2内部に設けた上側支持部材180と、下側支持部材181によって、垂直姿勢を保持した状態で上下動可能に支持されている。上側支持部材180は、側面視L字状の部材であり、水平部180Aの挿通孔に昇降ロッド18の上側部位が挿通されている。下側支持部材181は、側面視コ字形状の部材であり、上側水平部181Aの挿通孔に昇降ロッド18の下側部位が挿通されている。
昇降ロッド18の下側部位には付勢手段としてのコイルスプリング19が外装されており、コイルスプリング19の上端は昇降ロッド18の外面に設けたフランジ182に下方から当接あるいは固定されており、コイルスプリング19の下端は下側支持部材181の上側水平部181Aに載っている。昇降ロッド18は、コイルスプリング19によって上方に付勢されており、昇降ロッド18の上端に外力が作用しない通常時では、昇降ロッド18の上側位置が維持されている。昇降ロッド18が上側位置にある時には、昇降ロッド18の上側部位の外面に設けたフランジ183が上側支持部材180の水平部180Aに下方から当接している。
昇降ロッド18の上端はU字状の連結部184から形成されており、コイルスプリング19の付勢力に抗して昇降ロッド18を下動させる作動体としてのカム24が連結点P1において連結部184に回動可能に連結されている。カム24は、第1扉体2の上端面22に近接した回動支点P2を中心に回動可能に第1扉体2内に設けてあり、カム24が回動支点P2を中心に上下に回動することで、カム24と昇降ロッド18の上端(連結部184)との連結点P1が上下動するようになっている。
図6に示すように、カム24は第1扉体2の上端面22より突出しているが、第1扉体2が収納姿勢にある時および収納姿勢から閉鎖姿勢への回動時には、天井面CLとカム24との間にはクリアランスが維持されており、カム24が天井面CLに接触するようなことがない。したがって、第1扉体2が収納姿勢にある時および収納姿勢から閉鎖姿勢への回動時には、昇降ロッド18の上端にはいかなる外力も作用せず、コイルスプリング19のバネ力によって昇降ロッド18の上側位置が維持される。
第1扉体2が収納姿勢から回動して閉鎖姿勢に近づくと、カム24の傾斜面240が水平面(当接部)130に当接しながら案内されることで、カム24が回転支点P2を中心に下方に回動して連結点P1を押し下げ、昇降ロッド18はコイルスプリング19を圧縮しながら下動して下側位置となり、昇降ロッド18の下端に設けたラッチ16が第1扉体2の下端面23から下方に突出して突出姿勢となる(図7、図8参照)。
図示の態様では、ラッチ16の上部にはコ字状のベース160が設けてあり、ラッチ16とベース160は一体で昇降ロッド18の下端に垂下状に上下動可能に支持されている。ラッチ16とベース160は下側支持部材181の下側水平部181Bに形成された開口を通して昇降ロッド18に対して上下動可能となっている。ラッチ16とベース160は、外部から力が作用しない状態では自重及びコイルスプリング161のバネ力によって昇降ロッド18に対して下側に位置している。図示の態様では、昇降ロッド18の下端部には、ベース160の水平部の上方に位置してコイルスプリング161が外装されており、コイルスプリング161の上端は昇降ロッド18の外面に設けたフランジ185に下方から当接あるいは固定されており、コイルスプリング161は、ラッチ16及びベース160を昇降ロッド18に対して下方に付勢している。尚、コイルスプリング161は必須の要素ではなく、ラッチ16とベース160は、外部から力が作用しない状態では自重のみで昇降ロッド18に対して下側に位置するものでもよい。
第1扉体2が閉鎖姿勢となってラッチ16が下方に突出した突出姿勢にある時に、第2扉体3が後から閉鎖姿勢となる時には、閉鎖姿勢に近づいた第2扉体3の上端面32がラッチ16の傾斜面に当接しながらラッチ16及びベース160をコイルスプリング161のバネ力に抗して上動させ、第2扉体3が閉鎖姿勢となった時に、ラッチ16がラッチ受け17に合致して、ラッチ16及びベース160はその自重及びコイルスプリング161の付勢力で下方に突出してラッチ16とラッチ受け17が係止状態となる。したがって、第2扉体3が閉鎖姿勢となると同時に、第1扉体2のラッチ16が第2扉体3のラッチ受け17に係止するので、第2扉体3が閉鎖姿勢からバウンドするようなことがない。
図2に示すように、戸当り部13には、第1扉体2が閉鎖姿勢にあることを検知して、袖扉閉鎖完了後にシャッターカーテンを降下させるスイッチSW1が設けてある。図2において、スイッチSW3は、袖扉が閉まっていない状態でシャッターカーテンを電動降下させないためのスイッチであり、手動式シャッターの場合には不要である。
第1扉体2の下端の延出片200と第2扉体3の上端の段部300の間、あるいは、第1扉体2の下端面23と第2扉体3の上端面32の間、に位置して、第1扉体2と第2扉体3とが一体の状態(第1扉体2の直下に第2扉体3が位置している状態)にないことを検知するスイッチSW2(図示せず)が設けてある。すなわち、スイッチSW2は、第1扉体2が第2扉体3から離れたことを検知するスイッチである。第1扉体2と第2扉体3が一体の状態にあるときは、スイッチSW2はOFF(非作動状態)となっている。
開口部の幅方向の所定部位の上方の天井面CL内に位置してシャッターカーテンの収納部が設けてあり、通常時には、シャッターカーテン1は巻取シャフトに巻装された状態で収納部に収納されている。通常時には、開閉機(図示せず)の出力軸の回転をブレーキによって規制することで、開閉機の出力軸に連結されている巻取シャフトの回転が規制されている。煙感知や熱感知による火災検知信号が自動閉鎖装置に送信されると、自動閉鎖装置が開閉機のブレーキを解除し、巻取シャフトの回転規制が解除されて、シャッターカーテン1は調速手段によって調速されながら自重で降下する。
火災時に、火災検知信号を受けて第1扉体2が閉鎖姿勢まで回動して、第1扉体2が戸当り部13に当接した時に、スイッチSW1がON(作動状態)となると、制御部からの信号で自動閉鎖装置が開閉機のブレーキを解放することで巻取シャフトの回転規制が解除されて、シャッターカーテン1が自重で降下する。火災時に所定の信号を受けて自重降下する防火シャッターの基本的な構成(典型的には、自動閉鎖装置を備えている)は当業者によく知られている。
本実施形態では、制御部は、スイッチSW2が非作動状態にあるか作動状態にあるかによって異なる制御を行なっている。具体的には、制御部は、シャッターカーテン1を所定位置で停止させるための第1リミットスイッチと第2リミットスイッチを備えている。第1リミットスイッチ、第2リミットスイッチは、一つの態様では、巻取シャフトに連結された開閉機の出力軸の回転を検出することでシャッターカーテン1の位置検出を行う。第1リミットスイッチは、出力軸の回転を検出することでシャッターカーテン1が床面まで降下したことを検知するものであり、第1リミットスイッチによる検出があると、制御部は自動閉鎖装置によって解放された開閉機のブレーキを復帰させることでシャッターカーテン1を停止させる。第2リミットスイッチは、出力軸の回転を検出することでシャッターカーテン1が第1扉体2の下端面23の位置まで降下したことを検知するものであり、第2リミットスイッチによる検出があると、制御部は自動閉鎖装置によって解放された開閉機のブレーキを復帰させることでシャッターカーテン1を停止させる。スイッチSW2が非作動状態にある時には、第1リミットスイッチのみが有効となって、シャッターカーテン1は床面まで降下して全閉姿勢となる。スイッチSW2が作動状態にある時には、第2リミットスイッチのみが有効となって、シャッターカーテン1は第1扉体2の下端面23の位置まで降下して停止する。尚、第1扉体2の高さ寸法にもよるが、第1扉体2の下端面23まで降下しなくても十分な防煙垂れ壁の機能を発揮できるような場合には、第1扉体2に対応して所定位置までシャッターカーテン1を降下させればよく、必ずしも、第1扉体2の下端面23までシャッターカーテン1を降下させなくてもよい。
第1リミットスイッチ、第2リミットスイッチを用いた制御は一つの態様を例示するに過ぎない。例えば、シャッターカーテン1を第1扉体2の下端面23まで降下させる点について言えば、シャッターカーテン1を所定位置まで降下させて停止させる手段として様々な手段が取り得ることは当業者に理解され、このような手段としては、タイマーを用いるもの、巻取シャフトの回転数を検出することによるものを例示することができる。
このように構成された防火シャッター装置において、火災時に火災検知信号を受信すると、第1扉体2を収納姿勢に保持している電磁レリーズ61が解除され、オートヒンジ9のばね力により第1扉体2が閉鎖方向へ回動する。それと同時に、同じくオートヒンジ12のばね力によって第2扉体3も閉鎖方向へ回動する。第1扉体2と第2扉体3が一体(スイッチSW2がOFFの状態)で回動して閉鎖姿勢となると、第1扉体2が戸当り部13に当接した時に、スイッチSW1がONとなって、スイッチSW1からの信号が制御部に送信されて、自動閉鎖装置を介してシャッターカーテン1が幅方向の一端側の端部がガイド溝7、他側の端部がガイド溝8A、8Bに案内されながら全閉状態まで降下し、降下するシャッターカーテン1は第1リミットスイッチの検出により自動閉鎖装置によって解放された開閉機のブレーキを復帰させることで停止する。
一方、第2扉体3の閉鎖軌跡上の障害物等によって第2扉体3の閉鎖障害が発生すると、第1扉体2が第2扉体3から離れてスイッチSW2がON(作動状態)となると共に、第1扉体2のみが閉鎖方向へ回動して、第1扉体2が戸当り部13に当接した時に、スイッチSW1がONとなる。SW1、SW2からの信号が制御部に送信されて、自動閉鎖装置を介してシャッターカーテン1が幅方向の一端側の端部がガイド溝7、他側の端部がガイド溝8Aに案内されながら第1扉体2の下端面の位置まで降下し、降下するシャッターカーテン1は第2リミットスイッチの検出により自動閉鎖装置によって解放された開閉機のブレーキを復帰させることで停止する。
したがって、第2扉体3の閉鎖軌跡上に障害物がある場合であっても、2段扉の上側の第1扉体2のみを閉鎖させ、第1扉体2の閉鎖をスイッチSW1が検知して、シャッターカーテン1を例えば天井から500mmの位置まで閉鎖することができる。下側の第2扉体3は閉鎖しないが、防火区画部位において、上部から一定高さH(500mm以上)の防煙垂れ壁を形成することで、煙の流出を一定時間防ぐことができ、初期避難等に有効である。
また、障害物を撤去した後は、第2扉体3がオートヒンジによって閉鎖を再開し、第2扉体3が閉鎖姿勢まで回動した時に、スイッチSW2がOFF(非作動状態)となって、第1リミットスイッチのみが有効となって、制御部からの信号で、復帰されている開閉機のブレーキを自動閉鎖装置が再び解放することで、シャッターカーテン1が降下を再開して全閉状態まで降下し、降下するシャッターカーテン1は第1リミットスイッチの検出により自動閉鎖装置によって解放された開閉機のブレーキを復帰させることで停止する。
第1扉体2が閉鎖姿勢にある時には、ラッチ16は下方に突出した突出姿勢にある。閉鎖姿勢にある第1扉体2に対して第2扉体3が後から閉鎖姿勢となる時には、閉鎖姿勢に近づいた第2扉体3の上端面32がラッチ16の傾斜面に当接しながらラッチ16及びベース160をコイルスプリング161のバネ力に抗して上動させ、第2扉体3が閉鎖姿勢となった時に、ラッチ16がラッチ受け17に合致して、ラッチ16及びベース160はその自重及びコイルスプリング161の付勢力で下方に突出してラッチ16とラッチ受け17が係止状態となる。したがって、第2扉体3が閉鎖姿勢となると同時に、第1扉体2のラッチ16が第2扉体3のラッチ受け17に係止するので、第2扉体3が閉鎖姿勢からバウンドするようなことがない。したがって、シャッターカーテン1は、幅方向の一方の端部が第2扉体3の戸先側のガイド溝Bに案内されながら全閉状態まで降下することができて、確実に開口部を閉鎖して防火区画を形成する。閉鎖姿勢にある第1扉体2に対して第2扉体3が後から遅れて閉鎖する場合について、障害物により閉鎖途中で停止した第2扉体3が当該障害物の撤去によって閉鎖する場合について説明したが、第2扉体3が第1扉体2に対して遅れて閉鎖する場合はこれには限定されない。例えば、第1扉体2、第2扉体3のオートヒンジの閉鎖力に違いがあって、第2扉体3の閉鎖速度が第1扉体2の閉鎖速度よりも遅い場合には、先に閉鎖姿勢となった第1扉体2に対して第2扉体3が後から遅れて閉鎖することになる。
ロック状態にあるラッチ15の解除手段について説明する。ラッチ15がロック状態にある時には、ラッチ15は上下動のみ可能であり、ラッチ15が解除状態となると、ラッチ15は上下動に加えて回動可能となっている。ラッチ15の解除は、操作部25のレバー250を手前に引くことによって機械的に行う。ラッチ15のロックは、操作部25から突出したレバー250を操作部25に押し込んで元の位置に復帰させることで行う。
図3(A)、図5に示すように、操作部25は、戸先側縦枠の第2面60Dに略面一に埋設されている。したがって、もしレバー250をラッチ15がロック状態となるように復帰させることを忘れてしまったとしても、閉鎖姿勢から収納姿勢へ回動する第2扉体3の面部31が突出しているレバー250を押し込むことでレバー250は自動的に元の状態に復帰する。
本発明は、袖扉を備えた防火シャッターに用いることができる。
袖扉を備えたシャッターの全閉状態の概略正面図である。 図1の部分拡大図である。 (A)は側壁に形成された収納部、(B)は収納部に収納された状態の袖扉(第1扉体及び第2扉体)を示す図である。 左図は閉鎖姿勢にある第1扉体の上端部位を示す図、中央図は一体の状態にある第1扉体及び第2扉体を戸先側から見た側面図、右図は一体の状態にある第1扉体及び第2扉体の縦断面図、である。 袖扉の収納姿勢と閉鎖姿勢を示す平面図、および、第1扉体の戸尻側の下端部と第2扉体の戸尻側の上端部を示す図である。 袖扉(上側の第1扉体、下側の第2扉体)が一体で回動して閉鎖姿勢に近づいた状態を示す図である。この状態において、第1扉体の下端面のラッチは、第2扉体の上端面のラッチ受けに係止しておらず、第1扉体と第2扉体は分離されている。 図6の状態から袖扉(上側の第1扉体、下側の第2扉体)が閉鎖姿勢となった状態を示す図である。この状態において、第1扉体の下端面のラッチは、第2扉体の上端面のラッチ受けに係止しており、第2扉体は第1扉体から独立して単独で回動することはできない。 上側の第1扉体のみが先に閉鎖姿勢となり、下側の第2扉体が後から回動して閉鎖姿勢に近づいた状態を示す図である。
1 シャッターカーテン
2 第1扉体
3 第2扉体
16 ラッチ
17 ラッチ受け
18 昇降ロッド
19 コイルスプリング

Claims (3)

  1. シャッターカーテンと、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイド溝を戸先側端部に備えた袖扉とで、建物内部の開口部を閉鎖する防火シャッター装置において、
    前記袖扉は、戸先側端部に第1ガイド溝を備えた上側の第1扉体と、戸先側端部に第2ガイド溝を備えた下側の第2扉体と、から構成されており、
    前記第1扉体は、前記開口部の側壁に沿った収納姿勢から前記開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ回動可能であると共に、当該第1扉体を収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動させる第1自動閉鎖装置によって閉鎖方向に付勢されており、
    前記第2扉体は、前記開口部の側壁に沿った収納姿勢から前記開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ回動可能であると共に、当該第2扉体を収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動させる第2自動閉鎖装置によって閉鎖方向に付勢されており、
    前記第1扉体及び第2扉体は、火災検知信号に基づいて、収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動するように構成されており、
    前記第1扉体には、当該第1扉体の下端面から下方に突出可能なラッチが設けられ、前記第2扉体の上端面には、当該第1扉体の下端面から下方に突出した突出姿勢にあるラッチが係止するラッチ受けが設けてあり、
    前記ラッチは、前記第1扉体が収納姿勢にある時および収納姿勢から閉鎖姿勢への回動時には上方に退避した退避姿勢にあり、前記第1扉体が閉鎖姿勢にある時にのみ突出姿勢となり、閉鎖姿勢となった前記第2扉体のラッチ受けに係止するように構成されている、
    袖扉付き防火シャッター装置。
  2. 閉鎖姿勢にある第1扉体に対して後から第2扉体が閉鎖姿勢となる場合に、第2扉体が閉鎖姿勢となると同時に前記第1扉体のラッチが前記第2扉体のラッチ受けに係止する、
    請求項1に記載の袖扉付き防火シャッター装置。
  3. 前記ラッチは、前記第1扉体内部を高さ方向に延び、上側位置と下側位置との間で上下動可能な昇降ロッドの下端に支持されており、
    前記昇降ロッドが上側位置にある時に前記ラッチは退避姿勢にあり、前記昇降ロッドが下側位置にある時に前記ラッチは突出姿勢にあり、
    前記昇降ロッドは付勢手段によって上側位置を維持するように付勢されていると共に、前記昇降ロッドの上端には当該付勢手段に抗して当該昇降ロッドを下動させる作動体が回動可能に連結されており、
    閉鎖姿勢にある前記第1扉体の上端面の上方に位置して、前記作動体が当接する当接部が設けてあり、
    前記第1扉体が閉鎖姿勢となった時に前記作動体が前記当接部に当接案内されて回動して前記昇降ロッドを下動させることで、前記ラッチが突出姿勢となる、
    請求項1、2いずれかに記載の袖扉付き防火シャッター装置。
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