JP2010044189A - 湿式現像装置、湿式現像方法、及び画像形成装置 - Google Patents

湿式現像装置、湿式現像方法、及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010044189A
JP2010044189A JP2008207750A JP2008207750A JP2010044189A JP 2010044189 A JP2010044189 A JP 2010044189A JP 2008207750 A JP2008207750 A JP 2008207750A JP 2008207750 A JP2008207750 A JP 2008207750A JP 2010044189 A JP2010044189 A JP 2010044189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
toner
developing
charging
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008207750A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuto Makii
厚人 牧井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2008207750A priority Critical patent/JP2010044189A/ja
Priority to US12/462,075 priority patent/US8204395B2/en
Publication of JP2010044189A publication Critical patent/JP2010044189A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/10Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
    • G03G15/11Removing excess liquid developer, e.g. by heat

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】濃度や階調性を変える、また用紙種類を変える等のために現像トナー量やトナー帯電量を変更した場合にも、適切なクリーニングが実施でき、ブレードや現像ローラの消耗を抑制し、トナー汚染等もなく、良好な画像を得ることができる湿式現像装置、湿式現像方法、及びそれらを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】帯電手段により現像剤中のトナーを任意の帯電量になるよう帯電して、現像に供することができ、その場合にも現像後、現像ローラに残留した現像剤のクリーニングを行う前に、除電手段を設け、かつその出力を上記帯電手段の出力に応じて適切に制御し、現像剤中のトナーを除電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トナーとキャリヤ液を含む液体現像剤を担持搬送する現像剤担持体により像担持体表面の静電潜像を現像し、トナー像を形成する湿式現像装置、湿式現像方法、及び画像形成装置に関する。
感光体(感光ドラム)に静電潜像を形成し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着する電子写真方式の画像形成装置が、広く使用されている。特に、大量プリント用のオフィスプリンタやオンデマンド印刷装置などの、より高画質及び高解像度が要求される画像形成装置では、トナー粒子が比較的小さく、トナー画像の乱れも起きにくい液体現像剤を用いる湿式現像方式が用いられるようになってきている。
近年では、シリコンオイルなどの絶縁性液体「キャリヤ液」中に樹脂及び顔料からなる固形分としてのトナーを高濃度に分散させることで構成される、高粘度で高濃度の液体現像剤を用いる湿式の現像装置や画像形成装置が提案されるようになってきた。
この液体現像剤を用いて現像する際には、現像ローラ等の現像剤担持体上に現像剤のミクロン単位の薄層を形成し、この薄層化された現像剤を感光体に接触させて現像するのが一般的である。
通常行われている湿式の現像方式では、ブレードによる現像剤搬送量の規制などの薄層形成手段によって、現像ローラ上に液体現像剤の薄層を形成し、現像領域の現像剤搬送方向上流側に設けられた帯電手段で現像剤薄層中のトナーが帯電され、現像領域で対向する感光体の潜像を現像する。
しかしながら一般に、感光体上の潜像を現像した後も、現像ローラ上には液体現像剤が残留する。これがそのままの状態で再度現像領域に到達すると、次の現像にいわゆるメモリー現象等の悪影響を及ぼす。
このため、現像後残留した現像ローラ上の現像剤をクリーニングする技術が開発されてきた。
感光体上の残存現像剤のクリーニングには、一般に当接させたブレードによる掻き取りが行われる。従って現像ローラに対しても、ブレードを当接し、現像ローラ上の残存現像剤を掻き取る応用がなされてきた。
しかしながら、現像ローラについては、現像剤を供給する部材や当接する感光体との兼ね合いから、現像ローラ表面の硬度を高くすることは困難であり、従ってブレードの圧接力を余り高くすることができない。つまり、圧接力を大きくすると、現像ローラの耐久性を落とし、圧接力が小さいとすり抜けにより十分なクリーニングが果たせない。
上記のような問題に対応するため、特許文献1では、現像後、ブレードでクリーニングする前に、現像ローラに対向してトナー引き離し部材を設けて、トナー引き離し部材に現像ローラとの間で電圧を印加することで、現像剤中のトナーを現像ローラ表面から電気的に引き離し、ブレードで掻き取りやすくする技術が開示されている。
また、特許文献2では、やはり現像後、ブレードでクリーニングする前に、バイアス電位を与えられたクリーニングローラを用いてトナーを吸着して除去する技術が開示されている。
特開2005−345932号公報 特開2007−225893号公報
現像ローラにおける現像後の残留現像剤の除去については、現像剤中のトナーの帯電性が影響する。すなわちトナーが高帯電であるほど、現像ローラとの付着力が強くなり、ブレードによる機械的な掻き取り力ではクリーニングが困難となってくる。
一方、トナーが高帯電であるほど、現像時のカブリや画像ノイズには有利である。またトナーの帯電量を変化させることでトナー付着量(画像濃度)や階調性(電位差に対するトナー付着量)を制御することも可能である。
特許文献1や特許文献2に記載された技術においては、現像後、ブレードによるクリーニングの前に、トナー引き離し部材によってトナーを電界的に除去しているが、トナーの帯電量が変化した場合の対応がなされていないので、十分なクリーニングが行えないという問題が発生する。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、液体現像剤を用いて現像を行うに際して、帯電手段により現像剤中のトナーを任意の帯電量になるよう帯電して、現像に供することができ、その場合にも現像後、十分なブレードクリーニングを行うことができる湿式現像装置、湿式現像方法、及びそれらを備えた画像形成装置を提供することである。
すなわち、濃度や階調性を変える、また用紙種類を変える等のために現像トナー量やトナー帯電量を変更した場合にも、適切なクリーニングが実施でき、ブレードや現像ローラの消耗を抑制し、トナー汚染等もなく、良好な画像を得ることができる湿式現像装置、湿式現像方法、及びそれらを備えた画像形成装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有するものである。
1. トナーとキャリヤ液を含む液体現像剤を担持搬送する現像剤担持体により像担持体表面の静電潜像を現像し、トナー像を形成する湿式現像装置であって、前記液体現像剤が現像に供される前に、前記液体現像剤中のトナーを帯電するよう配置された出力可変の現像剤帯電手段と、前記液体現像剤が現像に供された後に、前記現像剤担持体上に残存する前記液体現像剤中のトナーを除電するよう配置された出力可変の現像剤除電手段と、前記現像剤除電手段によりトナーが除電された後に、前記現像剤担持体上に残存する前記液体現像剤を除去するよう配置された現像剤除去手段と、前記現像剤除電手段の出力を前記現像剤帯電手段の出力に応じて変更する制御手段を有することを特徴とする湿式現像装置。
2. 前記像担持体の現像トナー量を予め設定する現像トナー量設定手段を有し、前記制御手段は、前記現像トナー量設定手段により設定されたトナー量に応じて、前記現像剤帯電手段の出力及び前記現像剤除電手段の出力を変更することを特徴とする1に記載の湿式現像装置。
3. 前記像担持体上に形成されたトナー像を転写する記録用紙の紙種を取得する記録用紙種取得手段を有し、前記現像トナー量設定手段は、前記記録用紙種取得手段により取得された記録用紙の紙種に応じて現像トナー量を設定することを特徴とする2に記載の湿式現像装置。
4. 前記現像剤担持体に前記液体現像剤を供給する供給量可変の現像剤供給手段を有し、前記制御手段は、前記現像剤供給手段による前記液体現像剤の供給量に応じて、前記現像剤帯電手段の出力及び前記現像剤除電手段の出力を変更することを特徴とする1乃至3の何れか1項に記載の湿式現像装置。
5. 前記現像剤帯電手段は、前記現像剤供給手段に対向し、該現像剤供給手段上の前記液体現像剤中のトナーを帯電するよう配置されたことを特徴とする4に記載の湿式現像装置。
6. トナーとキャリヤ液を含む液体現像剤中のトナーを帯電する現像剤帯電工程と、前記現像剤帯電工程において帯電された前記液体現像剤を担持搬送する現像剤担持体により、像担持体表面の静電潜像を現像し、トナー像を形成する現像工程と、前記現像工程後に、前記現像剤担持体上に残存する前記液体現像剤中のトナーを除電する現像剤除電工程と、前記現像剤除電工程によりトナーが除電された後に、前記現像剤担持体上に残存する前記液体現像剤を除去する現像剤除去工程と、を備え、前記現像剤除電工程は、前記現像剤帯電工程における帯電の出力に応じて除電の出力を変更することを特徴とする湿式現像方法。
7. 前記現像工程における現像トナー量を予め設定する現像トナー量設定工程を有し、前記現像剤帯電工程における帯電の出力及び前記現像剤除電工程における除電の出力は、前記現像トナー量設定工程において設定されたトナー量に応じて変更されることを特徴とする6に記載の湿式現像方法。
8. 前記現像工程で形成されたトナー像を転写する記録用紙の紙種を取得する記録用紙種取得工程を有し、前記現像トナー量設定工程では、前記記録用紙種取得工程において取得された記録用紙の紙種に応じて現像トナー量が設定されることを特徴とする7に記載の湿式現像方法。
9. 前記現像剤担持体に前記液体現像剤を供給する現像剤供給工程を有し、前記現像剤帯電工程における帯電の出力及び前記現像剤除電工程における除電の出力は、前記現像剤供給工程における前記液体現像剤の供給量に応じて変更されることを特徴とする6乃至8の何れか1項に記載の湿式現像方法。
10. 前記現像剤帯電工程は、前記現像剤供給工程の前に実行されることを特徴とする9に記載の湿式現像方法。
11. 1乃至5の何れか1項に記載の湿式現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明に係る湿式現像装置、湿式現像方法、及びそれらを備えた画像形成装置によれば、液体現像剤を用いて現像を行うに際して、帯電手段により現像剤中のトナーを任意の帯電量になるよう帯電して、現像に供することができ、その場合にも現像後、現像ローラに残留した現像剤のクリーニングを行う前に、除電手段を設け、かつその出力を上記帯電手段の出力に応じて適切に制御し、現像剤中のトナーを除電することにより、ブレードを用いて十分なクリーニングを行うことができる。
すなわち、濃度や階調性を変える、また用紙種類を変える等のために現像トナー量やトナー帯電量を変更した場合にも、適切なクリーニングが実施でき、ブレードや現像ローラの消耗を抑制し、トナー汚染等もなく、良好な画像を得ることができる。
本発明に係る湿式現像装置、及び画像形成装置の実施形態を、図を参照して説明する。
液体現像剤の薄層を用いて現像する湿式の画像形成装置は、複写機、簡易印刷機、プリンタなどに利用されている。これらには、一般的に電子写真方式の画像形成プロセスが、共通して用いられている。まずその電子写真方式による湿式の画像形成装置を、図1を参照して説明し、さらにそこで用いられる湿式現像装置について、その構成と機能動作を説明する。
(画像形成装置の全体構成と動作の例)
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成例を図1に示す。図1を用いて画像形成装置の全体構成を説明する。但し、画像形成プロセスに関わる構成要素のみを図示した。記録媒体の給紙、搬送、排紙に関わる構成要素は簡略的に示した。
図1の画像形成装置10においては、像担持体としての感光体ドラム1、帯電装置2、露光装置3、湿式現像装置4、クリーニング装置6を備える。また画像形成装置10は、転写ローラ5を備える。
図1においては、湿式現像装置4が一台のみ配置されているが、カラー画像形成のために複数台配置されていてもよい。カラー現像の方式、中間転写の有無などは任意に設定すればよく、それに合わせた任意の配置構成をとることができる。
感光体ドラム1は、表面に感光体層(不図示)が形成された円筒形状であって、図1における矢印a方向に回転する。感光体ドラム1の外周には、クリーニング装置6、帯電装置2、露光装置3、湿式現像装置4、及び転写ローラ5が、前記感光体ドラム1の回転方向に沿って順次配置されている。
帯電装置2は、感光体ドラム1の表面を所定電位に帯電させる。
露光装置3は、感光体ドラム1の表面に光を照射し照射領域内の帯電レベルを低下させて静電潜像を形成する。
湿式現像装置4は、感光体ドラム1上に形成された潜像を現像する。すなわち、感光体ドラム1の現像領域へ液体現像剤を搬送し、その液体現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム1の表面の静電潜像に供給してトナー像を形成する。
現像のプロセスにおいては、湿式現像装置4の現像ローラ41に電源48からトナーと同極性の現像バイアス電圧が印加される。同じくトナーと同極性の感光体ドラム1上の潜像の電位とのバランスで電界の大小差が形成され、潜像に従って現像剤中のトナーが感光体ドラム1に静電吸着され、感光体ドラム1上の潜像が現像される。
転写ローラ5は、感光体ドラム1と記録媒体9を挟んで対向するように配置されており、記録媒体9を介して接触回転する。これら転写ローラ5と感光体ドラム1とのニップ部で、感光体ドラム1から記録媒体9への転写が行われる。
記録媒体9は、転写のタイミングに合わせて転写位置へ矢印d方向に搬送される。
転写プロセスにおいては、転写ローラ5に、電源(不図示)からトナーと逆極性の転写バイアス電圧が印加される。これにより、転写ローラ5と感光体ドラム1との間に電界が形成され、転写ローラ5と感光体ドラム1との間を通過させた記録媒体9上へ前記感光体ドラム1上のトナー像が静電吸着され、前記記録媒体9上に転写される。
トナー像が転写された記録媒体9は、図示しない定着部へと搬送され、定着部において高温下で加圧され、トナー像を形成するトナーが記録媒体9に融着し、定着する。
トナー像が記録媒体9に転写されると、クリーニング装置6が感光体ドラム1上の残存トナーを除去し、次の画像形成が行われる。
(現像剤の構成)
現像に用いる液体現像剤8について説明する。液体現像剤は、溶媒であるキャリヤ液体中に着色されたトナー粒子を高濃度で分散している。また液体現像剤には、分散剤、荷電制御剤などの添加剤を適宜、選んで添加してもよい。
キャリヤ液としては、絶縁性の、常温で不揮発性の溶媒が用いられる。不揮発性の溶媒としては、例えばシリコンオイル、ミネラルオイル、パラフィンオイル等を上げることができる。
トナー粒子は、主として樹脂と着色のための顔料や染料からなる。樹脂には、顔料や染料をその樹脂中に均一に分散させる機能と、記録材に定着される際のバインダとしての機能がある。
樹脂としては、例えば、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を複数、混合して用いてもよい。
トナーの着色に用いる顔料及び染料も一般市販のものを用いることができる。例えば、顔料として、カーボンブラック、ベンガラ、酸化チタン、シリカ、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、スカイブルー、ベンジジンイエロー、レーキレッドD等を用いることができる。染料としては、ソルベントレッド27やアシッドブルー9等を用いることができる。
液体現像剤の調整方法としては、一般に用いられる技法に基づいて調整することができる。例えば、樹脂と顔料とを所定の配合比で、加圧ニーダ、ロールミルなどを用いて溶融混練し、均一に分散させ、得られた分散体を、例えばジェットミルによって微粉砕する。さらに得られた微粉末を、例えば風力分級機などにより分級することで、所定の粒径の着色トナーを得ることができる。
続いて、得られたトナーをキャリヤ液としての絶縁性液体と所定の配合比で混合する。この混合物をボールミル等の分散手段により均一に分散させ、液体現像剤を得ることができる。
トナーの体積平均粒子径は、0.1μm以上、5μm以下の範囲が適当である。トナーの平均粒子径が0.1μmを下回ると現像性が大きく低下する。一方、平均粒子径が5μmを超えると画像の品質が低下する。
液体現像剤に対するトナー粒子の割合は、10〜50質量%程度が適当である。10%未満の場合、トナー粒子の沈降が生じやすく、長期保管時の経時的な安定性に問題がある。また必要な画像濃度を得るため、多量の現像剤を消費する必要があり、コスト上の問題が生じる。50%を超える場合には、液体現像剤の粘度が高くなりすぎ、製造上も、また取り扱いも困難になる。
液体現像剤の粘度は、25℃において0.1mPa・s以上、10000mPa・s以下が好ましい。10000mPa・sを超えると、現像剤の撹拌や送液などの取り扱いが困難となり、均一な液体現像剤を得るための装置面での負担が大きい。
(第1の実施形態:湿式現像装置の構成と動作)
本発明に係る湿式現像装置の第1の実施形態として、図1における湿式現像装置4の構成と動作について説明する。
現像剤槽44には、液体現像剤8が収容されている。液体現像剤8は、既述したように、溶媒であるキャリヤ液中にトナー粒子が分散している。
現像剤担持体としての現像ローラ41は、現像剤槽44内の液体現像剤8に浸漬するよう配置され、矢印b方向に回転し、現像剤槽44から液体現像剤8を汲み上げる。高粘度の液体現像剤8はその粘着力で現像ローラ41の表面に付着した状態で搬送される。
規制部材45は、図のように現像ローラ41に当接して配置され、現像ローラ41の表面に付着して搬送される現像剤の量を規制するものである。これにより余分な現像剤量が剥ぎ落とされ、現像ローラ41表面上には現像剤薄層が形成され、搬送されていく。
現像ローラ41としては低硬度のゴムローラが用いられる。
帯電チャージャ42は、現像ローラ41に対向して配置され、搬送されてきた現像ローラ41表面上の現像剤薄層中のトナーを帯電する。これはトナーの帯電量を上げて次の現像工程を助けるためである。すなわち、帯電チャージャ42は現像剤帯電手段として機能する。
現像ローラ41は、像担持体である感光体ドラム1とも当接して回転しており、帯電チャージャ42による帯電後、感光体ドラム1とのニップ部、すなわち現像領域に搬送された現像剤薄層は、感光体1上の潜像を現像することになる。
図2を参照して、現像領域でのトナー粒子の挙動を説明する。図2(a)は、現像時の感光体ドラム1と現像ローラ41のニップ部の状態を示し、図2(b)は、その後、感光体ドラム1と現像ローラ41が分離したときのニップ部の状態を示す。
図2(a)において、感光体ドラム1の表面には、トナー粒子81と同極性の潜像が形成されており、画像部の電位は低く、非画像部の電位は高い。
現像ローラ41には、画像部の電位と非画像部の電位の間の電位が印加されている。現像領域では、その電位差により、画像部のトナー粒子81は感光体ドラム1表面側に、非画像部のトナー粒子81は現像ローラ41表面側に移動する。
その後、図2(b)においては、感光体ドラム1と現像ローラ41が分離することで、ニップ部の液体現像剤8も、それぞれ感光体ドラム1と現像ローラ41に分断される。
その結果、感光体ドラム1表面の画像部にはトナー粒子81とキャリヤ液82が、非画像部にはキャリヤ液82のみが付着する。逆に現像ローラ41表面の、感光体ドラム1の画像部に対応する領域にはキャリヤ液82のみが、非画像部に対応する領域にはトナー粒子81とキャリヤ液82が残存する。
このように、感光体ドラム1の潜像を現像した後も、現像ローラ41表面には現像剤の薄層が残存する。残存した現像剤がそのまま再度現像領域まで搬送されると、次の現像に悪影響を及ぼす。除去部材46は現像ローラ41のクリーニングのためのブレードであり、この残存した現像剤を除去するものである。すなわち、除去部材46は現像剤除去手段として機能する。
さらに本実施形態では、感光体ドラム1の現像領域と除去部材46との間に除電チャージャ43を設けている。これは現像ローラ41表面に残存する現像剤中のトナーを除電することにより、現像ローラ41と現像剤中のトナー粒子81との付着力を弱めて、除去部材46によるクリーニングを容易にするためである。すなわち、除電チャージャ43は現像剤除電手段として機能する。
除去部材46により除去された残存現像剤は、現像剤槽44に回収される。しかしながら回収された現像剤は元の液体現像剤8とトナー濃度が変化している。現像剤槽44内の液体現像剤8のトナー濃度を所定の値の範囲に納めるために、現像剤槽44にはトナー濃度センサ(不図示)などの濃度を検知する手段が設けられている。
濃度を検知する手段としては、光学的な検知や、攪拌時のトルクから検出するなど、任意の公知のセンサを用いることができる。濃度を検知する手段の出力信号に応じて、濃縮現像剤やキャリヤ液を補充するなどして、液体現像剤8のトナー濃度を一定範囲に保つようにすればよい。
上記現像剤槽44には、液体現像剤の量を検知する手段や液体現像剤を撹拌する手段等が設けられていてもよい。
上記現像剤帯電手段、及び現像剤除電手段としてチャージャを用いているが、導電性フィルム等を用い、現像剤層に電圧を印加するようにしてもよい。
また上記では感光体ドラム1から紙等の記録媒体9への直接転写を説明しているが、中間転写体を用いるような構成でも、同様の湿式現像装置が使用できる。また湿式現像装置の現像剤担持体として、現像ローラ41の代わりに現像ベルトを使用することもできる。
(現像剤層の帯電と除電)
本実施形態の湿式現像装置においては、既述したように、現像前の現像剤層に対する現像剤帯電手段の出力に応じて、現像後、除去される前の残存現像剤層に対する現像剤除電手段の出力を変更する制御を行う構成となっている。
画像濃度制御のために現像剤帯電手段の出力を調整する例と、それに対して現像剤除電手段の出力を調整する効果、そしてその動作を制御するフローについて説明する。
<画像濃度制御について>
ユーザがオペレーションパネル(以後、オペパネと略称する)を用いて画像濃度を調整する手段について述べる。
帯電チャージャ42により現像ローラ41上の液体現像剤層中のトナーを帯電させる場合、帯電チャージャ42の出力(帯電チャージャ42から現像ローラ41に流れ込む電流)を変えると、トナー粒子の帯電量が変化し、感光体ドラム1上に現像されるトナー量を変えることができる。
図3は、帯電手段からの流れ込み電流に対して感光体上へのトナー付着量が変化する様子を示すグラフである。トナー帯電量が高くなると、感光体上への現像トナー量、すなわち付着トナー量は低下する。感光体へのトナー付着量が変わると、記録媒体に転写されるトナー量も変化し、記録媒体の画像濃度が変化する。
このように、ユーザがオペパネを操作して、オペパネからの信号出力により、帯電チャージャ42の出力を制御するように構成しておけば(図6参照)、ユーザがオペパネ22を用いて画像濃度を調整することができることになる。
<帯電出力に応じた除電出力>
既述したように、除電チャージャ43を設けた理由は、除去部材46による現像ローラ41上の残存現像剤(特にトナー)のクリーニングを容易にするためである。
現像ローラにおける現像後の残留現像剤の除去については、現像剤中のトナーの帯電性が影響する。すなわちトナーが高帯電であるほど、現像ローラとの付着力が強くなり、ブレードによる機械的な掻き取り力ではクリーニングが困難となってくる。
一方、帯電出力を制御し、トナーの帯電量を変化させることでトナー付着量(画像濃度)や階調性(電位差に対するトナー付着量)の制御を行っている。
すなわち、残留現像剤を除電さえすればよいというものではなく、どの程度除電するかが重要である。例えば、帯電チャージャ42の出力(帯電チャージャ42から現像ローラ41に流れ込む電流を帯電の「出力」とする)の変化により、トナー帯電量は変化する。従って、帯電チャージャ42によるトナーの帯電量変化に応じて、除電チャージャ43の出力(除電チャージャ43から現像ローラ41に流れ込む電流を除電の「出力」とする)を調整し、適正に除電する必要がある。
具体的な条件は後で実施例を詳述するが、図4に、帯電手段の出力に対して、除電手段の出力を変化させたときのクリーニング性の傾向を示す具体例をグラフで示す。
縦軸が帯電手段の出力でトナーをプラス側に帯電し、横軸が除電手段の出力でトナーにマイナスの電荷を与える。クリーニング性はクリーニング後の残存トナーに対する○×の目視評価である。
例えば帯電チャージャ42の出力が70μAで、除電チャージャ43の出力がない(0μA)場合、現像ローラ41上に多くのクリーニング残トナーがある。その状態から除電チャージャ43の出力を大きくしていくと、クリーニング残トナーが減少し、クリーニング残トナーがない状態になる(40μA〜60μA時)。さらに除電チャージャ43の出力を大きくしていくと、またクリーニング残トナーが生じるようになる(80μA時)。すなわち、除電チャージャ43の出力には適正値があることが分かる。
記録媒体9の画像濃度を調整するために、帯電チャージャ42の出力を大きくした場合(110μA)、除電チャージャ43の出力適正値は高出力側にシフトする(70μA〜90μA)ことが分かる。よって帯電チャージャ42の出力を変化させた場合、それに応じて除電チャージャ43の出力も変化させることが必要である。
<帯電と除電の制御フロー>
図5と図6を用いて帯電と除電の制御フローを説明する。図5は第1の実施形態に係る湿式現像装置における現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。図6はその制御動作の機能構成を示すブロック図である。
ステップS12でユーザがオペパネ22を操作して濃度選択を行ったかどうか判定し、濃度選択操作があった場合は、CPU21がその入力を取得し、対応する現像トナー量を設定する。すなわちCPU21は現像トナー量設定手段として機能する。濃度選択操作がない場合は反復し、ユーザの操作を待つ。
ステップS16で、CPU21は設定した現像トナー量に基づき、帯電チャージャ42の出力を決定する。
ステップS17で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、除電チャージャ43の出力を決定する。
ステップS18で、ユーザがオペパネ22を操作して画像形成開始したかどうか判定し、開始操作の場合は、CPU21がそのスタート信号を取得する。開始操作のない場合は反復し、ユーザの開始操作を待つ。
ステップS20で、スタート信号に基づき、CPU21は現像ローラモータドライバ23を制御し、現像ローラ41の駆動を開始する。
ステップS24で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、帯電チャージャ用高圧電源32の電圧を設定し、帯電チャージャ42に印加するよう制御する。
ステップS25で、CPU21は決定した除電チャージャ43の出力に基づき、除電チャージャ用高圧電源33の電圧を設定し、除電チャージャ43に印加するよう制御する。なお、除電チャージャ43の駆動タイミングは、帯電チャージャ42の駆動タイミングに合わせて、帯電されたトナーが除電される位置に至ったときに駆動されるように制御される。
以上で現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御のフローが実行される。後は画像形成動作に伴い、任意のプロセスで終了すればよい。なお上記から分かるように、CPU21は制御手段として機能している。
(第2の実施形態:湿式現像装置の構成と動作)
本発明に係る湿式現像装置の第2の実施形態として、図1における湿式現像装置4の構成と動作について、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
第1の実施形態では、ユーザがオペパネで画像濃度を調整する構成について説明した。しかしながら、記録媒体として用いる記録用紙の紙種類によって、同じ画像濃度を得るために必要なトナー量が異なる場合がある。
例えば、コート紙のように表面が平滑な紙は表面を覆うために必要なトナー量が少なくてよい。逆に上質紙のように表面が粗い紙は表面を覆うためにより多くのトナーが必要である。仮にコート紙設定のトナー量で上質紙に印字すると、トナーが紙の表面をすべて覆うことができず、部分的に露出し、不均一な画像となる。逆に上質紙設定のトナー量をコート紙上に与えると、トナーが多すぎ、濃度が高くなったり、文字や線が太ったりするといった問題が生じる。
よって記録用紙の紙種に応じてトナー量を制御することが必要である。具体的にはコート紙では1.5g/m、上質紙では2.5g/mがよい。
第2の実施形態は、紙種によって現像トナー量設定を変えることができる構成となっている。現像トナー量設定を行った後、その設定となるように実際に現像トナー量を変える動作(現像剤帯電手段の出力を変える)は、第1の実施形態の場合と同様である。
<機能構成>
図8は第2の実施形態に係る湿式現像装置における現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。第1の実施形態と同じ符号の構成要素は、同じ機能を有するものである。
ユーザはオペパネ22を用いて記録用紙を選択し、CPU21はその用紙種を取得する。すなわちCPU21は記録用紙種取得手段として機能する。ユーザはオペパネ22を用いて画像濃度を調整することもでき、CPU21はそれも合わせて取得し、現像トナー量を設定する。すなわちCPU21は記録用紙種等に基づき現像トナー量を設定する現像トナー量設定手段として機能する。
感光体上への現像トナー量が設定された現像トナー量になるよう、現像剤帯電手段の出力を変える動作、及びその動作を制御手段として機能するCPU21が実行することは、第1の実施形態の場合と同様である。
第1トレイピックアップモータドライバ24は、コート紙を収納する第1トレイから給紙するためのモータを駆動する装置であり、第2トレイピックアップモータドライバ25は、上質紙を収納する第2トレイから給紙するためのモータを駆動する装置である。
<帯電と除電の制御フロー>
図7を用いて帯電と除電の制御フローを説明する。図7は第2の実施形態に係る湿式現像装置における現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップS13でユーザがオペパネ22を操作して選択した記録用紙の紙種を判定し、CPU21がその入力を取得する。またCPU21は、取得した紙種に基づき現像トナー量を設定する。
ステップS13でコート紙が選択された場合はステップS14a以下を実行し、上質紙が選択された場合はステップS14b以下を実行する。以下のフロー説明では、aのコート紙とbの上質紙をまとめて説明し、区別する場合のみaまたはbを付加する。
ステップS14で、CPU21は取得した記録用紙の紙種に基づき、給紙トレイとして第1トレイ(コート紙の場合)、あるいは第2トレイ(上質紙の場合)を選択する。
ステップS16で、CPU21は設定した現像トナー量に基づき、帯電チャージャ42の出力を決定する。
ステップS17で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、除電チャージャ43の出力を決定する。
ステップS18で、ユーザがオペパネ22を操作して画像形成開始したかどうか判定し、開始操作の場合は、CPU21がそのスタート信号を取得する。開始操作のない場合は反復し、ユーザの開始操作を待つ。
ステップS20で、スタート信号に基づき、CPU21は現像ローラモータドライバ23を制御し、現像ローラ41の駆動を開始する。
ステップS21(aの場合)では、CPU21は選択した第1トレイを駆動する第1トレイピックアップモータドライバ24を制御し、第1トレイピックアップローラを回転させ、コート紙の給紙を開始する。
ステップS21(bの場合)では、CPU21は選択した第2トレイを駆動する第2トレイピックアップモータドライバ25を制御し、第2トレイピックアップローラを回転させ、上質紙の給紙を開始する。
ステップS24で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、帯電チャージャ用高圧電源32の電圧を設定し、帯電チャージャ42に印加するよう制御する。
ステップS25で、CPU21は決定した除電チャージャ43の出力に基づき、除電チャージャ用高圧電源33の電圧を設定し、除電チャージャ43に印加するよう制御する。
以上で現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御のフローが実行される。後は画像形成動作に伴い、任意のプロセスで終了すればよい。
(第3の実施形態:湿式現像装置の構成と動作)
本発明に係る湿式現像装置の第3の実施形態として、図1における湿式現像装置4の構成と動作について、第1及び第2の実施形態と異なる部分について説明する。
第2の実施形態では、ユーザがオペパネで記録用紙を選択する構成について説明した。しかしながら、記録媒体として用いる記録用紙の紙種類は、画像形成に使用する用紙を直接センサで検知して取得することが可能である。例えばレーザや機密性により表面粗さを測定する公知技術のセンサ等が利用できる。
第3の実施形態は、給紙トレイ上の記録用紙の紙種を設置したセンサで検知し、その結果を元に現像トナー量設定を変えることができる構成となっている。現像トナー量設定を行った後、その設定となるように実際に現像トナー量を変える動作(現像剤帯電手段の出力を変える)は、第1及び第2の実施形態の場合と同様である。
<機能構成>
図10は第3の実施形態に係る湿式現像装置における現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。第1及び第2の実施形態と同じ符号の構成要素は、同じ機能を有するものである。
ピックアップモータドライバ26は、画像形成に使用する用紙を収納する給紙トレイから給紙するためのモータを駆動する装置である。
紙種センサ34は給紙トレイに収納されている用紙の紙種を検知し、CPU21はその検知結果から記録用紙の紙種を取得する。すなわちCPU21は記録用紙種取得手段として機能する。
一方、ユーザはオペパネ22を用いて画像濃度を選択する。CPU21は選択された画像濃度と取得した用紙の紙種に基づき、現像トナー量を設定する。すなわちCPU21は記録用紙種等に基づき現像トナー量を設定する現像トナー量設定手段として機能する。
感光体上への現像トナー量が設定された現像トナー量になるよう、現像剤帯電手段の出力を変える動作、及びその動作を制御手段として機能するCPU21が実行することは、第1及び第2の実施形態の場合と同様である。
<帯電と除電の制御フロー>
図9を用いて帯電と除電の制御フローを説明する。図9は第3の実施形態に係る湿式現像装置における現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップS11で、ユーザがオペパネ22を操作して画像形成開始したかどうか判定し、開始操作の場合は、CPU21がそのスタート信号を取得する。スタート信号に基づき、ステップS13以降を実行する。開始操作のない場合は反復し、ユーザの開始操作を待つ。
ステップS13で、紙種センサ34が画像形成に使用する給紙トレイの記録用紙を検知し、その紙種をCPU21が取得する。またCPU21は、取得した紙種に基づき現像トナー量を設定する。
取得した紙種がコート紙である場合はステップS16a以下を実行し、上質紙である場合はステップS16b以下を実行する。以下のフロー説明では、aのコート紙とbの上質紙をまとめて説明し、区別する場合のみaまたはbを付加する。
ステップS16で、CPU21は設定した現像トナー量に基づき、帯電チャージャ42の出力を決定する。
ステップS17で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、除電チャージャ43の出力を決定する。
ステップS20で、CPU21は現像ローラモータドライバ23を制御し、現像ローラ41の駆動を開始する。
ステップS21で、CPU21は画像形成に使用する給紙トレイを駆動するピックアップモータドライバ26を制御し、ピックアップローラを回転させ、コート紙(aの場合)または上質紙(bの場合)の給紙を開始する。
ステップS24で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、帯電チャージャ用高圧電源32の電圧を設定し、帯電チャージャ42に印加するよう制御する。
ステップS25で、CPU21は決定した除電チャージャ43の出力に基づき、除電チャージャ用高圧電源33の電圧を設定し、除電チャージャ43に印加するよう制御する。
以上で現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御のフローが実行される。後は画像形成動作に伴い、任意のプロセスで終了すればよい。
(第4の実施形態:湿式現像装置の構成と動作)
本発明に係る湿式現像装置の第4の実施形態として、図1における湿式現像装置4の別の構成と動作について説明する。
第1乃至第3の実施形態では、現像ローラ41が現像剤槽44から液体現像剤8を汲み上げる構成であった。第4の実施形態は、汲み上げローラと供給ローラを備え、現像ローラに液体現像剤を供給する構成となっている。
これにより、現像ローラ上に供給される現像剤層の量を調整することが容易となり、現像に供する現像剤量で現像トナー量を制御することができるようになる。すなわち、現像ローラ上のほぼすべての現像剤量を現像に供することが可能となり、現像ローラ上の残存現像剤を少なくすることができる。
図11は、本発明に係る湿式現像装置の第4の実施形態を示す概略構成図である。図11を用いて第4の実施形態に係る湿式現像装置の構成と動作について説明する。
なお第1乃至第3の実施形態に係る湿式現像装置と同じ機能を有する構成要素は同じ符号を付した。異なる構成と動作について説明する。
図11において、湿式現像装置は現像ローラ41に加えて、現像ローラ41に現像剤を供給する供給ローラ52と、現像剤層44中の液体現像剤8を汲み上げる汲み上げローラ51とを設けている。
汲み上げローラ51は表面に凹凸部を設けたアニロックスローラであり、現像剤槽44内の液体現像剤8に浸漬するよう配置され、矢印f方向に回転し、現像剤槽44から液体現像剤8を汲み上げる。
規制部材45は、図のように汲み上げローラ51に当接して配置され、汲み上げローラ51の表面に付着して搬送される現像剤の量を規制する。
供給ローラ52は汲み上げローラ51に対向して配置され、当接しながら矢印e方向に回転する。このニップ部で、汲み上げローラ51表面に形成された現像剤薄層は供給ローラ52の表面に移し取られ、現像ローラ41へ向かって搬送されていく。
現像剤担持体としての現像ローラ41は供給ローラ52に対向して配置され、当接しながら矢印b方向に回転する。このニップ部で、供給ローラ52表面に搬送された現像剤薄層は、現像ローラ41に掻き取られ、現像ローラ41表面に現像剤薄層が担持、搬送されることになる。
現像ローラ41の回転は、接触表面での表面移動方向が供給ローラ52の表面移動方向と逆であるが、これにより現像ローラ41上には液体現像剤8の均一な層が形成される。また供給ローラ52上の現像剤の殆どが現像ローラ41に受け渡され、効率がよい。
この構成において、供給ローラ52の回転数を変化させると現像ローラ41への単位時間当たりの現像剤供給量が変化し、現像ローラ41上の液体現像剤の量を制御することが可能である。汲み上げローラ51は供給ローラ52に従動しており、供給ローラ52の回転数を変化させることで汲み上げローラ51の回転数も同様に変化する。具体的には供給ローラ52の回転数を増加させると、現像ローラ41上の液体現像剤の量は増える。
供給ローラ52の回転により現像ローラ41上の液体現像剤の量を変えた場合、帯電チャージャ42の出力を一定としていると現像ローラ41上のトナー粒子当たりの帯電量が変化してしまう。具体的には現像ローラ41上のトナー付着量を多くした場合、帯電チャージャ42の出力が一定では、トナー粒子の帯電量は低下する。
現像ローラ41上のトナー粒子の帯電量が低いと、文字や線、網点部が乱れるといった問題が生じるため、現像ローラ41上のトナー帯電量は一定以上あることが必要である。よって現像ローラ41上のトナー付着量を多くした場合、帯電チャージャ42の出力を大きくすることが必要となる。
具体的な記録用紙の紙種に対するトナー現像量の設定と供給ローラ52による現像剤供給量、帯電チャージャ42の出力の関係を例示する(条件は後述する実施例4参照)。
コート紙での必要トナー量は1.5g/m、上質紙では2.5g/mであり、この紙種に応じて、供給ローラ52の回転数は、線速でそれぞれ440mm/sと730mm/sに制御することが必要である。
このとき、帯電チャージャ42は現像ローラに流れ込む電流を、コート紙では40μAに設定し、上質紙では70μAになるよう制御する。
それに対して、除電チャージャ43は現像ローラに流れ込む電流を、コート紙では30μAに設定し、上質紙では50μAになるよう制御する。
このようにして、記録用紙の紙種に応じて現像ローラ41上のトナー量を変えた場合でも、現像ローラ41上の残存現像剤のクリーニング性は維持できる。
ユーザがオペパネを用いて濃度調整を行う場合も、上記供給ローラ52の回転数を変えることで実行できる。もちろん、それに伴い帯電チャージャ42及び除電チャージャ43の出力調整が必要である。
上記のように、供給ローラ52は現像ローラへの現像剤供給量可変の現像剤供給手段として機能する。
<機能構成>
図13は第4の実施形態に係る湿式現像装置における現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。第1乃至第3の実施形態と同じ符号の構成要素は、同じ機能を有するものである。
ユーザはオペパネ22を用いて記録用紙を選択し、CPU21はその用紙種を取得する。すなわちCPU21は記録用紙種取得手段として機能する。ユーザはオペパネ22を用いて画像濃度を調整することもでき、CPU21はそれも合わせて取得し、現像トナー量を設定する。すなわちCPU21は記録用紙種に基づき現像トナー量を設定する現像トナー量設定手段として機能する。
CPU21は、設定した現像トナー量から現像ローラ41上に必要なトナー量を求め、逆算してそれを供給する供給ローラ52の回転数を設定する。
供給ローラモータドライバ27は、供給ローラ52を指示された回転数で駆動する装置である。CPU21は設定した現像トナー量を達成するため、供給ローラモータドライバ27に回転数を指示し、供給ローラ52を駆動させる。
感光体上への現像トナー量が設定された現像トナー量になるよう、現像剤帯電手段の出力を変える動作、及びその動作をCPU21が実行することは、第1乃至第3の実施形態の場合と同様である。このように、CPU21は制御手段として機能する。
なお、第1トレイピックアップモータドライバ24、第2トレイピックアップモータドライバ25は、第2の実施形態の場合と同様である。
<帯電と除電の制御フロー>
図12を用いて帯電と除電の制御フローを説明する。図12は第4の実施形態に係る湿式現像装置における現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップS13でユーザがオペパネ22を操作して選択した記録用紙の紙種を判定し、CPU21がその入力を取得する。またCPU21は、取得した紙種に基づき現像トナー量を設定する。
ステップS13でコート紙が選択された場合はステップS14a以下を実行し、上質紙が選択された場合はステップS14b以下を実行する。以下のフロー説明では、aのコート紙とbの上質紙をまとめて説明し、区別する場合のみaまたはbを付加する。
ステップS14で、CPU21は取得した記録用紙の紙種に基づき、給紙トレイとして第1トレイ(コート紙の場合)、あるいは第2トレイ(上質紙の場合)を選択する。
ステップS15で、CPU21は設定した現像トナー量に基づき、供給ローラ52の回転数を決定する。
ステップS16で、CPU21は設定した供給ローラ52の回転数に基づき、帯電チャージャ42の出力を決定する。
ステップS17で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、除電チャージャ43の出力を決定する。
ステップS18で、ユーザがオペパネ22を操作して画像形成開始したかどうか判定し、開始操作の場合は、CPU21がそのスタート信号を取得する。開始操作のない場合は反復し、ユーザの開始操作を待つ。
ステップS19で、スタート信号に基づき、CPU21は供給ローラモータドライバ27を制御し、設定した回転数で供給ローラ52の駆動を開始する。
ステップS20で、CPU21は現像ローラモータドライバ23を制御し、現像ローラ41の駆動を開始する。
ステップS21(aの場合)では、CPU21は選択した第1トレイを駆動する第1トレイピックアップモータドライバ24を制御し、第1トレイピックアップローラを回転させ、コート紙の給紙を開始する。
ステップS21(bの場合)では、CPU21は選択した第2トレイを駆動する第2トレイピックアップモータドライバ25を制御し、第2トレイピックアップローラを回転させ、上質紙の給紙を開始する。
ステップS24で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、帯電チャージャ用高圧電源32の電圧を設定し、帯電チャージャ42に印加するよう制御する。
ステップS25で、CPU21は決定した除電チャージャ43の出力に基づき、除電チャージャ用高圧電源33の電圧を設定し、除電チャージャ43に印加するよう制御する。
以上で現像ローラ上の現像剤層に対する帯電と除電の制御のフローが実行される。後は画像形成動作に伴い、任意のプロセスで終了すればよい。
(第5の実施形態:湿式現像装置の構成と動作)
本発明に係る湿式現像装置の第5の実施形態として、図11における湿式現像装置4の別の構成と動作について説明する。
第4の実施形態では、汲み上げローラと供給ローラを備え、現像ローラに液体現像剤を供給する構成となっていた。第5の実施形態では、現像剤帯電手段である帯電チャージャ42が供給ローラ52に対向して配置されている。
これにより、現像ローラ上に供給される現像剤層の量を調整するとともに、現像ローラにトナーを主に供給し、キャリヤ液の供給を抑制することができるようになる。すなわち、現像ローラ上のトナーリッチな現像剤を現像に供することが可能となり、現像ローラ上のキャリヤ液を少なくすることができる。
図14は、本発明に係る湿式現像装置の第5の実施形態を示す概略構成図である。図14を用いて第5の実施形態に係る湿式現像装置の構成と動作について説明する。
なお第1乃至第4の実施形態に係る湿式現像装置と同じ機能を有する構成要素は同じ符号を付した。異なる構成と動作について説明する。
図14において、湿式現像装置は、図11の第4の実施形態と同様に、現像ローラ41に加えて、現像ローラ41に現像剤を供給する供給ローラ52と、現像剤層44中の液体現像剤8を汲み上げる汲み上げローラ51とを設けている。
しかし、第5の実施形態に係る湿式現像装置は、図11の第4の実施形態の場合と異なり、供給ローラ52と汲み上げローラ51の回転方向が逆方向となっている。
それに伴い、汲み上げローラ51の規制部材45の配置も異なっている。さらに供給ローラ52には表面のトナーを現像ローラ41に移動させるための電圧を印加する供給ローラ用電源49が接続されている。
汲み上げローラ51は、現像剤槽44内の液体現像剤8に浸漬するよう配置され、矢印h方向に回転し、現像剤槽44から液体現像剤8を汲み上げる。汲み上げられた液体現像剤8は、規制部材45で規制を受けて搬送され、供給ローラ52に受け渡される。
供給ローラ52は汲み上げローラ51に対向して配置され、当接しながら矢印g方向に回転している。このニップ部で、供給ローラ52の表面に移し取られた現像剤は、供給ローラ52に対向して設置された現像剤帯電手段としての帯電チャージャ42により、現像剤中のトナーが帯電される。
供給ローラ52上のトナーが帯電された現像剤は、現像ローラ41とのニップ部へ向かって搬送されていく。
現像剤担持体としての現像ローラ41は供給ローラ52に対向して配置され、当接しながら矢印b方向に回転している。すなわちこのニップ部での表面移動方向が供給ローラ52と同方向であり、供給ローラ52表面に搬送された帯電トナーの層は、ニップ部での現像ローラ41との間の電界により、現像ローラ41表面にすべて移し取られる。
これは感光体への現像と同様であり、図3で示したと同じように、現像ローラ上にトナーが移動した後に液体現像剤の分断が生じ、ニップ通過後の供給ローラにはキャリヤ液のみが付着する。
これにより現像ローラ41上にはキャリヤ液が少なくなり、現像により感光体上に消費されるキャリヤ液量も少なくなる。現像ローラ41上のトナーリッチな現像剤は、感光体ドラム1とのニップ部へ搬送され、現像に供される。
一方、供給ローラ52上に付着したキャリヤ液は再利用される。またキャリヤ液回収のためのブレードを供給ローラ52に当接して配置してもよい。
画像濃度の調整は、第1乃至第3の実施形態の場合と同様、帯電チャージャ42の出力を制御すればよい。帯電チャージャ42は供給ローラ52に対向しているので、供給ローラ52表面の液体現像剤中のトナー帯電量が変化することになるが、トナー帯電量が高くても、供給ローラ52表面のすべての現像剤が現像ローラ41側へ現像されるような電圧が供給ローラ52に印加されるようにすればよい。
また帯電チャージャ42の出力を制御して現像剤中のトナー帯電量を変化させれば、当然それに応じて除電チャージャ43の出力も制御し、現像後の残留現像剤のクリーニング性を確保するようにすべきである。
<機能構成>
図16は第5の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。第1乃至第4の実施形態と同じ符号の構成要素は、同じ機能を有するものである。
ユーザはオペパネ22を用いて画像濃度を選択する。CPU21は選択された画像濃度に基づき、現像トナー量を設定する。すなわちCPU21は現像トナー量を設定する現像トナー量設定手段として機能する。
感光体上への現像トナー量が設定された現像トナー量になるよう、現像剤帯電手段の出力を変える動作、及びその動作を制御手段として機能するCPU21が実行することは、第1乃至第4の実施形態の場合と同様である。
供給ローラ用電源49は供給ローラに電圧を印加する。その電圧設定は、現像ローラ用電源48により現像ローラ41に印加される電圧との関係で両ローラ間に働く電界により、現像剤帯電手段により帯電された供給ローラ52上の現像剤すべてが、現像ローラ41側へ現像されるように設定される。
<帯電と除電の制御フロー>
図15を用いて帯電と除電の制御フローを説明する。図15は第5の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップS12でユーザがオペパネ22を操作して濃度選択を行ったかどうか判定し、濃度選択操作があった場合は、CPU21がその入力を取得し、対応する現像トナー量を設定する。濃度選択操作がない場合は反復し、ユーザの操作を待つ。
ステップS16で、CPU21は設定した現像トナー量に基づき、帯電チャージャ42の出力を決定する。
ステップS17で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、除電チャージャ43の出力を決定する。
ステップS18で、ユーザがオペパネ22を操作して画像形成開始したかどうか判定し、開始操作の場合は、CPU21がそのスタート信号を取得する。開始操作のない場合は反復し、ユーザの開始操作を待つ。
ステップS19で、スタート信号に基づき、CPU21は供給ローラモータドライバ27を制御し、供給ローラ52の駆動を開始する。
ステップS20で、CPU21は現像ローラモータドライバ23を制御し、現像ローラ41の駆動を開始する。
ステップS22で、CPU21は供給ローラ用電源49が供給ローラ52に指定した電圧を印加するよう制御する。
ステップS23で、CPU21は現像ローラ用電源48が現像ローラ41に指定した電圧を印加するよう制御する。
ステップS24で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、帯電チャージャ用高圧電源32の電圧を設定し、帯電チャージャ42に印加するよう制御する。
ステップS25で、CPU21は決定した除電チャージャ43の出力に基づき、除電チャージャ用高圧電源33の電圧を設定し、除電チャージャ43に印加するよう制御する。
以上で現像剤層に対する帯電と除電の制御のフローが実行される。後は画像形成動作に伴い、任意のプロセスで終了すればよい。
(第6の実施形態:湿式現像装置の構成と動作)
本発明に係る湿式現像装置の第6の実施形態として、図14における湿式現像装置の構成と動作について、第5の実施形態と異なる部分について説明する。
第5の実施形態では、ユーザがオペパネで画像濃度を調整する構成について説明した。しかしながら、第6の実施形態では、紙種によって現像トナー量設定を変えることができる構成となっている。また現像トナー量設定に対して、実際に現像トナー量を変える動作を、第4の実施形態の場合と同様に供給ローラ52の回転数を変化させることで実行している点が、第5の実施形態の場合と異なる。
すなわち、現像剤帯電手段、現像剤除電手段の各出力は供給ローラ52の回転数に応じて制御することになる。
例えば、供給ローラ52の回転数を高くして現像トナー量を多くする場合、供給ローラ52上のトナー量は供給ローラ52の回転数に関わらず一定であるが、帯電チャージャ42部分を通過する時間は短くなる。このとき帯電チャージャ42の出力が一定であれば、トナー粒子の帯電量は低くなる。
すなわち、一定のトナー帯電量を得るためには、供給ローラ52の回転数に応じて帯電チャージャ42の出力を変える必要がある。
制御された出力で帯電された現像剤は現像ローラ41とのニップ部に搬送され、電界の力により現像ローラ41に受け渡される。こうして現像ローラ41上には、付着量が変化してもトナー粒子の帯電量が同じであるような現像剤薄層が形成される。
但し、トナー粒子の帯電量が同じであっても付着量が異なるため、これらを除電するために必要な電流は異なる。すなわち、付着量が多いほど除電チャージャ43の出力を大きくすることが必要になる。
例えば、具体的に例示すると、コート紙モードの場合、現像トナー量の設定が1.5g/m、として、供給ローラ52の回転数が、線速で440mm/s、帯電チャージャ42の出力が40μA、除電チャージャ43の出力が30μAでよい。それに対して、上質紙モードの場合、現像トナー量の設定は2.5g/mとなり、供給ローラ52の回転数は線速で730mm/sとなる。またそれに応じて、帯電チャージャ42の出力70μA、除電チャージャ43の出力50μAが必要となる。
<機能構成>
図18は第6の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。第1乃至第5の実施形態と同じ符号の構成要素は、同じ機能を有するものである。
ユーザはオペパネ22を用いて記録用紙を選択し、CPU21はその用紙種を取得する。すなわちCPU21は記録用紙種取得手段として機能する。ユーザはオペパネ22を用いて画像濃度を調整することもでき、CPU21はそれも合わせて取得し、現像トナー量を設定する。すなわちCPU21は記録用紙種等に基づき現像トナー量を設定する現像トナー量設定手段として機能する。
CPU21は、設定した現像トナー量から現像ローラ41上に必要なトナー量を求め、逆算してそれを供給する供給ローラ52の回転数を設定する。
供給ローラモータドライバ27は、供給ローラ52を指示された回転数で駆動する装置である。CPU21は設定した現像トナー量を達成するため、供給ローラモータドライバ27に回転数を指示し、供給ローラ52を駆動させる。
感光体上への現像トナー量が設定された現像トナー量になるよう、現像剤帯電手段の出力を変える動作、及びその動作をCPU21が実行することは、第1乃至第5の実施形態の場合と同様である。このように、CPU21は制御手段として機能する。
なお、第1トレイピックアップモータドライバ24、第2トレイピックアップモータドライバ25は、第4の実施形態の場合と同様である。
<帯電と除電の制御フロー>
図17を用いて帯電と除電の制御フローを説明する。図17は第6の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップS13でユーザがオペパネ22を操作して選択した記録用紙の紙種を判定し、CPU21がその入力を取得する。またCPU21は、取得した紙種に基づき現像トナー量を設定する。
ステップS13でコート紙が選択された場合はステップS14a以下を実行し、上質紙が選択された場合はステップS14b以下を実行する。以下のフロー説明では、aのコート紙とbの上質紙をまとめて説明し、区別する場合のみaまたはbを付加する。
ステップS14で、CPU21は取得した記録用紙の紙種に基づき、給紙トレイとして第1トレイ(コート紙の場合)、あるいは第2トレイ(上質紙の場合)を選択する。
ステップS15で、CPU21は設定した現像トナー量に基づき、供給ローラ52の回転数を決定する。
ステップS16で、CPU21は設定した供給ローラ52の回転数に基づき、帯電チャージャ42の出力を決定する。
ステップS17で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、除電チャージャ43の出力を決定する。
ステップS18で、ユーザがオペパネ22を操作して画像形成開始したかどうか判定し、開始操作の場合は、CPU21がそのスタート信号を取得する。開始操作のない場合は反復し、ユーザの開始操作を待つ。
ステップS19で、スタート信号に基づき、CPU21は供給ローラモータドライバ27を制御し、設定した回転数で供給ローラ52の駆動を開始する。
ステップS20で、CPU21は現像ローラモータドライバ23を制御し、現像ローラ41の駆動を開始する。
ステップS21(aの場合)では、CPU21は選択した第1トレイを駆動する第1トレイピックアップモータドライバ24を制御し、第1トレイピックアップローラを回転させ、コート紙の給紙を開始する。
ステップS21(bの場合)では、CPU21は選択した第2トレイを駆動する第2トレイピックアップモータドライバ25を制御し、第2トレイピックアップローラを回転させ、上質紙の給紙を開始する。
ステップS22で、CPU21は供給ローラ用電源49が供給ローラ52に指定した電圧を印加するよう制御する。
ステップS23で、CPU21は現像ローラ用電源48が現像ローラ41に指定した電圧を印加するよう制御する。
ステップS24で、CPU21は決定した帯電チャージャ42の出力に基づき、帯電チャージャ用高圧電源32の電圧を設定し、帯電チャージャ42に印加するよう制御する。
ステップS25で、CPU21は決定した除電チャージャ43の出力に基づき、除電チャージャ用高圧電源33の電圧を設定し、除電チャージャ43に印加するよう制御する。
以上で現像剤層に対する帯電と除電の制御のフローが実行される。後は画像形成動作に伴い、任意のプロセスで終了すればよい。
以下、第1乃至第6の実施形態に係る湿式現像装置、湿式現像方法の実施例を説明する。
実施例1乃至6は、それぞれ第1乃至第6の実施形態に係る湿式現像装置を使用している。
比較例1乃至6も同様に、それぞれ第1乃至第6の実施形態で説明した湿式現像装置を使用しているが、トナー現像量の設定や現像剤帯電手段の出力に応じて現像剤除電手段の出力を変更する制御を行っていない。
各実施例に共通する条件設定について述べる。
<液体現像剤の作成>
ポリエステル樹脂を100質量部、銅フタロシアニン15質量部をヘンシェルミキサで十分混合した後、ロール内加熱温度100℃の同方向回転二軸押出し機を用い溶融混練を行い、得られた混合物を冷却、粗粉砕し粗粉砕トナーを得た。
モレスコホワイトP40(松村石油研究所社製)75質量部、分散剤としてV220(ISP社製)を0.8質量部混合し、サンドミルにより4日間湿式粉砕し、液体現像剤を得た。粒径は2.0μmであった。粒径はレーザ回折式粒度分布測定装置SALD−2200(島津製作所社製)にて測定した。この液体現像剤の帯電保持性を調べると、帯電保持率は90%であった。
また分散剤ISP社製V220を1.5質量部添加して作成した液体現像剤の粒径は1.9μm、帯電保持率は60%であった。
以下に、図19を参照して、帯電保持性の評価方法について説明する。
図19において、61はφ100mm、幅100mmの金属製ローラであり、接地している。その表面に、バーコータ等により6g/mの液体現像剤薄層を形成する。その後、コロトロンチャージャ62を印加しながら、ローラ61を420mm/sで1回転させる。コロトロンチャージャ62には定電流電源(MODEL610E:トレック社製)が繋がれており、ローラ61に20μAの電流(8cm幅)が流れ込むように定電流制御されている。
63は表面電位センサ(MODEL344:トレック社製)であり、コロトロンチャージャ62により、ローラ61上のトナー層が帯電されてから0.5秒後と、10秒後のトナーの表面電位を測定する。表面電位センサ63はオシロスコープ(DL1640:YOKOGAWA社製)64に接続されており、オシロスコープ64から表面電位の測定値を読み取る。
トナー粒子の帯電量は、帯電されてからの時間により低下するため、以下の式で帯電保持率を求めた。
帯電保持率=10秒後の表面電位/0.5秒後の表面電位×100(%)。
<装置条件について>
現像ローラ41として、外径40mm、長さ230mm、表面粗さ(RzJIS)2μmの導電性ポリウレタンのゴムローラを用い、帯電チャージャ42、除電チャージャ43としてコロトロンチャージャを用いた。また、除去部材46として厚さ2mm、硬度77度のポリウレタン製ブレードを用い、圧接角20度、圧接圧20N/mとした。
実施例1乃至3については、現像ローラ41を接地し、線速420mm/sで回転させ、現像ローラ41上にトナー量2.5g/m(現像剤量10g/m)の現像剤薄層を形成した。その状態で帯電チャージャ42によりトナー粒子を帯電し、さらに現像後に除電チャージャ43で除電した場合のクリーニング性を評価した。
帯電チャージャ42、除電チャージャ43の各出力は定電流電源(MODEL610E:トレック社製)を用い、現像ローラへの流れ込み電流を定電流制御した。各実施例における電流値は表1に示す。
実施例4乃至6については、汲み上げローラ51として180線/inchの斜線タイプのアニロックスローラを用い、供給ローラ52は導電性ポリウレタンゴムのゴムローラを用い、現像ローラ41は上記実施例1乃至3と同じものを用いた。
ゴムローラはポリウレタンゴムに限定されることはなく、NBRや他のゴム剤を用いてもよい。アニロックスローラについても一例であり、他の種類(凹部形状や線数)のものを用いてもよい。
汲み上げローラ51と供給ローラ52の押し込み量を0.4mm、供給ローラ52と現像ローラ41の押し込み量を0.1mmとした。現像ローラ41の線速は420mm/sである。
この場合、現像ローラ41上にトナー量2.5g/mまたは1.5g/mの現像剤薄層を形成するために、供給ローラ52の線速は表1に示す値とした。
その状態で帯電チャージャ42によりトナー粒子を帯電し、さらに現像後に除電チャージャ43で除電した場合のクリーニング性を評価した。
帯電チャージャ42、除電チャージャ43の各出力は、実施例1乃至3の場合と同様に制御した。各実施例における電流値は表1に示す。
<評価方法と結果について>
実施例1乃至6についてのクリーニング性の評価は、以下のように行った。
現像ローラ41上の残存現像剤を除去するための除去部材(ブレード)46を通過した後に、現像ローラ41表面に残った残存現像剤をテープ(メンディングテープ:3M社製)により剥離し、台紙に貼り付け目視評価した。評価は○(良好、許容できる)と×(不可、許容できない)の二者択一とした。
表1に、実施例1乃至6及び比較例1乃至6についての実施条件とクリーニング性の評価結果について示す。
Figure 2010044189
実施例はすべて、現像トナー量が2.5g/m、もしくは1.5g/mとなるよう設定した。画像濃度に差を付けるため、もしくはコート紙と上質紙の差に対応するためを想定してのものである。
実施例1乃至6すべてにおいて、すなわち第1乃至第6の実施形態すべてにおいて、現像トナー量が異なる設定に対して、何れも良好なクリーニング性が得られた。
比較例については、すべて現像トナー量が1.5g/mとなるよう設定した。しかし、除電チャージャ43の出力については、現像トナー量が2.5g/m設定のときと同じであり、変更していない。
比較例1乃至6すべてにおいて、すなわち第1乃至第6の実施形態すべてにおいて、何れも良好なクリーニング性が得られていない。現像トナー量が異なる設定に対しては、除電チャージャの出力を対応させないと、単に除電するのみではクリーニング性について効果が得られないことが分かる。
上述したように、本実施形態に係る湿式現像装置、湿式現像方法、及びそれらを備えた画像形成装置によれば、液体現像剤を用いて現像を行うに際して、帯電手段により現像剤中のトナーを任意の帯電量になるよう帯電して、現像に供することができ、その場合にも現像後、現像ローラに残留した現像剤のクリーニングを行う前に、除電手段を設け、かつその出力を上記帯電手段の出力に応じて適切に制御し、現像剤中のトナーを除電することにより、ブレードを用いて十分なクリーニングを行うことができる。
すなわち、濃度や階調性を変える、また用紙種類を変える等のために現像トナー量やトナー帯電量を変更した場合にも、適切なクリーニングが実施でき、ブレードや現像ローラの消耗を抑制し、トナー汚染等もなく、良好な画像を得ることができる。
なお上述の実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す図である。 (a)現像時の感光体と現像ローラのニップ部の状態、及び(b)その後、感光体と現像ローラが分離したときのニップ部の状態を示す図である。 帯電手段からの流れ込み電流に対して感光体上へのトナー付着量が変化する様子を示すグラフである。 帯電手段の出力に対して、除電手段の出力を変化させたときのクリーニング性の傾向を示す具体例を示すグラフである。 第1の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御動作の機能構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。 本発明に係る湿式現像装置の第4の実施形態を示す概略構成図である。 第4の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。 本発明に係る湿式現像装置の第5の実施形態を示す概略構成図である。 第5の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。 第6の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御の流れを示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る湿式現像装置における現像剤層に対する帯電と除電の制御動作について、その機能構成を示すブロック図である。 現像剤の帯電保持性の評価方法について説明するための図である。
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
2 帯電装置
3 露光装置
4 湿式現像装置
5 転写ローラ
6 クリーニング装置
8 液体現像剤
9 記録媒体
10 画像形成装置
21 CPU(制御手段、現像トナー量設定手段)
22 オペレーションパネル(オペパネ)
23 現像ローラモータドライバ
24 第1トレイピックアップモータドライバ
25 第2トレイピックアップモータドライバ
27 供給ローラモータドライバ
32 帯電チャージャ用高圧電源
33 除電チャージャ用高圧電源
34 紙種センサ
41 現像ローラ(現像剤担持体)
42 帯電チャージャ(現像剤帯電手段)
43 除電チャージャ(現像剤除電手段)
44 現像剤槽
45 規制部材
46 除去部材(現像剤除去手段)
48 現像ローラ用電源
49 供給ローラ用電源
51 汲み上げローラ
52 供給ローラ(現像剤供給手段)
81 トナー粒子
82 キャリヤ液

Claims (11)

  1. トナーとキャリヤ液を含む液体現像剤を担持搬送する現像剤担持体により像担持体表面の静電潜像を現像し、トナー像を形成する湿式現像装置であって、
    前記液体現像剤が現像に供される前に、前記液体現像剤中のトナーを帯電するよう配置された出力可変の現像剤帯電手段と、
    前記液体現像剤が現像に供された後に、前記現像剤担持体上に残存する前記液体現像剤中のトナーを除電するよう配置された出力可変の現像剤除電手段と、
    前記現像剤除電手段によりトナーが除電された後に、前記現像剤担持体上に残存する前記液体現像剤を除去するよう配置された現像剤除去手段と、
    前記現像剤除電手段の出力を前記現像剤帯電手段の出力に応じて変更する制御手段を有する
    ことを特徴とする湿式現像装置。
  2. 前記像担持体の現像トナー量を予め設定する現像トナー量設定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記現像トナー量設定手段により設定されたトナー量に応じて、前記現像剤帯電手段の出力及び前記現像剤除電手段の出力を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の湿式現像装置。
  3. 前記像担持体上に形成されたトナー像を転写する記録用紙の紙種を取得する記録用紙種取得手段を有し、
    前記現像トナー量設定手段は、
    前記記録用紙種取得手段により取得された記録用紙の紙種に応じて現像トナー量を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の湿式現像装置。
  4. 前記現像剤担持体に前記液体現像剤を供給する供給量可変の現像剤供給手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記現像剤供給手段による前記液体現像剤の供給量に応じて、前記現像剤帯電手段の出力及び前記現像剤除電手段の出力を変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の湿式現像装置。
  5. 前記現像剤帯電手段は、
    前記現像剤供給手段に対向し、該現像剤供給手段上の前記液体現像剤中のトナーを帯電するよう配置された
    ことを特徴とする請求項4に記載の湿式現像装置。
  6. トナーとキャリヤ液を含む液体現像剤中のトナーを帯電する現像剤帯電工程と、
    前記現像剤帯電工程において帯電された前記液体現像剤を担持搬送する現像剤担持体により、像担持体表面の静電潜像を現像し、トナー像を形成する現像工程と、
    前記現像工程後に、前記現像剤担持体上に残存する前記液体現像剤中のトナーを除電する現像剤除電工程と、
    前記現像剤除電工程によりトナーが除電された後に、前記現像剤担持体上に残存する前記液体現像剤を除去する現像剤除去工程と、を備え、
    前記現像剤除電工程は、前記現像剤帯電工程における帯電の出力に応じて除電の出力を変更する
    ことを特徴とする湿式現像方法。
  7. 前記現像工程における現像トナー量を予め設定する現像トナー量設定工程を有し、
    前記現像剤帯電工程における帯電の出力及び前記現像剤除電工程における除電の出力は、
    前記現像トナー量設定工程において設定されたトナー量に応じて変更される
    ことを特徴とする請求項6に記載の湿式現像方法。
  8. 前記現像工程で形成されたトナー像を転写する記録用紙の紙種を取得する記録用紙種取得工程を有し、
    前記現像トナー量設定工程では、
    前記記録用紙種取得工程において取得された記録用紙の紙種に応じて現像トナー量が設定される
    ことを特徴とする請求項7に記載の湿式現像方法。
  9. 前記現像剤担持体に前記液体現像剤を供給する現像剤供給工程を有し、
    前記現像剤帯電工程における帯電の出力及び前記現像剤除電工程における除電の出力は、
    前記現像剤供給工程における前記液体現像剤の供給量に応じて変更される
    ことを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の湿式現像方法。
  10. 前記現像剤帯電工程は、前記現像剤供給工程の前に実行される
    ことを特徴とする請求項9に記載の湿式現像方法。
  11. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の湿式現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2008207750A 2008-08-12 2008-08-12 湿式現像装置、湿式現像方法、及び画像形成装置 Pending JP2010044189A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008207750A JP2010044189A (ja) 2008-08-12 2008-08-12 湿式現像装置、湿式現像方法、及び画像形成装置
US12/462,075 US8204395B2 (en) 2008-08-12 2009-07-28 Wet development device, wet development method, and image forming apparatus using the device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008207750A JP2010044189A (ja) 2008-08-12 2008-08-12 湿式現像装置、湿式現像方法、及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010044189A true JP2010044189A (ja) 2010-02-25

Family

ID=41681347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008207750A Pending JP2010044189A (ja) 2008-08-12 2008-08-12 湿式現像装置、湿式現像方法、及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8204395B2 (ja)
JP (1) JP2010044189A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102236304A (zh) * 2010-05-07 2011-11-09 株式会社宫腰 湿式显影装置
JP2012128094A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Kyocera Document Solutions Inc 湿式画像形成装置
JP2014203076A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 ザイコン アイピー ビーヴイXeikon Ip Bv トナー除去性を改善したデジタル印刷システム
JP2014235275A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 富士ゼロックス株式会社 液体現像装置、および画像形成装置
JP2015084083A (ja) * 2013-09-17 2015-04-30 コニカミノルタ株式会社 湿式現像装置および湿式画像形成装置
JP2015114594A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 コニカミノルタ株式会社 湿式画像形成装置
JP2015165275A (ja) * 2014-03-03 2015-09-17 コニカミノルタ株式会社 湿式現像装置および湿式画像形成装置
JP2016006453A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 コニカミノルタ株式会社 湿式現像装置および湿式画像形成装置
JP2016061850A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 コニカミノルタ株式会社 湿式現像装置および湿式画像形成装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8599438B2 (en) * 2009-01-30 2013-12-03 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus
EP2378376A1 (en) * 2010-04-08 2011-10-19 Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. Wet type developing apparatus and wet type developing method
JP5637025B2 (ja) * 2011-03-18 2014-12-10 コニカミノルタ株式会社 湿式画像形成装置
JP5920298B2 (ja) * 2013-09-13 2016-05-18 コニカミノルタ株式会社 湿式画像形成装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005037473A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、これを用いた画像形成装置、クリーニング方法、及びこれを用いた画像形成方法
JP2005345932A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Pentax Corp 湿式画像形成装置
JP2006030719A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2006259305A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2007171404A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 湿式現像装置及び湿式画像形成装置
JP2008170602A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Seiko Epson Corp 画像形成方法および画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5781827A (en) * 1995-08-22 1998-07-14 Minolta Co., Ltd. Developing device having a bias-controlled toner discharging member
US20060110186A1 (en) * 2004-11-24 2006-05-25 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Liquid development unit
JP2007225893A (ja) 2006-02-23 2007-09-06 Kyocera Mita Corp 液体現像装置及び画像形成装置
US8000640B2 (en) * 2006-09-19 2011-08-16 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005037473A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、これを用いた画像形成装置、クリーニング方法、及びこれを用いた画像形成方法
JP2005345932A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Pentax Corp 湿式画像形成装置
JP2006030719A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2006259305A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2007171404A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 湿式現像装置及び湿式画像形成装置
JP2008170602A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Seiko Epson Corp 画像形成方法および画像形成装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102236304A (zh) * 2010-05-07 2011-11-09 株式会社宫腰 湿式显影装置
JP2011237514A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd 湿式現像装置
JP2012128094A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Kyocera Document Solutions Inc 湿式画像形成装置
US8571430B2 (en) 2010-12-14 2013-10-29 Kyocera Mita Corporation Wet-type image forming apparatus
JP2014203076A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 ザイコン アイピー ビーヴイXeikon Ip Bv トナー除去性を改善したデジタル印刷システム
JP2014235275A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 富士ゼロックス株式会社 液体現像装置、および画像形成装置
JP2015084083A (ja) * 2013-09-17 2015-04-30 コニカミノルタ株式会社 湿式現像装置および湿式画像形成装置
JP2015114594A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 コニカミノルタ株式会社 湿式画像形成装置
JP2015165275A (ja) * 2014-03-03 2015-09-17 コニカミノルタ株式会社 湿式現像装置および湿式画像形成装置
US9383688B2 (en) 2014-03-03 2016-07-05 Konica Minolta, Inc. Wet-type developing device and wet-type image forming apparatus with charging unit and neutralizing unit
JP2016006453A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 コニカミノルタ株式会社 湿式現像装置および湿式画像形成装置
JP2016061850A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 コニカミノルタ株式会社 湿式現像装置および湿式画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20100040387A1 (en) 2010-02-18
US8204395B2 (en) 2012-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010044189A (ja) 湿式現像装置、湿式現像方法、及び画像形成装置
US7561815B2 (en) Image forming apparatus that controls development conditions based on paper type
JP4830978B2 (ja) 湿式現像装置及び湿式画像形成装置
JP2005234430A (ja) 液体現像方法、液体現像装置及び画像形成装置
JP3749372B2 (ja) 一成分トナーの現像装置
US8862006B2 (en) Wet-type image forming apparatus that controls the amount of liquid developer based on the rate of change of the electric potential of the liquid developer
JP5618807B2 (ja) 湿式画像形成装置
JP2011033722A (ja) 画像形成装置
JP2008209426A (ja) クリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4830776B2 (ja) 湿式画像形成装置
JP2006235176A (ja) 液体現像装置、液体現像方法及び現像ローラのクリーニング方法
JP5145647B2 (ja) 現像方法、液体現像装置、及び、画像形成装置
JP4788359B2 (ja) 液体現像装置及び画像形成装置
JP4525705B2 (ja) 画像形成方法
JP4926197B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2008165178A (ja) カラー画像形成装置およびカラー画像形成方法
JP2006284728A (ja) 現像装置および画像形成方法
JP2009145761A (ja) 湿式画像形成装置
US7809295B2 (en) Color image forming apparatus and method for stabilizing liquid developer viscosity
US9651892B2 (en) Wet-type image forming apparatus
JP2009300874A (ja) 湿式画像形成装置
JP2009025606A (ja) 画像形成装置
JP2004163929A (ja) 液体現像装置
JP2009025605A (ja) 画像形成装置
JP2014095862A (ja) 非磁性一成分現像装置と非磁性一成分現像方法、プロセスユニット及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140107