JP4830776B2 - 湿式画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、トナーをキャリア液に分散した液体現像剤を用いて、像担持体上の静電潜像を現像する湿式画像形成装置に関する。
従来より、像担持体表面の静電潜像を、トナー粒子を絶縁性キャリア液に分散させた液体現像剤で現像し、現像により形成されたトナー像を転写材に転写して最終画像を得る画像形成装置が知られている。また、前記液体現像剤による現像により形成されたトナー像を中間転写体に一次転写し、中間転写体の表面に複数のトナー像を重ね合わせ、その後重ね合わせたトナー像を転写材に一括転写して最終画像を得る画像形成装置も知られている。
かかる液体現像装置を用いた湿式画像形成装置は、乾式画像形成装置では実現できない利点を有しており、近年その価値が見直されつつある。湿式画像形成装置の主な利点は、サブミクロンサイズの極めて微細なトナーを用いることができるため高画質を実現でき印刷並みの質感を得られること、比較的低温でトナーを転写材に定着できるため省エネルギーを実現できること、などである。特に、近年は画像形成装置の高速化に伴って、高粘度のキャリア液に、トナー粒子を高濃度に分散させた液体現像剤が使用される傾向にある。
ところで、高濃度にトナー粒子を分散した液体現像剤を担持した現像剤担持体で、静電潜像を形成した像担持体表面を現像する前に、現像剤担持体上のトナー粒子にコロナチャージャ等で電荷を付与する方法が、特許文献1、特許文献2に提案されている。これらの方法は、コロナチャージャ等でトナー粒子に電荷を付与することにより、トナー粒子同士及びトナー粒子と現像剤担持体との間に強い凝集力を働かせ、現像剤担持体上の液体現像剤層をトナー層と、トナー濃度の低い液体層に分離させている。このように分離することでトナー層を平坦化した後、現像領域で像担持体上の静電潜像を現像し、濃度ムラやカブリの無い均一な画像を形成しようとするものである。また、トナーの荷電量を大きくすることで現像部におけるトナーの移動性を良くし、濃度の向上も図っている。
特許文献1においては、環境の変化に対応して、チャージャの出力を変更し、転写紙上の画像濃度が最も高くなるように設定するものである。
また、特許文献2においては、転写紙の種類やユーザーの好みに応じた画像濃度を得るために、現像剤担持体上の液体現像剤量を変更しても、その液体現像剤量に応じてチャージャの出力を変更し、トナー粒子を適切な凝集状態に保つようにしている。トナー粒子の凝集状態を適正にすることで、良好な画像を得ようとするものである。
特開2000−214688号公報 特開2005−234430号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2における方法を実施したが、画像の均一性に問題があることが分かった。特に、全体的な画像濃度は適切であっても、画像上に縦スジ状のノイズが発生するという問題がしばしば認められた。
従って、本発明が解決しようとする技術課題は、縦スジ状のノイズの無い、均一な画像の得られる湿式画像形成装置を提供することである。
本発明は、以下の構成により上記課題を達成することができる。
1.
表面に静電潜像を形成する像担持体と、
トナーをキャリア液に分散した液体現像剤を表面に担持する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する電圧印加手段と、
を有し、前記現像剤担持体に担持される前記液体現像剤で前記像担持体上に形成される静電潜像を現像し、顕像化する湿式画像形成装置において、
前記電圧印加手段による前記現像バイアスは、300〜700Vであり、
前記現像剤担持体上の前記液体現像剤のトナーの荷電量が200〜950μC/gで、現像後の前記像担持体の画像部の表面電位と前記現像バイアスの電位との差が160〜550Vであることを特徴とする湿式画像形成装置。
2.
前記像担持体上の画像部の現像後の表面電位を測定する測定手段を有することを特徴とする1に記載の湿式画像形成装置。
3.
前記現像剤担持体上の前記液体現像剤に電荷を付与する電荷付与手段を有し、該電荷付与手段により電荷を付与された前記液体現像剤で前記像担持体上に形成された静電潜像を現像することを特徴とするに記載の湿式画像形成装置。
4.
前記測定手段により測定した表面電位により前記現像バイアスを制御する現像バイアス制御手段を有することを特徴とするに記載の湿式画像形成装置。
5.
前記像担持体上の画像部の現像後の表面電位を測定する測定手段を有し、前記測定手段により測定した表面電位により前記電荷付与手段の出力値を制御する電荷量制御手段を有することを特徴とするに記載の湿式画像形成装置。
6.
前記電荷付与手段はコロナチャージャであることを特徴とする3又は5に記載の湿式画像形成装置。
本発明によれば、現像剤担持体上の液体現像剤のトナーの荷電量が200〜950μC/gで、現像後の像担持体の画像部の表面電位と現像剤担持体に印加した現像バイアスの電位との差が160〜550Vである構成としたので、縦スジ状のノイズの無い、均一な画像の得られる湿式画像形成装置を提供することができる。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態である湿式画像形成装置の概略構成を示す図である。像担持体としての感光体5の周囲には、矢印で示す回転方向の順に、帯電装置11、露光装置12、液体現像装置100、感光体クリーニング装置8、除電ランプ10がそれぞれ配置されている。また、感光体5の表面を液体現像装置100で現像した後の表面電位を測定する測定手段13が配置されている。
液体現像装置100により現像され、感光体5上に形成されたトナー像は、転写ローラ9により転写紙7に転写される。その後、転写紙7上のトナー像は、定着装置90で定着されて画像を形成する。
液体現像装置100は、絶縁性のキャリア液にトナー粒子を分散させた液体現像剤2を貯蔵した現像槽1と、現像槽1から液体現像剤2を汲み上げ、金属製の規制ブレード3により、一定膜厚の液体現像剤層を表面に形成する現像剤担持体である現像ローラ4と、現像後の現像ローラ4上の液体現像剤を掻き取るクリーニングブレード6とを有している。
現像ローラ4は、感光体5と接触現像するため、表面が弾性体で構成されている。
また、現像ローラ4には、測定装置13により測定した現像後の感光体5上の表面電位に応じた現像バイアスを出力するための電圧印加手段14及び現像バイアス制御手段15を備えている。
次に、図1の画像形成装置の動作について説明する。
感光体は矢印a方向に回転している。まず、帯電装置11により感光体5の表面を一様に所定電位に帯電する。その後、露光装置12により画像露光を行い、感光体5の表面に潜像を形成する。この感光体5の潜像を液体現像装置100の現像ローラ4で現像する。現像ローラ4は、図中b方向に回転し、現像ローラ4の周速度と感光体5の周速度とは同速度である。この時、現像ローラ4には、所定の現像バイアスが電圧印加手段14により印加されている。また、この現像装置100に用いられる液体現像剤2は、絶縁性キャリア液にトナー粒子を分散させたものであって、さらに荷電制御剤、分散剤等の機能付与剤を含有しても良い。現像後、現像ローラ4上の液体現像剤は現像ローラクリーニングブレード6でクリーニングされる。
液体現像剤2の濃度、粘度は特に限定されるものではないが、トナー粒子等の固形成分を10〜50質量%の割合で分散させ、25℃における粘度が1mPa・s〜10000mPa・sの範囲にある高濃度で高粘度の液体現像剤を使用する場合に特に適している。トナー粒子は予め正極性に帯電している。
現像ローラ4の表面への液体現像剤の塗布膜を形成する動作について説明する。
まず、現像槽1に貯留されている液体現像剤2を現像ローラ4で、汲み上げる。汲み上げられた現像ローラ4の表面上の液体現像剤は、規制ブレード3により一定の膜厚に規制され、薄層が形成される。この現像ローラ4上の薄層により、感光体5の表面の潜像を現像する。
感光体5がさらに回転すると、液体現像剤2により現像された感光体5上のトナー像は、転写紙7の裏側にある転写ローラ9によって感光体5と転写紙7との間に線圧が加えられながら、転写ローラ9には図示しない電源によって負極性の電圧が印加される。この印加電圧により、転写紙7の感光体5と向き合う表面も負極性の電位となり、転写紙7の表面電位と感光体5との間の電位差により、トナー像は転写紙7の表面に引きつけられる。この状態で転写紙7が矢印方向に搬送され、定着装置90により定着処理がなされ、画像出力が完了する。
トナー像を転写紙7に転写した後の感光体5の表面は、感光体クリーニング装置8によりクリーニングされ、その後、除電ランプ10により感光体5の表面の電荷を除電する。
ところで本実施形態においては、感光体5の静電潜像を現像する現像ローラ4上の液体現像剤のトナーの荷電量が200〜950μC/gで、現像後の感光体5の画像部(黒ベタ画像部)の表面電位と現像ローラ4に印加された現像バイアスの電位との差が160〜550Vである。
現像ローラ4上の液体現像剤のトナーの荷電量が200〜950μC/gで、現像後の感光体5の画像部(黒ベタ画像部)の表面電位と現像ローラ4に印加された現像バイアスの電位との差が160〜550Vとなるように制御することにより、縦スジ状の画像ムラの発生が無く、均一な画像を形成することができる。
従来、高濃度な液体現像剤を用いた湿式画像形成装置において、画像ムラ対策として、現像ローラ上の液体現像剤にコロナチャージャを用いて正電荷を付与する方法が提案されていた(特許文献1、2参照。)。本発明者らが実施したところ、全体的な画像濃度及びカブリに対しては、改善効果は認められるが、縦スジ状の黒スジが画像ノイズとして発生しやすいという問題があった。この縦スジ状の画像ノイズの発生原因を検討した結果、以下に示すメカニズムで発生していると考えられた。
図2に示すように感光体5と現像ローラ4との接触部である現像部から、感光体5と現像ローラ4とが離れる離れ際で、液体現像剤が互いに引っ張られて、分離する際に、軸方向に不均一な状態で、ブリッジBを形成する。ブリッジBの起点Pから終点Sまでの距離Lは、軸方向で不均一になるため、感光体5が現像部を離れる時、液体現像剤中のトナーの分布に乱れが生じ、感光体5の軸方向に不均一になる。この軸方向に不均一なトナーの乱れが、縦スジ状の濃度ムラとして画像に現れるものと考えられる。
本発明人らは、この現像部直後の感光体5上のトナー像の乱れを無くすためには、感光体5上に現像されたトナー像を感光体5側に吸着させ、現像部下流側で生じるブリッジBによる乱れを生じさせないようにすることが有効であることを見出した。
具体的には、現像に用いる現像ローラ4上のトナー荷電量を200〜950μC/gとし、現像後の感光体5上のベタ画像部の表面電位と現像ローラ4の現像バイアスとの電位差を160〜550Vにすることである。
トナー荷電量が200μC/g未満の時は、感光体5上のトナーを感光体5と現像バイアスとの電位差で十分に感光体5側に吸着させることができず、現像部下流側でトナー乱れを生じて、縦スジ状の画像ノイズが発生する。また、トナー荷電量が950μC/gを越えると、画像濃度を維持するためのトナー量を感光体5上に現像したとき、現像したトナー層により感光体5上の表面電位が高くなり、やはり感光体5上のトナーを感光体5と現像バイアスとの電位差で十分に感光体5側に吸着させることができず、現像部下流側でトナー乱れを生じて、縦スジ状の画像ノイズが発生する。
また、現像後の感光体5上のベタ画像部の表面電位と現像ローラ4の現像バイアスとの電位差が160V未満だと、感光体5上の現像トナーの感光体5側への吸着力が小さくなり、縦スジ状の画像ノイズが発生する。電位差が550Vを越えると、感光体5と現像ローラ4との間で放電が発生しやすく、スポット状の放電ノイズが発生する。
本実施形態においては、図1に示すように現像後の画像部の表面電位を測定器13で測定し、その測定結果と現像バイアスとの差を計算し、その計算結果に基づいて現像バイアス制御手段15により現像バイアスを制御している。この時の現像ローラ4上の液体現像剤の荷電量は、予め200〜950μC/gとなるように調整されている。
次に、本実施例における現像バイアス制御手段の動作について説明する。
湿式画像形成装置に電源が投入されると、湿式画像形成装置が予備回転を初め、そのとき黒ベタ画像のパッチを感光体5上に形成し、この黒ベタ画像を液体現像装置100で現像する。この現像時の現像バイアスは、予め設定してある標準値を用いる。その後、感光体5上の黒ベタ画像の表面電位を測定装置13で測定する。測定装置13としては、表面電位を測定できるものであれば良く、トレック社製MODEL362A等を用いることができる。測定結果が、上記電位差の範囲内にない場合には、その差を算出し、現像バイアス制御手段15により電圧印加手段14の出力を制御するようにしている。
この動作は、湿式画像形成装置に電源を投入する時に1回だけ行っても良いし、一定枚数毎に、前記調整動作を行い、制御するようにしてもよい。
図3に第2の実施形態についての湿式画像形成装置の概略構成を示す。第2の実施形態は、第1の実施形態に比べて、現像バイアス制御手段15を持たず、その代わりに現像ローラ4上の液体現像剤に電荷を付与する電荷付与手段であるコロナチャージャ16を配している。コロナチャージャ16は、電源17と電源制御手段18を有している。第1の実施形態と同様に黒ベタ画像のパッチを感光体5上に形成し、その現像後の表面電位を測定装置13で測定する。この測定結果をもとに、現像ローラ4上の規制ブレード3による規制後で、感光体5を現像する現像部上流側の液体現像剤に電荷を付与する。電荷の付与は、コロナチャージャ16の電源17を電源制御手段18により電流制御し、コロナチャージャ16からの放電電荷量を調整することで行う。このようにトナーの帯電量を制御することにより、現像後の感光体5の画像部の表面電位を制御することができ、所定の範囲に収めることができる。また、第2の実施形態を用いる場合には、第1の実施形態のようにトナーの荷電量が予め200〜950μC/gとなるように調整したものでなく、電荷付与手段であるコロナチャージャ16で所定の荷電量になるように調整しても良い。
また、図4に第3の実施形態を示す。第3の実施形態は、測定装置13での測定結果を基に、第1の実施形態で用いた現像バイアス制御手段15と第2の実施形態で用いた電荷付与手段であるコロナチャージャ16を併用したものである。
以上のように第1〜第3の実施形態においては、現像ローラ4上の液体現像剤のトナーの荷電量が200〜950μC/gで、現像後の感光体5の画像部の表面電位と現像バイアスの電位との差が160〜550Vとなるように制御する構成としている。このような構成をとることにより、縦スジ状のノイズの無い、均一な画像の得られる湿式画像形成装置を提供することができる。また、環境変動による感光体5の帯電電位の変動や現像ローラ4上の液体現像剤の荷電量の変化、長期間の使用による帯電装置11の出力変動などが生じても良好な画像を安定して得ることができる。
液体現像液は、キャリア液である絶縁性液体と、静電潜像を現像するトナーと、前記トナーを分散させる分散剤とを主要成分としている。
キャリア液としては、一般に電子写真用現像液に用いるものであれば、特に制限することなく使用することができるが、中でも不揮発性の液体が好ましい。不揮発性液体としては、例えば、シリコンオイル、ミネラルオイル、パラフィンオイル、等の鉱物油等をあげることができる。
トナーとしては、一般に電子写真用現像液に用いるものであれば、特に制限することなく使用することができる。トナー用結着樹脂としては、例えばポリスチレン樹脂、スチレンーアクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を複数、混合して用いても良い。また、トナーの着色に用いられる顔料及び染料も一般に市販されているものを用いることができる。例えば、顔料としては、カーボンブラック、ベンガラ、酸化チタン、シリカ、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、スカイブルー、ベンジジンイエロー、レーキレッドD等を用いることができる。染料としては、ソルベントレッド27やアシッドブルー9等を用いることができる。
現像液の調製方法としては、一般に用いられる技法に基づいて調製することができる。例えば、結着剤樹脂と顔料とを所定の配合比で、加圧ニーダ、ロールミルなどを用いて溶融混練して均一に分散させ、得られた分散体を例えばジェットミルによって微粉砕する。得られた微粉末を例えば風力分級機などにより分級することで、所望の粒径の着色トナーを得ることができる。
続いて、得られたトナーをキャリア液としての絶縁性液体と所定の配合比で混合する。
この混合物をボールミル等の分散手段により均一に分散させ、現像液を得ることができる。
本発明に係る液体現像装置に使用する液体現像剤の粘度としては、1mPa・s〜10000mPa・sのものが好ましく、トナー濃度としては、10〜50質量%が好ましい。なお、現像液の粘度は、TAインスツルメント社製の粘度測定装置アレス(品番:FR−100)で測定した。
次に本発明の実施例について説明する。
図4に示す湿式画像形成装置を使用した。感光体5は直径210mmのアルミドラムに有機感光体膜(a−Si、膜厚35μm)を形成したものであり、回転周速を420mm/secに設定した。帯電装置11はスコロトロンチャージャーを用い、感光体5の表面電位が750Vになるようにした。露光装置12は半導体レーザで画像部分を露光した時に感光体5の表面電位が30Vとなるように設定した。
液体現像剤としては、キャリア液(松村石油製モレスコP120)にコニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)のカラー複写機C350内のブラックトナーを粉砕し、平均粒径2μmとしたものを添加した。トナー濃度を25質量%とした。
また、液体現像装置100の現像ローラ4の条件は以下のとおりである。
直径 :40mm
材質 :ポリウレタンゴム+カーボンブラック
体積抵抗率 :1.0×106Ω・cm
ゴム硬度 :40°
回転周速 :420mm/sec
規制ブレード3としては、SUS0.3mmのブレードを用いた。規制ブレード3により、現像ローラ4上に6mg/m2の液体現像剤層を形成した。この時のトナー量は1.5g/m2であった。
感光体クリーニングブレードとしては、ウレタンゴム2mmのものを用い、クリーニング動作時、感光体の接線から20度の角度でカウンタに接している。圧接力は0.341N/cmである。
この条件で、コロナチャージャ16の出力を変化させて、現像ローラ4上のトナーの荷電量を表1に示すように変えた。コロナチャージャ16の電源としてトレック社製のMODEL610Eを用い、定電流制御により現像ローラ4に流れ込む電流を制御してトナー帯電量を変化させた。
トナー荷電量の測定は、図4の画像形成装置を用いて、感光体5を帯電させずに、電流計(KEITHLEY社製、AUTO PICOAMMETER)を介して接地し、現像ローラ4と感光体5との間に現像バイアス700Vを印加して、コロナチャージャ16を出力し、一定面積の現像を行った。この時の感光体5に流れた電流量と感光体5上に現像されたトナー量から算出した。
感光体5上の黒ベタ画像を現像後の表面電位は、トレック社製MODEL362Aを用いて測定した。
また、評価は、白黒比(B/W)が20%のA4版のチャートを5枚連続プリント後、感光体5上の黒ベタ画像をCCDカメラ(ソニー社製、XC003)で濃度ムラを観察し縦スジの有無と放電ノイズを評価した。放電ノイズとは、感光体5の現像後の表面電位と現像バイアスとの電位差が大きくなり、感光体5と現像ローラ4との間で放電現象が起き、画像上白スポットが現れるノイズである。
トナーの荷電量、現像バイアス値、感光体5上の黒ベタ画像部の現像後の表面電位、感光体5上の黒ベタ画像部の現像後の表面電位と現像バイアスとの電位差、縦スジ状ムラの有無について、それぞれの設定条件と評価結果を表1に示す。
Figure 0004830776
表1の結果から、トナーの荷電量が200μC/g未満の場合、現像バイアス値にかかわらず、縦スジ状のノイズが発生している。また、トナーの荷電量が200μC/g以上であっても、感光体5の現像後の画像部の表面電位と現像バイアス電位との電位差が160V未満であると、縦スジ状のノイズが発生している。これは、電位差が160〜550Vでトナー荷電量が200μC/g以上あれば、感光体5と現像ローラ4との離れ際での液体現像剤の乱れが感光体5上に付着したトナー層に影響しないことが分かる。また、トナーの荷電量が950μC/gを越えると、縦スジ状のノイズが発生している。
以上のように現像ローラ4上の液体現像剤のトナーの荷電量を200〜950μC/gとし、現像後の感光体5上の画像部の表面電位と現像バイアスの電位との差が160〜550Vになるように制御することにより、常に縦スジ状のノイズの無い、均一な画像の得られる湿式画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る第1の実施形態の湿式画像形成装置を示す概略構成図である。 現像部下流側における液体現像剤の乱れの発生を示す模式図である。 本発明に係る第2の実施形態の湿式画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明に係る第3の実施形態の湿式画像形成装置を示す概略構成図である。
符号の説明
1 現像槽
2 液体現像剤
3 規制ブレード
4 現像ローラ
5 感光体
6 クリーニングブレード
7 転写紙
8 感光体クリーニング装置
9 転写ローラ
10 除電ランプ
11 帯電装置
12 露光装置
13 測定手段
14 電圧印加手段
15 現像バイアス制御手段
16 コロナチャージャ
17 電源
18 電源制御手段
90 定着装置
100 液体現像装置

Claims (6)

  1. 表面に静電潜像を形成する像担持体と、
    トナーをキャリア液に分散した液体現像剤を表面に担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する電圧印加手段と、
    を有し、前記現像剤担持体に担持される前記液体現像剤で前記像担持体上に形成される静電潜像を現像し、顕像化する湿式画像形成装置において、
    前記電圧印加手段による前記現像バイアスは、300〜700Vであり、
    前記現像剤担持体上の前記液体現像剤のトナーの荷電量が200〜950μC/gで、現像後の前記像担持体の画像部の表面電位と前記現像バイアスの電位との差が160〜550Vであることを特徴とする湿式画像形成装置。
  2. 前記像担持体上の画像部の現像後の表面電位を測定する測定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の湿式画像形成装置。
  3. 前記現像剤担持体上の前記液体現像剤に電荷を付与する電荷付与手段を有し、該電荷付与手段により電荷を付与された前記液体現像剤で前記像担持体上に形成された静電潜像を現像することを特徴とする請求項に記載の湿式画像形成装置。
  4. 前記測定手段により測定した表面電位により前記現像バイアスを制御する現像バイアス制御手段を有することを特徴とする請求項に記載の湿式画像形成装置。
  5. 前記像担持体上の画像部の現像後の表面電位を測定する測定手段を有し、前記測定手段により測定した表面電位により前記電荷付与手段の出力値を制御する電荷量制御手段を有することを特徴とする請求項に記載の湿式画像形成装置。
  6. 前記電荷付与手段はコロナチャージャであることを特徴とする請求項3又は5に記載の湿式画像形成装置。
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