JP5205744B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体現像剤を用いて画像形成を行う画像形成装置に関する。
感光体(感光ドラム)に静電潜像を形成し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着する電子写真方式の画像形成装置が、複写機、MFP(多機能型プリンタ)、FAX、プリンタなどに広く使用されている。それらの画像形成装置で一般に用いられている現像方式は、粉体トナーを用いる乾式現像である。
しかし、粉体トナーは、トナーが飛散するという問題点があるとともに、トナー粒子が7〜10μmと大きいことから解像度が悪いという画質上の問題点もある。
そこで、大量プリント用のオフィスプリンタやオンデマンド印刷装置などの、より高画質及び高解像度が要求される画像形成装置では、流動パラフィンのような非極性有機溶剤中にトナーを分散させた、液体トナーを用いる湿式現像方式が用いられるようになっている。液体トナーは、トナー粒子が1μm程度と小さいとともに、帯電量が大きいことでトナー画像の乱れが起きにくく、高い解像度を実現できるからである。
従来の湿式の画像形成装置では、湿式現像剤(以後、液体現像剤、あるいは単に現像剤ともいう)として、有機溶剤にトナーを1〜2%の割合で混ぜた低粘度の液体現像剤を用いていた。しかしながら、このような現像剤はトナー濃度(以後、現像剤濃度、あるいは単に濃度ともいう)が低いため、紙上へ多量に付着させ定着時に乾燥させることが必要で、多量の蒸気が発生するといった環境上の大きな問題点をかかえていた。また揮発させるために低沸点のキャリヤ液しか使用できず、引火点が低いなど安全性においても大きな問題があった。
このようなことを背景にして、シリコンオイルなどの絶縁性液体「キャリヤ液」中に樹脂及び顔料からなる固形分としてのトナーを高濃度に分散させることで構成される、高粘度で高濃度の液体現像剤を用いる画像形成装置が提案されるようになった。この液体現像剤を用いると、上記のような問題の発生が防止され、またトナー濃度が高いことから、大量の現像液を使用しないで済むという利点がある。
この液体現像剤を用いて現像する際には、帯電したトナーが絶縁性液体中を静電気の力によって移動して静電潜像を現像する、その移動距離が短いほど現像効率が向上する。そのために、現像ローラ等の現像剤担持体上に現像剤のミクロン単位の薄層を形成し、この薄層化された現像剤を感光体に接触させて現像が行われる。
現像により感光体上に形成されたトナー像は記録材に直接転写される、もしくは中間転写体に一次転写の後、記録材に二次転写される。
しかしながら一般に、感光体上のトナー像を転写した後も、感光体上にはトナーが残留する(あるいは、中間転写体から二次転写した場合にも中間転写体上にはトナーが残留する)。これがそのままの状態で再度現像領域(中間転写体の場合は一次転写領域)に到達すると、次の現像(または一次転写)に悪影響を及ぼす。
上記のような問題に対応するため、転写後残留した感光体上の残存トナー(二次転写後残留した中間転写体上の残存トナー)をクリーニングする技術が開発されてきた。感光体(中間転写体)の上の残存トナーのクリーニングは、一般に当接させたブレードによる掻き取りが行われる。
しかしながら、そういった一般的なブレードなどのクリーニング部材を用いるクリーニングにおいても、様々な条件により十分なクリーニング効果を得られないことが多い。特に液体現像剤では、トナーの粒径が小さいため、感光体(中間転写体)表面の凹凸に入り込んですり抜けが生じやすい。
また、小粒径化にともない、現像や転写時にトナーの移動度を確保するため、一粒子当たりの帯電量を大きくすることが求められる。その結果残留トナーと感光体(中間転写体)との静電付着力が大きくなり、トナー粒子の除去がより困難となってくる。
そこで残存トナーのクリーニング時に、感光体(中間転写体)上の残存トナーを除電することにより感光体(中間転写体)との静電付着力を弱め、クリーニング性を向上するような技術が提案されてきた(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、接地した抵抗1013Ωcm以下の液体を像担持体上に供給することにより除電を行い、残存トナーのクリーニング性を向上する技術が提案されている。また、特許文献2には、導電性のクリーニング部材を用いて、当該部材にAC電圧を印加することにより、感光体表面を除電しながらクリーニングを行う技術が提案されている。
何れの技術においても除電という方法を用いて、残存トナーと感光体や中間転写体の静電付着力を低減して、クリーニング性向上を図るものである。従ってクリーニングを行う時点、すなわちトナーの電荷が不要になった時点で除電のための装置を機能させる必要がある。
例えば、前述したように現像や転写時には、トナー帯電量が小さいと現像効率や転写効率の低下を招くことになるので、除電の手段はクリーニングのための補助部材として別途設ける必要があった。さもなければ、クリーニング力を強めて感光体に負担をかけることになりがちであった。
一方、クリーニングの機構として除電するのではなく、トナーあるいは液体現像剤の特性を制御することで、クリーニング時の静電付着力を低減し、クリーニング性を向上する技術も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3には、感光体(中間転写体)の上の残存トナーにはキャリヤ液もともに残存しているが、この余剰キャリヤ液を除去したトナー層の帯電立ち上がり特性及び減衰特性をともに1kV/sec以上と規定しておくことにより、良好な帯電性を確保しながら残存トナーのクリーニング性を向上するという技術が提案されている。
しかしながらこの場合も、キャリヤ液を除去する前と後でトナーの電位の減衰機構が異なってくることになる。従って、トナーとしての帯電特性とキャリヤ液中のトナー、すなわち液体現像剤としての帯電特性とでは、必要な特性が異なってきて両方を制御する必要が生じてくる。
また、余剰のキャリヤ液を除去するので、場合によっては効果と比較してどの程度除去すればよいかを設定し、制御する必要も生じてくるだろう。
特開平6−83248号公報 特開2002−6706号公報 特開平9−305079号公報
上記のように転写残トナーの除去においては、除電を行い静電付着力を弱めて、クリーニング性を向上する技術が提案されているが、クリーニング時に除電するための補助部材を設ける必要がある。また、トナーの帯電及び減衰特性を制御して、余剰キャリヤ液除去後に静電付着力が弱まるようにする技術も提案されているが、余剰キャリヤ液除去の必要があり、また液体現像剤の特性とは別個にトナーの特性を制御する必要がある。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、現像や転写時には、十分な帯電電位を保持して、良好な画像濃度の画像を形成することができ、かつ転写残トナーのクリーニング時にも、良好なクリーニング性を保持することができる画像形成装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有するものである。
1. 液体現像剤を用いる画像形成装置であって、前記液体現像剤は、液体現像剤の薄層を形成し、帯電させたときの表面電位が、帯電0.2秒後には帯電時の電位の70%以上を保持しており、帯電3秒後には帯電時の電位の50%以下に低下するものであり、前記画像形成装置は、表面に薄層化した前記液体現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向して配設され、前記現像剤担持体上の前記液体現像剤に電荷を付与する現像前帯電装置と、前記現像剤担持体に対向して配設され、前記現像剤担持体の担持する前記液体現像剤により現像され、表面にトナー像を形成する第1の像担持体と、前記第1の像担持体に対向して配設され、前記第1の像担持体の表面の転写残トナーを除去する第1のクリーニング装置と、を有し、前記現像前帯電装置は、前記現像剤担持体上の前記液体現像剤が前記第1の像担持体と対向する現像領域に搬送される手前側に、前記液体現像剤が電荷を付与されてから、現像されるまでに要する時間が0.2秒以内である位置に配設されることを特徴とする画像形成装置。
2. 前記第1の像担持体に対向して配設され、前記第1の像担持体の表面のトナー像を転写される第2の像担持体と、前記第2の像担持体に対向して配設され、前記第2の像担持体の表面の転写残トナーを除去する第2のクリーニング装置と、を有することを特徴とする1に記載の画像形成装置。
3. 前記第1の像担持体の担持する前記トナー像が転写される位置と、その転写残トナーが前記第1のクリーニング装置により除去される位置との間に、前記第1の像担持体と当接して配設される第1の導電性部材を有し、前記第1の像担持体は第1の金属支持体部を有し、前記第1の導電性部材は前記第1の金属支持体部と同電位となるように構成されていることを特徴とする1または2に記載の画像形成装置。
4. 前記第2の像担持体の担持する前記トナー像が転写される位置と、その転写残トナーが前記第2のクリーニング装置により除去される位置との間に、前記第2の像担持体と当接して配設される第2の導電性部材を有し、前記第2の像担持体は第2の金属支持体部を有し、前記第2の導電性部材は前記第2の金属支持体部と同電位となるように構成されていることを特徴とする2に記載の画像形成装置。
5. 前記第1の像担持体が現像され、表面にトナー像が形成される位置と、該トナー像を転写する位置との間に、前記第1の像担持体と対向して配設される第1の電荷付与装置を有することを特徴とする1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
6. 前記第2の像担持体が前記第1の像担持体からトナー像を転写される位置と、該トナー像を再度転写する位置との間に、前記第2の像担持体と対向して配設される第2の電荷付与装置を有することを特徴とする2または4に記載の画像形成装置。
7. 前記液体現像剤は、帯電させたときの前記表面電位が、帯電1秒後には帯電時の電位の50%以下に低下することを特徴とする1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
8. 前記液体現像剤は、15μmのギャップを介して対向する電極間に挟持されたとき、電極間に電圧300Vを印加して30m秒後の電気抵抗率が、10 10 Ωcm以上、10 13 Ωcm以下であることを特徴とする1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
本発明によれば、帯電電位が予め設定した減衰特性となるように調整した液体現像剤を用いることにより、現像や転写時には、十分な帯電電位を保持して、良好な画像濃度の画像を形成することができ、かつ転写残トナーのクリーニング時には、十分に電位減衰し、良好なクリーニング性を保持することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る実施形態を、図を参照して説明する。
液体現像剤の薄層を用いて現像する湿式の画像形成装置は、複写機、簡易印刷機、プリンタなどに利用されている。これらには、一般的に電子写真方式の画像形成プロセスが、共通して用いられている。その電子写真方式による湿式の画像形成装置と、そこで用いられる液体現像剤について、その構成と機能動作を説明する。
以下、本発明に係る湿式の画像形成装置の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成と動作の例)
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成例を図1に示す。図1を用いて画像形成装置の全体構成を説明する。但し、画像形成プロセスに関わる構成要素のみを図示した。記録媒体の給紙、搬送、排紙に関わる構成要素は省略、あるいは簡略的に示した。
図1の画像形成装置10において、作像部は、第1の像担持体としての感光体ドラム1、帯電装置2、露光装置3、液体現像装置4、第1のクリーニング装置6を備える。
図1においては、液体現像装置4が一台のみ配置されているが、カラー画像形成のために複数台配置されていてもよい。カラー現像の方式、中間転写の有無などは任意に設定すればよく、それに合わせた任意の構成配置をとることができる。
感光体ドラム1は、表面に感光体層(不図示)が形成された円筒形状であって、図1における矢印A方向に回転駆動する。感光体ドラム1の外周には、第1のクリーニング装置6、帯電装置2、露光装置3、液体現像装置4、及び中間転写ローラ5が、前記感光体ドラム1の回転方向に沿って順次配置されている。
帯電装置2は、感光体ドラム1の表面を所定電位に帯電させる。
露光装置3は、感光体ドラム1の表面に光を照射し照射領域内の帯電レベルを低下させて静電潜像を形成する。
液体現像装置4は、感光体ドラム1上に形成された潜像を現像する。すなわち、感光体ドラム1の現像領域へ液体現像剤を搬送し、その液体現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム1の表面の静電潜像に供給してトナー像を形成する。
現像のプロセスにおいては、液体現像装置4の現像ローラ41に電源(不図示)からトナーと同極性の現像バイアス電圧が印加される。同じくトナーと逆極性の感光体ドラム1上の潜像の電位とのバランスで電界の大小差が形成され、潜像に従って現像剤中のトナーが感光体ドラム1に静電吸着され、感光体ドラム1上の潜像が現像される。
中間転写部は、中間転写体としての中間転写ローラ5、二次転写ローラ7、及び第2のクリーニング装置11を備える。中間転写体は第2の像担持体として機能する。
中間転写ローラ5は、感光体ドラム1と対向するように配置されており、前記感光体ドラム1と接触しながら矢印B方向に回転する。これら中間転写ローラ5と感光体ドラム1とのニップ部で、感光体ドラム1から中間転写ローラ5への一次転写が行われる。
一次転写プロセスにおいては、中間転写ローラ5に、電源(不図示)からトナーと逆極性の転写バイアス電圧が印加される。これにより、一次転写位置における前記中間転写ローラ5と感光体ドラム1との間に電界が形成され、感光体ドラム1上のトナー像が、中間転写ローラ5に静電吸着され、前記中間転写ローラ5上に転写される。
トナー像が中間転写ローラ5に転写されると、第1のクリーニング装置6が感光体ドラム1上の残存トナーを除去し、次の画像形成が行われる。
中間転写ローラ5と二次転写ローラ7とは、記録材としての記録媒体9を挟んで対向するように配置されており、記録媒体9を介して接触回転する。これら中間転写ローラ5と二次転写ローラ7とのニップ部で、中間転写ローラ5から記録媒体9への二次転写が行われる。
記録媒体9は、二次転写のタイミングに合わせて二次転写位置へ矢印C方向に搬送される。
二次転写プロセスにおいては、二次転写ローラ7に、電源(不図示)からトナーと逆極性の転写バイアス電圧が印加される。これにより、中間転写ローラ5と二次転写ローラ7との間に電界が形成され、前記中間転写ローラ5と二次転写ローラ7との間を通過させた記録媒体9上へ前記中間転写ローラ5上のトナー像が静電吸着され、前記記録媒体9上に転写される。
トナー像が記録媒体9上へ転写されると、第2のクリーニング装置11が中間転写ローラ5上の残存トナーを除去し、次のトナー像転写が行われる。
定着部は、対向配置され接触回転する一対の定着ローラ8a、8bを備える。定着ローラ8a、8bには、それぞれ熱源が設けられており、前記定着ローラ8a、8b間を記録媒体9が通過すると、その記録媒体9が高温下で加圧される。これにより、記録媒体9上でトナー像を形成するトナーが前記記録媒体9に融着し定着する。
(液体現像剤の構成)
現像に用いる液体現像剤の構成について一般的に説明する。本発明に係る液体現像剤はさらに帯電減衰特性を調整しているが、それについては後述する。
液体現像剤は、溶媒であるキャリヤ液体中に着色されたトナー粒子を高濃度で分散している。また液体現像剤には、分散剤、荷電制御剤などの添加剤を適宜、選んで添加してもよい。
キャリヤ液としては、絶縁性の、常温で不揮発性の溶媒が用いられる。トナー粒子は、主として樹脂と着色のための顔料や染料からなる。樹脂には、顔料や染料をその樹脂中に均一に分散させる機能と、記録材に定着される際のバインダとしての機能がある。
トナーの体積平均粒子径は、0.1μm以上、5μm以下の範囲が適当である。トナーの平均粒子径が0.1μmを下回ると現像性が大きく低下する。一方、平均粒子径が5μmを超えると画像の品質が低下する。
液体現像剤の質量に対するトナー粒子の質量の割合は、10〜40質量%程度が適当である。10質量%未満の場合、トナー粒子の沈降が生じやすく、長期保管時の経時的な安定性に問題がある。また必要な画像濃度を得るため、多量の現像剤を供給する必要があり、紙上に付着するキャリヤ液が増加し、定着時に乾燥せねばならず、蒸気が発生し環境上の問題が生じる。40質量%を超える場合には、液体現像剤の粘度が高くなりすぎ、製造上も、また取り扱いも困難になる。
(液体現像装置4の構成と動作)
図2には液体現像装置4の概略構成例を示す。図2を用いて、液体現像装置4の構成と動作について説明する。
現像剤槽44には、上述の液体現像剤が収容されている。
供給ローラ43は、現像剤槽44内の液体現像剤に浸漬するよう配置され、回転して現像剤槽44から液体現像剤をくみ上げる。高粘度の液体現像剤はその粘着力で供給ローラ43の表面に付着した状態で搬送される。
規制部材45はブレードが用いられ、図のように供給ローラ43に対向し、当接して配置され、供給ローラ43の表面に付着して搬送される現像剤の量を規制するものである。これにより供給ローラ43表面上には現像剤薄層が形成され、次の搬送ローラ42に向かって搬送されていく。
搬送ローラ42は供給ローラ43に対向して配置される。このニップ部で、供給ローラ43表面に形成された現像剤薄層は搬送ローラ42の表面に写し取られ、現像ローラ41へ向かって搬送されていく。
現像ローラ41は搬送ローラ42に対向して配置される。このニップ部で、搬送ローラ42表面に搬送された現像剤薄層は、現像ローラ41に掻き取られ、現像ローラ41表面に現像剤薄層が担持、搬送される。
現像剤担持体としての現像ローラ41は、第1の像担持体である感光体ドラム1とも当接して回転しており、感光体ドラム1とのニップ部、すなわち現像領域に搬送された現像剤薄層は、感光体1上の潜像を現像することになる。
現像前帯電装置47は、現像ローラ41上の液体現像剤に電荷を与えることで帯電したトナーの潜像への電気的な移動を助ける。
感光体ドラム1の潜像を現像した後も、現像ローラ41表面には現像剤の薄層が残存する。残存した現像剤がそのまま再度現像領域まで搬送されると、次の現像に悪影響を及ぼすため、除去部材46がこの残存した現像剤を除去する。
(液体現像剤の電位減衰特性と現像、転写及びクリーニングのプロセス)
以上、画像形成装置10の構成と画像形成に関わる機能動作を説明したが、現像、転写に関わるプロセスとクリーニングに関わるプロセスについては、液体現像剤の帯電減衰特性による機能動作への影響が互いに相反するものがある。これについて以下に説明する。
現像、転写のプロセスにおいては、上述したように、現像ニップ部または転写ニップ部において、液体現像剤薄層に対して、現像バイアスまたは転写バイアス電圧が印加され、液体現像剤薄層中の荷電トナーを電気的に移動させることで、現像または転写が行われる。
ここでは、現像の効率または転写の効率が十分な大きさを有することが必要であり、その効率が低いと十分なトナー移動が行われず、最終的に形成された画像の濃度が不十分であったり、良好な画像品質が得られなかったりする。
従って現像、転写のプロセスにおいては、電界による力を受けて、トナーが移動しやすいようにトナー帯電量を大きくした方が有利である。本実施形態でいうならば、現像前帯電器47による帯電出力を上げて、液体現像剤中のトナーに、より多くの荷電を与える方が有利である。
しかし一方、液体現像剤のトナー帯電量を大きくすることは、残留トナーを除去する場合には不利になるよう働く。
トナー帯電量が大きいと、感光体あるいは中間転写体との間の静電付着力が大きくなり、除去するためにより大きな力が必要となる。クリーナーブレードを用いて掻き取るだけでは、感光体や中間転写体に過大な負担を掛けたり、それを避けようとすれば何らかの補助部材を用いたりする必要があった。
本実施形態の液体現像剤では、その帯電特性、減衰特性を調整することで、現像、転写のタイミングでは、十分な帯電量を保持し、良好な画像濃度を得ることができ、かつ転写残トナーのクリーニングのタイミングでは、十分に帯電が減衰低下しており、良好なクリーニング性を得られるプロセスを可能にした。
すなわち、本実施形態の液体現像剤では、帯電したトナー粒子の帯電0.2秒後の表面電位が帯電時の70%以上を保持しており、例えば本画像形成装置10のシステム速度を400mm/secとすると、現像前帯電装置47から0.2秒、換算すると8cm以内の現像、転写位置ではトナー帯電量は十分に確保できる。
また3秒後の電位は帯電時の50%以下に低下するため、感光体または中間転写体をクリーニングする際には、静電付着力は小さくなっており、感光体や中間転写体に過大な負担を掛けたり、補助部材を必要とするようなことはなく、良好なクリーニング性を保持することができる。
要するに、帯電、転写とクリーニングの実施の時間差を考慮して、その間に十分なトナー帯電量の差を生じさせられればよいのである。
画像形成装置の側に要求される装置条件としては、現像転写をできるだけ早くし、クリーニングを遅くして時間差を大きくとることである。上記のように画像形成装置のシステム速度を400mm/secとすると、現像、転写位置は現像前帯電から0.2秒、換算すると8cm以内が通常設定できる最短であろう。またクリーニング位置は、最大で3秒、それ以上遠ざけるということはないであろう。できるならば、もっと早く1秒という設定まで許容したい。
この時間差で必要な電位差を達成するために、0.2秒後で帯電時の70%以上、3秒後で帯電時の50%以下と設定したものであり、さらに1秒後で50%以下であることが装置構成面からはより望ましい。
従来の液体現像剤の代表的な表面電位減衰特性の例を図3に示す。図3は2種類の液体現像剤について、それぞれ液体現像剤の薄層を形成し、コロナ帯電装置で帯電させたときの時間経過に伴う電位減衰曲線L1とL2を示したグラフである。
図3において、L1は帯電0.2秒後には帯電時の95%以上と良好な電位を保持しており現像、転写での十分な画像濃度が期待できるが、3秒経っても帯電時の70%以上の電位を保持しており、クリーニング性はよくない。
一方L2は帯電3秒後に帯電時の10%以下と良好な電位低下を示しており、良好なクリーニング性を期待できるが、0.2秒後でも帯電時の50%以下に電位低下しており、現像や転写で十分な画像濃度は期待できない。
このことから、従来の液体現像剤とは異なって、初期の減衰特性はL1に近く、1秒から3秒後の減衰特性はL2に近いような液体現像剤が望ましいことになる。
このような液体現像剤を実現するためには、電位の減衰特性を調整できるような機能を取り入れて、液体現像剤を作製する必要がある。
<表面電位の減衰機構とその調整方法>
まず表面電位の減衰の機構について説明する。
液体現像剤の薄層をコロナ帯電装置等で帯電させると、液体現像剤中のトナーに電荷を付与することができる。このトナーの帯電量が時間とともに減衰していくことにより、液体現像剤の表面電位の減衰が生じてくる。
トナーの帯電量が減衰していく機構として、絶縁性のキャリヤ液中に、トナー以外に微小な電荷保持体が存在し、これらの電荷保持体がキャリヤ液中を移動しながらトナーの電荷を奪っていくことが考えられる。
例えば、トナーと逆極性の電荷を保持する電荷保持体があるとすれば、帯電時にトナーから離脱していき、一定時間後にトナーに再付着することでトナーの電荷を少しずつ消失させていくことが起こり得る。
また、トナーより十分小さく、接触帯電・放電しやすい電荷保持体であれば、トナーと接触して電荷を奪い、電極で放電して、再びトナーに接触して電荷を奪うことで少しずつトナーの電荷を消失させていくことが起こり得る。
これらの電荷保持体は、トナーより小さく、帯電量も小さいので、電界が印加されたときの移動速度はトナーより遅くなる。従って帯電後トナーの移動による電流、すなわち電位減衰から遅れて、電荷保持体による放電電流、すなわち電位減衰が生じてくる。
従って、これらの電荷保持体の挙動を調整することができれば、液体現像剤の表面電位減衰の特性を調整することができる。
調整するためのパラメータとしては、上記電圧印加時の電流値を用いることができる。上記のトナーと電荷保持体の移動度の差を考慮して、電圧印加後一定時間後の電流値を測定することで、電荷保持体による電流値を測定することができる。
図4に電極間に液体現像剤を挟持して電圧を印加したときの現像剤電流の測定装置を示す。電極21aと21bのギャップには液体現像剤30が挟持されており、液体現像剤30は、キャリヤ液31中にトナー32、電荷保持体33が含まれている。
電極21aと21bに電圧を印加すると、まず移動度の大きいトナー32が電極20a側へ移動し、電流が流れる。遅れて移動度の小さい電荷保持体33がトナーと離れて電極21b側へ移動し、電流が流れる(この場合、電荷保持体33の帯電極性はトナーと逆極性としている)。
この時間差分だけ、遅れて電流値、すなわち電気抵抗を測定する。例えば、電気抵抗測定時間をtとすると、
電気抵抗測定時間t>電極間距離d/トナー移動速度Vt
となるようにtを設定する。すなわち、トナーが電極間を移動する時間より長く設定し、電流値を測定し、電気抵抗を求める。
このとき、電極間の距離が大きすぎたり、印加電圧が大きすぎたりすると、トナーと電荷保持体の移動がうまく分離できない。液体現像剤の電気抵抗測定の具体的な実施例は後述する。
液体現像剤の電気抵抗を調整するには、すなわち、上記電荷保持体の働きを最適化するには、例えば、荷電制御剤や分散剤の量を調整しながら上記電気抵抗測定を行って最適を選択する方法が利用できる。
(第2の実施形態に係る画像形成装置の全体構成と動作の例)
以下、本発明に係る画像形成装置の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。液体現像剤の構成は、第1の実施形態の場合と同様であり、説明は省略する。
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成例を図5に示す。図5を用いて画像形成装置の全体構成を説明する。但し、画像形成プロセスに関わる構成要素のみを図示したのは図1と同様である。また図1と同様の構成要素については、同符号を付し、説明は省略する。
図5の画像形成装置10において、作像部は、第1の像担持体としての感光体ドラム1、帯電装置2、露光装置3、液体現像装置4、第1の導電性部材13a、第1のクリーニング装置6を備える。
図5においては、液体現像装置4が一台のみ配置されているが、カラー画像形成のために複数台配置されていてもよいのは、図1の場合と同様である。また液体現像装置4の詳細な構成についても図2の場合と同様であり、説明は省略する。
感光体ドラム1の外周には、第1の導電性部材13a、第1のクリーニング装置6、帯電装置2、露光装置3、液体現像装置4、及び中間転写ローラ5が、感光体ドラム1の回転方向(矢印A)に沿って順次配置されている。
帯電装置2による帯電から液体現像装置4による現像に至るプロセスとその構成要素は図1の場合と同様であり、説明は省略する。
中間転写部は、第2の像担持体としての中間転写ローラ5、二次転写ローラ7、第2の導電性部材14a、及び第2のクリーニング装置11を備える。
感光体ドラム1から中間転写ローラ5への一次転写については図1の場合と同様であり、説明は省略する。
トナー像が中間転写ローラ5に転写されると、感光体ドラム1に当接する第1の導電性部材13aが、感光体ドラム1上の残存トナーの除電を行う。感光体ドラム1は第1の金属支持体部13bを有しており、第1の導電性部材13aはこの第1の金属支持体部13bと同電位になるよう構成されている。
その後、第1のクリーニング装置6が感光体ドラム1上の残存トナーを除去し、次の画像形成が行われるのは、図1と同様である。
中間転写ローラ5から記録媒体9への二次転写についても図1の場合と同様であり、説明は省略する。
トナー像が記録媒体9上へ転写されると、中間転写ローラ5に当接する第2の導電性部材14aが、中間転写ローラ5上の残存トナーの除電を行う。中間転写ローラ5は第2の金属支持体部14bを有しており、第2の導電性部材14aはこの第2の金属支持体部14bと同電位になるよう構成されている。
その後、第2のクリーニング装置11が中間転写ローラ5上の残存トナーを除去し、次のトナー像転写が行われるのは、図1と同様である。
定着部、すなわち一対の定着ローラ8a、8bによる、記録媒体9上のトナー像定着についても、図1の場合と同様である。
第1の導電性部材13aまたは第2の導電性部材14aにより、それぞれ感光体ドラム1または中間転写ローラ5上の残存トナーの除電を行っている理由は、液体現像剤の特性による電位減衰、すなわちトナー帯電量の減衰によるクリーニング性の良さをさらに向上させるためである。帯電時の50%以下に減衰したトナー帯電量を、簡単な部材でさらに除電することにより、クリーニング性をより向上することができる。
第1の像担持体または第2の像担持体は、それぞれ第1の金属支持体部または第2の金属支持体部と導電性あるいは絶縁性の表面部材を有する。表面部材が表面抵抗1010Ωcm以上の絶縁性である場合は、表面部材に電荷が蓄積されすぎるのを防止するために、金属支持体部を接地して使用する。表面部材が表面抵抗1010Ωcm未満の導電性である場合は、金属支持体部に所望の電圧を印加して、表面電位を調整して使用する。
本実施形態における第1の像担持体、すなわち感光体ドラム1のように、その表面部材が上記絶縁性部材である場合は、その第1の金属支持体部13bと同様に第1の導電性部材13aを接地することで、第1の導電性部材13aと接するトナーの帯電減衰を促進することができ、残トナー除去がより容易になる。
また第2の像担持体、すなわち中間転写ローラ5のように、その表面部材が上記導電性部材である場合は、その第2の金属支持体部14bと第2の導電性部材14aを同電位にすることで、表面部材上で第2の導電性部材14aと当接するトナーが表面部材とほぼ同電位になるのが早められる。このため表面部材とトナーとの間の静電付着力が弱められて残トナー除去がより容易になる。
(第3の実施形態に係る画像形成装置の全体構成と動作の例)
以下、本発明に係る画像形成装置の第3の実施形態について、図面を参照しながら説明する。液体現像剤の構成は、第1及び第2の実施形態の場合と同様であり、説明は省略する。
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成例を図6に示す。図6を用いて画像形成装置の全体構成を説明する。但し、画像形成プロセスに関わる構成要素のみを図示したのは図1及び図5と同様である。また図1及び図5と同様の構成要素については、同符号を付し、説明は省略する。
図6の画像形成装置10において、作像部は、第1の像担持体としての感光体ドラム1、帯電装置2、露光装置3、液体現像装置4、第1の電荷付与装置15、第1の導電性部材13a、第1のクリーニング装置6を備える。
図6においては、液体現像装置4が一台のみ配置されているが、カラー画像形成のために複数台配置されていてもよいのは、図1及び図5の場合と同様である。また液体現像装置4の詳細な構成についても図2の場合と同様であり、説明は省略する。
感光体ドラム1の外周には、第1の導電性部材13a、第1のクリーニング装置6、帯電装置2、露光装置3、液体現像装置4、第1の電荷付与装置15、及び中間転写ローラ5が、感光体ドラム1の回転方向(矢印A)に沿って順次配置されている。
帯電装置2による帯電から液体現像装置4による現像に至るプロセスとその構成要素は図1及び図5の場合と同様であり、説明は省略する。
中間転写部は、第2の像担持体としての中間転写ローラ5、二次転写ローラ7、第2の電荷付与装置16、第2の導電性部材14a、及び第2のクリーニング装置11を備える。
感光体ドラム1から中間転写ローラ5への一次転写については図1及び図5の場合と同様であり、説明は省略する。但し、一次転写の行われる手前に、第1の電荷付与装置15が配設されており、一次転写前のトナー像に対して、そのトナー帯電量を増加させる方向に電荷を付与する。
トナー像が中間転写ローラ5に転写されると、第2の実施形態の場合と同様に、感光体ドラム1に当接する第1の導電性部材13aが、感光体ドラム1上の残存トナーの除電を行う。感光体ドラム1は第1の金属支持体部13bを有しており、第1の導電性部材13aはこの第1の金属支持体部13bと同電位になるよう構成されている。
その後、第1のクリーニング装置6が感光体ドラム1上の残存トナーを除去し、次の画像形成が行われるのは、図1及び図5と同様である。
中間転写ローラ5から記録媒体9への二次転写についても図1及び図5の場合と同様であり、説明は省略する。但し、二次転写の行われる手前に、第2の電荷付与装置16が配設されており、二次転写前のトナー像に対して、そのトナー帯電量を増加させる方向に電荷を付与する。
トナー像が記録媒体9上へ転写されると、第2の実施形態の場合と同様に、中間転写ローラ5に当接する第2の導電性部材14aが、中間転写ローラ5上の残存トナーの除電を行う。中間転写ローラ5は第2の金属支持体部14bを有しており、第2の導電性部材14aはこの第2の金属支持体部14bと同電位になるよう構成されている。
その後、第2のクリーニング装置11が中間転写ローラ5上の残存トナーを除去し、次のトナー像転写が行われるのは、図1及び図5と同様である。
定着部、すなわち一対の定着ローラ8a、8bによる、記録媒体9上のトナー像定着についても、図1及び図5の場合と同様である。
第1の電荷付与装置15または第2の電荷付与装置16により、それぞれ感光体ドラム1または中間転写ローラ5上の一次転写前あるいは二次転写前のトナーの荷電を行っている。その理由は、液体現像剤の特性により電位減衰、すなわちトナー帯電量の減衰は少ないものの、いくらかはあるため、その帯電量の減衰を補い、転写効率を向上させることで、最終的に画像濃度をより確実に保持させるためである。
本実施形態における第1の像担持体、すなわち感光体ドラム1上に現像され、形成されたトナー像に対しては、第2の像担持体、すなわち中間転写ローラ5への一次転写前の位置に第1の電荷付与装置15が配設されている。これにより、一次転写前に画像乱れが生じない程度に調整された電荷付与を行い、トナー帯電量を増加させることで、より良好な一時転写効率を得ることができる。
また第2の像担持体、すなわち中間転写ローラ5上に一次転写されたトナー像に対しては、記録媒体9への二次転写前の位置に第2の電荷付与装置16が配設されている。これにより、二次転写前に画像乱れが生じない程度に調整された電荷付与を行い、トナー帯電量を増加させることで、より良好な二次転写効率を得ることができる。
本発明に係る液体現像剤を作製し、電位減衰特性を調整した実施例、及び本発明に係る画像形成装置を使用して、画像濃度やクリーニング性の評価を実施した例を述べる。
(液体現像剤の作製)
液体現像剤は、ポリエステル樹脂にカーボン分散したトナーと、モレスコホワイトP−120((株)松村石油研究所社製)を溶媒として、作製した。サンドミル中で湿式粉砕し、トナー体積平均粒径2μmとした。トナー含有量は、液体現像剤全体に対して20質量%とした。液体現像剤の粘度は100Pa・sから400Pa・sであった。
分散剤としてソルスパース13940(アビシア社製)を添加した。添加量は、0.01質量%から10質量%であり、電位減衰特性を調整するために意図的に変化させて、液体現像剤作製を行ったものである。
サンプルの液体現像剤は、液体現像剤1から液体現像剤5まで作製し、それぞれ分散剤の添加量は、0.01、1、2、5、10(それぞれ質量%)である(後述の表1参照)。
(液体現像剤の調整)
<現像剤の電気抵抗率>
作製した液体現像剤の電気抵抗を測定した。図7に測定装置の概略図を示す。
図7(a)は測定装置の断面図である。22の一対のセルにはそれぞれ電極21a、21bがあり、その間に液体現像剤30が挟持されている。電極間の距離は15μmである。電極間には交流電源23を用いて周波数10Hz、ピーク間電圧600Vの交流パルス電圧を1パルスだけ印加する。
図7(b)は交流パルス電圧を印加した電圧/時間のグラフを示す。1パルスで0.1secに相当するが、電流計24を用いてパルス印加後0.07秒から0.09秒の平均電流値を測定した。
測定時間をこのように選定した理由は、前述したようにトナーの移動度と比べて、分散剤、すなわち電荷保持体の移動度が小さく、トナー移動による電流に遅れて電荷保持体の移動による電流が発生する。これを測定したいために設定した測定時間である。
測定した電流値から次式により電気抵抗率ρを算出した。
ρ=(V/I)S/d=(120/I)15×1010[Ωcm]
Vは電圧、Iは電流値、Sは面積、dは電極間距離である。
作製した液体現像剤1から液体現像剤5についての電気抵抗率の測定結果は、表1に示す。
<液体現像剤の電位減衰特性>
作製した液体現像剤の電位減衰特性を測定した。図8に電位減衰の評価装置の概略図を示す。
図8は評価装置の断面図である。103はアルミ箔を蒸着したPET(東レルミラー:厚み25μm)である。そのアルミ蒸着面にバーコーター(第一理化(株)社製No.5)により約6μmの液体現像剤薄層を形成し、φ100mmの回転するアルミローラ101に貼り付ける。アルミローラ101は接地され、PET103の導電面(アルミ蒸着面)は、アルミローラ101と導通をとる。
アルミローラ101にアルミ蒸着PET103を貼り付けた状態で、表面電位計105(TREK社製MODEL304)で液体現像剤薄層の表面電位を測定する。
アルミローラ101の表面電位計105の配設位置の回転方向20mm上流側には、コロナ帯電装置104が設けられており、アルミローラ101回転時に一定の電流(−15μA)をアルミローラ101に対して流す。コロナ帯電装置104の開口部は90mmである。
アルミローラ101は図中矢印方向に線速400mm/secで回転し、停止するように制御され、コロナ帯電装置104による電荷付与後のPET103上の液体現像剤表面電位の時間変化を表面電位計105で測定する。
回転停止後の表面電位を1として正規化し、回転停止時の時間T0=20/400=0.05secとして回転停止後の時間Tを決め、T=0.2sec、1sec、3secでの表面電位減衰率を算出した。
作製した液体現像剤1から液体現像剤5に対する表面電位減衰率の算出結果を表1に示す。
Figure 0005205744
また、図9に液体現像剤1から液体現像剤5に対する表面電位減衰率のグラフを示す。D1からD5が、それぞれ液体現像剤1から液体現像剤5に対する電位減衰特性を表す曲線である。
表1及び図9より分かるように、液体現像剤1から液体現像剤3が、本発明に係る液体現像剤である。すなわち、帯電0.2秒後に帯電時の70%以上の表面電位を保持しており、帯電3秒後に帯電時の50%以下の電位に低下している。特に液体現像剤2と液体現像剤3は、帯電1秒後には帯電時の50%以下の電位に低下している。
それらと比べて、液体現像剤4は、帯電3秒後の電位が帯電時の50%以下に低下しておらず、液体現像剤5は、帯電0.2病後の電位が帯電時の70%以上を保持していない。
これらの違いは、それぞれの液体現像剤の電気抵抗率の違い、すなわち液体現像剤中の電荷保持体の移動しやすさの違いに依っている。電気抵抗率でいうと、1010Ωcm以上、1013Ωcm以下の範囲が良好な電位減衰特性を生み出すのに適当であり、この範囲で電荷保持体の移動がトナーの移動と適切なバランスをとるものと推測できる。
なお電位減衰特性や電気抵抗率の測定は、上記の方法に限ったものではない。例えば電気抵抗率の測定において、交流のパルス電圧ではなく直流電圧を印加してもよい。その場合、適切な測定時間は印加後0.02〜0.04秒程度となる。
(クリーニング性及び画像濃度の評価)
作製した液体現像剤について、画像形成装置を用いてクリーニング性及び画像濃度の評価を行った。図10に使用した画像形成装置の構成図を示す。
<装置条件>
使用した画像形成装置の構成は、以下に述べる二種類であり、それぞれ図10(a)と図10(b)にその概略構成図を示す。
図10(a)は装置条件(a)での装置構成を示し、図10(b)は装置条件(b)での装置構成を示す。その違いは、装置条件(b)には、装置条件(a)にはない第1の導電性部材と第2の導電性部材が付け加えられていることである。
これらの導電性部材の追加により、クリーニング前の残トナーの電位減衰がより大きくなり、クリーニング性がさらに向上する筈である。
装置条件(a)と装置条件(b)の両者に共通するプロセス条件について述べる。
システム速度は400mm/secである。第1の像担持体としての感光体ドラム1は、金属支持体部13bとしての直径210mmアルミドラム表面に、厚さ35μmの有機感光体膜を有している。帯電装置2による帯電電位は−700Vに設定し、露光装置3の光源はLEDを用いた。
現像剤担持体としての現像ローラ41は、直径14mmのアルミローラ上に厚さ6mmのPUゴムとウレタンコートを有している。現像前帯電装置47としてコロナ帯電装置を現像ニップ部の手前40mmの位置に配設し、針印加電圧は、−3〜−7kVの範囲で適宜調整した。また現像時の現像ローラ41への印加電圧は−450Vとした。
現像後、一次転写ニップ部の手前40mmの位置には、第1の電荷付与装置15として転写前コロナ帯電装置を配設した。針印加電圧は−6kVとし、グリッドの電圧は−150〜500Vの範囲で適宜調整した。
第2の像担持体(中間転写体)としての中間転写ローラ5は、金属支持体部14bとしての直径100mmアルミドラム表面に、厚さ3mmのシリコンゴム基材と厚さ1mmのウレタンコート表層を有している。一次転写時の中間転写ローラ5への印加電圧は+400Vとした。
感光体ドラム1の一次転写残トナーを除去する第1のクリーニング装置6としては、厚さ3mmのシリコンゴム製クリーナブレードを用いた。ブレードの圧接角はカウンタ方向で20度になるよう設定した。圧接力は0.341N/cmとした。
中間転写ローラ5の二次転写残トナーを除去する第2のクリーニング装置11も同様に、厚さ3mmのシリコンゴム製クリーナブレードを用いた。ブレードの圧接角、圧接力も同様である。
装置条件(b)のプロセス条件として、第1の導電性部材と第2の導電性部材について述べる。
第1の導電性部材13aとしては、直径26mmのアルミローラを用い、一次転写後、第1のクリーニング装置6の手前に配設した。感光体ドラム1と当接し、接触部での移動方向が同じになるよう周速度400mm/secで回転する。電位は感光体ドラム1の金属支持体部13bと同電位になるよう、両者が接地されている。
第2の導電性部材14aも同様である。直径26mmのアルミローラを用い、二次転写後、第2のクリーニング装置11の手前に配設した。中間転写ローラ5と当接し、接触部での移動方向が同じになるよう周速度400mm/secで回転する。電位は中間転写ローラ5の金属支持体部14bと同電位になるよう接続されている。
以上がクリーニング性及び画像濃度の評価に使用した画像形成装置の二種類の構成、すなわち装置条件(a)と装置条件(b)である。
<評価方法>
上述した装置条件の画像形成装置に作製した液体現像剤を適用して、次のように評価を行った。
画像評価用の2cm角の黒ベタ画像を含む白黒比(B/W)が5%のA4版チャートを用いて、5枚連続出力後停止するというパターンを繰り返し、10000枚の耐久テストを行った。耐久テスト後の出力に対して、画質(画像濃度)とクリーニング性を評価した。
画像濃度は黒ベタ部の画像濃度測定を行い、ID1.2以上を○(良好)とし、1.2未満を×(不可)と評価した。
クリーニング性は、第1のクリーニング装置でのクリーニングと第2のクリーニング装置でのクリーニングと、両者について評価した。
第1のクリーニング装置については、一次転写後の感光体ドラム表面の液体現像剤量の質量A1を測定し、第1のクリーニング装置による除去後の感光体ドラム表面の液体現像剤量の質量B1を測定し、次の式によりクリーニング性能を算出した。
クリーニング性能[%]=((A1−B1)/A1)×100
算出したクリーニング性能の値が90%以上を◎(特に良好)、90%未満で70%以上を○(良好)、70%未満を×(不可)とした。クリーニング性能が70%未満になると、次に形成する画像にカブリが生ずるなどの影響を及ぼすため、実用上問題である。
第2のクリーニング装置についても同様である。二次転写後の中間転写ローラ表面の液体現像剤量の質量A2を測定し、第2のクリーニング装置による除去後の中間転写ローラ表面の液体現像剤量の質量B2を測定し、次の式によりクリーニング性能を算出した。
クリーニング性能[%]=((A2−B2)/A2)×100
やはり同様に、算出したクリーニング性能の値が90%以上を◎(特に良好)、90%未満で70%以上を○(良好)、70%未満を×(不可)とした。
<評価結果>
作製した液体現像剤1から液体現像剤5に対して、上記の評価を行った結果を表2に示す。
Figure 0005205744
表2における総合評価は、画像濃度評価も含めて何れかの評価で×であるものは総合評価×とし、それ以外は総合評価○または◎とした。特にクリーニング性の評価が第1及び第2のクリーニング装置において◎であるものを総合評価◎とした。
液体現像剤1から液体現像剤3を用いた実施例の評価については、すべて良好な結果(総合評価○または◎)を得ている。特にクリーニング性能において、帯電1秒後に既に帯電時の50%以下の電位減衰を示す液体現像剤3と液体現像剤4(表1参照)については、特に良好な結果(総合評価◎)を示している。
また、装置条件については、液体現像剤1について、装置条件をaからbにすることで、第1のクリーニング装置によるクリーニング性能の評価が○から◎へとより向上している。
液体現像剤4と液体現像剤5を用いた比較例の評価については、何れも不可(総合評価×)、すなわちどの比較例も画像濃度とクリーニング性の何れかの評価で×という結果である。
特に帯電3秒後にまだ帯電時の50%以下の電位に減衰しない液体現像剤4(表1参照)については、クリーニング性能の評価が×であり、帯電0.2秒後に既に帯電時の70%を下回る電位減衰を示す液体現像剤5(表1参照)については、画像濃度の評価が×である。
また、装置条件については、クリーニング性能評価のよくない液体現像剤4について、装置条件をaからbにすることで、第1のクリーニング装置によるクリーニング性能の評価が×から◎へと少し向上している。しかしながら第2のクリーニング装置によるクリーニング性能の評価が依然として×であり、総合評価は不可(×)にとどまっている。
以上の実施例からも分かるように、本発明によれば、帯電電位が予め設定した減衰特性となるように調整した液体現像剤を用いることにより、現像や転写時には、十分な帯電電位を保持して、良好な画像濃度の画像を形成することができ、かつ転写残トナーのクリーニング時には、十分に電位減衰し、良好なクリーニング性を保持することができる画像形成装置を提供することができる。
なお本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、それらの変更された形態もその範囲に含むものである。
第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す概略図である。 液体現像装置4の概略構成例を示す概略図である。 従来の液体現像剤の代表的な表面電位減衰特性の例を示すグラフである。 電極間に挟持した液体現像剤に電圧印加する現像剤電流測定装置の例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す概略図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示す概略図である。 液体現像剤の電気抵抗を測定する装置の概略例を示す断面図(a)、及び印加電圧/時間のグラフ(b)である。 液体現像剤の表面電位減衰特性を評価する装置の概略例を示す断面図である。 作製した液体現像剤1から液体現像剤5に対する表面電位減衰率を示すグラフである。 作製した液体現像剤について、クリーニング性及び画像濃度の評価に使用した画像形成装置の構成例(装置条件(a)及び装置条件(b))を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
1 感光体ドラム(第1の像担持体)
2 帯電装置
3 露光装置
4 液体現像装置
5 中間転写ローラ(第2の像担持体)
6 第1のクリーニング装置
7 二次転写ローラ
8a、8b 定着ローラ
9 記録媒体
11 第2のクリーニング装置
13a 第1の導電性部材
13b 第1の金属支持体部
14a 第2の導電性部材
14b 第2の金属支持体部
15 第1の電荷付与装置
16 第2の電荷付与装置
21a、21b 電極
22 セル
23 交流電源
24 電流計
30 液体現像剤
31 キャリヤ液
32 トナー
33 電荷保持体
41 現像ローラ(現像剤担持体)
42 搬送ローラ
43 供給ローラ
44 現像剤槽
45 規制部材
46 除去部材
47 現像前帯電装置
101 アルミローラ
103 アルミ蒸着PET
104 コロナ帯電装置
105 表面電位計

Claims (8)

  1. 体現像剤を用いる画像形成装置であって、
    前記液体現像剤は、液体現像剤の薄層を形成し、帯電させたときの表面電位が、帯電0.2秒後には帯電時の電位の70%以上を保持しており、帯電3秒後には帯電時の電位の50%以下に低下するものであり、
    前記画像形成装置は、
    表面に薄層化した前記液体現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に対向して配設され、前記現像剤担持体上の前記液体現像剤に電荷を付与する現像前帯電装置と、
    前記現像剤担持体に対向して配設され、前記現像剤担持体の担持する前記液体現像剤により現像され、表面にトナー像を形成する第1の像担持体と、
    前記第1の像担持体に対向して配設され、前記第1の像担持体の表面の転写残トナーを除去する第1のクリーニング装置と、を有し、
    前記現像前帯電装置は、
    前記現像剤担持体上の前記液体現像剤が前記第1の像担持体と対向する現像領域に搬送される手前側に、前記液体現像剤が電荷を付与されてから、現像されるまでに要する時間が0.2秒以内である位置に配設されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の像担持体に対向して配設され、前記第1の像担持体の表面のトナー像を転写される第2の像担持体と、
    前記第2の像担持体に対向して配設され、前記第2の像担持体の表面の転写残トナーを除去する第2のクリーニング装置と、を有することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の像担持体の担持する前記トナー像が転写される位置と、その転写残トナーが前記第1のクリーニング装置により除去される位置との間に、前記第1の像担持体と当接して配設される第1の導電性部材を有し、
    前記第1の像担持体は第1の金属支持体部を有し、前記第1の導電性部材は前記第1の金属支持体部と同電位となるように構成されていることを特徴とする請求項またはに記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の像担持体の担持する前記トナー像が転写される位置と、その転写残トナーが前記第2のクリーニング装置により除去される位置との間に、前記第2の像担持体と当接して配設される第2の導電性部材を有し、
    前記第2の像担持体は第2の金属支持体部を有し、前記第2の導電性部材は前記第2の金属支持体部と同電位となるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の像担持体が現像され、表面にトナー像が形成される位置と、該トナー像を転写する位置との間に、前記第1の像担持体と対向して配設される第1の電荷付与装置を有することを特徴とする請求項乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の像担持体が前記第1の像担持体からトナー像を転写される位置と、該トナー像を再度転写する位置との間に、前記第2の像担持体と対向して配設される第2の電荷付与装置を有することを特徴とする請求項またはに記載の画像形成装置。
  7. 前記液体現像剤は、帯電させたときの前記表面電位が、帯電1秒後には帯電時の電位の50%以下に低下することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置
  8. 前記液体現像剤は、15μmのギャップを介して対向する電極間に挟持されたとき、電極間に電圧300Vを印加して30m秒後の電気抵抗率が、1010Ωcm以上、1013Ωcm以下であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置
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