JP2010035670A - グリル - Google Patents

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Abstract

【課題】グリル庫内に容易に装着することが可能なカバー板を備える清掃の容易なグリルを提供する。
【解決手段】グリル4は、手前が開放され内部に調理物を収容するグリル庫41と、グリル庫41の左右側部に配設される下火バーナ47と、下火バーナ47の上方を覆う上バーナカバー471と、上バーナカバー471の上面を覆って着脱自在に装着されるカバー板473とを備える。グリル庫41の側壁412の手前側に突起414を、上バーナカバー471の奥部に隆起部471cをそれぞれ設ける。カバー板473は、側壁412を覆う垂直片473aと、上バーナカバー473の上面に載置される傾斜片473bとを有しており、垂直片473aには突起414に対応する位置に穴473cが形成され、傾斜片473bには隆起部471cに被さって係止される隆起部473dが形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、下火バーナの上方を覆う上バーナカバーの上面を覆って着脱自在に装着されるカバー板を備えるグリルに関する。
従来、この種のグリルとして、手前が開放され内部に調理物を収容するグリル庫と、グリル庫の天井部に配設される上火バーナと、グリル庫の左右側部に配設される下火バーナと、下火バーナの上方を覆うようにグリル庫の側壁から突設される上バーナカバーと、上バーナカバーの上面を覆って着脱自在に装着されるカバー板とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、カバー板は、グリル庫内の調理物から飛散する煮汁や油等の汚れが上バーナカバーやグリル庫の側壁に付着することを防止している。使用者は、カバー板を取り外して丸洗いし、カバー板に付着した汚れを容易に清掃することができる。
ここで、上記従来例のものでは、グリル庫の手前側及び中央部近傍に、それぞれグリル庫の側壁から水平に突出する係止ピンが設けられている。係止ピンの先端には鍔部が形成されている。一方、カバー板には、各係止ピンに対応する位置に、鍔部が挿通可能な大径穴とその上方に連設され且つピンが嵌め込み可能な小径穴とからなるだるま型の係止穴が形成されている。
カバー板を装着するときは、カバー板をグリル庫内に差し込み、各係止ピンが係止穴と対応するように位置合わせしたところで、カバー板を側壁側に移動させて大径穴に鍔部を挿通させ、カバー板を下降させて、小径穴に係止ピンを係止させる。これにより、カバー板は、係止ピンによって前方への移動が阻止され、且つ、鍔部によって、内方への移動が阻止された状態で吊り下げられて係止されることとなる。
また、従来のグリルには、グリル庫の側壁等の手前側及び奥部に、係止ピンや係止爪がそれぞれ設けられ、カバー板のこれら係止ピンや係止爪に対応する位置に、係止穴や係止切欠が形成されているものもある。
また、カバー板の垂直片と傾斜片とを接続する角部は、その曲率半径が小さいと清掃が困難となる。そのため、角部の曲率半径が5mm程度と緩やかに屈曲させて、角部の手入れが容易になるようにしている。従来のグリルにおいては、カバー板の強度を補強するために、角部の一部に、当該角部の凹方向に突出する凸部を複数形成している。
特開2006−141588号公報
しかしながら、上記従来例のものでは、カバー板を装着するとき、2つの係止ピンが共に係止穴と対応するように位置合わせしたところで、カバー板を側壁側に移動させて大径穴に鍔部を挿通させる必要がある。そのため、カバー板を装着することが困難であるという問題があった。特に、グリル庫の奥部に位置する係止ピンは、カバー板を装着するとき、見えにくく、位置合わせすることが困難である。また、グリル庫の側壁等の奥部に設けた係止ピンや係止爪に、カバー板に形成した係止穴や係止切欠を係止する場合も、同様に見え難く、位置合わせが困難である。
尚、カバー板をグリル庫にスライド式に装着することも考え得る。しかしながら、この場合、カバー板をスライドさせるためのカバーをグリル庫に設ける必要が生じる。このようなカバーは、グリル庫内に存在するため汚れ易く、その清掃は困難であるという問題がある。
また、従来のグリルでは、焼き網を装着するとき、カバー板の角部に形成された凸部が焼き網のフレームと干渉することがあり、焼き網の装着が困難であるという問題がある。焼き網の調理面積は、可能な限り大きくしたいという要望がある。しかし、焼き網の装着が困難であると、焼き網の調理面積を小さくする必要が生じるという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、グリル庫内に容易に装着することが可能なカバー板を備える清掃の容易なグリルを提供することをその課題としている。更に、焼き網を容易に装着することが可能なカバー板を備えるグリルを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、手前が開放され内部に調理物を収容するグリル庫と、該グリル庫の天井部に配設される上火バーナと、前記グリル庫の左右側部に配設される下火バーナと、該下火バーナの上方を覆うように前記グリル庫の側壁から突設される上バーナカバーと、該上バーナカバーの上面を覆って着脱自在に装着されるカバー板とを備えるグリルにおいて、前記側壁の手前側に突起を、前記上バーナカバーの奥部に第1の隆起部をそれぞれ設け、前記カバー板は、前記側壁を覆う垂直片と、前記上バーナカバーの上面に載置される傾斜片とを有しており、前記垂直片には前記側壁の突起に対応する位置に穴が形成され、前記傾斜片には前記上バーナカバーの第1の隆起部に被さって係止される第2の隆起部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、グリル庫の側壁の手前側に設けた突起に、カバー板の垂直片に形成された穴を係止すると共に、上バーナカバーの奥部に設けられた第1の隆起部に、カバー板の傾斜片に形成された第2の隆起部を被せて係止することによって、カバー板がグリル庫に装着される。このように、カバー板の奥部の見え難い部分の係止は、上バーナカバーの第1の隆起部に第2の隆起部を被せればよいので、正確な位置合わせを行う必要はない。そのため、カバー板の奥部の係止が、係止ピンと係止穴との係止によって行われる上記従来例と比べて、カバー板の装着を容易に行うことができる。
更に、カバー板は、手前側の突起と奥部の第1の隆起部とに係合されることによって、その脱落が防止された状態で係止されている。そのため、カバー板は、焼き網が引っ掛かった場合であっても、容易に脱落することがない。また、グリル庫内には突起が側壁に設けられるが、この突起は手前側に位置するため、グリル庫内の清掃は容易なものとなる。尚、上バーナカバーには、一般的に、下火バーナ用の点火装置やサーモカップルの逃げ部としての隆起部が形成されている。そして、この隆起部を第1の隆起部とすることにより、新たな部品や構造を追加することなく、カバー板を係止するための係止手段を上バーナカバーが備えることとなり、グリルのコストを削減することが可能となる。
また、本発明において、前記側壁の突起は、円柱状の本体の先端に鍔部を有する鍔付ピンであり、前記カバー板の穴は、前記鍔部を挿通可能な大穴と該鍔部より小さく且つ前記本体の外径より大きな小穴とを連結させて一体に形成したたまご型の穴であることが好ましい。
この場合、カバー板をグリル庫に装着する際、グリル庫内の突起にカバー板の穴を挿通することが容易になると共に、グリル庫に装着されたカバー板の係止が良好なものとなる。
また、本発明において、前記上バーナカバーの第1の隆起部及び前記カバー板の第2の隆起部は共に、絞り加工によって突出成形されていることが好ましい。
この場合、上バーナカバー及びカバー板を成型加工する際に同時に、第1の隆起部及び第2の隆起部を絞り加工によって突出成形することにより、部品点数を増加させることなく係止手段を設けることができ、グリルのコストを削減することが可能となる。更に、第1の隆起部及び第2の隆起部は、切り起こしや溶接等の接合ではなく、絞り加工によって突出成形されるので、上バーナカバー及びカバー板の奥部には、奥端面を除いて切断面が生じず、穴や切欠等も形成されていない。そのため、清掃する際に手入れ布等が切断面や穴等に引っ掛かることがないので、清掃が容易になる。また、穴や切欠等を介して煮汁や油等の汚れが下火バーナ部に落下することがない。
また、本発明において、前記上バーナカバーの第1の隆起部及び前記カバー板の第2の隆起部は共に、左右方向の幅が手前側から奥側に向かって順次広がるように形成されていることが好ましい。
この場合、カバー板をグリル庫に装着する際、カバー板を手前側から奥側に向けて移動させながらカバー板の第2の隆起部を上バーナカバーの第1の隆起部を被せることにより、カバー板の位置合わせ及び装着を容易化することが可能となる。
また、本発明において、前記カバー板の傾斜片の奥側端面が、その外側端部にて対向する前記グリル庫の奥壁前面と当接すると共に、当該奥壁前面に対して内方方向手前側に傾斜しており、その傾斜角度が、前記グリル庫の側壁の奥端を基準とした前記突起の内方方向への飛び出し角度よりも大きいことが好ましい。
この場合、カバー板をグリル庫に装着する際、カバー板の傾斜片の奥側端面を対向するグリル庫の奥壁前面に押し当て、且つ当該傾斜片の外側端部をグリル庫の奥壁前面に当接させた状態で、この当接を維持しながらカバー板を回動させて、カバー板の垂直片をグリル庫の側壁に押し当てるようにして、カバー板をグリル庫に装着することにより、カバー板の奥側の位置合わせを行ってから、カバー板の手前側の係止穴を突起に係止することができる。そのため、カバー板の装着を更に容易に行うことが可能となる。
また、本発明において、前記カバー板の垂直片と傾斜片とを接続する屈曲した角部の一部には、当該角部の凸方向に突出する凸部が形成されていることが好ましい。
この場合、カバー板の角部に形成された凸部によって、カバー板の強度が補強されている。そして、この凸部は、角部の凸方向に突出するように形成されているので、焼き網を装着するときに焼き網のフレームと干渉することがなく、焼き網の装着を容易に行うことが可能となる。また、焼き網の調理面積を大きくすることも可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るグリルを具備するコンロについて説明する。
このコンロは、図1に示すように、システムキッチンのカウンタトップ(図示せず)に組み込むビルトイン式コンロである。このコンロは、カウンタトップに開設した開口に落とし込むようにして設置するコンロ本体1と、コンロ本体1の上面を覆うようにしてカウンタトップに載置する天板2とを備えている。コンロ本体1には、前側の左右2個と後側の1個の計3個のコンロバーナ3が配置されると共に、グリル4が内蔵されている。そして、天板2に、これら各コンロバーナ3を臨ませる開口を形成して、各開口を囲うように五徳5を載置している。また、天板2の後部にはグリル4用の排気口が開設され、この排気口を覆う排気カバー2aが載置されている。尚、各コンロバーナ3には、その内周空間に位置させて、五徳5上の調理容器の底面に当接してその温度を検出する鍋底温度センサ3aが付設されている。
カウンタトップの下で前方に露出するコンロ本体1の前面部分には、後述するグリル庫41の前面開口を閉じるグリル扉42とその左右の前面パネル6とが設けられている。各前面パネル6には、コンロバーナ3用とグリル4用の各操作盤7が前面パネル6の前方に出没自在に組み込まれており、操作盤7の収納状態では、操作盤7の前板7aが前面パネル6とほぼ面一になる。
グリル4は、図2に示すように、コンロ本体1内に設置されるグリル庫41を備えている。グリル庫41の後部には排気ダクト411が取付けられている。また、グリル庫41には、図3に示すように、焼き網43をその前後に垂設した脚片部を介して載置するグリル皿44と、グリル皿44を支持する皿支持枠45とが収納されている。
グリル庫41の天井部には、上火バーナ46が装着され、更に、上火バーナ46の上方を覆うようにして遮熱カバー461が設けられている。また、グリル庫41の横方向両側の側壁部に、焼き網43とグリル皿44との間に位置させて、横方向内方に凹入する凹入部413を形成し、この凹入部413内に、凹入部413の横方向内側面に設けた窓部413aに臨ませて下火バーナ47を配置している。このようにして、焼き網43上の調理物を上火バーナ46と下火バーナ47とで上下から焼成する両面焼きグリルが構成されている。尚、図2、図3で46a,47aは上火バーナ46と下火バーナ47の混合管である。
凹入部413は、下火バーナ47の上方を覆う上バーナカバー471と、下火バーナ47の下方を覆う下バーナカバー472とから構成されており、上バーナカバー471及び下バーナカバー472は整流板として機能する。上バーナカバー471は、図4から図6に示すように、グリル庫41の左右の両側壁412にそれぞれ取付けられている。側壁412の手前側の上バーナカバー471と近接する上方には、それぞれ突起414が設けられている。突起414は、円柱状の本体414aの先端に鍔部414bを有する鍔付ピンであり、内方に向かって略水平方向に突出している。突起414は、その本体となる円柱414aの外径よりも大径な鍔部414bを有しており、きのこ状に形成されている。尚、ここでは、突起414は、上バーナカバー471の側壁412への位置合わせ部材を兼ねている。
上バーナカバー471は、側壁412への取付け面となる垂直片471aと、この垂直片471aの下端縁からグリル庫41の内側に向かって斜め下方に延び、下火バーナ47の上方を覆う傾斜片471bとから構成されている。傾斜片471bの奥部には隆起部(第1の隆起部)471cが設けられており、下火バーナ47用の点火装置やサーモカップルの逃げ部となっている。上バーナカバー471は、金属薄板をプレス成形することによって一体形成されており、隆起部471cは絞り加工によって数ミリメートル程度隆起するように成形されている。隆起部471cは、滑らかに隆起しており、その頂部は平らに形成されている。平らな頂部は、ここでは、前後方向を長手方向とする長方形状に形成されている。
左右の上バーナカバー471は、それぞれ着脱自在に装着されるカバー板473によって、その上面が覆われている。カバー板473は、上バーナカバー471、及び上バーナカバー471より上方のグリル庫41の側壁412の内側面を覆うようにして、グリル庫41内に装着されている。カバー板473は、グリル庫41内の調理物から飛散する煮汁や油等の汚れが上バーナカバー471や側壁412に付着することを防止している。使用者は、カバー板473を取り外して丸洗いし、カバー板473に付着した汚れを容易に清掃することができる。
カバー板473は、図7に示すように、側壁412への取付け面となる垂直片473aと、この垂直片473aの下端縁から斜め下方に延び、上バーナカバー471の上面に載置される傾斜片473bとから構成されている。垂直片473aには、側壁412の突起414に対応する位置に穴473cが貫通して形成されている。この穴473cは、突起414の鍔部414bを挿通可能な大穴と、鍔部414bより小さく且つ本体414aの外径より大きな小穴とを連結させて一体に形成したたまご型の穴である。尚、穴473cは、だるま型の穴であってもよい。傾斜片473bは、上バーナカバー471の傾斜片471bと同じように傾斜している。そして、傾斜片473bの奥端部には、上バーナカバー471の隆起部471cと対応する位置に、隆起部(第2の隆起部)473dが設けられている。この隆起部473dは、上バーナカバー471の隆起部471cを被さって係止されるように形成されている。ここでは、カバー板473の隆起部473dは、奥端まで延びていることを除いて、上バーナカバー471の隆起部471cとほぼ同形状に形成されている。カバー板473を上バーナカバー471の上に置いたときに、カバー板473の隆起部473dが上バーナカバー471の隆起部471cと係合して、カバー板473が上バーナカバー471からずれ落ちないようになっている。
カバー板473の垂直片473aと傾斜片473bとを接続する丸みを帯びて屈曲した角部473eの一部には、当該角部473eの凸方向に僅かに突出する凸部473fが複数形成されている。ここでは、前後方向に短い4つのビード状の凸部473fが形成されている。凸部473fによって、カバー板473の強度が補強されている。そして、この凸部473fは、角部473eの凸方向である外方に突出するように形成されている。そのため、焼き網43を装着するときに焼き網43のフレームと干渉することがなく、焼き網43の装着を容易に行うことが可能となる。また、焼き網43の調理面積を大きくすることも可能となる。
更に、傾斜片473bの手前端部には、先端に丸みを帯びた把持部473gが延長して形成されており、カバー板471の脱着作業を行う際、使用者がこの把持部473gを手で把持する。カバー板473は、アルミメッキ鋼板等の金属薄板をプレス成形することによって一体形成されており、隆起部473dは絞り加工によって突出成形されている。尚カバー板473の表面は、ホーローを塗布して仕上げされている。
カバー板473をグリル庫41内に装着する場合、使用者は把持部473gを手で把持して、カバー板473をグリル庫41内に差し込み、手前側に位置する突起414の鍔部414bに穴473cの大穴を挿通させる。このとき、カバー板473の穴473cを挿通させる突起414は、手前側に位置するので見易く、使用者はその位置合わせや挿通を容易に行うことができる。そして、カバー板473を側壁412に押し付けるようにしながら降下させて、穴473の小穴に突起414の本体414aを係止させると共に、隆起部473dを上バーナカバー471の隆起部471cに被さるようにして、カバー板473を上バーナカバー471の上に載置する。このとき、カバー板473の隆起部473dを上バーナカバー471の隆起部471cに対して少しずらして使用者が被せようとした場合であっても、そのずれは隆起部471c,473dの傾斜部分により解消されて自動的に位置合わせが行われる。また、この逆の手順を辿ることにより、カバー板473をグリル庫41内から取り外すことができる。
このように、カバー板473をグリル庫41内に容易に脱着することができる。また、カバー板473は、突起414と隆起部471cとの係合によりその脱落が防止された状態で係止されている。そのため、カバー板473は、焼き網43が引っ掛かった場合であっても脱落することなく、安定的に装着されている。また、グリル庫41内には突起414が側壁412から突出して設けられるが、この突起414は手前側に位置するため、グリル庫41内の清掃は容易なものとなる。
図3に示すように、グリル庫41の横方向両側の外側には、前後方向に長手の固定レール48と、固定レール48に前後方向に移動自在に支持される可動レール49とが配置されている。ここで、グリル庫41の下方には、グリル庫41の底壁部との間に空隙を存して遮熱板415が設置されている。そして、遮熱板415の横方向両側部をグリル庫41の横方向外側で上方に屈曲させて、起立状態の取付板481を形成し、この取付板481の横方向外方を向く面に固定レール48を取付けている。
固定レール48には、中間レール482がボールを介して前後方向に移動自在に係合しており、この中間レール482にボールを介して可動レール49が前後方向に移動自在に係合している。従って、可動レール49は中間レール482を介して固定レール48に前後方向に移動自在に支持される。
グリル庫41の横方向両外側の一対の可動レール49は、その前端においてレール連結枠(図示せず)を介して連結される。レール連結枠には、皿支持枠45の前端部が係止されると共に、グリル扉42が着脱自在に連結される。かくして、グリル扉42の前面下部の把手421に指を掛けて手前に引いたり後方に押すことにより可動レール49が固定レール48に案内されて前後動し、これに連動して皿支持枠45も前後動して、皿支持枠45に支持されるグリル皿44がグリル庫41にスムーズに出し入れされる。尚、皿支持枠45の動きの円滑性を確保するため、グリル庫41の底壁部には前後複数の支持部416が形成されている。
以下、本発明の第2の実施形態に係るグリルを具備するコンロについて説明する。このコンロは、上述した第1の実施形態に係るコンロと類似するので、異なる点についてのみ説明する。
第2の実施形態に係るグリルを具備するコンロにおいては、図8に示すように、上バーナカバー471´の傾斜片471bに設けられた隆起部(第1の隆起部)471c´がテーパーを有するように形成されている。具体的には、隆起部471c´の平らな頂部が、左右方向の幅が手前側から奥側に向かって順次広がる台形状に形成されている。尚、図8は、第1の実施形態に係るグリルを具備するコンロを示す図6のVIII−VIII線における切断上面図に対応するものである。そして、この隆起部471c´の形状に対応するように、図9に示すように、カバー板473´の傾斜片473bに設けられた隆起部(第2の隆起部)473d´もテーパーを有するように形成されている。尚、図9は、第1の実施形態に係るグリルを具備するコンロを示す図4のIX−IX線における切断上面図に対応するものである。更に、カバー板473´の傾斜片473bの奥側端面が、その外側端部にて対向するグリル庫41の奥壁417の前面と当接すると共に、当該奥壁417の前面に対して内方方向手前側に所定角度α、例えば7度傾斜している。この傾斜角度αは、グリル庫41の側壁412の奥端を基準とした突起414の内方方向への飛び出し角度β、例えば5度よりも少し大きくなっている。
本コンロにおいてカバー板473´をグリル庫41に装着する際、カバー板473´の傾斜片473bの奥側端面を対向するグリル庫41の奥壁417の前面に押し当て、且つ当該傾斜片473bの外側端部をグリル庫41の奥壁417の前面に当接させた状態で、この当接を維持しながらカバー板473´を回動させて、カバー板473´の垂直片473aをグリル庫41の側壁412に押し当てるようにして、カバー板473´をグリル庫41に装着することにより、カバー板473´の奥側の位置合わせを行ってから、カバー板473´の手前側の係止穴473cを突起414に係止することができる。そのため、カバー板473´の装着を更に容易に行うことが可能となる。
尚、隆起部471c,471c´と隆起部473d,473d´の頂部の高さは、前後方向の断面視で、奥側が手前側よりも高くなっていることが好ましい。この場合、カバー板473,473´の装着を更に容易に行うことが可能となる。
また、上バーナカバー471,471´の隆起部471c,471c´は、下火バーナ47用の点火装置やサーモカップルの逃げ部として形成されており、その頂部が平らな長方形状や台形状になっている。そして、この形状に対応させて、カバー板473,473´の隆起部473d,473d´も、その頂部が平らな長方形状や台形状になっている。しかしながら、隆起部471c,471c´及び隆起部473d,473d´の形状は、これらの形状に限定されず、カバー板473,473´を上バーナカバー471,471´に係止することが可能な形状であれば、それぞれ任意の形状であってもよく、頂部が平らでなくともよい。
以上、ドロップイン式コンロに組み込むグリルに本発明を適用した実施形態について説明したが、卓上式コンロに組み込むグリル、更にはコンロに組み込まずに独立して設けられるグリルにも同様に本発明を適用できる。
本発明の第1の実施形態に係るグリルを具備するコンロの斜視図。 グリルの斜視図。 グリルの切断正面図。 グリル庫の内側部分の切断斜視図。 図4のV−V線で切断した切断正面図。 カバー板を取り外した状態のグリル庫の内側部分の切断斜視図。 カバー板の斜視図。 本発明の第2の実施形態に係るグリルを具備するコンロにおいて、カバー板を取り外した状態のグリル庫の内側部分の切断上面図。 グリル庫の内側部分の切断上面図。
符号の説明
4…グリル、41…グリル庫、412…側壁、414…突起、414a…本体、414b…鍔部、46…上火バーナ、47…下火バーナ、471,471´…上バーナカバー、471a…垂直片、471b…傾斜片、471c,471c´…隆起部(第1の隆起部)、473,473´…カバー板、473a…垂直片、473b…傾斜片、473c…穴、473d,473d´…隆起部(第2の隆起部)473e…角部、473f…凸部。

Claims (6)

  1. 手前が開放され内部に調理物を収容するグリル庫と、該グリル庫の天井部に配設される上火バーナと、前記グリル庫の左右側部に配設される下火バーナと、該下火バーナの上方を覆うように前記グリル庫の側壁から突設される上バーナカバーと、該上バーナカバーの上面を覆って着脱自在に装着されるカバー板とを備えるグリルにおいて、
    前記側壁の手前側に突起を、前記上バーナカバーの奥部に第1の隆起部をそれぞれ設け、
    前記カバー板は、前記側壁を覆う垂直片と、前記上バーナカバーの上面に載置される傾斜片とを有しており、前記垂直片には前記側壁の突起に対応する位置に穴が形成され、前記傾斜片には前記上バーナカバーの第1の隆起部に被さって係止される第2の隆起部が形成されていることを特徴とするグリル。
  2. 前記側壁の突起は、円柱状の本体の先端に鍔部を有する鍔付ピンであり、
    前記カバー板の穴は、前記鍔部を挿通可能な大穴と該鍔部より小さく且つ前記本体の外径より大きな小穴とを連結させて一体に形成したたまご型の穴であることを特徴とする請求項1に記載のグリル。
  3. 前記上バーナカバーの第1の隆起部及び前記カバー板の第2の隆起部は共に、絞り加工によって突出成形されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のグリル。
  4. 前記上バーナカバーの第1の隆起部及び前記カバー板の第2の隆起部は共に、左右方向の幅が手前側から奥側に向かって順次広がるように形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のグリル。
  5. 前記カバー板の傾斜片の奥側端面が、その外側端部にて対向する前記グリル庫の奥壁前面と当接すると共に、当該奥壁前面に対して内方方向手前側に傾斜しており、その傾斜角度が、前記グリル庫の側壁の奥端を基準とした前記突起の内方方向への飛び出し角度よりも大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のグリル。
  6. 前記カバー板の垂直片と傾斜片とを接続する屈曲した角部の一部には、当該角部の凸方向に突出する凸部が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のグリル。
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