JP4801031B2 - グリル - Google Patents

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JP4801031B2
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Description

本発明は、グリル庫内の両内側面に被覆させて前記内側面の汚れを防止するためのカバー板が装備されたグリルに関するものである。
例えば、コンロ等の加熱調理器において、魚焼き用等に使用されるグリルは、図5に示すように、グリル庫(20)内に、焼網(26)とグリル皿(23)が出し入れ自在に収納された構成となっており、前方開放部(22)には、開閉扉(21)が開閉可能に設けられている。
グリル庫(20)内の天井部分には被調理物の上面を加熱する多数の炎孔が形成されたプレート状の上火バーナ(24)が配設されていると共に、グリル庫(20)の左右両内側面(2)の下部域にはパイプ状の下火バーナ(25)(25)が内方へ突出するようにそれぞれ配設されて、焼網(26)上の被調理物の下面が加熱される構成となっている。又、グリル庫(20)の奥(図面では右側)には、燃焼排気を外部に排出する為の排気ダクト(27)が連設されている。
前記両内側面(2)には、図6に示すように、下火バーナ(25)を覆い且つ整流板としての役割を果たす上下一対のバーナカバー(2a)(2b)が内方へ突設されていると共に、前記バーナカバー(2a)及びこれより上方域の前記両内側面(2)を、被調理物から飛散する油脂や焼き汁等の付着による汚れから保護するために、カバー板(3)が添設固定されている。
カバー板(3)は、前記内側面(2)を被覆する垂直板(31)とその下端に連結され且つ上方のバーナカバー(2a)の上面の略全域を被覆する傾斜板(32)とからなる、断面略く字状に湾曲された板状体であり、又、垂直板(31)の所定位置に設けた係止孔(30)(30)を、グリル庫(20)の内側面(2)から突設させた係止ピン(33)(33)に係止させることにより、グリル庫(20)内の内側面(2)(2)にそれぞれ装着されている。これにより、上方のバーナカバー(2a)の上面の略全域は、傾斜板(32)で被覆され、且つ、前記バーナカバー(2a)よりも上方の内側面(2)は、垂直板(31)で被覆されて、油脂や焼き汁等の付着による汚れから保護される。
尚、係止孔(30)を係止ピン(33)から外すことにより、カバー板(3)は、グリル庫(20)の内側面(2)から取り外すことができ、グリル庫(20)から取り出して洗浄することができる。カバー板(3)を係止ピン(33)から取り外して、内側面(2)から取り出すために、カバー板(3)の前端縁には、手で把持するための把持片(34)が前方に突設されている。
又、開閉扉(21)の内面には、グリル皿(23)を支持している枠材(35)の前端が着脱自在に接続される構成となっており、引き出し用バー(29)を持って開閉扉(21)を引き出すことにより、枠材(35)と共に、グリル皿(23)をグリル庫(20)から引き出すことができる。
開閉扉(21)には、グリル庫(20)側へ開放する凹み部(21a)が設けられてあり、前記凹み部(21a)の底面に相当する所定箇所に、グリル庫(20)内の様子を確認するための透明窓(21b)が嵌め込まれている。
上記構成のグリルは、引き出しバー(29)を持って開閉扉(21)と共に、グリル皿(23)及び焼網(26)を引き出し、グリル皿(23)及び焼網(26)を取り外して洗浄することができると共に、把持片(34)を持って、カバー板(3)を係止ピン(33)から外し、グリル庫(20)の前方開放部(22)から取り出して洗浄することができる。さらに、開閉扉(21)の枠材(35)との係合を解除すれば、開閉扉(21)も取り外して洗浄することができる。
特開2006−141588号公報 特開2004−135960号公報 特開2004−209133号公報 特許第3408197号公報
しかしながら、従来のものでは、把持片(34)はグリル庫(20)内に位置させていたから、被調理物から飛散する油脂や焼き汁等の汚れが把持片(34)に付着し易く、カバー板(3)をグリル庫(20)の内側面(2)から取り外す際に把持片(34)を手で把持すると、手が汚れるといった不都合があった。
一方、前記油脂や焼き汁等の汚れは、グリル庫(20)全体に飛散するが、開閉扉(21)の凹み部(21a)は、グリル庫(20)から離れて位置すると共に、透明窓(21b)が嵌め込まれている底面及び各側面によって閉塞された状態にあるため、凹み部(21a)内に、汚れた空気が入り込み難く、前記汚れの飛散の影響が少ないことがわかった。
本発明はかかる点に鑑みて成されたもので、『被調理物が載置される焼網とグリル皿が前方開放のグリル庫内に収納されてあり、
前記グリル庫の前方開放部には、前記焼網及びグリル皿と共に引き出し可能な開閉扉が設けられてあり、
前記グリル庫の左右両内側面には、カバー板が着脱自在に装着されていると共に、前記カバー板の前端縁から把持片が前方へ突設されているグリル』において、前記把持片の汚れ防止を向上させることを課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の技術的手段は、『前記開閉扉の内面に前記グリル庫内に向かって開放する凹み部が設けられ、
前記凹み部は、前記開閉扉により前記前方開放部を閉じたとき、前記把持片が進入する位置に設けられていること』を特徴とするものである。
上記技術的手段によれば、前記開閉扉を閉じると、前記前端縁から前方に向かって突設している把持片は、前記開閉扉の内面に設けた凹み部内に進入する態様となる。
[請求項2に係る発明]
請求項2に係る発明のものは、前記請求項1に係る発明のグリルにおいて、『前記左右両内側面には、下火バーナと、前記下火バーナの上下方にそれぞれ配設されている上下一対のバーナカバーが突設されてあり、
前記カバー板は、前記グリル庫の前記左右両内側面を被覆する垂直板と、前記垂直板の下端から斜め下方へ延長し且つ前記バーナカバーの上面を被覆する傾斜板とから構成されてあり、
前記把持片は、前記傾斜板の前端縁から上方に延びる段差部を介して連設されていると共に、先端部に向かって上昇するように傾斜していること』を特徴とするものである。このものは、グリル庫の左右両内側面に、下火バーナと、前記下火バーナの上下方にバーナカバーが突設された構成のグリルであって、カバー板は、前記バーナカバーの上面の略全域は傾斜面で被覆され、その上方に続く前記内側面は、垂直板で被覆されるように装着される。把持片はカバー板の傾斜板から段差部の高さだけ上昇した位置から前方斜め上方へ向かって延長するように構成されているから、把持片の先端よりも基端部が低い位置にあり、前記基端部よりも前記段差部の基端部がさらに低い位置にある。段差部は前記傾斜板に設けられており、前記傾斜板は、グリル庫の内方に向って降下するように傾斜しているから、前記段差部の基端部のうち、傾斜板の降下端が最も低く位置することとなる。
[請求項3に係る発明]
請求項3に係る発明のように、請求項2に記載のグリルにおいて、『前記把持片の、前記垂直板側に位置する外辺は直線状に形成され、前記傾斜板の降下端側に位置する内辺は前記外辺の先端へ繋がる円弧状に形成されている』ものでは、把持片は前記外辺側に偏った変形先細状に形成される。
[請求項4に係る発明]
請求項4に係る発明のものは、上記各請求項に記載のグリルにおいて、『前記カバー板の最下端部に沿って、汁受け段部が形成されている』もので、カバー板に付着した油脂や焼き汁等の汚れが時間の経過と共に、下方へ滴り落ちて来たとき、これら汚れをカバー板の最下端部に設けた汁受け段部によって堰き止めることができる。
本発明は次の特有の効果を有する。
請求項1に係る発明によれば、開閉扉を閉じたとき、カバー板の前端縁から突出させた把持片は、油脂や焼き汁等の飛散の影響が少ない、前記開閉扉の内面に設けた凹み部に進入する構成としたから、把持片に油脂や焼き汁等の汚れが付着しにくくなり、前記把持片の汚れ防止を向上させることができる。これにより、手を汚さずにカバー板をグリル庫から取り外すことができる。
請求項2に係る発明のものでは、上記請求項1の効果に加え、把持片はカバー板の傾斜板よりも高い位置に設けたから、カバー板に飛散した油脂や焼き汁等が、把持片に流れ込まない。さらに、把持片は前方斜め上方へ延びるように傾斜させているので、万一、把持片の先端部に、油脂や焼き汁等が飛散した場合でも、それらの汚れは基端部側に流れるようにしたから、把持片の先端部にはほとんど汚れが付着したままとならない。よって、把持片の先端部を持っても手が汚れることがない。又、段差部の基端部のうち傾斜板の降下端が最も低く位置するため、把持片から流れ落ちて来た油脂や焼き汁等の汚れは、前記降下端に集めておくことができるから、把持片側へ汚れが逆流することはない。
請求項3に係る発明によれば、上記請求項2の発明の効果に加えて、把持片の形状を、グリル庫の内側面側の外辺側へ細く片寄った形状としたから、グリル庫内の被調理物から油脂や焼き汁等が前方へ飛散した場合でも、グリル庫の内側面側に偏って位置する把持片の先端部まで汚れが届きにくい。よって、把持片への汚れの付着を一層防止できる。
又、カバー板をグリル庫の内側面に装着させる際には、把持片を持って、直線状に形成されている外辺を前記内側面に沿わせながらグリル庫内に収容していくだけで、適正な装着姿勢で、カバー板をグリル庫内に収容することができるから、カバー板のグリル庫の内側面への装着作業が容易となる。
さらに、請求項4に係る発明によれば、上記各効果に加えて、カバー板に付着した油脂や焼き汁等の汚れは、カバー板の最下端部の汁受け段部端で堰き止められるようにしたから、グリル皿内の汚れを最小限に止めることができ、掃除する箇所を少なくすることができる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態のガスコンロに具備させたグリルの前後方向に沿った中心線での断面図である。
グリル庫(20)は、ガスコンロの正面中央に前方に開放可能に設けられており、前方開放部(22)は、引き出し用バー(48)付きの開閉扉(42)によって開放自在に閉じられている。又、前記グリル庫(20)の後方にはガスコンロの天板に設けた排気口(41)に連通する排気ダクト(27)が設けられている。
前記開閉扉(42)は、グリル皿(23)を支持している枠材(35)に接続され且つ前方開放部(22)の下部域を構成している前板(40)に、着脱自在に接続されている。
前板(40)は、グリル庫(20)の前方開放部(22)の下方に位置しており、図2に示すように、中央下部域に係合孔(43)が開口していると共に、前記係合孔(43)の左右両側の上端縁には係合突起(44)(44)が前方へ突出するように設けられている。開閉扉(42)の内面のこれらに対応する各位置には、前記係合孔(43)に差し込み可能な突片(45)と、係合突起(44)(44)が差し込み可能な係合孔(46)(46)がそれぞれ形成されている。よって、開閉扉(42)の中央の突片(45)を前板(40)の係合孔(43)に差し込んで係合させると同時に、開閉扉(42)の係合孔(46)(46)に前板(40)の係合突起(44)(44)を差し込んで係合させることにより、開閉扉(42)は前板(40)に固定される。
これにより、引き出し用バー(48)を持って、開閉扉(42)を引き出すと、これに接続されている前板(40)と共に、前記前板(40)に接続されている枠材(35)が一体に引き出され、それに伴って、グリル皿(23)が焼網(26)と共にグリル庫(20)の前方開放部(22)から取り出すことができる。
前記グリル皿(23)はステンレスから成る金属製の薄板を略長方形の皿状でかつその周囲に略水平なフランジ部(23a)が形成されるようにプレス成形した後、耐熱性のクリアコート等の仕上塗装を施したものであり、前記フランジ部(23a)に、焼網(26)の前後の端部に垂下させた支持部材(47)(47)を載置することで、焼網(26)は、グリル皿(23)上に載置されて、前記グリル皿(23)と共にグリル庫(20)内に出し入れ自在に収納される。
グリル庫(20)の天井部には上火バーナ(24)が設けられていると共に、前記焼網(26)の下方に位置する前記グリル庫(20)の左右両内側面(2)には、それぞれ、下火バーナ(25)(25)が、その炎口が対向するように突設されている。
上火バーナ(24)は貫通する複数個のガス噴出口を備えた複数枚のセラミック製プレートを装着してなるシュバンク式バーナで構成されており、左右の下火バーナ(25)(25)は、複数の炎口が列設されたブンゼン式バーナからなり、グリル庫(20)の両内側面(2)(2)から内方へ突出するように設けられている。下火バーナ(25)には、上下一対のバーナカバー(100)が設けられて、下火バーナ(25)の上下方を被覆している。又、下火バーナ(25)の前後方も被覆されている。
バーナカバー(100)は、下火バーナ(25)の上方を覆う上バーナカバー(101)と、下火バーナ(25)の下方を覆う下バーナカバー(102)と、前後端面とから、グリル庫(20)の内方に開放する筒状に形成されてあり、上下のバーナカバー(101)(102)は整流板としての役割を果たすと共に、これらの前方を閉塞している前端面(103)は、前記開閉扉(42)の内面に略密着する構成としている。
バーナカバー(100)の前端面(103)を、開閉扉(42)の内面に略密着させて、バーナカバー(100)と開閉扉(42)との間に空間を設けない構成とすることにより、グリルの下方の隙間から入り込んだ空気が、前記空間を介してグリル庫(20)内に流入する不都合を防止することができる。グリル庫(20)内に空気が流れ込まないようにすることにより、グリル庫(20)内における熱分布を均等に保つことができ、被調理物を、焼きムラを生じさせることなく焼き上げることが可能となる。
又、前記左右両内側面(2)の同じ高さに位置する2箇所には、係止ピン(33)(33)が内方に向かって突設されている。
又、焼網(26)に載置させた被調理物から飛散する油脂や焼き汁等の汚れが付着するのを防止するために、前記上バーナカバー(101)の上面の略全域及びこれに続く内側面(2)を被覆するように、カバー板(1)(1)が、それぞれ、グリル庫(20)の両内側面(2)(2)に着脱自在に装着されている。
カバー板(1)は、所定形状に裁断されて折り曲げられたステンレスから成る金属板であり、図3に示すように、前記内側面(2)を被覆する垂直板(11)と、前記垂直板(11)の下端から内方へ向かって斜め下方に延長され且つ前記上バーナカバー(101)の上面全域を被覆する大きさの傾斜板(12)とから構成されている。
前記内側面(2)に突設させた前記係止ピン(33)に対応する前記垂直板(11)の各位置には、前記係止ピン(33)が抜け止め状態に挿通可能なダルマ孔形状の係止孔(10)(10)が形成されてあり、その上方には、上方に凸の略円弧状に形成された庇片(19)(19)が内方へ突設している。
又、前記傾斜板(12)の降下端辺に沿って、汁受け段部(12a)が全域に渡って設けられている。
さらに、図3に示すように、カバー板(1)をグリル庫(20)の内側面(2)への脱着作業を行う際に手で把持するための把持片(13)が、傾斜板(12)の前端縁(12b)から前方へ向かって突設されている。
把持片(13)は、傾斜板(12)の上面の前端縁(12b)に突設させた段差部(14)を介して前方へ向かって突出するように連設されているもので、基端部(13a)から先端部(13b)に向かって上昇する傾斜面を構成している。
又、把持片(13)の平面形状は、図2から図4の各図に示すように、カバー板(1)をグリル庫(20)内に装着させたとき、内側面(2)側に位置する外辺(15)は直線状に形成されてあり、グリル庫(20)の内方側に位置する内辺(16)は外辺(15)の先端に向って湾曲する曲線により形成されてあり、全体に、内側面(2)側に偏った先細形状に構成されている。
この実施の形態では、上述したように、バーナカバー(100)の前端面(103)は、グリル庫(20)の開閉扉(42)の内面に密着する構成としているから、上バーナカバー(101)の略全域を被覆しているカバー板(1)の傾斜板(12)の前端縁(12b)も、前記前端面(103)と同じ位置に位置している。従って、前記前端縁(12b)よりさらに前方に突設させた把持片(13)は、前板(40)に接続される開閉扉(42)の内面よりも前方に突出する態様となる。
そこで、本発明の開閉扉(42)の内面には、前記把持片(13)(13)を進入させるための凹み部(4)が形成されている。
凹み部(4)は、開閉扉(42)を閉じたときに、凹み部(4)内に、カバー板(1)(1)の把持片(13)(13)が進入する位置に設けられており、凹み部(4)の底面に相当する面には、図1に示すように、透明窓(4a)が嵌め込まれてあり、開閉扉(42)の外面の一部を構成している。
凹み部(4)は、グリル庫(20)よりも前方に離れて位置していることから、被調理物からグリル庫(20)内に飛散している油脂や焼き汁等の汚れが届きにくい。又、凹み部(4)内は、前記透明窓(4a)が形成された底面及び各側面によって閉塞された状態となっているため、凹み部(4)内には汚れた空気が入り込み難く、前記汚れの飛散の影響を受けにくくなっている。
さらに、把持片(13)を凹み部(4)内に進入状態としておくことにより、グリル庫(20)内の被調理物から油脂や焼き汁等が前方へ飛散しても、これら油脂や焼き汁等の汚れの飛散は、開閉扉(42)の内面における凹み部(4)の上部域で遮断される。よって、開閉扉(42)を閉じた状態の調理中では、これらの汚れが、把持片(13)に直接飛散して付着しにくい。このことからも、把持片(13)への汚れの付着を一層防止することができる。
このように、凹み部(4)内に進入させられた把持片(13)には、グリル庫(20)内で飛散している油脂や焼き汁等の汚れが付着しにくい。
カバー板(1)を、グリル庫(20)の内側面(2)に装着させるには、把持片(13)を手で把持しながら、カバー板(1)をグリル庫(20)内に差し入れていき、各係止孔(10)(10)が、係止ピン(33)(33)に対応した時点で、カバー板(1)を前記内側面(2)側に移動させて、係止孔(10)(10)に係止ピン(33)(33)を挿通させ、カバー板の自重でダルマ孔状の係止孔(10)(10)の小径部分に係止させる。これにより、カバー板(1)は、係止ピン(33)(33)に係止され、カバー板(1)(1)の垂直板(11)が両内側面(2)(2)を被覆し、傾斜板(12)が上バーナカバー(101)の略全域を被覆する態様で装着される。
このとき、把持片(13)の外辺(15)をグリル庫(20)の内側面(2)に沿うように、カバー板(1)をグリル庫(20)内に挿入させていくと、垂直板(11)が前記内側面(2)に平行に沿った適正な姿勢でカバー板(1)をグリル庫(20)内に収容させることができる。すなわち、把持片(13)の外辺(15)は、カバー板(1)をグリル庫(20)内に適正な姿勢で挿入させるためのガイド片として機能させることができる。
カバー板(1)を両内側面(2)(2)にそれぞれ装着させた状態のグリル庫(20)から、引き出し用バー(48)を開閉扉(42)と共に手前に引くことにより、グリル庫(20)の前方を開放させることができ、開閉扉(42)の引き出しに伴ってグリル皿(44)及び焼網(26)が同時にグリル庫(20)から引き出され、グリル皿(44)及び焼網(26)を取り外して洗浄することができる。又、開閉扉(42)も、前板(40)から取り外して洗浄することができる。
グリル庫(20)の両内側面(2)(2)に、それぞれカバー板(1)(1)を装着させておくことによって、焼網(26)に載置される被調理物から飛散する油脂や焼き汁等は、カバー板(1)(1)に付着するため、グリル庫(20)内は上記汚れから保護される。
カバー板(1)に付着する汚れが下方へ垂れてきても、これらの汚れは、傾斜板(12)の降下端に設けた汁受け段部(12a)で堰き止められるので、グリル皿(23)の汚損を最小限に止めることができる。
又、把持片(13)は、上述したように、被調理物から飛散する油脂や焼き汁等の汚れが付着しにくい凹み部(4)内に位置させていると共に、把持片(13)は、カバー板(1)の傾斜板(12)の前端部(12b)から段差部(14)の高さだけ上昇した位置から前方斜め上方へ向かって延びる傾斜面としたから、カバー板(1)に付着した油脂や焼き汁等が、把持片(13)に流れ込むこともない。さらに、基端部(13a)よりも高く位置する先端部(13b)には、ほとんど汚れが付着することがない。
被調理物から前方の把持片(13)側へ飛散した油脂や焼き汁等の汚れは、把持片(13)の先端部(13b)よりも低い位置にある基端部(13a)へ流れ、さらに、段差部(14)を介して傾斜板(12)の前端縁(12b)に流れ落ち、その降下端部(17)に集められるから、把持片(13)から降下端部(17)にまで流れ落ちて来た汚れが、把持片(13)側へ逆流することはない。
さらに、把持片(13)は、内側面(2)側へ偏った先細形状に形成されているから、外辺(15)寄りの先端部(13b)には飛散する汚れが届きにくい。
このように、把持片(13)、特にその先端部(13b)には汚れが付着しにくい構成としてあるため、カバー板(1)を取り外す際に、把持片(13)の先端部(13b)を持つ手が汚れない。
グリル庫(20)内の熱分布を良好に維持するために、バーナカバー(100)と開閉扉(42)の内面との間に空間を設けない構成としても、従来前記空間内に突出させていたカバー板(1)の把持片(13)は、油脂や焼き汁等の汚れの影響を受けにくい開閉扉(42)の凹み部(4)内に進入するようにしたので、カバー板(1)から十分な長さの把持片(13)を突出させる形状は従来のまま採用することができる上に、把持片(13)が前記油脂や焼き汁等によって汚れる不都合も防止することができる。
本発明におけるカバー板は、ドロップインコンロに内蔵されているグリルの他、テーブルコンロのグリルにも採用可能である。
本発明の実施形態のグリルの前後方向に平行な中心線に沿った断面図。 本発明の実施形態のグリルのグリル庫内の前面と開閉扉の凹み部との関係を示す説明図。 本発明の実施形態のグリルのグリル庫内に装着させるカバー板の一部省略斜視図。 前記カバー板の要部拡大平面図。 従来のグリルの前後方向に平行な中心線に沿った断面図。 図5のX−X断面図。
符号の説明
(1) ・・・・・・カバー板
(13)・・・・・・把持片
(100) ・・・・・バーナカバー
(2) ・・・・・・内側面
(20)・・・・・・グリル庫
(22)・・・・・・前方開放部
(23)・・・・・・グリル皿
(25)・・・・・・下火バーナ
(4) ・・・・・・凹み部
(42)・・・・・・開閉扉
(26)・・・・・・焼網

Claims (4)

  1. 被調理物が載置される焼網とグリル皿が前方開放のグリル庫内に収納されてあり、
    前記グリル庫の前方開放部には、前記焼網及びグリル皿と共に引き出し可能な開閉扉が設けられてあり、
    前記グリル庫の左右両内側面には、カバー板が着脱自在に装着されていると共に、前記カバー板の前端縁から把持片が前方へ突設されているグリルにおいて、
    前記開閉扉の内面に前記グリル庫内に向かって開放する凹み部が設けられ、
    前記凹み部は、前記開閉扉により前記前方開放部を閉じたとき、前記把持片が進入する位置に設けられていることを特徴とするグリル。
  2. 請求項1に記載のグリルにおいて、前記左右両内側面には、下火バーナと、前記下火バーナの上下方にそれぞれ配設されている上下一対のバーナカバーが突設されてあり、
    前記カバー板は、前記グリル庫の前記左右両内側面を被覆する垂直板と、前記垂直板の下端から斜め下方へ延長し且つ前記バーナカバーの上面を被覆する傾斜板とから構成されてあり、
    前記把持片は、前記傾斜板の前端縁から上方に延びる段差部を介して連設されていると共に、先端部に向かって上昇するように傾斜していることを特徴とするグリル。
  3. 請求項2に記載のグリルにおいて、前記把持片の、前記垂直板側に位置する外辺は直線状に形成され、前記傾斜板の降下端側に位置する内辺は前記外辺の先端へ繋がる円弧状に形成されていることを特徴とするグリル。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のグリルにおいて、前記カバー板の最下端部に沿って、汁受け段部が形成されていることを特徴とするグリル。
JP2007248445A 2007-09-26 2007-09-26 グリル Active JP4801031B2 (ja)

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