JP2015031471A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリルからの排気路の外側に確保された開口領域を介して異物が装置内に入り込むことを抑えることができ、且つ、受け皿の取り外しの際に、受け皿に蓄積された異物が落下し難い姿勢を容易に保ちやすい構成を提供する。
【解決手段】加熱調理器1は、加熱調理器本体1aの内部において開口部2aの下方且つ排気路7の外側に受け皿5が収容されており、受け皿5は、皿部材30と、第1連結部10と、第2連結部20とを有している。そして、この受け皿5は、第1支持部14及び第2支持部24が開口部2aの縁部に支持される装着時に、第1指掛け部16と開口部2aの横方向一端側の縁部との間に指挿入空間が構成され、第2指掛け部26と開口部2aの横方向他端側の縁部との間に指挿入空間が構成されるようになっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、加熱調理器に関するものである。
従来より、魚等の被調理物の加熱調理を行うグリルが器内に備えられた加熱調理器が知られている。このようにグリルが内蔵された加熱調理器では、グリル内の空間からの排気経路を確保することが求められ、その一例としては、特許文献1のように、グリルからの排気を加熱調理器本体の上面側且つ後方側に形成された開口部(排気口)を介して排出する構成のものがある。
実開平3−124116号公報
ところで、加熱調理器本体の上面側に開口部を設けてグリルからの排気を放出する構成では、例えば、加熱調理器本体の内外に連通する気体経路を確保すべき場合等、開口部において、グリルからの排気路の外側にも開口領域を確保したい場合がある。但し、このような構成のものでは、排気路の外側に確保された開口領域を介して埃や煮汁等が装置内に入り込みやすいという問題がある。
上記特許文献1の技術は、着脱可能な受け皿を利用しての異物除去を可能とするものではあるが、あくまで、グリルからの排気路内に受け皿を取り付けるものであり、排気路の外側に確保された開口領域からの異物の落下に対応し得るものではなかった。
また、加熱調理器本体の開口部付近に着脱可能な受け皿を取り付ける場合、作業者が受け皿を取り外す際に、受け皿に蓄積された埃や煮汁等の異物を装置内部に極力落下させないことが望まれる。しかしながら、特許文献1の受け皿のように、作業者が指で保持する部分(つまみ16)が後端側に偏って配置され、底板12がその前方側に大きく張り出した構成では、作業者がつまみ16を保持して受け皿を取り外そうとしたときに、底板12の前側が下がるような前下がりの傾斜姿勢になりやすい。特に、底板12が傾斜する際に大きく揺れやすく、持上げ後に傾斜姿勢のままで維持されやすいため、底板12上に蓄積された埃や煮汁等の異物が装置内に落下してしまう虞がある。
本発明は、上述した解決を解決するためになされたものであり、グリルからの排気路の外側に確保された開口領域を介して異物が装置内に入り込むことを抑えることができ、且つ、受け皿の取り外しの際に、受け皿に蓄積された異物が落下し難い姿勢を容易に保ちやすい構成を提供することを目的とする。
本発明は、グリルを内部に備えた加熱調理器本体を有し、
前記グリルからの排気を前記加熱調理器本体の上面側且つ後方側に形成された開口部を介して排出する構成で前記加熱調理器本体内に排気路が設けられ、
前記開口部が、前記加熱調理器本体の横方向に長手状に延び、
前記排気路の端部をなす排出部が、前記開口部の前記横方向両端部からそれぞれ離れた位置に配置されてなる加熱調理器であって、
前記加熱調理器本体内において前記開口部の下方且つ前記排気路の外側に収容される受け皿を備え、
前記受け皿は、
前記開口部の下方且つ前記排気路の外側において前記横方向に長手状に延びた構成で配置される皿部材と、
前記皿部材の長手方向一端側から上方に立ち上がる第1立ち上がり部と、前記第1立ち上がり部の上端部側に連結され、前記開口部の前記横方向一端側の縁部における少なくとも前端寄りの位置と後端寄りの位置とに支持される第1支持部と、前記第1支持部から前記開口部の前記横方向中央側に延び且つ前記横方向中央側の端部が前記皿部材の前端部よりも後方位置且つ後端部よりも前方位置に配置される第1指掛け部と、を備えた第1連結部と、
前記皿部材の長手方向他端側から上方に立ち上がる第2立ち上がり部と、前記第2立ち上がり部の上端部側に連結され、前記開口部の前記横方向他端側の縁部における少なくとも前端寄りの位置と後端寄りの位置とに支持される第2支持部と、前記第2支持部から前記開口部の前記横方向中央側に延び且つ前記横方向中央側の端部が前記皿部材の前端部よりも後方位置且つ後端部よりも前方位置に配置される第2指掛け部と、を備えた第2連結部と、
を有し、
前記第1支持部及び前記第2支持部が前記開口部の縁部に支持される装着時に、前記第1指掛け部と前記開口部の前記横方向一端側の縁部との間に指挿入空間が構成され、前記第2指掛け部と前記開口部の前記横方向他端側の縁部との間に指挿入空間が構成されることを特徴とする。
請求項1の発明では、加熱調理器本体の上面側且つ後方側に開口部が形成され、その開口部の下方且つ排気路(グリルから続く排気路)の外側に皿部材が配置されるように受け皿が設置されるため、グリルから続く排気路の外側に気体が通過可能となる開口領域を確保しつつ、その確保された開口領域を介して異物が装置内に入り込むことを抑えることができる。
更に、加熱調理器本体に装着される受け皿は、開口部の縁部に支持される装着時に、第1指掛け部と開口部の横方向一端側の縁部との間に指挿入空間が構成され、第2指掛け部と開口部の横方向他端側の縁部との間に指挿入空間が構成されるようになっている。この構成によれば、開口部の内側の領域を利用して効率的に一対の指掛け部(第1指掛け部、第2指掛け部)を配置することができる。
また、それら第1指掛け部及び第2指掛け部において受け皿の中央側に配置される端部はいずれも、前後方向において皿部材の前後両端部の間の中間領域に配置されている。つまり、受け皿の取り外し時には、それら端部を支持しながら持ち上げれば受け皿が傾きにくく、ひいては、受け皿の傾斜に起因する異物の落下を効果的に抑制しやすくなる。
請求項2の発明では、第1指掛け部及び第2指掛け部はいずれも、前後方向において皿部材の前端部と後端部との中間に位置する部分が、開口部の横方向中央側に凸となる曲り形状となっている。
第1指掛け部及び第2指掛け部の各指挿入空間にそれぞれ指を挿入しながら持ち上げようとした場合、それぞれの指が近づく向きに力が加わるように指を引っ掛けて吊り下げると持ち上げやすい。本構成では、このように持ち上げる場合に、各指によって第1指掛け部及び第2指掛け部の前後中間部分(皿部材の前端部と後端部との中間に位置する部分)の近辺が自然に支持されやすくなり、両側の指を近づける強い力がかかっても、指の支持位置が前後中間部分から大きく外れにくくなる。このため、受け皿の重心が、指の支持位置よりも大きく前に外れたり、大きく後ろに外れたりし難くなり、受け皿の取り外し時に、皿部材の前下がりの傾きや後ろ下がりの傾きをより一層抑えやすくなる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る加熱調理器を例示する斜視図である。 図2は、図1の加熱調理器において排気口カバー等を取り外した状態を示す平面図である。 図3は、図2から更に受け皿を取り外した状態を示す平面図である。 図4(A)は、図1の加熱調理器において、排気口カバーを取り外した開口部付近を示す斜視図であり、図4(B)は、図4(A)の状態から受け皿が取り外されている状態を示す斜視図である。 図5(A)は、図4(A)の状態の第2連結部付近を拡大して示す拡大図であり、図5(B)は、図4(A)の状態の第1連結部付近を拡大して示す拡大図である。 図6は、図2のA−A位置付近の切断面を部分的に示すA−A断面概略図である。 図7は、図2のB−B位置付近の切断面を部分的に示すB−B断面概略図である。 図8(A)は、図1の加熱調理器に用いる受け皿を示す平面図であり、図8(B)は、その正面図である。 図9(A)は、図1の加熱調理器に用いる受け皿を示す背面図であり、図9(B)は、その底面図である。 図10(A)は、図1の加熱調理器に用いる受け皿を示す左側面図であり、図10(B)は、その右側面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(加熱調理器の全体構成)
図1に示す加熱調理器1は、調理鍋等の調理器具を加熱可能なビルトインコンロとして構成され、器内にグリル3を内蔵したものである。この加熱調理器1は、加熱調理器本体1aの上面を構成する天板2(トッププレート)から露出するように、左こんろ部4a、右こんろ部4bが夫々設けられ、その左右のこんろ部4a,4bの間で後方寄りに小こんろ部4cが設けられている。そして、天板2の下方において加熱調理器本体1aの内部中央付近にはグリル3が設けられている。
図2に示すように、グリル3は、被調理物を収納して図示しないグリルバーナで加熱調理するグリル庫3aと、その後方に連設された排気路7(排気ダクト)とを備えている。なお、図2では、グリル庫3aを破線にて概略的に示している。このグリル庫3aは、加熱調理器本体1aの前面部に設けられた開閉カバー3bによって開閉可能とされている。
排気路7は、気体を通過させる経路として機能するものであり、図2、図4のように横方向に長い気体流路として構成されている。この排気路7は、グリル庫3aの内部空間と連通する構成となっており、グリル庫3a内で発生した燃焼排ガスを、天板2に形成された開口部2aを介して加熱調理器本体1aの外部へ排出する構成で加熱調理器本体1a内に設けられている。本構成では、図1のように、排気路7の端部をなす排出部7a(排気口)の上方を覆うように且つ開口部2aを覆うように格子状の排気口カバー8が天板2に対して着脱可能に設置されており、排出部7aから放出される燃焼排ガス等の気体は、排気口カバー8に形成された隙間を介して加熱調理器本体1aの外部に放出されるようになっている。
本構成では、図3、図4のように、開口部2aは、加熱調理器本体1aの上面側且つ後方側(より具体的には、加熱調理器本体1aの上面部を構成する天板2の後端部寄りの位置)において横方向に長手状に延びるように形成されている。なお、図3の例では、開口部2aは、前端部2d及び後端部2eが横方向に直線状に延び、右側の端部2b及び左側の端部2cは前後方向の直線状に延びており、平面視したときの形状(内周縁部の形状)が略四角形状となっている。この開口部2aは、排気路7の排出部7a(排気口)よりも横方向(左右方向)の長さが大きくなるように形成されており、図3のように平面視したときに、開口部2aの開口領域内に排出部7aの開口領域が収まるようになっている。
一方、横方向に長手状に形成された排出部7a(排気口)は、横方向において、開口部2aの横方向両端部2b,2cからそれぞれ離れた位置に配置されており、前後方向においても、開口部2aの前後方向両端部2d,2eから若干離れた位置に配置されている。このように、開口部2aは、排出部7a(排気口)の外側にも開口領域の一部が構成されており、排気路7の外側においても、開口部2aの開口領域を介して、加熱調理器本体1aの内側から外側、或いは外側から内側に気体が通過する構成となっている。このように構成されているため、例えば、排気路7の外側の開口領域を、加熱調理器本体1aの内部へ空気を流入させるための給気口として利用することができる。或いは、排気路7の外側の開口領域を、加熱調理器本体1aの内部に蓄積する熱を外部に放出する排熱口として利用することもできる。なお、本明細書では、略長方形状に構成される天板2の短手方向が前後方向であり、天板2の長手方向が横方向(左右方向)となっている。また、天板2の板面と直交する方向が上下方向となっている。
(受け皿の構成)
次に、受け皿5の構成について詳述する。
受け皿5は、図2、図4(A)のように、加熱調理器本体1a内において開口部2aの下方且つ排気路7の外側に着脱可能に収容されるものである。この受け皿5は、開口部2aの下方且つ排気路7の外側において横方向に長手状に延びた構成で配置される皿部材30と、皿部材30を開口部2aに引っ掛けるように掛止させる第1連結部10及び第2連結部20とをそれぞれ備えている。なお、加熱調理器本体1a内における皿部材30の配置位置は図2のようになっている。また、第1連結部10及び第2連結部20を開口部2aの周縁部に掛止させる構造は、図4(A)、図5、図6、図7のようになっている。更に、受け皿5の単体の構成は、図8、図9、図10のようになっている。
皿部材30は、例えば金属材料などによって構成され、図8、図9(A)、図10等に示すように、板状の底部30aから、当該底部30aの周縁に沿って配置される環状の周壁部30bが立ち上がった構成となっている。そして、図2のように、受け皿5の設置時には、この皿部材30が排気路7の両側方(左右両側)且つ後方に配置されるようになっており、この領域を通って落下しようとする埃や煮汁等の異物を、底部30a上且つ周壁部30b内で受け得る構成となっている。なお、図2のような受け皿5の設置時には、例えば、底部30aの上面(底面)が上記上下方向と直交する水平方向となるように配置される。
第1連結部10は、例えば金属材料(より具体的には、断面円形状の金属線材等)によって構成されており、図8〜図10等に示すように、皿部材30の長手方向(図2では横方向)一端側の部分に連結されて上方に立ち上がる第1立ち上がり部12と、第1立ち上がり部12の上端部側に連結され、開口部2aの横方向一端側の縁部(端部2b)における少なくとも前端寄りの位置と後端寄りの位置とに支持される第1支持部14とを備える。図8〜図10に示す例では、皿部材30の長手方向一端部寄り且つ前端部寄りの位置において第1立ち上がり部12aが上下方向に延び、皿部材30の長手方向一端部寄り且つ後端部寄りにおいて第1立ち上がり部12bが上下方向に延びている。そして、第1立ち上がり部12aには、この第1立ち上がり部12aよりも外側に張り出すように第1支持部14aが連結され、第1立ち上がり部12bには、この第1立ち上がり部12bよりも外側に張り出すように第1支持部14bが連結されている。そして、図5(B)のように、第1支持部14aが端部2bの前端寄りの位置に支持され、第1支持部14bが端部2bの後端寄りの位置に支持されるようになっている。
更に、図8(A)のように、両第1支持部14a,14bから開口部2aの横方向中央側に延び且つ横方向中央側の端部16aが皿部材30の前端部31よりも後方位置且つ後端部32よりも前方位置に配置される第1指掛け部16が設けられている。この第1指掛け部16は、一対の第1支持部14a,14bを連結する構成で配置されており、第1支持部14及び第1指掛け部16によって構成される部分の平面視形状が略「Ω」形状となっている。
第2連結部20は、例えば金属材料(より具体的には、断面円形状の金属線材等)によって構成されており、基本的には、第1連結部10と対称形状となっている。図8〜図10等に示すように、第2連結部20は、皿部材30の長手方向(図2では横方向)他端側の部分に連結されて上方に立ち上がる第2立ち上がり部22と、第2立ち上がり部22の上端部側に連結され、開口部2aの横方向他端側の縁部(端部2c)における少なくとも前端寄りの位置と後端寄りの位置とに支持される第2支持部24とを備える。この第2連結部20でも、皿部材30の長手方向一端部寄り且つ前端部31寄りの位置において第2立ち上がり部22aが上下方向に延び、皿部材30の長手方向一端部寄り且つ後端部32寄りにおいて第2立ち上がり部22bが上下方向に延びている。そして、第2立ち上がり部22aには、この第2立ち上がり部22aよりも外側に張り出すように第2支持部24aが連結され、第2立ち上がり部22bには、この第2立ち上がり部22bよりも外側に張り出すように第2支持部24bが連結されている。そして、図5(A)のように、第2支持部24aが端部2cの前端寄りの位置に支持され、第2支持部24bが端部2cの後端寄りの位置に支持されるようになっている。
更に、図8(A)のように、両第2支持部24a,24bから開口部2aの横方向中央側に延び且つ横方向中央側の端部26aが皿部材30の前端部31よりも後方位置且つ後端部32よりも前方位置に配置される第2指掛け部26を備えている。この第2指掛け部26も、一対の第2支持部24a,24bを連結する構成で配置されており、第2支持部24及び第2指掛け部26によって構成される部分の平面視形状が略「Ω」形状となっている。
このように構成される第1連結部10及び第2連結部20は、図2、図4(A)、図6のように、一対の第1支持部14a,14bが開口部2aの端部2bの前端寄り及び後端寄りの位置でそれぞれ支持され、一対の第2支持部24a,24bが開口部2aの端部2cの前端寄り及び後端寄りの位置でそれぞれ支持される。受け皿5は、このような4位置で引っ掛かる支持により、開口部2aの周縁部にて安定的に保持される。そして、このように第1支持部14及び第2支持部24が開口部2aの縁部に支持される装着時には、図5(A)、図5(B)のように、第1指掛け部16と開口部2aの横方向一端側の縁部(端部2b)との間に指挿入空間AR1が構成され、第2指掛け部26と開口部2aの横方向他端側の縁部(端部2c)との間に指挿入空間AR2が構成されるようになっている。つまり、受け皿5の長手方向両側において各連結部の上端部付近の位置に、一対の指挿入空間AR1,AR2が構成されるのである。
以上のように、本構成では、図2、図4のように、加熱調理器本体1aの上面側且つ後方側に開口部2aが形成され、その開口部2aの下方且つ排気路7(グリル3からの排気路7)の外側に皿部材30が配置されるように受け皿5が設置されるため、グリル3から続く排気路7の外側に気体が通過可能な開口領域を確保しつつも、このように確保された開口領域を介して異物が装置内に入り込むことを抑えることができる。
更に、加熱調理器本体1aに装着される受け皿5は、図5のように、開口部2aの縁部に支持される装着時に、第1指掛け部16と開口部2aの横方向一端側の縁部との間に指挿入空間AR1が構成され、第2指掛け部26と開口部2aの横方向他端側の縁部との間に指挿入空間AR2が構成されるようになっている。この構成によれば、開口部2aの内側の領域を利用して効率的に一対の指掛け部(第1指掛け部16、第2指掛け部26)を配置することができる。特に、指挿入空間AR1、AR2をある程度広く確保しても、各連結部が外側に張り出しすぎないため、受け皿5全体の長手方向のサイズを抑える上で有利である。
本構成において、図4(A)のように受け皿5が装着された状態から図4(B)のように取り外す場合、第1指掛け部16及び第2指掛け部26の各指挿入空間AR1,AR2(図5)にそれぞれ指を挿入し、それぞれの指が互いに近づく向き(図8(A)の矢印Fa,Fbの向き)に力が加わるように指を引っ掛けて吊り下げれば持ち上げやすくなる。
そして、第1指掛け部16及び第2指掛け部26において受け皿5の中央側に配置される端部16a,26aは、いずれも前後方向において皿部材30の前後両端部31,32の間の中間領域に配置されているため、図4(B)のような受け皿5の取り外し時には、それら端部16a,26aを支持しながら持ち上げれば受け皿5が傾きにくく、ひいては、受け皿5の傾斜に起因する異物の落下を効果的に抑制しやすくなる。特に、受け皿5の重心位置が前後方向において指掛け部16,26が設けられる範囲にあれば傾斜防止の効果が高く、受け皿5の重心位置が当該受け皿5の前後方向中心位置付近にあれば一層良い。
しかも、本構成では、第1指掛け部16及び第2指掛け部26はいずれも、前後方向において皿部材30の前端部31と後端部32との中間に位置する部分(端部16a,26a)が、開口部2aの横方向中央側に凸となる曲り形状となっている。具体的には、第1指掛け部16及び第2指掛け部26の内周部はいずれも、受け皿5の横方向中央側に近づくにつれて前後の幅が次第に狭くなり、且つ横方向中央側に近づくにつれて内周部前側の部分も内周部後ろ側の部分も受け皿5の前後方向中央側に近づくようなテーパ状となっている。このため、各指挿入空間AR1,AR2(図5)にそれぞれ指を挿入して図4(B)のように持ち上げる場合に、各指によって第1指掛け部16及び第2指掛け部26の前後中間部分(皿部材30の前端部31と後端部との中間に位置する部分)の近辺が自然に支持されやすくなる。また、図8(A)の矢印Fa,Fbのように両側の指を近づける強い力がかかっても、指の支持位置が前後中間部分から大きく外れにくくなる。このため、受け皿5の重心が、指の支持位置よりも大きく前に外れたり、大きく後ろに外れたりし難くなり、受け皿5の取り外し時に、皿部材30の前下がりの傾きや後ろ下がりの傾きをより一層抑えやすくなる。しかも、図8(A)のように第1指掛け部16及び第2指掛け部26はいずれも受け皿5の横方向中央側に向かって凹んでおり、それらの凹みの端部が受け皿5の前後方向中央位置付近となっているため、図8(A)の矢印Fa,Fbのように力を掛けつつ指で持ち上げたときに、各指の位置が凹みの端部付近から前後にずれにくく、前後方向中央位置付近で安定的に保たれることになる。ゆえに、持上げ時の指のずれ等に起因して受け皿5のバランスが大きく変化することを抑えることができる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、第1指掛け部16及び第2指掛け部26において前後方向中央部(横方向中心寄りの端部16a,26a)がそれぞれ湾曲していたが、前後方向中央部が前後に延びる直線状であってもよい。或いは、第1指掛け部及び第2指掛け部において、前後方向中央部が開口部2aの幅方向中央に向かって先鋭に突出していてもよく、角張って突出ていてもよい。
上記実施形態では、第1支持部14、第1指掛け部16、第1立ち上がり部12が一体の金属線材によって構成されていたが、少なくともこれらを有していれば、複数部材が接合された構成であってもよい。また、少なくともこれらを有していれば、これらが全て連続していなくても、一部が切れていてもよい。第2支持部24、第2指掛け部26、第2立ち上がり部22についても同様である。
1…加熱調理器
1a…加熱調理器本体
2a…開口部
3…グリル
5…受け皿
7…排気路
7a…排出部
10…第1連結部
12…第1立ち上がり部
14…第1支持部
16…第1指掛け部
20…第2連結部
22…第2立ち上がり部
24…第2支持部
26…第2指掛け部
30…皿部材
31…前端部

Claims (2)

  1. グリルを内部に備えた加熱調理器本体を有し、
    前記グリルからの排気を前記加熱調理器本体の上面側且つ後方側に形成された開口部を介して排出する構成で前記加熱調理器本体内に排気路が設けられ、
    前記開口部が、前記加熱調理器本体の横方向に長手状に延び、
    前記排気路の端部をなす排出部が、前記開口部の前記横方向両端部からそれぞれ離れた位置に配置されてなる加熱調理器であって、
    前記加熱調理器本体内において前記開口部の下方且つ前記排気路の外側に収容される受け皿を備え、
    前記受け皿は、
    前記開口部の下方且つ前記排気路の外側において前記横方向に長手状に延びた構成で配置される皿部材と、
    前記皿部材の長手方向一端側から上方に立ち上がる第1立ち上がり部と、前記第1立ち上がり部の上端部側に連結され、前記開口部の前記横方向一端側の縁部における少なくとも前端寄りの位置と後端寄りの位置とに支持される第1支持部と、前記第1支持部から前記開口部の前記横方向中央側に延び且つ前記横方向中央側の端部が前記皿部材の前端部よりも後方位置且つ後端部よりも前方位置に配置される第1指掛け部と、を備えた第1連結部と、
    前記皿部材の長手方向他端側から上方に立ち上がる第2立ち上がり部と、前記第2立ち上がり部の上端部側に連結され、前記開口部の前記横方向他端側の縁部における少なくとも前端寄りの位置と後端寄りの位置とに支持される第2支持部と、前記第2支持部から前記開口部の前記横方向中央側に延び且つ前記横方向中央側の端部が前記皿部材の前端部よりも後方位置且つ後端部よりも前方位置に配置される第2指掛け部と、を備えた第2連結部と、
    を有し、
    前記第1支持部及び前記第2支持部が前記開口部の縁部に支持される装着時に、前記第1指掛け部と前記開口部の前記横方向一端側の縁部との間に指挿入空間が構成され、前記第2指掛け部と前記開口部の前記横方向他端側の縁部との間に指挿入空間が構成されることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記第1指掛け部及び前記第2指掛け部はいずれも、前後方向において前記皿部材の前端部と後端部との中間に位置する部分が、前記開口部の前記横方向中央側に凸となる曲り形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
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