JP4268927B2 - グリル - Google Patents

グリル Download PDF

Info

Publication number
JP4268927B2
JP4268927B2 JP2004333988A JP2004333988A JP4268927B2 JP 4268927 B2 JP4268927 B2 JP 4268927B2 JP 2004333988 A JP2004333988 A JP 2004333988A JP 2004333988 A JP2004333988 A JP 2004333988A JP 4268927 B2 JP4268927 B2 JP 4268927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grill
cover plate
locking
cover
locking hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004333988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006141588A (ja
Inventor
省三 石谷
徳彦 松行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2004333988A priority Critical patent/JP4268927B2/ja
Publication of JP2006141588A publication Critical patent/JP2006141588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4268927B2 publication Critical patent/JP4268927B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Description

本発明は、グリル庫内の両内側面に被覆させて前記内側面の汚れを防止するためのカバー板が装備されたグリルに関するものである。
例えば、コンロ等の加熱調理器において、魚焼き用等に使用されるグリルは、図7に示すように、グリル庫(20)内に、焼網(26)とグリル皿(23)が出し入れ自在に収納された構成となっており、前方開口部(22)には、開閉扉(21)が開閉可能に設けられている。
グリル庫(20)内の天井部分には被調理物(A)の上面を加熱する多数の炎孔(240)が形成されたプレート状の上火バーナ(24)が配設されていると共に、グリル庫(20)の左右両内側面(2)の下部域にはパイプ状の下火バーナ(25)(25)が内方へ突出するように配設されており、前記下火バーナ(25)(25)によって焼網(26)上の被調理物(A)の下面が加熱される構成となっている。又、グリル庫(20)の奥(図面では右側)には、燃焼排気を外部に排出する為の排気ダクト(27)が連設されている。
前記両内側面(2)には、図8に示すように、前記下火バーナ(25)(25)の上方を被覆するバーナカバー(2a)が内方へ突設されており、前記バーナカバー(2a)及びこれより上方域の前記両内側面(2)を、被調理物(A)から飛散する焼き汁や油の付着による汚れから保護するために、同図に示すような、カバー板(3)が採用されている(特許文献1参照)。
前記カバー板(3)は、前記内側面(2)を被覆するカバー主体(32)と、前記カバー主体(32)の下端から連結され且つ前記バーナカバー(2a)を被覆するカバー補助片(33)とからなり、前記カバー補助片(33)の前方開放部(22)及び後方端部には、前方及び後方に開口するU字状の切り欠き(30)(31)がそれぞれ設けられている。
前記カバー補助片(33)が装着されるグリル庫(20)内のバーナカバー(2a)の前方端部及び後方端部には、それぞれ、前記切り欠き(30)(31)の幅より小さい外径の円柱状突起(28)(29)が突設されており、後方側の円柱状突起(29)の上端には、前記切り欠き(31)の幅より大きな外径の鍔部(29a)が設けられている。
このカバー板(3)は、まず、後方端部(図面では左側)から内側面(2)に沿ってグリル庫(20)内に差し込み、前記切り欠き(31)を、上部に鍔部(29a)が設けられている円柱状突起(29)に係合させてから、カバー板(3)の前方端部の切り欠き(30)を前方側の円柱状突起(28)に上方より嵌め込む。これにより、カバー板(3)は、バーナカバー(2a)は、カバー補助片(33)で被覆され、且つ、バーナカバー(2a)よりも上方の内側面(2)は、カバー主体(32)で被覆される態様で、グリル庫(20)内にそれぞれ装着されることとなる。
上記構成のカバー板(3)では、後方端部側の円柱状突起(29)に鍔部(29b)を設けることにより、前記カバー補助片(33)の後端部が円柱状突起(29)から浮き上がって外れることがないから、前記カバー板(3)が不用意に外れにくい構成となっている。
特開2004−135960号公報 特開2004−209133号公報 特許第3408197号公報
しかしながら、前記焼網(26)とグリル皿(23)とを洗浄するために、両者をグリル庫(20)の前方開放部(22)から引き出して取り外す際に、誤って、カバー板(3)のカバー補助片(33)の前端を引っ掛けてしまうことがある。そのとき、カバー補助片(33)の前端が浮き上がって、前記前方側の切り欠き(30)と前方側の円柱状突起(28)との係合が外れてしまった場合には、後端側の切り欠き(31)も後方端部側の円柱状突起(29)から容易に外れてしまい、カバー板(3)が不用意に脱落してしまう不都合がある。これは、カバー板(3)に設けられているのは、前後方向に開放する切り欠き(30)(31)であるから、カバー板(3)が、グリル庫(20)の内側面に対して、前後にずれることにより、一方が外れると、他方も容易に外れてしまうのである。
本発明はかかる点に鑑みて成されたもので、『グリル庫内に、被調理物を保持する焼網とグリル皿とが出し入れ自在に収納されていると共に、前記グリル庫内の両内側面にはカバー板が着脱可能に被覆されているグリル』において、前記カバー板が不用意に外れないようにすることを課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の技術的手段は、『前記両内側面の各々に係止突起が突設され、
前記係止突起に対応する前記カバー板の所定位置には、前記係止突起に対して水平方向の移動が阻止された状態に係止可能な係止孔が形成され
前記両内側面の後部に、前記カバー板の後部を前記内側面の後部域に沿わせるためのガイド片が前方開放状態に設けられ、前記カバー板が、前記ガイド片と前記内側面との間に最終挿入位置まで挿入された状態にて、前記係止孔が前記係止突起に対応するように設定されていること』である。
上記技術的手段によれば、焼網及びグリル皿を洗浄するために、焼網をグリル皿と共に引き出して取り出す際に、前記カバー板を引っ掛けることがあっても、前記係止突起に対して水平方向の移動が阻止された状態に係止されたカバー板は、グリル庫の前後方及び内方にずれることがなく、係止突起と係止孔との係止状態は維持される。又、前記係止突起及び係止孔が、前方側と後方側を含む複数箇所に設けられている場合には、万一、不用意に一つの前記係止突起と係止孔との係合が外れることがあっても、それによって、他の係止突起と係止孔との係合が外れることはないから、カバー板の脱落を一層確実に防止することができる。
また、カバー板をグリル庫の内側面に沿わせながら、グリル庫の奥へ差し込んでいくと、前記カバー板の後端部は、前記ガイド片と前記内側壁との間に自然に挿入されていく。そして、最終挿入位置に達したときに、カバー板の係止孔に対向する位置には前記係止突起が突設されているから、前記係止孔に前記係止突起を挿通させれば良い。
[請求項2に係る発明]
請求項2に係る発明のものは、前記請求項1に係る発明のグリルにおいて、『前記係止突起は、前記両内側面から内方に向かって水平方向に突出する係止ピンと、前記係止ピンの先端から少なくとも上方に張り出すように設けられた抜け止め部材とからなり、前記係止孔は、前記抜け止め部材が挿通可能な大きさに設定されていること』を特徴とするもので、前記係止孔に前記抜け止め部材を挿通させると、前記カバー板はその重量によって、前記係止ピンの胴部に係止されることとなる。係止ピンの先端には、抜け止め部材が少なくとも上方に突出する態様で設けられているから、前記カバー板は、前記係止ピンによってグリルの前後方への移動が阻止され、且つ、抜け止め部材によってグリルの内方への移動が阻止された状態で係止されることとなる。係止状態にある前記カバー板を取り外すには、カバー板を持ち上げて前記係止孔を前記抜け止め部材に対応させ、その状態でカバー板を内方へ移動させれば良い。
[請求項3に係る発明]
請求項3に係る発明のように、請求項2に記載のグリルにおいて、『前記カバー板の前記係止孔の上方には、庇片が内方に向かって突設されていること』を特徴とするものでは、前記係止突起と係止孔との係止部分の上方に飛散する焼き汁や油脂は、前記庇片で受けることとなるから、前記係止部分に汚れが付着するのを防止することができる。
[請求項4に係る発明]
請求項4に係る発明のものは、請求項1に記載のグリルにおいて、『前記両内側面の上端に段部が設けられ、
前記段部に係止突起を垂直方向に突設させ、
前記カバー板は、その上端に、前記段部を被覆する水平片を具備する構成とすると共に、前記係止突起に対応する前記水平片の所定位置には、前記係止突起が挿通可能な係止孔が形成されていること』を特徴とするもので、前記係止突起に前記係止孔を上方から挿通させて係止させることにより、前記カバー板は、水平方向に移動阻止状態にグリルの内側面に装着されると共に、グリル皿を取り出す際等に、カバー板が引っ掛かるようなことがあっても、前カバー板の重さにより、水平片が前記係止突起から係止孔が外れるほど上方へ浮き上がることはなく、前記係止突起に対する係止孔の係止状態は維持されることとなる。又、カバー板を上方へ持ち上げて、係止突起を係止孔から抜き出せば、前記カバー板は容易に取り外すことができる。
[請求項5に係る発明]
請求項5に係る発明のグリルは、前述した請求項1に係る発明の課題を解決すると共に、さらに、カバー板を洗浄する際等に前記カバー板を取り外し易くするという課題を解決するもので、そのための技術的手段は『前記カバー板の前方端には、支持片が前方に向かって突設されている』ことである。
このものでは、グリル庫の両内側面を被覆しているカバー板から、支持片が、前記グリル庫の前方に向かって突設させているから、前記支持片を手で支持してカバー板を上方に持ち上げたり、内方へ移動させたりして、係止突起から係止孔を抜き取ることができる。又、カバー板のうち、前記支持片が突出している方が前端部であると容易に理解することができるから、グリル庫内への装着も容易となる。
[請求項6に係る発明]
請求項6に係る発明は、前記各発明の課題を解決すると共に、さらに、カバー板に付着した焼き汁や油脂がカバー板の下端全域から無秩序に落下しないようにすることを課題とするもので、そのための技術的手段は、『前記カバー板の最下端部に、樋部が形成されていること』である。このものでは、カバー板に付着した焼き汁や油脂等の汚れが時間の経過と共に、下方へ滴り落ちて来るが、これら汚れをカバー板の下端部に設けた樋部によって一旦受け止め、前記樋部の両端から下方のグリル皿内へ落下させることができる。
本発明は次の特有の効果を有する。
請求項1に係る発明によれば、焼網及びグリル皿をグリル庫から引き出す際に、前記カバー板が引っ掛かっても、前記カバー板はグリル庫の前後方及び内方にずれることがなく、前記係止突起と前記係止孔との係止は維持されたままとなるから、前記カバー板の不用意な脱落を防止することができる。又、前記係止突起及び係止孔を前後の複数箇所に設けた構成としたものでは、万一一つの係止孔が係止突起から外れることがあっても、他の係止突起と係止孔との係止状態は維持されることから、前記カバー板の脱落を確実に防止することができる。
加えて、カバー板を、ガイド片と内側面との間に挿入させていくだけで適正な装着位置に位置決めすることができるから、カバー板の取り付けが容易となるといった効果がある。
又、請求項2及び請求項4に係る発明のものでは、カバー板を上方に持ち上げながら内方へ移動させないと、カバー板を外すことができないから、カバー板は、意図的に外さない限り、不用意に外れることはない。逆に言えば、前記カバー板は、係合孔に係合突起を抜き差しすることにより、グリル庫の内側面への着脱が可能であり、特に、請求項2に係る発明のものでは、前記係止突起は、グリル庫内を覗いたときに目視し易い内側面に突設させているから、カバー板の着脱作業を目で確認しながら行うことができ、着脱作業がやり易いといった効果がある。
請求項3に係る発明によれば、上記請求項2の発明の効果に加えて、係止突起と係止孔との係止部分への汚れの付着を防止することができるから、前記係止部分に汚れがこびりついて、カバー板を外す際に、外れ難くなるといった不都合を防止することができる。
請求項5に係る発明によれば、上記効果に加えて、カバー板の着脱の際に、支持板を指で支持することにより、カバー板に力を加え易くなるため、カバー板を上方に持ち上げたり、移動させたりして係止孔を係止突起に挿通させることが容易となるといった効果がある。
請求項6に係る発明によれば、上記各効果に加えて、カバー板に付着した焼き汁や油脂等の汚れは、カバー板の下端に設けた樋部で受けて、その両端のみから下方へ落ちるようにしたから、グリル皿内の汚れを最小限に止めることができ、掃除する箇所を少なくすることができるといった効果がある。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態のグリルを具備させたガスコンロの前後方向に沿った中心線での断面図であり、図2は、そのX−X断面図である。
グリル庫(20)は、ガスコンロ(4)の正面中央に前方開放状態に設けられており、前記前方開放部(22)は、把手(40)付きの開閉扉(42)によって開放自在に閉塞されている。又、前記グリル庫(20)の後方にはガスコンロ(4)の天板に設けた排気口(41)に連通する排気ダクト(27)が設けられている。
前記開閉扉(42)は、該開閉扉(42)に着脱自在な枠材(43)を備え、該枠材(43)がグリル皿(44)を支持することにより、前記開閉扉(42)の開閉に伴ってグリル皿(44)はグリル庫(20)から出し入れ可能となっている。
前記グリル皿(44)はスチール製の薄板を略長方形の皿状でかつその周囲に略水平なフランジ部(46)が形成されるようにプレス成形した後、ホーロー等の仕上塗装を施したものであり、前記フランジ部(46)に、焼網(48)の前後の端部に垂下させた支持部材(47)(47)を載置することで焼網(48)がグリル皿(44)に載置されて、前記グリル皿(44)と共に、グリル庫(20)内に出し入れ自在に収納される構成となっている。
グリル庫(20)の天井部には上火バーナ(24)が設けられていると共に、前記焼網(48)の下方に位置する前記グリル庫(20)の両内側壁の左右には、それぞれ、下火バーナ(25)(25)がその炎口が対向するように突設されている。
上火バーナ(24)は貫通する複数個のガス噴出口を備えた複数枚のセラミック製プレートを装着してなるシュバンク式バーナで構成されており、左右の下火バーナ(25)は複数の炎口が列設されたブンゼン式バーナで構成されて、グリル庫(20)の両内側壁(2)から内方へ突出するように設けられている。又、前記下火バーナ(25)の上下方には、前記下火バーナ(25)を覆い且つ整流板としての役割を果たす上下一対のバーナカバー(45a)(45b)が設けられている。
両内側壁(2)のうち、前記グリル庫(20)の前方開放部(22)近傍及び中央部近傍には、それぞれ、係止突起としての係止ピン(55)(55)が内方に向かって略水平方向に突出されており、各係止ピン(55)(55)の先端部には、抜け止め部材として、前記係止ピン(55)の外径よりも大径に形成されている鍔部(56)を前記先端部の周辺全域に張り出させている。
又、前記焼網(48)に載置させた被調理物から飛散する焼き汁や油脂等の汚れがグリル庫(20)の両内側面(2)(2)に付着するのを防止するために、前記内側面(2)の各々には、カバー板(1)(1)がそれぞれ着脱自在に装着されている。
前記カバー板(1)は、所定形状に裁断されて折り曲げた金属板にホーローを塗布して仕上げられているもので、図3に示すように、前記内側面(2)を被覆するカバー主体(12)と、前記カバー主体(12)の下端から内方へ向かって斜め下方に延長され且つ下火バーナ(25)の上方を覆っている前記バーナカバー(45a)の上面を被覆するカバー補助片(13)とから構成されている。
前記内側面(2)に突設させた前記係止ピン(55)に対応する前記カバー主体(12)の各位置には、前記鍔部(56)が挿通可能な大径孔とその上方に連設され且つ前記係止ピン(55)がちょうど嵌め込み可能な小径孔とからなるダルマ型の係止孔(10)(10)が形成されており、その上方には、上方に凸の略円弧状に形成された庇片(17)(17)を内方へ突設させている。
又、前記カバー補助片(13)の下端には、樋部(14)が全域に渡って設けられている。
さらに、カバー板(1)を装着した状態にて、グリル庫(20)の前方側に位置する前記カバー補助片(13)の一側辺には、手で支持するための支持片(15)が、前方斜め下方に突設されている。
前記カバー板(1)を、グリル庫(20)の内側面(2)にそれぞれ装着させるには、支持片(15)を手で支持しながら、カバー板(1)を後端部(16)側からグリル庫(20)内に差し込んでいき、各係止孔(10)(10)が、係止ピン(55)(55)の鍔部(56)(56)に対応した時点で、カバー板(1)を前記内側面(2)側に移動させて、係止孔(10)(10)の大径孔に鍔部(56)(56)を挿通させ、その後、カバー板(1)全体を降下させて、係止孔(10)(10)の小径孔に係止ピン(55)(55)を係止させる。これにより、カバー板(1)は、係止ピン(55)(55)によって前方への移動が阻止され、且つ、鍔部(56)(56)によって、内方への移動が阻止された状態で係止されることとなり、カバー板(1)(1)のカバー主体(12)が両内側面(2)(2)を被覆し、バーナ補助板(13)がバーナカバー(45a)(45a)を被覆する態様で装着されることとなる。
カバー板(1)を両内側面(2)(2)にそれぞれ装着させた状態のグリル庫(20)から、把手(40)を開閉扉(42)と共に手前に引くことにより、グリル庫(20)の前方を開放させると、開閉扉(42)の引き出しに伴ってグリル皿(44)及び焼網(48)が同時に引き出され、グリル皿(44)及び焼網(48)を開閉扉(42)と共にグリル庫(20)から取り外すことができる。
このとき、焼網(48)が内側面(2)に引っ掛かるようなことがあっても、カバー板(1)は、鍔部(56)が係止孔(10)の大径部に対応するまで上方へ持ち上げられ且つ、そのまま内方へ移動させられない限り、カバー板(1)は外れることがない。又、万一、焼網(48)や手に内側面(2)が引っ掛かって、カバー板(1)の前方側に位置する係止孔(10)が、グリル庫(20)の前方開放部(22)に近い側の係止ピン(55)から外れるようなことがあっても、後方側に位置する係止孔(10)と係止ピン突起(55)との係合は外れることはないから、カバー板(1)が内側面(2)から完全に脱落してしまうことはない。
グリル庫(20)の両内側面(2)(2)に、それぞれカバー板(1)(1)を装着させておくことによって、焼網(48)に載置される食材から飛散する焼き汁や油脂は、カバー板(1)(1)に付着することとなるため、グリル庫(20)内は上記汚れから保護されることとなる。
カバー板(1)の、係止孔(10)の上方に付着する汚れが下方へ垂れてきても、これら汚れは、前記係止孔(10)の上方に突設させた庇片(17)で受け止められ、上方に凸の円弧状に形成された前記庇片(17)の両端から、係止ピン(55)と係止孔(10)との係止部分よりもその前方及び後方に垂れていくこととなる。このように、前記係止部分への汚れの付着を防止することができる。
又、カバー板(1)に付着した汚れは、カバー補助片(13)の下端に設けた樋部(14)に集められ、前記樋部(14)の前後両端から、グリル皿(44)内に落下するように構成されている。このように、前記樋部(14)によって汚れを集めることができるので、グリル皿(44)の汚損箇所を最小限に止めることができる。
又、樋部(14)をグリル庫(20)の前方へ向かって降下するように傾斜させておけば、グリル皿(44)の前側に焼き汁等の汚れを集中的に落下させることができる。グリル皿(44)の前側は温度が低いため、汚れのこびりつきが少ないから、樋部(14)から汚れが集中的に落下されても、清掃が容易である。
カバー板(1)を洗浄する際等に、カバー板(1)をグリル庫(20)から取り出す場合には、前記支持片(15)を手で少し持ち上げながら内方へ移動させて、鍔部(56)(56)を係止孔(10)(10)から抜き取れば、カバー板(1)は容易に取り外すことができる。このとき、上記したように、係止部分に汚れが付着されにくい構成となっているから、係止部分が汚れで固着されてしまうこともなく、容易に取外すことが可能である。
尚、上記実施の形態では、抜け止め部材として、係止ピン(55)の先端に鍔部(56)を設ける構成としたが、前記係止ピン(55)を、内側面(2)から水平方向に延びる水平ピンと前記水平ピンの先端から上方に向かって延びる垂直ピンとからなる略L字状に形成し、前記垂直ピンを、前記抜け止め手段として利用しても良い。
図4は、本発明の第2の実施形態のグリル庫(20)内を示す左右方向に沿った中心線での断面図であり、前記内側面(2)の上端には、段部(5)(5)が外方へ突出するようにそれぞれ設けられていると共に、前記段部(5)(5)の各上面の前端部近傍及び中央部近傍には、係止ピン(51)(51)が突設されている。
この実施の形態の前記内側面(2)に被覆させるカバー板(1)は、カバー主体(12)の上端から、前記段部(5)を被覆する水平板(11)が延長形成されていると共に、前記係止ピン(51)(51)に対応する前記水平片(11)の各位置には、図5に示すように、前記係止ピン(51)(51)が挿通可能な係止孔(18)(18)が形成されている。
この実施の形態のカバー板(1)を、グリル庫(20)の両内側面(2)(2)に装着させるには、支持片(15)を手で持って、水平片(11)が、内側面(2)の段部(5)に形成した係止ピン(51)よりも上方に位置するように支持しながら、カバー主体(12)が前記内側面(2)に沿うように、カバー板(1)の後端部(16)を、グリル庫(20)内に差し込んでいき、各係止孔(10)(10)が、係止ピン(51)(51)の上方に位置した時点でカバー板(1)全体を下げて、係止孔(10)(10)に係止ピン(51)(51)を挿通させる。これにより、前記カバー板(1)は、段部(5)の上面には水平片(11)が、バーナカバー(45a)の上面にはカバー補助片(13)が、段部(5)とバーナカバー(45a)との間に位置する内側面(2)は、カバー主体(12)が被覆する態様で、カバー板(1)(1)が両内側面(2)(2)にそれぞれ装着されることとなる。
尚、上記各実施の形態において、図6に示すように、内側面(2)の後部に、前記内側面(2)に対して斜め前方に向かってカバー板(1)の肉厚よりも大きく開放するガイド片(50)を設けておけば、支持片(15)を手で持って、カバー板(1)をグリル庫(20)内に挿入させる際に、カバー板(1)の後端部(16)が内側面(2)からやや斜め内方へ歪んで挿入されても、前記後端部(16)が、ガイド片(50)と内側面(2)との間に挿入されれば、カバー板(1)は、前記ガイド片(50)の内面に沿って、前記内側壁(2)に略平行に導かれていく。こうして、ガイド片(50)を設けておくことにより、グリル庫(20)内へのカバー板(1)の挿入方向は矯正され、内側面(2)に正しく沿うように挿入させることができる。カバー板(1)の後端部(16)が、ガイド片(50)と内側面(2)との間に、最終挿入位置まで挿入された状態にて、各係止ピン(51)(51)又は(55)(55)に、カバー板(1)の係止孔(18)(18)又は(10)(10)がそれぞれ対応するように、各部の寸法関係は設定されているものとする。
本発明におけるカバー板は、テーブルコンロのグリルに実施したが、ドロップインコンロに内蔵されているグリルの他、電磁誘導式コンロ等の各種コンロに内蔵されているグリルに使用されてもよい。
尚、本発明の第1及び第2の実施形態では、係止ピンの位置を前方開放部近傍及び中央部近傍で示したが、本発明の作用効果が得られれば、これに限定されない。
本発明の第1実施形態のグリルの前後方向に平行な中心線に沿った断面図。 図1のX−X断面図。 本発明の第1実施形態のグリル庫内に装着させるカバー板の斜視図。 本発明の第2実施形態のグリルの左右方向に平行な中心線に沿った断面図。 本発明の第2実施形態のグリル庫内に装着させるカバー板の斜視図。 本発明の実施形態のグリル庫の内側面の後部を示す要部拡大斜視図。 従来のグリルの一例を示す断面図。 従来のグリル庫内に装着させるカバー板を示す要部拡大正面図。
符号の説明
(1) ・・・・・・カバー板
(10)(18)・・・・係止孔
(2) ・・・・・・内側面
(20)・・・・・・グリル庫
(44)・・・・・・グリル皿
(48)・・・・・・焼網
(51)(55)・・・・係止突起

Claims (6)

  1. グリル庫内に、被調理物を保持する焼網とグリル皿とが出し入れ自在に収納されていると共に、前記グリル庫内の両内側面にはカバー板が着脱可能に被覆されているグリルにおいて、
    前記両内側面の各々に係止突起が突設され、
    前記係止突起に対応する前記カバー板の所定位置には、前記係止突起に対して水平方向の移動が阻止された状態に係止可能な係止孔が形成され、
    前記両内側面の後部に、前記カバー板の後部を前記内側面の後部域に沿わせるためのガイド片が前方開放状態に設けられ、前記カバー板が、前記ガイド片と前記内側面との間に最終挿入位置まで挿入された状態にて、前記係止孔が前記係止突起に対応するように設定されていることを特徴とするグリル。
  2. 請求項1に記載のグリルにおいて、前記係止突起は、前記両内側面から内方に向かって水平方向に突出する係止ピンと、前記係止ピンの先端から少なくとも上方に張り出すように設けられた抜け止め部材とからなり、
    前記係止孔は、前記抜け止め部材が挿通可能な大きさに設定されていることを特徴とするグリル。
  3. 請求項2に記載のグリルにおいて、前記カバー板の前記係止孔の上方には、庇片が内方に向かって突設されていることを特徴とするグリル。
  4. 請求項1に記載のグリルにおいて、前記両内側面の上端に段部が設けられ、
    前記段部に係止突起を垂直方向に突設させ、
    前記カバー板は、その上端に、前記段部を被覆する水平片を具備する構成とすると共に、前記係止突起に対応する前記水平片の所定位置には、前記係止突起が挿通可能な係止孔が形成されていることを特徴とするグリル。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のグリルにおいて、前記カバー板の前方端には、支持片が前方に向かって突設されていることを特徴とするグリル。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のグリルにおいて、前記カバー板の最下端部に、樋部が形成されていることを特徴とするグリル。
JP2004333988A 2004-11-18 2004-11-18 グリル Active JP4268927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004333988A JP4268927B2 (ja) 2004-11-18 2004-11-18 グリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004333988A JP4268927B2 (ja) 2004-11-18 2004-11-18 グリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006141588A JP2006141588A (ja) 2006-06-08
JP4268927B2 true JP4268927B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=36621930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004333988A Active JP4268927B2 (ja) 2004-11-18 2004-11-18 グリル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4268927B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4801031B2 (ja) * 2007-09-26 2011-10-26 リンナイ株式会社 グリル
JP4986949B2 (ja) * 2008-08-01 2012-07-25 リンナイ株式会社 グリル
JP5289231B2 (ja) * 2009-08-17 2013-09-11 株式会社パロマ 両面焼きグリル、およびバーナカバー
JP5289424B2 (ja) * 2010-12-27 2013-09-11 株式会社パロマ 両面焼きグリル、およびバーナカバー
JP5886642B2 (ja) * 2012-01-31 2016-03-16 大阪瓦斯株式会社 グリル
JP6894314B2 (ja) * 2017-07-18 2021-06-30 リンナイ株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006141588A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5290586B2 (ja) 加熱調理機器
JP4268927B2 (ja) グリル
JP4986949B2 (ja) グリル
JP4801031B2 (ja) グリル
JP2013160433A (ja) 組付式グリル付コンロ
JP4881328B2 (ja) グリル調理器
JP5123439B2 (ja) グリル
JP4553949B2 (ja) グリル
JP4237675B2 (ja) グリル用焼き網
JP5795938B2 (ja) 加熱調理器
JP5117544B2 (ja) グリル
CN220045666U (zh) 烤箱和烤箱灶
KR100429416B1 (ko) 그릴
JP4008397B2 (ja) グリル
JP5074846B2 (ja) グリルを備えた加熱調理器における加熱容器の位置固定構造
JP2003135285A (ja) 調理器
JP3836943B2 (ja) グリル
CN219397023U (zh) 烤箱和烤箱灶
JP2004135960A (ja) ガスグリル
JP2008286426A (ja) オーブントースタ
JP2011098139A (ja) 加熱調理器
JP5786112B2 (ja) 加熱調理器
JP3150737U (ja) ガスコンロカバーキャップ
JP5289424B2 (ja) 両面焼きグリル、およびバーナカバー
JP3021583U (ja) ガステーブルコンロ用の遮蔽体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4268927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250