JP4008397B2 - グリル - Google Patents

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Description

本発明は、グリル、特に、グリルから焼成物を取り出す際の排気対策を講じたグリルに関するものである。
図6は、従来のグリルの断面図である(特許文献1の図1参照)。
コンロ本体(1)に形成された焼成庫(2)内の上部には加熱源たるグリルバーナ(21)が配設されていると共に、その下方には下扉(23)と共に引き出し可能なグリルパン(22)と、これに載置された焼き網(24)が位置している。
上記下扉(23)は、焼成庫(2)の庫内入口(25)の下半分を覆い得る大きさを有していると共に、前記下扉(23)の開動作に連動して開回動する上扉(26)は、庫内入口(25)の上半分を覆い得る大きさを有している。そして、下扉(23)の取っ手(230)を把持して下扉(23)と共にグリルパン(22)を引き出すと、これに連動して上扉(26)が開回動する構成になっており、これにより、焼成物(4)の取り出しが行なえるようになっている。
一方、焼成庫(2)の奥部には天井壁(20)から垂下して、焼成庫(2)の後側開口上部を閉じる板状の排気抑制部材(28)が設けられており、該排気抑制部材(28)とコンロ本体(1)の後板(10)の間に形成された排気通路(31)の上端の排気口(32)は大気側に開放している。
このものでは、焼成物(4)となる食材を焼成庫(2)に収納してグリルバーナ(21)を燃焼させると、軽い高温排気は、焼成庫(2)内において排気抑制部材(28)の前方空間に溜まると共に、該空間に収容し切れなくなった余剰排気が排気抑制部材(28)の下方から排気通路(31)側に溢れて大気中に排出される。
このものでは、焼成庫(2)内の排気が排気抑制部材(28)の前方空間に溜まって焼成物(4)の近傍に熱気が篭るから、該焼成物(4)を効率的に加熱することができる。
特開2001−248846号公報(図1)
しかしながら、上記従来のものでは、排気通路(31)への排気抵抗があるため、前面の上下扉(26)(23)が開くと、前記排気通路(31)側に比べて庫内入口(25)側の排気抵抗が小さくなり、焼成庫(2)に溜まった排気が庫内入口(25)から溢れて使用者に不快感を与える。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、
『加熱源を備えた焼成庫(2)と、
前記焼成庫(2)の庫内入口(25)を開閉する開閉扉と、
前記焼成庫(2)内の排気を排出する排気通路(31)と、
前記排気の流れを抑制する排気抑制部材とを備えたグリル』において、調理後に開閉扉を開放した際に、焼成庫(2)に溜まった排気が庫内入口(25)から溢れて使用者に不快感を与えることを防止することをその課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の技術的手段は、
『前記排気抑制部材は、前記排気の流れを抑制する排気抑制状態と該排気抑制状態に比べて前記排気の流れを増加させる排気非抑制状態との2つの状態に変化するものであり、
前記開閉扉と前記排気抑制部材を連動させる排気抑制部材連動手段が設けられ、
前記排気抑制部材連動手段は、前記排気抑制部材を、前記開閉扉の開放動作に連動して前記排気抑制状態から前記排気非抑制状態に変化させる』ことである。
上記技術的手段によれば、調理中は、既述従来のものと同様に、排気抑制部材が排気の流れを抑制し、これにより、焼成庫(2)に高温の排気が溜まり易くなり、焼成物(4)となる食材を効率的に加熱することができる。
一方、調理終了後に庫内入口(25)の開閉扉を開放すると、前記排気抑制部材連動手段により、該開放動作に連動して排気抑制部材が排気非抑制状態になる。即ち、排気抑制部材が、前記排気の流れを抑制した排気抑制状態に比べて排気の流れを増加させた排気非抑制状態に変化する。
従って、焼成庫(2)に溜まった高温の排気は、排気通路(31)を経由して円滑に大気に排出され、高温の排気が庫内入口(25)から器具使用者側に溢れる不都合を防止できる。
[請求項2に係る発明]
請求項1に係る発明に於いて、
『前記排気抑制部材は、
前記開閉扉の開放動作に連動して、排気の流れに与える抵抗が大きい姿勢から前記抵抗が小さい姿勢に回動する回動板である』ものでは、開閉扉を開放操作すると、回動板が排気の流れに与える抵抗が小さくなり(排気非抑制状態)、排気が排気通路(31)から大気中に円滑に排出される。
又、排気抑制部材として回動板を採用したから、該回動板の回動角度を変化させるだけで排気の流れに対する抵抗を変化させることができ、簡単な構成で排気抑制状態と排気非抑制状態との間で状態を変化させることができる。
[請求項3に係る発明]
請求項2に係る発明に於いて、
『前記回動板は、前記焼成庫(2)の後側開口上部を閉塞する奥壁であり、起立した排気抑制状態から倒れるように回動することにより前記後側開口上部を開放した前記排気非抑制状態になる』ものでは、開閉扉の開放動作に連動して回動板が起立状態(焼成庫(2)の後側開口上部を閉塞した排気抑制状態)から倒れるように回動して開放動作し、これにより、焼成庫(2)に溜まった排気が排気通路(31)を経て外部に排出される。
[請求項4に係る発明]
請求項3に係る発明に於いて、
『前記開閉扉の開放動作に連動して前記焼成庫(2)の庫内入口(25)から脱出する方向に移動するグリルパンが設けられており、
前記回動板は、前記排気抑制状態から前記排気非抑制状態になるときは前記起立した状態から後方へ倒れるように回動するものであり、
前記回動板には、前記起立した状態で前記グリルパンに対して後方から当接する垂下脚が連設されており、
前記グリルパン及び垂下脚が前記排気抑制部材連動手段である』ものでは、開閉扉を閉じた調理中には、焼成庫(2)の後側開口上部を閉塞する回動板に連設された垂下脚がグリルパンに対して後方から当接しており、これにより、前記回動板が起立した排気抑制状態に維持されている。又、この排気抑制状態では、焼成庫(2)に於ける前記回動板の下端より上方空間には高温の排気が溜まり、該空間に貯留し切れなくなった余剰排気が前記回動板の下端から溢れて排気通路(31)側へ排出される。
一方、調理が終了して開閉扉を開放すると、これに連動してグリルパンが焼成庫(2)の庫内入口(25)から脱出する方向に移動する。即ち、焼成庫(2)の後側開口上部を開閉する回動板に連設された垂下脚(前記排気抑制部材連動手段の一部)に前方から当接していたグリルパン(前記排気抑制部材連動手段の一部)が前方に移動し、これにより、前記回動板が重力で後方へ回動して排気非抑制状態になり、焼成庫(2)内の排気が排気通路(31)側に円滑に排出される。
[請求項5に係る発明]
請求項3に係る発明に於いて、
『前記開閉扉の裏面には、グリルパンを下方から支持する支持体が連設されており、
前記回動板は、前記排気抑制状態から前記排気非抑制状態になるときは前記起立した状態から後方へ倒れるように回動するものであり、
前記回動板には、前記起立した状態で前記支持体に対して後方から当接する垂下脚が連設されており、
前記支持体及び垂下脚が前記排気抑制部材連動手段である』ものでは、グリルパンを下方から支持する支持体が、前記請求項4の発明のグリルパンの代わりに前記回動板の垂下脚に前方から当接して該回動板を起立させた排気抑制状態に維持する。
[請求項6に係る発明]
請求項3から請求項5に係る発明に於いて、
『前記回動板で開閉される前記焼成庫(2)の後側開口上部の外周壁後面には、前記起立した回動板の上辺とこれに連なる両側辺から更に外周側に張り出した重なり代が後方から重なる構成である』ものでは、前記重なり代を設けたから、重なり代を設けない場合(例えば、前記後側開口上部より回動板が小さい場合)のように、回動板が起立した排気抑制状態で回動板の外周域から排気通路(31)側に排気が漏出することがなく、熱効率の低下を防止することができる。
[請求項7に係る発明]
請求項3から請求項6に係る発明に於いて、
『前記焼成庫(2)の天井壁は、前方から前記後側開口に向かって高くなるように傾斜している』ものでは、排気抑制部材たる回動板が起立した排気抑制状態では、焼成庫(2)内の排気は、前記回動板の下端より上方の空間に滞留し、余剰排気が回動板の下端から排気通路(31)側に漏れて排気される。
一方、前記排気抑制部材連動手段により、前記開閉扉の開放に連動して前記排気抑制部材たる回動板が排気非抑制状態(後方に回動した状態)になると、焼成庫(2)内の軽い高温排気が、後側開口に向かって高くなるように傾斜した焼成庫(2)の天井壁に案内されて上昇しながら排気通路(31)側に流れ、天井壁が水平の場合に比べて排気が一層円滑に排出される。
本発明は次の特有の効果を有する。
調理終了後に庫内入口(25)の開閉扉を開放すると、これに連動して排気抑制部材が排気抑制状態から排気非抑制状態になるから、焼成庫(2)に溜まった高温の排気が排気通路(31)を経由して円滑に大気に排出され、高温の排気が庫内入口(25)から器具使用者側に溢れる不都合が防止できる。
請求項2に係る発明は排気抑制部材として回動板を採用したから、該回動板の回動角度を変化させるだけで排気の流れに対する抵抗を変化させることができ、簡単な構成で排気抑制状態と排気非抑制状態との間で状態を変化させることができる。
請求項6に係る発明によれば、焼成庫(2)内の排気が調理時に回動板の外周域から排気通路(31)側に漏出することがなく、熱効率の低下を防止することができる。
請求項7に係る発明によれば、排気抑制部材たる回動板が起立姿勢から後方に回動すると、焼成庫(2)内の軽い高温排気が、後側開口に向かって高くなるように傾斜した焼成庫(2)の天井壁に案内されて上昇するから、該天井壁が水平な場合に比べ、排気が一層円滑に排出される。一方、加熱調理時は回動板により焼成庫(2)の後側開口上部は閉じられているので、天井壁が前記態様で傾斜していても高温排気が焼成庫(2)内に滞留し、該燃焼庫(2)内の熱気が逃げてしまうことがない。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のグリルを備えたテーブルコンロの断面図であり、コンロ本体(1)内には、加熱源たるグリルバーナ(21)で加熱される焼成庫(2)が形成されていると共に、該焼成庫(2)の庫内入口(25)は開閉扉(29)で開閉されるようになっている。又、焼成庫(2)の後側開口(41)の上部(41A)は排気抑制部材を構成する既述回動板たる奥壁(48)で開閉されるようになっている。尚、後側開口(41)のうち、奥壁(48)で開閉されない下部(41B)は開放状態となっている。又、前記後側開口(41)の後方には上端の排気口(32)に繋がる排気通路(31)が形成されており、図1のように奥壁(48)が起立して前記後側開口(41)の上部(41A)が閉じられた排気抑制状態では、焼成庫(2)から溢れた排気は奥壁(48)の下方である後側開口(41)の下部(41B)を通過して排気通路(31)側に移動するようになっている。
尚、本実施の形態では、上記加熱庫(2),グリルバーナ(21),開閉扉(29),奥壁(48),排気通路(31)及び後述するグリルパン(44)等によって本願発明の対象たるグリルが構成されている。
以下各部の詳細を説明する。
[焼成庫(2)の構造]
焼成庫(2)は、上下に扁平な直方体状に形成されており、その天井壁(20)には多数の炎孔(a)(a)が穿設された燃焼プレート(210)を備えたグリルバーナ(21)が設けられている。又、天井壁(20)は焼成庫(2)の庫内入口(25)から後側開口(41)に向かって次第に高くなるように傾斜しており、これにより、後述する奥壁(48)が後方へ回動して後側開口(41)の上部(41A)が開いた排気非抑制時に焼成庫(2)内の排気が天井壁(20)の傾斜に案内されて円滑に排気されるようになっている。
焼成庫(2)の庫内入口(25)を覆う開閉扉(29)には、庫内底壁(43)上を前後に摺動する矩形皿状のグリルパン(44)が連設されており、該グリルパン(44)には焼き網(24)が載置されている。
[排気通路(31)の構造]
図1〜図3に示すように、焼成庫(2)の更に奥には上下に延びる排気通路(31)が連続していると共に、該排気通路(31)の排気口(32)は、透孔(50)(50)を備えた排気ガード(5)で閉塞されている。
又、排気通路(31)には、後述する奥壁(48)を最大開度位置に保持する丸棒状のストッパ(49)が水平配設されている。
[奥壁(48)の構造]
焼成庫(2)の後側開口(41)の略上半分である上部(41A)を開閉する排気抑制部材たる奥壁(48)の下端の両側側部からは下方に垂下脚(53)(54)(請求項1、4の発明特定事項たる「排気抑制部材連動手段」の一部)が延長していると共に、前記奥壁(48)の下端部の両側部からは側方に支軸(56)が突出しており、該支軸(56)で奥壁(48)が排気通路(31)の両側壁(33)(33)に回動自在に支持されている。そして、開閉扉(29)が閉じられてグリルパン(44)が焼成庫(2)内に押し込まれた状態では、該グリルパン(44)の後辺フランジ(440)(請求項1、4の発明特定事項たる「排気抑制部材連動手段」の一部)で前記垂下脚(53)(54)が奥側に押されて奥壁(48)が起立され、これにより、排気抑制状態になっている。
そして、奥壁(48)が起立した排気抑制状態では、該奥壁(48)の下端(481)が焼成物(4)の載置面たる焼き網(24)と略同じ高さに位置するように各部の寸法が設定されている。尚、上記奥壁(48)の下端(481)の高さは、焼成物(4)となる食材の加熱効率や円滑排気等の観点から適宜に設定できる。
又、前記焼成庫(2)の後側開口(41)の外周壁(410)の後面には、奥壁(48)の上辺とこれに続く両側辺から連続的に張り出した重なり代(480)(図4の斜線の領域)が後方から重なるようになっており、これにより、焼成庫(2)内の排気が、排気抑制状態たる起立状態にある奥壁(48)の両側辺及び上辺近傍から排気通路(31)に漏れないようにしている。
更に、奥壁(48)の背面側の上端部には回動ウエイト(47)が取付けられており、該回動ウエイト(47)によって、開閉扉(29)の開放に連動して奥壁(48)が重力で円滑に後方へ開回動し得るようにしている。
尚、奥壁(48)には必ずしも前記回動ウエイト(47)を設ける必要はない。即ち、奥壁(48)の上下方向の重心位置よりも下方に支軸(56)を配設すれば、上記回動ウエイト(47)を設けなくても、重力によって奥壁(48)を後方へ円滑に開回動させることができる。
尚、コンロ本体(1)の上面には、コンロ用ガスバーナ(12)とこれを包囲する五徳(13)が配設されている。
[動作の実際]
次に、本実施の形態に係るグリルの動作の実際を説明する。
先ず、図1の想像線で示すように、焼き網(24)に焼成物(4)となる食材を載置してグリルバーナ(21)を燃焼させると、該グリルバーナ(21)からの排気は、排気抑制状態たる起立姿勢にある奥壁(48)の下端(481)より上方の焼成庫(2)内に滞留し、これにより、焼成庫(2)に熱気が篭って焼成物(4)を効率的に加熱調理することができる。又、グリルバーナ(21)の燃焼継続によって、焼成庫(2)に収容し切れなくなった余剰排気は奥壁(48)の下端(481)の下方を通って排気通路(31)から外部に排出される。
この加熱調理時には、既述したように、グリルパン(44)の後辺フランジ(440)で、奥壁(48)のから垂下する前記垂下脚(53)(54)が奥側に押されており、これにより、奥壁(48)が起立している。又、奥壁(48)の上辺とこれに続く両側辺から外側に張り出した重なり代(480)(図4の斜線の領域)が焼成庫(2)の後側開口(41)の外周壁(410)の後面に重なっている。これにより、焼成庫(2)内の排気が起立状態にある奥壁(48)の両側辺及び上辺近傍から排気通路(31)に漏れず、効率的な加熱調理が行なえる。
次に、加熱調理が終了した後に、焼成物(4)を取り出すべく開閉扉(29)の取っ手(290)を把持してグリルパン(44)を引き出すと、図2に示すように、グリルパン(44)の後辺フランジ(440)が奥壁(48)の垂下脚(53)(54)を後方に押圧する力が解除され、奥壁(48)がストッパ(49)に当接するまで後方に回動して後側開口(41)の上部(41A)が開放して排気非抑制状態となり、これにより、奥壁(48)が起立した排気抑制状態に比べて、排気の流れに与える奥壁(48)の抵抗が低下する。これにより、後方に向かって次第に高くなった天井壁(20)の傾斜に案内されて焼成庫(2)内の排気が円滑に排気通路(31)から大気中に排出される。
従って、開閉扉(29)の開放時に、焼成庫(2)内の高温排気が庫内入口(25)から吐出されず、器具使用者に不快感を与える心配がない。
[その他]
1.上記実施の形態では、開閉扉(29)の裏面に連設したグリルパン(44)で奥壁(48)の下端の垂下脚(53)(54)を後方へ押して排気抑制状態に維持するようにしたが、図5に示すように、グリルパン(44')を下方から支持する支持体(61)を開閉扉(29)の裏面に連設し、該支持体(61)で奥壁(48)の垂下脚(53)(54)を後方へ押し込むようにしてもよい。このものでは、前記支持体(61)及び垂下脚(53)(54)の組み合わせが、請求項1、5の発明特定事項たる「排気抑制部材連動手段」に対応している。
具体的には、図5の(B)に示すように、グリルパン(44')の後辺フランジ(440')に係合孔(44a)(44a)を開設する。一方、上記グリルパン(44')の後辺フランジ(440')やこれに連続する側辺フランジ(440'')(440'')の下面に当接することによって、グリルパン(44')を下方から支持するコ字枠状の支持体(61)を開閉扉(29)の裏面に連設する(図5(A)(C)参照)。そして、支持体(61)の後辺(611)の一部を上方に屈曲させることによって前記グリルパン(44')の係合孔(44a)(44a)に係合する係合凸部(61a)(61a)を形成すると共に、該係合凸部(61a)(61a)の近傍には後辺(611)を後方にヘアピン状に屈曲させることによって後方突出部(61b)(61b)を形成する。
そして、図5の(A)に示すように、支持体(61)の後方突出部(61b)(61b)で奥壁(48)に連設された垂下脚(53)(54)を後方に押し込み得るように構成する。
このものでは、同図(A)の実線で示すように、開閉扉(29)を閉じた状態では、支持体(61)がグリルパン(44')の後辺フランジ(440')や側辺フランジ(440'')に下方から当接することによって、該支持体(61)でグリルパン(44')が下方から支持されている。又、この状態では、支持体(61)の後辺(611)に形成された係合凸部(61a)(61a)がこれに対応するグリルパン(44')の係合孔(44a)(44a)に下方から嵌入係合していると共に、支持体(61)の後辺(611)に形成された後方突出部(61b)(61b)が奥壁(48)に連設された垂下脚(53)(54)を後方に押してこれを起立状態(排気非抑制状態)に維持している。
次に、加熱調理終了後に開閉扉(29)を開放すると、該開閉扉(29)と支持体(61)とこれに支持されたグリルパン(44')が前方に移動し、これにより、該支持体(61)の後辺(611)に形成された後方突出部(61b)(61b)が奥壁(48)の垂下脚(53)(54)を押し込まなくなり、該奥壁(48)が重力で後方へ回動して排気非抑制状態になる。
又、開閉扉(29)を開放すると、支持体(61)の側辺(612)の前端近傍に形成された下方屈曲部(612')が焼成庫(2)の底壁(250)上を前方に摺動して庫内入口(25)側に移動する。そして、前記下方屈曲部(612')が庫内入口(25)から脱出すると、図5の(A)の想像線で示すように、支持体(61)の側辺(612)(612)が庫内入口(25)の下縁に上方から係合し、これにより、支持体(61)が前傾姿勢になって開閉扉(29)が下方に逃げる。従って、グリルパン(44')から調理済みの焼成物を取り出す際には、前記のように開閉扉(29)が下方に逃げた状態になっているから、該開閉扉(29)が焼成物の取り出し作業の障害にならず、又、該開閉扉(29)の上縁等に作業者の手が触れる心配が少なくなる。
尚、上記支持体(61)はグリルパン(44')を支持する機能と奥壁(48)に連設された垂下脚(53)(54)を押し込む機能に加えて、更に開閉扉(29)を降下させる機能も備えているが、上記支持体(61)は開閉扉(29)を降下させる機能を発揮しない構造であっても良いことは言うまでもない。
2.上記実施の形態では、本発明をテーブルコンロに適用した場合を例示的に説明したが、システムキッチンのカウンタートップに形成されて開口に落とし込み状態に装着するドロップインコンロに本発明を適用することもできる。又、コンロに組み込まれない単独のグリルにも本発明を適用することができる。
3.焼成庫(2)内の両側部に加熱源としてのガスバーナを付加し、該加熱源で食材を両側部から加熱できるようにしてもよい。
4.上記実施の形態では、焼成庫(2)内を加熱する加熱源としてグリルバーナ(21)(ガスバーナ)を使用したが、これに代えて電気ヒータを使用してもよい。
5.上記実施の形態では、奥壁(48)の回動によって調理終了後の排気を排気通路(31)側に円滑排出するようにしたが、図1の想像線で示すように、排気抑制部材たる回動自在の排気抵抗板(46)を排気通路(31)に配設してもよい。この場合、加熱調理時には抵抗板(46)を水平姿勢の排気抑制状態とし、開閉扉(29)の開放に連動回動して抵抗板(46)が鉛直姿勢(排気非抑制状態)になるようにする。具体的には、上下回動自在に支持された排気抵抗板(46)の下端にウエイトを取り付けるか、又は、該排気抵抗板(46)の上下方向の重心より上方を回動自在に支持することにより、開閉扉(29)を開放した状態では重力で抵抗板(46)が鉛直姿勢に自然に維持されるようにする。そして、開閉扉(29)を閉じたときには排気抵抗板(46)を、既述「排気抑制部材連動手段」を構成する図示しない電磁石で吸着して水平姿勢まで回動させる。尚、この場合は、奥壁(48)は設けない。
6.上記実施の形態では、自重で開回動する奥壁(48)を設けると共に、該奥壁(48)の両側部から下方に突出する垂下脚(53)(54)をグリルパン(44)で後方に押し込むことによって該奥壁(48)を閉回動させるようにしたが、奥壁(48)を既述起立姿勢に吸着保持する電磁石を配設し、開閉扉(29)が閉じられたときに奥壁(48)を前記電磁石で起立姿勢に吸着保持して排気抑制状態にする一方、開閉扉(29)が開放されたときは、既述「排気抑制部材連動手段」を構成する前記電磁石を消勢状態(非通電状態)にして排気非抑制状態にするようにしてもよい。この場合、更に他の電磁石を設け、開閉扉(29)が開放されたときには前記他の電磁石で奥壁(48)を開状態(後方に傾斜した状態)に吸着保持するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係るグリルの縦断面図 グリルパン(44)を引き出した状態の断面図 焼成庫(2)の後部近傍の横断面図 奥壁(48)とグリルパン(44)の関係を示す斜視図 グリルパン(44')の配設部の変形例を示す図 従来例の説明図
符号の説明
(2)・・・焼成庫
(22)・・・天井壁
(25)・・・庫内入口
(29)・・・開閉扉
(31)・・・排気通路
(41)・・・後側開口
(44)・・・グリルパン
(48)・・・奥壁

Claims (7)

  1. 加熱源を備えた焼成庫(2)と、
    前記焼成庫(2)の庫内入口(25)を開閉する開閉扉と、
    前記焼成庫(2)内の排気を排出する排気通路(31)と、
    前記排気の流れを抑制する排気抑制部材とを備えたグリルにおいて、
    前記排気抑制部材は、前記排気の流れを抑制する排気抑制状態と該排気抑制状態に比べて前記排気の流れを増加させる排気非抑制状態との2つの状態に変化するものであり、
    前記開閉扉と前記排気抑制部材を連動させる排気抑制部材連動手段が設けられ、
    前記排気抑制部材連動手段は、前記排気抑制部材を、前記開閉扉の開放動作に連動して前記排気抑制状態から前記排気非抑制状態に変化させる、グリル。
  2. 請求項1に記載のグリルに於いて、
    前記排気抑制部材は、前記開閉扉の開放動作に連動して、排気の流れに与える抵抗が大きい姿勢から前記抵抗が小さい姿勢に回動する回動板である、グリル。
  3. 請求項2に記載のグリルに於いて、
    前記回動板は、前記焼成庫(2)の後側開口上部を閉塞する奥壁であり、起立した排気抑制状態から倒れるように回動することにより前記後側開口上部を開放した前記排気非抑制状態になる、グリル。
  4. 請求項3に記載のグリルに於いて、
    前記開閉扉の開放動作に連動して前記焼成庫(2)の庫内入口(25)から脱出する方向に移動するグリルパンが設けられており、
    前記回動板は、前記排気抑制状態から前記排気非抑制状態になるときは前記起立した状態から後方へ倒れるように回動するものであり、
    前記回動板には、前記起立した状態で前記グリルパンに対して後方から当接する垂下脚が連設されており、
    前記グリルパン及び垂下脚が前記排気抑制部材連動手段である、グリル。
  5. 請求項3に記載のグリルに於いて、
    前記開閉扉の裏面には、グリルパンを下方から支持する支持体が連設されており、
    前記回動板は、前記排気抑制状態から前記排気非抑制状態になるときは前記起立した状態から後方へ倒れるように回動するものであり、
    前記回動板には、前記起立した状態で前記支持体に対して後方から当接する垂下脚が連設されており、
    前記支持体及び垂下脚が前記排気抑制部材連動手段である、グリル。
  6. 請求項3から請求項5の何れかに記載のグリルに於いて、
    前記回動板で開閉される前記焼成庫(2)の後側開口上部の外周壁後面には、前記起立した回動板の上辺とこれに連なる両側辺から更に外周側に張り出した重なり代が後方から重なる構成である、グリル。
  7. 請求項3から請求項6の何れかに記載のグリルに於いて、
    前記焼成庫(2)の天井壁は、前方から前記後側開口に向かって高くなるように傾斜している、グリル。
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