JP3781869B2 - 両面焼きグリル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、こんろに組込む両面焼きグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】
両面焼きグリルは、こんろ内に設けたグリル庫の上面に上火バーナを配置すると共に、グリル庫の左右両外側に、グリル庫の左右両側の側壁の下部に開設した前後方向に長手の窓穴に臨ませて下火バーナを配置し、グリル庫内に出入れ自在なグリルパン上に載置する焼網上の被調理物を上火バーナと下火バーナとで上下から焼成するように構成されている。
【0003】
ところで、グリル庫の内面は被調理物から飛散する脂等が付着して汚れる。そこで、従来は、グリル庫に出入れ自在な図5に示す如き引出し状の内ケーシングaを設けて、グリル庫自体への脂の付着を防止し、内ケーシングaが汚れたときはこれをグリル庫から引き出して丸洗いできるようにし、メンテナンス性を良くしている。
【0004】
ここで、内ケーシングaの左右両側の側壁には、グリル庫の側壁に開設した窓穴に合致する窓穴bを開設すると共に、窓穴bの上縁から内方に張り出す廂部cを形成し、下火バーナの炎の立上りを廂部cによって規制して炎を内方に伸ばし、庫内の熱分布を均一化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のように内ケーシングを設けるものではコストが高くなり、また、内ケーシングとグリル庫との間に、内ケーシングを出入れ自在とするために多少ともクリアランスを設ける必要があり、その結果、内ケーシングが横ずれして廂部と下火バーナとの相対位置精度が狂い、熱分布性が悪化することがある。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、グリルのメンテナンス性及び熱分布性を向上させ、且つ、コストダウンも図れるようにした両面焼きグリルを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明では、こんろ内に設けたグリル庫の上面に上火バーナを配置すると共に、グリル庫の左右両外側に、グリル庫の左右両側の側壁の下部に開設した前後方向に長手の窓穴に臨ませて下火バーナを配置し、グリル庫内に出入れ自在なグリルパン上に載置する焼網上の被調理物を上火バーナと下火バーナとで上下から焼成するようにした両面焼きグリルにおいて、グリル庫の側壁に窓穴の上縁から内方に張り出す廂部を一体に設け、グリル庫の側壁の内面を窓穴の上方部分から廂部の上面に亘って覆うカバー部材を設け、カバー部材をグリルパンと共にグリル庫に出入れ可能となるようにグリルパン上に載置しており、グリルパンに焼網を直接載置し、焼網にカバー部材を支持させる構成を有している。
【0008】
これによれば、内ケーシングに廂部を形成するものと異り、廂部と下火バーナとの相対位置精度に狂いは生じず、グリル庫内の熱分布性は常に良好に維持される。
【0009】
また、被調理物からの脂が飛散するのは、グリル庫の側壁の窓穴の上方部分と廂部であるが、これらはカバー部材で覆われているため、グリル庫自体が汚れることはない。カバー部材が汚れたときは、カバー部材をグリルパンと共にグリル庫から引き出して丸洗いすることができる。そして、カバー部材は従来の内ケーシングよりも遥に小型であって洗い易く、メンテナンス性が向上し、また、コストも安くなる。
【0010】
ところで、グリルパン上には焼網も載置するようになっており、本発明では、グリルパンに焼網を直接載置し、焼網にカバー部材を支持させている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1はシステムキッチンのカウンタトップCTに形成した開口に埋設するドロップイン式のこんろを示しており、こんろ本体1内にはグリル庫2が設けられている。
【0012】
グリル庫2の上面には、輻射式バーナから成る上火バーナ3が配置され、また、グリル庫2の左右両外側には、図2に示す如く、ブンゼン式バーナから成る1対の下火バーナ4,4が配置されている。下火バーナ4は前後方向に長手であり、グリル庫2の左右各側の側壁20の下部に開設した前後方向に長手の窓穴21に下火バーナ4の炎孔部4aを臨入させている。また、各側壁20に、窓穴21の上縁から内方に張り出す廂部22を一体に設け、下火バーナ4の炎が側壁20近傍で立上ることを廂部22で抑制し、炎を内方に伸ばして庫内の熱分布を均一化できるようにしている。
【0013】
グリル庫2には、焼網5を載置するグリルパン6が収納されており、焼網5に載せた被調理物を上火バーナ3と下火バーナ4とで上下から焼成し得るようにしている。グリルパン6は、グリル庫2の前面扉7に連結した支持部材70に支持されており、前面扉7を前後に開閉することでグリルパン6がグリル庫2に出入れされる。
【0014】
また、グリル庫2内には、グリル庫2の左右両側の側壁20,20の内面を窓穴21の上方部分から廂部22の上面に亘って覆うカバー部材8を設けている。カバー部材8は、図3に示す如く、廂部22を覆う下辺の屈曲部80aを有する左右両側の側板部80,80と、両側板部80,80の後端間に延在する後板部81とを備える略コ字状の枠で構成されており、焼網5の周囲に固定されている。焼網5は、その前後に垂設した脚部50においてグリルパン6に直接載置されており、カバー部材8は焼網5を介してグリルパン6上に支持されることになる。尚、カバー部材8を焼網5に着脱自在に係止しても良い。
【0015】
図4は第2実施形態を示し、このものでは、カバー部材8の左右の側板部80,80の前端間に脚片82を垂設すると共に、後板部81を下方に延長して脚片83を形成し、カバー部材8をこれら脚片82,83においてグリルパン6に直接載置している。そして、焼網5をカバー部材8に着脱自在に支持させている。尚、焼網5をカバー部材8に固定しても良い。
【0016】
上記何れの実施形態においても、被調理物からの脂等の飛散で汚れるのはカバー部材8であり、グリル庫2自体は汚れない。そして、カバー部材8をグリルパン6と共にグリル庫2から引き出し、グリルパン6からカバー部材8を取外して丸洗いすることができる。
【0017】
また、廂部22はグリル庫2の側壁20に一体化されているため、下火バーナ4と廂部22との相対位置精度に狂いを生ずることはなく、下火バーナ4の炎Fの立上りが廂部22によって抑制され、炎Fが内方にのびて庫内の熱分布は良好に維持される。
【0018】
尚、上記実施形態では、前面扉7に連結した支持部材70にグリルパン6を支持させているが、前面扉7にグリルパン6を直結しても良い。また、前面扉7をヒンジ式の開閉扉に構成し、グリルパン6を把手部材等を用いてグリル庫2に出入れするようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、両面焼きグリルのメンテナンス性が向上すると共に庫内の熱分布性が向上し、更にはコストダウンも図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明グリルを具備するこんろの一例の断面図
【図2】 図1のII−II線截断面図
【図3】 その要部の斜視図
【図4】 第2実施形態の要部の斜視図
【図5】 従来例で使用している内ケーシングの斜視図
【符号の説明】
2 グリル庫 20 側壁
21 窓穴 22 廂部
3 上火バーナ 4 下火バーナ
5 焼網 6 グリルパン
8 カバー部材
Claims (1)
- こんろ内に設けたグリル庫の上面に上火バーナを配置すると共に、
グリル庫の左右両外側に、グリル庫の左右両側の側壁の下部に開設した前後方向に長手の窓穴に臨ませて下火バーナを配置し、グリル庫内に出入れ自在なグリルパン上に載置する焼網上の被調理物を上火バーナと下火バーナとで上下から焼成するようにした両面焼きグリルにおいて、
グリル庫の側壁に窓穴の上縁から内方に張り出す廂部を一体に設け、
グリル庫の側壁の内面を窓穴の上方部分から廂部の上面に亘って覆うカバー部材を設け、
カバー部材をグリルパンと共にグリル庫に出入れ可能となるようにグリルパン上に載置しており、
上記グリルパンに焼網を直接載置し、焼網に上記カバー部材を支持させることを特徴とする両面焼きグリル。
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JP18506597A JP3781869B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 両面焼きグリル |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18506597A JP3781869B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 両面焼きグリル |
Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
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JP18506597A Expired - Fee Related JP3781869B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 両面焼きグリル |
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