JP4994322B2 - グリル - Google Patents

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本発明は、グリル扉に前端部が固定された皿支持枠にグリル皿が支持されるグリルに関する。
従来、この種のグリルとして、グリル庫の横方向両外側に配置した前後方向に長手の一対の固定レールに前後方向に移動自在に支持される一対の可動レールと、グリル皿を支持した状態でグリル庫に出し入れ自在に収納される皿支持枠とを備え、一対の可動レールを連結する前端のレール連結板に皿支持枠の前端部が固定されると共に、レール連結枠にグリル庫の前面開口を閉じるグリル扉を着脱自在に連結したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、皿支持枠は、棒材を平面視略方形に折り曲げて形成した枠体と、枠体の前端部に取付けられグリル皿の前部フランジを支持する前支持板と、枠体の後端部に取付けられグリル皿の後部フランジを支持する後支持板とから構成されている。これによれば、グリル扉を手前に引き出すことにより、グリル皿を皿支持枠に支持させることができる。
従来は、前支持板の中央部に爪を突設し、この爪を使用者がグリル皿の前部フランジに形成したスリットに差し込むことにより、皿支持枠に対するグリル皿の前側の前後左右方向の位置決めを行っていた。しかし、グリル皿が邪魔になって、前支持板の爪にグリル皿のスリットを差し込むことが困難であった。
また、従来は、グリル皿を皿支持枠に装着する際にグリル皿の後部フランジが摺動するガイドが後支持板に形成されており、このガイドの上面は水平になっていた。しかし、グリル皿を皿支持枠に装着する際に、グリル皿の後部フランジがガイドの前端面に当たることがあるため、使用者がグリル皿の後側を所定の装着位置に送り込むことが困難となる場合があった。
また、従来は、皿支持枠の前端部をレール連結板の後面に取付けるための取付板を備えており、グリル扉の背面とレール連結板、及びレール連結板と取付板との間には、それぞれ板厚分の段差が生じていた。しかし、使用者がグリル皿を皿支持枠に装着するためにグリル皿の前側をグリル扉の背面に沿って落とし込む際に、グリル皿の後部フランジが前記各段差に当たり、落とし込みが良好に行われない場合があった。
特開2006−336896号公報
本発明は、以上の点に鑑み、グリル扉を手前に引き出した状態で、グリル皿を皿支持枠に装着することが容易なグリルを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、グリル庫の横方向両外側に配置した前後方向に長手の一対の固定レールに前後方向に移動自在に支持される一対の可動レールと、グリル皿を支持した状態で前記グリル庫に出し入れ自在に収納される皿支持枠とを備え、前記一対の可動レールを連結する前端のレール連結板に前記皿支持枠の前端部が固定されると共に、レール連結枠に前記グリル庫の前面開口を閉じるグリル扉を着脱自在に連結したグリルにおいて、前記皿支持枠は、棒材を平面視略方形に折り曲げて形成した枠体と、該枠体の前端部に取付けられ前記グリル皿の前部フランジを支持する前支持板と、前記枠体の後端部に取付けられ前記グリル皿の後部フランジを支持する後支持板とから構成され、前記前支持板には、前記グリル皿の前部フランジと係合して前記グリル皿の前後方向の位置決めを行う前後位置決め部と、前記グリル皿の左右の側面とそれぞれ当接して前記グリル皿の左右方向の外側への移動を規制して前記グリル皿の左右方向の位置決めを行う一対の左右位置決め部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、グリル皿の前側の前後方向の位置決めは、皿支持枠の前支持板に形成された前後位置決め部がグリル皿の前部フランジと係合することにより行われる。一方、グリル皿の前側の左右方向の位置決めは、皿支持枠の前支持板に形成された左右位置決め部がグリル皿の左右の側面とそれぞれ当接してグリル皿の左右方向の外側への移動を規制することにより行われる。そのため、上記従来のように前支持板の爪にグリル皿のスリットを差し込む場合に比べて、使用者はグリル皿の前側の前後左右方向の位置決めを容易に行うことができる。
また、本発明において、前記後支持板には、前記グリル皿を皿支持枠に装着する際に、前記グリル皿の後部フランジが摺動するガイド部が形成されており、前記ガイド部の上面が前下がりに傾斜している。
よって、上記従来のように前記ガイド部の上面が水平な場合に比べて、使用者はグリル皿の後側を所定の装着位置に容易に送り込むことができる。
また、本発明において、皿支持枠の前端部をレール連結板の後面に取付けるための取付板を有し、前記レール連結板と前記取付板との上端部の高さを合わせ、前記上端部の上方の前記グリル扉の背面には、後方に傾斜した傾斜面が形成されていることが好ましい。
この場合、使用者がグリル皿を皿支持枠に装着するためにグリル皿の前側をグリル扉の背面に沿って落とし込む際に、グリル扉の背面に形成された後下がりに傾斜した傾斜面によって、グリル皿の後部フランジがレール連結板及び取付板の高さを合わせた上端部による段差に当たることを防止できる。そのため、上記従来のように前記傾斜面がない場合に比べて、使用者はグリル皿の落とし込みを良好に行うことができる。
本発明の実施形態に係るグリルを具備するコンロについて説明する。
このコンロは、図1に示すように、システムキッチンのカウンタトップ(図示せず)に組み込むビルトイン式コンロである。このコンロは、カウンタトップに開設した開口に落とし込むようにして設置するコンロ本体1と、コンロ本体1の上面を覆うようにしてカウンタトップに載置する天板2とを備えている。コンロ本体1には、前側の左右2個と後側の1個の計3個のコンロバーナ3が配置されると共に、グリル4が内蔵されている。そして、天板2に、これら各コンロバーナ3を臨ませる開口を形成して、各開口を囲うように五徳5を載置している。また、天板2の後部にはグリル4用の排気口が開設され、この排気口を覆う排気カバー2aが載置されている。尚、各コンロバーナ3には、その内周空間に位置させて、五徳5上の調理容器の底面に当接してその温度を検出する鍋底温度センサ3aが付設されている。
カウンタトップの下で前方に露出するコンロ本体1の前面部分には、後述するグリル庫41の前面開口を閉じるグリル扉42とその左右の前面パネル6とが設けられている。各前面パネル6には、コンロバーナ3用とグリル4用の各操作盤7が前面パネル6の前方に出没自在に組み込まれており、操作盤7の収納状態では、操作盤7の前板7aが前面パネル6と略面一になる。
グリル4は、図2に示すように、コンロ本体1内に設置されるグリル庫41を備えている。グリル庫41の後部には排気ダクト411が取付けられている。また、グリル庫41には、図3に示すように、焼き網43をその前後に垂設した脚片部43aを介して載置するグリル皿44と、グリル皿44を支持する皿支持枠45とが収納されている。皿受け枠45にはグリル扉42が連結されている。そして、グリル扉42をその前面下部の把手421に指を掛けて手前に引くことにより、皿受け枠45がグリル皿44と共にグリル庫41の前方に引き出されるようにしている。
グリル扉42には、図4に示すように、その本体とその背面を構成する背面板422との間には透明な耐熱ガラス板423が挟持されている。そして、背面板422の中央部に形成された開口422aを介して、外部からグリル庫41内を目視できるようになっている。背面板422は、金属薄板を成型加工したものである。
グリル庫41の天井部には、図3に示すように、上火バーナ46が装着され、更に、上火バーナ46の上方を覆うようにして遮熱カバー461が設けられている。また、グリル庫41の横方向両側の側壁部に、焼き網43とグリル皿44との間に位置させて、横方向内方に凹入する凹入部413を形成し、この凹入部413内に、凹入部413の横方向内側面に設けた窓部413aに臨ませて下火バーナ47を配置している。このようにして、焼き網43上の調理物を上火バーナ46と下火バーナ47とで上下から焼成する両面焼きグリルが構成されている。尚、図2、図3で46a,47aは上火バーナ46と下火バーナ47の混合管である。
凹入部413は、下火バーナ47の上方を覆う上バーナカバー471と、下火バーナ47の下方を覆う下バーナカバー472とから構成されており、上バーナカバー471及び下バーナカバー472は整流板として機能する。左右の上バーナカバー471は、それぞれ着脱自在に装着されるカバー板473によって、その上面が覆われている。カバー板473は、上バーナカバー471、及び上バーナカバー471より上方のグリル庫41の側壁412の内側面を覆うようにして、グリル庫41内に装着されている。焼き網43を載せたグリル皿44をグリル庫41内に装着する際に、焼き網43と干渉しないように、焼き網43とカバー板473との隙間は十分に広くなっている。
グリル庫41の横方向両側の外側には、前後方向に長手の固定レール48と、固定レール48に前後方向に移動自在に支持される可動レール49とが配置されている。ここで、グリル庫41の下方には、グリル庫41の底壁部との間に空隙を存して遮熱板415が設置されている。そして、遮熱板415の横方向両側部をグリル庫41の横方向外側で上方に屈曲させて、起立状態の取付板481を形成し、この取付板481の横方向外方を向く面に固定レール48を取付けている。
固定レール48には、中間レール482がボールを介して前後方向に移動自在に係合しており、この中間レール482にボールを介して可動レール49が前後方向に移動自在に係合している。従って、可動レール49は中間レール482を介して固定レール48に前後方向に移動自在に支持される。
グリル庫41の横方向両外側の一対の可動レール49,49は、その前端において略矩形状のレール連結板491を介して連結される。レール連結板491には、皿支持枠45の前端部が係止されると共に、グリル扉42が連結されている。このようにして、グリル扉42の前面下部の把手421に指を掛けて手前に引いたり後方に押すことにより可動レール49が固定レール48に案内されて前後動し、これに連動して皿支持枠45も前後動して、皿支持枠45に支持されるグリル皿44がグリル庫41にスムースに出し入れされる。
グリル皿44は、図5及び図6に示すように、グリル庫41内の調理物から垂れ落ちる煮汁や油等の汚れを受けるために設けられており、上端外周縁にフランジ441,442,443を有する浅い平面視略長方形の皿444から構成されており、前後左右に対称な形状となっている。前部フランジ441及び後部フランジ442には、それぞれ焼き網43の脚片部43aの下端に形成された爪が挿通される複数のスリット445が穿設されている。左右の側部フランジ443には、その両外側端からその全体に渡って上方に向かう垂直片446と、垂直片446の上側端からその全体に渡って左右方向外方に延びる上部フランジ447とが形成されている。
皿支持枠45は、棒材を平面視略方形に折り曲げて形成した枠体451と、枠体451の前端部に取付けた前支持板452と、枠体451の後端部に取付けた後支持板453とから構成されている。
枠体451は、図5及び図7に示すように、前支持板452と後支持板453との間に位置し前後に延びる左右の部分が、グリル皿44を脱着する際に、側部フランジ443とは当接してグリル皿44のスムースな前後方向の移動を図るガイド部と機能する。そのため、グリル皿44を脱着する際にグリル皿44の皿444との接触が少なくなるように、枠体451の左右間隔は皿444の幅より若干広くなっている。前支持板452は、グリル皿44の前部フランジ441を支持し、後支持板453は、グリル皿44の後部フランジ442を支持する。また、皿支持枠45の動きの円滑性を確保するため、グリル庫41の底壁部には、枠体451の左右各側の側辺部を滑動自在に支持する前後複数の支持部416が形成されている。
前支持板452は、金属薄板を成型加工したものであり、平面視略方形の本体452aと、本体452aの左右の両外側部から後方にそれぞれ延びる平面視略方形の延長部452bとを備え、枠体451の前部を上から覆っている。本体452aには、その中央部後端から後方に向かって隆起する隆起片452cが形成されている。隆起片452cの平坦な上面には、グリル皿44の前部フランジ441の平坦な下面が載置される。更に、隆起片452cは、その前端部が略垂直となっており、グリル皿44の前部フランジ441の前端部の前下がりの傾斜面に当接してグリル皿44の後方向の移動を規制している。また、隆起片452cは、その後端部に略垂直な部分を有しており、グリル皿44の皿444の前側部分に当接してグリル皿44の前方向の移動を規制している。このように、隆起片452cは、グリル皿44の前側の前後方向の位置合わせを行う前後位置決め部として機能する。延長部452bには、その外側端部からそれぞれ垂直上方に突出する左右一対の突出片452dが形成されている。突出片452dは、グリル皿44の左右の垂直片446と当接して、グリル皿44の左右方向の位置合わせを行う左右位置決め部として機能する。更に、延長部452bには、その内側端部からそれぞれ内方に斜め下に突出する左右一対の爪452eが形成されている。爪452eは、皿支持枠45をグリル扉42に連結するためのものである。
このように、グリル皿44の前側の前後方向の位置決めは、グリル皿44の前部フランジ441を前支持板452に形成された隆起片452cに係合することにより行われる。一方、グリル皿22の前側の左右方向の位置決めは、前支持板452に形成された左右一対の突出片452dがグリル皿44の左右の垂直片446とそれぞれ当接してグリル皿44の左右方向の外側への移動を規制することにより行われる。そのため、上記従来のように前支持板の爪にグリル皿のスリットを差し込む場合に比べて、使用者は前後左右方向の位置決めを伴うグリル皿44の前側の皿支持枠45への装着をグリル皿44を落とし込むだけで容易に行うことができる。
一方、後支持板453は、金属薄板を成型加工したものであり、平面視略方形の本体453aと、本体453aの左右の両外側部から前方にそれぞれ延びる平面視略方形の延長部453bとを備え、枠体451の後部を上又は下から覆っている。本体453aには、その中央部後端から垂直上方に突出する中央突出部453cが形成されている。中央突出部453cは、グリル皿44の後部フランジ442の後端面と当接してグリル皿44の後方向への移動を規制する。更に、本体453aには、その上面から隆起した左右一対の短い隆起部453dが形成されている。隆起部453dは、その上面にグリル皿44の後部フランジ442の下面が当接されると共に、後部フランジ442と係合してグリル皿44の前方向への移動を規制している。中央突出部453c及び隆起部453dは、グリル皿44の前後方向の位置合わせを行う前後位置決め部として機能する。本体453aと延長部453bとの左右の外側端部には、その全体に渡って垂直上方に突出する左右一対の外側突出片453eが形成されている。外側突出片453eは、グリル皿44の左右の垂直片446と当接して、グリル皿44の左右方向の位置合わせを行う左右位置決め部として機能する。本体453aと延長部453bとがなす内側の角部は、それぞれ垂直上方に突出する角部突出片453fが形成されている。角部突出片453fは、グリル皿44を皿支持枠45に装着する際に、グリル皿44の後部フランジ442が摺動するガイド部として機能しており、その上面は前下がりに傾斜するように形成されている。よって、上記従来のようにガイド部の上面が水平な場合に比べて、使用者はグリル皿44の後側を所定の装着位置に容易に送り込むことができる。
レール連結板491には、図5、図7及び図8に示すように、グリル扉42の背面板422に形成した貫通孔422bを挿通して、背面板422より表側のグリル扉42の背面部に設けた係合孔(図示せず)に係合する上縁の左右一対の爪491aと、グリル扉42の背面下部に取付けた板ばね部材423(図4参照)を係合させる下縁中央部の凹欠部491bとが形成されている。そして、グリル扉42の係合孔に爪491aを係合させた状態で、板ばね部材423を凹欠部491bに係合させることにより、グリル扉42がレール連結板491に着脱自在に連結される。尚、板ばね部材423は、グリル扉42に背面板422を連結するビス424により締結されており、レール連結板491にビス424の頭部に対する逃げ孔491cが形成されている。レール連結板491には、更に、皿支持枠45を取付けるための取付板492用に、後方水平に突出する左右一対の係止突起491dが形成されている。
取付板492は、上中央部が頂部となり左右に偏平なホームベース状でレール連結板491への取付面となる垂直片492aと、垂直片492aの下端から後方に延びる左右一対の水平片492bとを備えている。垂直片492aの頂部は、レール連結板491の上端部の高さと合うように、即ち、取付板492の上端部とレール連結板491との左右方向中央部の上端部とは、その高さが略同一であり、重なり合っている。そして、これらの板491,492の上端部が位置する近傍上方の背面板422に、後方に滑らかに傾斜した傾斜面422cを有する鉤状突起が絞り加工によって形成されている。この鉤状突起の突出高さは、2つ板491,492の板厚を合わせたものと略等しくなっている。
このように、使用者がグリル皿44を皿支持枠45に装着するためにグリル皿44の前側をグリル扉42の背面に沿って落とし込む際に、グリル皿44はグリル扉42の背面に突設させた後下がりに傾斜した傾斜面422cに沿って後方に傾斜して落ちていく。そのため、グリル皿44の後部フランジ442がレール連結板491及び取付板492の上端部による段差に当たることを防止でき、上記従来のように傾斜面がない場合に比べて、使用者はグリル皿44の落とし込みを良好に行うことができる。
更に、取付板492の垂直片492aには、レール連結板491の係合突起491dに挿入係止される左右一対の係止孔492cが形成されている。左右の水平片492bには、皿支持枠45の前支持板452に突設された爪片が挿入係止される係止孔492dがそれぞれ形成されている。尚、垂直片492aには、板ばね部材423及びビス424の頭部に対する逃げ切欠部492eが形成されている。
以上、ドロップイン式コンロに組み込むグリルに本発明を適用した実施形態について説明したが、卓上式コンロに組み込むグリル、更にはコンロに組み込まずに独立して設けられるグリルにも同様に本発明を適用できる。
本発明の実施形態に係るグリルを具備するコンロの斜視図。 グリルの斜視図。 グリルの切断正面図。 グリル皿が皿支持枠に支持された状態を示す斜視図。 グリル皿が皿支持枠に支持された状態を部分的に示す断面図。 グリル皿を示す斜視図。 グリル扉と皿支持枠を示す斜視図。 グリル扉と皿支持枠を示す分解斜視図。
符号の説明
4…グリル、41…グリル庫、42…グリル扉、422…背面板、422c…傾斜面、44…グリル皿、441…前部フランジ、442…後部フランジ、45…皿支持枠、451…枠体、452…前支持板、452c…隆起部(前後位置決め部)、452d…突出片(左右位置決め部)、453…後支持板、453f…角部突出片(ガイド部)、48…固定レール、49…可動レール、491…レール連結板、492…取付板。

Claims (2)

  1. グリル庫の横方向両外側に配置した前後方向に長手の一対の固定レールに前後方向に移動自在に支持される一対の可動レールと、グリル皿を支持した状態で前記グリル庫に出し入れ自在に収納される皿支持枠とを備え、前記一対の可動レールを連結する前端のレール連結板に前記皿支持枠の前端部が固定されると共に、レール連結枠に前記グリル庫の前面開口を閉じるグリル扉を着脱自在に連結したグリルにおいて、
    前記皿支持枠は、棒材を平面視略方形に折り曲げて形成した枠体と、該枠体の前端部に取付けられ前記グリル皿の前部フランジを支持する前支持板と、前記枠体の後端部に取付けられ前記グリル皿の後部フランジを支持する後支持板とから構成され、
    前記前支持板には、前記グリル皿の前部フランジと係合して前記グリル皿の前後方向の位置決めを行う前後位置決め部と、前記グリル皿の左右の側面とそれぞれ当接して前記グリル皿の左右方向の外側への移動を規制して前記グリル皿の左右方向の位置決めを行う一対の左右位置決め部が形成され
    前記後支持板には、前記グリル皿を皿支持枠に装着する際に、前記グリル皿の後部フランジが摺動するガイド部が形成されており、前記ガイド部の上面が前下がりに傾斜していることを特徴とするグリル。
  2. 皿支持枠の前端部をレール連結板の後面に取付けるための取付板を有し、前記レール連結板と前記取付板との上端部の高さを合わせ、前記上端部の上方の前記グリル扉の背面には、後方に傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のグリル。
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