JP2013154009A - グリル - Google Patents

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Abstract

【課題】前後の係止部にサイドカバーを取り付け易くして、サイドカバーのグリル庫内への取付作業を簡単にする。
【解決手段】本発明のグリルは、被加熱物を内部に収容するグリル庫2の側壁7を覆うサイドカバー20を側壁7に着脱自在で有し、サイドカバー20は、幅広部25と幅狭部26とを備えた第1開口部24が側壁7に設けた第1突起10に対応する位置に、第2開口部27が側壁7に設けた第2突起11に対応する位置に設けてあり、且つ幅広部25に第1突起10を挿通後に後方側へスライド移動して第1突起10を幅狭部26に位置させたときに、第1突起10からの脱落を阻止され且つ後方側の部位が下方に降下した第1姿勢になると共に、この第1姿勢で幅狭部26の前端縁24aを支点に回動することで、第2突起11からの脱落を阻止される第2姿勢になり、この第2姿勢で側壁7に装着されるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、グリルに関し、詳しくは、グリル庫の側壁を被覆するサイドカバーを着脱自在で有したグリルに関する。
従来から、グリル庫の両内側面を着脱可能に被覆するカバー板が装着されているグリルがある。このグリルでは、カバー板が不用意に外れないように、両内側面の各々には係止突起が前後に所定間隔を空けて二つ突設され、係止突起に対応するカバー板の2箇所の所定位置には係止突起に対して水平方向の移動を阻止した状態で係止可能な係止孔が形成されている。そして、係止孔の各々は上下方向に連通した小径孔と大径孔とで構成されており、カバー板を取り付ける際には、係止突起を大径部に挿通した後、カバー板を下方に移動させて係止突起を小径孔に位置させることで、水平方向の移動を阻止した状態で取り付けている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−141588号公報
ところで、特許文献1の構成では、カバー板を下方に移動させる前に、前後二つの係止孔を各々係止突起に挿通させる必要があるが、奥側(後方側)の係止突起や係止孔は利用者に視認し難い。そのため、奥側の係止孔に係止突起を挿通させ難く、カバー板の取付を容易に行うことが困難であるという問題がある。
本発明は前記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、前後の係止部でグリル庫に装着されるサイドカバーを有したグリルにおいて、前後の係止部にサイドカバーを取り付け易くして、サイドカバーのグリル庫内への取付作業を簡単にしたグリルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のグリルは、被加熱物の出し入れ用に前方を開放自在で前記被加熱物を内部に収容するグリル庫2と、このグリル庫2の側壁7の壁面7aを覆い前記側壁7に対して着脱自在のサイドカバー20とを有し、前記側壁7は、前記壁面7aの前方側に第1突起10が前記グリル庫2の左右方向における中央側に突出して設けてあり、前記壁面7aの後方側に第2突起11が前記中央側に突出して設けてあり、前記第1突起10は、前記側壁7から前記中央側に突出した第1軸部10aと、前記第1軸部10aの突出先端に形成された第1係止部10bとを備えると共に、前記第1係止部10bが左右方向に視て前記第1軸部10aより少なくとも上方又は前方に張り出しており、前記第2突起11は、前記側壁7から前記中央側に突出した第2軸部11aと、前記第2軸部11aの突出先端に形成された第2係止部11bとを備えると共に、前記第2係止部11bが左右方向に視て前記第2軸部11aより少なくとも上方に張り出しており、前記サイドカバー20は、前記第1突起10に対応する位置に第1開口部24が設けてあり、前記第2突起11に対応する位置に第2開口部27が設けてあり、前記第1開口部24は、前方側の開口が前記第1軸部10aを挿通自在で且つ前記側壁7への装着時に前記第1突起10からの脱落を前記第1係止部10bで阻止される幅狭部26であり、後方側の開口が前記幅狭部26に比べて広い上下幅で前記第1軸部10a及び前記第1係止部10bを挿通自在な幅広部25であり、前記第2開口部27は、前記第2軸部11a及び前記第2係止部11bを挿通自在で且つ前記側壁7への装着時に前記第2突起11からの脱落を前記第2係止部11bで阻止されるものであり、前記サイドカバー20の前端部には、前記中央側に突出した操作部30が前記第1開口部24より下方に位置して設けてあり、前記サイドカバー20は、前記幅広部25に前記第1突起10を挿通後に、後方側へスライド移動して前記第1突起10を前記幅狭部26に位置させたときに、前記第1突起10からの脱落を前記第1係止部10bで阻止された状態で、後方側の部位が下方に降下した第1姿勢になると共に、この第1姿勢で、前記操作部30を後方側に押圧操作したときに、前記第1突起10からの脱落を阻止された状態で、前記幅狭部26の前端縁24aを支点として前記後方側の部位が上方に回動し、前記第2開口部27に前記第2突起11が挿通された後、前記第2突起11からの脱落を前記第2係止部11bで阻止される第2姿勢になり、前記第2姿勢で前記側壁7に装着されるものであることを特徴とする。
このような構成とすることで、前記第1開口部24や前記第1突起10の位置を視認した状態で前記サイドカバー20を前記第1突起10に取り付けた後、前記操作部30を押圧操作して前記第2姿勢へ回動させるだけで、前記サイドカバー20を前記第2突起11に取り付けることができる。そのため、前記サイドカバー20の前記第1突起10及び前記第2突起11への取付を円滑に行い易くなり、前記サイドカバー20の取付作業を簡単に行い易くすることができる。
また、このグリルとして、前記下火バーナ3の少なくとも一部が前記側壁7より前記中央側に突出して位置し、前記下火バーナ3の上方を覆うバーナ上部カバー5を、前記側壁7から前記中央側に突出して設け、前記バーナ上部カバー5の前記上面5aが、前記側壁7から下向きで前記中央側に傾斜した傾斜面であり、前記サイドカバー20は前記壁面7a及び前記バーナ上部カバー5の前記上面5aを覆い、前記サイドカバー20は、前記後方側の部位が前記中央側に傾いた状態で前記第1姿勢になると共に、前記第1姿勢から前記第2姿勢への回動時に、前記後方側の部位が前記バーナ上部カバー5の前記上面5aにガイドされながら上方に回動するものであることが好ましい。この構成では、前記第1姿勢において前記中央側に傾いた前記後方側の部位が、前記第2姿勢への回動時に前記側壁7に近づきながら上昇し易くなる。そのため、前記サイドカバー20の前記第2突起11への取付を円滑に行い易くすることができて、前記サイドカバー20の取付作業を簡単に行い易くすることができる。
また、このグリルとして、前記第1突起10が、前記第1軸部10aに比べて大径の頭部12aを前記第1係止部10bとしたピン12であり、前記第2突起11が、前記第2軸部11aに比べて大径の頭部12aを前記第2係止部11bとしたピン12であることが好ましい。この構成では、前記第1突起10及び前記第2突起11の構成を簡素にすることができる。そして、前記第1係止部10bにあっては、頭部12aによって上方と前方の両方等の複数の向きで、前記サイドカバー20の前記第1突起10からの脱落を阻止することができて、前記第2姿勢への回動を安定して行い易くなり、前記サイドカバー20の取付作業を簡単に行い易くすることができる。
また、このグリルとして、前記サイドカバー20は、前記壁面7aを覆う縦片21と、前記バーナ上部カバー5の前記上面5aを覆い且つこの上面5aに載置される下片23とを備え、前記第1姿勢時に前記下片23の前記バーナ上部カバー5の前記上面5aからの脱落を阻止する牽制部31が設けてあり、前記サイドカバー20は、前記第1姿勢時に前記牽制部31によって、前記第2開口部27を前記第2突起11の下方に位置し且つ前記下片23の一部を前記バーナ上部カバー5の前記上面5aに当接した状態で保持されるものであることが好ましい。この構成では、前記第2姿勢への回動時に、この回動の初期から前記サイドカバー20を前記バーナ上部カバー5の前記上面5aでガイドすることができる。そのため、前記回動時に、前記後方側の部位が前記縦片21を前記側壁7に近づけながら上昇し易くなり、前記サイドカバー20の前記第2突起11への取付を円滑に行い易くすることができて、前記サイドカバー20の取付作業を簡単に行い易くすることができる。
また、このグリルとして、前記第2姿勢への回動時に前記サイドカバー20の前方側へのスライド移動を規制する規制部32が設けてあることが好ましい。この構成では、前記操作部30の押圧操作による前記第2姿勢への回動時に、前記第1突起10が前記幅狭部26からずれ難くすることができて、前記サイドカバー20を前記第2突起11に取り付け易くすることができる。
また、このグリルとして、前記第2開口部27が後方に開放した形状であることが好ましい。この構成では、前記第2姿勢への回動時に、前記第2突起11が前記第2開口部27内に位置し易くなり、前記第2突起11を前記第2開口部27に取り付け易くすることができる。そして、前記サイドカバー20の取外し作業にあっては、前記第1突起10の前記第1開口部24からの離脱時等に、前記第2開口部27の端縁と前記第2突起11との干渉による前記サイドカバー20の姿勢の制限が生じ難くすることができて、前記サイドカバー20を前記第1突起10から取外し易くすることができる。更に、第1突起10の離脱後であれば、前記サイドカバー20を前方に引き出すだけで、前記第2突起11の前記第2開口部27からの離脱を行うことができて、前記サイドカバー20を前記第2突起11から取外し易くすることができる。
本発明は、第1開口部や第1突起の位置を視認した状態でサイドカバーを第1突起に取り付けた後、操作部を押圧操作して第2姿勢へ回動させるだけで、サイドカバーを第2突起に取り付けることができる。そのため、サイドカバーの第1突起及び第2突起への取付を円滑に行い易くなり、サイドカバーの取付作業を簡単に行い易くすることができる。
本発明の一実施形態のグリルの斜視図である。 同上の右側の側断面図である。 同上のサイドカバーを取外した状態の側断面図であり、(a)は右側であり、(b)は左側である。 右側のサイドカバーの斜視図である。 同上の説明図であり、(a)は下片を水平面に載置した状態の平面図であり、(b)は第2姿勢における平面図であり、(c)は第2姿勢における側面図であり、(d)は第2姿勢における正面図である。 左側のサイドカバーの説明図であり、(a)は下片を水平面に載置した状態の斜視図であり、(b)は第2姿勢における側面図であり、(c)は第2姿勢における正面図である。 サイドカバーの取付動作の説明図であり、(a)は第1突起を幅広部に挿通した状態における斜視図であり、(b)は第1姿勢における斜視図である。 サイドカバーの取付動作の説明図であり、(a)は第1突起を幅広部に挿通した状態における側断面図であり、(b)は第1姿勢における側断面図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。グリル1は、図1に示すように、グリル庫2と、グリルバーナと、バーナ上部カバー5と、サイドカバー20とを有する。グリル庫2は前方に開口(前開口)を有し、前開口は前面に設けたグリル扉(不図示)によって開閉自在に閉塞される。グリル庫2内の下部には、前方に引出自在でグリル受皿(不図示)が設けてある。そして、このグリル受皿上には、被加熱物(不図示)を載置させる載置部としての焼き網(不図示)が載置され、その被加熱物をグリルバーナにて加熱するように構成されている。言い換えると、グリル庫2は、グリル受皿を介して被加熱物を内部に収容可能で且つ被加熱物を出し入れ可能であると共に、グリル扉を介して前方を開放自在になっている。
グリルバーナは、上火バーナ4(図2等参照)と、下火バーナ3とで主体が構成される。上火バーナ4はグリル庫2の上面に配設されており、グリル庫2内に収容された被加熱物をその上面側から加熱する。下火バーナ3はグリル庫2の下部の左右両側に左右一対で配設されており、グリル庫2内に収容された被加熱物をその下面側から加熱する。そして、下火バーナ3は、図3に示すように、グリル庫2内の側壁7より下方に配置されている。そして、下火バーナ3は、図1に示すように、一部または全部が側壁7よりグリル庫2の左右方向における中央側に突出して位置し、この突出した部位の上方をバーナ上部カバー5が覆っている。以下、左右方向における中央を、左右中央と記載する。
バーナ上部カバー5は側壁7と一体で形成されており、側壁7の下火バーナ3より上方に位置する下端から左右中央側に突出して設けてある。バーナ上部カバー5の上面5aは、側壁7から下向きで左右中央側に傾斜した傾斜面になっている。
サイドカバー20は、側壁7に対して着脱自在でグリル庫2内に左右一対で設けてある。サイドカバー20は、図2に示すように、側壁7の壁面7a及びバーナ上部カバー5の上面5a(傾斜面)を覆い、グリル1での被加熱物の加熱調理時に飛散した汚れが側壁7等に直接付着することを抑制する。なお、図1(及び図7)では、左側のサイドカバー20を省略している。
詳しくは、サイドカバー20が、壁面7aを覆う縦片21と、側壁7の上端からグリル庫2上面に至る傾斜部位8を覆う上片22と、上面5aを覆う下片23とを備えており、表面にはホーロー仕上げがしてある。そして、図4乃至図6に示すように、縦片21、上片22、下片23は各々、前後方向に長い矩形の平板状となっており、縦片21と上片22と下片23とは金属板等で一体に形成されている。なお、左右両側壁7に装着される二つのサイドカバー20は、上火バーナ4の点火プラグ4a等の機器との接触を回避するために右側のサイドカバー20の上片22に切欠き部22aを形成してある点を除き、略左右対称の形状になっている。
また、側壁7への装着状態を基準として、上片22は左右中央側に上向き傾斜して、縦片21の上端(上側の長辺)から上方に延設されている。上片22は、側壁7への装着状態を基準として、傾斜部位8の傾斜した下面8aと略平行に並び、この傾斜部位8の下面8aを覆う。下片23は、側壁7への装着状態を基準として、左右中央側に下向き傾斜して、縦片21の下端(下側の長辺)から下方に延設されている。そして、下片23は、バーナ上部カバー5の傾斜面(上面5a)と略平行に並び、上面5aに載置された状態(図1,図2参照)でこの上面5aを覆う。
更に、サイドカバー20は、図5(b)や図5(d)や図6(c)に示すように、上片22と下片23とが上下方向において対向すると共に、上片22と下片23の間の上下方向の寸法(上下寸法)が左右方向において縦片21から離れる程広くなる形状になっている。言い換えると、サイドカバー20は、前後方向に視て(正面視)開口側程広くなるコ字状になっている。。
また、図3に示すように、グリル庫2はサイドカバー20装着用の突起が前後一対で、左右両方の側壁7に各々設けてある。この一対の突起は、壁面7aの前後方向における中央より前方側の箇所から左右中央側に突出して設けた第1突起10と、壁面7aの前後方向における中央より後方側の箇所から左右中央側に突出して設けた第2突起11とに区別される。
第1突起10は壁面7aの前端より後方で且つ上下寸法の中央より上方に位置する。そして、第1突起10は、壁面7aから略直交して突出した円柱状の第1軸部10aと、第1軸部10aの突出先端に形成された第1軸部10aより大径の頭部12aとを備えるピン12で構成される。
第1軸部10aは、円柱の軸方向の一方の端部がねじ形状になっており、この端部を側壁7に螺合して取り付けることで、側壁7に固定してある。そして、第1軸部10aは、軸方向において上記ねじ状の端部の反対に位置する端部(円柱の他端)に頭部12aが一体で設けてある。
頭部12aは第1軸部10aと略同心で且つ第1軸部10aより大径で形成されている。そして、頭部12aは第1軸部10aが側壁7から突出して位置するために、左右方向において側壁7から所定の間隔離れて位置し、この間隔は、サイドカバーの縦片21の板厚(左右方向の寸法)より広い或いは略同じ寸法になっている。更に、頭部12aは第1軸部10aより径外方向に突出した第1軸部10a側を向く面で、第1軸部10aに取り付けたサイドカバー20の抜け止めを行い、サイドカバー20の第1突起10からの脱落を阻止する第1係止部10bとして機能する。言い換えると、第1突起10は、側壁7から左右中央側に突出した第1軸部10aと、第1軸部10aの突出先端に形成された第1係止部10bとを備える。そして、第1係止部10bは全周が側面視(左右方向に視て)第1軸部10aより径外方向に張り出している。
第2突起11は、第1突起10と略同一のピン12で構成されており、側壁7に固定され壁面7aから突出した第2軸部11aと、ピン12の頭部12aからなる第2係止部11bとを備える。つまり、第2突起11は、第1突起10と同様に、側壁7から左右中央側に突出した第2軸部11aと、第2軸部11aの突出先端に形成された第2係止部11bとを備えると共に、第2係止部11bの全周が側面視第2軸部11aより径外方向に張り出している。
そして、第2突起11は、頭部12aの第2軸部11aより径外方向に突出した第2軸部11a側を向く面で、第2軸部11aに取り付けたサイドカバー20の抜け止めを行い、サイドカバー20の第2突起11からの脱落を阻止する。
更に、第2突起11は、第1突起10より後方で且つ上下寸法の略中央に位置する。言い換えると、第2突起は正面視第1突起10に対して下方にずれた位置に設けてある。
また、サイドカバー20の縦片21には、図2に示すように、第1突起10に対応する位置に第1開口部24が設けてあり、第2突起11に対応する位置に第2開口部27が設けてある。
第1開口部24は、左右方向に貫通し且つ第1突起10の頭部12aの直径に比べて前後方向に長い長孔になっている。そして、第1開口部24は、長円形状の前方側の部位(前方側の開口)と、長円の直線部位の後端に連通した円形状の後方側の部位(後方側の開口)とで構成される。更に、後方側の開口は、前方側の開口に比べて上下方向の幅寸法(上下幅)が大きい(広い)構成になっている。言い換えると、前方側の開口が、後方側の開口に比べて上下幅が狭い幅狭部26になっており、後方側の開口が、幅狭部26に比べて上下幅が広い幅広部25になっている。
前方側の開口(幅狭部26)は、略平行に並ぶ直線部位間における上下方向の幅寸法(上下幅)が、ピン12の頭部12aの直径に比べて小さく且つ第1軸部10aの直径に比べて大きい寸法になっている。そのため、幅狭部26は、第1軸部10aを挿通自在になっているが、第1係止部10bを挿通不能になっている。
更に、サイドカバー20は、側壁7への装着時に、幅狭部26に第1突起10が位置し、且つ第1突起10が第1開口部24の前端縁24aに当接した状態になる。この状態になることで、第1係止部10bの第1軸部10a側を向く面のうち第1軸部10aより外周の上方、前方、下方側の部位が縦片21の板面に接触して、サイドカバー20は第1突起10からの脱落を第1係止部10bによって阻止される。
後方側の開口(幅広部25)は、上下幅(直径)がピン12の頭部12aの直径に比べて大きい寸法になっており、第1軸部10a及び第1係止部10bを挿通自在になっている。そのため、サイドカバー20は幅広部25を介して、第1突起10を第1開口部24に挿通したり、挿通した第1突起10を第1開口部24から抜き出したりすることができる。
第2開口部27は、左右方向に貫通し且つ第2突起11の頭部12aの直径に比べて前後方向に長い長孔になっていると共に、長孔の後端が後方に開放した形状になっている。そして、第2開口部27は上下幅が第2突起11の頭部12aの直径に比べて広く、第2軸部11a及び第2係止部11bを挿通自在になっている。また、第2開口部27は後方に開放した部位の上端縁が後方に向かって上向き傾斜し、且つこの傾斜した部位より前方側の上端縁が略水平になっている。
そして、サイドカバー20は、側壁7への装着時に、第2開口部27の上端縁の上記略水平な部位が第2軸部11aに載置当接した状態になる。この状態になることで、第2係止部11bの第2軸部11a側を向く面のうち少なくとも第2軸部11aより外周の上方側の部位が縦片21の板面に接触して、サイドカバー20は第2突起11からの脱落を第2係止部11bによって阻止される。
更に、サイドカバー20は、図8(a)に示すように、縦片21の後端から幅広部25に至るまでの前後方向の寸法(前後寸法)が、第1突起10から第2突起11までの前後寸法に比べて小さい或いは略同じ寸法になっている。そのため、幅広部25に第1突起10を挿通する際に、第2突起11がサイドカバー20の後端より後方や第2開口部27の開放部位に位置し易くなる等で、上記挿通の際に第2突起11がサイドカバー20に干渉し難い構成になっている。
また、図4乃至図6に示すように、サイドカバー20は下片23の前端部に、サイドカバー20の取付作業(詳細は後述する)時に操作する操作部30が左右中央側に突出して設けてある。操作部30は前後方向に略直交した板面を有する板状で、第1開口部24より下方に位置する。
そして、操作部30は、取付作業時に、サイドカバー20が第1姿勢(詳細は後述する)となった際に、前面(前方を向く板面)を後方側に向けて押圧操作することで、サイドカバー20を第2姿勢(詳細は後述する)となるように移動させる。更に、操作部30はサイドカバー20から左右中央側に突出するため、前後の両板面を使用者の指で摘む等で把持可能となっている。
以下、図面に基づいて、サイドカバー20の側壁7への取付動作を説明する。なお、サイドカバー20は左右両方に各々一つずつ装着されるが、各々の取付動作は略同じ動作であるため、一方のサイドカバー20の取付動作のみを例示し、残りの一方のサイドカバー20の取付動作は省略する。
まず、サイドカバー20は、図7(a)や図8(a)に示すように、幅広部25に第1突起10を挿通する。この後、後方側へスライド移動して第1突起10を幅狭部26に位置させて、図7(b)や図8(b)に示すように、第1突起10からの脱落を第1係止部10bで阻止した状態にする。この状態において、サイドカバー20は、後方側の部位が自由端になっているため、第1突起10との接触箇所を支点として、傾斜面(上面5a)にガイドされながら下方に降下する。そして、サイドカバー20は、第1軸部10aに第1開口部24(幅狭部26)の前端縁24aが当接され、後方側の部位が上方側ほど側壁7から離れるように左右中央側に傾き且つ前方側の部位に比べて下方に位置した姿勢(第1姿勢)になる。
更に、この後方側の部位が下方に降下した際に、サイドカバー20は、縦片21の第1開口部24より前方側に形成された牽制部31によって、下片23の傾斜面(上面5a)からの脱落を阻止される。
詳しくは、図7(b)に示すように、上片22の前後寸法が縦片21及び下片23の前後寸法より短く形成されており、上片22の前端が縦片21の前端より後方に位置する。そして、図8(b)に示すように、サイドカバー20の後方側の部位が傾斜面(上面5a)に沿ってガイドされて傾いた際には、上片22より前方に位置する縦片21の前端上部(角)が側壁7の壁面7aに接触して、サイドカバー20の回動を抑制する。
更に、この縦片21の前端上部が壁面7aに接触した際に、サイドカバー20は、下片23の後端の一部を傾斜面(上面5a)に当接した状態で且つ第2突起11より下方に第2開口部27を位置した状態になる。つまり、この上片22より前方に突出する縦片21の前端上部が、傾斜面(上面5a)からの下片23の脱落を阻止する牽制部31として機能する。
次に、この第1姿勢に移行後、操作部30を後方側に押圧操作することで、サイドカバー20は第1突起10からの脱落を阻止された状態で、第1軸部10aに当接された幅狭部26の前端縁24aを支点として、後方側の部位が傾斜面(上面5a)にガイドされながら上方に回動する。言い換えると、操作部30を後方側に押圧操作することで、サイドカバー20は、縦片21の板面が壁面7aと略平行に並び対向するように、後方側の部位が側壁7に近づきながら上昇する。
そして、サイドカバー20は、この上方への回動によって、第2開口部27に第2突起11が位置することで、第2開口部27に第2突起11が挿通される。この第2突起11の挿通後、操作部30の押圧操作を解き、第2開口部27の上端縁を第2軸部11aに載置することで、サイドカバー20は第2突起11からの脱落を第2係止部11bで阻止される第2姿勢になる。そして、この第2姿勢が、図1や図2に示すように、サイドカバー20を側壁7に装着した姿勢になっている。
更に、上記第1姿勢から第2姿勢へ回動する際に、サイドカバー20は、幅狭部26に設けられた規制部32によって、サイドカバー20の前方側へのスライド移動が規制されて、第1開口部24の前端縁24aが第1軸部10aから離れることを阻止される。
詳しくは、縦片21の第1開口部24の上端縁の前端縁24a近傍に、上方に凹んだ側面視円弧状の凹部33が設けてあり、凹部33は左右方向に貫通し且つ下方側が幅狭部26に連通して形成してある。そして、凹部33内には、第1姿勢や第2姿勢への回動時に第1軸部10aの一部が位置する。そのため、第2姿勢への回動時にあっては、凹部33が第1軸部10aの後方側の周面に接触する等で、第1軸部10aと第1開口部24の前端縁24aとが接触した状態に保持されて、サイドカバー20は前方側へのスライド移動が阻止される。つまり、凹部33が、第2姿勢への回動時にサイドカバー20の前方側へのスライド移動を規制する規制部32として機能する。
このように、本例のグリル1は、サイドカバー20が汚れた場合、両側のサイドカバー20を取外してグリル庫2から外に出し、グリル庫2外でサイドカバー20の掃除を行い、掃除を行った後に再びグリル庫2の両側に取り付ける。そのため、被加熱物の加熱調理時にグリル庫2内に生じる汚れをグリル庫2外で容易に除去することができ、グリル庫2の掃除を行い易くすることができる。
そして、第1突起10及び第1開口部24や第2突起11及び第2開口部27(装着用の取付部材)を前後方向の前端近傍や後端近傍に設けたことで、汚れが付着し易い縦片21の前後方向の中央やその近傍に取付部材を設けた場合に比べて、第1突起10や第2突起11への汚れの付着や、第1開口部24や第2開口部27を介した壁面7aへの汚れの付着を抑制することができる。そのため、グリル庫2内に生じる汚れの多くがサイドカバー20に付着し易くなり、グリル庫2内の汚れを容易にグリル庫2外で除去することができる。
また、サイドカバー20取付時にあっては、第1開口部24や第1突起10の位置を目視した状態で、サイドカバー20を第1突起10に取り付けることができて、容易にサイドカバー20の第1突起10からの脱落を第1係止部10bで阻止した第1姿勢にすることができる。そして、この第1姿勢から操作部30を押圧操作してサイドカバー20を回動させることで、第2開口部27内に第2突起11が位置して、サイドカバー20を第2突起11に取り付けることができて、容易にサイドカバー20の第2突起11からの脱落を阻止した第2姿勢にすることができる。
更に、この第2姿勢でサイドカバー20が側壁7に装着されるため、サイドカバー20のグリル庫2への取付作業を簡単に行うことができる。言い換えると、押圧操作によってサイドカバー20を回動させる操作部30を設けたことで、従来では取付が困難な後方側の取付部材(第2突起11)へのサイドカバー20の取付を、容易に且つ円滑に行うことができて、取付作業を簡単に行い易くすることができる。そして、操作部30をサイドカバー20から左右中央に突出して設けたことで、操作部30を後方側に押圧し易い構成になっている。言い換えると、操作部30は使用者が押圧操作し易くなっており、取付作業を行い易くすることができる。更に、操作部30は突出して設けたことで、操作部30を使用者の指等で摘み易くなり、サイドカバー20を装着させた状態であっても、使用者が操作部30を摘んでサイドカバー20を把持することができて、取外し作業を行い易くすることができる。
また、第1突起10及び第2突起11の前後二箇所での係止によって、サイドカバー20を側壁7に取り付けるため、係止用の取付部材を前後に設けた従来の構成と略同様に、二つの係止を解くだけで、サイドカバー20を側壁7から取外すことができて、取外し作業を容易に行うことができる。そして、サイドカバー20の形状が正面視開口側程広くなるコ字状であるため、サイドカバー20の掃除の際に縦片21等の掃除を行い易くなっており、サイドカバー20に付着した汚れを除去し易くすることができる。更に、サイドカバー20の表面にホーロー仕上げがしてあると、汚れを付着し難くすることができ、掃除によって汚れを除去し易くすることができる。
また、第1突起10に、頭部12aを第1係止部10bとしたピン12を用いたことで、側壁7にピン12を取り付けるだけで第1突起10を設けることができて、第1突起10の構成を簡素にすることができる。そして、第2突起11に、頭部12aを第2係止部11bとしたピン12を用いたことで、側壁7にピン12を取り付けるだけで第2突起11を設けることができて、第2突起11の構成を簡素にすることができる。
更に、第1突起10にあっては、頭部12aが第1軸部10aより大径であるため、第1係止部10bは第1軸部10a側を向く面の上方側から前方側を介して下方側に至る部位等の複数の部位を縦片21に当接することができる。そのため、第1突起10の幅狭部26への移動後に例えばサイドカバー20の後方側の部位が降下する等でサイドカバー20の姿勢が変化して第1姿勢になる場合に、前方側の部位のみ等の一点のみで阻止した場合に比べて、上記姿勢の変化の際におけるサイドカバー20の脱落をより阻止し易くすることができる。そして、第2姿勢への回動時にあっても、上記回動に伴ってサイドカバー20の姿勢が変化した際において、一点のみで阻止した場合に比べて、脱落をより阻止し易くすることができて、上記回動を円滑に且つ安定して行い易くすることができる。
また、牽制部31を設けたことで、第2姿勢への回動時に、この回動の初期からサイドカバー20を傾斜面(上面5a)でガイドすることができて、サイドカバー20の後方側の部位が縦片21を側壁7に近づけて傾きを解消しながら上昇し易くすることができる。そのため、第2開口部27に第2突起11が位置する際に第2開口部27の上端縁が第2係止部11bより側壁7側に位置し易くすることができて、サイドカバー20の第2突起11への取付を円滑に行い易くなり、サイドカバー20の取付作業を簡単に行い易くすることができる。
そして、第2開口部27が縦片21の上端近傍より下方、例えば上下寸法の略中央や下端近傍に位置するため、牽制部31で第1姿勢に規定した状態において、第2突起11が縦片21の上端より下方に位置し易くすることができる。そのため、第2姿勢への回動時に、縦片21と上片22との境界部位や上片22等に第2突起11が干渉し難くなり、第2姿勢への回動を行い易くすることができて、サイドカバー20の回動を円滑に行い易くすることができる。
また、第1突起10を幅狭部26(第1開口部24)の前端縁24aに当接した状態に保持する規制部32を設けたことで、第2姿勢への回動時に、第1突起10が幅狭部26の前端縁24aに当接した状態からずれ動き難くなる。言い換えると、第2姿勢への回動時に、規制部32は第1突起10が幅広部25側に移動することを抑制する。そのため、上記回動時に第1突起10が幅広部25側にずれ動くことによるサイドカバー20の第1突起10から脱落を生じ難くすることができて、上記回動を円滑に且つ安定して行い易くすることができる。
更に、支点である上記当接部位から力点である操作部30までの距離が規制部32の規制によって略変化せずに回動を行えるため、サイドカバー20の軌道を規定し易くなる。言い換えると、規制部32の規制によって、サイドカバー20を安定した軌跡で回動させ易くすることができるため、上記回動時に、第2突起11を第2開口部27内に位置させ易くすることができる。
また、第2開口部27が後方に開放した形状であるため、第2姿勢への回動時に、第2突起11が第2開口部27内に位置し易くなり、第2突起11を第2開口部27に取り付け易くすることができて、取付作業を簡単に行い易くすることができる。
そして、第2開口部27が後方に開放してあるため、第1突起10を幅広部25に挿通した際や、第1突起10を幅狭部26に位置させた際に、第2突起11が第2開口部27内に位置する場合がある。この場合、第2軸部11aに第2開口部27の上端縁を載置し、且つ第1突起10を幅狭部26(第1開口部24)の前端縁24aに当接させることで、サイドカバー20を第2姿勢にすることができる。
つまり、第2開口部27の後方を開放したことで、上記場合にあっては、第1姿勢をとらずにサイドカバー20を側壁7に装着することができて、取付作業を簡単に行い易くすることができる。そして、第2開口部27の上端縁の後方側が後方に向かって上向き傾斜しているため、サイドカバー20の後方へのスライド移動時に、この傾斜部位がガイドとなって第2突起11を第2開口部27の上端縁に当接し易くすることができて、第1姿勢をとらずにサイドカバー20を側壁7に装着し易くすることができる。
また、後方に開放している第2開口部27は、サイドカバー20の側壁7からの取外しの際において、第1突起10を幅広部25に位置させるためのサイドカバー20の前方へのスライド移動時や、第1突起10の幅広部25からの抜き出し時等の第1突起10の第1開口部24からの離脱時に、第2開口部27の後端縁と第2突起11との干渉によるサイドカバー20の姿勢の制限を生じ難くすることができる。そのため、取外し作業時に、第1突起10を第1開口部24から離脱させ易く、サイドカバー20の側壁7からの取外し作業を簡単に行い易くすることができる。そして、第2突起11の第2開口部27からの離脱時に、第1突起10を第1開口部24から取外した状態であれば、サイドカバー20を前方に引き出すだけで、第2突起11を第2開口部27から取外すことができて、サイドカバー20の取外し作業を簡単に行い易くすることができる。
なお、本発明は上記例示の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、上記実施形態において適宜の設計変更を行うことが可能である。例えば、第1突起10及び第2突起11はピン12に限らず、第1突起10及び第2突起11が上方に凸のフック形状のものであってもよい。このものでは、第1突起10を幅狭部26へ位置させるためのサイドカバー20のスライド移動時に、第1係止部10bがサイドカバー20の第1突起10からの脱落を阻止する部材としても機能する。また、第1突起10にあっては前方に凸のフック形状のものであってもよい。
また、下火バーナ3は、側壁7から左右中央側に突出しないものであってもよい。このものでは、バーナ上部カバー5の上面5aを備えない構成になるため、サイドカバー20が縦片21のみ或いは縦片21と上片22のみを備える。また、サイドカバー20は、例えば、上片22が縦片21と略平行に板面を有したものや、下片23が縦片21と略平行に板面を有したものや、上片22及び下片23が縦片21と略平行に板面を有したものや、上片22の無いものであってもよい。そして、下片23や上片22が縦片21と略平行に板面を有したサイドカバー20では、側壁7への装着時に、縦片21が側壁7の壁面7aと平行に並ばないものであってもよい。また、サイドカバー20は、下片23が下端を上面5aに当接して載置され上面5aの下方が露出するものや、下片23が板面を上面5aの下端に当接して上面5aに載置されないもの等であってもよい。また、サイドカバー20は、幅狭部26の前後寸法が第1軸部10aの直径より長尺な形状に限らず、例えば第1軸部10aの直径と略同じ前後寸法であってもよい。また、幅広部25や幅狭部26の形状は、円形状や長円形状に限らず、例えば矩形状等であってもよい。
また、牽制部31は、例えば、縦片21の上片22より前方に位置する上端から前方上向きに突出して設けてもよい。また、例えば、縦片21の上片22より前方に位置する上端を切欠く等で前方及び上方に開口した凹所を形成し、縦片21の上端より下方で且つ第1開口部24と略同じ高さ或いは第1開口部24より上方に位置する上記凹所の下端縁前端を牽制部31としてもよい。また、牽制部31は、サイドカバー20を第1姿勢時に第2開口部27を第2突起11の下方に位置し且つ下片23の一部を傾斜面(上面5a)に当接した状態で保持可能なものであれば、サイドカバー20に設けたものに限らない。例えば、上記状態でサイドカバー20の前端が当接される凸部或いは凹部を側壁7に設けたものや、傾斜面(上面5a)より下方の位置で左右中央側に突出した凸部をバーナ上部カバー5に設け、この凸部を下片23に当接して姿勢を保持するもの等であってもよい。もちろん、牽制部31はサイドカバー20に別部材で設けたものであってもよい。
また、規制部32は、円弧状の凹部33に限らず、例えば矩形状の凹部33であってもよい。また、例えば第1軸部10aの一部を収容するものに限らず、第1係止部10bを挿通不能の形状または寸法条件であれば、第1軸部10aの全部を収容するものであってもよい。このものでは、例えば凹部33の前端縁が、第1軸部10aを当接する第1開口部24の前端縁24aとして機能する。また例えば、上下方向において幅狭部26内に突出した凸部を規制部32として設けて、第1突起10が凸部と幅狭部26の前端縁24aとに接触することで、回動時に位置ずれを阻止する構成であってもよい。このものでは、凹部33と同様に、第1姿勢へのスライド移動時において第1突起10の位置決め手段としても機能する。また、凸部を用いた規制部32にあっては、弾性部材等を用いて第1開口部24にサイドカバー20と別部材で設けたものであってもよい。
また、本発明のグリルは、上火バーナ4を有さず、下火バーナ3単独のものであってもよい。また、本発明のグリルは、グリル1単独のものに限らず、こんろバーナからなるこんろ部を有したグリル付きのガスこんろに設けたグリルであってもよい。また、本発明のグリルは、同じサイドカバー20を清掃することで繰り返し利用するものに限らず、汚れが付着した際に側壁7から取外した後、新たなサイドカバー20を側壁7に取り付ける所謂使い捨て式のものであってもよい。
1 グリル
2 グリル庫
3 下火バーナ
5 バーナ上部カバー
5a 上面
7 側壁
7a 壁面
10 第1突起
10a 第1軸部
10b 第1係止部
11 第2突起
11a 第2軸部
11b 第2係止部
12 ピン
12a 頭部
20 サイドカバー
21 縦片
23 下片
24 第1開口部
24a 前端縁
25 幅広部
26 幅狭部
27 第2開口部
30 操作部
31 牽制部
32 規制部

Claims (6)

  1. 被加熱物の出し入れ用に前方を開放自在で前記被加熱物を内部に収容するグリル庫と、このグリル庫の左右両側の下方に配置される下火バーナと、前記グリル庫の側壁の壁面を覆い前記側壁に対して着脱自在のサイドカバーとを有し、
    前記側壁は、前記壁面の前方側に第1突起が前記グリル庫の左右方向における中央側に突出して設けてあり、前記壁面の後方側に第2突起が前記中央側に突出して設けてあり、
    前記第1突起は、前記側壁から前記中央側に突出した第1軸部と、前記第1軸部の突出先端に形成された第1係止部とを備えると共に、前記第1係止部が左右方向に視て前記第1軸部より少なくとも上方又は前方に張り出しており、
    前記第2突起は、前記側壁から前記中央側に突出した第2軸部と、前記第2軸部の突出先端に形成された第2係止部とを備えると共に、前記第2係止部が左右方向に視て前記第2軸部より少なくとも上方に張り出しており、
    前記サイドカバーは、前記第1突起に対応する位置に第1開口部が設けてあり、前記第2突起に対応する位置に第2開口部が設けてあり、
    前記第1開口部は、前方側の開口が前記第1軸部を挿通自在で且つ前記側壁への装着時に前記第1突起からの脱落を前記第1係止部で阻止される幅狭部であり、後方側の開口が前記幅狭部に比べて広い上下幅で前記第1軸部及び前記第1係止部を挿通自在な幅広部であり、
    前記第2開口部は、前記第2軸部及び前記第2係止部を挿通自在で且つ前記側壁への装着時に前記第2突起からの脱落を前記第2係止部で阻止されるものであり、
    前記サイドカバーの前端部には、前記中央側に突出した操作部が前記第1開口部より下方に位置して設けてあり、
    前記サイドカバーは、前記幅広部に前記第1突起を挿通後に、後方側へスライド移動して前記第1突起を前記幅狭部に位置させたときに、前記第1突起からの脱落を前記第1係止部で阻止された状態で、後方側の部位が下方に降下した第1姿勢になると共に、
    この第1姿勢で、前記操作部を後方側に押圧操作したときに、前記第1突起からの脱落を阻止された状態で、前記幅狭部の前端縁を支点として前記後方側の部位が上方に回動し、前記第2開口部に前記第2突起が挿通された後、前記第2突起からの脱落を前記第2係止部で阻止される第2姿勢になり、
    前記第2姿勢で前記側壁に装着されるものである
    ことを特徴とするグリル。
  2. 前記下火バーナの少なくとも一部が前記側壁より前記中央側に突出して位置し、
    前記下火バーナの上方を覆うバーナ上部カバーを、前記側壁から前記中央側に突出して設け、
    前記バーナ上部カバーの前記上面が、前記側壁から下向きで前記中央側に傾斜した傾斜面であり、
    前記サイドカバーは前記壁面及び前記バーナ上部カバーの前記上面を覆い、
    前記サイドカバーは、前記後方側の部位が前記中央側に傾いた状態で前記第1姿勢になると共に、
    前記第1姿勢から前記第2姿勢への回動時に、前記後方側の部位が前記バーナ上部カバーの前記上面にガイドされながら上方に回動するものであることを特徴とする請求項1に記載のグリル。
  3. 前記第1突起が、前記第1軸部に比べて大径の頭部を前記第1係止部としたピンであり、
    前記第2突起が、前記第2軸部に比べて大径の頭部を前記第2係止部としたピンであることを特徴とする請求項2に記載のグリル。
  4. 前記サイドカバーは、前記壁面を覆う縦片と、前記バーナ上部カバーの前記上面を覆い且つこの上面に載置される下片とを備え、
    前記第1姿勢時に前記下片の前記バーナ上部カバーの前記上面からの脱落を阻止する牽制部が設けてあり、
    前記サイドカバーは、前記第1姿勢時に前記牽制部によって、前記第2開口部を前記第2突起の下方に位置し且つ前記下片の一部を前記バーナ上部カバーの前記上面に当接した状態で保持されるものであることを特徴とする請求項2又は3に記載のグリル。
  5. 前記第2姿勢への回動時に前記サイドカバーの前方側へのスライド移動を規制する規制部が設けてあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のグリル。
  6. 前記第2開口部が後方に開放した形状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のグリル。
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