JP2010033416A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り忘れ紙幣の処理を簡便に行うことを目的とする。
【解決手段】自動取引装置10であって、利用者との間で紙幣のやり取りを行うための入出金部110と、前記入出金部110から取り忘れられた紙幣を回収するための回収部142と、前記入出金部110と前記回収部142との間の紙幣搬送路160上で紙幣を搬送する搬送機構162、164、166と、前記取り忘れられた紙幣を前記回収部142に搬送する際に、前記入出金部110から取り出された紙幣が前記回収部142に回収されるまでは前記入出金部110から次の紙幣の取り出しを行わないように前記搬送機構162、164、166を制御する制御部170とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、現金の自動取引装置に関する。
自動取引装置を用いた取引では、利用者が紙幣を取り忘れてしまうことが発生する場合がある。かかる場合には、例えば、紙幣の額面を認識し、金種別収納庫やリジェクト回収箱、回収庫に回収することが行われている(例えば特許文献1)。このとき、自動取引装置は、紙幣を連続して繰り出して、識別を行っている。
特開平7−168967号公報
しかし、従来技術では、紙幣の回収中に紙幣の識別異常が発生した場合には、既に識別済みの紙幣や識別未実行の紙幣が紙幣搬送路上に存在するため、自動取引装置が紙幣の枚数を数え間違える可能性が生じるという問題があった。またこれを避けるためには、紙幣搬送路上に極めて多数のセンサを配置し、紙幣が紙幣搬送路上のどこに有るかを検知する必要があった。
本発明は上記課題の少なくとも1つを解決し、取り忘れ紙幣の処理を簡便に行うことを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
自動取引装置であって、利用者との間で紙幣のやり取りを行うための入出金部と、前記入出金部から取り忘れられた紙幣を回収するための回収部と、前記入出金部と前記回収部との間の紙幣搬送路上で紙幣を搬送する搬送機構と、前記取り忘れられた紙幣を前記回収部に搬送する際に、前記入出金部から取り出された紙幣が前記回収部に回収されるまでは前記入出金部から次の紙幣の取り出しを行わないように前記搬送機構を制御する制御部とを備える自動取引装置。
この適用例によれば、取り忘れ紙幣の枚数を正しくカウントし、取り忘れ紙幣の処理を簡便に行うことが可能となる。
[適用例2]
適用例1に記載に自動取引装置において、前記回収部は、出金に供されない紙幣を格納するリジェクト回収箱である、自動取引装置。
この適用例によれば、専用の回収庫が不要となる。
[適用例3]
適用例1または適用例2に記載の自動取引装置において、さらに、前記紙幣搬送路上に設けられた紙幣識別装置を備え、前記制御部は、前記紙幣の識別結果が識別異常であった場合に、前記紙幣の前記回収部への搬送を停止し、前記紙幣を前記入出金部に戻した後に、前記入出金部から次の紙幣を取り出すように前記搬送機構を制御する、自動取引装置。
この適用例によれば、紙幣の回収失敗を回避し易い。
[適用例4]
適用例1から適用例3のいずれかに記載の自動取引装置において、さらに、前記入出金部に利用者の手が挿入されたか否かを検知する手挿入検知装置を備え、前記制御部は、前記手挿入検知装置が前記入出金部への利用者の手の挿入を検知した場合には紙幣の回収動作を実行せず、前記手挿入検知装置が前記入出金部への利用者の手の挿入を検知しなかった場合には紙幣回収動作を実行するように制御する、自動取引装置。
この適用例によれば、利用者が入出金部に手を挿入した場合には、紙幣の回収が行われないため、出金額と回収額が合わないときに、不要なトラブルの発生を抑制できる。
[適用例5]
適用例1から適用例4のいずれかに記載の自動取引装置において、前記制御部は前記取り忘れ紙幣の回収動作を実行するか否かを判定するための判定量を予め定めておき、出金量が前記判定量以下の場合に前記回収動作を実行し、前記判定量より大きい場合には、前記回収動作を実行しないように制御する、自動取引装置。
一般に出金量が多い場合には、回収量も多いため識別異常が発生する可能性が高くなる。この適用例によれば、識別異常の発生を抑制することができる。
[適用例6]
適用例5に記載の自動取引装置において、前記制御部は、前記出金量を、出金金額および出金紙幣の枚数の内の少なくとも一方を用いて判断する、自動取引装置。
紙幣を回収する際の出金量を出金金額あるいは出金紙幣の枚数で判断するように構成してもよい。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、自動取引装置他、取り忘れ紙幣の回収方法等、様々な形態で実現することができる。
図1は、本発明の実施例にかかる自動取引装置の外観を示す斜視図である。自動取引装置10は、例えば現金自動預け払い機(ATM)である。自動取引装置10は、本体制御部12と、カード処理機構14と、明細票処理機構16と、操作部18と、キーパッド20と、紙幣入出金機構100を備える。本体制御部12は、自動取引装置10全体の制御を司るとともに、利用者との間の各種処理、取引を制御する。カード処理機構14は、自動取引に必要な利用者情報が記録されている磁気カードあるいはICカード(以下「カード」と呼ぶ)との間の情報の読み書きを行い、あるいはカード表面の画像取得を行う機能を備えている。明細票処理機構16は、取引や係員処理などで使用する明細票を、印字、放出、回収する機能を備えている。操作部18は、取引の内容を表示し、利用者からの指示内容を受け付ける。操作部18として、たとえば表示機能を備えるタッチパネルが用いられている。キーパッド20は、利用者からの数字入力の入力、たとえば口座番号や取引金額の入力、を受け付ける。なお、キーパッド20を設けずに、操作部18にキーパッド20の機能を持たせるように構成してもよい。紙幣入出金機構100は、紙幣の処理を行う。
図2は、自動取引装置の内部構成図を示す説明図である。自動取引装置10は、図1で説明したカード処理機構14と、明細票処理機構16と、操作部18と、キーパッド20と、紙幣入出金機構100の他、内部構成として、インタフェース部22と、回線接続部24と、外部記憶装置26とを備える。カード処理機構14と、明細票処理機構16と、操作部18と、キーパッド20と、インタフェース部22と、回線接続部24と、外部記憶装置26と紙幣入出金機構100とは、本体制御部12と接続されており、本体制御部12制御の下に必要な動作を行う。インタフェース部22は、他の周辺機器と接続するために用いられる。回線接続部24は、外部に配置されたホストコンピュータ30との間で取引に必要なデータを送受信するために用いられる。外部記憶装置26は、取引データなどを格納するために用いられる。
図3は、紙幣入出金機構100の構成を示す側面図である。紙幣入出金機構100は、紙幣入出金部110と、紙幣判別部130と、紙幣収納庫140と、リジェクト回収箱142と、紙幣搬送路160と、CPU170とを備える。
紙幣入出金部110は、利用者との間で紙幣を授受する機能を有する。紙幣入出金部110は、シャッタ112と、4枚のプレート(受けプレート114、第1のプッシャプレート116、第2のプッシャプレート118、第3のプッシャプレート120)と、3つのセンサ(残留紙幣検出センサ122、124、手挿入検出センサ126)を備える。4枚のプレート114、116、118、120は、紙幣入出金部110を、第1の紙幣収納部X、第2の紙幣収納部Y、第3の紙幣収納部Zの3つに分割する。第1の紙幣収納部Xは、入金取引時における紙幣の投入空間として用いられる。第2の紙幣収納部Yは、入金取引時におけるリジェクト紙幣(レシートなどの紙幣でないものや、受け入れ可能でないと識別された紙幣)の収納空間として用いられる。第3の紙幣収納部Zは、入金取引時には、受け入れ可能な紙幣を一時的に保留する一時保留空間として用いられ、出金取引時には、出金紙幣を収納する収納空間として用いられる。なお、4枚のプレートはそれぞれ移動可能に配置されており、取引の内容により、第1の紙幣収納部X〜第3の紙幣収納部Zのうちどの紙幣収納部を利用者に見せるかを、変更することが可能となっている。
手挿入検出センサ126は、シャッタ112近傍に配置され、紙幣入出金部110への利用者の手の挿入を検知する。第1の残留紙幣検出センサ122は、第1の紙幣収納部Xおよび第2の紙幣収納部Yの残留紙幣を検出する。第2の残留紙幣検出センサ124は、第3の紙幣収納部Zの残留紙幣を検出する。
紙幣判別部130は、紙幣の真偽や金種を識別する。紙幣収納庫140は、入金された紙幣や出金される紙幣を収納する収納庫である。紙幣収納庫140は、一般に金種毎に設けられているため、自動取引装置10は、複数の紙幣収納庫140a〜140cを備えている。リジェクト回収箱142は、入金された紙幣のうち、出金に供されない紙幣を収納する収納庫である。ここで、出金に供されない紙幣には、例えば、破れたり汚れたりして再利用ができない紙幣や、金種により出金紙幣として利用されていない紙幣が該当する。また、本実施例では、リジェクト回収箱142は、取り忘れ紙幣を収納する。リジェクト回収箱142の入り口には、紙幣検知センサ150が配置されており、リジェクト回収箱142への紙幣の収納を検知する。
紙幣搬送路160は、紙幣入出金部110、紙幣判別部130、紙幣収納庫140、リジェクト回収箱142の間で、紙幣を搬送するために用いられる。紙幣搬送路160上には、搬送ローラ162や搬送ベルト164(一部のみ図示)が配置され、これらにより紙幣が搬送される。また、紙幣搬送路160上には、切り替えゲート166が配置されており、紙幣の搬送方向が切り替えられる。
CPU170は、本体制御部12からの指示を受け、紙幣入出金機構100の動作を制御する。例えばCPU170は、紙幣判別部130に対して紙幣の識別を実行させ、紙幣の処理、例えば紙幣をどこに搬送させるか、を決定する。また、紙幣の搬送時には、搬送ローラ162、搬送ベルト164、切り替えゲート166の動作を制御する。
出金取引時の動作について説明する。本体制御部12は、利用者により操作部18に対して出金取引が選択されたことを検知すると、操作部18に対して、カードの挿入を案内表示する。カードがカード処理機構14に挿入されると、操作部18に対して、暗証番号と出金金額の入力を案内表示する。操作部18およびキーパッド20から暗証番号と出金金額が入力されると、暗証番号情報と出金金額情報とをホストコンピュータ30に送る。ホストコンピュータ30から出金取引の許可を受け取ると、本体制御部12は、紙幣入出金機構100に対して、出金動作を実行させる。
図4は、出金動作を示すフローチャートである。ステップS200において、CPU170は、本体制御部12から指定された紙幣の組み合わせに従って、金種毎に紙幣収納庫140a〜140cから紙幣を繰り出させ、搬送ローラ162、搬送ベルト164、切り替えゲート166を駆動して第3の紙幣収納部Z(以後、「一時保留空間Z」とも呼ぶ)に搬送させる。このとき、紙幣は、まず、紙幣判別部130に搬送されて真偽判定が行われる。そして、利用可能な紙幣のみが一時保留空間Zに搬送され、利用不可能な紙幣はリジェクト回収箱142に搬送される。CPU170は、すべての出金紙幣を一時保留空間Zに搬送させると、その旨を本体制御部12に送る。
ステップS210において、本体制御部12はCPU170に対してシャッタ112を開くように指示する。シャッタ112を開ける旨の指示を受けると、CPU170は、第1のプッシャプレート116と第2のプッシャプレート118を受けプレート114に当接する位置まで移動させる。これにより、一時保留空間Zが広がり、シャッタ112が開いたときには、一時保留空間Zが利用者に対向する。次に、CPU170は、シャッタ112を開ける。この動作により、一時保留空間Zは、出金口として機能する。さらに、CPU170は、シャッタ112を開くと同時に、手挿入検出センサ126による紙幣入出金部110への手挿入の有無の監視を開始する。
ステップS220において、CPU170は、残留紙幣検出センサ124を用いて、出金口(一時保留空間Z)に紙幣が残留しているか否かを検出する。利用者により、一時保留空間Zからすべての紙幣が抜き取られ、紙幣が残留していない場合には、ステップS300において、シャッタ112を閉じさせ、紙幣が残留していない旨を本体制御部12に送信する。本体制御部12は紙幣が残留していない旨を受信すると、出金動作を終了する。ステップS230において、一定時間内に利用者により紙幣が取り出されず、紙幣が残留している場合には、一時保留空間Zに残留している紙幣は取り忘れ紙幣となる。ステップS240において、CPU170は、シャッタ112を閉じ、手挿入検出センサ126による紙幣入出金部110への手挿入の有無の監視を終了する。その後、ステップS250において、取り忘れ紙幣の回収処理を行う。取り忘れ紙幣の回収処理については、後述する。
ステップS260において、取り忘れ紙幣回収処理が成功した場合には、CPU160は、回収した紙幣の金種別枚数を本体制御部12に送信する。ステップS270において、本体制御部12は、回収した紙幣の金種別枚数と出金した紙幣の金種別枚数が一致するかを確認する。一致する場合には、ステップS280において、本体制御部12は、ホストコンピュータ30に対して出金取消を依頼する。一方、取り忘れ紙幣回収処理が失敗した場合や回収した紙幣の金種別枚数と出金した紙幣の金種別枚数が不一致の場合は、本体制御部12は、ステップS290に処理を移行する。例えば、本体制御部12は係員に対しての案内文言を作成し、ホストコンピュータ30を介して、係員の端末(図示せず)に通知し、係員の処理を待機する。なお、このとき、失敗理由に応じた文言を作成し、係員が的確に処理を行えるようにすることが好ましい。
図5は、取り忘れ紙幣回収動作を示すフローチャートである。ステップS400において、CPU170は、シャッタ112を閉じるまでに手挿入を検知したか否かを確認する。手挿入を検知した場合は、利用者により一部の紙幣が抜き取られている可能性があるため、ステップS490に処理を移行し、紙幣の回収処理を行わず、回収結果を失敗とみなして処理を終了する。一方、手挿入を検知しなかった場合は、ステップS410において、出金紙幣枚数が既定枚数以下であるかを確認する。出金紙幣枚数が既定枚数を超える場合は、ステップS490に処理を移行し、紙幣の回収処理を行わず、回収結果を失敗とみなして処理を終了する。なお、ここで言う既定枚数とは、取り忘れ紙幣回収動作を許容する枚数のことで、紙幣回収動作の失敗する可能性や出金紙幣取り忘れの発生頻度などを考慮して予め決定された値であり、本体制御部12が保持している。この既定枚数を「判定量」とも呼ぶ。
ステップS420において、CPU170は、一時保留空間Zに紙幣があるか否かを判断し、一時保留空間Zに紙幣が存在している場合には、ステップS430において、一時保留空間Zから紙幣を1枚搬送させ、紙幣判別部130に紙幣の識別を実行させる。ステップS440において、紙幣の識別に成功した場合には、ステップS450において、紙幣をリジェクト回収箱142に搬送する。ステップS460において、紙幣がリジェクト回収箱142に収納されて紙幣の回収が成功した場合には、ステップS420に処理を移行し次の紙幣の処理を行う。ステップS420において、一時保留空間Zに紙幣が存在しない場合には、ステップS500において、すべての紙幣の回収が成功したと判断される。
ステップS440において、紙幣の識別に失敗したり、ステップS460において紙幣のリジェクト回収箱142への回収に失敗した場合、例えば、一定時間内に紙幣をリジェクト回収箱142に回収できなかった場合には、CPU170は、紙幣の搬送動作を停止させ、次に、紙幣を一時保留空間Zに搬送させる。この時、紙幣搬送路160上に存在している紙幣は認識に失敗した紙幣、あるいはリジェクト回収箱142に回収できなかった紙幣であり、一時保留空間Zへの搬送は容易である。ステップS480において、一時保留空間Zからの紙幣の回収のリトライ回数が、予め定められた規定回数以下の場合には、CPU170はステップS420に処理を移行し、一時保留空間Zからの紙幣の回収を再実行する。一時保留空間Zからの紙幣の回収のリトライ回数が、予め定められた規定回数を超えている場合や、一時保留空間Zへの紙幣に回収に失敗した場合には、ステップS490に処理を移行し、回収結果を失敗とみなして処理を終了する。
以上、本実施例によれば、CPU170は、取り忘れ紙幣を回収する際、紙幣搬送路160上にある紙幣の数が1枚であるように制御するので、取り忘れ紙幣の枚数を正しくカウントし、取り忘れ紙幣の処理を簡便に行うことが可能となる。また、取り忘れ紙幣は、リジェクト回収箱に回収されるので、専用の回収庫が不要となる。
また、本実施例によれば、回収紙幣の識別が異常であった場合には、紙幣の回収を中断して、紙幣入出金部110に戻し、再度紙幣入出金部110から1枚ずつ紙幣を搬送するように制御し、複数回の回収動作の実行が可能である。そのため、紙幣の回収失敗を回避し易い。
さらに、本実施例によれば、手挿入検出センサ126が紙幣入出金部110への利用者の手の挿入を検知した場合には紙幣の回収動作を実行せず、前記手挿入検知装置が前記入出金部への利用者の手の挿入を検知しなかった場合には紙幣回収動作を実行するように制御する。こうすることにより、出金額と回収額が合わないときの、利用者と金融機関との間の不要なトラブルの発生を抑制できる。
また、本実施例によれば、取り忘れ紙幣の回収動作を実行するか否かを判定するための判定量を予め定めておき、CPU170は、出金量が判定量以下の場合に回収動作を実行し、出金量が判定量より大きい場合には、回収動作を実行しないように制御する。一般に出金量が多い場合には、回収量も多いため識別異常が発生する可能性が高くなるため、識別以上の発生を抑制することが可能となる。
変形例:
本実施例では、回収動作を実行するか否かを判断する際の出金量、判定量の基準として、紙幣の枚数を用いているが、枚数に代えて金額を用いてもよく、枚数と金額の両方を併用してもよい。
判定量や、取り忘れ回収動作リトライ回数は、例えば、操作部18や、ホストコンピュータ30からのリモート設定により、設定値を変更できるように構成されていてもよい。こうすれば、自動取引装置10の運用状況に応じた値に随時変更することが可能となる。
また、取り忘れ回収動作の結果(出金枚数、回収結果、取引番号など)は本体制御部12の外部記憶装置26に格納しておき、必要なときに、ホストコンピュータ30への送信、外部記憶媒体への出力、操作部18への表示や、明細票への印刷が可能なように構成してもよい。
本実施例では、取扱う媒体を紙幣とし、取扱い装置を自動取引装置として、現金自動預け払い機を一例として説明を行なったが、取扱う媒体が紙幣だけでなく、例えば硬貨、コイン等も含む貨幣全般、或いは証券、紙葉類などに適用する事も可能である。よって、利用者との取引間で上記の物品を取扱い、放出する物品取扱装置全般に適用でき、放出した物品を利用者が取り忘れた場合に上記技術により、安全に、かつ複数回の、取り忘れ紙幣の回収機能を備えた取扱装置を提供することが可能となる。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
本発明の実施例にかかる自動取引装置の外観を示す斜視図である。 自動取引装置の内部構成図を示す説明図である。 紙幣入出金機構100の構成を示す側面図である。 出金動作を示すフローチャートである。 取り忘れ紙幣回収動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10…自動取引装置
12…本体制御部
14…カード処理機構
16…明細票処理機構
18…操作部
20…キーパッド
22…インタフェース部
24…回線接続部
26…外部記憶装置
30…ホストコンピュータ
100…紙幣入出金機構
110…紙幣入出金部
112…シャッタ
114…プレート
116…第1のプッシャプレート
118…第2のプッシャプレート
120…第3のプッシャプレート
122、124…残留紙幣検出センサ
126…手挿入検出センサ
130…紙幣判別部
140、140a〜140c…紙幣収納庫
142…リジェクト回収箱
150…紙幣検知センサ
160…紙幣搬送路
162…搬送ローラ
164…搬送ベルト
166…切り替えゲート
170…CPU
X…第1の紙幣収納部
Y…第2の紙幣収納部
Z…第3の紙幣収納部

Claims (6)

  1. 自動取引装置であって、
    利用者との間で紙幣のやり取りを行うための入出金部と、
    前記入出金部から取り忘れられた紙幣を回収するための回収部と、
    前記入出金部と前記回収部との間の紙幣搬送路上で紙幣を搬送する搬送機構と、
    前記取り忘れられた紙幣を前記回収部に搬送する際に、前記入出金部から取り出された紙幣が前記回収部に回収されるまでは前記入出金部から次の紙幣の取り出しを行わないように前記搬送機構を制御する制御部と、
    を備える自動取引装置。
  2. 請求項1に記載に自動取引装置において、
    前記回収部は、出金に供されない紙幣を格納するリジェクト回収箱である、自動取引装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動取引装置において、さらに、
    前記紙幣搬送路上に設けられた紙幣識別装置を備え、
    前記制御部は、前記紙幣の識別結果が識別異常であった場合に、前記紙幣の前記回収部への搬送を停止し、前記紙幣を前記入出金部に戻した後に、前記入出金部から次の紙幣を取り出すように前記搬送機構を制御する、自動取引装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の自動取引装置において、さらに、
    前記入出金部に利用者の手が挿入されたか否かを検知する手挿入検知装置を備え、
    前記制御部は、前記手挿入検知装置が前記入出金部への利用者の手の挿入を検知した場合には紙幣の回収動作を実行せず、前記手挿入検知装置が前記入出金部への利用者の手の挿入を検知しなかった場合には紙幣回収動作を実行するように制御する、自動取引装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の自動取引装置において、
    前記制御部は前記取り忘れ紙幣の回収動作を実行するか否かを判定するための判定量を予め定めておき、出金量が前記判定量以下の場合に前記回収動作を実行し、前記判定量より大きい場合には、前記回収動作を実行しないように制御する、自動取引装置。
  6. 請求項5に記載の自動取引装置において、
    前記制御部は、前記出金量を、出金金額および出金紙幣の枚数の内の少なくとも一方を用いて判断する、自動取引装置。
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