JP2010013116A - タブ付き蓋材およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器の上端面にヒートシールされるシート状でタブ付きの蓋材について、単にタブを指で摘んで小さな力で開封操作することにより、部分的な開口部を容易に開口することができて、しかも、見栄え良く開口できるようにする。
【解決手段】容器の上端面にヒートシールされる部分よりも内側の領域で、内容物を出すための部分的な開口部12としてシーラント層10cを欠落させ、摘み用のタブ11で、タブ11の付け根から少なくとも2mm以上離れた範囲にまでシーラント層10cを欠落(欠落部分13を形成)させると共に、複数層の蓋材1でのシーラント層10cと他層(有機樹脂皮膜10b)との剥離強度を、ヒートシールされたシーラント層10cと容器2の上端面(フランジ部21の上面)との剥離強度よりも小さくする。
【選択図】図3
【解決手段】容器の上端面にヒートシールされる部分よりも内側の領域で、内容物を出すための部分的な開口部12としてシーラント層10cを欠落させ、摘み用のタブ11で、タブ11の付け根から少なくとも2mm以上離れた範囲にまでシーラント層10cを欠落(欠落部分13を形成)させると共に、複数層の蓋材1でのシーラント層10cと他層(有機樹脂皮膜10b)との剥離強度を、ヒートシールされたシーラント層10cと容器2の上端面(フランジ部21の上面)との剥離強度よりも小さくする。
【選択図】図3
Description
本発明は、カップ容器などに使用されるシート状の蓋材、即ち、ヒートシールのための樹脂層であるシーラント層を最下層とする複数層からなり、容器の上端面にヒートシールされた蓋を剥がすための摘み用のタブを一体的に設けたシート状のタブ付き蓋材に関し、特に、タブを摘んで容器の上端面から蓋を引き剥がした際に、部分的に開口部が開口されるようなタブ付き蓋材、および、そのようなタブ付き蓋材の製造方法に関する。
コーヒー飲料、果汁飲料、スープ類など多岐にわたって利用されているプラスチック製のカップ容器では、内容物が充填された容器を密封するための蓋材として、従来から一般的に、ヒートシールするための樹脂層であるシーラント層を最下層とする複数層からなるシート状の蓋材(リッド)が使用されており、そのようなシート状の蓋材では、内容物が充填された容器のフランジ部に対して、シート材から蓋の形状に切り取った蓋材を一枚ずつ載せてヒートシールしたり、或いは、帯状のシート材をそのまま載せてヒートシールしてから蓋の形状に打ち抜いたりすることで、シート材から得た蓋材によって、容器を密封している。
そのようなシート状の蓋材により密封されたカップ容器では、一般的には、容器のフランジ部から蓋材を引き剥がしたり、蓋材にストローを差し込んだりすることで、容器を開封して内容物を飲用しているが、容器のフランジ部から蓋材を引き剥がす方法では、容器が全面的に開口されることで、保温効果を維持できなくなると共に、内容物がこぼれ易く、揺れる乗物の中で飲む場合など特に注意する必要がある。また、蓋材にストローを差し込む方法では、保温効果を維持できて、内容物はこぼれ難いものの、ストローとそれをカップに取り付ける特別な装置が必要になると共に、内容物が熱い場合には火傷の危険性もある。
一方、飲み口用のキャップをカップ容器に被せて、このキャップに設けた開封用ボタンを押すことで、蓋材を開封してキャップの飲み口から飲むという方法もあるが、この方法では、飲み口用のキャップとして多量の樹脂材料を使用することとなるため、使い捨て容器としてはかなりのコストアップになるばかりか、使用後のキャップが余分なゴミとなることから、環境に優しい容器とは言えないものになる。
これに対して、容器のフランジ部から蓋材を引き剥がすことで、容器を全面的に開口させることなく、飲み口やストロー挿入口のような流体流出口として必要な部分だけを開口させるような、部分開口の機能を持たせた蓋材が、下記の特許文献により従来から公知となっている。
特許第2787165号
特許第2755566号
実公平4−37093号
ところで、上記のような従来公知の部分開口の機能を持たせた蓋材で、先ず、上記の特許文献1に記載された蓋材については、シーラント層が積層された「積層シート1」が、該文献中の第2頁第4欄第38行、第39行に明記されているように、そのまま「円形の一部に引張りタブ10が突出した形状に切り抜かれて蓋材11とされ」ていることから、引張りタブを含む蓋材の最下層で全面的に連続してシーラント層が設けられたものであることは明白である。
そのような蓋材では、複数層からなる蓋材の層内で、飲み口となる孔を開口させたい部分に切り込みを入れているものの、タブを指で摘んで開封しようとすると、タブの部分でシーラント層も一緒に摘んで引っ張ることになるため、ヒートシールで強固に接着されたシーラント層と容器とを引き剥がそうとする力、又は、シーラント層自体を破壊しようとする力が、開封時の抵抗力として作用することになり、それによって単に開封し難いというだけでなく、この抵抗力にうち勝つ大きな力で無理に開封しようとすると、蓋材の全体を容器から引き剥がすように全面開口してしまうことになる。
そこで、飲み口となる孔(切り込みに囲まれた部分)を部分開口させたい場合には、例えば、タブの部分で、シーラント層(ポリエチレン層4)から上層の何れかの層を先ず剥がして、剥がした部分だけを引っ張ることで、切り込みに囲まれた部分を引き剥がす、というような面倒な操作が必要となるが、仮に、そのような操作で飲み口となる孔を部分的に開口させたとしても、シーラント層を引きちぎるように切断して開口させることから、飲み口となる孔の縁部の切断状態が、カッター等による切り口と比べて見栄えの悪いものとなってしまう。
次ぎに、上記の特許文献2に記載された蓋材では、ヒートシール可能な基材(下面にヒートシール層を積層した基材)と外層材を易剥離層によって積層した積層体にタブを設けた蓋材について、飲み口やストロー挿入口になる部分開口を形成するために、積層体にハーフカット加工を施して、易剥離層を切り残した状態で、基材や外層材に貫通切り目を入れているが、そのようなハーフカット加工は、単なる穴開け加工と比べて、厳密な管理により精密に加工することが必要となり、基材や外層材の厚みも制限されることになる。
また、タブの基部に対応する蓋材の部分で、基材(及び下面のヒートシール層)に貫通切り目を入れていることから、上記のようなシーラント層(ヒートシール層)による開封時の抵抗力の問題は解消されるようにも思えるが、このヒートシール層(シーラント層)の貫通切り目は、宿命的にヒートシール部分の近傍に位置するため、ヒートシールの際の熱による溶融で切り目が埋まって無くなるような懸念があって、切り目を維持するためにはヒートシール条件が著しく制限されてしまう。
次ぎに、上記の特許文献3に記載された蓋材については、ヒートシール可能な樹脂フィルムによるシーラント層を最下層とするものではなく、容器の上縁部又は蓋材の下面周縁に塗布された接着剤層を介して容器に接着されるものであって、そのような蓋材で、飲み口となる液体流出口が開口された基材層を最下層として、その上面側を覆うように、弱接着剤層と強接着剤層とに区分された接着剤層を設け、この接着剤層(蓋材を容器に接着するための接着剤層とは別の接着剤層)を介して、金属箔の層を含む被覆層を積層しているが、そのようなものでは、容器の開封前に液体流出口の部分で内容物が接着剤(基材層の上面側の接着剤層)に触れるために衛生的ではない。
しかも、つまみ片(タブ)を引っ張って開封する際に、例えば、つまみ片(タブ)の部分で、基材層から上層の被覆層を剥がし、被覆層だけを引っ張って基材層から引き剥がすという面倒な操作が必要となり、そうしないでつまみ片(タブ)をそのまま摘んで引っ張った場合には、つまみ片(タブ)の基材層を摘んで引っ張ることになるため、蓋材と容器を接着する接着剤層の接着力が大きな抵抗力として作用するだけでなく、この抵抗力にうち勝つ力でつまみ片(タブ)を引っ張ると、蓋材の全体(基材層を含む積層体の全体)を容器から引き剥がすように全面開口してしまうことになる。
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、容器の上端面にヒートシールされるシート状でタブ付きの蓋材について、単にタブを指で摘んで小さな力で開封操作することにより、部分的な開口部を容易に開口することができて、しかも、見栄え良く開口できるようにすることを課題とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、ヒートシール可能な樹脂フィルムによるシーラント層を最下層とする複数層からなり、容器の上端面にヒートシールされる部分から外側に摘み用のタブが一体的に形成されたシート状の蓋材において、容器の上端面にヒートシールされる部分よりも内側の領域で、内容物を出すための部分的な開口部としてシーラント層が欠落され、摘み用のタブで、タブの付け根から少なくとも2mm以上離れた範囲にまでシーラント層が欠落されていると共に、複数層の蓋材でのシーラント層と他層との剥離強度が、ヒートシールされたシーラント層と容器の上端面との剥離強度よりも小さくされてことを特徴とするものである。
上記のような本発明のタブ付き蓋材によれば、タブの付け根の付近でシーラント層が充分に欠落されて確実に断絶され、且つ、シーラント層と蓋材の他層との剥離強度が、ヒートシールされたシーラント層と容器の上端面との剥離強度よりも小さいことから、タブを指で摘んで蓋材を容器の上端面から引き剥がすように開封操作をしたときに、ヒートシールされた部分のシーラント層による抵抗力(容器からシーラント層を引き剥がす力、又は、シーラント層自体を破壊する力)を受けることなく、蓋材のシーラント層から上層の部分だけを容易に引き剥がすことができる。
そして、シーラント層だけが残った容器では、シーラント層の欠落による部分的な開口部が形成されていることから、例えば、この開口部を飲み口として内容物を飲用することにより、全面開口されたものと比べて、内容物をこぼすような心配も少なく、また、開口部が部分的で開口面積が小さいことから、開封後も充分に保温効果を維持することができる。なお、開口部となる部分やタブの付け根部分に形成されるシーラント層の欠落部分については、積層前のシーラント層の樹脂フィルム(シーラントフィルム)に穴開け加工を施すことで簡単に形成することができる。
容器の上端面にヒートシールされるシート状でタブ付きの蓋材について、単にタブを指で摘んで小さな力で開封操作することにより、部分的な開口部を容易に開口することができて、しかも、見栄え良く開口できるようにするという目的を、最良の形態として以下の各実施例に具体的に示すように、ヒートシール可能な樹脂フィルムによるシーラント層を最下層とする複数層からなり、容器の上端面にヒートシールされる部分から外側に摘み用のタブが一体的に形成されたシート状の蓋材において、容器の上端面にヒートシールされる部分よりも内側の領域で、内容物を出すための部分的な開口部としてシーラント層を欠落させ、摘み用のタブで、タブの付け根から少なくとも2mm以上離れた範囲にまでシーラント層を欠落させると共に、複数層の蓋材でのシーラント層と他層との剥離強度を、ヒートシールされたシーラント層と容器の上端面との剥離強度よりも小さくする、ということで実現した。
なお、以下の各実施例に示す本発明のタブ付き蓋材は、カップ容器に使用されるものであり、容器(本体)の上端面であるフランジ部の上面にヒートシールにより熱接着(溶着)されるものであって、図1(B)に示すように、基材層10aと有機樹脂皮膜10bとシーラント層10cとを備えた複数層からなり、基材層10aの下面側に塗布された有機樹脂皮膜10bに対して、ヒートシール可能な樹脂フィルムによるシーラント層10cがラミネートされることで、このシーラント層10cが蓋材1の最下層となっている。
そのような複数層からなる蓋材では、図1(A)に示すように、容器のフランジ部にヒートシールされる部分から外側(蓋部分の外縁から外側)に、摘み用のタブ11が一体的に形成されていると共に、容器のフランジ部にヒートシールされる部分よりも内側の領域に、内容物を出すための部分的な開口部12が形成されるようになっている。この開口部12については、その位置や形状は任意に設定されるが、何れにしても、図1(B)に示すように、部分的な開口部12は、穴開け加工によるシーラント層10cの欠落部分として、シーラント層10cに形成されている。
また、蓋材1の本体部分(蓋部分)の外縁から外方に突出するように一体的に形成されたタブ11の部分では、タブ11の付け根(蓋部分の外縁)から少なくとも2mm以上離れた範囲まで(タブの付け根に沿った幅が2mm以上の範囲)が、図1(B)に示すように、穴開け加工によりシーラント層10cを幅(G)の分だけ欠落させた欠落部分13として形成されている。
タブ11の付け根でのシーラント層10cの欠落部分13の幅(G)について、2mm未満では、蓋材と容器のフランジ部をヒートシールするときの熱と圧力で欠落部分13が埋まってしまい、タブ11のシーラント層10cと蓋材1の本体部分(蓋部分)のシーラント層10cとが連続して一体化する虞がある。この欠落部分13の幅(G)については、特に上限はなく、タブ11の長さより長い場合でも、タブ11の部分にシーラント層10cが存在しないというだけで、機能的には問題はない。
上記のような蓋材1を製造する場合には、先ず、図2(A)に示すように、シーラント層10aとなる帯状のフィルム(シーラントフィルム)に対して、予め、部分的な開口部12とタブの付け根の欠落部分13とに相当する所定の部分に穴開け加工を施した後、この樹脂フィルム(シーラントフィルム)を、基材層の下面側に有機樹脂皮膜が塗布された帯状のフィルム(基材フィルム)に対して、有機樹脂皮膜の面にラミネートすることで、図2(B)に示すように、基材層10aと有機樹脂皮膜10bとシーラント層10cとからなる複数層の帯状のシート材10としている。そして、図示していないが、この帯状のシート材10から、タブを備えた形状の蓋材を切り取ったり、或いは、シート材をそのまま容器にヒートシールしてからタブを備えた形状の蓋材に打ち抜いたりすることで、タブ11を備えた形状の蓋材1を得ている。
蓋材の基材層については、例えば、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、アルミニウム箔などの単体フィルムやフォイル、もしくはこれら2種類以上をラミネートした多層フィルムが好適に選択されるもので、その総厚さは7μmから150μm程度が好ましい。厚さ7μm未満のフィルムやフォイルは市販品としてほとんど売られておらず入手が困難であり、一方、150μmを超えても、そのことによるメリットはなく不経済である。
基材層に塗布される有機樹脂皮膜については、シーラント層に開口された部分的な開口部を通して内容物と接するものであるため、一般的なラミネートに使用されているようなドライラミネート用接着剤は衛生的に好ましくなく、また、粘着性を有する皮膜は、巻き取りによるブロッキングや、後のラミネート工程でラミネートロールに粘着するなどの問題が生じて好ましくないため、熱硬化性の有機樹脂を使用している。
具体的には、衛生的に問題のない熱硬化性塗料を基材層のフィルムに塗布(コーティング)して熱硬化させているが、コーティング方法としては、グラビヤコート、ロールコートなどの公知の方法が適用される。また、熱硬化性塗料には、ポリオレフィン系、ポリエステル系などの有機系微粉末や、シリカ、酸化チタンなどの無機微粉末を添加することもできる。
基材層に塗布された有機樹脂皮膜にシーラント層をラミネートする際には、シーラン卜層の[熱融着開始温度+5℃]〜[熱融着開始温度+80℃]の温度範囲で熱ラミネートするようにしている。熱ラミネート温度がシーラント層の[熱融着開始温度+5℃]未満では充分な接着力が得られず、一方、熱ラミネート温度がシーラント層の[熱融着開始温度+80℃]を超えても、接着力では期待以上の効果はなく、エネルギーの無駄というだけでなく、ラミネートしたシート材が熱でゆがんで見栄えが悪くなる虞がある。
有機樹脂皮膜にラミネートされるシーラント層については、例えば、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系など、カップ容器の樹脂材質に応じて適宜に選択されるものであり、シーラント層を構成する樹脂フィルム(シーラントフィルム)の厚さについては、20〜500μmが好適に使用できる範囲であって、20μm未満ではフィルムの引っ張り強度が低く、穴開け加工の際のピッチ制御が難しくなり、一方、500μmを越えても、そのことによるメリットはなく不経済である。
また、このシーラント層については、複数層の蓋材におけるシーラント層と他層(有機樹脂皮膜)との剥離強度が、ヒートシールされたシーラント層と容器のフランジ部との剥離強度よりも小さくなるようにされており、具体的には、蓋材の15mm幅における有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)が、5N≦(D×P1/15)≦20N(D:容器のフランジ部の外径[mm])の範囲であるのに対して、ヒートシール部分の15mm幅におけるシーラント層と容器のフランジ部とのT剥離強度(P2)が、(P1)の1.3〜30.0倍の範囲となるようにされている。
シーラント層のT剥離強度について、(D×P1/15)の値が5N未満では、製品が落下したときに液洩れを生ずる虞があって、密封容器としての充分な落下強度が得られず、一方、(D×P1/15)の値が20Nを超えると、蓋材を容器から容易に剥がし取ることが困難になる。また、(P2)が(P1)の1.3倍未満の場合、部分的な強度のばらつきにより局部的に(P2)に相当する接着面と(P1)に相当する接着面との接着力が逆転して、狙いの接着面で剥離しない場合が生ずることがあり、一方、(P2)が(P1)の30倍を超えても、そのことによるメリットはない。
ところで、上記のような蓋材によれば、図3に示すように、カップ容器2のフランジ部21(その外径は略40〜150mmが一般的である)の上面にヒートシールされることで、内容物が充填された容器を密封しているが、その状態から容器を開封する際に、タブ11を指で摘んで蓋材1を容器2のフランジ部21から引き剥がすようにすると、タブ11の付け根にシーラント層10cの欠落部分13があることから、シーラント層10cのヒートシール部分での接着力に基づく抵抗力を受けることなく、図4に示すように、蓋材1のシーラント層10cから上層の部分10a、10bだけを容易に引き剥がすことができ、シーラント層10cだけが残された容器2では、容器2を全面的に覆うシーラント層10cに、シーラント層10cの欠落部分による開口部12が部分的に形成されているため、この開口部12を飲み口とすることで、内容物をこぼす心配が少ない内容物を飲用することができて、しかも、全面開口の場合と比べて開口面積が小さいことから、良好な保温効果を維持することができる。
上記のような作用効果を奏する本発明のタブ付き蓋材の具体的な各実施例(実施例1〜3)とこれに対応する各比較例(比較例1〜6)とについて以下に説明する。
厚さ2.5mmのポリプロピレンのシートを用いて圧空成形により成形した高さ90mm、フランジ外径71mm、フランジ幅4mmのカップ容器に使用する蓋材として、以下のように蓋材を作製し、これで内容物が充填されたカップ容器を密封して、その評価を実施した。
まず、ポリプロピレン樹脂との接着力が強い厚さ50μmで熱融着開始温度が120℃であるポリプロピレン系樹脂の帯状フィルムに、飲み口となる開口部と、タブの付け根で幅(G値)が5mmとなる欠落部分とを、穴開け加工により所定の部分に形成することで、ラミネートする前の帯状のシーラントフィルムを得た。
一方、グラビヤ印刷を施した厚さ12μmで帯状のフィルムと、厚さ12μmで帯状のアルミ箔とを、周知のドライラミネート法で貼り合わせて巻き取り、38℃の保管庫で48時間エージングしてから、この帯状のラミネート材のアルミ箔面に、有機樹脂皮膜としてポリエステル系の塗料をロールコートで40mg/dm2の量を塗装して、180℃の熱乾燥オープンで焼き付けることで、有機樹脂皮膜が塗布された帯状の基材フィルムを得た。
そして、穴開け加工を施した帯状のシーラントフィルムと、該シーラントフィルムの「熱融着開始温度120℃+35℃](即ち155℃)に加熱された帯状の基材フィルムとを、基材フィルムに塗布されたポリエステル樹脂皮膜を挟むように一対のゴムロールで押さえて熱ラミネートすることで(熱ラミネート条件は155℃ということである)、基材層と有機樹脂皮膜とシーラント層とが積層された帯状のシート材を得た。
このシート材を使用して、カップ容器にミルクコーヒーを170ml充填してから、シート材とカップ容器のフランジ部とを、飲み口となるシーラント層の開口部が所定の位置になるように位置決めして、170℃のヒートシール温度でヒートシールして容器を密封した後、ヒートシールされたシート材をカップ容器に合わせてカッターで打ち抜くことにより、タブを備えた蓋材で密封されたミルクコーヒー入りのカップ容器を得た。
シーラントフィルムが、熱融着開始温度が90℃のポリエチレン系樹脂であり、タブの付け根でのシーラント層欠落部分の幅(G値)が2mmであり、シーラントフィルムと基材フィルムの熱ラミネート温度が115℃であり、カップ容器の材質が高密度ポリエチレンであり、蓋材と容器のヒートシール温度が130℃であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
シーラントフィルムが、熱融着開始温度が160℃のポリエステル系樹脂であり、タブの付け根でのシーラント層欠落部分の幅(G値)が7mmであり、有機樹脂皮膜がエポキシ系樹脂であり、シーラントフィルムと基材フィルムの熱ラミネート温度が195℃であり、カップ容器の材質がポリエチレンテレフタレートであり、蓋材と容器のヒートシール温度が200℃であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
以上のような各実施例の蓋材で密封されたカップ容器に対応して、以下のような各比較例の蓋材で密封されたカップ容器を作製した。
[比較例1]
タブの付け根でのシーラント層欠落部分の幅(G値)が1mmであるという以外は、上記の実施例1と同様である。
[比較例2]
シーラントフィルムと基材フィルムの熱ラミネート温度が120℃であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
[比較例3]
シーラントフィルムの材質が、熱融着開始温度が160℃のポリエステル系樹脂であり、シーラントフィルムと基材フィルムの熱ラミネート温度が200℃であり、カップ容器の材質がポリエチレンテレフタレートであり、蓋材と容器のヒートシール温度が200℃であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
タブの付け根でのシーラント層欠落部分の幅(G値)が1mmであるという以外は、上記の実施例1と同様である。
[比較例2]
シーラントフィルムと基材フィルムの熱ラミネート温度が120℃であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
[比較例3]
シーラントフィルムの材質が、熱融着開始温度が160℃のポリエステル系樹脂であり、シーラントフィルムと基材フィルムの熱ラミネート温度が200℃であり、カップ容器の材質がポリエチレンテレフタレートであり、蓋材と容器のヒートシール温度が200℃であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
[比較例4]
シーラントフィルムの材質が、熱融着開始温度が160℃のポリエステル系樹脂であり、タブの付け根でのシーラント層欠落部分の幅(G値)が7mmであり、シーラントフィルムと基材フィルムの熱ラミネート温度が245℃であり、有機樹脂皮膜がエポキシ系塗料であり、カップ容器の材質がポリエチレンテレフタレートであり、蓋材と容器のヒートシール温度が200℃であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
[比較例5]
有機樹脂皮膜がエポキシ系塗料であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
[比較例6]
タブの付け根でのシーラント層欠落部分の幅(G値)が6mmであり、カップ容器の材質がポリエチレンテレフタレートであるという以外は、上記の実施例1と同様である。
シーラントフィルムの材質が、熱融着開始温度が160℃のポリエステル系樹脂であり、タブの付け根でのシーラント層欠落部分の幅(G値)が7mmであり、シーラントフィルムと基材フィルムの熱ラミネート温度が245℃であり、有機樹脂皮膜がエポキシ系塗料であり、カップ容器の材質がポリエチレンテレフタレートであり、蓋材と容器のヒートシール温度が200℃であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
[比較例5]
有機樹脂皮膜がエポキシ系塗料であるという以外は、上記の実施例1と同様である。
[比較例6]
タブの付け根でのシーラント層欠落部分の幅(G値)が6mmであり、カップ容器の材質がポリエチレンテレフタレートであるという以外は、上記の実施例1と同様である。
上記のような各実施例(実施例1〜3)と各比較例(比較例1〜6)について、以下のような測定を行った。
シーラントフィルムの熱融着開始温度については、20mm角の温度制御できる金属熱板と20mm角のシリコンゴムでシーラントフィルムのサンプルを2枚重ねて、20kgfの荷重で1秒間挟み、金属熱板の温度を徐々に高くして、貼り合わされたサンプルを15mm幅に切り取って、50mm/分の速度で引き剥がしたときの強度が0.5N以上になるような金属熱板の表面温度を、熱融着開始温度として測定した。
シーラントフィルムと基材フィルムを熱ラミネートした後の外観(熱ラミネート外観)については、目視で判断して、たわみがみられないものは「良好」、たわみや歪みにより見栄えがわるいものは「歪み発生」と評価した。
有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)については、シーラントフィルムのサンプルと基材フィルムのサンプルを、基材フィルムに塗布された有機樹脂皮膜の面で重ね合わせて、20mm角の温度制御できる金属熱板と20mm角のシリコンゴムで、20kgfの荷重で1秒間挟み、貼り合わされたサンプルを15mm幅に切り取って、50mm/分の速度で引き剥がしたときのT剥離強度を、(P1)として測定した。
シーラント層と容器のフランジ部とのT剥離強度(P2)については、シーラントフィルムのサンプルと容器のサンプル(容器の材質の樹脂板)とをカップシーラーを使用して最適な条件でヒートシールしてから、ヒートシールされたサンプルを15mm幅に切り取って、50mm/分の速度で引き剥がしたときのT剥離強度を、(P2)として測定した。
密封性能については、内容物(ミルクコーヒー)が充填されて蓋材で密封されたカップ容器を、先ず、60cmの高さからコンクリート上に水平落下させて、次いで、鉛直落下させて、洩れがなかった場合は「良好」、洩れがあった場合は「漏洩」と評価した。
開封性能については、蓋材で密封されたカップ容器を、タブが下を向く位置になるように45゜の角度に傾け固定し、タブを摘んで垂直方向に引っ張り、容器から蓋材を引き剥がすときの力の最大値が20N以下の場合は「良好」、20Nを超えた場合を「易開封不良」と評価した。
上記のような測定の結果については、以下の表1〜3に示す通りである。
上記の表1〜3から見ても判るように、本発明の各実施例(実施例1〜3)では、その何れにおいても、熱ラミネートされた蓋材の外観(熱ラミネート外観)、および、蓋材で密封された容器の密封性能や開封性能は良好であって、全く問題はなかった。
これに対して、比較例1では、蓋材と容器をヒートシールした際に、タブの付け根のシーラント層欠落部分が、周りのシーラント層の溶融とシール圧力とにより崩れて埋められる場合が見られ、その結果、タブを指で摘んで蓋材を容器から引き剥がそうとしたときに、ヒートシール部分のシーラント層と容器のフランジ部から引き剥がそうとする力が作用することで、開封性が損なわれる場合がみられた(易開封性不良散見)。
また、比較例2では、基材層に塗布した有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)が、5N>(D×P1/15)の関係となったことで、落下させたときの密封性が損なわれた(漏洩しないが、内容液が界面へ浸透)。
また、比較例3では、基材層に塗布した有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)が、20N>(D×P1/15)の関係となったことで、タブを摘んで容器から蓋を引き剥がすときの開封性が損なわれた(易開封性不良)。
また、比較例2では、基材層に塗布した有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)が、5N>(D×P1/15)の関係となったことで、落下させたときの密封性が損なわれた(漏洩しないが、内容液が界面へ浸透)。
また、比較例3では、基材層に塗布した有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)が、20N>(D×P1/15)の関係となったことで、タブを摘んで容器から蓋を引き剥がすときの開封性が損なわれた(易開封性不良)。
また、比較例4では、熱ラミネートの温度が高すぎて、積層体としたシート材が歪み、その結果、蓋材の外観が見栄えの悪いものになった。
また、比較例5では、基材層に塗布した有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)が、5N>(D×P1/15)の関係となったことで、落下させたときの密封性が失われた(漏洩)。
また、比較例6では、シーラント層と容器のフランジ部とのT剥離強度(P2)が、基材層に塗布した有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)の1.3倍未満の関係となったことで、タブを摘んで引っ張ったときに、シーラント層とその上層とが剥離せず、シーラント層と容器のフランジ部のヒートシール部分が剥離してしまう場合が散見された(剥離面が不安定)。
また、比較例5では、基材層に塗布した有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)が、5N>(D×P1/15)の関係となったことで、落下させたときの密封性が失われた(漏洩)。
また、比較例6では、シーラント層と容器のフランジ部とのT剥離強度(P2)が、基材層に塗布した有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)の1.3倍未満の関係となったことで、タブを摘んで引っ張ったときに、シーラント層とその上層とが剥離せず、シーラント層と容器のフランジ部のヒートシール部分が剥離してしまう場合が散見された(剥離面が不安定)。
以上、本発明のタブ付き蓋材について、各実施例と各比較例との対比によって説明したが、本発明は、上記の各実施例に示したような具体的なものに限定されるものではなく、例えば、対象となる容器や、容器の内容物や、蓋材の基材層の構成や、開口部の形状など、適宜に変更可能なものであることはいうまでもない。
1 蓋材
2 容器(カップ容器)
10 シート材
10a 基材層
10b 有機樹脂皮膜
10c シーラント層
11 タブ
12 (シーラント層の欠落部分による)開口部
13 (タブの付け根でのシーラント層の)欠落部分
21 (容器の)フランジ部
2 容器(カップ容器)
10 シート材
10a 基材層
10b 有機樹脂皮膜
10c シーラント層
11 タブ
12 (シーラント層の欠落部分による)開口部
13 (タブの付け根でのシーラント層の)欠落部分
21 (容器の)フランジ部
Claims (4)
- ヒートシール可能な樹脂フィルムによるシーラント層を最下層とする複数層からなり、容器の上端面にヒートシールされる部分から外側に摘み用のタブが一体的に形成されたシート状の蓋材において、容器の上端面にヒートシールされる部分よりも内側の領域で、内容物を出すための部分的な開口部としてシーラント層が欠落され、摘み用のタブで、タブの付け根から少なくとも2mm以上離れた範囲にまでシーラント層が欠落されていると共に、複数層の蓋材でのシーラント層と他層との剥離強度が、ヒートシールされたシーラント層と容器の上端面との剥離強度よりも小さくされてことを特徴とするタブ付き蓋材。
- 基材層に塗布された有機樹脂皮膜の面にシーラント層が積層されており、蓋材の15mm幅における有機樹脂皮膜とシーラント層とのT剥離強度(P1)が、5N≦(D×P1/15)≦20N(D:容器の上端面外径[mm])の範囲であるのに対して、ヒートシール部分の15mm幅におけるシーラント層と容器の上端面とのT剥離強度(P2)が、(P1)の1.3〜30.0倍の範囲となっていることを特徴とする請求項1に記載のタブ付き蓋材。
- 基材層に塗布される有機樹脂皮膜が、熱硬化性の有機樹脂によるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のタブ付き蓋材。
- 上記の請求項1〜3に記載したタブ付き蓋材を製造するための方法として、予め、シーラント層となる樹脂フィルムに、部分的な開口部とタブの付け根から2mm以上の範囲とに相当する所定の部分に穴開け加工を施してから、この樹脂フィルムを、シーラント層がラミネートされていない蓋材用のシート材に対して、シーラン卜層の[熱融着開始温度+5℃]〜[熱融着開始温度+80℃]の温度範囲で熱ラミネートすることにより、シーラント層を最下層とする複数層のシート材とした後で、このシート材からタブを備えた形状の蓋材を得るようにしたことを特徴とするタブ付き蓋材の製造方法。
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