JP2010012435A - フロアーポリッシュ剥離汚水および洗浄汚水の処理方法 - Google Patents

フロアーポリッシュ剥離汚水および洗浄汚水の処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
床面に塗布・形成されたフロアーポリッシュ皮膜を更新塗布する際に、強アルカリ性の剥離剤で剥離して発生する剥離汚水や、定期および日常洗浄時に中性〜アルカリ性の床用クリーナーで表面洗浄して発生する洗浄汚水の処理方法に関し、汚水を短時間に処理して固形物を除去することで限られた時間での作業を可能にし、環境負荷を低減するフロアーポリッシュ剥離汚水および洗浄汚水の処理方法を提供する。
【解決手段】
ポリアミジン系高分子凝集剤を添加して、凝結粒子を適度な大きさの非粘着性のフロックとすることにより、固液分離工程を短時間で効率よくおこなう剥離汚水または洗浄汚水の処理方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、床面に施された水性ポリマータイプのフロアーポリッシュ組成物皮膜を剥離または洗浄によって生じる、剥離汚水または洗浄汚水の処理方法に関するものである。
更に詳しくは、床面に塗布・形成されたフロアーポリッシュ皮膜を更新塗布する際に、強アルカリ性の剥離剤で剥離して発生する剥離汚水や、定期および日常洗浄時に中性〜アルカリ性の床用クリーナーで表面洗浄して発生する洗浄汚水の処理方法に関し、汚水を短時間に処理して固形物を除去することで限られた時間での作業を可能にし、環境負荷を低減するフロアーポリッシュ剥離汚水および洗浄汚水の処理方法に関するものである。
通常、百貨店、スーパーマーケット、量販店、小売店、コンビニエンスストアー、学校、図書館、病院、福祉施設、空港施設、鉄道施設及びオフィスビル等の木質系床材、合成樹脂からなる化学床材、コンクリートや大理石等の石床などの床面には、床材の美観を保つとともに、床面の保護を目的として、フロアーフィニッシュ組成物による皮膜が形成されている。上記フロアーフィニッシュ組成物は、「JFPA(日本フロアーポリッシュ工業会)規格−00」、フロアーポリッシュ試験方法通則の用語の定義に規定されている。
この規格において、フロアーポリッシュ組成物は、水性,乳化性,油性の3つに大別され、なかでも水性にあっては、ポリマータイプとワックスタイプに分類されている。また、乳化性及び油性にあってはワックスタイプのみとなっている。
そして、現在は、水性ポリマータイプのフロアーポリッシュ組成物が主流となっており、通常、水性ポリマータイプのフロアーポリッシュ組成物の主成分は、金属架橋型アクリル系樹脂であり、副成分として、合成ロウ類、アルカリ可溶性樹脂、可塑剤、成膜助剤等を含有している。要求される皮膜特性に応じて、ウレタン系樹脂がブレンドされる場合もある。
このようなフロアーポリッシュ組成物は、床面にモップ等で均一に塗布し、乾燥することにより、光沢や耐久性のある樹脂皮膜(以下、「樹脂皮膜」という)が床材上に形成される。通常、塗布−乾燥の作業が繰り返されて、2〜5層程度の積層皮膜が形成される。更に定期清掃により、洗浄と塗り重ねが行われ、剥離作業をする頃には10〜20層程度になっている場合が多い。
上記水性ポリマータイプフロアーポリッシュを塗布した床面(樹脂皮膜)は、光沢のある美観を呈しているが、時間が経過するにつれて、歩行によるスリ傷等の摩耗や汚れが皮膜に付着して美観が損なわれる。
このため、フロアーポリッシュ皮膜の形成された床面に対しては、中性〜アルカリ性の床用クリーナーを用いた洗浄・すすぎ作業(以下、「表面洗浄」という)が、1〜2回/月程度の間隔でおこなわれている。
そして、上記表面洗浄では完全には除去し切れない汚れが蓄積し、この繰り返しを続けても所望の美観が維持できなくなった時点で、通常、年に1回程度の割合で、アルカリ剤や溶剤を主成分とする強アルカリ性の剥離剤を用いて、フロアーポリッシュ皮膜の全部を剥離除去し、新たにフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥させて、フロアーポリッシュ皮膜を再形成し、床面の美観を維持管理する作業(以下、「剥離」という)がおこなわれている。
上記表面洗浄時に生じるフロアーポリッシュ洗浄汚水(以下、「洗浄汚水」という)のpHは6〜9(中性〜弱アルカリ性)程度であり、また、剥離時に生じるフロアーポリッシュ剥離汚水(以下、「剥離汚水」という)のpHは9〜12(弱アルカリ性〜アルカリ性)程度を示すものとなっている。
従来、こうした洗浄汚水や剥離汚水(これらを併せて、「洗浄/剥離汚水」という)は、ドラム缶などに貯めて産業廃棄物として焼却処理等がされている。しかしながら、作業床面積が広い場合には、作業現場から多量の洗浄/剥離汚水を搬送しなければならないことや、焼却等によるCO発生の問題などの環境問題が課題となりつつある。こうしたことから、作業現場にて簡便且つ短時間で洗浄/剥離汚水を一時処理して、下水道や浄化槽に流しても微生物を死滅させることがなく、また、減容して搬送することができるとともに、産業廃棄物処理量を低減する処理方法が要望されていた。
なお、下水道法施行令が定める公共下水道への流入水の水質基準におけるpH(水素イオン濃度)は、「5を超え9未満」と規定されている。また、水質汚濁防止法が定める排水基準におけるpHは、海域以外に排出されるものは「5.8以上8.6以下」であり、海域に排出されるものは「5.0以上9.0以下」と規定されている。
こうした中で、広く汚水処理の方法にあっては、汚水に対して、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄などに代表される無機系凝集剤を添加した後、pHの調整をおこない、更にこれに必要に応じて天然又は合成の高分子凝集剤を添加撹拌することにより、汚水中に溶解または分散している汚濁成分を分離除去する方法が広く知られ、また慣用されている。
しかしながら、洗浄/剥離汚水においては、汚水中に溶解または分散している汚濁成分量が極めて多く、また凝集工程時に粘着性の凝結粒子を形成しやすい。さらに、この凝結粒子どうしが互いに結びついて一体化した塊となってしまう場合には、汚濁成分(凝集物粒子、或いは凝結粒子が適度に結びついて形成された「凝集固形物」)と液(水分)とを分離する工程(「固液分離工程」ともいう)を円滑におこなうことができないといった問題があった。
そこで、例えば、特開2000−288554号公報では、アクリル系樹脂を含むフロアーポリッシュとフロアーポリッシュのアルカリ洗浄液とを含むpH10以上のアルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液から樹脂分を析出させて取り除く剥離廃液の処理方法において、まず、アルカリ性フロアーポリッシュ剥離廃液に、硫酸アルミニウム,ポリ塩化アルミニウム,ポリ硫酸第2鉄,塩化第2鉄といった無機系凝集剤を0.1〜8.0重量%添加し、この後、中和処理剤を添加してpH5〜7に調整することにより非粘着性のフロック状樹脂を析出させる剥離廃液の処理方法が開示されている(特許文献1を参照)。
しかしながら、こうした無機系凝集剤を用いた場合には、細かな凝集物粒子を生成しやすいために、濾過の効率が極めて低いものとなる。また汚水によって粘着性の凝集物粒子やこれらが一体化した塊を形成してしまい、濾過が困難になるといった問題があった。
このため、特開2000−230154号公報には、塩化カルシウムや硫酸マグネシウムのような水中でイオン解離する多価金属を有する金属化合物及び/又は金属塩を含有することを特徴とし、カルボキシル基又はその塩を分子内に有するα,β−不飽和カルボン酸系ポリマーを含有するフロアーポリッシュ組成物又は組成物から得られる皮膜を溶解若しくは分散した液から固形分を回収するフロアーポリッシュ回収用組成物及び回収方法が提案されている(特許文献2を参照)。
さらに、特開2000−301162号公報には、塩化カルシウム、塩化第二鉄、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム等の無機塩からなるフロアーワックス剥離廃液処理剤を、フロアーワックス剥離廃液に添加することによって、廃液中の汚濁物質を析出させるフロアーワックス剥離廃液の処理剤およびその処理方法が提案されている(特許文献3を参照)。
しかし、これらの方法においても比較的細かな凝集物粒子が生成されるために、依然として濾過効率の低いものとなる。また、このときの濾液はアルカリ性となるために、中和工程をおこなわなければならないだけでなく、その中和工程の際に、濾液中に溶解していたフロアーポリッシュ組成物のポリマー成分などが再び析出して凝集物粒子を生成するために、再度、濾過しなければならないといった問題があった。
特開2002−45868号公報では、強アルカリ性で汚れを含むフロアーポリッシュ剥離廃水を、(a)イオン化力の強さが鉄以上の金属と塩素を含まない酸との塩を凝集剤(例えば、硫酸マグネシウム)として用い、剥離皮膜、汚れ及び砂塵を凝集させる工程、(b)工程(a)後に、又は工程(a)と同時に、若しくは工程(a)前に、剥離廃水の強アルカリ性で塩素を含まない酸性物質(例えば、硫酸水素ナトリウム)で中和する工程、(c)工程(a),(b)後の凝集物を濾過により除去する工程、(d)工程(c)で得られた濾液を活性炭に接触させ、濾液に含有されている溶剤を活性炭に吸着させて除去する工程により処理するフロアーポリッシュ剥離廃水の処理方法が開示されている(特許文献4)。
しかし、硫酸マグネシウムや硫酸水素ナトリウムを粉末で添加することにより、凝集物粒子を形成する効果は高いものの、汚濁成分の濃度が高い汚水に適用した場合、凝集物粒子が更に互いに結びついて一体化し、不均一に中和された塊となってしまうために、大量の汚水を一度に処理した場合には、汚水の攪拌が困難になるとともに、中和工程が円滑におこなえないという問題があった。また、上記硫酸マグネシウムや硫酸水素ナトリウムを水溶液に調整して添加した場合には、比較的細かな凝集物粒子を生成するため、濾過工程に長時間を要してしまい、作業効率が低くなるといった問題があった。
また、特開2001−212598号公報には、弱アルカリ〜強アルカリ性で汚れを含むフロアーポリッシュ洗浄廃水を、酸性物質で中和する工程、前記工程で中和された廃水に凝集剤を添加し、剥離皮膜、汚れ、及び砂塵を凝集させてフロック状にし、これを濾過除去する工程、前記工程で得られた濾液を活性炭に通し、濾液に含有されている溶剤を活性炭に吸着させて除去する工程により処理するフロアーポリッシュ洗浄廃水の処理方法が開示されている(特許文献5を参照)。
さらに、特開2004−321861号公報には、樹脂を多量に含む廃液に、水に溶解して酸性を示す有機酸と水に溶けて凝集性のイオンを析出する物質とを含有する処理剤を添加することにより、廃液に含まれる樹脂を凝集させて分離させる処理方法が開示されている(特許文献6を参照)。
しかし、粉末の酸を用いる場合は、汚水中への溶解が遅いので不均一な中和による塊が発生する場合があり、また上記の凝集剤だけでは凝集効果が十分でないために凝集粒子が小さくなり、濾過に時間がかかるといった問題があった。
特開2002−18447号公報には、粘着性成分を含む系における凝集分離操作において、予め珪藻土や炭酸カルシウムなどを代表とする不溶性無機粉体の非粘着性の合融阻止剤を介在せしめ、反応工程で発生する個々の粘着性凝集物を相互に隔離しながら合融阻止し、50%硫酸を代表とする酸で中和し、無機系粉末凝集剤を代表とする凝集剤を用いて凝集させる少なくとも二段階の固液分別工程を経て夫々凝集物を系外に排除する固液分離処理方法が開示されている(特許文献7)。
この方法は、非粘着性の合融阻止剤を用いているため凝集物粒子の粘着性が抑えられ、濾過後の凝集固形物の取り扱いが容易という利点がある。
しかしながら、50%硫酸を使用した場合は、水中に分散している樹脂皮膜成分との反応が速い為に局部的な凝結が起こり、不均一な塊が発生する場合があり、無機粉末凝集剤では凝集効果が十分でなく、細かな凝集粒子を生成するため、濾過工程に長時間を要してしまい、作業効率が低くなるといった問題があった。
特開2000−288554号公報 特開2000−230154号公報 特開2000−301162号公報 特開2002−45868号公報 特開2001−212598号公報 特開2004−321861号公報 特開2002−18447号公報
本発明は、このような事情により鑑み、床面に塗布・形成されたフロアーポリッシュ皮膜を更新塗布する際に、強アルカリ性の剥離剤で剥離して発生する剥離汚水や、定期および日常洗浄時に中性〜アルカリ性の床用クリーナーで表面洗浄して発生する洗浄汚水の処理方法に関し、汚水を短時間に処理して固形物を除去することで限られた時間での作業を可能にし、環境負荷を低減するフロアーポリッシュ剥離汚水および洗浄汚水の処理方法であり、凝集剤を添加して、凝結粒子を適度な大きさの非粘着性のフロック(凝集物)とすることにより、凝集固形物と液に分離する工程を短時間で効率よくおこなうことを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、フロアーポリッシュ剥離汚水に対し、少なくとも以下の(B)および(C)の工程を含むフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法を第1の要旨とする。
(B)酸性物質を添加して、剥離汚水原液の25℃におけるpH(JIS Z−8802:1984「pH測定方法」)を5〜8とすることで凝結粒子を生成させる工程、
(C)ポリアミジン系高分子凝集剤を添加して、凝結粒子から大きなフロックを形成させる工程。
また、上記(B)工程の前に、(A)水中でイオン解離しにくい非粘着性の合融阻止剤を添加する工程を含む上記フロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法を第2の要旨とする。
さらに、上記(C)工程の後に、(D)凝集固形物と液に分離する工程を含む上記要旨1のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法を第3の要旨とする。
そしてまた、上記(C)工程の後に、(D)凝集固形物と液に分離する工程を含む上記要旨2のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法を第4の要旨とする。
そして、なかでも、上記(A)工程に用いられる合融阻止剤が、酸化アルミニウム、硫酸カルシウムから選ばれる少なくとも一種である要旨2および/または4のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法を第5の要旨とし、上記(B)工程に用いられる酸性物質が、硫酸、塩酸、スルファミン酸、クエン酸から選ばれる少なくとも一種である上記フロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法を第6の要旨とする。
そしてまた、フロアーポリッシュ洗浄汚水に対し、少なくとも(C’)ポリアミジン系高分子凝集剤を添加して大きなフロックを形成させる工程を含むフロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法を第7の要旨とする。
さらに、(C’)工程の後に、(D’)凝集固形物と液に分離する工程を含む上記フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法を第8の要旨とする。
また、上記(C’)工程の前に、(B’)酸性物質を添加して、洗浄汚水原液の25℃におけるpH(JIS Z−8802:1984「pH測定方法」)を5〜8とすることで凝結粒子を生成させる工程を含む要旨7および/または8の上記フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法を第9の要旨とする。
そしてまた、上記(B’)工程の前に、(A’)水中でイオン解離しにくい非粘着性の合融阻止剤を添加する工程を含む上記フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法を第10の要旨とする。
そして、なかでも、上記(A’)工程に用いられる合融阻止剤が、酸化アルミニウム、硫酸カルシウムから選ばれる少なくとも一種である上記フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法を第11の要旨とし、上記(B’)工程に用いられる酸性物質が、硫酸、塩酸、スルファミン酸、クエン酸から選ばれる少なくとも一種である上記フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法を第12の要旨とする。
本発明のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法においては、フロアーポリッシュ剥離汚水に対し、(B)酸性物質を添加して、当該排水原液の25℃におけるpH(JIS Z−8802:1984「pH測定方法」)を5〜8とすることで凝結粒子を生成させる工程、(C)ポリアミジン系高分子凝集剤を添加して大きなフロックを形成させる工程、適宜、上記(B)工程の前に、(A)水中でイオン解離しにくい非粘着性の合融阻止剤を添加する工程、および/または、上記(C)工程の後に、(D)凝集固形物と液に分離する工程を設けることにより、フロアーポリッシュ剥離汚水の処理において、凝結粒子を適度な大きさの非粘着性のフロックとすることができ、凝集固形物と液に分離する工程を短時間で効率よくおこなうことができるという利点を有する。
また、本発明のフロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法においては、フロアーポリッシュ洗浄汚水に対し、少なくとも(C’)ポリアミジン系高分子凝集剤を添加して大きなフロックを形成させる工程、さらに、適宜、(C’)工程の後に、(D’)凝集固形物と液に分離する工程を、また、上記(C’)工程の前に、(B’)酸性物質を添加して、当該排水原液の25℃におけるpH(JIS Z−8802:1984「pH測定方法」)を5〜8とすることで凝結粒子を生成させる工程を、そしてまた、上記(B’)工程の前に、(A’)水中でイオン解離しにくい非粘着性の合融阻止剤を添加する工程を設けることにより、フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理において、凝結粒子を適度な大きさの非粘着性のフロックとすることができ、凝集固形物と液に分離する工程を短時間で効率よくおこなうことができるという利点を有する。
以下、本発明の発明を実施するための最良の形態を詳しく説明する。
まず始めに、フロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法について説明する。
上述の剥離に用いられる剥離剤の主成分は、樹脂皮膜内の金属架橋結合を壊すアルカリ剤(例えば、アミン類、アンモニア、苛性ソーダ等)、樹脂皮膜を膨潤させる有機溶剤(例えば、アルコール系溶剤、グリコール系溶剤等)であり、副成分として、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、湿潤剤等が含有されている。剥離剤原液のpH(JIS Z−8802:1984「pH測定方法」、以下同じ。)は、約11〜14であり、使用時には水で5〜30倍に希釈されて用いられる。
上記床用剥離剤としては、特に制限はないが、例えば、水酸化アルカリ金属塩等のアルカリ剤および、エタノールアミン等のアミン化合物やジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコール系溶剤、ベンジルアルコール等の芳香族系アルコール等から選ばれる溶剤を主剤とする、商品名:ゲットオフ(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:パワーゴー(ジョンソンディバーシー社製)ニュー・スーパーオールゴー(ジョンソンディバーシー社製)、スーパーオールゴーHG低臭(ジョンソンディバーシー社製)、パワーゴープレミアム(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ジェイリムーバー(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ジェイリムーバーS(ジョンソンディバーシー社製)等があげられる。
剥離の工程は、床面のゴミや汚れをダストモップ、ほうき、電気掃除機等を用いてある程度に除去した後、水で希釈した剥離剤水溶液をモップ等で床に塗布し、パッドを取り付けたポリッシャーや自動床洗浄機等で物理的な力を加えながら樹脂皮膜を完全剥離または表面剥離し、廃水をスクイージーやウエットバキュームを使って回収する作業である。剥離剤成分による化学的な力とポリッシャーや自動床洗浄機等による物理的な力により、樹脂皮膜を溶解・除去する。この剥離時にフロアーポリッシュ剥離汚水が発生する。回収された剥離汚水の成分は剥離剤やクリーナーの希釈液、樹脂皮膜、汚れ、砂塵等の混合物である。この剥離汚水は、pHが約9〜12のアルカリ性〜強アルカリ性であり、剥離汚水に含まれる樹脂皮膜、汚れおよび砂塵等の混合物よりなる不揮発分は1〜10%程度である。
そして、回収された上記フロアーポリッシュ剥離汚水は、本発明のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法である以下の工程を経て処理される。
本発明フロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法では、フロアーポリッシュ剥離汚水に対し、少なくとも、(B)酸性物質を添加して、当該剥離汚水原液の25℃におけるpHを5〜8とすることで凝結粒子を生成させる工程、(C)ポリアミジン系高分子凝集剤を添加して、凝結粒子から大きなフロックを形成させる工程を含むものである。
上記(B)成分である酸性物質の添加は、pHを5〜8とすることで凝結粒子を生成させることを目的とする工程である。酸性物質の添加により、剥離汚水中に溶解・分散している樹脂皮膜等の溶解・分散安定性を低下させて析出させることにある。また、剥離剤由来のアルカリ性を中和することにより、下水道法や水質汚濁防止法等に基づいた濾液の二次処理を容易なものとすることにある。したがって、後述する洗浄汚水のように、予めpHが5〜8の範囲にあるものについては、必ずしも酸性物質の添加を必要としない。
上記(B)工程で用いられる酸性物質としては、例えば、無機酸、有機酸等が挙げられ、更に詳しくは、無機酸としては、塩酸、硫酸、硫酸水素ナトリウム、スルファミン酸をあげることができる。また、有機酸としては、リンゴ酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、クエン酸などがあげられる。なかでも、塩酸、硫酸、スルファミン酸およびクエン酸が好ましく、特に環境配慮性や臭気の点で、硫酸、スルファミン酸およびクエン酸が好ましい。
上記酸性物質は、5〜25質量%の水溶液として用いることが好ましく、特に10〜20質量%の水溶液であることが好ましい。なぜなら、酸性物質が粉末では剥離汚水への溶解が遅くなることから、不均一な凝集を引き起こし易くなるためであり、また、5質量%未満といったように、酸性物質の水溶液の濃度が低すぎると、希薄な酸性物質の水溶液を多量に添加しなければならないため、処理作業時間が長くなるとともに、濾過された後に排出しなければならない濾液の量が多量に発生するといった問題を生じるものとなる。
上記酸性物質の添加方法としては、pH計などでpHを確認しながら、少しずつ滴下する方法が好ましい。なお、後述の洗浄汚水においては、汚水中に溶解・分散している樹脂皮膜等の濃度が低い場合には、酸性物質を粉末のまま添加することもできる。
攪拌をしながら中和が進んでくると、処理している剥離汚水に泡立ちを生じる傾向がある。このため、泡立ち防止のために消泡剤を添加て、凝結粒子やフロックの形成状況を確認しやすい状態とすることが好ましい。
また、本発明フロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法において、上記(C)工程で用いられるポリアミジン系高分子凝集剤は、大きなフロックを形成させる目的で添加される。つまり、(B)工程で形成された0.1〜2mm程度の大きさの凝結粒子は、(C)工程を経ることにより、3〜20mm程度の大きさのフロックを形成することになる。このとき、フロック内には、樹脂皮膜による凝集固形物ばかりでなく、汚れや砂塵も取り込まれて凝集される。
上記ポリアミジン系高分子凝集剤が効果を発揮するpH領域は、3〜8であり、好ましくは5〜7の範囲である。この範囲以外では所望の凝集効果を得ることが困難である。
なお、ポリアミジン系高分子凝集剤は、通常、粉末の形状であり、水溶解に時間が掛かるため、予め0.5〜1.5質量%の水溶液にして添加することが好ましい。
また、ポリアミジン系高分子凝集剤としては、特許第2624089号公報に記載された方法によって製造することができ、市販されているものとしては、商品名:「アロンフロックCV−300」(MTアクアポリマー社製)や、商品名:「ダイヤフロックKP7000」(ダイヤニトリクス社製)等を用いることができる。
そして、本発明フロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法において、上記(B)工程の前に、(A)水中でイオン解離しにくい非粘着性の合融阻止剤を添加する工程を設定することができる。
上記(A)水中でイオン解離しにくい非粘着性の合融阻止剤を添加する工程は、剥離汚水中に溶解・分散している樹脂皮膜等に対して凝結の核を提供するとともに、(B)工程で形成される凝結粒子に非粘着性をもたらす(付与する)ことを目的におこなわれる。
(A)工程で用いられる非粘着性の合融阻止剤は、水中でイオン解離しにくい物質であり、例えば、水不溶性の無機系物質があげられ、詳しくは、珪藻土、ベントナイト、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸化アルミ、ガラスの粉体、各種岩石の粉体、粘土、石膏(硫酸カルシウム)などである。なかでも、比較的品質が安定しており処理後の凝集固形物の含水率が低いという点において石膏が特に好ましい。
硫酸カルシウム2水塩の水への溶解度は、理化学辞典(第3版、岩波書店、1981年)によれば0.2g/100g程度と極めて低く、中性を示すので添加しても剥離汚水中に浮遊しているだけで殆ど反応は起こさない。また酸化アルミニウムの水への溶解度にあっては、理化学辞典(同版)によると1mg/L程度と極めて低い。
これら非粘着性の合融阻止剤は、単独或いは二種以上を組み合わせて、同時或いは連続的に二種以上を処理対象の剥離汚水中に投入してもよい。この添加量は、剥離汚水に対して1〜10質量%、好ましくは、2〜7質量%の範囲である。添加量が10質量%を超えて添加した場合には、剥離汚水中に溶解・分散している樹脂皮膜等に対する凝結の核を形成する作用や非粘着性の付与効果が飽和となり、濾液に濁りを生じるばかりでなく、処理費用が高くなり経済的に不利なものとなる。また、添加量が1質量%未満である場合には合融阻止効果の乏しいものとなる。
なお、フロアーポリッシュ組成物による樹脂皮膜の種類や床面のメンテナンス管理の履歴が明らかな場合で、且つ、当該フロアーポリッシュ組成物に用いられる水性樹脂分散体のガラス転移点が高かったり、剥離汚水中の不揮発分の濃度が低いことが明らかな場合には、合融阻止剤を添加する(A)工程を省略することもできる。
さらに、本発明フロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法においては、上記(C)工程の後に、(D)凝集固形物と液に分離する工程を設定することができる。
上記(D)凝集固形物と液に分離する工程は、ザルなどの上に、50〜300メッシュの濾布を敷いて自然濾過することができる。濾過布の材質としては、不織布、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、グラスファイバー、ステンレス等があげられ、目開きが均一で、強度があり、洗浄が容易で、再利用が可能なことから、ポリエチレンを好ましく用いることができる。
(C)工程で形成された大きなフロックは、非粘着性で且つ脱水性がよいので、濾布へへばりついたり、目詰まりすることがないため、15L(リットル)を約30〜60秒の濾過速度で濾過することができるため、作業効率の高いものとすることができる。濾布でフロックを包んで絞ることができるため、作業が容易であり、また、濾布の再利用もできることから経済的である。(C)工程で形成された大きなフロック内には、樹脂皮膜の凝集固形物ばかりでなく、汚れや砂塵も取り込んでいるために、濾布の目を通り抜けることがなく、透明な濾液が得られる。
上記本発明フロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法の(A)〜(C)の工程においては、均一な反応をすすめる上で、剥離汚水をかき混ぜながらおこなうことが好ましく、攪拌棒や攪拌機等を用いて攪拌することができる。また、任意に、塩析剤、ポリアミジン系高分子凝集剤以外の高分子凝集剤等の薬剤を用いたり、活性炭等による脱臭や溶剤類の吸着工程を追加することができる。
詳しくは、例えば、(A)工程で用いられる非粘着性の合融阻止剤とともに、凝集反応を促進する目的で塩析剤を併用することにより比較的均一な微小粒子を形成するができる。このような塩析剤としては塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウムなどがあげられる。また、ポリアミジン系高分子凝集剤以外の高分子凝集剤としては、ポリアクリル酸エステル系カチオン凝集剤、ポリアクリルアミド系アニオン凝集剤、ポリアミン系高分子凝集剤、ポリジアルキルジメチルアンモニウムクロライド系高分子凝集剤、ジシアンジアミド系高分子凝集剤、アミノ縮合系高分子凝集剤等を併用してもよく、これらとの併用によって、より脱水性の良好な凝集物が得られる場合がある。また、脱水性向上を目的に、中和剤兼凝集剤として、硫酸アルミニウムを併用することもできる。
また、(D)凝集固形物と液に分離する工程と同時、或いはその後に、活性炭による脱臭や溶剤類の吸着工程を行なうことにより、BOD(生物学的酸素要求量)値などが低下するため、一層、環境負荷の低減されたものすることができる。
次に、フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法について説明する。
上述の表面洗浄に用いられる床用クリーナーの主成分は、界面活性剤、金属イオン封鎖剤等であり、副成分として少量のアルカリ剤を含有するものであり、その原液のpHは、中性〜アルカリ性となっている。使用時には、水で20〜80倍程度に希釈されて用いられ、洗浄汚水のpHは約6〜9が一般的である。
上記床用クリーナーとしては、例えば、商品名:無リン・フォワード(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:フォワード・ノンリンス(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:ディープスクラバー(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:デイリークリーナー(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:バンノークリーナー(ジョンソンディバーシー社製)、商品名:サニタリークリーナー(ジョンソンディバーシー社製)等があげられる。
本発明フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法では、フロアーポリッシュ洗浄汚水に対し、少なくとも(C’)ポリアミジン系高分子凝集剤を添加して大きなフロックを形成させる工程が設定される。(C’)の工程は上述のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法(C)工程同様の目的、手順等によりおこなうことができる。
さらに、本発明フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法では、(C’)工程の後に、(D’)凝集固形物と液に分離する工程が設定され、上述のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法(D)工程と同様の目的、手順によりおこなうことができる。
また、本発明フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法では、上記(C’)工程の前に、(B’)酸性物質を添加して、当該排水原液の25℃におけるpHを5〜8とすることで凝結粒子を生成させる工程が設定されが、この工程は上述のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法(B)工程と同様の目的、手順等によりおこなうことができる。
そしてまた、本発明フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法では、上記(B’)工程の前に、(A’)水中でイオン解離しにくい非粘着性の合融阻止剤を添加する工程が設定され、上述のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法(A)工程と同様の目的、手順等によりおこなうことができる。
上記本発明フロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法においては、上述のフロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法と同様に、上記(A’)〜(C’)の工程においては、均一な反応をすすめる上で、洗浄汚水をかき混ぜながらおこなうことが好ましく、攪拌棒や攪拌機等を用いて攪拌することができる。また、任意に、塩析剤、ポリアミジン系高分子凝集剤以外の高分子凝集剤等の薬剤を用いたり、活性炭等による脱臭や溶剤類の吸着工程を追加することができる。
以上述べたように、本発明によれば、洗浄/剥離汚水中に浮遊又は溶解している粘着性成分を固体粒状化して凝集分離操作を行うに際し、濾過機材への粘着、目詰まり等のトラブルが大幅に回避され、凝集固形物と液に分離する作業(固液分離作業)を著しく簡便かつ経済的に行うことができるという利点がある。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を説明する。本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
後記の表1〜表4に示した実施例1〜11、比較例1〜6のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法または洗浄汚水の処理方法により、作業現場から採取した下記剥離汚水A〜E、洗浄汚水イまたはロ(各15L)を処理した。なお、表中数値は、処理に用いた各種薬剤の量(g)を示すものであり、いずれも凝集固形物と液に分離する工程をおこなった。
このときの処理後のpH、濾過効率、濾液の外観、濾過残渣のベタツキの試験項目について、以下の試験方法と評価基準により判定し、その結果を後記の表1〜表4に併せて示した。
〔剥離汚水〕
・剥離汚水A:樹脂皮膜「ステイタス」を剥離剤「ジェイリムーバーS」(12倍希釈)で剥離。不揮発分(以下、「NV」と略す)NV=5.9%、pH=9.9。
・剥離汚水B:樹脂皮膜「ステイタス」を剥離剤「ジェイリムーバーS」(8倍希釈)で剥離。NV=8.4%、pH=10.3。
・剥離汚水C:樹脂皮膜「グランプリ」を剥離剤「ジェイリムーバー」(15倍希釈)で剥離。NV=2.6%、pH=11.0。
・剥離汚水D:樹脂皮膜「軽技王」を剥離剤「パワーゴープレミアム」(5倍希釈)で剥離。NV=2.3%、pH=11.0。
・剥離汚水E:樹脂皮膜「グリーンプラスワックス」を剥離剤「オールゴーHG」(15倍希釈)で剥離。NV=3.6%、pH=9.4。
〔洗浄汚水〕
・洗浄汚水イ:樹脂皮膜「グリーンプラスワックス」を床用クリーナー「ディープスクラバー」(60倍希釈)で洗浄。NV=2.1%、pH=8.1。
・洗浄汚水ロ:樹脂皮膜「グリーンプラスワックス」を床用クリーナー「無リン・フォワード」(60倍希釈)で洗浄。NV=0.9%、pH=7.6。
また、表1〜4の実施例および比較例で用いられた凝集剤は以下の通りである。
・1%CV−300水溶液:商品名「アロンフロックCV−300」(化学名:アクリルアミド・アクリロニトリル・N−ビニルアクリルアミジン塩酸塩・N−ビニルアクリルアミド・ビニルアミン塩酸塩・N−ビニルホルムアミド共重合物、MTアクアポリマー社製)をイオン交換水で1%に希釈した水溶液
・1%KP7000水溶液:商品名「ダイヤフロックKP7000」(化学名:アクリルアミド・アクリロニトリル・N−ビニルアクリルアミジン塩酸塩・N−ビニルアクリルアミド・ビニルアミン塩酸塩・N−ビニルホルムアミド共重合物、ダイヤニトリクス社製)をイオン交換水で1%に希釈した水溶液
・0.1%A−100水溶液:商品名「アコフロックA−100」(ポリアクリルアミド系アニオン凝集剤、MTアクアポリマー社製)をイオン交換水で0.1%に希釈した水溶液
・0.2%C−508水溶液:商品名「アロンフロックC−508」(ポリアクリル酸エステル系カチオン凝集剤、MTアクアポリマー社製)をイオン交換水で0.2%に希釈した水溶液
(1)処理後のpH
〔試験方法〕
凝集処理した後の剥離汚水または洗浄汚水の原液のpHを、JIS Z−8802:1984「pH測定方法」に基づき、25℃におけるpHを測定した。
(2)濾過効率
〔試験方法〕
凝集処理した後の剥離汚水または洗浄汚水15L(リットル)を、18L容量のペール缶の開口部に略半球状のステンレス製ザル(直径31cm)の上に、ポリエチレン製ネット(約65メッシュ、NBC社製)を取り付けて、濾過をおこなうときの濾過に要する時間(分)を測定し、下記評価基準に基づいて判定した。
〔評価基準〕
◎:1分未満
○:1分以上、3分未満
△:3分以上、10分未満
×:10分以上
であり、◎と○を実用性のあるものと判定した。
(3)濾液の外観
〔試験方法〕
上記(2)の濾過効率試験において、固液分離された濾液の外観を目視で観察し、以下の判定基準に基づいて判定した。
〔評価基準〕
◎:ほとんど透明である。
○:僅かな濁りが認められる。
△:明らかに濁りが認められる。
×:黒く著しい濁りが認められる。
◎と○を実用性のあるものと判定した。
(4)濾過残渣のベタツキ
〔試験方法〕
上記(2)の濾過効率試験において、固液分離によりポリネット上に残った濾過残渣を手で触って観察し、以下の判定基準に基づいて判定した。
〔評価基準〕
◎:ほとんどベタツキがない。
○:僅かなベタツキが認められる。
△:明らかにベタツキが認められ、濾布に一部付着する。
×:著しいベタツキがあり、濾布への付着が著しい。
◎と○を実用性のあるものと判定した。
Figure 2010012435
Figure 2010012435
Figure 2010012435
Figure 2010012435
また、実施例1の剥離汚水Aにおける処理前および処理後におけるpH、BOD(生化学的酸素要求量)、SS(懸濁物質)、n−ヘキサン抽出物質、亜鉛の5項目についての分析値を以下の表5に示す。
Figure 2010012435
そして、実施例9の洗浄汚水イにおける処理前および処理後におけるpH、BOD(生化学的酸要求量)、SS(懸濁物質)、n−ヘキサン抽出物質の4項目についての分析値を以下の表6に示す。
Figure 2010012435

上記実施例1〜11では、処理後のpH、濾過効率、濾液の外観および濾過残渣のベタツキの全ての試験項目において良好な結果が得られていることがわかる。このうち、実施例11においては、処理前の洗浄汚水のpHが7.6である場合であり、予め合融阻止剤と酸性物質を添加することなく、ポリアミジン系高分子凝集剤水溶液を添加するだけでも、凝集させることができ、また、短時間に濾過できていることがわかる。
一方、比較例1では、合融阻止剤を添加せずに、酸性物質を滴下したところ、ネバネバした塊を形成して、攪拌機の攪拌ペラに該塊が巻きつくとともに、濾過時においては、濾布の目詰まりを起こし、膨大な時間を必要とした。
そして、比較例2〜4においては、実施例1の処理方法におけるポリアミジン系高分子凝集剤を添加して大きなフロックを形成させる工程に替えて、凝集剤を添加しない場合(比較例2)、アニオン性凝集剤「アコフロックA−100」(MTアクアポリマー(株)製)を添加した場合(比較例3)、カチオン性凝集剤「アロンフロックC−508」(MTアクアポリマー(株)製)を添加した場合(比較例4)について試験をおこなった例であり、比較例2では濾過効率が低下するばかりでなく、濾液の外観は改善されておらず、濾過前とあまり変わらない濁ったものとなっている。また、比較例3および4では、濾過効率が著しく乏しくなるばかりでなく、濾液の外観も顕著な改善が認められない。
比較例5および6は、従来の高分子凝集剤を用いた場合であり、濾過効率は見かけ上、得られているものの、高分子凝集剤が充分に機能せず、所望のフロックが形成されていないために、汚濁成分が高分子凝集剤に取り込まれずに濾液は濁ったままのものとなった。
比較例7として、実施例1における(B)工程において過剰に酸性物質を添加しpHを3とする以外は、実施例1と同じ操作をしたところ、細かな凝結粒子が形成されて見かけ上の濾過効率は得られているものの、高分子凝集剤を添加してもこれが充分機能せず、フロックが形成されないために、その濾液は濁ったままのものとなった。
比較例8として、実施例1における(B)工程において酸性物質をわずかな量添加しpHを9とする以外は、実施例1と同じ操作をしたところ、形成される凝結粒子はごくわずかな量にとどまるとともに、ポリアミジン系高分子凝集剤を添加しても凝集せずに、フロックの形成もされない。つまり、比較例5〜8は実用性を満たさないものとなった。

Claims (12)

  1. フロアーポリッシュ剥離汚水に対し、少なくとも以下の(B)および(C)の工程を含むことを特徴とするフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法。
    (B)酸性物質を添加して、剥離汚水原液の25℃におけるpH(JIS Z−8802:1984「pH測定方法」)を5〜8とすることで凝結粒子を生成させる工程、
    (C)ポリアミジン系高分子凝集剤を添加して、凝結粒子から大きなフロックを形成させる工程。
  2. 上記(B)工程の前に、(A)水中でイオン解離しにくい非粘着性の合融阻止剤を添加する工程を含むことを特徴とする請求項1記載のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法。
  3. 上記(C)工程の後に、(D)凝集固形物と液に分離する工程を含むことを特徴とする請求項1記載のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法。
  4. 上記(C)工程の後に、(D)凝集固形物と液に分離する工程を含むことを特徴とする請求項2記載のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法。
  5. 上記(A)工程に用いられる合融阻止剤が酸化アルミニウム、硫酸カルシウムから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項2および/または4に記載のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法。
  6. 上記(B)工程に用いられる酸性物質が、硫酸、塩酸、スルファミン酸、クエン酸から選ばれる少なくとも一種である請求項1〜5のいずれか一項に記載のフロアーポリッシュ剥離汚水の処理方法。
  7. フロアーポリッシュ洗浄汚水に対し、少なくとも(C’)ポリアミジン系高分子凝集剤を添加して大きなフロックを形成させる工程を含むことを特徴とするフロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法。
  8. 上記(C’)工程の後に、(D’)凝集固形物と液に分離する工程を含むことを特徴とする請求項7記載のフロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法。
  9. 上記(C’)工程の前に、(B’)酸性物質を添加して、洗浄汚水原液の25℃におけるpH(JIS Z−8802:1984「pH測定方法」)を5〜8とすることで凝結粒子を生成させる工程を含むことを特徴とする請求項7および/または8記載のフロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法。
  10. 上記(B’)工程の前に、(A’)水中でイオン解離しにくい非粘着性の合融阻止剤を添加する工程を含むことを特徴とする請求項9記載のフロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法。
  11. 上記(A’)工程に用いられる合融阻止剤が、酸化アルミニウム、硫酸カルシウムから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項10記載のフロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法。
  12. 上記(B’)工程に用いられる酸性物質が、硫酸、塩酸、スルファミン酸、クエン酸から選ばれる少なくとも一種である請求項9〜11のいずれか一項に記載のフロアーポリッシュ洗浄汚水の処理方法。
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