JP3974160B1 - 床面反応型凝集剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビルメンテナンス作業等に際し、多量に産出するフロアーポリッシュ剥離廃液を凝集させる事で、床面上で回収可能な凝集体を産出するような床面反応型凝集剤を提供する。
【解決手段】従前の剥離剤を用いた剥離処理に後続する凝集処理で使用する凝集剤に関し、至適範囲内の組成配分比で火山性土砂を含む凝集剤組成物で構成する。凝集剤組成物は、硫酸バンドと石膏とアニオン系凝集剤を含む組成物のほかに、至適重量組成配分比の火山性土砂を含有する。火山性土砂としては、粒径0.3mm−2.5mmの白砂が好適である。白砂の至適重量組成配分比は、20重量%−32重量%である。この凝集剤の使用により、床面から直接的に回収可能なフロック状の非粘着性凝集体を床面上に産出する。
【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
この発明は、オフィスビル等の床に塗布されている水性ポリマータイプのもので代表されるフロアーポリッシュを更新塗布する際に、床面上のフロアーポリッシュに対し、剥離剤を用いた剥離洗浄処理を施す際に産出されるフロアーポリッシュ剥離廃液を凝集させることで、該剥離廃液を回収するために用いられる凝集剤に関連し、特に、床面上で回収可能な凝集体を産出するような床面反応型凝集剤に関するものである。
従来技術
百貨店やオフィスビル等の床の表面には、金属架橋型アクリル系樹脂をベースにして、合成ロウ類、アルカリ可溶性樹脂、可塑剤、成膜助剤等を配合して成る水生ポリマータイプのものを代表例とするフロアーポリッシュにより、フロアーポリッシュコーティング層が形成されている。
こうしたフロアーポリッシュコーティング層により、床表面の艶出しの美観や清潔感が維持されるばかりではなく、スリップ防止や汚れ・磨耗防止も図られている。フロアーポリッシュコーティング層の日常的な汚れ落としは、ポリシャー等により攪拌、混練しながら、表面洗剤を用いて行う表面洗浄で足りるが、経年的に、深く汚れ、傷ついたときには、同様にポリシャー等を用いて、剥離剤を添加して行う剥離洗浄処理が必要となる。
剥離洗浄処理により、フロアーポリッシュコーティング層の全部が剥離された後の床面に対し、フロアーポリッシュを再度塗布することで、フロアーポリッシュコーティング層の再生が図られる。
このとき、床面上に排出されたフロアーポリッシュ剥離廃液は、スクイジー、ウエットバキューム等により廃液として回収され、床面上の残りの該剥離廃液は、モップ等により水拭きされる。
剥離洗浄時の剥離剤としては、樹脂皮膜内の架橋結合を壊すためのアルカリ類(アミン類、アンモニア、苛性ソーダ等)、樹脂皮膜を膨潤させるための有機溶剤(アルコール系溶剤、グリコール系溶剤等)をベースとし、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、湿潤剤等を含有する強アルカリ性の原液を5倍以上に希釈したものが使用される。
その結果、剥離洗浄時に排出されるフロアーポリッシュ剥離廃液は、多くの場合、強アルカリ性を呈し、しかも、環境的に有害な種々の物質を含んでいるので、産業廃棄物に指定されている。
近年、剥離剤が高性能化する傾向にあり、少量の剥離剤液により効率的な剥離洗浄が可能にたってきた半面、排出されるフロアーポリッシュ剥離廃液に含有される水質汚濁防止法上の規制物質が高濃度なってきているので、該剥離廃液の処理が技術的に困難になっている。
一方で、多量のフロアーポリッシュ剥離廃液を産出するビルメンテナンス業界にあっては、同廃液の産出現場がビル等の内部であること等の事情により、廃液産出現場付近における廃液処理装置の据付、運用が困難であるので、勢い、廃液を廃液処理業者に引き渡すことで、高額の費用負担を余儀なくされていた。
こうした背景事情から、剥離洗浄作業が夜間に行われる等の作業事情も加担して、廃液の大半が下水道等に不法投棄されることが深刻に危惧されるところである。
従前のフロアーポリッシュ廃液処理装置は、廃液産出現場以外の適所に遠隔的に据え付けられた凝集槽内で凝集剤を用いるものが普通であり、特開2000−288554には、槽内のフロアーポリッシュ剥離廃液に凝集剤を投入した後、さらに中和処理剤を添加して、中和を進めることで、非粘着性のフロック状樹脂を析出させる技術が開示されており、また、特開2001−212598には、槽内のフロアーポリッシュ剥離廃液を酸性物質で中和しておいてから、凝集剤を投入してフロック状の凝集体を産出させる技術が開示されている。いずれも、廃液産出現場以外の適所に遠隔的に据え付けられた凝集槽を前提とする中で、凝集体のフロック化を指向するものであるが、ここでの凝集体のフロック化は、凝集体を残余の廃液から濾過分離した後に、凝集体を濾過体から離脱回収するのを容易にするための凝集体の性状改善である。従って、上記公報開示の技術は、産出現場付近における廃液処理装置の据付、運用の困難の克服を指向するものではない。
こうした廃液処理装置の据付、運用の困難の克服を指向する技術に関し、特開2003−88706には、台車上に昇降自在に載架された凝集槽を降下した低姿勢状態で廃液産出現場付近に搬送し、凝集処理後のフロック化された凝集体を高姿勢状態に上昇した凝集槽の中間層位置に接続された中間層排出管と、低層位置に接続された底層排出管のうち、最初に中間層排出管から、次いで、底層排出管から、順に低位の濾過槽に落下させて濾過性能を向上させることで、廃液産出現場付近でフロアーポリッシュ剥離廃液の無害化を図る技術が開示されている。しかしながら、この技術は、やはり、凝集層内の凝集処理を前提とするもので、大掛かりな移動式凝集槽とこれに付随する濾過槽を廃液産出現場付近に運び込まなければならないものである。
一方、百貨店やオフィスビル等の床の表面のフロアーポリッシュコーティング層を洗浄剤で洗浄し、洗浄現場で産出される汚水を気化発散させることで、汚水回収工程を解消する従来技術も存在する。この従来技術に関し、特開2005−319450には、溶解性パラメータ0.8−9.8のテルペン系炭化水素又は炭化水素系溶剤と溶解パラメータ10−15の1個以上のヒドロキシル基を有するアルコール又はエステル系溶剤を含有する洗浄組成物を床面上のフロアーポリッシュコーティング層に塗布してから、ポリシャー等により、機械的に擦ることで、剥離粉状物を床面からから回収する技術が開示されている。また、同等の課題解決のためにテルペン系炭化水素およびエタノールを含有する洗浄組成物を採用する技術も先行の特開2004−35651に開示されている。これらの技術は、洗浄組成物によるフロアーポリッシュコーティング層の溶解・固化・剥離処理の一体化された洗浄処理工程に剥離体の回収工程が続くもので、凝集剤による凝集処理工程を必要としないことを特徴としている。こうした技術のうち、旭化成ケミカルズ株式会社他による「ドライワックスオフ」と称される実用化技術が、例えば「月刊ビルメンテナンス」2005年4月号((社)全国ビルメンテナンス協会発行)に開示されている。
これらとは、全く視点を異にする技術的アプローチとして、株式会社ブリジストンによる「ミラクルジェム」と称される特殊樹脂研掃材をフロアーポリッシュコーティング層に対し、圧縮空気で噴射することで、同コーティング層を粉末状に剥離するピーリング技術が知られている。この技術についても「月刊ビルメンテナンス」2005年4月号((社)全国ビルメンテナンス協会発行)に開示されている。
特開2000−288554 特開2001−212598 特開2003−88706 特開2005−319450 特開2004−35651 特開2005−319450 特開平5−140596 特開2001−311093 特開平10−118617
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記従来技術のうち、廃液産出現場以外の適所に遠隔的に据え付けられた凝集槽内で凝集剤を用いるものにあっては、廃液産出現場付近における廃液処理装置の据付、運用の困難を緩和することがなく、廃液の処理費用の負担軽減にもならないので、廃液の不法処理の抑制、根絶に繋がらないという問題点があった。
また、移動式凝集槽とこれに付随する濾過槽を廃液産出現場付近に運び込む技術にあっては、現在のフロアーポリッシュ剥離廃液産出現場では馴染みのない固有の運転技術を必要とする大掛かりな装置の取り扱いの面で、作業技量の点でも、作業量の点でも、同現場での作業負担が過大になるという問題点があった。
更に、フロアーポリッシュコーティング層の溶解・固化・剥離処理の一体化された洗浄処理工程により、凝集剤による凝集工程を省く技術にあっては、洗浄組成物中の溶剤成分が揮発性であるので、作業場所、特に閉じられた空間での引火の危険性が非常に高く、加えて、溶剤が異臭を放つので、作業員が同異臭に晒されるなどの点で労働安全衛生上の環境が劣悪であるという問題点ばかりか、溶解・固化・剥離処理工程において、同コーティング層の固化完了以前の膨潤状態にある至適の期間内に後続のポリシャー等による機械的回収工程を行うことが必要的であることから、洗浄組成物の強度の揮発性に起因して、ここでの至適の期間が、洗浄組成物の同コーティング層への塗布後3分程度の短期間になってしまうので、1回の洗浄作業面積が数平方メートル単位のものになり、作業効率が劣悪であるという問題点もあった。
発明が解決しようとする課題
この発明の課題は、上記従来技術におけるフロアーポリッシュ剥離廃液の不法処理の抑制、根絶の不徹底の問題点、作業現場での作業技量や作業量の負担増の問題点ないし労働安全衛生上の劣悪な環境や劣悪な効率の問題点に鑑み、従前の剥離剤を用いたフロアーポリッシュコーティング層の剥離処理を踏襲した上で、同剥離処理に続く凝集処理に用いられる凝集剤を、至適範囲内の組成配分比で火山性土砂の含まれる凝集剤組成物とすることによって、床面から直接的に回収可能な凝集体を産出することのできる優れた床面反応型凝集剤を提供することである。
故に、請求項1記載の発明の構成は、床に塗布されているフロアーポリッシュに対し、剥離剤を作用させて得られるアルカリ性のフロアーポリッシュ剥離廃液から上記フロアーポリッシュおよび上記剥離剤液を凝集体として回収する際に、硫酸バンドと石膏と高分子組成物を含む凝集剤組成物に対し、至適範囲の組成配分比で、火山性土砂を含ませることで、上記床の床面から直接的に回収可能な凝集体形状と含水率とを有する凝集体を出産するように働くものである。
かくて、上記アルカリ性のフロアーポリッシュ剥離廃液自体及びそれを産出する剥離処理工程に関しては、前掲の従来技術を踏襲し、後続の凝集処理工程で産出される凝集体の性状改善により、床面反応の凝集体を非粘性のフロックとして床面から回収できる点を特徴とする床面反応型凝集剤を提供する。上記特徴の故、凝集処理のための凝集槽とそれに後続する固液分離処理のための濾過装置を遠隔的に備えていない剥離処理作業現場に適用できるものである。
請求項2記載の発明の構成は、上記請求項1記載の発明の構成要素の組成物である火山性土砂として0.2mm以下の粒径を有する白砂が好適に選定されているものである。
凝集剤組成物中に至適範囲の重量組成配分比で上記白砂を含有させることにより、フロアーポリッシュ剥離廃液の凝集剤への吸着作用と凝集体の固形化作用を大幅に増強できる。これより、回収性の優れた性状の凝集体を床面上に形成することができる。その上、白砂は針状で硬く、微細空隙を有する脆いガラスであるため、凝集攪拌時の機械的研磨作用により、床面からのワックスの剥離性を増強することができる。
ここに白砂とは、主として、火山噴出物の軽石粒子であり、辞書によれば、「主に南九州に分布する白色、粗しょうな火山噴出物(軽石流堆積物の非溶結部・降下軽石など)およびそれに由来する二次堆積物の総称である。量的には、姶良(あらい)入戸軽石流およびそれに由来する二次堆積物が最も多い。鹿児島湾周辺で広大な台地を作る。」と記述されている。白砂の成分は、約70%が非晶質火山ガラスで、マグマ中の揮発成分が急激に放出して多孔質の軽石状を呈したものであり、SiO2(65−73%)、Al2O3(12−16%)、CaO2(2−4%)、K2O(2−4%)、Na2O3(3−4%)、Fe(1−3%)、MgO(0.4−1%)、MnO(0.05−0.3%)、P2O3(0.05−0.3%)
を含有している。
白砂は、粒子形状は針状の粒体で、粒子径は、数十ミクロンから人頭大まで広範囲に分布しているが、複雑な非晶質構造の物質の集合であり、微細な空隙を有している。各粒体は、非常に薄い表面膜を有し、それによる選択的吸着性が高いので、様々な化合物を吸着する。粒体が微細であれば、正電荷を持ち硫酸イオンや炭酸イオンをよく吸着する。このため、その火山土砂が風化変質したゼオライトはガス吸着剤や分離剤、脱臭剤、土壌改良剤など多分野で応用されている。又、こうした白砂の粒体がアルカリ中に置かれると、カルシウムイオンとのポゾラン反応により、水を媒体として、カルシウムシリケート系結晶鉱物が生成され、固化が進行する。このポゾラン反応を応用した土壌固化剤、セメント固化剤などが実用化されている。例えば、特開平10−118617には、珪砂やセメントに対し、この火山性土砂及び微量な特殊キラを添加することで、ポゾラン反応を急速に進行させて、白砂(シラス)の針状結晶体のかみ合い効果による強靭な骨格構造を形成させることにより、汚泥体や軟弱地盤を短期間に強固に固定化できる技術が開示されている。又、石膏中からのカルシウムイオンが外来の有機物に沈着することで接着機能を発揮し、白砂(シラス)自体を固結化する作用も知られている。
本発明は、主として、上記請求項1記載の発明の構成要素の組成物である石膏に含まれるカルシュウム成分に対する上記ポゾラン反応と上記カルシウムイオンの接着効果を利用することで、剥離廃液を含んだ凝集体を急速に固化し、回収性良好な性状の凝集体を生成するものであるが、なかんずく、請求項2記載の発明の構成では、上記ポゾラン反応と上記カルシウムイオンの接着効果の双方を十分に確保するのに、白砂の粒径を0.2mm以下の至適範囲の微細なものに選定している。
請求項3記載の発明の構成は、上記請求項2記載の発明の構成要素の組成物である白砂の重量組成配分比が20重量%−32重量%の至適範囲に選定されているものである。ここでの至適範囲の白砂の重量組成配分比により、床面からの直接的回収に対し、格段に好適な性状である凝集体形状と含水率とを有する凝集体を産出するような凝集剤として働く。こうした凝集体は、非粘着性のフロックであるので、上記床面からの直接的回収は、真空掃除機等により好適に行われる。
白砂が剥離廃液に対する上記ポゾラン反応と上記カルシウムイオンの接着効果を有効に確保するのには、白砂の重量組成配分比に関し、20重量%を下限とする至適範囲内に選定すべきことが実証的に確認されている。半面、白砂の重量組成配分比の増加につれて、凝集体の含水率が上昇することで、凝集体の性状が、粘性を帯びてきて回収に不利なものに変化してゆくことから、白砂の重量組成配分比に関し、32重量%を上限とする至適範囲内に選定すべきことが実証的に確認されている。
加えて、上記至適範囲内の白砂の重量組成配分比にあっても、床面からのフロアーポリッシュコーティング層の機械的な剥離処理が確実かつ安定的に行われていることも実証的に確認されている。このことは、上記の至適範囲内の白砂の重量組成配分比では、凝集体の回収性良好な性状の実現ばかりではなく、針状で微細空隙を有していて、脆い白砂(シラス)を攪拌することによる効果的な機械的研磨作用の実現も、同時的に達成されることを意味する。
請求項4記載の発明の構成は、請求項1記載の発明の構成要素の組成物である石膏として、0.3mm−1.5mmの粒径を有する石膏が好適に選定されているものである。石膏は、硫酸カルシウム・二水和物(CaSO4・2H2O)であり、水との水和化反応により、固化する性質があり、その内部に凝集廃液を水和化物として固着し、粘着性の少ない凝集体を形成する機能を持っている。
さらに、石膏のカルシュウム成分と白砂とのポゾラン反応により、凝集体の急速固化が行われる。このため、自然放置するとセメントのように完全で強固な固化体が形成される。
その際に、石膏は、請求項1記載の発明の構成要素の組成物である酸性の硫酸バンドを含んで生成される凝集体を中性化するための中和剤としても働く。
石膏の粒径が0.3mm以下では、凝集体の含水率が高くなり、粘着性を帯びてくるので、凝集剤の性状が回収性の悪いものになる。
請求項5記載の発明の構成は、請求項1記載の発明の構成要素の組成物である硫酸バンドと石膏の重量組成配分比の好適条件として均等配分比に選定されているものである。
ここでの硫酸バンドは、汚水処理などの凝集剤として一般的に使用されており、水中のアルカリ成分と反応して水酸化アルミニウムを生じ、これが微粒子を吸着し、次第に大きな重いフロックに成長し、沈降する。ここでは、専ら、フロアーポリッシュ剥離廃液に対する凝集作用を奏するように働くと同時に、同廃液のアルリ性に対する中和作用を奏するようにも働く。
又、ここでの、石膏は、専ら、同廃液に対する吸水作用を奏するように働き、ひいては、凝集体としてのフロックの非粘着性を獲得するように働く。
石膏原材料としては、石膏ボードなどの漆喰壁の建築廃材などが、性能的にも、コスト的にも資源再生的にも、好適に採用できる。
請求項6記載の発明の構成は、請求項1記載の発明の構成要素である高分子組成物の重量組成配分比が好適条件の10重量%以下に選定されているものである。
ここでの高分子組成剤としては、剥離廃液が高アルカリであることからカルボン酸系及びスルホン酸系などの高アニオン系凝集剤が好適に採用可能であり、これらは、上記硫酸バンドと協働して凝結を伴う凝集作用を顕著に増強するように働く。高分子組成物は、凝集前の凝結を発生させるためには必要不可欠であり、硫酸バンドなどの無機系凝集剤との併用により、フロックの成長などを促し凝集性を向上させる。
しかし、元来粘着性を有するため、配合比が増大するに従い、凝集体の粘着性も大きくなり、回収性が悪化する。このため10重量%以下が選定されている。
請求項7記載の発明の構成は、請求項6記載の発明の構成要素である高分子組成物として、ポリアクリルアミド重合体から成る高アニオン系高分子凝集剤、例えば、MTアクアポリマー株式会社製のアロンブロック高アニオンタイプ・グレードA−104が好適に選定されているものである。
請求項8記載の発明の構成は、請求項1記載の発明の構成要素の組成物である硫酸バンドと石膏の重量組成配分比を実施例で採用された好適条件の均等に配分比とし、別の構成要素である高分子組成物の重量組成配分比を実施例で採用された好適条件と同一の条件である7重量%とし、さらに別の構成要素である火山性土砂の重量組成配分比を実施例で採用された至適条件と同一の条件である20重量%−32重量%の範囲に選定されているものである。
凝集体の回収性の性状の観点から、凝集体の性状として粒子サイズと形状が重要であり、非粘着性の性状も求められる。加えて、凝集体の含水率も性状として重要である。これらの性状を同時的に実現するのには、主要な組成物である硫酸バンドと石膏の重量組成配分比に好適な範囲が存在する。白砂の重量組成配分比が多過ぎれば、凝集体の粘着性が増し、粒子サイズも大きくなり、回収性が悪化する。白砂の重量組成配分比が少な過ぎても同様の結果をもたらす。こうした不適切な重量組成配分比に起因する凝集体の性状の悪化に対処するのには、凝集剤散布量を増大させる必要があるので、高コストとなってしまう。
発明の効果
請求項1−請求項8記載の発明によれば、床面のフロアーポリッシュ層に対し、従前の強アルカリ性の剥離剤による従前の剥離処理を踏襲しながら、後続の凝集処理では、上記床面上で、上記剥離処理で産出されたフロアーポリッシュ剥離廃液に対する凝集剤の凝集反応を生じさせることで、上記床面上において、凝集槽や濾過装置を介さずに直接的に回収可能な凝集体形状と含水率とを有する非粘性のフロック状の凝集体を産出できる床面反応型凝集剤を構成したことにより、廃液処理のコスト負担を激減させ、しかも、一部の従来技術のように、廃液産出現場付近における廃液処理装置の据付、運用が必要になることもないので、廃液の不法処理の抑制、根絶を確実に推進できるという優れた効果が奏される。
また、こうした構成により、従前の剥離処理を踏襲し、しかも、一部の従来技術のように、凝集槽や濾過装置を巡る固有の運転技術を必要とすることもないので、廃液産出現場での技量的ないし量的な作業負担を従前のままで済ませることができるという優れた効果も奏される。
さらに、こうした構成により、従前の剥離処理を踏襲し、剥離作業現場での取り扱いに馴染んだ従前の剥離剤を使用することがきるので、一部の従来技術のように引火、異臭などの労働安全衛生上の劣悪な環境の出現を確実に回避することができるという優れた効果も奏される。
また、従前の剥離剤により従前の剥離作用が確保されるので、一部の従来技術のように、洗浄組成物の強度の揮発性に起因して1回の処理作業面積の制約を受けることで、作業効率が劣悪になることもない。
そのうえ、請求項1−請求項7記載に発明によれば、至適範囲の重量組成配分比で火山性土砂を含有する凝集剤の構成としたことにより、ここでの火山性土砂が、凝集剤の凝集形態と含水率の観点から、至適範囲内で選定された重量組成配分比の火山性土砂の分量に応じて、上限分量内では、その分量が多ければ多い程、その分だけ凝集処理中のポリシャー等による上記火山土砂の床面上での攪拌時摩擦に起因する機械的研磨作用を床面上で促進させるので、剥離処理での剥離作用が機械的に加速増強されるという付随的効果も奏される。その結果、床面上のフロアーポリッシュ層の剥離が一層完全に行われ、剥離後の床面に再度塗布されるフロアーポリッシュの定着性(乗り)が改善される。
以下に本発明の実施形態(以下単に本発明という)を説明する。
ジョンソンプロフェッショナル株式会社製ワックス「オールゴーHC」を7回塗布した後、1週間放置した300mm角、厚み1.5mmの塩化ビニル系床材に対し、ジョンソンプロフェッショナル株式会社製フロアーポリッシュ剥離剤「耐久王」を水で5倍希釈した剥離溶液を18gr均一に塗布し、5分間経過後、金星株式会社製「ハンドスクラブパッド333−HSP」で3分間、該床材の表面を手で攪拌した。その後、上記床材表面に環境理化学株式会社製凝集剤「メタフロック」を18gr均一に散布し、金星株式会社製「ハンドスクラブパッド333−HSP」で3分間その表面を手で攪拌した。これによりワックス、剥離剤、凝集剤の混合した粉体状の凝集体試料を得た。
凝集剤の組成を変えたもの8種類につき、上記と同等の操作により、凝集体試料を得た。
剥離剤塗布量、凝集剤散布量、凝集体の重量及び該凝集体の含水率の測定により、凝集剤組成とフロアーポリッシュ剥離性の関係を推定し、凝集体写真撮影による粒子サイズと形状及び触診による粘着性に基づいて、床面からの凝集体の回収性を評価した。
又、凝集剤を散布し攪拌した後の上記床材の洗浄表面の光沢度を村上色彩技術研究所製「ポータブル光沢計GMX−202」を用いて測定した。これにより、床面の光沢度とフロアーポリッシュ剥離性との関連を調べた。
凝集剤散布量A(gr)、凝集体重量B(gr)、凝集体含水率C(%)とすると、フロアーポリッシュ剥離量の推定値D(gr)(表中では、「推定剥離量」と略記する)
は次のように表される。
D=(A−B)x(1−C/100)
又、フロアーポリッシュ剥離性としては剥離率E(%)=100xD/Aとして表すことができる。
8種類の凝集剤の重量組成配分比を表1に示す。ポリアクリルアミド重合体から成る高アニオン系高分子凝集剤(表中では、「高分子」と略記する)の重量組成配分比を7%に固定し、白砂の重量組成配分比に関し、0%から38%の範囲で8種類(8個の標本値)を設定し、残りの重量組成配分を硫酸バンドと石膏とで2分した。
凝集剤の重量組成配分比を表1に示す。
重量組成配分比(表中では、「配合比」と略記する)及び凝集体の評価結果を表2に示す。
凝集剤中の白砂の重量組成配分比は20−31%の範囲がフロアーポリッシュ剥離性と凝集体回収性の双方において有効であることが分かる。又、光沢度は、フロアーポリッシュ剥離性との相関関係が知られているので、これによりフロアーポリッシュ剥離性の評価を行うことが可能であると言える。
凝集剤中の白砂の重量組成配分比が増大するに従い、凝集体の含水率が低下する傾向が実証的に確認された。
一方、ワックス剥離性と回収性が白砂35%以上では共に急激に低下しているため、凝集体の含水率との関係は直線的な関係ではなく、最適値の含水率の存在が確認された。
4.フロアーポリッシュが塗布された5mx3mの面積の織布積層ビニル床シート(JIS記号NC)の床面の半分に、ジョンソンプロフェッショナル株式会社製ワックス剥離剤「耐久王」を水で5倍希釈した剥離溶液をT字型自在箒で1000cc均一に塗布し、7分間経過後、タケヤ刷子工業株式会社製回転ブラシ「タケヤポロフリートレグリッド繊維粒度#60、サイズ15インチ」を取り付けたリンレイ株式会社製ポリシャー「P−14」で、該床表面を均一に5分間攪拌した。その後、上記床表面に環境理化学株式会社製凝集剤「メタフロックC−33」1000ccをアメニテック株式会社製凝集剤散布機で均一に散布し、タケヤ刷子工業株式会社製回転ブラシ「タケヤポロフリートレグリッド繊維粒度#60、サイズ15インチ」を取り付けたリンレイ株式会社製ポリシャー「P−14」で、その床表面を均一に6分間攪拌した。これにより床表面には溶解フロアーポリッシュ、剥離剤、凝集剤の混合した粘着性のない粉体状の凝集体が形成されたので、該凝集体をT型自在箒で回収した。
同様の作業を上記床面の残り半分の面積でも行い、床面でのフロアーポリッシュ剥離作業の完了後、ケルヒャー株式会社製多目的床洗浄機「BR400」で20分間床表面の水洗浄を行った。
水洗浄後モップで表面水分を拭き取った。
乾燥後、床表面の光沢度を村上色彩技術研究所製「ポータブル光沢計GMX−202」を用いて測定した。この結果、床面光沢度は2.8以下であり、フロアーポリッシュ剥離が作業性も良く安全に行えたと判断された。
Figure 0003974160
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Claims (8)

  1. 床に塗布されているフロアーポリッシュに対し、剥離剤を作用させて得られるアルカリ性のフロアーポリッシュ剥離廃液から上記フロアーポリッシュおよび上記剥離剤を凝集体として回収する凝集剤であって、硫酸バンドと石膏と高分子組成物を含む凝集剤において、上記床の床面から直接的に回収可能な凝集体形状と含水率とを有する凝集体が産出されるような組成配分比で火山性土砂をさらに含んで成る床面反応型凝集剤。
  2. 上記火山性土砂が粒径0.2mm以下の白砂である請求項1記載の床面反応型凝集剤
  3. 上記白砂の重量組成配分比の至適範囲が20重量%−32重量%である請求項2記載の床面反応型凝集剤。
  4. 石膏が0.3mm−1.5mmの粒径を有する石膏である請求項1記載の床面反応型凝集剤。
  5. 上記硫酸バンドと石膏の重量組成配分比が均等である請求項1記載の床面反応型凝集剤。
  6. 上記高分子組成物の重量組成配分比が10重量%以下である請求項1記載の床面反応型凝集剤。
  7. 上記高分子組成物がアニオン系高分子凝集剤である請求項5記載の床面反応型凝集剤。
  8. 上記硫酸バンドと石膏の重量組成配分比が均等であり、上記高分子組成物の重量組成配分比が7重量%であり、上記火山性土砂の重量組成配分比の至適範囲が20重量%−32重量%である請求項1記載の床面反応型凝集剤。
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