JP2010007082A - フィルム及びそれから作られた接着テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】 曲面上への接着性が良好なフィルムとそれから作られる接着テープの提供。
【解決手段】 フィルムは、少なくとも1つのPVCポリマ−及び少なくとも1つの可塑剤を含んでなり、且つ更にPVCポリマ−100重量部当たり2−25重量部の、架橋されたまたはPVCと混和しないポリマ−形の付加的ポリマ−及び該付加的ポリマ−を除くPVCポリマ−100重量部当たり25−37重量部のポリマー可塑剤を含んでなる。結果として、それは高延伸性を、良好な手による引裂き性と兼ね備えており、有利な接着テープ、特に接着マスキングテープの製造を可能にする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、少なくとも1つのPVCポリマ−及び少なくとも1つの可塑剤を含んでなるフィルムに関する。更に本発明はそのようなフィルムを用いて作られる接着テープに関する。
上述の種類のフィルムは、接着剤をフィルムに塗布する支持体材料(backing material;以下、裏材ということもある)として、接着テープとして、好ましくは自己接着マスキングテープとして使用される。以下接着マスキングテープとして言及する、それから作られるステンシルを含む自己接着マスキングテープは、それらに課せられた特別な要求に合致させるために多くの重要な性質を有することが要求される。巻き戻し中または真っ直ぐな部分への塗布中に遭遇する力の範囲内における高弾性率(延伸の弾性率)と組合わさった曲面上の接着に際しての容易な延伸性、接着状態における収縮傾向の殆どまたは全然ないこと、及び厚さの薄いことは、曲面におけるはっきりした均一な塗装端を作り出し且つ曲面において均一な接着を可能にするために重要な要件である。接着マスキングテープを容易に且つ迅速に使用できるようにするためには、使用時において容易に手で引裂けるという加工業者側の要求が存在している。即ちハサミやナイフのような道具を使わないで、または大きな力をかけないで、接着マスキングテープが引裂けねばならない。
ここに「手による引裂き性」とは、両手による親指と人差し指の間での端からの引裂きばかりでなく、長さ方向での引裂きによる突然の引裂きも包含する。同業者の良く知っているように、フィルム又はそれから作られる接着テープの場合、容易な延伸性と容易な手による引裂き性を同時に満たすことは不可能である。これを分り易く云うと、フィルムは通常柔らかく且つ延伸性であるか、或いはもろく且つ手で引裂けるかのいずれかである。
この用途の場合、紙、ポリエステル、可塑化されていないかまたは可塑化されたPVC(ポリ塩化ビニル)、ポリエチレンまたはポリプロピレンの裏材からなる接着マスキングテープを使用することが今日まで通常であった。
紙或いはポリエステル、可塑化されてないPVC、ポリエチレンまたはポリプロピレンの配向裏材フィルムを使用する場合破断時の伸びに関し、延伸性が低すぎるか、或いはひどく形が変形している場合、特に例えば自動車のバンパーのような湾曲した基材へ適用する場合、掛ける力が大きすぎて要求を満たさない。軟質ポリオレフィン、例えばポリエチレンまたはプロピレンコポリマ−または可塑化されたPVCの未配向フィルムは、手による引裂き性を示さない。更に、それを曲面上での接合により延伸した後、ポリオレフィンは戻り収縮を示す。
弾性フィルム及び接着マスキングテープに対するポリオレフィン混合物の使用は、[特許文献1]から公知である。この場合には、比較的柔軟なポリマ−を比較的柔軟でないポリマーと組み合わせて混合物を作る。
可塑化されたPVCに基づく接着テープは、例えば[特許文献2]に記述されている。通常の可塑化されたPVC接着テープは、一般に架橋されていないPVCポリマ−100重量部当り37重量部以上の、フタレ−トに基づくモノマ−可塑剤部分を含む。これらの可塑化されたPVC接着テープの引っ張り強度及び破断時の伸びは通常高すぎ、その結果この接着マスキングテープの引裂きによる切断はハサミまたはナイフのような道具を用い
ずに行うのは困難である。しかしながら、加工業者の側の要望は、適用中容易に手で引裂けることである。
同様に、63以上、通常65−80のK値を有するPVCポリマ−と、PVCポリマ−100重量部当り全量で37重量部以上のモノマ−可塑剤及びポリマ−可塑剤の混合物とからなるウェッブ形のPVC裏材の接着マスキングテープは公知である。これらの接着マスキングテープは、同様に大きな力をかけてはじめて切断することができる。これらの特性は、1100kJ/m2 以上の引っ張り衝撃強度及び250%以上の破断時の伸びに反映されている。これらの数値は長さ方向に関するものであって、通常粗いカットエッジを有し、その結果より低い数値を示すことがあるロールに関してでなく、試験法に従って鋭い刃を用いてある寸法に切断される試料に関してである。
無機充填剤の添加は、手による引裂き性を殆ど改善しない。PVCポリマ−100重量部当り50重量部のチョークを用いてさえ改善は不十分であり、この混合物は加工が非常に困難となり、フィルムの柔軟性が劇的に悪くなる。
手による引裂き性を改善するために、接着テープロールにはその製造中に粗いカットエッジを付与する。これらのエッジは顕微鏡で観察した時引き裂きの伝播を促進する亀裂を形成していることが分かる。これは、先端の鈍い端または一定のぎざぎざを持つ回転刃を有するスクィ−ズ(squeeze)カッタ−を用いる結果として、或いは先端の鈍い固定刃を有するスライシング(slicing)カッタ−により可能である。この方法の欠点は、乱れた(粗い)塗料端を与えること、工業的製造容量において結果の再現性が不満足であること、手による引裂き性に関する結果が限定的であること、そして接着マスキングテープを使用後に取り除く時に引裂きが起こることである。
(テープの巻き戻し及び塗布すべき製品へのテープの適用に対応する)低速度及び低振動度において接着マスキングテープは柔軟で、表面に順応性でなければならず、一方(手による引裂きに対応する)高速度または高振動数においてそれは硬く、もろいように作用しなければならない。
それゆえに接着テープに対する裏材として使用でき且つ非常に伸縮性があり、手による容易な引裂けるフィルムが必要である。この種のフィルムは、多くの用途においてロールなどから容易に剥離でき、容易に延伸できるフィルムが必要とされているから、マスキングテープとしての用途以外においても所望されている。
WO第00/05305号 英国特許第2171712号
それゆえに本発明の目的は、先ず容易な手による引裂き性及び良好な延伸性を有する、最初に言及した種類のフィルムを提供することである。本発明の特別な目的は、そのようなフィルムを用いて作られる、はっきりした塗装端を与えるのに適した接着テープを提供することである。
この目的は、PVCポリマ−100重量部当たり2−25重量部の、本質的に架橋しているか、またはPVCと混和しないポリマ−の形の付加的ポリマ−、及び該PVCポリマ−100重量部当たり25−37重量部のポリマー可塑剤を含んでなる、最初に言及した種類のフィルムで達成される。架橋したポリマ−がPVCからなる場合、上述した重量部
は架橋してないPVCポリマ−100重量部当りである。
この種の混合物は、良好な延伸性を有するフィルムを生成する。その程度及び性質においてこの延伸性は、好ましくは容易に変形して曲面へ接着し得る他、塗布中の低延伸が例えば接着マスキングテープの場合においても同様に達成されるというようなものである。
理論的にはフィルムはできるだけ脆い場合に手による引裂き性が良好であるが、これは材料の延伸性にとって有害である。延伸性を向上させるためには、可塑剤を裏材に混入するが、この可塑剤は次に手による引裂き性に悪い影響を及ぼす。
付加的ポリマ−の添加は、これがフィルムの延伸性に悪影響を及ぼすことなく手による引裂き性を向上させるという点で、上述したジレンマから逃れる驚くべき方法を提供する。
本発明の意味において、フィルムの特徴的性質は容易な手による引裂き性であり、これは適用中大きい力を使わないで且つハサミや刃のような道具を用いずにテープを引裂くことを可能にする。その結果、加工作業中、時間のかなりの節約となる。
それゆえに本発明は、本発明のフィルムを裏材として用いて且つ接着剤をフィルムに塗布して作られる接着テープも提供する。ここでこの接着剤は自己接着マスキングテープの場合には片面にだけに塗布される。
作業性の尺度として、破断時の伸び、極限の引っ張り応力強さ、及び衝撃強度を用いることが可能である。破断時の伸び及び極限の引っ張り応力強さは、試験ストリップの引っ張り試験における応力−歪みダイヤグラムの終点として決定され、元の長さに基づく%としてまたは元の幅に基づくN/cmで表現される(DIN EN ISO527−3)。
本発明のフィルムの容易な手による引裂き性を確保するために、破断時の伸びは150−300%、好ましくは180−250%の範囲にあるべきであり、機械方向の引っ張り強度は12−30N/cmの範囲にあるべきである。手による引裂き性は、特に引っ張り衝撃強度に反映される(DIN53453、ISO/R179)。従ってフィルムは、機械方向に関し縦方向において1000kJ/m2 未満、特に700kJ/m2 未満の値を有するべきである。
接着マスキングテープを皺なしに曲面に接着させるために且つ球面基材に面接着させるために、更に収縮力により剥がれる現象を防ぐために、フィルムの延伸中、30N/cmの力を超えるべきではない。12−30N/cmの範囲の破断時の伸びが有利であることが分かった。ポリオレフィン接着テープと対比して、本フィルム及びこれで作った接着テープの弱点は観察されない。伸張1%における縦方向の力(F1%値)に対して、巻き戻し中及び接着中の、特に自動化適用の場合のマスキングテープの延伸歪みを防ぐためには、最小3N/cm、特に5.5N/cm以上を目指すべきである。
新しく塗布した表面の乾燥または硬化は、用いる塗料の種類に依存して110−160℃の温度において45分までの熱処理を必要とする。特別な具体例では、本接着マスキングテープは160℃の熱負荷後でさえ塗料面から残りかすなく剥がすことができる。
大きい引っ張り強度が必要な特別の用途、例えば塗装中の窓枠のマスキングに対しては、本接着マスキングテープは例えば適用に先だって、ポリエステル裏材を含んでなる更なる接着テープと共に積層することができる。
好ましくは架橋されてないPVCポリマ−は、好ましくは乳化液、バルク、または懸濁液PVCからなる。手による引裂き性は、PVCポリマ−が高々63のK値を有する場合に助長される。このK値(DIN53726、ISO174)は、ポリマ−溶液の粘度を記述する。平均のK値は、標準のPVC(K値、例えば65−70)及び特別なグレード(50−58)を混合することによって得られる。
本発明の好適な具体例において、フィルムはPVCポリマ−100重量部当り2−10重量部の付加的ポリマ−を含む。ここに再び、上述した重量部は、架橋されたポリマ−がPVCからなる場合、架橋されてないPVCポリマーの100重量部当りである。
架橋されたポリマ−は好ましくはPVC、ポリアクリレ−ト、ベンゾグアナミン/メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリスチレン、またはシリコーンである。架橋されたポリマ−の例は、PVC[ビンノリット(VinnolitR )K221、ビンノリット・クンストストフ(Kunststoff)社]、ポリアクリレ−ト[ソ−ケン(Soken)MX−180TA、日本ソ−ケン]、ベンゾグアナミン/メラミン−ホルムアルデヒド樹脂[エポスタ−(Epostar)、日本電子]である。この種の材料は、例えばフィルムにおける艶消し剤またはアンチブロッキング剤として公知であり、例えば乳化または懸濁反応で、或いは架橋されたポリマ−の研磨のために製造されている。
PVCと混和しないポリマ−は、好ましくはエチレンの[例えばコアチレン(Coathylene)LD2477、ハ−バ−ツ・ポリマ−・パウダ−ズ(Herberts Polymer Powders)社]、プロピレンの(例えばコアチレンPB0580、ハ−バ−ツ・ポリマ−・パウダ−ズ社)、スチレンの[スチロフレックス(Styroflex)BX6105、BASF社]またはアミド12の[SP10、コゴ・プロダクツ(Kogo Products)]ホモポリマ−またはコポリマ−である。PVCと混和しないポリマ−は、粉末形で適切に使用される。このポリマ−は裏材中で第2のポリマ−相を形成するならば、PVC非混和性である。この第2相は、例えば電子顕微鏡、DSC(示差走査熱量計/示差熱分析計)または動的−機械的測定により明白である。外観的な視覚上明白な均一な混合性は、混和性の尺度として使用すべきではない。同様にポリマ−の非混和性または非混合性は、溶解パラメーター[ヒルデブランド(Hildebrand)パラメーター]における相違で明らかとなる。溶解パラメーター及びその記述は、中でも「ポリマ−・ハンドブック」、第4版、ウィリ−・アンド・サンズ(Wiley & Sons)社、に見出だすことができる。
架橋された及びPVC非混和性のポリマ−は、フィルムの引裂き性を改善する。この効果は多分PVC中のミクロ構造または均一構造の形成の結果であり、このためより高振動(高速度)におけるフィルムの脆さを助長する。
接着マスキングテープを剥がした後新しく塗布した表面上にかすが残るのを避けるために、また可塑剤が接着中へ移行するのを避けるためには、ポリマ−可塑剤を使用する。ポリマ−可塑剤は、好ましくはアジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、またはフタル酸に基づく及び/またはポリアジペ−トエステルに基づくポリエステルからなる。可塑剤の記述は、例えば「クンストストッフ−ハンドブ−フ−ポリビニルクロリド(Kunststoff−Handbuch−Polyvinylchlorid)2/1」、第2版、ハンザ−(Hanser)出版,6.7節に示されている。ポリアジペ−トエステルに基づく可塑剤、例えばパラモ−ル(PalamollR )652(BASF)またはウラプラスト(Uraplast)RA19(DSM)は特に適当であることが分かった。
フィルムの性質、特に応力−歪み挙動を最適化するためには、PVCポリマ−100重
量部当り25−37、より好ましくは30−33重量部の、1つまたはそれ以上のポリマ−可塑剤を使用することが好適である。同様にモノマ−可塑剤、例えば好ましくはフタル酸エステルまたはトリメリット酸エステルを使用する場合、その容易な移行性は付着物及び残りかすを形成する傾向のあることを示し、従ってその画分はPVCポリマ−100重量部当り、好ましくは4重量部未満、より好ましくは1重量部未満であるべきである。ポリマ−可塑剤25重量部以下において、フィルムは延伸性に欠け、脆くなり、一方ポリマ−可塑剤37重量部以上において、フィルムは手による引裂きが困難になり、低すぎるF1%値を有する。
本発明の1つの好適な具体例において、フィルムは少なくとも1つの添加剤を含む。この添加剤は、例えば安定剤、充填剤、PVC混和性ポリマ−、顔料、耐衝撃性付与剤、滑剤、及び/または加工助剤であることができる。
安定剤の添加は、製造、加工及び使用中におけるPVCフィルムの熱的損傷を防ぐために有利である。安定剤の機能は、主にPVC裏材フィルムの製造及び加工操作中の脆化及び変色を防ぐことにある。この種の安定剤は、例えば「プラスチック添加剤ハンドブック」、第3版、ハンザ−出版、第3節、及び「クンストストッフ−ハンドブ−フ−ポリビニルクロリド2/1」、第2版、ハンザ−(Hanser)出版,6.3節に記述されている。安定剤は好ましくはバリウム/亜鉛、カルシウム/亜鉛または錫化合物に基づく。鉛またはカドミウムを含む安定剤の使用は、同様に可能であるけれど、毒性及び環境的立場から回避される。安定剤の量は好ましくは裏材100重量部当り2−5重量部である。エポキシ化天然油、例えばエポキシ化大豆油の、共安定剤としての更なる1−4重量部の使用は、可能であるけれども、同様にモノマ−可塑剤に対して記述したように、その移行傾向のために不利となりがちである。
更なる通常のPVCフィルム添加剤、例えば充填剤、PVC混和性ポリマ−、顔料、耐衝撃性付与剤、滑剤、及び/または加工助剤[例えばパラロイド(ParaloidR )K120ND、ロ−ム・アンド・ハ−ス(Rohm & Haas)]もフィルムの製造に使用しうる。好適な充填剤は炭酸カルシウム(チョーク、大理石)、カオリン及び/またはシリカである。この機能は加工性、フィルムの機械性、または価格に対してであり、それらは手による引裂き性の確立に殆どまたは全然重要でない。フィルムの性質を最適化するためには、PVC混和性ポリマ−、例えば好ましくは塩素化PVC、ニトリル−ブタジエンゴム(ANを大画分で含むNBR)、ポリウレタン[例えば、ベイモッド(BaymodR )PU、バイエル(Bayer)]、およびエチレン−酢酸ビニルコポリマ−(適当ならば一酸化炭素とのタ−ポリマ−形の高VA含量のEVM)を使用することは更に可能である。通常の添加剤は、「クンストストッフ−ハンドブ−フ−ポリビニルクロリド2/1」、第2版、ハンザ−出版,第6節に記述されている。
接着マスキングテープの裏材フィルムは、カレンダ−で製造される。裏材フィルムのエンボス加工は、巻き戻し力を設定させるためだけに可能である。
裏材フィルムは、自己接着テープを製造するために自己接着組成物でコ−ティングされる。この接着剤は好ましくはポリイソプレン、ポリイソブチレンまたはポリアクリレ−ト接着剤を含んでなる。
接着剤は好ましくは架橋されている。架橋は接着マスキングテープの使用後の再剥離性を改善するのに役立ち、熱的に或いはUV光または電子線への照射により行うことができる。十分な接着ばかりでなく、巻き戻しおよび使用後の再剥離性の容易さを確保するために、スチール上での結合力は2.0−4.8N/cmの範囲内にあるべきである。
巻き戻し性を改善するために剥離ワニスを裏面に塗布することもできる。裏材と接着剤混合物との間には好ましくは接着剤混合物の裏材への付着を促進するプライマ−層が存在する。結果として160℃までにおける塗布後において、残りかすのない再剥離が達成される。接着テープ、特に接着マスキングテープに通常使用される接着剤の記述、および剥離コ−ティングおよびプライマ−の記述は、例えばD.サタス(Satas)、「感圧接着剤技術ハンドブック」、第3版に見出だすことができる。
試験法
フィルムの応力−歪み特性を、DIN EN ISO527−3/2/300に従い、300mm/分の速度下に、2種の試験試料について測定する(試験ストリップの幅15cmおよび長さ150cm、クランプ長さ100mm)。この測定は23±1℃及び相対湿度50±5%の試験条件で行う。
1%伸張における引っ張り力(F1%値)は、DIN EN ISO527−3/2/10に従い、10mm/分の速度において、23±1℃及び相対湿度50±5%の試験条件下に、幅15mmおよび長さ150mm(クランプ長さ100mm)の試験ストリップについて測定する。
温度安定性及び塗布後の残りかすを決定するために、幅15mmの接着マスキングテープを、試験合成樹脂塗料(黒色塗料、BASF)を塗布した金属パネルに接着し、150または160℃で1時間貯蔵する。続く25または60℃での熱調整後、接着マスキングテープをその温度で且つ180°の角度で塗料表面から剥離する。これに次いで、次の基準により塗料表面上の残りかすを肉眼で評価する:(++)は残りかすまたは印刷はがれ(ghosting)の全くないこと、(+)は僅かに印刷はがれのあること、(−)は印刷はがれまたは残りかすのあること、(−−)はひどい残りかすまたは接着剤の移行のあることを示す。
塗料の付着及び塗料端の品質は、接着マスキングテープでその場がマスキングされた金属パネルを塗布することによって試験される。塗布操作中、塗料はテープの表面から玉になって落ちてはならない。塗膜を乾かし、次いでテープを取り去った後、テープは裂けてはならず、それに付着した塗膜は曲げや皺寄せ時でさえ破片になってはならない。次いで塗料端の品質を評価する。
マスキングテープの収縮を検討するために、長さ20cmの試験ストリップを、試験基板(塗装した金属パネル)に接着し、その端において接着テープでしっかり固定し、ストリップの中央において切断し、そして130℃で30分間貯蔵する。現れる隙間を測定し、最初の長さの%を収縮の尺度として表示する。
フィルムの引っ張り衝撃強度は、DIN EN ISO8256に従い、23±1℃及び相対湿度50±5%の試験条件下に、幅15mmおよび長さ27mmの試料について決定する。縦の引っ張り衝撃強度の場合、試料を機械方向に平行に切断され、従って亀裂は機械方向を横切って伸びる。報告する数値は、それぞれの場合10回の測定の数学的平均値である。DIN EN ISO8256によれば、引っ張り衝撃強度は次の計算で与えられる。
E=Ec /(x*d)*1000
E 引っ張り衝撃強度
c 衝撃エネルギー
x 試料の幅
d 試料の厚さ
接着強度は、AFERA4001に従い、23±1℃及び相対湿度50±5%の試験条件下に、幅15mmの試験ストリップについて、180°の剥離角度で決定する。用いる試験基板はスチールである。
以下に、本発明を、実施例を参照して例示する。
実施例1
裏材を製造するために、第1にソルビン(SolvinR )258RF(ソルビン)100重量部、パラチノ−ル(PalatinolR )652(BASF)30重量部、パラチノ−ルN(BASF)1.5重量部、オムヤ(Omya)EHX1(オムヤ)20重量部、スチロフレックス6105(BASF)5重量部、ベロスタブ(BaerostabR )UBZ639[ベルロッヒャ−(Baerlocher)]4重量部、ベロスタブLSA(ベルロッヒャ−)2重量部及びポラロイドK120(ロ−ム・アンド・ハ−ス)1.5重量部から、高速混合器で乾燥ブレンドを調製した。次いでこの乾燥ブレンドを、押し出し機でプラスチック化し、カレンダ−を用いて幅2500mm及び厚さ0.08mmのフィルムに成形した。この裏材に、天然ゴム1重量部及びニトリルゴム1重量部のトルエン溶液からなる接着促進層を0.6g/m2 の塗布率でコ−ティングし、乾燥した。接着剤のコ−ティングは、コンマ・バ−(comma bar)を用いて25g/m2 の塗布率で接着促進層に直接塗布した。この接着剤は、固体含量30重量%の天然ゴム接着剤の石油スピリット中溶液からなった。この溶液は天然ゴム50重量部、酸化亜鉛10重量部、ロジン3重量部、アルキルフェノ−ル樹脂6重量部、テルペン−フェノ−ル樹脂17重量部、ポリ−β−ピネン樹脂12重量部及び鉱油2重量部からなっている。コ−ティングを乾燥トンネルで70℃下に乾燥した。
自己接着マスキングテープは、見える延伸なしに巻き戻すことができ、自動車部品をマスキングするために使用した時、困難な形状に対してでさえ塗布することができた。狭い曲面の周囲の均一な接着は、皺の寄ることなく、また端部の持ち上がりなく可能であった。手による引裂きは、引っ張り衝撃強度に対する増大した数値に反映されるある力の適用を必要とした。使用(塗装操作)後、接着マスキングテープは問題なく且つ接着基材からの引裂けなく剥離でき、非常にはっきりした、均一な塗装端を与えた。比較的高い塗料焼き付け温度を使用した時(>140℃)、塗料表面に僅かな付着物(印刷はがれ)がみられた。
実施例2
実施例1と同様に、対応して、但しソルビン264PC(ソルビン)80重量部、ソルビン250SB(ソルビン)20重量部、ビンノリットK221(ビンノリットからの架橋されたPVC艶消し剤)4重量部、パラチノ−ル652(BASF)31重量部、オムヤEHX1(オムヤ)20重量部、ベロスタブUBZ639(ベルロッヒャ−)4重量部及びポラロイドK120(ロ−ム・アンド・ハ−ス)1.5重量部から、乾燥ブレンドを高速混合器で調製することを含む方法で製造した裏材を、接着促進剤で及び接着剤でコ−ティングした。
自己接着マスキングテープは、皺なしに巻き戻すことができ、自動車部品をマスキングするために使用した時、困難な形状に対してでさえ欠陥なく塗布できた。10−150%の伸張における低引っ張り力プラトウ(plateau)の結果として、特に曲面への良好な調和及び曲面部分への接着性が確保された。このテープは、同一の程度まで機械的性質に悪影響を及ぼさずに、特に容易な手による引裂き性が特徴であった。使用(塗装操作)後、接着マスキングテープは残りかすなく、問題なく且つ接着基材からの引裂けなく剥離でき、非常にはっきりした、均一な塗装端を与えた。比較的高い、150−160℃の塗料焼き付け温度を使用した時でさえ、塗料表面には全然付着物(印刷はがれ)が見られなかった。
実施例3
実施例1と同様に、対応して、但しソルビン264PC(ソルビン)80重量部、ソルビン250SB(ソルビン)20重量部、ソ−ケンMX−180TA(ソ−ケン)3重量部、パラチノ−ル(PalatinolR )652(BASF)27重量部、オムヤEHX1(オムヤ)20重量部、ベロスタブUBZ639(ベルロッヒャ−)4重量部及びポラロイドK120(ロ−ム・アンド・ハ−ス)1.5重量部から、乾燥ブレンドを裏材製造のための高速混合器で調製することを含む方法で製造した裏材を、接着促進剤で及び接着剤でコ−ティングした。
自己接着マスキングテープは、特に曲面への良好な調和、及び曲面部分への接着性が特徴であった。手によりテープの端へ切目をいれるのが容易であり、これはいくらか低い引っ張り衝撃強度へ反映された。
実施例4
実施例1と同様に、対応して、但しソルビン264PC(ソルビン)80重量部、ソルビン250SB(ソルビン)20重量部、コアチレンPB0580(ハ−バ−ツ・ポリマ−・パウダ−社)3重量部、パラチノ−ル652(BASF)33重量部、オムヤEHX1(オムヤ)20重量部、ベロスタブ(BaerostabR )UBZ639(ベルロッヒャ−)4重量部及びポラロイドK120(ロ−ム・アンド・ハ−ス)1.5重量部から、裏材製造のための高速混合機において、乾燥ブレンド形を調製することを含む方法で製造した裏材を、接着促進剤で及び接着剤でコ−ティングした。
自己接着マスキングテープは、特別な延伸性と曲面への接合性を、低延伸における高強度と共に示した。手により接着マスキングテープへ切目をいれるのが非常に容易であった。これは引っ張り衝撃強度に対する非常に低い数値と破断時の伸びに反映された。
実施例の性質の比較
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
厚さ(mm) 0.08 0.95 0.08 0.09
引っ張り強度md* 28 18 22 24
(N/cm)
破断時の伸びmd* (%) 284 218 243 155
1%md* での力 4.7 5.9 6.1 5.8
(N/cm)
150℃での
温度安定性 + ++ ++ ++
結合強度、スチール 2.3 2.8 3.5 3.8
(N/cm)
手による引裂き性 + ++ ++ ++
引っ張り衝撃強度 948/ 356/ 426/ 163/
md/cd* 858 263 351 146
(kJ/m2
* md=機械方向、cd=交叉方向(即ち機械方向に交叉する方向)
対照実施例1
実施例1と同様に、ビンノリットH65D(ビンノリット)100重量部、パラモ−ル
AH(BASF)40重量部、オムヤEHX1(オムヤ)10重量部、ベロスタブUBZ639(ベルロッヒャ−)4重量部及びベロスタブLSA(ベルロッヒャ−)3重量部からなる裏材を調製し、接着促進剤で及び接着剤でコ−ティングした。
この接着マスキングテープは使用中かなり延伸し、結果として昇温においてかなり収縮する傾向が観察された。テープは力を高程度にかけた時に初めて手で引裂くことができた。更に使用(塗装操作)後、それは接着基材から残りかすなしに剥離することができなかった。接着剤の完全な移行が観察された。
対照実施例2
実施例1と同様にソルビン265PC(ソルビン)100重量部、パラチノ−ル652(BASF)38重量部、オムヤEHX1(オムヤ)20重量部、マ−ク(MarkR )17M[アククロス・ケム(Akcros Chem.)]4重量部、ベロスタブLSA(ベルロッヒャ−)2重量部及びポラロイドK120(ロ−ム・アンド・ハ−ス)1.5重量部からなる裏材を調製し、接着促進剤で及び接着剤でコ−ティングした。
この自己接着マスキングテープは使用中過度に延伸し、結果としてある温度において貯蔵した時戻り収縮と端での接着剤の残りかすが観察された。手による接着テープの引裂きは非常に高程度の力をかけた時に初めて可能であった。
対照実施例3
実施例1と同様にソルビン258RF(ソルビン)100重量部、パラチノ−ル652(BASF)30重量部、パラチノ−ルN(BASF)1.5重量部、オムヤEHX1(オムヤ)20重量部、ベロスタブUBZ639(ベルロッヒャ−)4重量部、ベロスタブLSA(ベルロッヒャー)2重量部及びポラロイドK120(ロ−ム・アンド・ハ−ス)1.5重量部からなる裏材を調製し、接着促進剤で及び接着剤でコ−ティングした。
この接着マスキングテープは使用に際し塗布するのに優秀であり、曲面に対して良好な接着性を示した。しかしながら、手による引裂きが増大した力の適用で初めて可能であるという点で取扱いが難しかった。これは引っ張り衝撃強度及び破断時の伸びに対する高い値で明らかであった。
対照実施例の性質の比較
対照実施例1 対照実施例2 対照実施例3
厚さ(mm) 0.1 0.08 0.09
引っ張り強度(N/cm) 36 34 27
破断時の伸び(%) 335 324 314
1%での力(N/cm) 1.3 1.9 4.3
150℃での
温度安定性 − + +
接着剤の移行
接着強度、スチール 1.1 2.8 2.9
(N/cm)
手による引裂き性 − − −
引っ張り衝撃強度 2265/ 20647/ 1426/
md/cd* 1930 1936 1395
(kJ/m2
* md=機械方向、cd=交叉方向(即ち機械方向に交叉する方向)
本発明及び対照の実施例で使用した原料
原料 製造業者 記述と使用
ソルビン265PC ソルビン 懸濁PVC、K値65
ソルビン264PC ソルビン 懸濁PVC、K値64
ソルビン250SB ソルビン 懸濁PVC、K値50
ソルビン258RF ソルビン 懸濁PVC、K値58
ビンノリットH65D ビンノリット 懸濁PVC、K値65
ビンノリットK221 ビンノリット 架橋PVC、艶消し剤
パラモ−ルAH BASF モノマ−フタレ−ト可塑剤
(DOP)
パラチノ−ルN BASF モノマ−フタレ−ト可塑剤
(DINP)
パラチノ−ル652 BASF ポリマ−可塑剤、ポリアジペ−ト
オムヤEHX1 オムヤ チョ−ク、充填剤
マ−ク17M アククウロス・ スズ化合物に基づくPVC可塑剤
ケム
ベロスタブUBZ639 ベルロッヒャ− Ba/Zn化合物に基づくPVC
可塑剤
ベロスタブLSA ベリロッヒャ− エポキシ化大豆油、共安定剤
パラロイドK120 ロ−ム・ ポリアクリレ−トに基づく加工助剤
アンド・ハ−ス
スチロフレックス6105 BASF ポリスチレン、PVC非混和性
ポリマ−
ソ−ケンMX−180TA ソ−ケン 架橋されたポリアクリレ−ト
コアチレンPB0580 ハ−バ−ツ・ ポリプロピレン、PVC非混和性
ポリマ−・ ポリマ−
パウダ−社
本発明の特徴及び態様は以下の通りである。
1、少なくとも1つのPVCポリマ−及び少なくとも1つの可塑剤を含んでなり、更にPVCポリマ−100重量部当たり2−25重量部の、本質的に架橋されているか、またはPVCと混和しないポリマ−の形の付加的ポリマ−、及び該付加的ポリマ−を除くPVCポリマ−100重量部当たり25−37重量部のポリマー可塑剤を含んでなる、フィルム。
2、PVCポリマ−100重量部当たり2−10重量部の付加的ポリマ−を含む、上記1のフィルム。
3、架橋されたポリマ−がPVC、ポリアクリレ−ト、ベンゾグアナミン/メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリスチレンまたはシリコ−ンである、上記1または2のフィルム。
4、PVCと混和しないポリマ−がエチレンの、プロピレンの、スチレンのまたはアミドのホモポリマ−またはコポリマ−である、上記1−3のいずれかのフィルム。
5、PVCポリマ−100重量部当たり30−33重量部のポリマー可塑剤を含んでなる、上記1−4のいずれかのフィルム。
6、ポリマ−可塑剤がアジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸またはフタル酸の基く及び/またはポリアジペ−トエステルに基づくポリエステルである、上記1−5のいずれか
のフィルム。
7、機械方向に縦方向の引っ張り衝撃強度を1000kJ/m2 未満に設定する、上記1−6のいずれかのフィルム。
8、機械方向に縦方向の引っ張り衝撃強度を700kJ/m2 未満に設定する、上記7のフィルム。
9、縦方向の破断時の伸びを150−300%の範囲に設定する、上記1−8のいずれかのフィルム。
10、縦方向の破断時の伸びを180−250%の範囲に設定する、上記9のフィルム。
11、1%伸張における縦方向の引っ張り力を少なくとも3.0N/cmのレベルに設定する、上記1−10のいずれかのフィルム。
12、1%伸張における縦方向の引っ張り力を少なくとも5.5N/cmのレベルに設定する、上記11のフィルム。
13、引っ張り強度を12−30N/cmに設定する、上記1−12のいずれかのフィルム。
14、PVCポリマ−が高々63のK値を有する、上記1のフィルム。
15、少なくとも1つの添加剤を含んでなる、上記1−14のいずれかのフィルム。
16、添加剤が安定剤、充填材、PVC混和性ポリマ−、顔料、耐衝撃性付与剤、滑剤及び/または加工助剤である、上記15のフィルム。
17、上記1〜16のいずれかのフィルムを裏材として使用し且つ該フィルムに接着剤を塗布して製造される接着テープ。
18、接着剤をフィルムの片面に塗布する、上記17の接着テープ。
19、接着剤が架橋され、2.0−4.8N/cmの範囲の接着強度に設定される、上記17または18の接着テープ。
20、プライマ−層がフィルムと接着剤の間に位置する、上記17−19のいずれかの接着テープ。

Claims (1)

  1. 少なくとも1つのPVCポリマ−及び少なくとも1つの可塑剤を含んでなる支持体フィルムを有し、支持体フィルムの片方の面に塗布された接着剤を有する、接着マスキングテープであって、
    PVCポリマ−100重量部当たり2−25重量部の、本質的に架橋されているポリマ−の形の付加的ポリマ−、及び該付加的ポリマ−を除くPVCポリマ−100重量部当たり25−37重量部の、ポリマー可塑剤を含んでなり、
    ここで、架橋されているポリマ−が、PVC、ポリアクリレ−ト、ベンゾグアナミン/メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリスチレンまたはシリコ−ンである、
    上記接着マスキングテープ。
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